鏡野町議会 > 2022-12-14 >
12月14日-03号

ツイート シェア
  1. 鏡野町議会 2022-12-14
    12月14日-03号


    取得元: 鏡野町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-04
    令和 4年12月会議           令和4年鏡野町議会12月会議会議録                                   第  3  日 目                                   令和4年12月14日                                   於   議   場1. 出席議員(14名)   1番  鈴 木 大 介              2番  岡 田 高 幸   3番  難 波 達 男              4番  山 本 秀 久   5番  藤 田 照 子              6番  花 房   尚   7番  飯 綱 洋 平              8番  牧 田 俊 一   9番  仲 西 祐 一             10番  片 田 八重美  11番  岸   泰 廣             13番  小 椋 晶 志  14番  長 石 幸 男             15番  原   章 倫2. 欠席議員(0名)3. 遅参・早退議員(0名)4. 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者の職氏名(19名)   町長      山 崎 親 男         副町長     藤 田 昭 彦   教育長     武 本 吉 正         総合政策室長  瀬 島 栄 史   総務課長    大 塚 英 明         まちづくり課長 柳 井 和 彦   くらし安全課長 松 本 博 巳         危機管理監   奥   克 彦   住民税務課長  産 賀 雄 史         総合福祉課長  安 道 智 秋   健康推進課長  石 原 靖 之         子育て支援課長 金 平 美和子   産業観光課長  小 椋 正 己         建設課長    岩 佐 誠 己   上下水道課長  廣 澤 秀 樹         学校教育課長  黒 瀬   豊   生涯学習課長  小 原 克 則         国保病院事務長 福 田 紀 彦   会計管理者   安 道 葉 子5. 職務のため出席した者の職氏名(2名)   議会事務局長  金 平 憲 明         同 書記    柳 井 ひとみ6. 会議録署名議員   5番  藤 田 照 子              6番  花 房   尚              令和4年12月会議議事日程                              (第3日)令和4年12月14日日程第1 一般質問              午前10時0分 開議 ○議長(原章倫君) 改めまして、皆さんおはようございます。 12月会議3日目でございます。一般質問でございます。どうかよろしくお願いをいたします。 ただいまの出席議員は14名であります。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。              ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(原章倫君) 日程第1、一般質問を行います。 質問の通告がありますので、順次発言を許します。 なお、この際、申し上げておきます。 会議規則及び議会運営基準の規定により、発言時間は30分以内、質問と答弁の合計時間は50分以内と決められておりますので、質問者及び答弁者はそれぞれ簡潔明瞭にまとめてお願いをいたします。また、議員におかれましては、通告された項目以外の質問はできませんので、併せて御留意願います。 それでは、一般質問に入ります。 まず、一問一答方式により7番飯綱洋平君。 ◆7番(飯綱洋平君) おはようございます。7番飯綱洋平でございます。 ただいま議長のお許しを得ましたので、通告書に従い一般質問を一問一答方式にてさせていただきます。よろしくお願いいたします。 早速ですが、大項目、第2次総合計画、かがみの創生総合戦略についてです。 中項目1、学校のメンタルヘルスケア、不登校対策について。 小項目1、鏡野町の小・中学校における児童・生徒の長期欠席や不登校数は、近年5か年はどのように推移していますか。長期欠席や不登校の主な原因は何でしょうか。また、対策と今後の課題点をお尋ねをいたします。 2、コロナ禍の影響により、精神的な不安を訴える子どもの数が増えていると言われております。様々な影響で子どもが不安を訴える、学校に行けない事例も全国的に増加をしています。子どもが心身ともに健康で過ごせるよう、メンタルヘルスケア、つまりは精神衛生の管理の対策が重要と考えます。当町の学校での取組を伺います。 3番、児童・生徒の心のケアをするため、精神保健福祉士、社会福祉士の資格を持つスクールソーシャルワーカーを4年前から町費で採用されております。これは大変珍しく先進的な事例と聞いております。スクールソーシャルワーカーの活動や仕事内容とその効果、採用によって変化してきたことについてお尋ねをいたします。 中項目2、町北部地域の振興、町の全体構想について。 1、令和5年3月末で富小学校と香北小学校が閉校となりますので、お尋ねをいたします。上齋原小学校に続き、これら2校も閉校することになり、町北部、西部の地域力の低下が懸念されます。奥津小学校は存続させたいという強い願いを地域の皆様は持っておられると思いますが、奥津小学校を将来長きにわたり存続させるにはどのような施策を考えられますか。これは教育のみならず、移住施策、雇用、産業創出にも関係をしてきますので、町長と教育長の方針をお伺いいたします。 2、閉校した後の校舎を積極的に活用する計画はありますか。 3、少子化による人口減少は全国的な課題です。当町でもこの傾向は続いていくと考えます。有識者の中には、戦略的に縮むことを唱える方もおられます。行政コストが負担を増していく中、複数の地域拠点に集住して集約化していく、いわゆるコンパクトシティー化という経営方針もあります。交通弱者の方や1人で生活される御年配の方々が住居から歩ける範囲内で友人と交流し、日々の買物もできる、あるいは医療機関等にも通える暮らしを実現する構想です。人口減少が進む中、町のグランドデザイン、全体構想や行政の効率化等の課題について、鏡野町の未来のあるべき姿をどのように考えておられるのでしょうか、お尋ねをいたします。 続いて、中項目3、芸術祭と観光振興について。 1、常日頃から町内の文化芸術支援、文化芸術醸成に力を入れておられると思います。ありがとうございます。その中で、近年は新しい取組として、OKUTSU芸術祭、県の事業、美作三湯芸術温度といった芸術祭が町内で開催をされております。これらの芸術祭の事業効果についてどのように分析をされておられますか。 2、県北12市町村エリアにおいて、2024年秋に県の事業、森の芸術祭晴れの国・岡山が開催をされます。依然詳しいことは発表されておりませんが、20人から30人ほどの国内、海外アーティストが集まり、鏡野町はじめ津山市、新見市、奈義町などに作品設置がされるなど、岡山県北部地域で大規模な国際的な芸術祭が予定をされております。鏡野町にも多くの国内外から観光客がお越しになると予想をされます。当町を知っていただくよい機会となりますので、万全の体制で迎えていただきたいと思いますが、どのような準備をされますか。方針をお尋ねいたします。 3、観光客を誘致するためには、準備段階の早期から協力することが成功を呼び込むことにつながると考えます。アーティストの作品設置場所や滞在先には当町施設をぜひ活用していただきたいですし、公立施設の利活用も含めて、当町はこの事業に協力、支援を積極的に行われますか、お尋ねをいたします。 4番、また、町外から多くの誘客が見込まれますが、当町のPRを行い、継続的に町の情報を知ってもらうことが重要です。イベント開催期間だけではなく、持続的に鏡野町の情報を知りたくなるホームページや再度訪れたくなる魅力ある内容、子育て家族に響く物語を今以上に発信をしていただきたいが、いかがでしょうか。 以上で登壇での質問を終えて、後は質問席にてさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(原章倫君) 答弁を求めます。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 改めまして、皆さんおはようございます。 天気予報ですと、今日は県北ではかなり雪が降るという予報でした。恩原のスキー場も2、3センチの雪が積雪をされているということであります。スキー場開き、多くの方が待ち望んでおられると思いますが、同時にコロナの第8波の影響もじわりじわりと出ております。公立病院の中でも出ているようであります。そして、保育園でもなかなか収束しないというふうなことで、皆さん方に大変御迷惑なり、そしてまた御協力をよろしくお願いをするところであります。 飯綱議員の質問にお答えをいたします。 大項目であります第2次総合計画、かがみの創生総合戦略についての御質問であります。 項目1の学校のメンタルヘルスケア、不登校対策につきましては、教育委員会に関する内容ですので、後ほど教育長より答弁をさせます。 次の中項目2の町北部地域の振興、町の全体構想について、小項目1であります。 令和5年度から富小学校と現在休校中であります上齋原小学校が奥津小学校に統合いたしまして、香北小学校が香々美小学校に統合されるということになっております。これにつきましては、人口減少に伴いまして閉校する学区の児童数が減少したことに起因するものであります。小学校再編の決定に当たりまして、移住、産業振興などの地域活性化施策を推進することとしております。町北西部の地域力を維持、向上させ、人口問題を解決することが奥津小学校の存続につながるものと考えております。 具体的には、観光資源が豊富な町北西部地域の魅力発信、町北部地域への観光拠点施設の整備、閉校する学校施設の有効利用、各国保診療所における医療体制の維持、公共交通網の充実、また移住・定住施策の推進等が挙げられます。 特に、移住・定住施策につきましては、重要な施策と考えております。高校生等通学助成の継続、長期お試し住宅の整備を含めた空き家の利活用の促進など、事業推進に努めてまいります。 次に、小項目2であります。 企業等が閉校後の校舎を有効活用できるよう文部科学省が行っておりますみんなの廃校プロジェクトへ登録をしております。有効活用の前提といたしまして、地域の方に校舎等の利活用についての希望をお聞きしております。みんなの廃校プロジェクトを含め、廃校後の利活用の方法を検討してまいります。 次に、小項目3であります。 町のグランドデザインを描く場合、産業と生活環境のバランスが重要と考えます。全国には、居住誘導区域を設けてコンパクトシティーを形成する自治体もありますが、福祉医療、防災、高齢者福祉、子育てそれぞれの施策等との連携、公共交通施策、あるいは公的不動産施策など多くの問題を解決しなければなりません。持続可能な自治体経営を行う上で有効な施策と捉えまして、選択肢の一つとすることができますが、効率性を追求するあまり町本来の魅力が損なわれ、人口流出につながるおそれも想定をされます。本町も少子・高齢化、過疎化が急速に進行しておりまして、加えまして町南部への人口の偏在化も進んでおります。国勢調査の結果では、平成22年から令和2年度まで1,518人、11.2%減少しております。人口減少幅が大きい町西部、北部におきましては、豊富な観光資源、あるいは地域の魅力を生かした産業、住み続けたいと思っていただけるような生活環境の維持向上に努めまして、引き続き移住・定住促進施策を進めてまいりたいと、このように考えております。 御質問のグランドデザインにつきましては、第2次総合計画基本構想に定めるゾーニングによる地域別整備方針が現在の構想であります。行財政の効率化は自治体運営にとりまして大きな課題であります。現段階では構想の変更は考えておりません。しかし、今後の財政状況から地域の状況に大きな変化が生じた場合には、全体構想を変更することが必要ではないかと考えております。 続きまして、中項目3であります。 芸術祭と観光振興についての質問にお答えをいたします。 小項目1についてでありますが、OKUTSU芸術祭美作三湯芸術温度、またそれに加えまして本年は奥津温泉街で映画の撮影なども行われ、まさに芸術の秋にふさわしい年となったところであります。 まず、OKUTSU芸術祭であります。令和6年度に鳥取県立美術館が倉吉市に整備されるということから、芸術によりまして国道179号沿線の価値を高めることを目的に令和元年度より実施をされております。 また、美作三湯芸術温度につきましては、県主催事業でありまして、平成28年度から3年に一度開催をされております。今年度が3回目の開催でありました。事業効果といたしましては、町民にとりましてふだんの生活の中で直接目にする機会の少ない芸術作品を身近に目の当たりにできることは、大きな効果であると考えております。それに加えまして、コロナ禍で町内の観光産業全体が大きな打撃を受けている中、展示された作品を見に来られた方や、こういった催しがあるのならば立ち寄ってみようと思われた方の存在ももちろん事業効果でありますし、この体験を基に芸術を志す方、あるいは地域に誇りを持てる方が増えることも大いに期待するところであります。 次に、小項目2であります。 令和4年10月31日に森の芸術祭晴れの国・岡山実行委員会の設立総会が津山市内で開催されました。実行委員会の会長であります岡山県知事とアートディレクターによる記者会見が行われました。皆様も御存じだと思います。この事業におきましては、県北部を中心とした地域におきましてアートを切り口にした観光振興に取り組むアートプロジェクト、地域資源を生かした現代アート作品の展示等によりまして、非日常の特別な体験を提供する芸術祭を開催をするとともに、芸術祭を核といたしまして、周遊型観光振興を通じまして本県を訪れる国内外の観光客の満足度の向上、あるいは滞在時間の延長を図りまして、観光消費の拡大、あるいは交流人口の増加、地域の誇りの醸成を目指すものであります。 町といたしましては準備委員会から参画をしておりまして、町内へのアート作品の展示も計画しているところであります。準備につきましては、今後実行委員会において具体的な協議を行いまして決定をしていくこととなりますが、鏡野町ではアート作品の展示を行うため、相応の予算措置、あるいは場所の選定等を行う必要がございます。また、観光誘致に向けまして専門委員会も実行委員会内に設置される予定であります。詳細な協議を行いまして、受入れ体制等につきましても関係機関と連携を取りながらスムーズな受入れが可能となるよう、万全な仕組みをつくりたいと、このように考えております。 次に、小項目3であります。 町といたしましては、国内外の多くのお客様を迎える非常によい機会と捉えております。作品の設置場所につきましては、既に候補地の選定は始まっておりまして、岡山県、あるいはアートディレクターと協議を行いまして、町の代表的な施設、魅力的な施設を選定していきたいと考えております。また、滞在、宿泊場所といたしまして町内施設の利用につきましても可能な限り利用していただけるよう働きかけを行ってまいりたいと、このように思っております。町としての協力、支援でありますが、私も実行委員会のメンバーの一員であります。最大限の協力、支援体制を取ってまいりたいと考えております。 最後になりましたが、小項目4であります。 議員御提案のとおりであります。今回のアートイベントが一過性のものとならないよう本事業を契機といたしまして、イベント終了後も全世代に向けた継続的な情報発信に努めてまいりたいと、このように思っております。 以上、町長答弁とさせていただきます。 ○議長(原章倫君) 答弁を求めます。 武本教育長。 ◎教育長(武本吉正君) 残りの飯綱議員の御質問にお答えをいたします。 中項目1、学校のメンタルヘルスケア、不登校対策について、小項目1、児童・生徒の不登校の原因や課題についてでございます。 当該年度間に連続または断続して30日以上欠席した長期欠席者と、何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因、背景により、児童・生徒が登校しない、あるいはしたくてもできない状況にある不登校者の過去5年間の年度末における人数としまして、長期欠席者は平成29年度、小学校6人、中学校9人、平成30年度、小学校9人、中学校16人、令和元年度、小学校8人、中学校18人、令和2年度、小学校10人、中学校15人、令和3年度、小学校8人、中学校17人となっています。 また、不登校者は、平成29年度、小学校5人、中学校5人、平成30年度、小学校3人、中学校11人、令和元年度、小学校2人、中学校13人、令和2年度、小学校2人、中学校9人、令和3年度、小学校4人、中学校5人となっております。 長期欠席者の人数は、不登校者、病気、経済的な理由、その他の理由の合計人数となります。主な原因については、集団生活へのなじみにくさや精神的に不安定な状況によるもの、学力不振等の自己肯定感の低さから不適応となるもの、学習障害や発達障害によるもの、家庭での生活環境によるものなどが絡み合っているものと考えます。さらに、近年は保護者が子どもの考えで学校に行きたくないと言えば行かせない保護者も見受けられます。 対策としましては、一旦欠席がちになってしまうと学校に行きづらい状況になってしまうため、欠席が続く場合、早い段階での初期対応が大切であり、学校が中心となり家庭連絡や訪問を行い、つながりを保つように努めています。スクールソーシャルワーカーによる家庭訪問や保護者への働きかけ、臨床心理士による保護者との面談などを継続的に行うことや、中学校では教室に入りづらい生徒の居場所としてオープンクラスを設置しており、町費で不登校解消支援員を配置して居場所づくりを支援しています。教室には入れないが保健室への登校ならできるといった児童については保健室で過ごさせる対応も行っています。一部の児童・生徒には、タブレット端末を家庭に渡し、オンラインでのやり取りをしたり、授業配信を行ってつながりを保っている取組もございます。また、不登校児童・生徒の心の居場所づくりとして、津山市教育相談センター鶴山塾を利用している児童・生徒もおり、通塾した際には出席の扱いとしております。 どの児童・生徒にも長期欠席に陥る危険性があり、未然防止のためにはふだんから学校に行きたい、学びたいという楽しい学校、学級づくりに努めていくことが重要であると考えます。長期欠席の兆候が見られた場合には、家庭連絡や訪問を行い、家庭と十分に連携を行い、早期に対応することが必要となります。学校、教育委員会、スクールソーシャルワーカースクールカウンセラー町子育て支援課との連携を図り、児童・生徒の状況を把握しながら、個々の子どもに応じた適切な支援を行っていくことが必要と考えます。 次に、小項目2と3は関連がございますので、まとめて答弁をさせていただきます。 コロナ禍では、学校生活において行事の縮減、またマスクの着用で先生や友達の表情が伝わりにくいなど、本町におきましても児童・生徒は生活に大きなストレスを感じています。メンタルヘルスケアにおきましては、保護者、教職員が中心となって対応していますが、養護教諭、スクールカウンセラースクールソーシャルワーカー、臨床心理士がそれぞれの専門的な立場から問題解決に向けた支援をしています。 町では、4年前からスクールソーシャルワーカーを町費で独自配置をしておりますが、県内ではほかに例がなく、町の教育施策の強みであると自負しております。本町でのスクールソーシャルワーカーの仕事は、町内の小・中学校を巡回訪問し、問題があると判断した児童・生徒については各学校へ報告し、情報を共有しながら、効果的な対応を検討しております。長期欠席や不登校の児童・生徒には、直接家庭を訪問して家庭状況の把握や問題解決に向けた働きかけを行っています。特別支援を要する児童・生徒の特別支援学級の入級には医師の診断が必要となるため、診察時に同席するなどの支援も行っています。また、各学校の校内研修や生徒指導担当者を集めた研修を行うなど、間接的な支援も行っています。 スクールソーシャルワーカーの採用により相談体制が充実したことにより、近年増加傾向にあった長期欠席や不登校の児童・生徒数が抑制されているものと感じています。学校と支援を行うスクールソーシャルワーカーをはじめとする専門職の協働による児童・生徒の支援が重要であると考えておるところでございます。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(原章倫君) 7番飯綱洋平君。 ◆7番(飯綱洋平君) 町長、教育長、丁寧で詳細な御答弁ありがとうございました。 では、再質問に入ります。 学校のメンタルヘルスケア、不登校対策についてからですが、小項目1への再質問です。 数値を挙げていただきましたけれども、増加傾向が抑制されてきているとはおっしゃっているんですが、確かにそうなんですけれども、長期欠席者が高止まりはしているかなというふうには印象を受けております。不登校や長期欠席となっている児童・生徒にとって、社会とのつながりを感じられるかどうかは重要なことだと思います。自宅以外の場所で家族以外の人とつながっていられる環境は社会との大事な接点になり、目には見えにくい子どもの不安や焦り、心の負担を和らげてくれるものと思います。学校以外の選択肢を増やすことも必要ではないでしょうか。第3の居場所となるような環境整備はできないでしょうか、お尋ねをいたします。 ○議長(原章倫君) 学校教育課長黒瀬君。 ◎学校教育課長(黒瀬豊君) 飯綱議員の再質問にお答えいたします。 教育長答弁で申し上げましたとおり、不登校児童・生徒の心の居場所づくりとして、津山市教育相談センター鶴山塾を利用させてもらっています。各学校での支援員の配置は手厚く、学校での居場所づくりに努めてまいりたいと思っております。 ○議長(原章倫君) 7番飯綱洋平君。 ◆7番(飯綱洋平君) 確かに手厚くはしていただいているということで、大変ありがたいんですが、町独自の第3の居場所、こういったものも設置していただけるようお願いをしたいと思います。 次に、小項目1への再々質問ですが、津山市が多様な学びの機会を提供する必要性から不登校特例校の設置を検討しているとの報道がございました。精神的にストレスを抱えている子どもの居場所の選択肢を増やせるよう、このような動きを見せている近隣自治体への働きかけを行っていただきたいのですが、いかがでしょうか。 ○議長(原章倫君) 学校教育課長黒瀬君。 ◎学校教育課長(黒瀬豊君) 飯綱議員の再々質問にお答えいたします。 先ほど答弁いたしましたとおり、鶴山塾を利用させてもらっており、現在6名の児童・生徒が利用しています。鏡野中学校には、教室に入れない子どもたちのために別室指導室、オープンクラスを設置しており、県内でも先駆けて居場所づくりに取り組んでおります。 繰り返しにもなりますが、今後も引き続き学校での居場所づくりに努めてまいりたいと思っております。 ○議長(原章倫君) 7番飯綱洋平君。 ◆7番(飯綱洋平君) オープンクラス等を設置していただいてるということで、繰り返しになりますが、学校の外にもそういった場所をつくっていただければと思います。よろしく願います。 小項目2への再質問になりますけれども、お子さんが長期欠席になると、その保護者の方にとってもやはり精神的につらく、追い込んでしまうということもあるように聞きます。このような保護者に対して何か支援の必要があると思いますが、対策はどのようにされておりますでしょうか。 ○議長(原章倫君) 学校教育課長黒瀬君。 ◎学校教育課長(黒瀬豊君) 飯綱議員の再質問にお答えします。 保護者の相談につきましては、学校教育課に設置しておりますスクールソーシャルワーカーが保護者とつながり、相談に乗ったり、悩みや思いを聞いたりしています。ケースによって関わり方が変わってきますが、学校と一緒に相談に乗る、ミニケース会議で対応したり、直接家庭訪問を行い、状況把握や保護者相談を行ったりもしています。場合によっては、医療機関や児童相談所にもつなげる働きなど、専門機関へのつなぎ役も行っております。また、子育て支援課の発達支援コーディネーターも面談を行い、保護者の相談に乗ったり、特性や発達に遅れが見られる場合には発達検査を行い、検査結果を基にした子どもへの関わり方を助言したりもしております。
    ○議長(原章倫君) 7番飯綱洋平君。 ◆7番(飯綱洋平君) 保護者に対してもスクールソーシャルワーカーの方が相談に乗られているということで、今後とも充実した手厚い支援をしていただきたいと思っております。 小項目2への再々質問ですが、そういった長期で欠席していて家庭にいるということで、最近では学校でのタブレット授業、タブレット端末の利活用が進んでいますけれども、こういったICTを活用した家庭での勉強をサポートする取組というのはあるんでしょうか。 ○議長(原章倫君) 学校教育課長黒瀬君。 ◎学校教育課長(黒瀬豊君) 飯綱議員の再々質問にお答えいたします。 タブレット端末の家庭への持ち帰りにつきましては、令和4年度6月から週1回の頻度で持ち帰りを行うよう学校に進めております。特に、時間にゆとりのある週末での実施を推進しています。タブレットには個人で学習できるAIドリル、eライブラリーを導入しております。令和3年度から令和6年度まで4年間契約しているeライブラリーは、当該学年やこれまでの学年、小・中学校5教科の学習を自分のペースで学習し、学習後は答えを合わせたり、つまずいた問題は解説で確かめることができる個別に最適化された学習です。また、担任からタブレットでの課題を出したり、学校の創意工夫に応じての取組も行っています。冬休みの長期休業中には、持ち帰りを行うよう予定しております。 ○議長(原章倫君) 7番飯綱洋平君。 ◆7番(飯綱洋平君) そのようなタブレットでの取組があるということで、すごく現代的だなと思うんですが、自分のペースで学習ができるということで、大変いい効果があると思っておるんですが、子どもが達成感を感じるっていうのは親や先生に、大人に褒められたときかなと思いますので、人の温かみのある支援も同時に行って継続していただきたいと思います。よろしくお願いします。 では、中項目2のほうに移らさせていただきます。 中項目2の小項目1への再質問ですけれども、町北部、西部地域の振興ですけれど、これは戦略的に思い切った挑戦をしないと10年後の奥津小学校の存続がかなり厳しくなるのではないかと感じております。危機感を感じているほかの自治体では、小学校に入ってほしい年齢のお子さんを持つ家庭を地域に呼び込むといった、そういったことも行っております。地域おこし協力隊としての移住や職業は保育士、放課後児童クラブで働いてくださる方を逆指名して募集するなど、地域に必要な人材、家族を求めていくという方法です。西粟倉村などは、戦略的に人口減少を食い止める方法を行っております。行政と地域が共に知恵を出し合って存続できる協議を今から重ねていってほしいと思いますけれども、これについて町の方針を伺いたいと思います。 ○議長(原章倫君) まちづくり課長柳井君。 ◎まちづくり課長(柳井和彦君) それでは、飯綱議員の再質問にお答えをさせていただきます。 今年度実施しております空き家実態調査によりまして、利活用可能な物件について所有者の意向調査を行います。より多くのニーズに対応できる物件を確保いたしまして、若年層や子育て世代などの移住促進につなげていきたいと、このように思っております。また、奥津地区の地域づくり協議会では、地域のまちづくりや課題解決に向けたアンケートを実施し、地域の活性化に取り組んでおられます。取り組む上で地域と行政との協力につきましても必要不可欠と考えておりますし、地域おこし協力隊の採用についてですけれども、保育士など地域の活性化に資する人材の採用なども関係課と協議をしながら慎重に進めてまいりたいと、このように感じております。よろしくお願いします。 ○議長(原章倫君) 7番飯綱洋平君。 ◆7番(飯綱洋平君) 地域おこし協力隊ですけれども、まだまだこちらは採用できるんじゃないかと思っておりますんで引き続きお願いをしたいと思いますし、移住・定住促進対策、これもかなり強い気持ちでやっていただいていると思いますが、先進地事例を参考にしながら、危機感を持って取り組んでいっていただきたいと思います。 小項目1の再々質問になりますけれども、奥津小学校を存続させるために複数の子育て家庭が地域内に定住する必要があります。そういった家族を対象にした優遇措置とか、UIJターンを積極的に促す取組、こういったものはできませんでしょうか。また、例えばネット環境さえあれば仕事ができるリモートワーカーが滞在できるような奥津温泉街のワーケーション施設の整備とか、個人事業主がすぐに開店できるような手頃な賃貸物件とか、近隣自治体の女性たちが気軽に温泉と美容とか美食を楽しめるような日帰りプランを開発するといった、訪れる人や住む人が共に幸せになるような魅力ある観光まちづくりを推進していっていただきたいと思いますが、奥津地域の活性化に工夫を凝らし、全力で取り組んでいただきたいのですが、それで提案をするんですけれども、こういった提案はいかがでしょうか。御見解をいただきたいと思います。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) ありがとうございます。様々な御提案をいただきまして、まさに飯綱議員がおっしゃるとおりです。ただ、鏡野町におきましても、いろいろな事業を既に行っております。その経過を見定めながらやっていかなければいけませんが、既に何組かの方は富に移住されたり、それから起業にも力を入れているということは、もう議員御承知のとおりであります。発信力は様々な外的要因と、それから内側から出す要因があると思います。ただ、外的な要因でありますと県が主催する森の芸術祭とか、交流人口を増やすということがあります。それから、内側にいる我々町民にとりましては、自分の足元のすばらしさを再確認をして、昔人間でない、今の、あるいはこれからの子どもたち、あるいは鏡野町を担っていただく子どもたちに響くような事業あるいは産業起こしも必要ではないかなと、このように思います。それが雇用を生むきっかけにもなりますし、またそれを発信することで飛び込む企業もあろうかと、このように思います。あらゆる選択肢を模索して挑戦をしてみたいと、このように思っております。ありがとうございます。 ○議長(原章倫君) 7番飯綱洋平君。 ◆7番(飯綱洋平君) 町長、ありがとうございます。あらゆる選択肢を考慮して取り組んでいただいていると思いますけれども、もっともっと促進していただきたいと思っております。あと、健康に加えて美容と美食っていうのが、結構女性ファンをつくるのには大切なキーワードだと思いますので、こういったところも取り組んでいただけたらと思います。 次、小項目1への再々質問でございますが、以前一般質問の回答で観光資源に基づいて地域が一丸となって観光まちづくりに取り組む観光DMO、こういったものをつくる構想がございましたけれども、こちらの現在の進行状況をお伺いいたします。 ○議長(原章倫君) 7番飯綱議員、これは奥津小学校の存続に関する部分になりますか。 ちょっと時間を止めて。 ◆7番(飯綱洋平君) 奥津小学校を存続させるために、この地域を発展させるということが重要ですということで今お話をしているので、その地域を発展させるために何が必要か、観光も必要ということで……。 ○議長(原章倫君) 存続させるためにということですね。              (7番飯綱洋平君「そうです。そのためのものです」と呼ぶ) 書記さん、進めて。 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) 飯綱議員の再々質問にお答えをさせていただきます。 DMOの進捗状況ということだったと思います。DMOにつきましては、現在鏡野町観光協会と、それからプロモーション本部が定期的に協議を重ねておるところでございます。予定としましては、令和5年度の早い時期に一応法人を立ち上げるという方向で進めているところでございます。より積極的、それから戦力的な観光振興を行う体制ができるのではないかというふうに思っておりまして、今後、先ほど申し上げられました奥津地域だけではなくて町全体の振興にも役立っていただけるというふうに思っております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 7番飯綱洋平君。 ◆7番(飯綱洋平君) その観光DMO、来年の早い時期につくられるということで、戦略的に行っていただくということで期待をしております。 では次に、中項目2、小項目2への再質問へ移りたいと思います。 来年度の春に上齋原、富、香北小学校が閉校になります。先ほど言われたみんなの廃校プロジェクト、そういったものもあって、登録する際、校舎の売却っていうのは、これは想定をされておりますでしょうか。譲渡や賃貸契約もあり得ますか、また、逆指名ではないんですけども、こんな企業に来てほしい、活用してもらいたい、そういった業種や業態の構想はございますでしょうか、お伺いします。 ○議長(原章倫君) 学校教育課長黒瀬君。 ◎学校教育課長(黒瀬豊君) 飯綱議員の再質問にお答えいたします。 みんなの廃校プロジェクトへの登録内容といたしましては、事業提案の募集をしております。貸与、譲渡条件として、地域と共存、共生し、地域の活性化と発展に貢献できる事業であり、地域要望に即した活用であることとしており、提案内容により売却、譲渡、賃貸借の想定をしております。 ○議長(原章倫君) 7番飯綱洋平君。 ◆7番(飯綱洋平君) 地域の声に耳を傾けて活用を考えていくということで、安心をしました。地域が発展するよう進めていただきたいと思いますが、次に、小項目2への再々質問でございます。 雇用の創出とか地域活性化に寄与してほしいと願っておるんですが、現在、企業からの問合せとかマッチングっていうのはあったんでしょうか、お尋ねします。 ○議長(原章倫君) 学校教育課長黒瀬君。 ◎学校教育課長(黒瀬豊君) 飯綱議員の再々質問にお答えいたします。 香北小学校の跡地利用につきまして1社から問合せがありました。マッチングにつきましては今のところございません。 ○議長(原章倫君) 7番飯綱洋平君。 ◆7番(飯綱洋平君) 問合せがあったということで、詳しいことはここでは控えますけれども、廃校活用はいろんなところでやっておりまして、文教厚生常任委員会のほうでは来年2月に、廃校活用が活発に活力を生み出しているということで兵庫県の淡路市に廃校活用事例の視察研修に行きますけれども、行政のほうにも先進地事例をよく研究していただいて、どんな活用方法があるか見ていっていただきたいと思います。 では、次に行きまして、小項目3への再質問ですが、先ほどの御答弁の中で10年間ぐらいで1,500人ぐらい減少しているという現状はあるんですけれども、今の全体構想は変えないということで、継続していくという確認ができました。 次に、このゾーニングについてお聞きをしたいんですが、上齋原、奥津、富、鏡野地域の各エリアの特徴が示されているんですけど、基本構想では観光施設や文化施設を核に構想を考えられていて、地域の日常生活の実情とかリアリティーっていうのが少し欠けているかなと思いますが、町としてより詳細な地域別計画、方針、こういったものは立てられているんでしょうか、お尋ねをいたします。 ○議長(原章倫君) 総合政策室長瀬島君。 ◎総合政策室長(瀬島栄史君) 具体的な計画ということで、御質問だと思いますが、町長答弁にありました総合計画に載っている地域別の土地の利用方針、こちらの基になりますのが、合併時に作成されました新町建設計画でございまして、そちらのほうに若干ではありますが詳細には記載されております。地域の特性に合わせました利活用ということについては、そういったことが載っている計画はございません。 以上です。 ○議長(原章倫君) 7番飯綱洋平君。 ◆7番(飯綱洋平君) その新町計画は今手元にないので分からないんですけれども、また詳しく教えていただきたいのと、やはり個別に、本当に地域によって様々事情が違いますので、そこら辺を加味をして、積雪についても違いますし、同じ町といえども広いですから、その町に合わせた実情を基にしたリアリティーのある計画を立てていただきたいと思います。 では、次に参りますが、中項目3の小項目1への再質問でございます。 「OKUTSU芸術祭」、「美作三湯芸術温度」につきまして、それぞれの入り込み客数、経済効果はいかがでしたでしょうか、お尋ねをします。 ○議長(原章倫君) 生涯学習課長小原君。 ◎生涯学習課長(小原克則君) 飯綱議員さんの再質問にお答えいたします。 まず、主催者のほうに聞き取りをいたしました結果でございますが、「OKUTSU芸術祭」につきましてはおよそですが3万人以上、「美作三湯芸術温度」につきましては、今年度のものはまだ調査中でございます。前回、2019年度につきまして、全体で11万8,000人ということでございました。経済効果につきましても、なかなか算定のほうが難しい面もあるんですが、例えば入り込み客の方がお土産等で1人1,000円使われたと仮定しますと、「OKUTSU芸術祭」のほうが3,000万円とかという程度、「美作三湯芸術温度」のほうが、三湯全体になりますが1億円程度というような考え方もできるかとは思っております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 7番飯綱洋平君。 ◆7番(飯綱洋平君) なかなか個別に、数値は難しいのかもしれませんが、そうやってそろばんをはじいてみると、費用対効果が上がってるのかなというふうには感じられます。芸術文化というのが心を豊かにするだけではなくて、新しい価値や発想、経済も含めてですけれども、そういったものを生み出すエンジンになりますので、今後とも御支援をお願いしたいと思います。 次に移りますが、小項目2と3への再質問でございます。 2024年秋の森の芸術祭、町内にアート作品も設置される、町長も実行委員会のメンバーに入られているということで大変期待をしております。国際的な作家との交流、観光客によるにぎわい創出、そういったものが見込まれます。この芸術祭を成功させるために、町長、どのような気概で取り組まれるのか、もう一回方針をお尋ねをしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) もう随分前から議会で答弁もさせていただいております。鏡野町には特有の自然資源がございます。そして、何といっても誇れるのが森であります。それから、森から生まれる様々な産物、そして自然環境であります。そういうふうなものをアートといたしまして、アートの分野から引き出してもらうというのが一つの、この森の芸術祭だと、このように捉えておりまして、訪れてみないと、町の中にいる我々ではその程度しか分からない。しかし、外部から来ていただくと、我々が考えるよりも数倍、鏡野町のいいところを知っていただく、また来ていただくということが生まれると思います。ですから、私からの答弁というものはこの程度で控えさせていただいて、来た方から……。 ○議長(原章倫君) 町長、時間ですので簡潔にお願いいたします。 ◎町長(山崎親男君) そういうことです。以上です。 ○議長(原章倫君) 以上で7番飯綱洋平君の一般質問を終わります。              (7番飯綱洋平君「ありがとうございました」と呼ぶ) ここで11時まで休憩といたします。              午前10時53分 休憩              午前11時0分 再開 ○議長(原章倫君) 会議を再開いたします。 休憩前に引き続き一般質問を行います。 次に、一問一答方式により8番牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) 8番牧田俊一です。 ただいま議長のお許しを得ましたので、一問一答方式にて質問いたします。 大項目、将来に向けて次世代に負担を残さない財政の運営と健全化を目指して。 中項目、小項目は、それぞれ通告書どおり順によって質問をいたします。 まず、現代社会においては地方自治体も一つの経済主体であり、歳入と歳出のバランスを取った運営が毎年度求められます。しかしながら、世界の社会的情勢が不安定となり、物価の高騰や経済活動の後退に伴い税収が減少、また住民の福祉向上を目的とした歳入も依存財源に頼る状況が続くと考えられ、鏡野町は今後、大型の公共施設の建設計画も予定となっています。次世代に負担を残すことのない財政運営が求められる中、町の財政運営について質問をいたします。 (1)中項目、現状の予算規模と財政力指数について。 ①現在の一般会計において、標準財政規模と予算規模が大きく乖離しております。財政力指数は、令和3年度決算では0.297の指数となっています。この現状を町としてはどのように捉えているのかお尋ねをいたします。 (2)決算収支の歳入について。 ②令和3年度の歳入決算では、依存財源と自主財源の構造比が約2.7対1の割合になっております。歳入に関し、依存財源と自主財源の構造比の比率については、町としてはどのように捉えているのかお尋ねをいたします。 ③近年の勘定科目、款の歳入額推移により、今後の歳入額の維持、増減に向けては今後どのように取り組んでいくのかお尋ねをいたします。 (3)決算収支の歳出について。 ④近年の経常収支比率は、町村単位では70%台が妥当とされる数値になりますが、近年の増加により、平成28年度からは83%付近で高止まりとなっています。経常的経費には今後どのように取り組んでいくのかお尋ねをいたします。 ⑤歳出の抑制には、事業や補助制度の廃止、縮小、見直しなどが考えられますが、この方法以外に今後どのように取り組んでいくのかお尋ねをいたします。 (4)次世代に負担を残さない取組について。 ⑥令和3年度の公債費負担比率も警戒ラインとされる15%以上の17.9%となり、地方債現在額も117億5,143万円となっています。将来の鏡野町を担う次世代に負担をすることのないよう、今後の起債額の削減の取組と返済計画をお尋ねをいたします。 ⑦令和3年度決算では、26の基金合計で約91億8,600万円の基金残高となっております。今後、財政状況は一層の厳しさが予測されますが、財政負担の軽減に向け、目的を明確とした計画性のある基金には今後どのように取り組んでいくのかお尋ねをいたします。 (5)不納欠損額について。 ⑧令和3年度決算では、一般会計内で不納欠損額について、町税が約349万円、分担金及び負担金が3万円となっています。この不納欠損額について町の見解をお尋ねをいたします。 (6)身近な広報誌、分かりやすい広報紙について。 ⑨2014年11月広報かがみのより、広報紙の6ページ目から7ページ目にかけ、その年の財政健全化判断比率と資金不足比率の公表の掲載が始まっております。町民への周知としては記載には理解ができますが、毎年広報内容が数値以外に変化はありません。町としての財政の見解や財政分析、財政用語の解説など、より身近な広報紙になるための取組をお尋ねをいたします。 以後は質問席から質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(原章倫君) 答弁を求めます。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 8番牧田議員の質問にお答えをいたします。 大項目であります将来に向けて次世代に負担を残さない財政の健全化を目指して、中項目であります現状の予算規模、財政力指数についての御質問であります。 その中で小項目1、標準財政規模と予算規模の乖離、及び財政力指数についてのお尋ねであります。 標準財政規模とは、地方公共団体の標準的な状態で通常収入されると見込まれます経常的な一般財源の規模であります。また、財政力指数につきましては、基準的な財政需要とする基準財政需要額に対しまして標準的な町税、あるいは譲与税などの基準財政収入額の割合を過去3年間の平均で示しているものであります。 御質問のとおり、令和3年度の標準財政規模と予算規模の差は約57億7,000万円ありますけれども、見方を変えますと、歳入におきまして補助金あるいは交付金などの通常見込まれる収入以外のものが多くあるということであります。職員が事業を進めるに当たりまして、必要な財源を確保しながら進めていることも予算規模が大きくなる要因となっております。 財政力指数につきましては、現状の指数がよいものとは思っておりませんけれども、岡山県北部の町村の平均が0.274でありまして、一定の水準は保てているものと考えております。 続きまして、中項目(2)決算収支の歳入についての御質問で、小項目②についてでありますけれども、現行の地方財政制度におきましては地方交付税や地方債が自主財源の補完的な要素を有しているということから、この自主財源比率が低いことが一概に財政運営の安定性を損ねているとは限らないところであります。県北の市町村で比較をしますと、比率は同程度でありますけれども、自主財源の確保は課題であると認識しておりまして、町行政活動の自主性と安定性を確保するためにも、引き続き自主財源の確保に努めてまいるところであります。 続きまして、小項目③であります。 より一層の歳入確保に取り組むべく、補助金などの活用の徹底、あるいは企業版ふるさと納税制度の活用によります寄附の拡大、また財産の有効活用を図るとともに、電源立地交付金の継続要望等に取り組んでまいります。 続きまして、中項目(3)であります。 決算収支の歳出についてであります。 小項目4と5についての質問であります。 経常的経費の中で、とりわけ人件費の伸びが大きくなっております。法改正に伴います会計年度任用職員制度の導入が要因であります。また、物件費、公債費につきましては、新規事業あるいは施設の大規模改修を実施する際などには増加することも見込まれますけれども、同時に事業によっては縮小、廃止が必要であるということも御理解をいただきながら、経常的経費の抑制にも努めていかなければならないと考えております。 このほか、大きなものといたしましては、可能なものは直営から業務委託へ移行することも重要であると考えております。 続きまして、中項目(4)であります。 次世代に負担を残さない取組について、小項目⑥についてであります。 令和3年度の公債費のうち、約3割が平成25年度から平成26年度にかけて実施をいたしました鏡野町地域情報通信施設整備運営事業となっております。この事業につきましては、現在、年間で5億1,500万円を償還中であります。この償還が令和6年度に完済となります。そのため、地方債残高及び償還元金が縮小されていく見込みとなっております。 このほかにも返済は順調に行えておりまして、令和3年度の決算書のとおり、地方債残高は令和2年度から約13億円減少しております。地方債におきましても、交付税措置があるものを優先的に利用しておりまして、辺地債で約8割、過疎債あるいは合併特例債では約7割の交付税措置率とされておりまして、できるだけ有利なものを活用していきたいと考えております。 インフラあるいは公共施設等の長期的に活用するものにつきましては、世代間の公平の観点から将来にわたり負担していただくことも必要と考えますけれども、過度な負担とならないよう、起債につきましても今後引き続き慎重に行ってまいりたいと、このように思っております。 次に、小項目7であります。 特定目的基金につきましては、精査が必要であると認識しておりまして、このたび類似の基金があることなどから条例の廃止を提案しているところであります。今後も必要に応じた基金の創設あるいは積立て等を行ってまいりたいと考えております。 続きまして、中項目(5)の不納欠損額についての御質問であります。 小項目8についてでありますが、町税の不納欠損額は令和元年度以降200万円から300万円台で推移をしております。このうち主な要因は、固定資産税の納税義務者の死亡によるもので、相続人の調査継続中に時効が成立したものであります。令和6年4月より不動産の相続登記の義務化が実施されるということからこのような状況が改善されるものと期待をしておりまして、併せまして町税の不納欠損額の減少につながるものと考えております。また、負担金の不納欠損額につきましては時効が成立した保育料であります。保育料の無償化に伴いまして滞納額も減少していることから、今後につきましても適正な債権管理を行ってまいります。 現在、鏡野町徴収金収納調整連絡会議におきまして、各課の徴収金対策につきまして協議をいたしまして収納額の向上に取り組んでいるところでありまして、不納欠損処分に関しましては今後とも慎重を期して取り組んでまいりたいと思っております。 最後になりましたが、中項目6、身近な広報誌、分かりやすい広報紙についてであります。 地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づきまして、地方公共団体は毎年度、健全化判断比率を監査委員の審査に付し、その意見をつけて議会に報告をいたしまして公表することが義務づけられております。限られました紙面の中で公表するべき内容につきましては、できるだけ簡潔にお伝えするために現在のような記述となっております。専門的用語が多く、説明も難しいところもありますけれども、皆さんに分かりやすく伝えていきますよう努めてまいりたいと思います。 以上、町長答弁とさせていただきます。 ○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) 答弁ありがとうございました。 それでは、再質問に移らさせていただきます。 まず、番号のほうで質問させていただきます。 ①番についてなんですが、答弁の中では通常見込まれる収入以外のものが多くあるということで、これは非常に喜ばしいことだと思います。ここでまず確認なんですけど、私なりに計算したんですけど、平成26年度から令和3年度の8年間の概略の一般会計予算は約130億円で前後しております。各年度ごとには国からや県の支出もあるので、一概に金額が多い、少ないということで一喜一憂はしてないんですが、あくまでも8年間の平均概略予算として130億円となります。一昨年度の令和3年2月会議で、令和3年度の当初予算、俗に言う骨格予算として約109億円が計上となりました。単純に8年間の平均予算が130億円から、骨格予算ですので最低限必要な予算109億円を差し引いた場合、約21億円前後が現在の鏡野町の政策事業費だと思います。これは執行部や町長の政策立案だと思いますが、骨格予算は最小限の予算であり、残りの予算額が町民への福祉向上を目的とした行政が執り行う予算であると私は考えます。 まず、つきましては、この骨格予算の約100億円前後の予算は、今後、人口の減少や生産人口、労働人口の減少化により、また高齢化率の増加に伴ってもこの100億円前後の必要最小限の予算は今後どのように推移をしていくこととなるのか、現在の執行部の見解をお尋ねをいたします。 ○議長(原章倫君) 総務課長大塚君。 ◎総務課長(大塚英明君) 牧田議員の再質問にお答えしたいと思います。 骨格予算が109億円ということでありました。これが最低という認識をされとるようですけど、最低というよりはもっと削った額であります。査定の中でイベントとか不確定な要素については削らせていただき、選挙後に肉づけができるように、かなり極限の削った内容であります。ですので、必要最低であるのはもう少し膨らんでいると財政のほうでは認識しております。 将来的な推移でございますが、もちろん人口が減ってまいりますので、人口によって基準財政需要額も減ってまいります。もちろん、税収がその人口によって減ることも想定されます。若干、将来にわたって減少傾向であるとしか、今のところお答えできませんが、以上です。 ○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) 今後いろんな町民への行政サービスを行っていくには、当然財源も必要になってきます。その中で、国や県の補助をしっかりと取っていて財源が膨らんでおるというのは当然理解できます。 ここでまず、再度確認なんですが、鏡野町の人口は大体約1万2,000人なんですが、この1万2,000に対しての財政規模、財政金額については、現在、町としてはどのような見解を持っているのかお尋ねをいたします。 ○議長(原章倫君) 総務課長大塚君。 ◎総務課長(大塚英明君) 牧田議員さんの再質問にお答えします。 人口規模からいいますと、標準財政規模は今鏡野町が75億円、美咲町を今見ますと74億円、ほぼ変わらないところではありますが、面積が鏡野町は広いので、その分大きくなります。ですので、美咲町に比べると若干多めであると、これは妥当だと思っております。算出する根拠が各市町村同じであるので、これを目安として国が示してるものですので、妥当と捉えるのが通常だと思います。 以上です。 ○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) 分かりました。 それでは、今後も状況を見ながら様々な予算編成をしていっていただきたいと思いますので、人口に対して、また町の現状に対して適切な予算編成のほうをしていただきたいと思います。 次に、財政力指数についてに移らさせていただきます。 現在、答弁書では指数はよいものとは思っていません。そして、岡山県北部の町村の平均が0.274なので、鏡野町としても県北の自治体とは同等ではないかという答弁になっていると思いますが、令和3年度の岡山県市町村ハンドブックの欄の中では、令和2年度のことなんですが、県内27市町村の決算収支が示されており、15の市を除く12町村の中でも鏡野町の決算収支が令和2年度に限っては一番となっております。当然、歳入歳出とも近隣自治体と比較しても鏡野町の決算規模は一番多くなっていますが、財政力指数で見ますと上位から7番目となり、比較する町もあるんですが、早島町を挙げさせていただきますと、早島町と鏡野町を比較すると決算の規模では早島町の財政規模は鏡野町の2分の1となり、逆に財政力指数は早島町が鏡野町の倍の数値となっております。このことを鑑みながら、近年鏡野町の財政力指数は0.3付近で推移していますが、改めて今後この財政力指数を上げていく、また今後この指数についての今の現状について町の見解をお尋ねをいたします。 ○議長(原章倫君) 総務課長大塚君。 ◎総務課長(大塚英明君) 牧田議員の再々質問にお答えしたいと思います。 先ほども少し申し上げましたとおり、早島町と比べまして面積が広いということがありますので、それが数値には不利であると、需要が高くなってしまうので、それが挙げられます。それと、0.3付近で推移しているというところなんですけど、3年度は下がっております。ただ、ほかの町村も下がっております。需要額の算定に項目が増えております。令和2年度に地域社会再生事業費、令和3年度では地域デジタル社会推進費、臨時経済対策費、臨時財政対策債償還基金の3つが追加され、需要額がそれだけで3億円程度上がっておりますので、それで悪化しております。ほかの市町村も同じようなことは言えるとは思うんですが、悪化はそれが一番大きな要因でございます。 指数につきまして、税収の大幅な増加は急には難しいと思います。そうしますと、財産処分であるとか、寄附金収入であるとかという増収が改善する要素となります。もう一つ、需要額の算定に当たります公債費が、令和3年度でありますと14億円ほど算定されますので、これも町長答弁で言われました将来的には減少していく計画で償還を進めてまいっておりますので、明るい希望としてはそこが挙げられ、多少は数値の改善が見込めるものと考えております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) 答弁でありましたように、鏡野町としては非常に面積が多いんで必要経費というのも理解できました。 それでは、この中の最後の質問になるんですが、この財政力指数が極力1に近づくと、地方交付税交付金がだんだん減額になってきますし、逆に財政力指数が低いと交付金のほうはたくさんもらえるというような形になってくるんですけど、この地方交付税に頼っていくということについては、今後町としてはどのように見解を示していくのかお尋ねをいたします。 ○議長(原章倫君) 総務課長大塚君。 ◎総務課長(大塚英明君) 牧田議員さんの再々質問にお答えします。 地方交付税に頼っていくというお話ですが、全国自治体の約4分の1が、この後にも出てきますけど、自主財源50%を超えてるところであります。というか、4分の3は超えられないという現状があります。ですので、財政力指数を1にするということになると、かなりの事業ですとか、観光収入ですとか、特別な収入がない限りは無理でございます。そこをいきなり目指すのは現実的には無理だと思いますので、今ある足元を見ながら堅実に改善を目指したいというところでございます。 以上です。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 加えて申し上げますと、平成17年に合併した際に、それぞれの旧町村から建設計画に基づくいろいろな要望が出ております。それから算定いたしましても莫大な予算が必要であります。しかし、それぞれ見直しながら今現在進んでおるというところでありますし、それぞれの旧町村にはそれぞれの役場があったわけでありまして、そのあたりには公共施設もふんだんにございます。この公共施設を守っていくためにも、やはり需要額というのは普通に合併しない町よりも負担が大きいというふうなことも挙げられると思います。十分頑張って、言われるように財政規模と需要額が擦り合うようなことにしていきたいわけですけども、今後ともそういう状況は長く続くものと、このように考えます。 ○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) 答弁ありがとうございました。 合併当時から財政に関しては非常に御苦労されたというのは重々に理解しております。ただ、つきましては、今後ともいつ災害が起きるとか、また近年のコロナ感染症により思いがけない支出等も増えてくると思いますので、町民にとって安心なまちづくり、やはり財政が一番と私は考えておりますので、今後も財政の健全化を見ながら事業のほうを進めていただけたらと思っております。 次の質問項目に移らさせていただきます。 決算収支についてなんですが、答弁書の中では、現在、自主財源と依存財源の比率についてはさほど問題ではないという答弁をいただきました。これについては、答弁書どおりだと私も理解をしております。まず、ちょっとここで確認なんですが、合併当時、約2005年としまして、今日までの17年間、人口は合併当時と比較しまして15%ぐらい減少となっております。歳入額も平成21年からほぼ現状維持、また横ばいで歳入面が続いているということは非常に喜ばしいことだと私は考えておりますが、この人口減少等にもかかわらず、歳入面での現状維持ができている理由というのはどこにあると考えますか。町の見解をお尋ねをいたします。 ○議長(原章倫君) 総務課長大塚君。 ◎総務課長(大塚英明君) 御質問にお答えします。 先ほども町長答弁で言われました地方交付税が収入額の補完をしているというところがありますので、町での通常入る収入が低くなれば交付税が交付されるというようなところであります。また、特別交付税も特徴ある事業を行えば、それに対して交付税がついておりますので、ある程度特徴ある事業も行っていると自負しております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) 人口減少に伴いながら財政のほうが安定しておるというのは、逆に言うと、今答弁がありましたように執行部の施策のほうが国にとっては非常に理解をしているということだと思います。分かりました。 次なんですが、この歳入の中で、鏡野町としては歳入減の財源を大きく支える項目に電源立地地域対策等の交付金がございます。今年度は大体約8億円だと、予算計上があったと思いますが、毎年度、鏡野町の財政を大きく支えるこの電源立地地域対策等の交付金については、今後減少傾向との予測が出ております。確認なんですが、現在の電源立地地域交付金等の交付金の交付の要綱とか、状況というのは今どのようになっておるのか、改めて確認の意味で質問をさせていただきます。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) ただいまの電源立地交付金でありますけれども、毎年数回をのぞきまして、文部科学省あるいは原子力研究開発機構の数年先の、例えば5年先の計画、長期計画の中で目の当たりにするその5年間の計画、それに基づくところから算出された事業量とか、そういうふうなもの、あるいはそれから成果が出るもの、そういうふうなものを見込みまして、直近の交付金を決定しているというふうなことでありますけれども、それは直ちに文部科学省がそれを算定をし、財政当局のほうが厳しい審査を受けて決定をするというふうなことであります。それには順序立てて、現場であります原子力研究開発機構人形峠環境技術センターの研究でありますし、研究の成果がどの程度広範囲で市場に成果を出すかというところにかかっていると思います。それを短期間の中で精査をし、最終的には財務省のほうから認定をもらうということになろうかと思いますけれども、現段階では安定したというか、そう変わらない数値を今話をしてるというふうなことでありますので、そういうように御理解いただきたいと思います。当然相手がおりますので詳しいことは申し上げられませんけども、もらう努力を担当課共々行っているということであります。 ○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) 先ほど町長のほうから説明があったんですけど、この5年計画ということは、改めて確認なんですけど、今年度は5年計画の何年目で、この5年計画はいつ期限があるのかお尋ねをいたします。 ○議長(原章倫君) まちづくり課長柳井君。 ◎まちづくり課長(柳井和彦君) それでは、牧田議員さんの御質問にお答えをさせていただきます。 電源立地交付金ですけれども、5年間ということで、令和5年度をもちまして計画の5年間が終了いたします。町長の答弁の補足とはなりますけれども、その後の5年間につきましても、青森の六ヶ所村にあります日本原燃さんと人形峠の環境技術センターが技術協定を結びます。これが5年間の協定になろうかと思います。このあたりも含めまして、発電施設に関します技術提供を行っているということで、令和6年度からの5年間の交付金の交付を予定をしておるというところでございます。 以上です。 ○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) 分かりました。 それでは、電源立地地域対策等の交付金については最後の質問になりますが、今後の鏡野町へ下りてくる財政面での収入額というんですか、それについては今後どういうふうに試算をされておられるのか、その点だけお尋ねをいたします。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 先ほど答弁の中でも申し上げましたとおり、それは議長が言われたように相手があることでありますので答弁は控えさせていただきたいんでありますけれども、国の状況もあります。今、原子力は追い風になっております。そういうふうな背景もございますけれども、全体的なバランスから申し上げますと、文科省の研究開発よりは経産省のほうの市場にこれだけの事業成果を出しているというふうなところになろうかと思います。そういうふうなところで、新たな取組、研究が文科省のほうにまた出てきましたら、それに伴う予算というものもつくものと思います。逆を言えば、今のところ厳しいものがあるとしか言いようはないところであります。 ○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) 分かりました。ありがとうございます。 それでは、時間の都合上、次の質問に移らさせていただくんですが、まず、決算収支の歳入についてなんですが、答弁書でもありますように、今後、歳入確保に向けましては企業版ふるさと納税等の活用により寄附を募っていくとか、財産の有効活用等も記載がありますが、この企業版ふるさと納税の制度についてなんですが、今現状はどのようになっているのかお尋ねをいたします。 ○議長(原章倫君) 総合政策室長瀬島君。 ◎総合政策室長(瀬島栄史君) 企業版ふるさと納税制度でございますが、鏡野町の取組といたしましては、本年度、令和4年度7月から取組をしております。地域再生計画という計画を策定いたしまして、そちらのほうで国のほうで認可されたものでございます。現在の状況でございますが、2社のほうから合計で200万円の寄附を頂戴している状況でございます。 以上です。 ○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) 今後、歳入の確保に向けましては、外貨のほうを積極的に鏡野町も取りに行っていただきたいなというのを思っておりまして、今回答弁書の中には企業版ふるさと納税という言葉が出てきましたので、これは今後とも推し進めていただきたいと思うんですが、近年の鏡野町の歳入の割合を分析いたしますと、地方交付税が大体平均約46億円程度、国、県の支出の平均が約20億円程度で推移をしていると思います。この額は、町の歳入割合では両方で約55%から60%の歳入の割合を占めておりまして、今後、国や県の支給に頼る依存財源以外に、鏡野町としてはしっかりと外貨のほうの獲得に取り組んでいただきたいと思いますが、例えばほかの自治体等では、ここにも答弁書にありますように、ふるさと納税の充実であるとか、やはり企業の誘致です。それと、公共施設のネーミングライツ等が執り行われておられますが、現在、これから鏡野町が取り組む施策の一つとして、今チャンスだと考えるのが、大手アウトドア企業との民間連携を考えた構想を今鏡野町は考えておると思います。この構想を最大限生かしていただきまして、外貨の獲得をしっかりと、今チャンスだと考えておりますが、改めて今後の鏡野町の財政獲得に向けての、外貨獲得という言葉が妥当かどうか、ちょっとあれなんですが、取組についてどのように考えておられるか、改めて質問をいたします。 ○議長(原章倫君) 総務課長大塚君。 ◎総務課長(大塚英明君) 御質問にお答えします。 外貨に対してですが、鏡野町に元気になってもらって、企業誘致なり、税収をいかに上げるか、たくさんの企業に来ていただけるかというところが一番分かりやすいところだと思います。それから、今言われましたとおりに、観光客を呼び込む、町外から入っていただいてお金を落としてもらえる、そういったところも併せて今進めているところでございますので、今牧田議員が言われたことが一番大きな目標だと思っております。 以上でございます。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 外貨の取組というふうなことでありますけども、私はそれよりも交流人口が増えることによりまして、鏡野町のいいところを外部から来られた人がより一層外に向けて発信をしていただきまして、人口が増える、あるいは定着するというふうなことを一番の成果と、このように考えております。そういうところで、鏡野町のあらゆる機会を捉えて頑張ってまいりたいと、このように思っておりますのでよろしくお願いいたします。 ○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) はい、分かりました。ありがとうございます。自主財源を増やす取組のほうを積極的に取り組んでいただきたいと思います。 次に、収支決算の歳出についての質問に移らさせていただきます。 まず、今回、決算収支の歳入についてですが、経常的経費の中で人件費の伸びが大きくなっているという答弁書を頂きました。これも、答弁書を見る前に私も再質問の準備をしていたのですが、平成28年度までは人件費が減少傾向で、28年度から人件費の割合は令和元年から令和2年度にかけては5%、また平成28年度と令和3年度の人件費の差額も約4億9,000万円増となっております。この人件費高騰の理由には、私はコロナの感染症対策事業があったのかなと予測しておったんですけど、この答弁書の中には法改正による会計年度任用職員制度の導入が要因であるとありますが、この会計年度任用職員の導入がどのように影響して人件費が上がっていたのかお尋ねをいたします。 ○議長(原章倫君) 総務課長大塚君。 ◎総務課長(大塚英明君) 御質問にお答えします。 臨時職員が会計年度任用職員に変わったことにより、処遇が改善されまして給与自体が上がっております。そのことが大きな要因でございます。 以上です。 ○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) これは、例えば臨時職員さんが会計年度任用職員という制度と、待遇の改善となるんですが、これは逆に正職員さんを採用するよりは、やはり今後とも会計年度任用職員さんの導入を進めていくということになるんでしょうか。 ○議長(原章倫君) 総務課長大塚君。 ◎総務課長(大塚英明君) すいません、先ほど私が答弁した中でちょっと説明を加えさせてもらいます。臨時職員のほうは物件費で支出がされておりました。物件費が減りまして、人件費が処遇改善もありまして上がっております。その差が大きいと思います。 正職員ではなくて会計年度を優先して採用していくかというような内容でございますが、継続的な業務があるところには正職員、不確定な業務であると会計年度任用職員というような、基本的にはそういう考えでございます。 以上でございます。 ○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) 答弁ありがとうございました。職員配置のほうにつきましては分かりました。 それと、もう一点なんですが、決算収支の歳出についてなんですが、先ほど歳入の面で質問させていただいたんですが、今度は逆で、合併当時から人口減少にもかかわらず、歳出の状況も横ばいとなっておりまして、町民1人当たりの支援額は当然人口が減ってくると支出も減ってくるのかなと私なりに解釈をしていたんですが、合併当時から人口減少にもかかわらず、歳出がなかなか減少にならず、どちらかというと緩やかに増加しておるのではないかと私なりに分析いたしますが、この歳出額の減少傾向が見られない理由につきましては、現在町としてはどのように理解をしているのかお尋ねをいたします。 ○議長(原章倫君) 総務課長大塚君。
    ◎総務課長(大塚英明君) 失礼します。質問にお答えします。 物価上昇はあると思います。それから、総務課が管理しておる財産、施設、それがなかなか減っていかない。施設の総合管理計画にもありますように、長期にわたってこの床面積を減らしていくことが財政的にも影響が出ると言っておりますが、それがなかなか進んでないというような状況だと思います。 以上です。 ○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) それでは、時間のほうもあれなんですが、最後に歳出の削減につきましては、今後、改めてどこを重点的に取り組んでいくのか、お尋ねをいたします。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 合併した際には、それぞれの旧町村には大小あります。そしてまた、進んでる率も違うと思いますけども、旧鏡野町は下水がかなり進んでいなかったというふうなことで、今郷を済ませております。それから、老朽施設、老朽管の埋設替えもございます。そういうふうなところから十分精査しながら進めていきたいと思いますが、水道事業は統合してるというふうなことからも効果も出てくると思います。精査しながら進めていきたいと、このように思います。 ○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) それでは、次に行きたいんですが、時間がないので地方債についてはまた次回のときに質問させていただきます。 最後になるんですが、この歳出の削減につきまして、答弁書では可能な限り直営から業務委託へ移行していくという答弁もあります。つきましては、今後この業務委託、そして民間の力を借りて、歳出の削減を図っていくことについては、改めて町の見解をお尋ねして最後の質問にさせていただきます。 ○議長(原章倫君) 総合政策室長瀬島君。 ◎総合政策室長(瀬島栄史君) 現在、各施設につきましては、指定管理制度を導入しております。今後も指定管理に出せるものにつきましては、指定管理のほうに出していくということ、それから直営で行わなくても大丈夫なような業務がございましたら、そちらにつきましても外部委託ということで効率を図っていきたいと思っております。 また、歳出全体につきましては、優先順位をつけた歳出というものを今後は徹底してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 8番牧田俊一君。 ◆8番(牧田俊一君) ありがとうございました。 残りにつきましては、また次回のときに質問をさせていただきます。 これで終わります。 ○議長(原章倫君) よろしいですか。              (8番牧田俊一君「はい。ありがとうございました」と呼ぶ) 以上で8番牧田俊一君の一般質問を終わります。 ここで13時まで休憩といたします。              午前11時49分 休憩              午後1時0分 再開 ○議長(原章倫君) 会議を再開いたします。 休憩前に引き続き一般質問を行います。 次に、一問一答方式により10番片田八重美君。 ◆10番(片田八重美君) 10番片田八重美です。 議長のお許しをいただきましたので、通告書に従いまして一問一答方式で質問をさせていただきます。 大項目、これまでの質問を振り返って。 中項目1、観光地に整備するトイレの現状について。 小項目、今回の質問は、これまでに一般質問をしてまいりました、その中でも検討いたしますと回答いただいた事案の中から緊急性を要するものについて、今現在どのように検討されているのかを再度質問させていただきます。 各地域に多くのトイレがあり、整備され、管理されております。特に観光用に設置されているトイレの現状が適正かについて見解をお聞きしたいと思います。 ①平成30年9月会議で質問をいたしました奥津渓の中にあるトイレの整備についてでございますが、検討しますと言われてから随分月日がたちました。この秋にも最も集客が多く、一番気になっているトイレの一つです。前向きに検討しているようにも伺っているところですが、現在どのような状況にあるのでしょうか、お尋ねをいたします。 ②2番目に気になっているトイレが、みずの郷奥津湖のトイレに係る水設備です。既にみずの郷奥津湖の周辺では、SUPやカヤック体験などアクティビティーな取組が充実し、さらなる観光に期待が持てるものと大いに私も期待しております。ただ、現状況の水設備に関しては大変不安が募ります。みずの郷奥津湖のトイレは適正な状態にあるのでしょうか。グレードの高い観光地を目指す鏡野町として、トイレの整備は急務に思いますが、町長の見解を伺います。 ③3番目に気になるトイレが越畑ふるさと村のトイレです。今年、久々に秋のイベントが開催されました。越畑地域周辺の皆さんが応援してにぎやかにおもてなしをする姿を私も目の当たりにしてまいりました。その際にも、イベント後にも、やはりトイレを何とかしてくださいとの声が思った以上に多く寄せられました。整備の計画はありますでしょうか。 ④そのほかに、観光トイレとして適正にない、言葉は悪いかもしれませんが、あえて適正にないと認識されているトイレはありますでしょうか。 中項目の2、高齢者の冬の居場所づくりについて。 ①これも令和3年12月会議で質問をいたしました。温泉施設を活用した冬期間だけの湯治場をと提案をしましたところ、町が有する観光施設を利用することは指定管理者に運営を委ねているので十分な検討が必要であり、福祉に温泉を活用することは利用負担も多く、現時点では難しいというお答えをいただきました。また、地域が偏ってはいけないので、民生委員さんの協力を得ながら声を聞いてまいりますとも言われました。あれから1年たちました。また冬を迎える時期となりました。やはり、あちこちの地域の方々から不安の声をたくさん聞きます。この冬が乗り切れるだろうかという不安の声です。その後に聞かれた声はどうだったのでしょうか。また、その後協議はされたのでしょうか、お聞きしたいと思います。 ②温泉施設ではなく、古民家や空き家を活用して、ここは仮に冬期限定お試し住宅と呼ばせてもらいますけども、利用者が自由に共同生活できる仕組みを考えてはいただけないでしょうか。 以上、よろしくお願いをいたします。この後の質問は、質問席において質問させていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(原章倫君) 答弁を求めます。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 片田議員の御質問にお答えをします。 大項目でありますこれまでの質問を振り返って、中項目1であります観光地に整備するトイレの現状についての御質問であります。 小項目1であります奥津渓のトイレ整備についてであります。 こちらにつきましては、片田議員に対する答弁以前から検討を重ね、国の名勝地奥津渓での許可が可能となるべく設計を行ったところであります。整備につきましては、町全体の予算、財源等を検討した結果、若干先延ばしとなっておりましたけれども、令和5年度の当初予算に計上いたしまして整備を行いたいと考えております。 次に、小項目2であります。 令和4年度では、水不足によるトイレの利用中止を余儀なくされたところであります。原因といたしましては、例年以上に降雨が少なかったために利用している山水が渇水となったものと思われます。今後、アクティビティーを中心とした観光のまちづくりを目指しております町にとりまして重要な課題と捉えております。早急な対応が必要と認識しており、令和5年度、新たな供給手段を模索をいたしまして、水の安定的な供給を行ってまいりたいと思っております。 続きまして、小項目③であります。 令和4年11月3日に3年ぶりとなります越畑紅葉まつりが開催されまして、多くの人が訪れたところであります。私も現地を訪れてみましたけれども、大変来場者でにぎわっておりました。今までとは変わりまして、香北地域づくり協議会主催によります手作りの温かい、ほのぼのとしたイベントが開催されております。当日、トイレにつきましては仮設トイレで対応しておりまして、地元の方から特段の要望を聞いていないところであります。期間限定でのイベントにおきまして、十分な活用をいただけたと思っております。イベント等の開催によりまして、年間を通じまして多くの方が訪れ、多くの利用が見込まれまして、持続的に地元での維持管理が行われる等の条件が満たされた場合に、地元や利用者からの要望が多くなれば、当然財源の問題もありますけれども、整備に関しまして研究してまいりたいと、このように思っております。 最後に小項目4であります。 町が施設整備をしておりますトイレの中には、処理能力をはるかに超えて利用され、悪臭等が気になるトイレもありますが、町といたしましては適正にないと認識するまでのトイレはございません。答弁させていただきます。 続きまして、中項目2、高齢者の冬の居場所づくりについての御質問であります。これも以前伺っているところであります。 小項目1につきましてですけども、令和4年1月の民生委員幹事会におきまして、各地域の声を聞かせていただくよう状況把握につきまして依頼をいたしたところであります。各地域とも特に意見、御相談はございませんでした。町といたしましては、高齢者等緊急見守りシステム整備事業の休止届の提出によりまして、冬期間におきまして、少人数ではありますが実際に自宅を離れ、小規模多機能型居宅介護施設あるいは住宅型有料老人ホーム等を利用されている方がおられたことは認識しているところであります。町に対して住民の方から直接の相談はございませんでした。 最後に、小項目1であります。 現在、町で定住化の促進を重点施策といたしまして、空き家の積極的な掘り起こしを行いまして、移住・定住希望者の求めるニーズに近づけるように努力してまいりました。古民家や空き家の活用につきましては、安全面の確保あるいは緊急時の対応が難しいと思われるために、まずは定住化の促進への利用を図りたいと考えているとこであります。共同生活できる仕組みづくりにつきましては、民間のシェアハウス等が町内にも開設されております。希望される多くの方に利用していただきたいと、このように考えるとこであります。 以上、町長答弁とさせていただきます。 ○議長(原章倫君) 10番片田八重美君。 ◆10番(片田八重美君) ありがとうございました。 トイレにつきましては、以前から申し上げていたことと同時に、町独自でもいろいろもう準備をされていたということも書かれておりますので、とても私的には前向きないい回答をいただいたなとうれしく思っております。その中でも、奥津渓のトイレ整備についてですが、令和5年度当初予算に計上し、整備を行いたいと答弁いただきましたので、何度も言いますが少し安心をいたしました。ありがとうございます。できてからまたお礼を言いたいと思います。ただ、現在、奥津渓のトイレは、ここも山水利用のようでして、秋の集客の多い時期には渇水で度々使えなくなるという状況があります。この前ものぞいてみましたけども、やっぱり使用禁止の貼り紙がされていて、昭和7年から国の名勝地奥津渓として地元の方もすごく愛されて、観光客も多く来られてトイレを利用されておりますけども、これはちょっと恥ずかしくないのかなという、恥ずかしくない整備を期待をいたしたいと思いますが、当初予算に計上して整備を行いたいと言われておりますが、どのような計画を考えられているのでしょうか。お願いいたします。 ○議長(原章倫君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) 失礼いたします。奥津渓の整備内容でございます。 こちらにつきましては、洋式化がまず一つでございます。それと多目的便所というものを改めて、あそこにベランダ的なところがあると思います。あそこに突き出しのような形で、多目的便所を設けようというふうに思っておりますのと、バリアフリーを目指しまして駐車場からスロープをつけて利用ができるような形にしていきたいということと、それから以前から御指摘がありましたように、ちょっと暗いということなんで照明灯も整備していきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 10番片田八重美君。 ◆10番(片田八重美君) ちょっと聞こえにくかったんですが、多目的トイレということですね。洋式で。後で質問しようと思ってたんですが、バリアフリー化も目指すということで、明るくする。すごく思ってたとおりなのでうれしく思いますが、今の水はそのままでいいのか、これをどのようにされるのか、それから整備する場所は現在と同じところなのか、どこなのかなと思いますがいかがでしょうか。 ○議長(原章倫君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) 片田議員の御質問にお答えをさせていただきます。 まず、場所でございます。場所につきましては現在の場所に整備というか、改修でございます。 それと、水でございますが、こちらにつきましても担当課としても大変頭を痛めているところでございまして、本年度も水が足りないというようなこともありまして、使用禁止のときも若干あったと思います。本年度、水源の水量確保の工事をこれからするということでございます。冬に当たるんですけど、来年度の新しい施設の整備に合わせて水量の確保をしていきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 10番片田八重美君。 ◆10番(片田八重美君) 同じ場所に改修ということは分かりました。ちょっとよく分からないのが、山の水が、枯れ葉がたまったりいろいろするとつかえたり、渇水になったりとかということが現在ですけども、水量の確保というのはタンクを増やすとか、技法はいろいろあるんでしょうけども、水洗になるとか、そんなんではないのでしょうか。いかがでしょう。 ○議長(原章倫君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) 水量の確保の方法でございます。こちらにつきましては、枯れ葉等の除去につきましては、簡単な施設を準備してたんですけど、一層枯れ葉がたまらないような状況ということで、これはもう工事が一応完了してます。今後、水量だけを確保する、ためれるような形にしていくということで修繕をしていくということでございます。 以上です。 ○議長(原章倫君) 10番片田八重美君。 ◆10番(片田八重美君) ありがとうございます。 既にもう工事が完了してるというところも聞きましたが、安定して秋が一番お客さんも多いときで、すごく多くの人があそこに入られるし、奥津渓の全体にトイレが本当に少ないですから、そこを利用することが多いですし、仮設トイレもあったにしても、やっぱり感じもよくないので入りにくいというのもありますので、どういうふうな工事になるのか、財源のこともありますし、最善を尽くしていただけたらなと思います。 質問なんですが、いずれにしても甌穴群の周辺ですからなかなかフラットな場所もありませんし、先ほど言われたようにバリアフリー化を目指すということで、これはとてもいいと思います。小さなお子様から高齢者の方まで、さらには車椅子等を使用する、そういった方も気軽に、安全にトイレが使えるっていうのはいいことだと思いますが、スロープをつけて手すりの設備も、これもぜひとも計画に入れていただきたいと思います。これはお願いですので、よろしくお願いいたします。 そして、では、次のみずの郷奥津湖のトイレについてでございます。 これも、令和5年度に新たな供給手段を模索して水の安定的な供給を行いたいと思っておりますという回答をいただきました。これもうれしい答弁をいただいております。みずの郷奥津湖は、御存じのように平成16年に建てられました。ここも山の水をタンクにためてろ過して使用する施設ということで、これまでにも度々水にまつわるトラブルがあったと思います。その都度、町の方も、指定管理者の方も大変苦労されてきたのではないかと察します。今年の秋も、去年の春もでしたか、水不足で、今年は特に秋にコロナが少し緩和されてお客さんも増えたということで、そうすると水がタンクにたまらないという現状が起きてまいりまして、いろいろ情報がありました。現場のほうとしては、トイレを取るか、食堂を取るかということで、トイレを優先させて食堂のほうはお休みをしたという、そんな経緯もあったかと思います。でも一番迷惑を被るのは訪れたお客様だろうと思います。こうしたことは、本当は平成16年に建てられておりますから、いろいろ町としても苦慮されたことと思いますが、こういったことは早期にできなかったのかというのも失礼なんですけど、いつ頃から認識されていたのでしょうかっていう質問です。 ○議長(原章倫君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) 片田議員の御質問にお答えをします。 いつ頃かということでございますけど、水が足りないということは以前納涼祭をしてたときに度々聞いてたことではございました。ただ、今回のように全く水がなくなるというような事態は私は初めてでございます。 以上です。 ○議長(原章倫君) 10番片田八重美君。 ◆10番(片田八重美君) 答弁書の中で、新たな供給手段を模索して水の安定的な供給を行いたいと示されておりますが、どのような供給手段を考えておられますか。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) これは、ここに記されてるとおりで具体的には申し上げませんが、それから予算にも計上していませんけども、新たな供給源をと考えておりますので、それはそれでトイレが十分使えるように、水が賄えるような施設をということで理解していただきたいと思います。 ○議長(原章倫君) 10番片田八重美君。 ◆10番(片田八重美君) よろしくお願いいたします。指定管理施設として請け負ってやってられる方も願っておりますし、お客様も、多くの方からも聞いておりますので、やっぱり安定したお水をどのようにされるのか、大変だろうとは思います、財源の中で。言うのはみやすいんですけど、するのは本当に大変だろうと思いますけど、せっかくみずの郷奥津湖の周辺でアクティビティーを中心にした観光のまちづくりを目指しているというのであれば、みずの郷の奥津湖として本当に早急にいい方法で安定して水が来るように、トイレも食堂もできるようにお願いをしたいと思います。 あと、もう一つ問題があるようで、排水設備の関係からトイレの臭いがきついっていうのを、私も感じたこともありますし、レストランまで臭ってくるっていうこともあるんです。排水設備の何か、排水に問題があるんだとは思うんですけど、工事に。お客様にも度々迷惑をかけているという実態だそうです。聞いておられるとは思いますが、その点も十分配慮された設計を望みたいと思いますが、よろしくお願いしたいと思いますがいかがでしょうか。 ○議長(原章倫君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) 片田議員の御質問にお答えをさせていただきます。 排水の関係につきましては、十分現地を確認させていただきまして当然配慮をしたいと、このように思います。 以上です。 ○議長(原章倫君) 10番片田八重美君。 ◆10番(片田八重美君) 根本的な水の解決になるように、よろしくお願いしたいと思います。 次に③ですが、越畑ふるさと村のトイレについてお聞きしたいと思います。 これも答弁書にもあるように、11月3日に久しぶりにイベントが行われたり、指定地域の協議会主催ということで目の当たりにいたしましたけども、やっぱりここもトイレが今の時代に即してない、使い便利の悪いトイレだと思います。多くの方がせめてトイレだけでもと訴えられておられました。これは、地元や周辺地域の方々とこのトイレについて協議されたことはございますか。 ○議長(原章倫君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) 片田議員の御質問にお答えをさせていただきます。 地元との協議というお話でございます。イベントについての要望等があった際に、トイレの整備ということで、今回は期間限定のイベントということもあり、仮設トイレをさせていただいております。それと、個別に例えばファンライドであるとか、ああいったイベントをされる際には途中にトイレが欲しいといったような要望は聞いております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 10番片田八重美君。 ◆10番(片田八重美君) 越畑のトイレも、答弁書の中には特段の要望は聞いておりませんと書かれてありますが、なぜかあちこちから耳に入るのが不思議でかなわんのですけど、よろしくお願いしたいと思います。答弁書の中にも、イベント等の開催により年間を通して多くの方が訪れて、多くの利用が見込まれて持続的に地元での維持管理が行われるなどの条件が満たされた場合には、地元や利用者からの要望が多くなれば、財源の問題もありますが、整備に関して研究してまいりたいと書かれてありますので、トイレに限らず、今後、町として越畑ふるさと村をどのように生かしていこうと考えられているのか、それによって、お祭りもイベントもそうですけど、越畑ふるさと村というのは原風景が残ってて、昔から紅葉もとてもきれいで、秋だけになるかもしれませんけども、イベントをしようがすまいがお客様が多く訪れるところだと思っております。特別村民としての会員も多くおられますので、まず町としてはこの越畑ふるさと村をどのように生かしていこうと考えておられるのか……。 ○議長(原章倫君) 一回ここで、片田議員、それは越畑ふるさと村の振興に関わる部分でトイレとはちょっと離れてきてますので、トイレ整備の話をお願いいたします。 ◆10番(片田八重美君) まず、そのトイレを整備するか、しないについても、そこも重要なところだろうと質問をさせてもらったのですが。どのように考えられてるのかなと思いまして。 ○議長(原章倫君) トイレの整備に関してですか。              (10番片田八重美君「整備するか、しないかも研究してまいりたいと答弁にありましたので、じゃあトイレだけをというよりも越畑村全体を町としてどう思われてるのか」と呼ぶ) 質問項目がないので。              (10番片田八重美君「ただ、答弁にありましたから、それで思っておるんですが、駄目ですか」と呼ぶ) トイレに関わっての答弁だと思うんだよね。 ちょっと止めてください。 片田議員、すみませんが、どの部分でということですか。              (10番片田八重美君「今言うのは3ですよね」と呼ぶ) 小項目3でしょ。そこの答弁が……              (10番片田八重美君「はい、3です。3の最後になりますけども、イベント等の開催によりの2行目からのところで、地元や利用者からの要望が多くなれば、財源の問題もありますが、整備に関して研究してまいりたいという答弁でして」と呼ぶ) 多くなればということの答弁で、そうなればまた改善の余地が出てくるという答弁だったと思いますが。              (10番片田八重美君「整備っていうのはトイレのことですよね」と呼ぶ) そうです。              (10番片田八重美君「だからその整備する、そういうお話をするにしても、全体含めて越畑村をどう思われているのかなという」と呼ぶ)              (「トイレの質問に対してトイレ以外のことを……そんなことにならんでしょ」と呼ぶ者あり) いいですか。よろしい。それではスタートさせてください。よろしいか。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) すみません。越畑ふるさと村につきましては、定期的に行われていたものですけども、地元からの要望があり、中断をする、あるいはコロナ禍の課題もありということでありますけども、今の課題がトイレの件でありますので、管理上、管理をする方が地元になかなか少なくなったというふうなこともあります。それから、相対的に申し上げますと、多くの方が訪れて利用される機会も多いというふうなことはありますので、その背景をつくった方たちが継続的にふるさとまつりをされるということであれば、その時々に研究し、整備に対しましても研究していきたいという答弁であります。御存じのように、越畑ふるさと村に入る前に、トンネルを過ぎたところにトイレがあります。そこを利用されるのもありますし、様々な方法もあるかと、このように思います。きれい、汚いというのも課題としてはあるわけでありますけれども、あらゆる方法を捉えて、訪れた人に環境のいい整備をこれからも心がけていきたいと、このように思っておりますので御理解いただきたいと思います。 ○議長(原章倫君) 10番片田八重美君。 ◆10番(片田八重美君) 十分理解してるとは思ってるんですが、町長も言われたように地元住民も少なくなっております。そういう中で、さっき言われたイベント開催、なかなか地域住民の方も一緒にやらなければ、それも分かりませんが、ハードルの高さも感じておりますので、その中でもトイレの整備というのは必要で重要なところだろうと、人が訪れるとどうしても使うものでありますので、越畑ふるさと村に関してはトイレを中心に新たな模索が必要に思います。ここはしっかりと行政が手を差し伸べていただければ、地元や周辺地域の皆さんの対応を重ねてトイレ整備から越畑ふるさと村の整備に至るまで手を差し伸べていただけるのがいいのではないかなと、越畑村のトイレに関しては私は思っておりますので、どうぞよろしくお願いをいたします。 その次に、4つ目の町が整備してるトイレのこと、適正か適正でないかの聞き方というのもどうかとは思ったんですが、適正にないと認識するまでのトイレはありませんという回答でした。私が気になっている観光トイレを5つ挙げてみると、先ほどから言っている奥津渓のトイレと水、みずの郷の奥津湖のトイレと水、そして越畑村のトイレ、それから岩井滝のトイレ、そして県立森林公園のトイレ、この5つがすごく気になっているところでございます。3つまでは先ほど聞きました。岩井の滝のトイレについても、以前に改修のための設計をしているとか、しないとかというのをちょっと聞いたことがあるんですが、その後どうなっているのか。ここも時代に即したトイレが望ましいと思っておりますが、町長、いかがでしょうか。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 先ほどの答弁で越畑村のトイレの件であります。トンネルを過ぎたとこのトイレというのは今使用不可になっておりますので、訂正をさせていただきます。 それから、岩井の滝の件でありますけども、先ほどほかの議員の御質問でありました財源です。それと管理です。言うのは簡単ですけども、この問題は非常に難しい。そういうふうな課題もありますので、当方の課題というふうなことで御理解いただきたいと思います。 ○議長(原章倫君) 10番片田八重美君。 ◆10番(片田八重美君) さっき私が聞いたのは、岩井の滝の改修設計みたいなことがあったような気も、今それはどうなってる、止まってるわけですか。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) ですから、財源というふうな課題がありますということです。 ○議長(原章倫君) 10番片田八重美君。 ◆10番(片田八重美君) 分かりました。財源が確保できればよろしくお願いしたいと思います。 あと、これは県立森林公園でございます。ここで何回か申しまして、町長からもそれは町ではないとかいろいろあったんですけども、森林公園も昭和50年代からできたところで、もうずっと同じ形でして時代に即してないというように思ってます。町からも強い要望を県に向けて、町長からもよろしくお願いしたいと思います。早急な改良をお願いしたいと思います。 トイレに関しては以上でございます。 高齢者の冬の居場所づくりについてでございますが、令和4年1月の民生委員幹事会において相談をしましたが、特に意見がなかったという、相談はありませんでしたと、こういったことでありますが、住民の方からの直接の相談もありません。なぜか私の耳にはそういった声が入ってくるんですけども、これはどうしたらいいものかなと。地域が限られてるとは申しますけども、一人暮らしの高齢者の方が、冬を乗り切るというのが厳しい地域の方が多くいらっしゃるのは確実です。声が届いてないのだろうと私は思いますが、改めてできれば課長にお願いしたいんですが、もう一度一人暮らしの高齢者の方々を中心にアンケートとか、聞き取り調査とか、そういったことの調査はできないものでしょうか。 ○議長(原章倫君) 総合福祉課長安道君。 ◎総合福祉課長(安道智秋君) 片田議員の御質問にお答えしたいと思います。 今年になりまして、民生委員さんの幹事の方には御相談させていただいて、地元の声があればお聞きして役場のほうに連絡くださいというのがありましたけど、本当に御相談とか御意見はございませんでした。片田議員がおっしゃられるように、また再度アンケートとか、調査とかという御提案でございますが、今現在は考えていることはありませんが、来年度、高齢者福祉計画、介護保険の福祉計画も同じですが、そこの3年にわたります計画の計画書の作成時期に当たります。その中で高齢者の方の居場所についてのアンケートが含めれるような内容がありましたら、考えてみてはどうかなというのは今思っております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 10番片田八重美君。 ◆10番(片田八重美君) こういった民生委員幹事会においても声がなかった、どこからもなかった、直接の相談もなかったというと何か私が1人ピエロのように思うんですけども、ぜひとも来年度のその福祉計画策定の中にでも入れれるようになれば、御検討をいただければなと思います。 ②の、前回、温泉施設のことで申し上げたんですが、今回は古民家とか空き家を活用してということで提言というか、させていただいているんですが、そういった共同生活の仕組みを考えてもらえないかという質問を出しておりますが、私が言う、何度も同じことを言わんでもいいんですけども、小さな少数意見でもあるかもしれませんけど、冬というので限られた地域であるかもしれませんけども、やっぱり冬はネックで町へ出ての生活を余儀なくされてしまい、そしてそのまま帰れない人も増えているのが現状です。それが基でさらに空き家になっていくという、こういったのが現実です。私は、人を増やす政策も大事とは思いますけど、減らさない政策もあっていいのではないかと。町長にこれを言うと、そんなことは分かっとるということだろうとは思いますけども、これをすごく私は思います。小さなことかもしれませんけど、もしよかったら町長の意見をお聞かせください。これで質問を最後にさせていただきます。 ○議長(原章倫君) 質問の内容が最後ははっきりしてなかったんですけど、簡潔に質問をお願いします。 10番片田八重美君。 ◆10番(片田八重美君) そうですか。一人暮らしの高齢者の方の冬を乗り越えるか、越えれんかということでお願いはしてるんですけども、普通には人を増やす政策をしますけども、人を減らさないという政策もあるのではないかなと、そういったところの町長の所見というか、御意見をお伺いしたいと思います。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 人を増やす努力もしますが、減らさない努力もしなさいということで、要するに安心して暮らせる地域づくりというのが全町にわたって必要ではないかというふうなところであります。鏡野町では未来・希望基金を利用しての地域づくり協議会もございます。地域で守るということも必要だと思います。それから、行政で設備をするということにも限度がございますので、そういうところで未来・希望基金事業が生まれてきたわけであります。地域のことはしっかり地元でするという意思がないと、行政のほうでも、上齋の福祉センターの中で前は冬場に生活に困られる方が泊まられる施設が5部屋あったわけでありますけれども、利用者が限定的で少なくなってるというふうなこともあります。それから、冬場はもう地元を離れて息子さんのところに行かれてるというところもございます。そういうふうなところで、その部屋をほかの皆さんが喜んでいただけるようなところに機能変更したわけでありますので、そういうふうな事情もあります。様々に御希望もあろうかと思いますけれども、まずところでどう考えるかというふうなことを問題提起をしていただいて、その上でまた協議を行政のほうでしてくれということであれば、また区長さんなりの口から聞こえてくると、このように思いますので、どうかよろしくお願いをいたしたいと思います。 ○議長(原章倫君) 片田議員、よろしいですか。 ◆10番(片田八重美君) はい。どうぞよろしくお願いいたします。終わります。 ○議長(原章倫君) 以上で10番片田八重美君の一般質問を終わります。 次に、一問一答方式により1番鈴木大介君。 ◆1番(鈴木大介君) 1番鈴木大介でございます。 議長より発言の御許可をいただきましたので、一問一答方式にて御質問をさせていただきます。 それでは、一般質問通告書に従いまして質問をさせていただきます。 大項目、鏡野町の未来について。 中項目、デジタル田園都市国家構想など、デジタル化社会に向けた鏡野町の取組について。 小項目、令和4年9月の一般質問に引き続きまして、デジタル田園都市国家構想についてお伺いをいたします。 各部署のデジタル化社会に向けての取組について質問させていただきます。 ①各部署におけるデジタル活用の現状の取組事例をお伺いします。 ②各部署におけるデジタル活用の今後の取組予定についてお伺いします。 以上、この後は質問席にて質問をさせていただきます。 ○議長(原章倫君) 答弁を求めます。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 1番鈴木議員の質問にお答えをいたします。 大項目であります鏡野町の未来について、中項目デジタル田園都市国家構想など、デジタル化社会に向けた鏡野町の取組についてであります。 何分、質問に片仮名が多いですので、私のほうがちょっと使い慣れない言葉もあります。御容赦願いたいと、このように思います。 小項目1、現状の取組事例であります。 最初に、デジタル化に向けた条例整備の状況についてお答えをいたします。 デジタル基盤の整備につきましては、通信インフラに不可欠な光ファイバー網の全町への整備を平成26年度までに終えております。モバイル通信に関しましても、平成30年度までに携帯電話不感地域の解消を図っております。国の事業となりますが、本人確認あるいは認証機能を有するマイナンバーカードの普及事業にも取り組みまして、出張受付などの効果もありまして、令和4年11月末現在では交付率が63.1%となっております。岡山県平均の53.4%、国平均の53.9%を既に上回っておるというふうなことであります。今後につきましても、マイナンバーカード取得を希望される方に申請しやすい環境づくりに努めてまいります。 続きまして、デジタル人材の育成、確保に関する取組についてであります。 令和3年度におきまして、内閣府の外部専門人材派遣事業への応募をいたしましたが、条件等が折り合わず、専門人材派遣を受けることができておりません。職員関係ですと、くらし安全課の情報管理担当職員がデジタル技術に関する研修を定期的に受講しておりまして、その他の職員もe-ラーニングによりデジタルリテラシー研修、ウェブ上における個人情報の取扱い、セキュリティーに関する研修を受講することとしております。誰一人取り残されないための取組につきましては、デジタル共生社会において問題化する可能性の高いデジタルディバイド対策といたしましては、くらし安全課が令和4年度から総務省のデジタル活用支援推進事業を活用いたしましてスマートフォン教室を実施しております。同様に、生涯学習課も公民館事業といたしまして初心者あるいは高齢者向けにスマホ教室を実施しております。 続きまして、デジタルを活用した町民の皆さんの利便性の向上への取組事例、あるいは社会問題解決への取組事例につきましてお答えをいたします。 マイナンバーカードによる本人認証機能によるものといたしましては、コンビニエンスストアにおける各種証明書の自動交付を開始しておりまして、電子申請あるいは届出システムといたしましては、役場窓口におきまして各種申請の申請書の印刷、あるいはスマートフォンからの申請、届出、証明等の請求及び補助金の交付申請並びに手数料のクレジットカード決済も可能となっております。国民健康保険病院あるいは国保直営診療所におきましては、マイナンバーカードを保険証といたしまして利用することも可能となっております。公金の納付におきましても、口座振替に加えましてクレジットカード決済、あるいはスマートフォンによる決済も導入しております。 町の情報発信に関しましては、ホームページ等の開設、あるいは観光の分野に限られますけれども、ツイッター、フェイスブック、インスタグラムなどによりまして情報発信をしております。 各分野別のデジタル活用につきましては、高齢者福祉におきまして、緊急通報装置あるいは人感センサーによる高齢者見守りシステム、LINEを利用したひきこもり支援相談窓口の開設や高齢者見守りSOSネットワークによるメール配信などがございます。 子育て支援におきましては、保育支援システムによる登降園管理、保護者メールなどがあります。スマートフォンアプリの子育てナビによる母子手帳機能とイベント、子育て情報のプッシュ配信、あるいは健康推進ではスマートフォンアプリによる健康ポイント事業、かがみの健康チャレンジ90日のウェブ申請受付を行っております。 国民健康保険病院におきましては、タブレットを使う発熱外来のオンライン診療とオンライン面会を導入しております。 さらに、防災レジリエンスでは、河川カメラと連動いたしました防災システムや災害時対応のiPadの導入、安全・安心メール及びLINEによる情報伝達、あるいは避難所開設時における公衆無線LANによる通信機能の確保などが挙げられます。 環境衛生におきましては、ごみ分別アプリを導入してごみの分別方法、あるいは収集日の通知機能によりまして正しいごみ分別を周知しております。 有害鳥獣対策といたしましては、ドローンの活用によりまして駆除の効率化を図っております。 観光事業におきましては、プラン予約システムを導入をいたしまして、パンフレットのデジタル化、あるいは観光案内所の公衆無線LANなどが挙げられます。 教育に関しましては、タブレット端末による個別学習、あるいは家庭学習の推進、教材を使いましたプログラミング学習による幅広い知識の習得を図ってございます。これら教育事業の運営に関しましては、ICTサポート業務を委託をいたしまして授業に使用する教員のスキルアップを図っております。 町の補助事業といたしましては、町内商工関係事業者によるDX推進補助を行いましてクラウド会計の導入、あるいはテレワーク設備の導入促進を図ったところであります。内部事務といたしましても、コロナ感染症の影響によりましてウェブ会議システムの導入が進んだところであります。効率的な事務の遂行におきましては、RPA及びAI-OCRの導入による業務効率化や事務処理の自動化を図る実証実験を開始しております。農地台帳、農家台帳、上下水道管理台帳等のシステム化、あるいは電子化による効率的な管理を行っております。上下水道の管理に関しましては、遠方監視システムを導入をいたしまして24時間体制で管理することによりまして、生活インフラの機能維持を図っております。 ここに挙げましたものは導入例の一部であります。デジタル田園都市国家構想の掲げる社会課題解決には、今後さらに追加あるいは改善の余地があると考えております。 小項目②に移りますが、今後は現在導入しております電子申請、届出システムの普及と拡大によりまして住民の皆さんの利便性の向上を図ることを最優先に取り組んでまいりたいと思っております。同様に、RPA及びAI-OCRを利用する業務の範囲をさらに広げまして、事務の効率化と省力化を図ってまいります。 マイナンバーカードによる認証機能を利用した住民サービスの拡張につきましても、検討、研究をしてまいります。拡張するサービスといたしましては、現在のところ検討している事業につきましては保育園の入園申込み、あるいは図書カードとしての利用であります。 現在、スマートフォンアプリを利用した健康ポイント事業を実施しております。今後事業を拡張いたしまして、獲得をいたしましたポイントを町内の事業所でのサービスと交換ができるシステムを構築いたしまして、より多くの方に参加をしていただきたいと、このように思います。こういうものを下げてスマートフォンアプリを使用した健康ポイント事業であります。(現物を示す)皆さんも登録されておりますが、さらに活用を図っていきたいと、このように思っております。 紙ベースで行っております各種アンケートをウェブ上でも可能にすることによりまして、回収率の向上を図り、施策へ反映させたいと考えております。 ハザードマップと要支援者情報のリンクによりまして、要支援者個別避難計画の策定を行いまして災害時に対応できる体制を整備いたします。 毎年12月に全戸配布しております鏡野町カレンダーにつきましても、スマートフォンアプリ版を作成、配布をいたしまして町の情報をリアルタイムにプッシュ方式で発信できれば、住民の方の利便性向上につながると考えております。 その他のデジタル化につきましては、国民健康保険病院におけるセルフ問診による待ち時間の短縮、あるいは各種観光クーポンの電子化による発行手続の簡略化、図書の自動貸出し、移住促進といたしまして空き家データの一元化、スマート水道メーターの導入などを研究してございます。 行政サービスのデジタル化に当たりましては、多額の経費がかかることもありまして課題解決の優先順位をつけて行う必要があります。デジタル田園都市国家構想推進交付金が創設されることに伴いまして、行政のデジタル化に拍車がかかると想定がされます。鏡野町もその流れに取り残されないことが重要であると考えます。しかし、鏡野町はデジタル化が随分他の市町村より進んでるという指摘をされておるところであります。しかしながら、デジタル化は課題解決の手段であります。目的ではありませんので、改めて本町に潜在する課題の洗い出しとデジタル化による解決の有効性を検証し、進めていくことといたします。 デジタル化は完全なものとは考えておりません。アナログとの相互補完により可能な限り課題を解決することで、住民サービスの向上、活力ある地域社会の形成に取り組んでまいります。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(原章倫君) ここで14時10分まで休憩といたします。              午後2時0分 休憩              午後2時10分 再開 ○議長(原章倫君) 会議を再開いたします。 休憩前に引き続き一般質問を行います。 1番鈴木大介君。 ◆1番(鈴木大介君) 丁寧な御答弁ありがとうございました。 時間があまりございませんので、いつものような枕言葉は省いていただいて簡潔に皆様に御答弁いただきたいと思いますので、御協力よろしくお願いいたします。 まず、小項目①について、デジタル基盤の整備についてお伺いをいたします。 現状の5Gの整備状況について、もし分かれば教えてください。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長松本君。 ◎くらし安全課長(松本博巳君) 失礼します。5Gの状況ですけれども、各キャリアが整備を行っておりますので詳細については分かりませんけれども、それぞれのキャリアのホームページによりますと、NTTドコモについては旧鏡野地域の南部から北に向かっては下森原まで、それから越畑の筋については香々美までとなっております。auについては5Gの地域はあるようにはなっておりません。それから、ソフトバンクについては竹田の周辺と下原の地区の一部となっておるようでございます。 以上です。 ○議長(原章倫君) 1番鈴木大介君。 ◆1番(鈴木大介君) ありがとうございます。今後、やはりデジタル基盤の整備ということでは5Gの整備が非常に重要な課題となってまいりますので、ぜひ町からも積極的に依頼をしていただきたいと思います。 続きまして、誰一人取り残さないための取組としてスマートフォン教室を開催をしていただいているということですが、利用者数が分かれば教えてください。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長松本君。 ◎くらし安全課長(松本博巳君) 失礼します。くらし安全課で行ったスマホ教室につきましては、10月20日から12月9日までの間に12回を行っております。参加者数につきましては、基礎と相談の講座を10回行いまして、49人の参加者がありました。また、基礎と応用の講座を2回行いまして、8人の参加がございました。合計12回の講座で57名の参加があったところでございます。 以上です。 ○議長(原章倫君) 1番鈴木大介君。 ◆1番(鈴木大介君) ありがとうございます。なかなかちょっと利用者数が少ないかなと思いますので、今後も積極的に開催の案内をしていただきまして、取り残されないようにしっかりと取組を行っていただきたいと思います。 続きまして、マイナンバーカード、鏡野町は非常に取得率が高いと先ほどの答弁をいただきました。そこで、コンビニエンスストアにおける各種証明書の自動交付、また電子申請が使えるということですが、窓口とコンビニや自動申請の割合を分かれば教えてください。 ○議長(原章倫君) 住民税務課長産賀君。 ◎住民税務課長(産賀雄史君) まず、電子申請届出システムの申請状況についてお答えいたします。 令和3年度、令和3年9月1日からになります。令和3年9月1日から令和4年3月31日までの7か月で申請件数は479件で、申請届出総数に対する割合は7.1%でございます。令和4年度、令和4年4月1日から令和4年11月30日までの8か月で申請件数は321件で、申請届出総数に対する割合は6.1%でございます。 続きまして、コンビニ交付の件数でございます。 令和3年度の利用件数は901件、令和4年度の利用件数は4月から11月末までで864件でございます。交付総数のうちの割合は、令和3年度8.8%、令和4年度12.8%となっております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 1番鈴木大介君。 ◆1番(鈴木大介君) ありがとうございます。やはりコンビニの自動交付は取得率と併せてちょっとずつ数は伸びてきてるのかなと思います。 次に、子育て支援についてですが、スマートフォンアプリ、子育てナビのダウンロード数等が分かれば教えてください。 ○議長(原章倫君) 子育て支援課長金平君。 ◎子育て支援課長(金平美和子君) 子育てナビアプリのダウンロード数ではないんですが、ユーザー数が現時点では210人となっております。先月からは3人の増となっております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 1番鈴木大介君。 ◆1番(鈴木大介君) ありがとうございます。私も絶賛子育て中でこのスマホアプリを登録しておりまして、そろそろ予防接種の時期ですよとか、プッシュ通知が来て非常に便利で、皆様にも活用していただきたいと思います。併せて国のほうも、本日ニュースでありましたが、出産からデジタル化でいろいろ整備をしていくということですので、鏡野町も後れを取らないようにお願いいたします。 続いてですが、先ほどデジタル万歩計がありました。かがみの健康チャレンジのウェブ申請を始められたということですが、ウェブ申請の割合はどれくらいになりますか。 ○議長(原章倫君) 健康推進課長石原君。 ◎健康推進課長(石原靖之君) 失礼いたします。かがみの健康チャレンジ90日につきましては、総数が706件でございまして、ウェブによる申請が109件ございまして約15.4%となっております。それから、先ほどおっしゃられました健康ポイント、こちらのほうなんですけれども、スマホで登録されとる方が162人で全体が今290人ですので、55.9%ということになっております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 1番鈴木大介君。 ◆1番(鈴木大介君) ありがとうございます。非常に健康ポイント事業については利用率が高いということで、今後もぜひそういった、次の小項目②のところでもポイントの有効利用ということでありますが、やはりここもしっかりと進めていただきたいと思います。 そして、教育についてですが、タブレット端末による個別学習、家庭学習の推進、教材を使ったプログラム学習等がありますが、不登校児が家庭でどのように使っているか等が分かれば教えてください。 ○議長(原章倫君) 学校教育課長黒瀬君。 ◎学校教育課長(黒瀬豊君) 御質問にお答えいたします。 学級担任がどのような課題を与えるかで変わりますが、中心となりますものはAIドリル、eライブラリー、調べ学習での検索ソフト、スライドを活用して調べたことをまとめる学習や、NHKのfor Schoolの学習動画視聴などがあります。このほかにも、観察記録をカメラの機能を活用して保存をしていくなど、担任が工夫をした課題で取組があります。 以上です。 ○議長(原章倫君) 1番鈴木大介君。
    ◆1番(鈴木大介君) ありがとうございます。例えば、ふだん学校で使っているというのは分かるんですけれども、不登校、学校に通えない子どもたちが家庭で学習に使ったりとか、オンライン授業を受けたりとか、ふだん学校の授業を映像として家で視聴したりとか、そういったことも使われているようでしょうか、教えてください。 ○議長(原章倫君) 学校教育課長黒瀬君。 ◎学校教育課長(黒瀬豊君) 再質問にお答えします。 不登校児童につきましても、一部の学校ではありますが利用していると聞いております。 ○議長(原章倫君) 1番鈴木大介君。 ◆1番(鈴木大介君) ありがとうございます。少しずつ、例えばチャット機能を使ってクラスの子と合わせて授業を進めたりとかということで、少しでも登校に向けて心の準備ができたり、つながると思いますので、積極的な利活用を考えていただきたいと思います。 次に、効率的な事務の遂行でRPA及びAI-OCRの導入等による業務の効率化を行っているとのことですが、実証実験をどの分野で行っているか教えてください。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長松本君。 ◎くらし安全課長(松本博巳君) くらし安全課のほうで、令和3年度に建設課の補助金申請管理事務と保健福祉課のアンケート集計事務──これはOCRのみですが──について導入のほうを行ったところでございます。令和4年度については、上下水道課の水道移動データ変換作業と住民税務課の償却資産転記作業について導入中のところでございます。 以上です。 ○議長(原章倫君) 1番鈴木大介君。 ◆1番(鈴木大介君) ありがとうございます。例えば、今後、RPA、AI-OCRを使って窓口業務の効率化も図っていけると思いますので、ぜひ実証実験を進めていただきたいと思います。これによって、先ほど牧田議員の一般質問でございました人件費の削減にもつながってまいると思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 次に、小項目②に移ります。 前回、9月の一般質問で、ぜひ各担当課の皆様に一言ずつでもお答えいただきたいとお願いをしておりましたので、せっかくですからこの②の項目、各部署におけるデジタル活用の今後の取組予定についてどのような取組を行う予定か、実施に向かっての現状の課題等があれば簡単に総合政策室から順次お答えをいただければと思います。 ○議長(原章倫君) 1番鈴木議員からの要請で順次全課ということなので、総合政策室長瀬島君。 ◎総合政策室長(瀬島栄史君) 失礼します。総合政策室のほうですが、具体的な事務を行っていないということがございますので、今考えておりますのが、地方創生の推進交付金とか拠点整備交付金、それから新たに設けられますデジタル田園都市国家構想交付金、こういったものを使いまして庁舎内のデジタル化でありますとか総合戦略の推進、そういったことに寄与していきたいというふうに考えております。特に、マイナンバーカードの交付率、今、総務省のほうでも検討されておりますが、マイナンバーカードの交付率が高い市町村には若干推進交付金等に上乗せをしていただけるというメリットもございますので、そのあたりも活用してまいりたいと考えております。 ○議長(原章倫君) 総務課長大塚君。 ◎総務課長(大塚英明君) 総務課として、職員の健康管理におきまして、現在、各部署で検温を実施しているとこですが、異常があっても自己申告となっておりますので出退勤システム等連動できればと思っており、また公用車の運転に関するアルコールチェックも同時に行えるよう、コストを見ながら検討していきたいと思っております。それからもう一点、選挙に関しまして、マイナンバーカードを利用するなど、期日前や投票日における手続の簡略ができればと思っております。 以上です。 ○議長(原章倫君) まちづくり課長柳井君。 ◎まちづくり課長(柳井和彦君) それでは、まちづくり課の今後の取組といたしまして、まずは移住施策として空き家情報に関するデータの一元化を行い、関係各課との情報共有を行うことによりまして、空き家の管理だけではなく、入居を希望する居住者や法人、事業者、様々なニーズに迅速に対応できるよう取り組んでまいります。また、現在は町営バス、共同バスにつきまして、バス情報フォーマットにより時刻表がグーグルマップ上で検索できるようになっております。今後につきましては、中鉄北部バスなど他の公共交通につきましても同様に検索できるよう、事業所への依頼を継続してまいります。また、デマンドタクシー等につきましても、利用者の年齢層も考慮しながらとはなりますけれども、予約受付等オンライン化の必要性を検討してまいります。 以上です。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長松本君。 ◎くらし安全課長(松本博巳君) くらし安全課では、先ほども申し上げましたが、RPA、AI-OCRについて令和3年、令和4年度に2件ずつ導入をしておるところでございます。今後も年2件程度の導入を考えております。各担当課と協議をいたしまして、導入可能な事務のうち、優先度が高い事務から導入をいたしまして、業務の効率化や業務品質の向上に努めていきたいと考えておるところでございます。また、スマホ教室についても継続して実施をいたしまして、情報格差の解消に努めてまいりたいと考えております。また、町ホームページのリニューアルについても継続して検討していきたいと考えております。それから、環境係については、ごみ分別促進アプリ、さんあ~るの周知を引き続き行いまして、登録件数の増加に努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 危機管理監奥君。 ◎危機管理監(奥克彦君) くらし安全課生活安全係といたしましては、現在公民館等に公衆無線LANの整備をしておりますが、まだ地区公民館等で設置ができていないところがありますので、残っているところに設置をしていきたいと考えております。また、河川水位の監視カメラですが、もう2、3か所設置をして情報の収集に取り組みたいと考えております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 住民税務課長産賀君。 ◎住民税務課長(産賀雄史君) 令和3年9月から運用しております鏡野町電子申請届出システムでは、各種の申請届出、証明書の郵送請求がスマートフォンを利用して行うことができ、クレジットカードでの決済が可能となっております。このサービスでは、役場窓口に行くことなく、いつでもどこでも申請が可能で手数料のクレジットカード利用ができることから、ワンストップサービスとして利用者の利便性を図るものでございます。なお、今後の課題といたしましては、このサービスのさらなる利用普及の促進と性能の向上を継続的に図り、安定的な業務運営に取り組んでまいります。 以上でございます。 ○議長(原章倫君) 総合福祉課長安道君。 ◎総合福祉課長(安道智秋君) 総合福祉課でございます。 介護保険関係の申請、全てではございませんが、要介護、要支援更新認定の申請、被保険者証の再交付申請など11項目におきまして、令和5年度からの電子申請の利用が可能となるように協議を行っております。ウェブサイトを通じて介護などの行政手続の検索、オンラインでの申請などのサービスを提供いたします。行政機関等からのお知らせ内容を確認することもできるようになります。なお、一部の機能の利用につきましてはマイナンバーカードが必要となります。課題としましては、やはりシステムの利用操作方法やマイナンバーカードの交付率だと思われますが、高齢者や介護者の負担が少しでも軽減されるものと考えております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 健康推進課長石原君。 ◎健康推進課長(石原靖之君) 健康推進課でございます。 健康推進課では、診療所での訪問診療をオンライン診療に変更というか、追加で行いたいということを考えております。メリットといたしましては、患者さんの立場では診療所まで行かなくてもよいということと待ち時間がない、それから感染リスクが少ないということでございます。診療所の立場でございますが、移動時間が少ないということで、その分診療所の診療時間が取れるということでございます。課題としましては、システム構築に費用がかかる割に診療報酬点数が低いということで、費用対効果が低いというのがネックとなっております。今後は現場の医師、看護師等に意見を伺いながら進めていきたいと考えております。そのほかといたしましては、先ほどありました健康ポイント事業の拡張化、それから保健師の訪問指導に使用する健診結果がデータ化されたタブレットの整備でございます。 以上でございます。 ○議長(原章倫君) 子育て支援課長金平君。 ◎子育て支援課長(金平美和子君) 子育て支援課の今後の取組についてです。 まず、既に導入している保育支援システムですけれども、便利な機能を使いこなせていないといった面があります。今後、保育士対象に研修会を実施して保育の帳票作成など便利な機能を有効に活用し、保育の負担軽減につなげていきたいと思っております。また、電子申請等に関してですが、子ども医療費受給者証の交付、保育園入園手続、児童手当の手続など可能なものから導入していきたいと思っております。あとそれから、子育てに関するアンケートですけれども、例えば乳幼児健診時にQRコードを配布して回答していただくといったこともできないか検討しているところです。 以上です。 ○議長(原章倫君) 学校教育課長黒瀬君。 ◎学校教育課長(黒瀬豊君) 学校教育課です。 1つ目といたしまして、保護者からの欠席連絡アプリを導入し、欠席連絡や学校からの通信などをデータ化し、スマホでやり取りできるように効率化を行います。スマホでの連絡により、学校業務の簡素化にもつながります。 2つ目としまして、電子黒板の導入を検討しております。電子黒板を導入することで、授業のICT化が広がることが期待できます。現状のマグネットスクリーンでは鮮明度が低く、より鮮明な画面で動画を視聴したり、友達の考えを可視化したりして授業の質を高めていくことが期待されます。 以上です。 ○議長(原章倫君) 生涯学習課長小原君。 ◎生涯学習課長(小原克則君) 生涯学習課でございます。 生涯学習課といたしましては、先ほど危機管理監も言われましたが、地区公民館12館につきまして、避難所指定を受けているところが優先ではございますが、順次公衆無線LANの導入のほうを考えていきたいと思っております。それから、各公民館ではパソコン教室、スマホ教室もやっておりますので、これも継続して行っていきたいと思っております。それから、図書カードのマイナンバー利用のほうにつきましても検討してまいります。これにつきましては、安全性、それから費用対効果、その辺も考えながら検討したいと思います。 以上です。 ○議長(原章倫君) 国保病院事務長福田君。 ◎国保病院事務長(福田紀彦君) 鏡野町国民健康保険病院です。 町長答弁でもございましたが、タブレットを用いて患者さん自らが問診を行うセルフ問診のシステムの導入を考えております。こちらのほうは、複数台のタブレットを用意することで複数の患者さんが一度に問診が完了するというものでございます。これによりまして、待ち時間の解消でありますとか、業務の効率化が図れるのではないだろうかと考えております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) 産業観光課の主なものでございます。 農業部門におきましては、鏡野町の農地地図情報管理システムをeMAFF、農林水産省共通申請サービスと情報連動させることを順次取り組んでおります。課題としましては、国の地図情報の精度が低いというものがございます。 林業部門につきましては、既に鏡野町では森林GIS、岡山森林クラウドの導入を行っておりまして、国土調査の情報と森林簿、航空写真等の連携は完了しておりますが、現在、定住自立圏1市4町で令和3年度から3か年で取り組んでおります森林資源解析事業により、令和6年度より森林資源データの取組を行います。 続きまして、商工観光部門でございます。まずは、本年度、妖精の森ガラス美術館におきまして、国による観光需要喚起策への対応としまして電子クーポン制度の導入を行いまして、今後あらゆる場面で想定されます各種電子クーポンへの対応が可能となるべく検討を行っていきます。観光では、そのほかいずれも補助事業による財源確保が課題でございますが、スマートフォンをメインとした柔軟な総合ウェブサイトやSNSと連動するモバイルファーストな観光総合ウェブサイトを構築していくことや、鏡野町ファンクラブ、かがみの里山健康クラブデジタル会員証として公式アプリケーションの開発、導入、それから観光案内所等におけるデジタルサイネージの導入によります鏡野町の季節情報やイベント、緊急的な観光情報の発信を行っていきたいと思います。 以上です。 ○議長(原章倫君) 建設課長岩佐君。 ◎建設課長(岩佐誠己君) 建設課の主な取組として、ドローンやGISによる3次元の測量を活用し、工事設計、施工、点検及びICT、AI等を活用した新技術の導入など、費用対効果を考慮して段階的に導入を検討してまいります。 以上です。 ○議長(原章倫君) 上下水道課長廣澤君。 ◎上下水道課長(廣澤秀樹君) 上下水道課の今後の取組といたしましては、安定した検針業務及び安定的な水道水の供給を行うことを目的として、以前より検討を行っておりますスマート水道メーターの導入に向けた新たな実証実験の実施を予定しております。以前、実証実験を行った結果、導入費用が高額であり、費用対効果が得られず導入を見送りましたが、今後は前回の検針方式とは異なる方式のメーターで実証実験を行うことを予定しております。 以上でございます。 ○議長(原章倫君) 会計管理者安道君。 ◎会計管理者(安道葉子君) 出納室単独ではございませんが、令和5年度開始予定の納付書に印字したQRコードを活用した税の納付について準備対応を進めてまいります。 以上です。 ○議長(原章倫君) 1番鈴木大介君。 ◆1番(鈴木大介君) ありがとうございます。非常に積極的な事業を考えていただいております。 質問をさせていただきます。 マイナンバーカードの認証機能を利用した住民サービス、それぞれの課であると思いますが、各課の取組をもう一度詳しく、マイナンバーカードの認証機能を利用した住民サービスの拡張について取組を教えてください。多分、全部の課じゃないと思いますので……。 ○議長(原章倫君) 全部の課ではないと思いますので、該当する課だけ。              (1番鈴木大介君「該当する課を順次最初からお願いいたします」と呼ぶ) 住民税務課長産賀君。 ◎住民税務課長(産賀雄史君) 町長の答弁にもありましたように重複になりますけれども、住民税務課ではらくらく窓口、コンビニ交付もそうなんですけど、御利用して利用者御自身がマイナンバーカード機能により、住民票、印鑑証明書、所得、課税証明書の取得ができるサービスを行っております。申請書の作成が不要でございますので、利用者の窓口での時間短縮となっていると考えます。 以上です。 ○議長(原章倫君) 国保病院事務長福田君。 ◎国保病院事務長(福田紀彦君) 失礼します。マイナンバーカードによる利用でございますが、今現状といたしましては保険証の利用としてマイナンバーカードのオンライン資格証という形の機械を通しますと、保険証とひもづいてますので、そちらで保険証の代わりとして利用することはできます。ちなみに件数ですが、月々多くて5件程度、今現在このような状況でございます。 以上です。 ○議長(原章倫君) 1番鈴木大介君。 ◆1番(鈴木大介君) ありがとうございます。 そして、最初の答弁書でいただいてました鏡野町カレンダーのスマートフォンアプリ版を作成したいということでした。こちらの、例えば町の情報をリアルタイムにプッシュ方式で配信できれば住民の方の向上につながると考えますということですが、これをもうちょっと拡充して、例えば住民属性に応じた情報をプッシュ型配信をする、季節に合わせて先ほどの子育てアプリのように予防接種の時期ですよとか、そういったものに加えていろいろな申出、申請の時期が参りましたとか、あとこういった補助金が出たので農業されている方、年間これぐらいある方はこういった補助金が出ましたよというような情報の発信とか、いろいろなことが応用できると思いますが、そのあたりをお考えでしょうか、お伺いします。 ○議長(原章倫君) まちづくり課長柳井君。 ◎まちづくり課長(柳井和彦君) それでは、御質問にお答えをさせていただきたいと思います。 特に、各課にまたがるとは思いますけれども、まちづくり課といたしましては、カレンダーをはじめといたしまして各種補助金、助成金、空き家情報、それから町の四季折々の魅力、このようなものをアプリを利用してプッシュ型の通知をしたいと思っております。しかし、必要な情報は利用者によって異なると考えられるため、アプリの情報のうち必要な情報だけが通知されるようにしていきたいと思っております。アプリ内で必要な情報にチェックを入れることにより、利用したい情報だけが通知されるなど、このような利便性の高いシステムを模索してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 1番鈴木大介君。 ◆1番(鈴木大介君) ありがとうございます。今のようなアプリができると非常に便利だなと思います。私もそうですけど、いろいろ、もうそろそろあれがあったな、これがあったなとか、忘れるとこに事前に登録しておけばプッシュ型で案内が来たりとか、もう一歩進めば、チェックを入れれば自動にそれで申請ができますよというものまで進んでいただきたいなと思います。 さて、いよいよ時間がなくなってまいりました。多分、最後になります。 本町に潜在する課題の洗い出しとデジタル化による解決の有効性を検証しという、答弁書で御答弁をいただいております。そして、アナログとの相互補完が必要だと。当然そう思います。デジタル化によって、人の手がかからなくなった分、どうしてもアナログでやっていかないといけない、例えば保育所の保育士さん、また高齢者の介護、そういったところが、今後、非常に強化するポイントとなると思います。そこのアナログ人材を生かすためには、何をデジタル化をして、何をアナログ化で進めていくのか、見極めが必要になってくると思います。これはデジタルでいけるんじゃないか、そういったものを発見するにはやはり若い職員の皆様で、例えばDX人材、こういった人材を育てていく必要があると思いますが、今後、町のDX人材の育成についてはどのような方針でお考えでしょうか。 ○議長(原章倫君) 総合政策室長瀬島君。 ◎総合政策室長(瀬島栄史君) 町のDX人材でございますが、先ほど町長の答弁でもありました中では、AI人材とDX人材は全然別物ということで答弁させていただきます。DX人材はやはり職員ということで、町の業務でデジタル化できるものとできないもの、できるんだけどしないもの、このさび分けが必要だと思います。やはりそういった方々には集まっていただきまして、業務を担当される方、中間層と言われる方に集まっていただいていろいろと検証していただくのが一番いいんじゃないかというふうに考えております。また、それには外部からの御意見もいただけるようなシステムを構築していきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 1番鈴木大介君。 ◆1番(鈴木大介君) ありがとうございました。 もう時間がありませんので、次回3月の一般質問においては、今日各課の皆様にお答えいただきましたいろいろなデジタル化の方向性、今後の取組についてお伺いしましたので、これを深掘りをさせていただきたいと思いますので、次回3月ではまたこの続きをさせていただきたいと思います。また、各課デジタル化で不要となる人件費とか人材をどのように次に生かしていくのか、その取組、アナログの部分の強化についても併せて教えていただければと思いますので、また次回3月によろしくお願いいたします。 ○議長(原章倫君) 以上で1番鈴木大介君の一般質問を終わります。 ここで14時55分まで休憩といたします。              午後2時45分 休憩              午後2時55分 再開 ○議長(原章倫君) 会議を再開いたします。 休憩前に引き続き一般質問を行います。 次に、一問一答方式により11番岸 泰廣君。 ◆11番(岸泰廣君) 11番岸 泰廣です。 議長のお許しをいただいたので、通告書に従い一問一答方式にて質問をいたします。 大項目、子育て支援について。 中項目、新入学児童の支援。 小項目、新入学児童の支援についてを質問いたします。 今の国会の予算委員会にて、少子化問題、子育て支援について議論をされていました。特に、子育て世代の家庭への支援が議論されています。今年は、電気代、ガス代、ガソリン代ほか、物価高騰が目立ち家計も苦しい中、11月には町独自の物価高騰対策臨時給付金が各家庭に支給されました。各家庭においては、有効に利用されたと思います。その中、来年度、小・中学校へ入学予定をしている家庭は何かと物入りだと思います。制服、ランドセルその他の必要経費がかかりますが、町は子育て支援として新入学児童・生徒への支援を何か考えられておりますか、お伺いをいたします。 中項目2の放課後児童クラブに関して。 小項目、放課後児童クラブに関しての質問をいたします。 平成18年4月、南学区に放課後児童クラブが社会福祉協議会内に設置された。当時は1年生から3年生までの児童が対象でした。その頃、既に上齋原地区には民意による放課後児童クラブは設置されておられました。 お伺いします。 ここで、父兄からの高学年までの児童の受付の要望があったのかと思いますが、いつ頃から高学年の受入れを開始されましたか。 次に、指導員不足が問われています。令和4年度の指導員の検証をしたいと思います。 令和4年度当初の指導員は何名でしたでしょうか。 次、令和4年度中の指導員の退職はありましたか。また、何名でしたか。また、中途採用の指導員は何名でしたか。 現在、何名の指導員で運営をされていますか。現在、指導員の不足はあるようでしょうか。 12月の広報紙に放課後児童クラブ入所予定の290名の募集が掲載されています。その中には、常時利用する児童、季節利用をする児童、また配慮を必要とする児童がおられると思います。令和5年度に向けて指導員の契約の時期が来ております。 現在までに指導員の契約は何名おられますか。その中、常勤、パートの指導員の契約はそれぞれ何名ですか。 次に行きます。 鏡野町では、指導員1名で何名の児童を見守っていますか。また、基準はありますか。 次、募集定員がいっぱいになった場合、新年度は何名の指導員が必要になりますか。 次、指導員が不足の場合、今後の採用予定はありますか。 次に行きます。 指導員について質問をいたします。 指導員は会計年度任用職員と聞いております。違反等があった場合、どのような指導をされますか。 あとは質問席にて質問いたします。 ○議長(原章倫君) 答弁を求めます。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 11番岸議員の質問にお答えをいたします。 大項目、子育て支援についてであります。 中項目、新入学児童への支援につきましては、教育委員会に関する内容でありますので、後ほど教育長から答弁をさせます。 次の中項目であります放課後児童クラブについてであります。 放課後児童クラブの指導員は、鏡野町会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の規定では全員パートタイム会計年度任用職員に区分をされます。ここでは説明の便宜上、週5回、学校授業日につきましては4時間30分、学校休業日は7時間45分勤務する指導員をフルタイム指導員、時間あるいは日数の少ない勤務をする指導員はパート指導員と表現をさせていただきます。 小項目1の高学年の受入れの開始であります。 町では、それまで小学校3年までとしていた受入れを平成31年度から6年生まで拡大をしております。 次の、小項目2であります。 令和4年度当初はフルタイム指導員34名、パート指導員9名の合計43名でありました。 次の小項目3であります。 7月までにフルタイム指導員2名とパート指導員1名が退職しております。その欠員補充といたしまして、フルタイム指導員は1名だけしか採用できず、月1日や土曜日のみ勤務するパート指導員が3名と夏休み期間だけお願いできた1名の合計5名でありました。 次の小項目4であります。 現時点での指導員は45名であります。内訳は、フルタイム指導員が33名、パート指導員は12名で不足は生じておりませんが、休暇は自由には取りにくい状況にあります。 次の小項目5であります。 先日、令和5年度に向けた指導員の面談を実施し、継続勤務の意思確認などを行ったところ、フルタイム指導員は33名中28名が継続希望でありまして、5名が退職を希望されております。退職希望5名のうち1名は責任者であります。パート指導員は12名中7名が継続希望で、5名が退職を希望されております。パート指導員の継続希望者のうち1名はフルタイム指導員を希望していることから、現時点での令和5年度に向けた継続見込み者はフルタイム指導員29名、パート指導員6名となっております。 次に、小項目⑥であります。 鏡野町放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例第10条第2項に、放課後児童支援員の数は支援の単位ごとに2人以上とすると規定しております。これを基にそれぞれの児童クラブに可能な限り、必要な人数を配置しております。児童の状況により柔軟に対応する必要があることから、1人の指導員が何人と一概にお答えすることはできません。 次に、小項目7であります。 令和4年度と同様の運営をするにはほぼ同数の指導員が必要でありまして、このためフルタイム指導員は4名、パート指導員は勤務可能な時間数にもよりますが、5名程度は新規に確保する必要があると考えます。 次の小項目8であります。 令和5年度に向けて、広報紙、ハローワーク、町内公共施設へのポスター掲示などを通じまして募集を行う予定であります。ただし、令和4年度の指導員の募集状況、あるいは退職希望者が当初の想定を大きく超えていることなどから、必要とする人数を採用することは難しいと考えております。 最後に、小項目9であります。 放課後児童クラブの指導員は、鏡野町の会計年度任用職員であり、コンプライアンスは当然に守られるべきものであります。万が一、コンプライアンスに反する事態が生じた場合は、町の規定に従って厳正に対応していくこととなります。 以上、町長答弁とさせていただきます。 ○議長(原章倫君) 答弁を求めます。 武本教育長。 ◎教育長(武本吉正君) 岸議員の御質問にお答えいたします。 大項目、子育て支援について、中項目、新入学児童への支援の御質問でございます。 新入学の児童・生徒には、経済的理由のため就学が困難な児童・生徒の保護者に対し援助を行う新入学学用品費の入学前支給制度があります。国の示す支援費補助金の単価を基に、令和4年度では学用品費として小学校入学児童に一律5万1,060円、中学校入学生徒に一律6万円を支給しています。支給対象者は非課税世帯や児童扶養手当の受給世帯等に限られますが、この支給制度を御利用いただきたいと思っております。全ての新入学の児童・生徒を対象とした具体的な支援策については、財源などの課題がありますので今のところは考えておりません。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(原章倫君) 11番岸 泰廣君。 ◆11番(岸泰廣君) それでは、新入学児への支援のほうからお伺いをいたしたいと思います。 全ての新入学児童・生徒対象の具体的な支援は考えられてないということでございます。今、大変な電気代、ガス代等も先ほども申しましたが、値上がりをしておる状態でございますので、いろんな形で支援が立てられております。ユニークな支援を一つ御紹介したいと思います。富山県の立山町においては、負担の大きいランドセルを、町と大手アウトドアメーカーと共同開発したランドセルを、来年度、町立小学校の児童、入学する予定の178名に無料配布するという取組をすることが報道されております。このランドセルは、軽量でタブレット等も収納できるという軽いものでございます。これももう売られておるような状態でございます。ランドセルも買えば5、6万円はするような高いランドセルでございますけど、この立山町が配布するのは軽くて丈夫だと、6年間も十分使えるというようなランドセルを配布する取組もされているようでございます。ランドセルとなれば、おじいさん、おばあさんが買われることもあると思いますけど、町として一つの子ども支援を支える鏡野町でございますので、その辺も今後考えていっていただければよいと思います。また、この制度もやっていただければ、単年度では終わらないという金銭的な面もあるかと思いますけど、ぜひ、今年はできなんだら、来年度からでもそういう考えをしていただければと、このように思いますけど、よろしくお願いをいたします。 それでは、放課後児童クラブについての答弁がございましたので、していきたいと思います。 放課後児童クラブの職員は全員パートタイマー会計年度任用職員という形で位置づけられております。町の職員としてしっかり肝に銘じて働いていただけると、このように信じております。今回、指導員不足がかなり出てきて、民間に経営を委ねるというような話も出てきましたけど、今の段階では指導員は不足ではないという状態でございますけど、来年度に向けてそういうことが出てくるという形でございます。 お伺いします。 ③です。令和4年度に12名余分に採用されたとの発言がありました。これはいつの段階で採用がありましたのか、お伺いいたします。 ○議長(原章倫君) 子育て支援課長金平君。 ◎子育て支援課長(金平美和子君) 岸議員の御質問にお答えします。 令和4年度スタートに向けた採用者は3名です。また、年度中に採用した指導員については、先ほど町長がお答えしたとおりです。令和4年度に12名採用したという実績はありません。 以上です。 ○議長(原章倫君) 11番岸 泰廣君。 ◆11番(岸泰廣君) 再度確認します。 ほんなら、令和4年度に12名余分に採用されたという事実はないということでよろしいでしょうか。 ○議長(原章倫君) 子育て支援課長金平君。 ◎子育て支援課長(金平美和子君) ございません。 ○議長(原章倫君) 11番岸 泰廣君。 ◆11番(岸泰廣君) 次に行きます。 高校生、大学生の採用が、会計年度任用職員として採用されております。いつ頃からの採用で、配属はどこの地区にされたのでしょうか、お伺いします。 ○議長(原章倫君) 子育て支援課長金平君。 ◎子育て支援課長(金平美和子君) 現在、高校生が2名、それから大学生が2名働いていただいております。うち3名は、今年度の夏休み前の採用でした。1名については、令和3年度ぐらいだったと思います、採用しております。配属先ですが、高校生2名は南学区放課後児童クラブに行っております。それから、大学生が1名、大野学区放課後児童クラブ、それから大学生1名が鶴喜学区放課後児童クラブで勤務しております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 11番岸 泰廣君。 ◆11番(岸泰廣君) 高校生と大学生は、これは土曜日とか夏休み等に採用予定だと思うんですけど、それ以外の日には出勤等はありましたでしょうか。 ○議長(原章倫君) 子育て支援課長金平君。 ◎子育て支援課長(金平美和子君) 授業が優先ですので、土曜日が中心になっています。あとは、ほかにアルバイトをされてるっていう関係もあって、月1日程度といった方もいらっしゃいます。 以上です。 ○議長(原章倫君) 11番岸 泰廣君。 ◆11番(岸泰廣君) それでは、次に行きます。 5番でございます。先ほど退職者は、12名中7名がですけど、11名ですか、退職されたのが。それでいいですかね。 ○議長(原章倫君) 子育て支援課長金平君。 ◎子育て支援課長(金平美和子君) 現在お聞きしてる退職希望者は、フルタイムの指導員が5名、それからパートタイムの指導員が5名なので、合わせて10名が退職を希望されております。 ○議長(原章倫君) 11番岸 泰廣君。 ◆11番(岸泰廣君) 10名の方が退職を希望されておるということで、今後採用予定はどのような方法で採用されるとかということを検討されておりましょうか。 ○議長(原章倫君) 子育て支援課長金平君。 ◎子育て支援課長(金平美和子君) 先ほどの町長の答弁にもありましたとおり、令和5年度に向けましては、広報紙、ハローワーク、あと町内の公共施設にポスター掲示なども行っていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 11番岸 泰廣君。 ◆11番(岸泰廣君) それでは、これも引っ張ってくるわけにはいかんので、極力皆さんからの希望を望みたいということでございます。 それでは、6番に行きます。 ただいま募集中ではっきりしたことは分からないと思いますが、例えば令和4年度の定員30名中に、登録児童数では27名の地区があります。27名中、休み期間の利用者はおられますか。また、指導員は8名おられますが、パートの方は何名おられ、毎日出勤ではないと思いますが、どのような運営をされておるでしょうか。また、2名または3名の指導員の運営しているところは、有休などはどのような対応をされておるでしょうか。 ○議長(原章倫君) 子育て支援課長金平君。 ◎子育て支援課長(金平美和子君) 定員30名に対して27名の登録がある児童クラブについてです。 こちらのほうですけれども、指導員の内訳は、フルタイムが4名、それからパートの指導員が4名、合計8名で運営していただいております。パート指導員のうち1名は、夏休みにお願いした指導員となっております。なので、日頃はいらっしゃっておりません。それと、有給休暇のほうですけれども、8名いるところについては順番で取れているのかなと思っております。あとそれから次に、2人で回してる児童クラブっていうことですけれども、こちらは香北の児童クラブ、それから富の児童クラブが該当してきます。放課後の時間帯でしたら2人で十分回せるんですが、長期の休みであったりとか、土曜日であったりとか、それから1人が有休を取りたいとか、そういったときになりましたら、ほかの児童クラブから応援に行っていただかないといけないような状況になります。 ○議長(原章倫君) 11番岸 泰廣君。 ◆11番(岸泰廣君) 2名または3名のとこの有休を取られたときの予備要員というのはほかの施設からの流用になると思うんですけど、予備要員が出た場合に、その予備要員が出たとこの施設は少なくてもまうということでよろしいでしょうか。 ○議長(原章倫君) 子育て支援課長金平君。 ◎子育て支援課長(金平美和子君) 今年度は何とか回すことができたと認識しております。ただ、来年度につきましては恐らく応援に行くことができないであろう、そうするとたちまち4月1日からの春休み期間中については現段階の人員では開所そのものが難しいと考えております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 11番岸 泰廣君。 ◆11番(岸泰廣君) どちらにしても指導員不足が大きいと思いますので、その辺は募集中のこともありますので、また3月に最終的な人員のことをお聞きしたいと、このように思います。 それでは、次に行きます。 鏡野町の指導員は、会計年度任用職員、町の職員としていろんな形でコンプライアンス問題等も出てきておるようでございますけど、コンプライアンスが出てきたらかなり難しい問題がありますけど、コンプライアンス研修を今後もしていけるような感じになるでしょうか。 ○議長(原章倫君) 子育て支援課長金平君。 ◎子育て支援課長(金平美和子君) コンプライアンス研修ですけれども、総務課が主催で開催されてるものには、会計年度任用職員、指導員には全て声をかけて参加していただくようにしております。 以上です。
    ○議長(原章倫君) 11番岸 泰廣君。 ◆11番(岸泰廣君) 最後になりますけど、私のほうの質問は令和4年度の検証という形で取らさせていただきました。まだ職員の募集中、児童の募集中でございますので、まだまだ詳しいことは内容的には分からないと思いますけど、3月の段階で、先ほども言いましたように、しっかりとした方針を出していただけるようお願いをして、私の質問を終わります。 以上です。 ○議長(原章倫君) 以上で11番岸 泰廣君の一般質問を終わります。 次に、一問一答方式により9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) 9番仲西祐一です。 議長のお許しをいただきましたので、本日2件の質問を一問一答方式で質問させていただきます。 大項目、鏡野町の子育ての在り方について。 中項目、放課後児童クラブの現状と今後について。 前回の議会で放課後児童クラブの民間委託は否決されましたが、明確な理由が示されず、アンケート等の準備も不足しており、議論の時間もほぼないままでの提案でした。その後の取組等や今後どうしていくのかの議論が全くないままに継続するのではなく、丁寧な説明をするべきだと思いますので、この場で伺います。 小項目①前回の一般質問及び議決後の取組としてはどのようなことが実施されたのでしょうか。 ②児童クラブで現状の問題が何点か耳に入っています。運営側としての現在の困っている問題等があるのではないでしょうか、あったら教えてください。 ③今後どのような運営をしようと考えているのでしょうか。委託することはもう全く考えていないのでしょうか。そして、直営で運営していけるのでしょうか、それをお答えいただきたいと思います。 ④前回の議論の中で、委託できなければ待機児童が出るといった発言もありましたが、そういったことが実際起こり得るのか、お伺いいたします。 次の質問です。 先日、総務委員会の視察で、移住・定住で結果を出してる鳥取県の南部町に伺いました。いろいろな取組を行っていて、大変すばらしい取組だと感じました。それに比べて我が町はまだまだ取組が進んでいないと感じますので、質問をさせていただきます。 大項目、快適な生活環境の里づくり。 中項目、定住化の促進。 小項目①2015年に総合定住相談窓口を開設し、どの程度移住者を移住させることができているのでしょうか。そして、他町村の取組と比べてどのように評価できるのかを伺います。 ②空き家の確保についてはどのような取組を行っているのでしょうか、伺います。 ③総合計画の課題として、鏡野町空き家登録制度の有効活用と定住PRの促進、それと定住できる環境づくりの推進、そして転入希望者に対する相談体制の充実、そして全ての人が活躍しやすい地域環境の向上とありますが、具体的にどのような施策を行っているのか、そしてその成果を教えてください。 ④移住コンシェルジュとしてカガミノミライさんが担当しておりますが、実際どのような業務を行っているのでしょうか、なかなか見えてこないので、教えてください。 ⑤現在、上齋原、富、奥津にて空き家の借り上げ事業を実施していると思いますが、その実施状況と今後の展望を伺います。 ⑥先日、委員会の視察で鳥取県の南部町を見てきましたが、かなり空き家対策に取り組んでいて、そのための法人を立ち上げて結果を出しています。鏡野町もそういった取組をするべきと思いますが、見解を伺います。 以上で壇上の質問は終わります。あとは質問席で行わせていただきます。 ○議長(原章倫君) 答弁を求めます。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 9番仲西議員の質問にお答えをいたします。 大項目、鏡野町の子育ての在り方についての御質問であります。 中項目、放課後児童クラブの現状と今後についてであります。 先ほど11番岸議員の質問でもお答えしたと思いますが、重複する点をお許しいただきたいと思います。 小項目①の取組と問題等についてでありますが、これまでの取組に加え、新たに鏡野町放課後児童クラブの効率的な運営ができるよう、児童クラブ運営事業者とコンサルティング契約を行ったところであります。このことにより、令和5年度に向け、職員数に対して安全に預かることができる児童数、あるいは職員の配置などにつきまして御助言を受けていきたいと、このように思っております。 次の小項目②であります。現在困っていることにつきましては、先ほどお答えしたとおりであります。令和5年度に向けた指導員の確保があります。 次の小項目③であります。放課後の子どもたちに安全かつ充実した生活と時間を提供いたしまして、保護者の皆様が安心して子育てと仕事の両立に取り組めるような運営をしていきたいと、このように思っております。 直営で運営していけるのかという御質問であります。 直営での運営に限界が来ていると判断をいたしまして、令和4年9月会議で民間委託を提案させていただいた次第であります。 次の小項目④であります。令和5年度に向け、退職する指導員の補充ができなかった場合は、当然待機児童が発生する可能性もあると考えております。 続きまして、中項目、定住化の促進、小項目①についてであります。平成27年10月から令和4年11月までに鏡野町総合定住相談窓口を利用され移住された方の人数は、64人でありました。 近隣町村との比較であります。移住相談等の業務を1人で行っている町村はありますが、鏡野町は複数名で業務を行っておりますので、移住に関する総合的なアドバイス、地域住民との橋渡し、移住後のアフターフォローまで、きめ細かな対応ができていると思います。また、コロナ禍によりまして来町が困難な移住希望者には、オンラインでの相談を行うなど、柔軟な対応を心がけております。しかしながら、移住希望者の要望に沿うことができないことがあります。町と委託事業者の連携を密にし、また他の自治体の取組も参考にしながら移住・定住施策を推進してまいりたいと、このように考えております。 次の小項目②であります。利活用可能な空き家を確保するために、町ホームページへの掲載、有線テレビでの文字放送、固定資産税納税通知書へのチラシの同封などによりまして、鏡野町空き家情報登録制度の周知を行っております。また、令和4年度に実施中の空き家実態調査で利活用可能と判断された空き家の所有者への物件に関する意向調査を実施いたします。この意向調査を基に、鏡野町空き家情報登録制度の利用希望者を把握をいたしまして、利活用可能な空き家の確保につなげたいと考えております。 次の小項目③であります。鏡野町空き家情報登録制度の有効活用と定住PRの促進につきましては、鏡野町総合定住相談窓口で鏡野町空き家情報登録制度に登録している物件の紹介、あるいは鏡野町の魅力、特色の情報を提供できる体制を整えてまいります。 定住できる環境づくりの推進につきましては、移住希望者のニーズに合った物件を提供できるよう、空き家の実態調査及び所有者への意向調査を実施しております。また、移住体験ツアー、婚活イベントの実施、定住促進空き家改修事業補助金、空き家片付け推進事業補助金、新卒者等ふるさと就職奨励金の交付を行いまして、町に興味を持ってもらうこと、あるいは移住する際のコストを少しでも軽減できるよう努めております。 転入希望者に対する相談体制の充実につきましては、鏡野町総合定住相談窓口の開設によりまして、移住者に対しては定住するために就業相談、あるいは地域での付き合い方など生活に必要な情報提供や、その仲介に入ることもあり、移住後の支援も行っております。 全ての人が活躍しやすい地域環境の向上につきましては、鏡野町では男女共同参画基本計画を策定をいたしまして、性別に関わりなく活躍できるまちづくりに努めているところであります。また、地域環境の向上のためには地域との協働が不可欠なため、町内12地区の各地域づくり協議会と連携をいたしまして、未来・希望基金事業、あるいは地域づくり連絡協議会での意見交換等を実施しております。 施策の成果といたしましては、移住相談件数が、平成27年度の81件から、令和3年度にはオンライン相談の実施も含めまして212件に、相談後に移住された人数も、平成27年度の2名から、令和3年度には21名と増加しております。 空き家情報登録制度につきましては、制度が開始された平成23年度には3件の登録でありましたが、令和3年度には新規登録が11件あり、現在の総登録件数は116件となっております。また、地域づくり協議会におきましても空き家対策に取り組まれる地区が年々増加してきておりまして、施策の成果につながっているものと考えます。 次の小項目④であります。カガミノミライの業務内容といたしまして、移住専門の従業員を配置し、交流人口増加に係る事業といたしまして移住体験ツアーの実施、情報発信事業といたしましてホームページ、SNSを利用した町の魅力発信、移住・定住相談事業といたしまして移住者の相談業務、現地への案内、移住後の総合相談支援、あるいは移住者同士のネットワークの構築、空き家利活用推進事業といたしまして情報登録の推進、あるいは下見会への立会い、結婚推進事業といたしまして婚活イベントを開催をしております。 続きまして、小項目⑤であります。令和4年度につきましては、試験的に2棟の長期お試し住宅の整備を予定しておりましたが、選定委員会において空き家の状況及び改修費等を検討した結果、上齋原地区に1棟を整備することになりました。令和5年度には、引き続き富地区、奥津地区を含め計3棟の長期お試し住宅の整備を計画しているとこであります。その後につきましては、移住希望者の応募状況あるいはニーズの把握に努めた上で整備を進めてまいりたいと考えております。 最後に、小項目⑥であります。鏡野町におきましても、空き家対策に取り組んでいく上で、町民の協力は不可欠であります。現在は地域づくり協議会での活動として空き家対策を行っている地区もありますので、今後につきましては町と地域住民の協働によりまして空き家対策に取り組んでまいりたいと、このように思っております。また、長期お試し住宅の整備につきましても、賃貸物件が少ない本町では有効な手段と考えております。他の自治体では事業が軌道に乗り、年々借り上げ物件が増加している事例もあります。その一方、空き家の借り上げ事業につきまして、整備後の修繕改修など維持費が膨大になり、事業を廃止した例もあります。先進事例を持つ自治体から情報提供を受けながら、移住希望者のニーズ、あるいは物件の維持に係る費用面の均衡を図りながら、今後の整備につきましても検討していきたいと、このように考えております。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) ありがとうございました。 それでは、再質問させていただきます。 先ほどの小項目の中で、議決後の取組としてはどんなことを実施されたのですかということなんですけども、これは児童クラブ運営事業者とコンサルティング契約を行いましたということが書いてありますが、これだけなんでしょうか、それ以外に何かしたことがあるんでしょうか。 それと、これはどういう目的でどちらの運営事業者がどのような形で何をコンサルティングをするんでしょうか、それを内容を詳しく教えてください。 ○議長(原章倫君) 子育て支援課長金平君。 ◎子育て支援課長(金平美和子君) 9月の議会後の取組ということですが、日々の運営が適正に行われるよう、細かな指導とか、そういったことは行ってきております。 コンサルティング契約のことですけれども、令和4年12月1日付でシダックス大新東ヒューマンサービス株式会社と鏡野町放課後児童クラブ運営コンサルティング業務の委託契約を締結しております。コンサルティング業務の内容は、内部の会議への出席、外部会議への出席、電話による相談対応、あと町が必要とする資料提供をお願いしております。今後12月中に1回目の会議を行って、鏡野町の現状をお伝えし、助言を受けることとしております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) 児童クラブ運営事業者というのは、さっきお名前が出ましたが、これは前回の委託業者の一つでしょうか、それを教えてください。 ○議長(原章倫君) 子育て支援課長金平君。 ◎子育て支援課長(金平美和子君) はい、この業者さんは、鏡野町に指名願を出されている、児童クラブを運営される業者さんです。 以上です。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) 議会の中で、説明が不足しているということはかなり言われとると思うんですが、アンケートとかそういったもんが不足しているということを言われておりました。利用者とか関係者の意見等は確認をされたんでしょうか。 ○議長(原章倫君) 子育て支援課長金平君。 ◎子育て支援課長(金平美和子君) 町の運営に関するコンサルティングですので、利用者さんとかには特に意見を求める必要はないと考えております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) すいません、事業者の話ではなくて、我々が議会の中で問題としてどういった問題があるのかというのは何度も聞いたと思うんですけど、実際の児童クラブの利用者とか関係者の対する意見とか、そういうのは確認をされたんでしょうか、それを聞いてるんですけど。 ○議長(原章倫君) 子育て支援課長金平君。 ◎子育て支援課長(金平美和子君) 利用者さんとかの声につきましては、前回の議会でお答えした内容です。 以上です。 ○議長(原章倫君) ちょっとかみ合ようらんな。 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) 先ほどの我々議会が実際このメンバーとしてもうちょっと確認をしたほうがいい、説明が不足しているよというような認識でお伝えしていると思うんですが、今、今回のその後の取組としてはどんなことをやられとんかというのを私は聞いてるんですけども、じゃあ聞き取りとかそんなんは全くしてないということでよろしいでしょうか。 ○議長(原章倫君) 子育て支援課長金平君。 ◎子育て支援課長(金平美和子君) 尋ねてほしい内容というのが民間委託に関してのことだと思うんですが、そちらについては根拠となる条例がない以上、動くことができないので、何もしておりません。 以上です。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) 前回私も一般質問でしたと思うんですが、なぜ委託しなきゃいけないのかというのをしっかり伝えてほしいし、議論の時間がいただきたいということを私は伝えたと思うんですね。そういった部分がなかなか伝わってこないので、もうちょっとしっかり考えてほしいし、教えてほしいというのが私の思いでありました。 同じ議論になりますんで、次に行きます。 すいません、先ほどの話にも出とる人員不足という件ですが、以前全協でいただいた資料で、2021年のときには職員さんは33名で、2022年は45名に増えているということで資料をいただいているはずなんですね、先ほど岸議員の話にも出ておりましたが。人数は確かに昨年からは12名増えてまして、だから人員不足なんだというお話は聞いて分かるんですけど、児童数が爆発的に前年度から本年度に対して増えたんでしょうか。そこら辺預かってる大体の人数がどの程度いるのか、教えてください。 ○議長(原章倫君) 子育て支援課長金平君。 ◎子育て支援課長(金平美和子君) すみません、昨年度、令和3年度の指導員数は、33名ではなくて45名で、令和4年度の指導員数は、45名ではなくて43名でスタートしております。その辺ちょっと数字が違うと思います。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) それでは、私がなぜそれを言ってるのかといいますと、全員協議会の資料の中に、その人数が令和4年8月17日議会全員協議会資料ということで、民間委託の検討についてということで、3ページなんですけど、2020年の指導員数が4月1日現在で33人と書いてあるんですね。2021年のときは45人とここに書いてあるんですけど、この資料は間違いですか。 ○議長(原章倫君) 子育て支援課長金平君。 ◎子育て支援課長(金平美和子君) 2020年は令和2年度ですので、令和2年度は33名、2021年は令和3年度ですので、45名、間違ってないと思います。 以上です。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) すいません、私の言い方がおかしかったですね。 じゃあ、ここには令和2年度の4月1日現在は33人、2021年度の4月1日は45人で間違いないですか。 ○議長(原章倫君) 子育て支援課長金平君。 ◎子育て支援課長(金平美和子君) 間違いありません。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) 4月1日現在の話ですが、1年前と後では12名増えてるんですね。ですから、児童数がどれぐらい、預かってる児童数がかなり増えたから対応できないということなのか、そこら辺の説明をしてほしいんです。どういうことでしょうか。 ○議長(原章倫君) 子育て支援課長金平君。 ◎子育て支援課長(金平美和子君) 令和2年度から令和3年度にかけて指導員数が12名増えているというのは事実です。こちらなんですけれども、令和2年度スタートに当たって児童の利用登録を行ったところ、大野ですが、定員60名のところ、希望者が76名ありました。このため、急遽大野学区児童クラブの古いほうの施設を開放することとして4月がスタートしました。ただし、その時点では指導員が確保し切れてはなかったということがあります。そのため、33名。募集に努め、令和2年度中に、5月に何人、6月に何人といったような形で徐々に指導員を確保して、トータル年度内で差引き、令和2年度と令和3年度の差が12名増えたというような形になっております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) 単純に考えて、私たちが一般的に考えると、人数が結構増えとる部分もあるし、場所によっては違うと思うんですけど、全体としてほんまに不足しているのかというふうになると、そこら辺が全員で12人増えてる内容でいくと、昨年のほうが大変だったんじゃないんかなというふうに認識をするところもあるので、そういった説明をしっかりとしていただいて、私が直営で運営していけるのかという話に行きますけど、町長もここの答弁で直営での運営に限界が来ているというような説明はあまり私どものほうにはしっかりとした説明ができてなかったので、もうちょっとよく考えてほしいということだったと思うんですね。それに対して、退職希望者が5、6名ずつぐらいおられるんですかね。そこの退職理由なんかはお伺いはしとんでしょうか。 ○議長(原章倫君) 子育て支援課長金平君。 ◎子育て支援課長(金平美和子君) 今年度の10名の退職希望者ですけれども、ほかのところに就職するということが決まった人、それからあとは妊娠による退職、それからあと若い方なんですけれども、フルタイムを希望しているが、正社員になれないんなら辞めますと言われた方もいらっしゃいました。 以上です。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) 次に行きます。 児童クラブで問題点があるんじゃないんですかということで、私どものほうにも多少調査というか、いろいろ声が、反応が入ってきております。その中での問題点として、人員だけではなくて、指導員さんのことでもいろいろな問題等をお伺いしとんですが、実際ここで明確にその内容は言いませんが、そういったことに対しての対応というのはどういったふうに、きちんと対応できているというふうに認識はされとんでしょうか。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 具体的な内容を言っていただかないと分からない部分がありますので、お願いします。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) それはある程度認識はされてると思うんですが、指導員さんの勤務計画が何か二重になってるとか、そういう苦情とかというのを言ったけど、なかなか聞き入れてもらえてないというような、全てそれを私も信頼してるわけじゃない、一方の声ですから、でも実際問題そういう話もしているというようなことがあるんで、そういう声が届いているんではないでしょうか。 ○議長(原章倫君) すいません、9番仲西議員、これは運営側としての困っている問題点というとこの部分でしょうか。 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) はい、そうです。すいません。 ○議長(原章倫君) 副町長。 ◎副町長(藤田昭彦君) 仲西議員さんのおっしゃられてる内容の件につきましては、議員さんの町民との会話の中で話が出てきたことであるというふうにはこちらは思っておりますが、そういうふうなことは別にしまして、町民の皆さんからそういうふうな意見が出たりした場合には、当然鏡野町役場としては当事者両方の意見を聞いて、そういうふうな形の調査をして、最終的に決断をします。ただし、このような議会でそのような個人的なことを申し上げる気はございません。 以上です。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) 個人的なことというか、私もそれは極力伏せたいとは思ってたんですけど、内容が分からなきゃ答えようがないということだったんで、大体の概要を説明をさせていただきました。当然そういった話があれば、双方の話を聞いて対応するのがどこでも筋だと思いますので、そういったことがきちっとできているということであれば問題はないと思うんですが、そういったことも運営としての問題点としてある部分もあるのかなということを私は伺っているんですね。ですので、そういった問題もありながら運営を実際このままやっていけるのかどうかということを私らも再度しっかりとした議論をするべきだと思ってますので、こういったことを伺っているのが現状でございます。 直営で実際やったときに待機児童が発生する可能性もあるとここに書いてありますが、先ほどコンサルティングを業者としたというようなことでありますから、そういった部分も、それは解消できるというふうに認識しているのでしょうか。そこら辺はどうなんでしょう。 ○議長(原章倫君) 子育て支援課長金平君。 ◎子育て支援課長(金平美和子君) 今想定しておりますのは、確保できる指導員数、それから利用希望の児童数のその辺を勘案して、この指導員だったら何人までなら安全に預かれるかという数を見極めを一緒にしていただきたいと思っております。その上で、これ以上預かることになると恐らく安全でないということがあればお断りをしないといけないかなとも思っております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) そういった部分で努力はされてると思うんですが、今後このままの状態で維持するのが大変だというようなことも今お話の中であったわけですから、そういった議論を私はするべきだと思うんですね、再度。ですから、お互いがしっかりとした行政側も説明をして、現状をしっかりと説明して、議会のほうにもきちっとした説明をした上でお互い再度本当にこれでいいのかという議論をして決めるべきだと思いますが、それはどのように認識されておるでしょうか。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 9月会議のときにそれぞれ判断を願うたわけでありますけれども、半数には至らなかったんですけども、議員の方も賛成もしていただきました。当然反対もありましたけれども、少なくとも私どもは精いっぱいの努力を短い期間の中ではありましたけども、させていただきました。再質問にもありましたように、アンケート調査等も、時間がなかった関係、そんなことは理由になりませんけども、それが直近になってからアンケート調査をしたということでありますけども、内容が喫緊の課題であったというふうなことも当然申し上げております。その中で精いっぱいの努力をした、それが通じなかった、あるいは通じた議員さんもおられるというふうなことで御理解いただきたいと思います。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) お互い立場がありますので、私どももしっかりとした内容の説明というのが足りないという人も半数いたということですから、そこはしっかりと認識をして、どんな計画でもそうだと思います、しっかりとした計画ときちっとした説明、そういったものをしながらお互いが合意形成していくのが議会だと思いますので、そういった部分をもう少し再考していただいて、しっかりしていただきたいというふうに思います。 それでは、次に行きたいと思います。 次の定住化の促進の件ですが……。 ○議長(原章倫君) すいません、ちょっと止めて。 定住化の部分に移りますか。              (9番仲西祐一君「はい、移ります」と呼ぶ) それじゃあ、すいません、ここで16時まで休憩といたします。              午後3時51分 休憩              午後4時0分 再開 ○議長(原章倫君) 会議を再開いたします。 休憩前に引き続き一般質問を始めます。 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) それでは、定住化の促進について質問していきます。再質問です。 ①定住相談窓口を利用して移住した方が64人ということですが、どのような利用で64人なのでしょうか。相談に来て家まで紹介して決まった方が64なのか、それとはまた違う、問合せだけでもその利用人数に入るのでしょうか。 この辺と、答弁の中でアフターフォローがしっかり対応ができているというような言葉がありましたが、どういった基準でその評価、アンケート等があるのでしょうか、教えてください。 ○議長(原章倫君) まちづくり課長柳井君。 ◎まちづくり課長(柳井和彦君) それでは、仲西議員さんの御質問にお答えをさせていただきたいと思います。 まずは、移住者64名のうち、住居を紹介した件数につきまして、これは30件となっております。相談窓口の利用というのは、移住に関する相談全般と考えております。どのような提案で決まったかというようなことでありますが、相談者の家族構成や勤務、通学などの利便性などを総合的に判断をしながら、要望に合う物件の紹介を行っております。具体例といたしましては、移住希望者の職歴を確認し無料職業相談センターなどに同行する、また現地物件の案内を行う、地元の事業所等の紹介など、このようなことが挙げられるのかと思います。 また、アフターフォロー、またきめ細かな対応の基準についてということでございますけれども、近隣の自治体での取組につきまして移住後の相談を積極的にされてる自治体が少ないこと、また土日での対応もされてない自治体が多いことから、そのあたりを判断基準とさせていただいております。よろしくお願いします。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) 住居を紹介したのは30件というか、その紹介した物件に30名の方が入居したということでよろしいでしょうか。 それと、具体例というのは、仕事の紹介をしたという意味なんでしょうかね、これ。紹介をして仕事が決まった案件とかというのもあるんでしょうか。あったら教えてください。 ○議長(原章倫君) まちづくり課長柳井君。 ◎まちづくり課長(柳井和彦君) それでは、30名についてですけれども、住居が決まった方、こちらが30件。それで、30名ということではございませんで、家族等の構成もございますので、このあたりの数字が少し変わってきてるのかと思っております。 それから、先ほど質問をいただきました、仕事を紹介して移住が決まったのかどうかというようなところの御質問だったと思います。 仕事の紹介、また相談も多数あったと思いますけれども、仕事の紹介で移住をされた方、これにつきましては10件と伺っております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) そういったこともありますんで、アンケート等であるとか、そういった数値の把握というのをしっかりしていただけたらと思います。 次に行きます。 ②です。いろいろ取組をしているということを書かれているんですが、わりかしいろんな近隣の町村でも同じようなことはされていると思います。この5年程度で何件の空き家登録があったんでしょうか。実績を教えていただきたいと思います。 以前も空き家調査の意向調査をしています。そのときにどんな意見が出たのか、その意見を受けてどのようなことを行ったのかというのを教えていただきたいです。 今回の意向調査はどのような考えで行う予定でしょうか。具体的な取組を教えていただけたらと思います。 ○議長(原章倫君) まちづくり課長柳井君。 ◎まちづくり課長(柳井和彦君) それでは、御質問にお答えをいたします。 まず、過去5年間の実績ですけれども、平成30年から令和4年11月までにつきましてお答えをさせていただきたいと思いますが、64件の登録がされております。 意向調査につきましては、令和元年度にくらし安全課が行った調査で、売却や賃貸をする支援をしてほしい、現時点ではどうすべきか迷っているなどの御意見が多数を占めていたと記憶をしております。それを基に、空き家等除却事業の補助金の施行や関係機関と空き家管理サービス開始に向けた協議などを行っております。 今回の意向調査につきましては、前回の意向調査から事情が変わり、空き家の相談をしたい、また空き家バンクの制度を知らなかったなどの所有者の声もありましたことから、空き家の掘り起こしのほかに、空き家に関する制度の周知や空き家の今後を再考していただくきっかけになればと考えております。現在は空き家に対する補助や空き家バンクによる物件の紹介、長期お試し住宅の整備などを進めておりますけれども、今後は住居としての利用だけではなく、事業所や飲食店など各種団体に利用していただくことも重要になるのではないかと考えております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) 64件の登録ということですが、これは担当課としてどのように評価、少ないのか多いのか、どのように考えておりますか。 それと、どのような取組を行って物件の登録を増やそうとしているのでしょうか、それを教えてください。 ○議長(原章倫君) まちづくり課長柳井君。 ◎まちづくり課長(柳井和彦君) 64件の登録が多いか少ないかというところの御質問だと思います。 一概にこれが多いのか少ないのかという判断はなかなか難しいとは思いますけれども、近隣、美咲町が5年間で75件、それから勝央町が5年間で58件の登録がございました。ほかの町村につきましてはお調べできておりませんけれども、このようなところも考えますと、登録は十分できてるのかなというふうに考えをいたしております。 それから次に、どのような取組で登録を増やしていくのかという御質問だと思いますけれども、従前の制度の周知等を十分に行うことのほか、現在無料の空き家相談会を何度か実施をしておるところです。来年度以降につきましても、無料相談会を多く実施をさせていただきまして、皆様への周知を進めていきたい、このようなことから登録を増やしていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) 多い少ないっていうのは、近隣に比べたら同じぐらいなのかなと思うんですが、逆に物件の登録を増やす取組って何かされたんでしょうか、それを教えてください。 ○議長(原章倫君) まちづくり課長柳井君。 ◎まちづくり課長(柳井和彦君) それでは、お答えをさせていただきます。 申し訳ございません。特にこれという取組は行っておりません。けれども、登録件数の推移を見ますと、平成28年あたりに登録がぐんと伸びております。28年、30年あたりです。これはちょうどくらし安全課ですとか、まちづくり課もしましたけれども、意向調査をした年につきましては登録件数がどんと増えてるというようなところもありますので、そのようなところも併せて検討していきたいと思っております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) そういった取組をしたら件数が増えるということだと思うんですね。だから、それを毎年できるようであれば、そういう周知をされたらいいんじゃないかなと思いますが、その意向調査の中で、アンケートが一番多いかと私も把握はしてるんですけど、情報提供してほしいっていうのが大きなアンケートの内容として多数あったと思うんですね。どうしたらいいか分かんないっていう部分がたくさんあると思うので、そういった部分をしっかりとすればかなりまだ増える可能性はあるのではないかと思いますが、そういった取組を今後もうちょっと小まめにやっていってはどうでしょうか。いかがでしょう。 ○議長(原章倫君) まちづくり課長柳井君。 ◎まちづくり課長(柳井和彦君) 議員のおっしゃられるとおりです。いろいろ参考にさせていただきながら事業を進めてまいります。 以上です。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) 例を一つ挙げます。南部町なんかで空き家管理の情報紙の発行、移住者の紹介の紙面の発行などを何年も前から行っています。そういった調査や研究を行ってはいかがでしょうか、お考えを伺います。 ○議長(原章倫君) まちづくり課長柳井君。 ◎まちづくり課長(柳井和彦君) 議員さんおっしゃられるとおりです。南部町に限らず、先進地の施策について今情報を入手していろいろと課内でも協議をさせていただいてるところですけれども、今後はそのような事例を参考にさせていただきながら、少しでも情報がたくさん入ってくるように心がけていきたいと思います。 以上です。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) ちょっと前半に、時間配分が私は下手くそで、すいません、後半が大分尻すぼみになってきましたので、ちょっと飛ばして、詳しいのはまた今度させていただきますが、ちょっと飛ばします。 ⑤ですね。2棟のお試し住宅を予定しとるけど、1棟になりましたということだったんですけど、検討した結果、何が問題で1棟に決まったのか、具体的な理由を教えていただけたらと思います。 それと、今後の展望はどのように考えておりますか。お試し住宅をどのように活用したいのか、教えてください。 ○議長(原章倫君) まちづくり課長柳井君。 ◎まちづくり課長(柳井和彦君) ⑤についての御質問にお答えをさせていただきたいと思います。 応募は2棟ございましたけれども、先ほどお答えしましたように、選定委員会を開催いたしました。この中で、1棟は現状の傷み具合と改修費の兼ね合いから、改修して使用するには多額の費用がかかり効果的ではないと判断して、1棟の建設にさせていただいております。 また、今後の展望といたしましては、各地区1棟ずつを整備して多様なニーズに対応できるように進めていきたいと考えております。長期間鏡野町での生活を体験し、よさを認識していただくことで、そのまま定住につながるようにしたいと考えております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。
    ◆9番(仲西祐一君) 応募が2棟と言われましたが、どのような方法で募集をされたのでしょうか。募集のみだったらもっと広く周知すれば件数はもう少し増えたのではないでしょうかと思うんですが、そういった選択肢も広がったと思いますが、そういう考えはあったんでしょうか、なかったんでしょうか。 ○議長(原章倫君) まちづくり課長柳井君。 ◎まちづくり課長(柳井和彦君) それでは、お答えをさせていただきます。 今年度につきましては、上齋原地区、奥津地区、この2地区に整備を計画をしておりました。したがいまして、奥津地区、上齋原地区の利活用可能な住居の所有者に向けまして意向調査を実施させていただきました。意向調査を実施させていただいたのが50件弱だったと思うんですけれども、この中で応募がありましたのが3件のみということになっております。議員のおっしゃるとおり、まだまだ利活用可能な住宅はたくさんあるものだろうと思っております。今回の空き家調査、このようなことも含めまして、十分な把握を行ってまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) 制度の内容を応募可能性のある方にしっかり伝えて、そういった部分でメリットはこういうのがありますよとか、そういった部分をしっかり伝えていけば多分応募は自然と増えてくると思いますので、そういった部分をしっかり今後取り組んでいけばさらに進んでいくのかなと思いますんで、よろしくお願いいたします。 ほんまに時間がないんで、整備後のお試し住宅の賃貸期間というのはどのようにお考えでしょうか、それを教えてください。 ○議長(原章倫君) まちづくり課長柳井君。 ◎まちづくり課長(柳井和彦君) 現在は10年の賃貸契約を考えております。しかし、今後整備を進めていく中で、10年間はとても長いだろうということも考えられますので、期間を短くして、例えば2年入りますと更新を一度して、出られるようですと次の方がまたこの2年入れるというようなことも考えていく必要はあるのかなと思っておりますが、現在は10年を計画しております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) そこにずっと住み続けるということではないと思いますので、ある程度の期間を設定して、いろんな方が利用をされて、最終的にどっか買うなり借りたりして永住したいというふうな方向に持っていくのが理想ではないのかと思いますので、賃貸期間をある程度設定して、その間に考えていただいてというふうにしないと、せっかく利用された方が10年例えば住んでそのままというのも方向性としてはどうなのかなと思いますので、そこら辺の設定を検討していただいて、ある程度の期間を利用して最終的にどうするかを考えていただいて、利活用をもっとしていただくというふうにしたほうがいいと思うんですけど、どう思われますでしょうか。 ○議長(原章倫君) まちづくり課長柳井君。 ◎まちづくり課長(柳井和彦君) 今お伺いしましたことを十分に参考しながら検討を進めてまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) もう時間もないので、移住・定住の施策は、単発だけでなく、いろんな要素が絡み合って成果が出るのではないかと思いますし、南部町ばかりの話になるんですけど、こういった取組はすごいなと思ったんで、お話ししますが、新婚生活の引っ越し支援であるとか、3世代同居世帯のリフォーム支援、新築の固定資産税を3年分相当補助するというようなことも町としてやられてるということもありますので、そういった部分も併せて、鏡野町へ住みたい人が増えるというような施策をもっと検討していただけたらと思いますが、そういったお考えはありますでしょうか。 ○議長(原章倫君) まちづくり課長柳井君。 ◎まちづくり課長(柳井和彦君) 今おっしゃられたとおりです。南部町の事業につきましては、議員の皆様が研修に行かれたということで、私どももパンフレット等十分に資料を集めまして内容を確認をさせていただいたところです。ものすごく移住施策に対しては充実をされており、いろんな施策を打っておられるということも認識しておりますので、鏡野町に合った施策、これを抜き取りながら十分に進めていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 9番仲西祐一君。 ◆9番(仲西祐一君) 全く一緒のことをする必要はないと思いますが、そういった部分も参考に入れていただいて、全体としての移住・定住施策というふうにしていただけたらというふうに思いますんで、どうぞよろしくお願いします。 以上で私のほうは終わります。ありがとうございました。 ○議長(原章倫君) 以上で9番仲西祐一君の一般質問を終わります。 次に、一問一答方式により5番藤田照子君。 ◆5番(藤田照子君) 5番藤田照子です。 今回も子育て支援と鏡野風力発電事業について質問します。 大項目1、子育て支援について。 中項目(1)子育て支援課の役割について。 本町では、4月から保健福祉課を3つに分けて子育て支援課を新設されました。新設したことによる変化と効果をどのように受け止められていますか。課を分けたことによる連携の難しさはなかったでしょうか、お尋ねします。 中項目(2)ファミリー・サポート体制について。 まだ十分町民に周知されていませんが、乳幼児や小学生等の子育て中の援助を受けたい人と援助を提供したい人との相互援助の組織で、一時預かりや送迎など利用希望も多いと思います。 小項目①鏡野町の子育て援助活動支援事業(ファミリー・サポート・センター事業)の実施主体は何ですか。町民に対応できているでしょうか。課題は何だと思われますか。 ②広域での支援体制も生かしながら、町独自のファミリー・サポート体制、津山まで行かなくても利用しやすい体制にしてほしいという声があります。その声に応えるために何が必要だと思われますか。 ③津山のファミリー・サポート・センターを利用している美咲町と久米南町は、町職員が担当し、サブリーダーはいません。鏡野地域は、サブリーダー役が研修や連絡調整、会員拡大、広報などを担っています。かなりの年間の活動があります。この役割を引き継いでいってもらうために、現状のままでよいでしょうか、お考えをお聞かせください。 ④実施場所に自宅を使えない場合、使用できる施設の使用料の援助を予算化すべきではないでしょうか。 次に、鏡野風力発電事業について質問します。 中項目(1)町長としての立場は。 小項目①先日、富地区で行われた説明会には40名出席され、事前に取った質問44問への回答が示され、当日も、土砂災害、自然破壊、富の自然は宝、渓谷は守れない、土砂が流れて川下も川が浅くなる、低周波の健康被害など、意見が次々出たと聞いています。鏡野風力発電事業は町の総合計画に影響を及ぼす大型開発ですが、町長はどう考えておられますか、お尋ねします。 中項目(2)地元と業者のコミュニケーションについて。 環境省も経産省も、事業者と地元とのコミュニケーションが十分に行われ、地元が納得することが最も大事と言われています。事業者と住民のコミュニケーションは取れているとお考えですか、お尋ねします。 次に、十分なコミュニケーションとは最低限どの程度必要だとお考えでしょうか、お尋ねします。 中項目(3)町長の責任について。 小項目①前回の質問で、保安林の解除、国有林野の貸付けについての同意書は町民に公開しないとの回答でした。公表してはならないという法律はないと思います。なぜ公表できないのか、お尋ねします。 ②保安林は何のためにあるとお考えですか。保安林の解除になぜ町長の同意書を求められていると思いますか。町民の未来と命と財産に関わる重要な判断になると考えられませんか、お尋ねします。 以上で登壇での質問を終わり、あとは質問席で続けさせていただきます。 ○議長(原章倫君) 答弁を求めます。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 5番藤田議員の質問にお答えをいたします。 大項目1であります。子育て支援についての御質問、中項目(1)の子育て支援課の役割についての御質問であります。 これまで学校教育課で行っておりました保育園、認定こども園の業務と保健福祉課が行っておりました児童福祉、母子保健業務を令和4年4月から子育て支援課が行っております。 令和4年10月には子ども家庭総合支援拠点を立ち上げまして、子育て世代包括支援センターと共に児童福祉あるいは母子保健の双方の観点から必要な支援を行う体制を整えたところであります。このことによりまして、妊娠期から子育て期まで、子どもあるいは子育て家庭の情報を集めやすくなりまして、よりスピーディーに、タイムリーに子育て家庭への支援ができるようになったと感じております。 学校や各園との連携、あるいは福祉、医療との連携もこれまでどおり行っておりますけれども、愛育委員、栄養委員、民生・児童委員など、子育てに関連した委員会との連絡体制は今後充実させていく必要があると考えております。 続きまして、中項目(2)、ファミリーサポート体制についての御質問であります。 小項目①についてでありますが、鏡野町のファミリー・サポート・センター事業の実施主体は鏡野町であります。津山圏域定住自立圏の形成に関する協定に基づき実施しております。 鏡野町では、子育て支援に関しまして、病児一時預かり、あるいは認定こども園等の一時預かり、さらには子育て短期支援事業など様々な事業を行っておりまして、ファミリー・サポート・センター事業もその一つであります。それぞれの家庭が必要とするサービスを選ぶことができ、ニーズには対応できていると考えております。 課題につきましては、会員数は増えております、利用につながっていないことが挙げられると、このように思っております。ただ、これはコロナの影響が非常に大きいと考えておりまして、これが定着して、コロナがウイズコロナになったときには、また内容も変わってくるものと考えております。 次に、小項目②であります。町独自で行うことは考えておりません。独自で実施するとなれば、事業を行うことができるNPOなどが必要と考えております。津山の提供会員からサポートを受けている実績もあることから、引き続き広域で実施していきたいと考えております。 なお、利用の際は、事前に利用申請、あるいは提供会員との顔合わせといった手続が必要となります。津山まで行かずとも役場で手続ができますので、御相談をいただければと、このように思っております。 続きまして、小項目③であります。鏡野町では、令和2年度からサブリーダーを配置しております。サブリーダーは、ファミリー・サポート・センターの提供会員の中から選任し、会員の募集あるいは会員同士の調整などを行っていただく方であります。配置は必須ではありません。議員も先ほど紹介していただいたとおりであります、美咲町や久米南町にはサブリーダーは置いておりませんが、両町の担当者に確認したところ、業務の内容につきましては申請書の受付、あるいは面談の場の調整などで、町の子育て支援課担当者の業務と違いはありませんでした。サブリーダーを引き継ぐ必要が生じた場合には、適任者がいらっしゃればお願いをしたいと、このように思っております。 次に、小項目④であります。ファミリー・サポート・センター事業で生じた実費は、依頼会員が支払うこととしております。施設使用料につきましても、利用された依頼会員に支払っていただくことになります。 大項目2の鏡野風力発電についてであります。中項目(1)の町長としての立場についての御質問でありまして、その中で小項目①についてであります。後期基本計画では、二酸化炭素の削減効果が期待できる省エネルギーの推進、あるいは新エネルギーの普及促進に向けた支援、意識高揚を図ることとしております。事業者には、環境影響評価を適切に行いまして、地元住民の理解を得た上で事業を進めていただきたいと、このように考えております。 町といたしましても、地元から要望があれば、事業者に対し、事業内容あるいは環境影響調査等を住民に分かりやすく丁寧な説明を行うように指導してまいりたいと思います。 続きまして、中項目(2)の地元と業者のコミュニケーションについての御質問であります。 小項目①と②でありますけれども、令和4年11月22日、富地区で地元住民から事業者に対して質問が出され、説明会が行われたところであります。また、令和5年1月28日に羽出地区で同様の説明会が計画されているように聞いております。議員の言われたとおり、事業者には地元住民が納得した上で事業を進めていただくことが重要であると考えております。 中項目(3)の町長の責任についての御質問であります。 小項目①についてであります。保安林の解除に係る同意につきましては、解除事務手続の一環として捉えているために、公表することは考えておりません。 最後に、小項目②でありますけれども、保安林は森林法によって定められた森林の一種で、水源の保持、あるいは土砂災害の防止、生活環境の向上などの機能を発揮することを一般の森林以上に期待された特別な森林であります。同意が必要な理由につきましては、保安林の指定目的の達成に支障がないという判断を行うためでありまして、同意を求められた際は慎重に判断したいと、このように考えております。 以上、町長答弁とさせていただきます。 ○議長(原章倫君) ここで皆さんに申し上げます。 本日の会議時間は、議事の都合により審議終了までこれを延長いたします。 5番藤田照子君。 ◆5番(藤田照子君) 子育て支援課が新しく設置されて、様々な取組がスムーズに、スピーディーに、タイムリーに行われるようになったというふうに答弁をいただきました。核家族が増えてきて、世代で一緒に住んでいて高齢者の問題を一緒に取り組むとかというようなことが少なくなっているのかもしれませんが、連携の面で難しくはなっていないかなという私の不安な思いがありまして、高齢者の介護で伺った人が子どもが不登校になっていたり、家族がひきこもりになっていたりという家族の現状を把握して、それをほかの課に、子育ての方に、行政のほうへ伝えて、全体で福祉の取組ができているような現状もあったと思うんです。そういう連携の面で取組がしにくくなったというようなことはありませんか。 ○議長(原章倫君) 子育て支援課長金平君。 ◎子育て支援課長(金平美和子君) 課は3つに分かれましたが、場所は今までと同じところにおります。随時必要なことは隣の課と話合いができる状態にありますので、連携の難しさはないと思っております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 5番藤田照子君。 ◆5番(藤田照子君) ありがとうございます。国のほうがこども家庭庁を設置したりということで、対応するために課ができたということもあったと思うんですけれども、子どもの状態は、少子化問題とか虐待や不登校、いじめ、本当に様々に深刻な状況が生まれていますので、丁寧な対応をぜひよろしくお願いしたいと思います。まずもっては相談しやすい課になっていただきたいなと思うんです。その面でぜひよろしくお願いします。 次の項目で、ファミリー・サポート・センターなんですけれども、コロナで休校ということがあって、初めて鏡野町では実際にファミリー・サポートが実動し出したのではないかと思うんです。コロナで小学生が、低学年が家にいて、火事など事件を起こしてしまうようなことがあったりとかしないかということで、不安に思って保護者の方は仕事に行かないといけないし、不安に思った思いと、自分が子どもの頃にそういう体験をした高校生が、何とか私たちも協力したいという声が出て、一緒に取り組むことができたと思うんです。ファミリー・サポートの提供会員の方は本当に思いがあって何とかしたいと、協力したいと思っているわけなんですけれども、有償ボランティアって言われるんですけど、ボランティアっていうのをどのように考えられていますか、お答えをお願いします。 ○議長(原章倫君) 藤田議員、ちょっと藤田議員有償のボランティアなんてどこに絡んでくるんですか。ニーズの対応にというところですか。              (5番藤田照子君「いえ、ごめんなさい、1番、2番は回答が分かりましたので、3番のほうに行きたい」と呼ぶ) 小項目の③のところ。              (5番藤田照子君「はい、③のところに行きたいです」と呼ぶ) すいません再度、ちょっともう一度、すみませんがお願いできませんか。 ◆5番(藤田照子君) サブリーダーは、鏡野町にいます。その方が、会員が増えないと利用を希望する方のニーズに応えられないということで、一生懸命会員を増やすことを考えて対策を取られていると思うんですけれど、誰でもいいってわけにはいかないんですよね。子どもがこの人と一緒に安心して過ごせた、楽しかったって思ってもらえないと次に続きませんし、それから信頼される行動が取れないとなかなか次に頼もうというふうにはならないので、継続ができないと思うんです。だから、提供会員も一生懸命ボランティア的に何とか子どもたちの役に立ちたいと思っている人を探さないといけないですし、なのでそのときに、例えばガソリン代も困っているけども、何とか役に立ちたいって思っていたり、それから依頼する人も、幾らかお金を払わないといけないんですけれども、1時間に何百円か払うんですけれども、そのときに、例えば会場費をプラスして払うとかというようなことは大変なことになると思うんです。サブリーダー、提供会員の人の思いを本当に生かそうと思ったら、ボランティアなんですけれども、何かその人が持っているお金を持ち出してまで仕事をしないといけないという、そういうことは本当に生活を抱えては、気持ちはあってもできなくなると思うんですけど、そういう費用弁償的なことはボランティア活動の中の報酬には入ってないと思うんです。なので、その方の交通費とか、費用弁償はしていただけるのではないかと思うんですけど、いかがでしょうか。ボランティアの捉え方が随分違うかもしれないので、お尋ねします。 ○議長(原章倫君) 藤田議員、質問は簡潔明瞭に、答えが出しにくいので、簡潔明瞭にお願いします。              (5番藤田照子君「ボランティアの考えをお聞きしたいです。提供会員のボランティアに対してのお考えをお伺いします」と呼ぶ) 子育て支援課長金平君。 ◎子育て支援課長(金平美和子君) ファミリー・サポート・センターの利用料金ですが、平日午前7時から午後7時までは1時間当たり500円、それ以外の時間帯や休日は700円となっております。こちらのほうは、利用会員が提供会員に直接支払うということになっております。 以上です。              (「サブリーダーのこと」と呼ぶ者あり) ○議長(原章倫君) 子育て支援課長金平君。 ◎子育て支援課長(金平美和子君) サブリーダーですけれども、鏡野町のほうはサブリーダーさんに年間3万6,000円のほうを支払っております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 5番藤田照子君。 質問を簡潔明瞭にお願いいたします。 ◆5番(藤田照子君) サブリーダーの人は、月に3、4回、2、3回、月によって違うんですけど、研修とか打合せとかで津山に出ています。それは3万6,000円というのは何のお金でしょうか。 ○議長(原章倫君) 分かります。 子育て支援課長金平君。 ◎子育て支援課長(金平美和子君) サブリーダーさんに払ってるお金なんですけれども、令和2年度にサブリーダーを設置する際に津山市のサブリーダーさんがもらわれている金額を参考に決めたと聞いております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 5番藤田照子君。 ◆5番(藤田照子君) 津山市は8人サブリーダーがいます。それを鏡野町は1人で広範囲に担当していくようになると思うんですけれども、津山市の旅費と、それから鏡野町から津山市に行く旅費と、また違ってくると思うんですけども、費用弁償の面では、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そういう面では3万6,000円というのはどういうお金なんですか。 ○議長(原章倫君) 子育て支援課長金平君。 ◎子育て支援課長(金平美和子君) 鏡野町が3万6,000円に決めた理由につきましては、先ほど申し上げたとおり、津山の例を参考にしたということで、同じ津山圏域でやっていく以上、差があってはならないと考えます。 以上です。 ○議長(原章倫君) 5番藤田照子君。 ◆5番(藤田照子君) 差があってはならないっていうふうなことを言われましたけど、差がどうしても生まれてくると思うんです、している仕事の差が。なので、またぜひ御検討いただけたらと思います。 次に、④の実施場所なんですけれども、自分の家が使えない方がいらっしゃいます。津山市とかは、アルネならアルネの会場があって、無料でいつでも使えたりするんです。特にこういう場合は土日に使いたいという、そういう依頼会員さんがいらっしゃるので、そういう場合に、例えば無料で使えるように公的な施設を担当課のほうで借りていただくとか、それから使用料がもしかかればそれを補助していただくとか、何か手だてを考えていただきたいんですけど、いかがでしょうか。 ○議長(原章倫君) 子育て支援課長金平君。 ◎子育て支援課長(金平美和子君) 子どもさんの預かり場所ですが、規約のほうでは依頼会員と提供会員が合意の下で決定することとなっております。会員の自宅や図書館といったところが経費がかからない工夫もまずはしていただくことが大事じゃないかなと考えております。経費が生じた場合ですけれども、例えば食事代であったりとか、送迎にタクシー代がかかりました、その場合には利用会員のほうが負担していただきます。なので、施設の利用料も同じだと考えます。 以上です。 ○議長(原章倫君) 5番藤田照子君。 ◆5番(藤田照子君) 条件はぜひニーズのある人が使いやすいように改善をしていただけたらと思っています。ぜひ御検討をお願いします。町長さん、お願いします。 じゃあ、次に行きます。 鏡野風力発電事業についてですが、私もいろいろ気になることがあって、6月、9月、12月の3回目の質問なんですけれども、一番最初の頃は、富の人たちや羽出の人たち、地元の人たちは、若いもんは帰ってこんからもうしょうがないって、どうしたってできるものはできるし、立派な人たちがすることなんだから、もう止めることはできんしっていう諦めの声がほとんどだったんです。地元の人がそんなんだったら仕方ないかなって思っていたんですけど、最近はなかなかそんな状況ではなくなってきていて、内容がだんだん分かってくると心配事がたくさんあって、先日も11月22日、地元の人しか参加できないということで、私たちは行けませんでしたが、質問項目の中にも真剣に問われる問いがたくさん出ていました。ただ、その回答が漠然として回答になってないような状況だったと思うんです。その会のときに、30分業者が説明して、質問できるのは30分ですよっていう会だったらしいんですけど、実際には90分時間が取られたようですけれども、やり取りをしたいと。こう質問して回答があったら、またその回答に対してもう一回質問するとか、納得いくまでのやり取りをしたいと言われています。なので、そういうことがぜひコミュニケーションとして深まっていくように、できてもできなくても、反対であっても反対でなくても、富とか羽出とか、その地域をどういうふうにしたいかっていうのをこの事業をきっかけに地域のみんなで考えていかないと、それこそどっちになっても駄目になってしまうということを少しずつ皆さんが考えられ始めていると思うんです。自分たちがしている産業ですね、炭焼きとか、ひらめの養殖とか、それからキノコの栽培とか、まきを作るとか、いろんな産業が生かされて地元が潤っていくような、そういう地域をどういうふうにつくっていくかっていう自分たちの希望を持たないとどっちになってもよくないと思うので、ぜひそういう意味で一緒にコミュニケーションが深まっていくような取組ができるように投げかけていただきたいと思います。いかがでしょうか。何かいい方法があるでしょうか。 ○議長(原章倫君) ここで5番藤田照子さん、どこの項目の質問なんですか。              (5番藤田照子君「ごめんなさい、コミュニケーションのとこです」と呼ぶ) 最初の町長のどう考えたらといいますのはもう飛んだんですね。必ず質問の前には小項目の何番と言ってもらわないとどこの質問か分からないので。              (5番藤田照子君「はい、すいません、小項目の3番に行っています」と呼ぶ) どこですか。              (5番藤田照子君「小項目の3番」と呼ぶ) え、小項目③。              (5番藤田照子君「あ、ごめんなさい」と呼ぶ) 地元と業者のコミュニケーションについての部分でしょう。              (5番藤田照子君「はい」と呼ぶ) それは小項目①と②しかないんですが。              (5番藤田照子君「あ、ごめんなさい、すいません、私が。②です」と呼ぶ) ②ですか。              (5番藤田照子君「はい」と呼ぶ) 十分なコミュニケーションとは最低限どの程度が必要なのかっていうことでよろしいか。              (5番藤田照子君「はい」と呼ぶ) よろしいか。 それでは、山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 議長にお許しをいただかなくちゃいけないんですけども、皆さん方に疑念が残ったら駄目だと思いまして、先ほどの質問の件ですけども、ファミリー・サポートの件であります。その中で、・・・・・・・・・・・・・・・・ということを言われました。 ○議長(原章倫君) ちょっとここ止めて。そこ止めてください。 町長。 ◎町長(山崎親男君) この件は・・・・・・・・・・・・、訂正をしていただきたいと思います。どうでしょうか。              (5番藤田照子君「この件というのは、ファミリー・サポートについて」と呼ぶ) 職員が津山市に行くのにお金は出てない。旅費も出てない。              (5番藤田照子君「ああ、いろんな研修に行かれても職員の人は……」と呼ぶ) 津山市に行くのには出てないです。訂正して。              (5番藤田照子君「ああ、そうなんですか」と呼ぶ) ○議長(原章倫君) それで、あなたがおっしゃったことが間違っているので。              (5番藤田照子君「はい。その部分を削除してください」と呼ぶ)              (町長山崎親男君「訂正」と呼ぶ)              (5番藤田照子君「訂正します」と呼ぶ) ここで暫時休憩といたします。              午後4時51分 休憩              午後5時13分 再開 ○議長(原章倫君) 会議を再開いたします。 休憩前に引き続き一般質問を行いますが、先ほど5番藤田照子君からの発言の中で取消しの申出書が提出されましたので、ただいま12月14日の会議における発言について、会議規則第64条の規定によって、事実と異なる、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・という発言を取り消したいということでございます。これを取り消すことに皆さん御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(原章倫君) 御異議なしと認めます。よって、取消しを許可いたします。 次に、子育て支援課長金平君のほうから訂正の申出がありますので、これを許可いたします。 子育て支援課長金平君。 ◎子育て支援課長(金平美和子君) すみません、先ほどの私の発言の中で、サブリーダーに払ってる金額を「3万6,000円」と申し上げましたが、「1万8,000円」の委託料ということで訂正させていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(原章倫君) 5番藤田照子君。 ◆5番(藤田照子君) 失礼します。風力発電の説明のことで地元とのコミュニケーションのところを質問してたと思うんですけど、回答書に今度1月28日に行われる予定の羽出地区の説明会があるというふうに書かれていました。この会はぜひコミュニケーションが深まるように業者のほうにもぜひお伝えください。よろしくお願いします。 時間制限もできるだけあまり短くならないように、自由に質問を出して深められるようにぜひよろしくお願いします。 それから、十分なコミュニケーションというのは、住民が納得した上で事業を進めていただくことが重要だというふうに町長の答弁にあります。住民が納得した上っていうところで、納得が深まっていくようになるか、納得できないが深まるようになるか分かりませんが、ぜひ具体的な状況が、地元の人たちがどんな地元をつくりたいと思っているかと併せて深まっていくように、よろしくお願いしたいと思います。 それから、次に行きます。 町長の責任についてというお尋ねのところです。 保安林の解除については、解除事務手続の一環として捉えているため、公表することは考えておりませんとありますが、地元の人たちが、町民もですけど、みんな賛成ですということで進めば、手続の一環なので、公表することはできるのではないでしょうか。なぜ公表できないのかが分からないんですけれど。一番最後のとりで、造るか造らないかの判断のところでとても保安林の解除は重要な点になると思うんですけど、どのように考えられていますか。 ○議長(原章倫君) 町長、どうです。担当課。 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) 藤田議員の御質問にお答えをさせていただきます。 公表しないということにつきましては、先般もお話をさせていただきましたが、特に他意があるわけではなくて、法律で求められていないため公表しないということでございまして、町長答弁のとおり、慎重に判断をさせていただくということでございます。 以上です。 ○議長(原章倫君) 5番藤田照子君。 ◆5番(藤田照子君) 町民としては、どうなったのかというのが、町長の判断というのが本当に大きな力になると思っているんです。ほかの町でも、町長さんが同意書を出さないとかということでストップしたり、いろいろ大きな影響がありますので、町長のお考えというのがどっちに転ぶかの大きな役割を持たれていると思いますので、ぜひ公表していただいて、私たちが町長はこういうふうに判断されたんだっていうふうに思えるようになれたらいいなと思うんですけれども、小椋課長にお尋ねしてもいいですか。 保安林の解除とかのことなんですけれども、そこに水源の保持、土砂災害の防止、生活環境の向上などの機能を発揮することを一般の森林以上に期待された特別な森林ですというふうにあります。そして、県の森林の水源涵養機能っていうことでホームページで書かれているものは「森林は、土が“ふわふわ”なので、降った雨はまるでスポンジにしみこむように、ゆっくりと森の土の中にしみこんで、地下水に蓄えられます。そして、少しずつ川に流れていきます。大雨が降ってもすぐに川があふれないし、日照りが続いても川の水がすぐになくならないのは、このためです。また、雨水は、森林にしみこむ間に、自然の力でろ過されると同時に、自然のミネラルが溶けこんで、きれいなおいしい水になるのです。雨水をそのままコップに受けて飲んでも、なんだか変な味で、ちっともおいしくないでしょう?」っていう、こういう水が鏡野町の産業に本当に大事な水になっているのではないでしょうか。「森林は、自然の「緑のダム」」というふうに言われてるんですけど、産業観光課として、この森林の保安林の解除はどのように考えられますか。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 当初の私の答弁でも申し上げましたように、解除事務手続の一環として捉えているというふうなことが大きな意味があると思います。保安林に指定をするというふうなことにも、かなりの要件が必要になります。それを解除するのにも当然手続が必要でありますけども、それ以上に解除する手続というのは非常に多くの要因が含まれているというふうなことで、一概にこれを指して解除を認めないというところではないというふうに思います。ただ、これを判断する上ではいろいろな方からのいろんな御意見というのは参考になろうかと、このように思います。今、藤田議員の申されたような鏡野町には多くの自然環境があります。その機能があります。その機能の一部を破壊するというふうなことを前提として藤田議員も申されているわけでありますけれども、それ以上に国民に、あるいは町民に資する事業の一つでもあるというふうなことも他方向では見られるというふうなことであります。総体的に皆さん方の意見を拝聴しながら判断していくということで答弁にさせていただきたいと思います。 ○議長(原章倫君) 5番藤田照子君。 ◆5番(藤田照子君) 小椋課長のお話もお願いします。 ○議長(原章倫君) 課長から。 藤田議員、一課長から答弁というのは難しいと思いますが……              (5番藤田照子君「鏡野の産業に影響はないかということでお尋ね」と呼ぶ) 何かあった場合には、皆さんそれは思うことであって、藤田議員、それはちょっと質問を変えてください。質問を変えてくださいというのはこの項目の中身の中で。 5番藤田照子君。 ◆5番(藤田照子君) 再エネが必要だということで、国もカーボンニュートラルということで取り組まれて、風力発電や太陽光発電も必要ということだと思うんです、町長さんのお考えは。しかし、森林をこれだけ大規模に開発することがどうなのかということも一緒に併せて説明会にぜひ御参加いただいて、町民の意見も聞いていただいて、判断をしていただきたいなと思っています。いかがでしょうか。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 説明会の資料は逐次私のほうに届きます。加えて申し上げますと、私がその場において意見を申し上げるということはできません。守ることも、あるいは造ることも、同じ土俵の中で判断をしていきたいと、このように思いますし、今のこの事業につきましては非常に大きな意味があろうかと、このように思います。そういう上で私が皆さん方にこの場で答弁をさせていただくということは控えさせていただきますということを申し上げたまでです。 ○議長(原章倫君) 5番藤田照子君。 ◆5番(藤田照子君) それでは、ぜひしっかりと話合いの中身を読んでいただいて、判断いただきたいと思います。私は、紙とかじゃなくて、フェース・ツー・フェースでじっくり話を聞くということも大事にしていただきたいと思っています。ぜひそういう声が町長室に届きましたら会って話を聞いてあげてくださいませ。よろしくお願いします。 私の質問は以上で終わります。ありがとうございました。 ○議長(原章倫君) 以上で5番藤田照子君の一般質問を終わります。 次に、一問一答方式により6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) 議長の許しをいただきましたので、一般質問させていただきます。 最後でございますので、できるだけ時間、頑張ろうと思いますので、よろしくお願いします。 それでは、大項目、原子力事故対策。 ①広域避難計画。 小項目①不安な世界情勢、多発する自然災害に対し、先日、中電島根原発の重大事故に備え、原発から30キロ圏内の住民を対象にした避難訓練が行われ、本町にも安来市民が移動されてきたが、町の対応は十分だったのか、問題点はなかったのか、実効性の不安はないのか、お答えください。 ②避難所施設でのコロナウイルス感染症対策は十分できていたのか、お答えください。 ③町の原子力災害に備えた広域避難計画は策定されているか、避難住民受入れマニュアルはあるのか、お答えください。 中項目②防災訓練。 ①日本原子力研究開発機構人形峠環境技術センターが保管する劣化ウランなどが漏出した想定の防災訓練が、先日、鳥取県、三朝町を中心に実施されたが、岡山県、本町の実施状況、内容はどうなっているか、お答えください。 ②原子力事故に対し、地域住民への緊急告知はどのようにして行われるのか、お答えください。 大項目2、(仮称)JRE鏡野風力発電事業。 中項目①水環境。 ①水源涵養保安林が分布する区域の直接改変に伴う影響として、自然災害による斜面崩壊と土砂流出、土石流の危険性に対して、水の濁り、水源地の消失、浄水場や白賀渓谷等の濁水の発生に対する住民の不安、心配を町はどう考えているか、お答えください。 ②建設予定地と地震。 小項目①町防災ハザードマップにも示されておるように、岡山県に被害を与える可能性のある地震で断層型地震における大立断層・田代峠-布江断層地震が想定されていて、マグニチュード7.2とあります。建設予定地に当てはまる地震であることから、建設不適地、危険度が高いと考えるが、町はどう考えてるか、お答えください。 大項目、町地域情報通信施設整備運営事業。 ①鏡野光サービス。 小項目①前回答弁されたSPC(特別目的会社)についてさらに詳しく説明してください。 ②株式発行していますが、株主への配当金はありますか、お答えください。 大項目、子育て家庭、町民への経済支援。 ①学校給食費の無償化。 小項目①町独自で物価高騰対策臨時給付金事業を実施したように、物価高騰は止まりません。特に、子育て家庭、町民の経済的困難は計り知れません。今だからこそ町在住の子育て世代への経済支援として学校給食費の無償化を実施してはどうか、お答えください。 以上、あとは後ろに下がって答弁を聞きたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(原章倫君) 答弁を求めます。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 6番花房議員の質問にお答えをいたします。 大分時間も経過いたしましたので、簡潔に申し上げます。 大項目、原子力事故対策について、中項目①であります広域避難計画、小項目①の町の体制は十分だったかの御質問であります。 令和4年11月12日に令和4年度島根県原子力防災訓練(広域住民避難訓練)が実施されたところであります。避難元の安来市及び避難受入先の本町もお互い初めての訓練であり、本町の対応は十分であったと、このように考えてるところであります。そして、大きな問題点もございませんでした。実効性の面におきまして、避難経由所に多くの安来市民が自家用車等で避難してこられることが想定されます。その方たちの避難場所を設定する際に、多くのスタッフと出入りのしやすい広い場所が必要と考えております。 いずれにいたしましても、今回の訓練で安来市との交流ができましたので、よりよい体制づくりを構築していきたいと、このように考えております。 続きまして、小項目②であります。今回の訓練におきまして、島根県の原子力災害時の新型コロナウイルス感染症対応マニュアルの検証も目的の一つとされており、島根県側で出発の際に感染症対策を取った方を鏡野町で受け入れるものでありましたけれども、避難所の受付でもう一度体温を測り、発熱者等体調不良の方は別の部屋で避難していただくという設定で訓練を行っております。良好にできたと考えております。 続きまして、小項目③であります。計画につきましては、鏡野町地域防災計画(原子力災害等対策編)で策定しております。避難住民受入れマニュアルはございません。 人形峠環境技術センターにおきまして、おおむね半径30キロ圏内の緊急防護措置を準備する区域等を要しない施設となっておりますので、県の指示に従いまして、住民等に対しまして屋内退避、また退避のための立ち退きの指示等の連絡、あるいは確認等、必要な緊急事態応急対策を実施するようになります。 続きまして、中項目②であります防災訓練、小項目①につきましては、岡山県原子力防災訓練を毎年度1回、内容を変えながら実施しております。令和3年度につきましては、事故発生通報伝達訓練、参集訓練、あるいは危機管理チーム会議設置、また運営訓練、モニタリング実施訓練、消火訓練、緊急搬送訓練、住民広報訓練など11項目の訓練を実施しております。令和4年度におきましては、今年度中に実施するよう調整中であります。 次に、小項目②でありますが、告知の方法は告知放送及び広報車により広報することとしております。 続きまして、大項目の(仮称)JRE鏡野風力発電事業、中項目であります水環境、小項目①の質問であります。 本事業で生じる水源、涵養保安林が分布する区域の影響、また自然災害による影響につきましても、事業者が十分な調査、予測、評価及び対策を講じることを今後の環境影響評価の中で確認をいたしまして、住民の不安、心配を解消できるよう、県知事あるいは事業者に対しまして意見を述べてまいりたいと、このように思います。 次に、中項目②であります。 地震につきましても、同様に今後の環境影響評価の中で意見を述べてまいりたいと、このように思います。 続きまして、大項目であります町地域情報通信施設整備運営事業、中項目、鏡野光サービス、小項目①のさらに詳しくの質問であります。 鏡野光サービス株式会社につきましては、民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律に基づきまして、鏡野町地域情報通信施設整備運営事業に関する業務を営むことを目的に設立されたSPCでございます。代表企業の株式会社エヌ・ティ・ティ・データが、統括マネジメント業務を行っております。構成員の日本コムシス株式会社が、施工業務といたしまして、光ファイバーの施工、設備の維持管理を行っております。株式会社オービスが、設計業務として、伝送路、設備の設計を行いました。株式会社RELATIONが、運営業務といたしまして、鏡野町有線テレビの運営を行っております。 続きまして、小項目②であります。町が株式を保有している会社ではございませんので、詳細はお答えはできませんが、配当金はないものと聞いております。 次の大項目、子育て家庭、町民への経済支援、中項目であります学校給食費の無償化につきましては、教育長より答弁させます。 以上、町長答弁とさせていただきます。 ○議長(原章倫君) 答弁を求めます。 武本教育長。 ◎教育長(武本吉正君) 花房議員最後の御質問にお答えをいたします。 大項目、子育て家庭、町民への経済支援、中項目①学校給食費の無償化についてでございます。 令和4年度におきまして、学校給食食材費として約6,600万円の給食費を計上しております。令和4年度における食材費の物価高騰などによる値上がり部分につきましては、地方創生臨時交付金を財源として公費で負担をしております。令和5年度の給食費につきましても、保護者の負担軽減を図るため、給食費は据え置き、引き続き物価高騰分の公費負担をする方向で調整をしているところでございます。また、非課税世帯や児童扶養手当の受給世帯などの児童・生徒につきましては、給食費の全額を町が負担をしております。令和4年3月会議におきまして答弁をさせていただきましたとおり、保護者の方には今までと同様の御負担をいただくことにつきまして御理解をいただきますようお願いを申し上げます。 以上、教育長答弁とさせていただきます。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) それでは、大項目の原子力事故対策の①の小項目①ですけど、鏡野町ではないんですけど、ほかの同じ時期にやられたことで、新聞で実態が即さず課題ありという記事が載っておりました。実際にやられてみて本当に課題はなかったでしょうか、もう一度お聞かせください。 ○議長(原章倫君) 危機管理監奥君。 ◎危機管理監(奥克彦君) それでは、花房議員にお答えをさせていただきます。 今回の避難訓練を開催するに当たりましてマニュアルを作っておりまして、安来市と共同で。そのマニュアルどおりにはできて、大きな問題はなかったというふうに認識をしております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) その段階で20人か30人ぐらいの方が来られたと聞いておりますけども、実際には2,000から3,000人の方が安来市から鏡野町に避難してこられるという実態があると思います。町長も答弁されたんですけども、そういう場合に、そういう避難所のスペースというのは考えておられますか。 ○議長(原章倫君) 危機管理監奥君。 ◎危機管理監(奥克彦君) 今回の避難訓練におきまして安来市のほうから訓練に参加された方は、16名の方がバス2台に分乗してこられました。7月現在の段階ですが、安来市のほうで避難してこられる方の人数は1,359人とお聞きをしております。今のところ、避難所といたしましての候補施設といたしまして、上齋原総合教育施設の体育館、あるいは上齋原文化センター、上齋原総合福祉センターを候補施設として計画を今しております。大体そこで1,110人ほどが入る計画であります。全員が全員来られるかどうかも分からないですし、また事故が起きたときには現況に合わせていろいろ変更があるかと思いますが、対処していきたいと考えております。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 先ほども答弁させていただきましたように、今回が初めてであります。これからお互いの市民、町民が行き来をし、交流が開かれていくと思います。様々なことが出てくると思いますけれども、鏡野町でも多目的公園もございます。長期に避難される場合は仮設住宅も必要になると思います。様々なことを想定をしながら我が事のように対応してまいりたいと、このように思いますし、安来市のほうから、あるいは中国電力のほうから、あるいは島根県のほうから、岡山県のほうから、様々な課題が提供されると思いますけれども、柔軟に、またスピードを持って対応してまいりたいと、このように思います。あくまでも今回が初めてであるというふうなことで、この先はまだまだ想定されてないところでありますが、想定される範囲で申し上げました。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) それでは、小項目の③です。避難住民受入れマニュアルは今のとこないと言われてるんですけど、マニュアルがなければ、対応するほうも、それから避難するほうも実際的には非常に厳しいんじゃないかと思うんですけど、今後作られる様子はありませんか。 ○議長(原章倫君) 危機管理監奥君。 ◎危機管理監(奥克彦君) この小項目③の広域避難計画の避難住民の受入れマニュアルというのは、島根県の安来市のほうから鏡野町のほうへ避難をしてくる方の受入れマニュアルという意味だったんでしょうか。尋ねたときに違うような、鏡野町住民が避難したときのマニュアルというようにお聞きしてたので、その分についてはありませんというふうに返答させていただいております。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) ということは、鏡野町の場合は、鏡野住民のマニュアルはないんで、今後作ることはできないかなと聞いてます。 ○議長(原章倫君) 危機管理監奥君。 ◎危機管理監(奥克彦君) 町長答弁でも申しましたように、人形峠のセンターにつきましてはUPZの範囲が設定されていない事業所ということになります。当初は自宅で待避とかというような発令が出るかと思います。町内から町内への、上齋原地区から町内の南部のほうへというふうな避難が考えられますが、その辺につきましては、マニュアルとまではいきませんが、パターンというのはこしらえてあります。今後もっと詳しいのも作っていくべきかとは考えてはおります。 以上です。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) それでは、②の防災訓練についてお尋ねします。 岡山県、本町の実施というのは、昨年度は実施されておりまして、本当に細やかな訓練が実施されてると思っておりますけども、今年度については今調整中であるわけですけども、かなりあと3か月ぐらいになってきとんですけども、なぜ遅れているんかということをお尋ねします。 ○議長(原章倫君) 危機管理監奥君。 ◎危機管理監(奥克彦君) 現在、今回の毎年岡山県でやる訓練につきましては、県が参加したり、町が参加したり、それから圏域消防が参加したり、それから自衛隊が参加したり、それから昨年でしたら病院等にも御協力をいただいて、訓練をやっております。今年も多機関による訓練が想定されておりますので、細かなとこまでの設定がまだできていなくて、今調整中でありますので、年度内には実施はされます。 以上です。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。
    ◆6番(花房尚君) 鳥取県、三朝町がやったという記事は見たんですけど、岡山県の場合なかったんで、今回質問させていただこうと思いまして、大変失礼なんですけど、人形峠は劣化ウランをたくさん抱えておりますので、隣の三朝町と鳥取県がやるんだったら、ぜひとも岡山県、鏡野町もやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 それでは、次のところに入りたいと思います。 ②なんですけども、緊急告知ということで、告知放送と広報車により広報するわけですけど、告知放送というのをもう少し具体的に教えていただきたいと思います。 ○議長(原章倫君) 危機管理監奥君。 ◎危機管理監(奥克彦君) 告知放送は、皆様の御家庭にも設置をされてあると思いますが、あの告知放送の機械を使って上齋原地区に放送をする計画です。それから、告知放送だけでは行き届かない可能性もあります、災害の種類によりまして。そういうときのためにも、広報車で人形峠のセンターの付近を広報して回るというふうなことにしております。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) 上齋原地区だけなんですか、全町ではないんですか、お尋ねします。 ○議長(原章倫君) 危機管理監奥君。 ◎危機管理監(奥克彦君) そのときの状況によると思います。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) 今言われた告知放送というのは、一日中全日それは使用できるようなシステムになっとるわけですね。 ○議長(原章倫君) 危機管理監奥君。 ◎危機管理監(奥克彦君) はい、くらし安全課から流れるように設定はできておりますので、いつでも流せます。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) それでは、大項目2に入ります。水環境の問題なんですけども、答弁いただきましたけども、では事業者がやる環境アセスメントに基づいて県あるいは事業者に町としては積極的に話をしていく、意見を述べていくということでよろしいでしょうか。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長松本君。 ◎くらし安全課長(松本博巳君) 花房議員のおっしゃるとおりでございます。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) 環境影響評価、これはいつ頃町としては手に入れることができるんでしょうか。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長松本君。 ◎くらし安全課長(松本博巳君) これまで環境影響評価の方法書に対する町の意見といたしまして、富地区にはひらめの養殖施設が存在するため、養殖施設への汚濁水等の影響を調査することとしております。また、配慮書に対する町の意見として、富(中央)簡易水道の水源地や住民が使用する井戸、山水等の水源についても調査を行い、風力発電機の稼働後も影響がないように配慮することとしております。また、県知事や環境大臣、経産大臣の意見書にも同様の記載があるところでございます。これから事業者のほうが環境影響評価の準備書を作成をいたしまして、そこの中に恐らくそういったことについての回答が示されるものと思っております。時期については、事業者のほうがこしらえることでございますので、ここでの回答は控えさせていただきます。 以上です。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) では、調査の結果が出た段階でもう一度町と検討して、事業者、県に対しての意見を述べるということでよろしいでしょうか。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長松本君。 ◎くらし安全課長(松本博巳君) そのようなことになると思っております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) それで、実際に風力発電が建設された場合、町長は国家的にも、それから町的にもエネルギーの問題で風力発電は一つ大切なもんだと言われておりますけども、それを造ることによって、環境調査ではそう出たけども、水資源がもし悪化したり濁った場合は、町として責任的なものは出てくるんでしょうか、お尋ねします。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長松本君。 ◎くらし安全課長(松本博巳君) 状況によるとは思いますが、基本的には事業者であるJREが責任を負うものと思っております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) 鏡野町の自然、環境を守るのは、これは町の責任だと思うんですよ。事業者がその事業をやることによって環境悪化が進んだり、あるいは災害が起こった場合でも、事業者のほうに責任があると今答弁されたんですけども、実際に起こったときに事業者は契約上存在されるんでしょうかという意見があるんですけど、どうでしょうか。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長松本君。 ◎くらし安全課長(松本博巳君) 今おっしゃられた契約上存在するのでしょうかっていうのは、JREが事業が始まっても残っているという意味でしょうか。              (6番花房 尚君「はい」と呼ぶ) 当然発電を始めて20年間については、JREのほうの今までの説明では、JREが存在すると伺っておりますので、発電期間については残ってるものと思っております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 水質等の課題でありますけれども、汚濁等出ないような要望も当然なされるわけで、それが曖昧な表記になるようですと、町といたしましてもこれはいかがなもんかというところになろうかと、このように思うわけであります。ただ、先ほども申し上げましたように、できることを前提とするというふうなことではまだありませんので、中止をされたケースもございます。様々なところから判断をしていきたいと思います。飛躍した質問に対して答弁は控えさせていただきたいと思います。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) 飛躍的な話だと言われたらそうかもしれませんけど、僕らは心配しとるわけで、実際に町としては事業者に、その辺のところは20年間はちゃんと保証してくれということぐらいは言えるんじゃないかと思いますけど、どう思いますか。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 前提とした表記はできないものと思っております。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) 熱海の土石流の問題がありますから、あんなんむちゃくちゃですよ、はっきり言うて。熱海市もいけない、静岡県もわしらは責任はない、事業者も責任はないという状態で、あんな状態になって、今裁判になっとるわけでしょう。だから、鏡野町としては事業者に対してきちっとした取組というか、要望はしとったほうがいいんじゃないかと思うんです。とにかく鏡野町の自然と環境を守るという視点からお願いしたいんですけど。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 今、議員の申された件を大いに参考にさせていただきまして、そうならないがために対策を講じていきたいと、このように思っております。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) それでは、JREの中項目②の建設予定地と地震の問題ですけども、実際に鏡野町が出してる鏡野町の防災ハザードマップに、あの地域は断層で地震が起こる可能性があるということは指定されてるわけですよ。そこにあえて風力発電を造るという危険性をそんなに軽く考えておられるんでしょうかということを質問させていただきます。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長松本君。 ◎くらし安全課長(松本博巳君) 事業者は、これまで地震について地元説明会で、耐震対策については風車配置予定地の地質調査を行った上で、阪神・淡路大震災などのような大地震の波形を用いて検証すると説明をいたしております。また、風車の耐震についての設計の妥当性については、電気事業法に基づき、経済産業省において確認をすることになります。その際に、適地、不適地の判断は、その過程で事業者のほうがするものと考えております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) もう一度確認させてください。 今予定地は町の防災ハザードマップに示されている断層で地震が想定される場所だということは、これは確認していいんですか。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長松本君。 ◎くらし安全課長(松本博巳君) 防災ハザードマップ上では、議員がおっしゃられるとおり、そういった断層があるようになっておりますので、今の予定地の中にその部分がかかっているものと認識はしております。 以上です。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) それじゃあ、これも環境アセスメントの影響意見を述べてまいりますという答弁をいただいておりますので、環境アセスメントが出た段階でぜひとも検討していただきたいと思います。 では続いて、鏡野光サービスのところに入らせてもらいます。前回答弁を受けましたように、今も説明を受けました、特別目的会社としてエヌ・ティ・ティ・データが主軸として4社がその事業を行っているという説明であります。ここで前回も聞きましたように、3名の取締役にも報酬が打たれていない、そして今日のところでも、株式発行している株主へも配当金はないというわけですけど、じゃあそういうような株式会社が実際に存在するんですか、お答えください。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長松本君。 ◎くらし安全課長(松本博巳君) 今の鏡野光サービスから聞いたところによると、そういう答えでございますので、そういう会社が実際に存在してるということでございます。 以上です。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) 僕は素人でよく分からないんですけども、例えば有線放送の審議会などのときには鏡野光サービスの人が出てきてやってますわね、会議をやっとるわけですよ。それから、井坂に住所があるというて、住所に行って、どこに行っても鏡野光サービスの看板も何もないんですよ。そういう会社というのは、あるときには出てきて、あるときには全然なかったり、報酬をもらわなかったり、役員の名前は貸しとるけど、報酬はなかったり、株式会社でありながらも、株式を持っとる人は、これは恐らく未公開だと思うんで、誰か誰かというのは個人情報がありますから、しかしそこにも配当金を打ってない。ほんなら、エヌ・ティ・ティ・データが実際には町から出してるお金を全部入れているという、入れてそれを自由にやってるということで解釈はよろしいんでしょうか。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長松本君。 ◎くらし安全課長(松本博巳君) 鏡野光サービスの株式についてでございますが、一般の上場してるような会社で個人が株式を持ってるような会社ではございません。企業のエヌ・ティ・ティ・データが600株、日本コムシスが250株、オービスが100株、RELATIONが50株を持っておりまして、それで資本金1,000万円を支出をしまして営業というか、運営をしておる会社でございます。 以上です。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) どうもよう分からんですけど、取りあえず法律的に言えば、例の特別目的会社として鏡野光サービスが存在していて、通信事業として年間2、3億円ぐらいの予算が出ていっているというわけで、非常に巨額な額がそこに指定管理として打たれてるわけでありますので、僕もそこら辺がよう分からないので、質問させていただいとるわけで、そんなにたくさんの額をそこに入れて、有線放送の事業、あるいはインターネット事業、あるいは告知放送の事業が行われてるということなんで、それとまたこの辺のところは今日課長が言われたようなことで確認してよろしいでしょうか、組織としては。 ○議長(原章倫君) くらし安全課長松本君。 ◎くらし安全課長(松本博巳君) 今の組織としてはというのは、エヌ・ティ・ティ・データ、日本コムシス、オービス、RELATIONがそれぞれの株式の持ち株のことということでよろしいんでしょうか。              (6番花房 尚君「はい、それでよろしいですね」と呼ぶ) はい。              (6番花房 尚君「分かりました」と呼ぶ) ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) それじゃあ、時間が気になるんですけど、最後に入りたいと思います。 何回も要望しております給食の無償化なんですけども、いつも答弁は一緒で当たり前だと思うんですけども、財政的な問題、いわゆる財源の問題が引っかかってくるんだと思います。いつも言いますように、今、小・中学生1,000人、年間6,000万円、この6,000万円が無償化の必要な財源だと思うんですけども、ここでこれが出てこない、財政不足だ財政不足だとか、財源が足りないとかといってよく言われますけども、やっている自治体もあるんで、有名なのは大阪とか明石とか、あるいはこの前行かせていただきました智頭町でも無償化されております。全部首長が判断されとるし、首長の公約であるわけです。町長、これについて御意見いただきたいと思います。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 教育委員会部局のことを言ってはいけないんですけども、財源のこと、財政のことですので、あえて答弁させていただきます。 同様の質問はかねてから議会で、この場所で、先輩の議員の方から同様の質問を賜っているわけであります。鏡野町の直営をしていたときには、職員の人件費とか、それからそれに係る様々な費用はいただいている、あるいは食材費のみの負担を保護者に負担をしていただいてるというふうなことで運営をしているわけでありますけども、物価高騰のときから、先ほども岸議員の質問にもありましたように、新入生のランドセルの課題もありましたりするわけであります。様々にそれぞれの家庭には負担を強いるわけでありますけれども、我々もそれを軽んじているわけではありません。子どもに優しいまちづくりを継承していくためには、そういう様々な問題点を一つ一つ解消していくというのは大きな課題であります。でありますから、今回は物価が高騰している部分、資材費が高騰してる部分を町費で賄っているというふうなことであります。近隣の市町、どことは言いませんけども、値上げをするというふうなことも検討してるというふうなことも耳にしているわけでありまして、鏡野町におきましては今までの給食費を堅持してるというふうなことで考えておりますけれども、意見をいただいてるというふうなことは事実であります。その事実をどこで反映するか、あるいは御理解をいただくかというふうなところになろうかと思いますけれども、今の時点で様々にほかに大事な用件も予算の中に入れております。そういうところを皆さん方に判断をしていただき今にあるわけでありまして、御質問があるというふうなことはしっかり頭にたたき込んでおきますので、御容赦を願いたいと、このように思います。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) 御容赦というのはそういうことではないですけど、ほんなら根本的には財源の問題ですか、そこだけお答えください。 ○議長(原章倫君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 財源であり、バランスであり、全てのことに関しましてです。ですから、その期が到来したらいろんなことを判断をしながら皆さん方にお伝えをしたいと、このように思っております。バランスもしっかり判断の中に入れていかないといけないと、このように思っております。負担をしているところは負担をしているということは、先ほども申し上げたとおりであります。 ○議長(原章倫君) 6番花房 尚君。 ◆6番(花房尚君) それでは、最後にします。 学校給食法では保護者が負担するということになっとんで、法律ではそうなっております。しかし、子育てをするにおいて、特に子育て世代の方にとっては、たくさんの子どもを持っとる人こそ非常に給食費は負担になってきてると思います。ここの鏡野町だからこそできる施策としてまた研究していただきまして、答弁がちょっと前向きになったような気はしますけども、財源ならば今厳しいんだけども、どんなにか工夫していただいて、ぜひともやっていただきたいという要望をして、私は終わりたいと思います。どうもありがとうございました。 ○議長(原章倫君) 以上で6番花房 尚君の一般質問を終わります。 これをもちまして一般質問を終了いたします。 以上で本日の日程は全て終了いたしました。 次の本会議は12月23日午前10時に開議いたしますので、本議場に参集願います。 本日はこれにて散会いたします。 御苦労さまでした。              午後6時9分 散会...