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09月13日-03号

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  1. 鏡野町議会 2019-09-13
    09月13日-03号


    取得元: 鏡野町議会公式サイト
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    令和 元年 9月会議           令和元年鏡野町議会9月会議会議録                                   第  3  日 目                                   令和元年9月13日                                   於   議   場1. 出席議員(14名)   1番  飯 綱 洋 平              2番  牧 田 俊 一   3番  仲 西 祐 一              4番  光 吉   準   5番  片 田 八重美              7番  中 西 省 吾   8番  岸   泰 廣              9番  水 田 喜 富  10番  原   章 倫             11番  長 石 幸 男  12番  櫻 井 邦 紘             13番  小 椋 晶 志  14番  藤 田 多喜夫             15番  沖 田 清 明2. 欠席議員(0名)3. 遅参・早退議員(1名)  14番  藤 田 多喜夫4. 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者の職氏名(18名)   町長      山 崎 親 男         教育長     年 岡 康 雄   総合政策室長  武 本   学         総務課長    藤 田 昭 彦   総務課統括参事 瀬 島 栄 史         まちづくり課長 小 林 英 将   くらし安全課長 小 椋   保         危機管理監   金 平 憲 明   住民税務課長  景 森 淳 義         保健福祉課長  武 本 吉 正   保健福祉課特命参事               産業観光課長  小 椋 正 己           坂 手 真 雄   建設課長    安 道 智 秋         上下水道課長  中 西 豊 久   学校教育課長  金 平 美和子         生涯学習課長  黒 瀬   豊   国保病院事務長 石 原 靖 之         会計管理者   和 田 敦 志5. 職務のため出席した者の職氏名(2名)   議会事務局長  奥   克 彦         同 書記    瀬 島 道 子6. 会議録署名議員  14番  藤 田 多喜夫              1番  飯 綱 洋 平   2番  牧 田 俊 一              令和元年9月会議議事日程                              (第3日)令和元年9月13日日程第1 一般質問              午前10時0分 開議 ○議長(沖田清明君) おはようございます。 本日は一般質問であります。 ただいまの出席議員は14名であります。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。 本日の会議日程は、お手元に配付したとおりであります。 直ちに日程に入ります。              ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(沖田清明君) 日程第1、一般質問を行います。 質問の通告がありますので、順次発言を許します。 なお、この際、申し上げておきます。 会議規則及び議会運営基準の規定により、発言時間の制限30分以内、質問と答弁の合計時間は50分までと決定されていますので、質問者及び答弁者はそれぞれ簡潔明瞭にまとめてお願いをいたします。また、議員におかれましては、通告された項目以外の質問はできませんので、あわせて御留意を願います。 それでは、一般質問に入ります。 まず、一括方式により8番岸 泰廣君。 ◆8番(岸泰廣君) おはようございます。8番岸 泰廣でございます。 ただいま議長のお許しをいただきましたので、通告のとおり一括方式にて質問をさせていただきます。 私は、大項目、公共交通について、中項目、今後の町営バスの運行について、小項目で1と2がありますので、まず1を質問させていただきます。 近年高齢者の交通事故が多発し、TV、新聞等で報道されておりますように免許証の自主返納が話題となっております。免許証を返された方の足としては、公共交通が大きな役割を持っておると思います。 我が町の町営バスは、平成14年10月から運輸支局等の登録を経て、有償運送事業で現在の4路線を町民の足として、1台のマイクロバスと1台のワゴン車にて運行をしております。今後の町営バスの運営、運行をどのようにお考えでしょうか、お聞きいたします。 また、有償運送事業は、白色プレートで旅客営業ができるメリットが大きい事業です。規則内での増便、増車が可能でしょうか、お尋ねをいたします。 次に、②について質問をいたします。 ここ数年来、地区の区長会から要望事項で町営バス越畑線新町地区乗り入れの要望が出されていますが、区長会への回答では道幅が狭く、延長時間等の内容が明記されております。昔は県道でしたこの地域も、バイパスの完成で町道になり、狭いところは約50メートルの道幅は2.5メートルあります。以前は中鉄バスも1日に2往復は営業をしておったところでございます。この地域は、出雲街道の宿場町として栄えた地域であり、町道を挟んで約50軒近くの町並みの地域でございます。高齢者も多く、買い物には大変不便を感じておるところでございます。 町営バスが、公共施設の乗り入れは町民としては大変便利のいいものでございますけど、乗客の利便性も考慮していただきたいと、このように思います。現在の利用者はバスの乗り場まで約四、五百メートルぐらい歩いて乗車しております。町営バスは限られた時間での運行があると思いますが、どのような基準で対応されておりますか、お尋ねをいたします。 以後は質問席にて行います。 ○議長(沖田清明君) 答弁を求めます。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) おはようございます。 9月会議におきましても、9名の議員の方々より一般質問をいただいておるところでありまして、簡潔明瞭にお答えさせていただきます。本日1日間よろしくお願いをいたします。 それでは、8番岸議員の御質問にお答えします。 まず、小項目1についてでありますけれども、平成14年の道路運送法の改正に伴いまして、民間のバスにつきましては赤字路線から事業者が次々撤退をいたしまして、高齢者を中心とした交通弱者の方々の移動に支障が生じたことによりまして、旧鏡野町におきましても平成14年10月からかがみの町営バスの運行を始めておりまして、17年が経過しようとしております。 まず、お尋ねの町営バスにつきましては、町民の高齢化あるいは少子化を背景にいたしまして、病院などへの通院、あるいはスーパーなどへの買い物、あるいは通学のため、中鉄北部バスに乗り継ぐ交通手段など暮らしに欠かせない公共交通インフラといたしまして、現在まで維持を続けております。10月からもより便利にお使いをいただくために、JAつやまの鏡野支店の移動に伴います一部運行経路の変更あるいはごんごバス西循環線との接続を考えながら時間変更を行うことを予定をしております。このことにつきましては、けさの山陽新聞でも取り上げられている内容でありまして、津山市との連携を深めていきたいと、このように思っているところであります。 近年の運行状況を見てみますと、平成24年度までは年間の利用者数が1万人を超えていたということでありますけれども、平成25年度を境といたしまして利用者数は年々減少をいたしまして、昨年度の利用者数は7,534人といった状況でありました。また、運行経費も年間約2,000万円がかかっている中、運賃収入は145万円といった状況で、かなりの赤字となっております。鏡野町としましても、赤字をふやさないための工夫といたしまして、運転手の拘束時間を調整をいたします。あるいは津山富線共同バスとの連携も図りながら、1日における運転手の数を2人で賄っておりまして、運行業者との運行委託料につきましても、平成14年当時から変更しておりません。 こうした中におきまして、いろいろな方から御意見も頂戴をしております。もう少し便をふやしてほしいといった意見もある反面、もったいないので空バスを走らせるなといったような厳しい御意見もいただいております。このことをトータル的に考えますと、町営バスにつきましては、今後も赤字拡大を抑えながらも、継続して実施してまいりたいと考えております。赤字抑制の観点から申し上げれば、利用者が減少し続ける中で単に増便や増車を行いまして赤字を拡大するということは避けたいわけでありまして、さまざまに考えてまいりたいと、このように思いますけれども、よろしくお願いいたします。 小項目2につきましてであります。 要望等につきましてはなるべく応えていきたいという考えのもとから、路線を考える中におきまして、中鉄北部バスなどとの接続時間あるいは運転手の拘束時間などの制約がクリアできれば、運行委託業者とも相談をしながら公共交通会議に諮りまして、承諾を得るといった流れで対応していきたいと、このように思っております。 岸議員の御指摘の路線につきましては、短い路線ではあるものの、道幅の狭さあるいは逆戻りをしなければならない時間ロス等の関係から、現状では要望にはお応えできてない状況にあります。確かに以前中鉄バスが通っていたという路線でありますけれども、近年では路線バスなどの事故が報道でも多く取り上げられておりますように安全確保が大前提でありまして、昔と比べ、こうした点におきましても厳しい視線が向けられております。 ただ、何も考えていないというわけではありません。例えば一つの方法といたしまして、現在来年度におきまして町営バスの車両更新を行いたいと考えております。その中におきまして、現在の29人乗りから21人乗りなどの小型車両に変えるなどを行いまして、こうした要望に応えることができないだろうかというようなことを検討をしております。御理解を賜りますようよろしくお願いをいたします。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(沖田清明君) 8番岸 泰廣君。 ◆8番(岸泰廣君) 1番で町長の答弁をいただきました。 厳しい経営状態はよくわかっております。町営バスの運営に関してはなかなか、空気を運んでおるんではないかとか、もったいないとかという声は私どももお聞きしますけど、免許証を返された方、地元の年寄りの方には極力きめ細かい運用をして、引き続き健全な運営をお願いしたいと、このように思います。 2番ですが、今先ほどからわずかですけど狭いところがあるというのは50メートルほどの距離でございます。申請の路線が道幅が危険だとするのは、町道から西へ50メートルのところへ片側1車線の県道があります。現在の路線の途中からこの道幅が県道に乗り入れすれば、危険の回避、時間等がなく、地域の住民もお互いに便利ではないかと、このように思います。現行のお客様もこれを理解をしていただけるんではないかと、このように思っております。ちなみに、このこともやっぱり頭に置いて、県道を通ればお互い今現状の方と新町地区の方が理解が得られるんではないかと、このように感じております。 ちなみに、時間も距離もほぼ同じの迂回路になるというようなことも先般私とある人で走ってみたところでございます。もしもこういうことを考えていけれるんでしたら、その辺をまた御理解をいただき、検討をしていただけるじゃろうかお聞きします。 ○議長(沖田清明君) まちづくり課長小林君。 ◎まちづくり課長(小林英将君) ただいまの岸議員さんの御質問にお答えをいたします。 おっしゃっていることよくわかりました。県道を走って、恐らくそこから小学校のほうに向けておりていくことが可能であればというふうなことだろうと思います。 今回の改正で一番やっぱりネックになっているのが、運転手の拘束時間というふうなことがあります。これは労働基準局のほうで決まりをつくられているんですが、例えば1日の拘束時間を13時間にしなさいでありますとか、1週間あたりの拘束時間については65時間、あるいは運転時間は40時間が限度、あるいは4時間運転したら30分は必ず休憩しなさいというふうな規定があります。割と、2人で運転手を賄っているもんですから、このあたりが今ぎりぎりの状況というふうなことになります。これを例えば3人とかで賄うと、こういうふうなことは心配しなくてもよくなるんですが、かわりにそうしたことに伴って経費が増大するというふうな悩みもございます。ですから、そこら辺もトータル的に考慮しながら、先ほど町長が申し上げましたが、車両も小さくすることでなるべく時間のロスを短くできれば、要望にお応えできるんじゃないのかなというふうに考えておりますので、十分に検討させていただきたいと思います。 ○議長(沖田清明君) 8番岸 泰廣君。 ◆8番(岸泰廣君) 拘束時間等が、いろんな問題はかなりあると思います。ですから、今回の夢広場、JAに乗り入れもかなりの時間を節約されたようにお聞きしとります。ぜひそういう件も含めて、今の再度提案しました迂回路の件は距離も時間も変わらないような状態なので、その辺もお含みしていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 以上で私の質問を終わります。 ○議長(沖田清明君) 以上で8番岸 泰廣君の質問を終わります。 次に、一括方式により10番原 章倫君。 ◆10番(原章倫君) 失礼をいたします。10番原 章倫です。 発言の許可をいただきましたので、質問をさせていただきます。 その前に、8月においては15日に台風10号が岡山県に最接近、大雨、高潮の脅威に見舞われ、四国、東海、九州に大雨をもたらし、下旬には九州北部に線状降水帯が形成され、猛烈な雨が降り続き、大きな被害を受け、死者2名も出、重体者も出る犠牲があり、4日前には台風15号による関東、首都圏を直撃し、大きな被害を受けております。そして、ライフラインがまだ復旧できてない状況のこととテレビ等で見ておりますが、心から御冥福をお祈りし、そして被害に遭われた方々にはお見舞いを申し上げます。さらに、その復旧に対しましては、速やかに復旧できることを願っております。 それでは、早速でありますが、質問に入らせていただきます。一括方式にてさせていただきます。 今回は社会教育としての図書館の利用、運営について、教育部局であります教育長に答弁を求めます。 先月でありますが、全国図書館協会の発表で、岡山県立図書館全国都道府県立図書館で入館者数と個人貸出冊数が全国1位で、14年連続だそうでございます。鏡野町の図書館においても、多くの書籍やCD、ビデオ、DVDなどの資料を有しており、貸出冊数も年間12万冊近くの利用をされている状況でございます。 読書において、乳幼児、児童、青少年の人間形成において、豊かな読書経験の重要性は言うまでもなく、生涯にわたる図書館利用の基礎を形づけるものと図書館サービスは重視しなければならないと思います。高齢者の人口比や社会的役割が増大している今、高齢者へのサービスについては要望や必要に応じた資料の充実も必要であり、細やかなサービスも必要とされます。特に高齢者利用者には、レファレンスサービスも重要なサービスだと思います。また、図書館は本屋と違い、建物が大きく、スペースがあり、過去の本が大量に所蔵されており、本屋ではない本を図書館では見つけられることができる施設でもあります。 そこで、教育長に質問をさせていただきます。 まず、小項目1であります。 鏡野町も県内公共図書館協議会に参加していると思いますが、平成31年1月から岡山連携中枢都市圏連携7市4町の図書館を相互利用が開始されているが、鏡野町には直接、連携の話はなかったとお聞きしておりますが、7市4町が相互利用を開始したことは県公共図書館協議会で報告などがあったのか、なかったのか、まずお尋ねをいたします。 次に、小項目2でありますが、県内の公共図書館間の相互利用、相互返却ができる利用方法を進めていく場合、各自治体間でできるのか、または県公共図書館協議会での申し出等で進められるのか、お尋ねをいたします。 次に、小項目3ですが、岡山連携中枢都市圏参加の市町村のうち、鏡野町周辺市町では津山市、真庭市、美咲町が相互利用、相互返却を行っていると聞いておりますが、我が町の図書館も一般図書や児童図書など13万点を越し、利用登録者数も1万人を超え、うち町外利用者の方も4割を超えている現状だが、相互利用、相互返却できるようになれば幅広い利用ができ、勤務地等においての利便性の広がりが考えられるが、教育長の所見を求めます。 次に、小項目4ですが、今回町民アンケートの意見の開館時間の延長を望む声を受けて、8月中の平日を30分延長し、18時30分までの延長試行を実施されたところですが、短期間での試行では利用者への周知が十分できていないかと思うが、利用の状況はどうであったのかお聞かせ願います。 利用者にとって、開館時間が定着すればフルタイムの仕事の帰りでも少し余裕をもって利用していただけると思いますが、今回の8月試行は検討材料の一つではあるが、令和2年度からの開館延長についての教育長の所見を求めます。 以上、登壇での質問は、あとは質問席でやらせていただきます。 ○議長(沖田清明君) 答弁を求めます。 年岡教育長。 ◎教育長(年岡康雄君) 失礼いたします。 ただいま10番議員、原議員さんからの御質問にお答えをさせていただきたいと思います。 大項目の社会教育について、中項目、図書館利用についての小項目1でございますが、岡山連携中枢都市圏での計画があることは、図書館協議会で事前に報告がされております。また平成31年1月からは、これに加入している市町村で図書の相互返却サービスが開始したことも報告されており、承知しているところでございます。 続きまして、小項目2の図書館の相互貸し借りにつきましてですが、他の図書館の書籍等を町立図書館を通じて借りる、そして返却することは現在も可能です。お尋ねの他の市町村図書館に足を運び、そこで借りた書籍等を鏡野町の図書館で返却するという意味での相互返却につきましては、自治体間の取り決めあるいは図書館協議会への申し出で進められる仕組みは、現在のところございません。 小項目3の町立図書館におきましても、他館の本を取り寄せて借りるという相互貸借はできます。この相互貸借は、町立図書館の窓口で取り寄せた本を借り、同じく町立図書館に返却いただく仕組みです。また、県立図書館の書籍等を借りるのであれば、予約をいたしますと町立図書館でも、またその他の希望する図書館でも受け取ることができますし、返却はどこの図書館でもできる仕組みがありますので、ぜひそちらを御利用いただきたいと思っております。 小項目4の開館時間の試行延長期間の利用状況でございますが、18時以降を目指しての来館者が1日三、四名おられました。また、18時以降も継続して利用される方も見られました。期間中にアンケートを実施し、仕事帰りに寄れるという意見も多く、またアンケートにおきましては、715人中410人、57%の回収率ではございますが、今回の時間延長につきましては、6時までがいいとお答えの方が111名、午後6時半までということで200名の方、その他ということで64名の方からの御回答をいただいておりますが、時間延長の取り組みは好評だったものというふうに考えております。 周知につきましては、町の広報紙、告知放送、町内の商業施設、館内展示、ホームページなどできる限りの取り組みをいたしました。このアンケートにおきましても、この時間延長について知っているか、知っていないかの問いをしましたところ、知っている方が239名、知らなかった方が161名いらっしゃったところです。 来年度の開館時間につきましては、アンケート結果と皆様の意見等を踏まえまして、町の図書館協議会で検討し、前向きにしっかりと進めてまいりたいと思います。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(沖田清明君) 原 章倫君。 ◆10番(原章倫君) 教育長のほうから答弁をいただきました。 再質問をさせていただきますが、県の図書館協議会のほうでその相互利用、相互返却の岡山中枢都市圏の加盟の自治体においての図書館はスタートしているという報告はあったということでございますが、その担当者から、もちろん担当者がその協議会に出席をし、そして持ち帰ったわけであろうと思いますが、その担当者が上司並びに総合文化施設の審議会のほうに、そういうあったという説明をまずされたのかどうかということもお聞きします。 それから次の小項目2でありますけれども、進め方、こういう方向に進めていきたいということに対しまして、何の手だてもできないというような言い方ではないとは思いますが、まずそういう利用者にとってそれが非常に幅広く利用していただけるのもさることながら、非常に返却というのがなかなかタイミングが難しいというときがあります。仕事をされておられた、そしたらどこでも返せれる、どこの図書館、例えば県北のこの公共図書館で返却ができるということになれば、会社帰りでも立ち寄れて返却できるという形になるわけなんで、その進め方がその協議会ではなかなか難しい、それから各自治体間での話もできないというようなことでございますが、何かその方法のやり方というのはないのでしょうか、お尋ねをいたします。 それから3番、小項目3でありますけれども、返却でありますけれども、今先ほど教育長が返却はどの図書館でもできる仕組みがあるということを言われましたが、例えば私が津山の図書館で書籍を借りた場合、本当はどこの図書館でも返せる状態ではないと思います。私は、たまさか久米の図書館が近いのであちらで返却ないし返却ポストにお返しするんですが、例えばここに鏡野町の図書館に利用カードを持たれて津山市の人が借られた場合、ほんたらどこの図書館でも返せれるということはないと思います。必ず鏡野町の図書館に返さなくては、こっちに本が返ってこないということになっているはずなんです。ですから、その辺の今の教育長が申された返却がどこでもできるというのはどういう意味合いなのかも再度お尋ねをいたします。 それから、小項目4でありますけれども、時間延長の試行を8月されまして、利用者にとっては好評であったと思います。そこにおいて、できれば私としましては、夏期、冬期もありますが、極力時間の延長、令和2年からできましたら本当は7時ぐらいまでは欲しいとところなんですが、6時半が限度と言えばそれで結構ですが、必ずそれを実施していただきたいなあという思いがございます。そこの今の小項目の、再度お答えをお願いします。 ○議長(沖田清明君) 年岡教育長。 ◎教育長(年岡康雄君) それでは、原議員さんの再質問にお答えをさせていただきたいと思います。 岡山連携中枢都市圏での相互貸借等の報告につきましては、毎年行っております総合文化施設運営審議会並びに図書館協議会同時開催でございますが、この席におきまして図書館長のほうからこういう話があって、こういう形で進むということの御報告はございました。 次に、2項目めでございますが、私の小項目2の中の答弁のことで正しく発言ができてなかったのかどうかはわかりませんが、ここの相互貸借につきましては、他の図書館の書籍等を町立図書館を通じて借りる、返却することは現在でも可能ということでございますので、この圏域の津山市、勝央、久米南等につきましても、図書館のほうでこちらのほうに申し出がありますと、私どもの図書館のほうからその図書館から本をお借りし、その本を鏡野町立図書館でお貸しし、図書館にお返しいただいたら図書館から他の市町村の図書館へお返しするという地域でのそういう連携はできているということでございます。 それから、最後の御質問でございますが、現在ことしから就任しました図書館長さんと私との思いとしては、委員のおっしゃいますように利用される皆さん方の利便をいかに図っていくか、これは閉館時間だけでなくて、開館時間の利便もございます。ただ状況、今の人数の中でどのように対応していけるか、それも含めまして、それからアンケートの結果等も踏まえ、皆様方の御意見を聞きながら、図書館協議会の中でどの時間帯までどのようにしていくのがいいのかということも含めて御検討いただいて、令和2年度からのスタートにつなげてまいればと思っております。 以上です。
    ○議長(沖田清明君) 10番原 章倫君。 ◆10番(原章倫君) 再質問にお答えをいただきました。 本来せっかく津山市、真庭市、美咲町もこういう連携のもとにその相互返却ができるというのは、その返却というのは、私も県に県のここを通じて、鏡野町の図書館を通じて県のほうにお借りするというシステムを知っております。それから、他の図書館のネットで調べることもできますし、県の図書館を通じてやっぱり借るという形になるので、それじゃあなくて、直接他の自治体の公共図書館で借りて返すのを便利上、非常に便利がいいので自分ところの図書館で返せればということで、それができれば一番いいのですけど、なかなかそういう他の自治体の公共図書館協議会でも、会合があってもなかなかそういう連携をほんたらやりましょうっていう話にはなかなかならないんだろうとは思いますけれども、今津山の圏域の自立圏の関係もございますけれども、そういう図書館の連携というような項目はありません。ですが、そういう周辺市町村の連携ができる、また町長にもお願いしたと思いますけれども、そういう方向でまた検討をしてやっていただければと思っております。 それから、延長時間でございますけれども、やはり仕事帰りで6時っていうのは非常に厳しい時間で、余裕を持った本を選んでいただく、本を選別してもらうと、そういうことで令和2年からは延長の期待を持っておりますので、よろしくお願いいたします。 これで私の質問を終わります。 ○議長(沖田清明君) 以上で10番原 章倫君の一般質問を終わります。 次に、一括方式により4番光吉 準君。 ◆4番(光吉準君) 失礼します。4番光吉です。 非常にスムーズな進行になっております。私も早速ですが、質問に入りたいと思います。 きょうも住民との協働で持続可能なまちをという大きなテーマで質問をさせていただきます。 まず、原議員に続きまして、図書館について考えたいと思います。 1、子供たちの学びや読書を保障するために図書館について考える。 質問です。 (1)鏡野町立図書館の現状をお聞きします。何人が勤務していますか。司書は何人ですか。正規、非正規の別もお知らせください。 (2)町立図書館から学校図書館に司書を派遣していますが、小・中学校にどのくらいの頻度で、平均時間は幾らくらいですか。そして、どのような仕事をしていますか。 (3)最近10年間の推移をお聞きします。図書館、学校図書館の図書購入費、購入冊数、貸出冊数。 (4)子供たちの学びや読書を保障するためには、専門性を持った学校司書が常勤で、フルタイムで、継続的に雇用されるべきだとは考えませんか。 次に、地球温暖化の問題に移ります。気候危機と呼ぶべき事態になっております。この異常な気候についてです。 豪雨、熱波など異常な気候が常態化し、食料不足の深刻化など我々の生存さえ危ぶまれる事態になっています。この事態を前にして、未来を奪わないでとスウェーデンの16歳のグレタさんがストックホルムの国会議事堂前で始めた行動は、今や世界中に広がり、180万人が参加する大きなうねりとなっています。昨年町長と訪れましたスイスのチューリッヒでも、ベルンでも、若者を中心に行動が起きています。彼女たちは、政府が行動を起こすまで毎週金曜日に未来のための金曜日、フライデーズ・フォー・フューチャーと名づけたキャンペーンを行っています。きょうは金曜日ですけれども、日本では来週9月20日に各地でこの取り組みが行われます。彼ら、彼女らが掲げる要求はただ一つ、パリ協定とIPCCの報告書に従うことです。 IPCC、気候変動に関する政府間パネルの報告書とは、昨年10月に出された特別報告です。世界の平均気温が、パリ協定の努力目標である1.5度上昇した場合の気候や生態系への影響を評価したものです。その内容はここでは述べませんけれども、日々私たちは気候の異常さを実感していますし、既に農業においては野菜や果物の品質や生産量への影響があらわれています。時間は残されていません。私たち大人の怠慢は許されないのです。 そこで質問を行います。 1、ヨーロッパや豪州で気候非常事態を宣言する自治体がふえています。鏡野町も気候非常事態を宣言し、温暖化防止に真剣に取り組むべきではありませんか。世界で1,000近くの自治体が宣言しております。そこに住む住民は2億数千万人となっております。人口数百人の町からアメリカ、ニューヨークなどの大都市まで幅広い自治体に広がっています。そして、鏡野町は永続地帯というふうに言われております。永続地帯鏡野が日本の自治体の中で率先して取り組むべきだと言いたいと思います。永続地帯とは、住み続けるために必要なエネルギーと食糧を地域で生み出すことができる市町村を言います。全国に58ありますが、その一つが鏡野町です。多くの自治体が鏡野町のように永続地帯となれば、地球温暖化を防ぐことが可能になるわけです。鏡野は温暖化防止を呼びかける先頭に立つべきと考えます。 2、昨年の9月会議で町の地球温暖化防止実行計画区域施策編の策定を検討するとともに、次年度に向けまして、環境に配慮した取り組みに対する補助事業の創設など取り組んでまいりたい、また気候変動による被害の影響等を具備した形の計画を今後検討してまいりたいとの答弁がありましたが、その後の検討はどうなっていますか。 3、公共施設の管理計画にも温暖化防止の視点を盛り込み、今後の改修の中で省エネの公共施設を目指していくべきではありませんか。 4、1人1台のエアコン使用を控え、多くの人で公園や図書館、カフェなど涼しい場所を共有するクールシェアの取り組みが広がっています。鏡野町としても、来年に向けて準備してはどうでしょうか。 最後の中項目に移ります。 高齢ドライバーによる交通事故の対策として、ブレーキとアクセルを踏み間違えた際の急発進防止装置を取りつける費用の補助を行うことを提案します。 住民の足、つまり移動手段の確保とその安全性の確保は、自治体にとって重要な課題です。今議会でも、先ほど岸議員から質問がありましたし、この後中西省吾議員からも質問が用意されています。そして、これまで多くの議員がたびたび取り上げてきた切実な課題でもあります。車のスピードは控え目にしなければなりませんが、この課題への取り組みについてはスピードアップをしていただきたいと最初に訴えておきます。 さて、高齢ドライバーによる交通事故が相次いでいます。高齢者が運転する車が集団登校中の小学生の列に突っ込んで死亡事故を起こすなど、痛ましい事故が後を絶ちません。しかし、公共交通の手薄な県北地域では、生活のため高齢者もなかなか車を手放すことが厳しい現実があります。そのような状況の中、アクセルとブレーキペダルの踏み間違いによる急発進を防ぐ装置の購入費に対し自治体が補助する動きが広がっています。この装置は、停車したり時速10キロ未満で徐行しているときにアクセルペダルを急激に踏み込むと、その動作を無効にするよう電子的な制御が働き、事故を防ぎます。また、アクセルとブレーキペダルが同時に踏み込まれた場合は、ブレーキ操作を優先するというものです。この防止装置を取りつける費用の補助を行うことを提案します。既に美咲町では、7月からこの制度がスタートしております。美咲町では、装置本体とその取りつけ費用の3分の2以内の額で15万円を上限としています。鏡野町としても、ぜひ積極的な取り組みをしていただきたいと思います。町長の前向きな答弁を求めます。 以上で1回目の質問を終えます。よろしくお願いします。 ○議長(沖田清明君) 答弁を求めます。 年岡教育長。 ◎教育長(年岡康雄君) それでは、4番光吉議員の御質問につきましてお答えをさせていただきたいと思います。 大項目、住民との協働で持続可能なまちを、中項目、子供たちの学びや読書を保障するために図書館について考えるの小項目1でございますが、町立図書館に勤務している職員は館長を含め10名です。内訳は正規職員5人、臨時職5人です。図書館司書の資格を有する職員は5人です。 小項目2の図書館からの司書の派遣についてございますが、学校の要望に応じての訪問サービスのため、回数、頻度にばらつきがございますが、小学校は多い学校では毎月1回から2回、少ない学校は年に数回です。中学校へは火曜から金曜日の4日間、お昼休みと放課後の図書室の貸出業務、図書室整備を行っております。時間は内容によりさまざまではございますが、丸一日かけて図書室の整備を行うこともございますし、読み聞かせ、またはお勧め本の展示、ブックトーク等で2時間程度のこともございます。仕事内容は、先ほど申し上げましたもののほか、図書委員会への本の紹介、読み聞かせのアドバイスなどがあります。このほか、学校への団体貸し出しの図書を学校等にお届けするサービスも行っております。 小項目3の町立図書館の最近10年の図書購入費につきましては、年間約570万円台から750万円台の間で推移しており、昨年度は約650万円でした。購入冊数ですが、年間約2,700冊から4,500冊の間で推移しており、昨年度は約3,300冊でした。貸出冊数でございますが、年間約11万2,000冊から15万2,000冊の間で推移しており、昨年度は約11万2,000冊でした。 学校図書館の最近10年の図書購入費につきましては、小学校、中学校合わせまして毎年約110万円台から130万円台の間で推移しており、昨年度は約130万円でした。購入冊数ですが、10年前からの記録ということで御質問でございますが、平成28年度からのものとなりますが、御了承を願いたいと思います。全校で約800冊から約900冊を購入しております。貸出冊数につきましては、1カ月あたり全校で約1,600冊が貸し出されております。 次に、小項目の4の学校司書につきましては、平成27年施行の改正学校図書館法におきまして、学校図書館の運営の改善及び向上を図り、一層の促進に資するため、専ら学校図書館の職務に従事する職員として学校図書館司書を置くよう努めなければならないとされていることは存じております。 学校図書室の利用をさらに充実し、豊かな教育活動を保障する上でも学校司書の役割は重要だと、必要だと思っております。現在は12学級以上の学校に配置が義務づけられている司書教諭が、南小学校に1名、鏡野中学校に1名配置されておりまして、その他の学校では、教員が学級担任などを持ちながら、図書担当という部署の中で図書館活動を推進しております。 図書館の訪問サービスにおきまして、2項目めでお答えをした以外に、教職員と連携し、授業で必要な図書の選定支援、生徒の興味に寄り添った図書の計画的な購入支援等を行っておりますが、今後は現在の取り組み等を含めまして、学校の意見、要望を聞きながら体制や取り組み状況を検証し、その結果に基づきまして今後の対応を検討してまいりたいと思っております。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 教育長に引き続きまして答弁をさせていただきたいと思います。 中項目2の地球温暖化防止の真剣な取り組みについての御質問でありまして、小項目の順にお答えをいたします。 まず、小項目1でありますけれども、地球温暖化の影響による異常気象の増加、深刻化は地球規模で進行しつつあります。先々週になりますか、新見の1時間雨量120ミリという記録的な豪雨もそれによるものだと、このように存じております。 当町といたしましても、その果たす責務は非常に重要でありまして、地球温暖化対策の推進に関する法律などの関係法令あるいは計画に基づきまして、ここの危機的現状を町民へ周知するとともに、温室効果ガスの排出の抑制あるいは吸収につきましても啓発を行うよう検討してまいりたいと、このように考えております。 次に、小項目2についてでありますけれども、鏡野町では今年度鏡野町地球温暖化対策実行計画の事務事業編につきまして、改定に向けた取り組みを行っているところであります。現在計画の基礎数値となります公共施設での燃料使用量の取りまとめにつきまして、事務を進めているところでもございます。 また、区域施策編につきましても、地域の自然的あるいは社会的特性を踏まえた取り組みによりまして、低炭素なまちづくりの核となる計画と捉えまして、今後計画策定に取り組んでまいりたいと、このように考えております。その計画の中におきまして、気候変動による作物等などの影響につきましてもあわせて記載するということを検討しております。 環境に配慮した取り組みに対する補助事業の創設につきましては、今年度から鏡野町家庭の省エネ機器導入促進補助金交付要綱に基づきまして、省エネ機器を導入する町民の方々へ補助金の交付を行っております。 次に、小項目3についてでありますけれども、議員御指摘のとおり、整備以降、経年劣化による老朽化をいたしました公共施設の改修にあたりまして、省エネ対策を図りまして、自然環境への負荷を軽減することは重要と考えております。今後におきまして、老朽化による施設の整備改修の増加が想定されておりますけれども、自然環境負荷に配慮をいたしまして、地球温暖化防止に寄与するよう改修等の事業を進めてまいります。 次に、小項目4についてでありますけれども、家庭で、また隣近所で気軽に取り組みができる暑さ対策といたしまして、クールシェアの取り組みにつきましての御質問であります。周知するとともに、取り組みによりまして温室効果ガスの抑制が図られまして、地球温暖化防止に効果があるなど、広報紙等によりまして広く町民に啓発を行ってまいりたいと、このように思っております。 次に、中項目3の高齢ドライバーによる交通事故対策の件でありまして、小項目1のブレーキとアクセルを踏み間違えた際の急発進防止装置を取りつける費用の補助の件についてであります。 高齢者のブレーキとアクセルの踏み間違いによる事故が全国各地で発生しております。先日も報道されたところでありますけれども、岡山県では65歳以上の高齢者が第1原因であります交通死亡事故は、昨年25件発生をしております。そのうちハンドル操作あるいはブレーキ、アクセル操作の誤り等の操作不適が9件と36%を占めているところであります。 国は、相次ぐ高齢ドライバーによる交通事故防止のために衝突被害軽減ブレーキの標準装備化あるいは後づけ装置の開発普及を国内自動車メーカーに要請しておりまして、各自治体におきましても装置導入費用の助成を実施する動きが出てきておるところであります。 一方、ブレーキを踏み間違えたときの急発進防止装置につきましてはさまざまな種類がございます。あるいは、メーカーによって性能に差があります。まだ公的機関などによる性能認定が実施されておりません。そういうことで、国におきましては性能認定制度を創設する方針で、さらにこうした防止機能を備えた自動車のみを運転できる限定免許の導入も検討しているところであります。 近隣自治体におきましては、美作市あるいは美咲町が踏み間違い防止装置の補助制度を創設しているのは議員も御紹介をされたとおりであります。鏡野町といたしましても、補助の必要性あるいは対象要件、あるいは補助率、補助期間などにつきまして、国の動向あるいは近隣市町村の動向を踏まえまして、補助を実施している自治体の事業効果などを研究いたしまして、装置の普及に向けて検討をしてまいりたいと、このように考えております。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(沖田清明君) 4番光吉 準君。 ◆4番(光吉準君) それでは、再質問をさせていただきます。 まず、図書館についてですけれども、正規の方、非正規の方が半々くらいだったんですけれども、概略でよろしいんですけれども、この非正規の司書さんの場合、年収というのはどのくらいになるんでしょうか。来年度から会計年度任用職員ということになるんだと思いますけれど、その場合は年収はどのくらいになるんでしょうか、概略で結構です。 図書館は本の倉庫ではなくて、やっぱり図書館は人だと思います。図書館に魂を吹き込むのは人ですので、やはりそこで中心的な役割を果たす司書さんを不安定な位置に置いたままではだめなんではないかなといいますか、図書館を生かすためにそこはきちっとやっていただきたいなというふうに思います。 次に、図書の購入、貸出数等について報告をいただきました。これも概略で結構なんですけれども、文科省によると学級数に応じた蔵書数の目標、学校図書館図書標準というものがありますけれども、文科省によると、これを達成しているのは小学校で66%、中学校で55%くらいだそうです。鏡野町の学校の場合はどのような状況になっているんでしょうか。 それから、情報が古かったり、誤ったりしている百科事典や図鑑などがそのまま置かれているケースもあるというふうにも全国的には聞きますけれども、鏡野町ではそれに関してはどういう状況になっているんでしょうか、答弁をお願いします。 それから、学校への司書の配置及び派遣についてお尋ねします。 2015年4月に改正学校図書館法が施行されました。小・中学校、高校の図書館に学校司書を置くことが努力義務となりました。残念ながら、文部科学省によりますと、公立の小・中学校への配置は進まず、全体の6割程度だというふうに聞いております。学校図書館に対しては、2017年度から国の政策で1.5校に1人、学校司書を雇用して配置するための補助金が出ております。つまり国からの地方交付税措置で、1.5校に1人の専任司書を置くということになっているわけです。国では学校司書配置のために年間約150億円の予算を計上していますけれども、各自治体へは使途を問わない地方交付税として交付されています。つまり、学校司書のための予算配分をどう使うか、その判断は各自治体に委ねられています。そして、鏡野町では一人も専任の司書がいません。これについてはどうお考えでしょうか。また、今後どのようにしていくお考えでしょうか。 学校への司書の配置についてもう少し言いますが、自治労連岡山県本部学校図書館部会の実態調査によりますと、県内の町でも学校司書を配置してるところが幾つかあります。和気町5人、早島町2人、里庄町1人、勝央町3人、吉備中央町4人です。これらの町にできて、我が町でできないということはないと思います。計画的に学校司書の配置を行っていくべきと考えますけれども、答弁をお願いします。 次に派遣です、公共図書館から学校への司書の派遣ですけれども、特に小学校に関しては鏡野町よりは頻繁に時間をかけて派遣をしているように思われます。矢掛町、小学校に週2日、中学校に週4日、奈義町、小学校に週3日、中学校に週2日、美咲町、各校に週1回から2回というのが実態調査の結果です。小・中学校への司書の派遣について、もっと時間と回数をふやすようにするべきではないでしょうか、答弁をお願いいたします。また、幼稚園への派遣、読み聞かせ等かもしれませんけれども、そういったことも検討されてはどうかと思います。 次に、気候変動、気候危機についてです。 環境省が、2100年未来の天気予報というのをネット上で公開しております。産業革命以前からの気温上昇を1.5度に抑える目標を達成した2100年と達成できなかった2100年の天気予報です。全国で40度を超える激暑となり、米の収穫量も減り、レポーターは私たちはもうおいしい国産の米を食べることはできなくなってしまうのでしょうかと報告をしております。インターネットでいつでも見ることができますので、ぜひ皆さんにも見ていただきたいと思います。 町の計画について答弁をいただきましたけれども、再度お聞きします。 先ほど言いました非常事態を宣言したニューヨークの市議会では、この4月、市内の建物に温室効果ガスの排出上限規制を設け、2030年までに40%の総排出量削減を目指す計画を定めた気候モビライゼーション法を可決しております。求められているのは、こういう具体的な計画だと思います。抽象的な言葉あるいは道徳的な呼びかけを超えて、具体的な政策、計画を求めます。特に、パリ協定にきちっと対応できるかどうかが今後の焦点です。そのことについて、再度御答弁をお願いしたいと思います。 特にといいますか、気候非常事態の宣言について問いましたけれども、これは全国の自治体の長、市長さん、町長さんに宛てて請願運動が起こっております。これは単に宣言を出せという訴えではありません。宣言を出した上で、次のことを要望しております。 1、気候危機が迫っていることを全力を挙げて市民に知らせる。2、2050年までのなるべく早い時期までに温室効果ガスのゼロエミッションを達成することを目標とする。そして、気候非常事態宣言を公表し、包括的な気候変動の緩和策、適応策、そしてエシカル消費、倫理的な消費、持続可能消費の推進策などを立案し、実施するということを求めています。極めて具体的に計画を立てていく、そして町民に知らせていく、このことを再度求めたいと思います。 気候変動の最後のところで、クールシェアについて鳥取県の取り組みがおもしろかったので、少し紹介したいと思います。今月末まで鳥取ではクールシェアを行っていますけれども、地域住民が夏場に公民館や商業施設でクールシェアすることがその柱です。地域の高齢者に冷房がある公民館で実施する介護や認知症予防の健康プログラムに参加してもらい熱中症を防ぐ、民生委員などが独居高齢者の自宅を訪問して熱中症への注意を呼びかける取り組みも行っています。そして、この健康プログラムを実施する自治会などにクーラー設置、健康器具代などを補助する、そういう取り組みを行っています。クールシェアのスポットに集まって、みんなで楽しく健康と省エネに取り組む鳥取モデルとして構築したいとのことです。 鏡野町としても、今回の質問で最初に図書館のことを取り上げましたけれども、図書館で夏休みのイベントを行う、それにあわせてクールシェアをするとか、いろいろな工夫の余地があると思います。ぜひとも検討をしていただきたいと思います。 それから、最後の質問です。 高齢ドライバーによる交通事故の対策の件ですけれども、この急発進の防止装置につきまして、東京都は年度内に9割の補助を行うことを打ち出しています。それを受けて、豊島区は残りの1割を上乗せする、そういう制度を実施しようとしています。実質個人負担ゼロで装備できるわけです。特に豊島区の場合は、池袋での乗用車の暴走事故を受けて、二度とああいうことを起こしてはならないというかたい決意で取り組むとのことであります。また、他の基礎自治体でも県との補助金との併用ができるようにするところが出てきています。残念ながら、岡山県はまだこれに具体的には取り組んでおりません、検討するというような答弁が行われているようです。ぜひ岡山県にも積極的に働きかけていただいて、県と基礎自治体とが共同して取り組めるように進めていただきたいと思います。町長のお考えをお聞かせください。 以上で2度目の質問を終わります。 ○議長(沖田清明君) 年岡教育長。 ◎教育長(年岡康雄君) 光吉議員の再質問にお答えをさせていただきたいと思います。 最初の図書館の臨時職員の賃金でございますが、勤務年数によっても若干の違いがございますが、おおむね年収が250万円程度ではないかと推測されます。 それから、2項目の学校図書の標準の冊数でございますが、平成24年度以降、鏡野町はこの図書基準にはクラス数と冊数ということで、全ての学校が対応ができているということになります。 続きまして、古いものの処分でございますが、学校図書館廃棄基準という基準がございますので、これに合わせまして、古くなって現在活用できないような図書については廃棄し、それにかわる新たなものを購入してという方向で図書の充実は進めております。 次に、専任司書の配置の件につきましては議員の御指摘のとおりですが、私どもの情報では2校に1校は配置できるよということをお聞きしたことはございます。ちょっとその後の調査というか、確認が不足しておりまして申しわけありませんが、これにつきましても、できれば教育委員会としては国の基準どおりにという部分はありますが、議員おっしゃりましたように補助金ではなく、地方交付税の中に含まれているということでございますし、学校現場とも協議し、私どものほうもできるだけ学校図書館にそれの指導ができたり、整理ができたり、いろんなことができる担当を配置したいということで、この町立図書館というすばらしい施設を持っております鏡野の有用性を生かしながらということで、昨年から順次学校とも協議しながら配置方法等を考えてきております。 日数につきましては、周辺でも久米南町でありますとか、美咲町等がそういう形で配置してると思いますが、やはり学校のニーズと合わせながらということで、やっぱり図書館司書の持っているしっかりとした能力、スキルを生かしていって、子供たちにとって、また学校の先生方にとってもいいような体制にはしていきたいと思います。これは毎年毎年学校ともしっかり協議しながら派遣時間、派遣日数等の考慮もしていきたいと思います。ただ、学校規模が相当違っておりますので、そのあたりの中での図書館教諭、司書教諭等の力量等もありますし、ただ、その全ての学校におきまして、今図書、読書が大切だということで、朝読書でありますとか、いろんなところでそこにしっかりと対応をしてきているつもりでございます。今後求められる力に、読み取る力という部分がございます。こういうものが今の子供たちに求められておりますので、その方向の中で読書活動をこれからも進めていくために、図書館としてしっかりと学校に支援をし、学校と一緒になって読書活動を進めたいというふうに考えております。 以上、申しわけございません、私からのお答えとさせていただきます。 済いません、以上申し上げました。 ○議長(沖田清明君) 年岡教育長。 ◎教育長(年岡康雄君) 申しわけございません、幼稚園、保育園等への派遣でございますが、こちらにつきましては今学校支援地域本部事業等を通じまして、地域の読み聞かせボランティア等をいろいろなところで活動をしていただいております。この部分をもっと伸ばしていきたいとは思いますが、それ以外に図書館司書たちの時間的な部分もございますので、このあたりもしっかりと検討しながら前向きに進めてまいりたいと思います。 ○議長(沖田清明君) くらし安全課長小椋君。 ◎くらし安全課長(小椋保君) それでは、御質問にお答えをさせていただきます。 地球温暖化に伴います具体的な計画、それから政策を立てて、それに向かって温暖化に取り組むべきではないかということと、クールシェアの取り組みを今後検討してほしいという御質問でございました。 まず最初の御質問でございますが、具体的な計画、政策につきましては、国のほうでも平成10年ですか、地球温暖化対策の推進に関する法律が制定されました。それを受けまして、平成28年には地球温暖化対策計画が閣議決定をされまして、各市町におきまして、温室効果ガスの排出量を2030年度までに、2013年度比で26%削減しなさいというような目標が掲げられております。これに対しまして、鏡野町におきましても、先ほど町長の答弁にもございましたように、地球温暖化対策実行計画、こちらのまず事務事業編に取り組みまして、具体的な数値を上げまして、排出抑制に対しまして努力をしているところでございます。 それからその後、区域施策編がございますが、こちらのほうでは町域におきまして、地域住民の方や事業者の方がメインとなって取り組みを進めるように定めたものでございます。こちらのほうは、将来的に作成に向けて取り組んでまいりたいと考えておりますが、その中では省エネの推進ですとか再生可能エネルギーの導入促進、それから低炭素町の実現、これらのことにつきまして具体的な内容、施策なりを掲げてまいりたいと考えております。 それから、クールシェアの取り組みでございますが、まずクールシェアという取り組みにつきまして、広く町民の方々へ知っていただきたいということで、この取り組みにつきまして、広報紙等を通じまして広く町民の方へ呼びかけてまいりたいと思います。家庭におきましても、エアコンを1人で何台も使うとかではなくて、一つの部屋に集まってそれぞれ団らんをするというようなことにつきましても、クールシェアの取り組みの一環になろうかと思います。まずそのような取り組みやすいところから町民の方々へも取り組んでいただけるように、広報のほうを行ってまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) ありがとうございます。 具体的にはくらし安全課長が答弁させていただいたところでありますけれども、気象非常事態というふうなことでの御質問であります。鏡野町は、豊かな自然というのが鏡野町の町民の周りに幅広くあるわけでありまして、鏡野町の緑をより活性化させるさまざまな課を超えての取り組みがなされております。そういうところでありますけれども、地球規模での砂漠化も他方ではあるわけでありまして、これは行政だけのみならず、議会あるいは町民とともにその方向に向けて頑張ってまいらなければいけないと、このように思っているところでありまして、さまざまな提案をありがとうございました。 また、先ほどの高齢ドライバーによる交通事故対策でありますけれども、町村会の中でも議論を進めていきたいと、このように思っておりますので、どうかこの推進につきましても御注目いただきたいと、このように思います。 ○議長(沖田清明君) 危機管理監金平君。 ◎危機管理監(金平憲明君) 光吉議員の御質問に追加でお答えさせていただきます。 現在鏡野町の65歳以上で免許を保有している人の人数は3,100人余りと、免許証取得者の3人に一人というような割合でございます。 過去3年間での高齢者によります鏡野町でのブレーキの踏み間違いの件数につきましては5件発生しておりまして、ことしは8月までの8カ月で1件。ですから、年平均で約2件の事故が起きている状況です。 高齢ドライバーの事故を防ぐためには、免許証の返納が効果的ではあるんですけども、ただ簡単に返納できないという要件も当然ありますので、車なしで通院や買い物ができないとか、あるいは生活の足として欠かせない状況も踏まえまして、このような後づけの装置につきましての普及につきましても加速をさせていきたいというふうに考えております。 当然岡山県のほうも全体的に取り組むことによって効果を上げることができますので、県のほうの働きも含めまして検討していきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 4番光吉 準君。 ◆4番(光吉準君) 再答弁ありがとうございました。 図書館のことですけれども、先ほど言いました国の予算150億円では、週30時間勤務の場合全体の半数の学校にしか学校司書を置けないそうです。学校図書館には、子供が自分で必要な本を見つけ出すという主体的な学習を支援する機能が求められています。月に一、二度とか週一、二度訪れる学校司書では、それは無理だと思います。ぜひ積極的な取り組みをお願いしておきたいと思います。ペスタロッチタウン・鏡野でありますので、ここのところはぜひとも積極的に取り組んでいただきたいということをお願いをしておきます。 それから、地球温暖化のことにつきましては、やはり具体的な呼びかけが必要だと思うんです。一般的な計画ではなくて、きちっと数値目標を出すであるとか、この施設についてはこういうことをすればいいんだとか、わかりやすいそういう呼びかけがないと前に進まないと思います。執行部も議会のほうも危機感を持ってこれには取り組みたいということを申し上げまして、今日の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(沖田清明君) 以上で4番光吉 準君の一般質問を終わります。 ここで11時30分まで休憩といたします。              午前11時21分 休憩              午前11時30分 再開 ○議長(沖田清明君) 休憩前に引き続きまして、一般質問を行います。 次に、一括方式により2番牧田俊一君。 ◆2番(牧田俊一君) 2番牧田俊一です。 ただいま議長のお許しを得ましたので、今回は一括方式にて質問をさせていただきます。 大項目は、さらなる農林業振興について、中項目、小項目は、通告書どおり質問をいたします。 まず1、中項目、森林経営管理法についてですが、小項目、今年度4月より森林経営管理制度がスタートしました。昨年度末には森林経営管理制度に関するお知らせが、町内の山林または保安林の土地の所有者の方に配布となりました。きょう現在、町民の方が森林経営管理制度についてどのくらいの理解をしているでしょうか。また、この制度の理解と周知に向けた町の取り組みをお尋ねをいたします。 2番目に、森林経営管理制度に関するお知らせの配布書面の中に、経営計画の立てれない人工林を対象に、今後の森林管理方法について順次意向調査を行うこととしており、現在はこの事前準備を行っていますとの記載がありました。この経営計画は、どのようなことを示すのかをお尋ねをいたします。 次に、8月5日には奥津振興センター内において、鏡野町森林づくりセンターが開設され、次世代へ鏡野町の豊かな森林を継承していくために森林に関する総合的な窓口が開設し、業務がスタートいたしました。今後の森林づくりセンターの役割と業務内容、今後はどのような組織対応になるのかをお尋ねをいたします。 次の中項目、森林環境譲与税の使途、譲与基準についてお尋ねをいたします。 小項目、国が示す森林環境譲与税の使途、譲与基準等によりますと、まず人材育成、担い手の確保、2、木材利用の促進や普及啓発活動に充てなければならないことと示されています。 まず、1の人材育成、担い手の確保についての施策をお尋ねをいたします。 2番目に、木材利用の促進や普及啓発の取り組みについてですが、鏡野町は先般議会の説明の中で貯木場の整備をするための調査設計や、町産材を利用し、幼児玩具、学習机の開発、製作を考えているとの説明がありました。現在の進捗状況をお尋ねをいたします。 次の中項目、木育の取り組みについてですが、鏡野町の森林づくり条例の中の第16条の欄に「町は町民等が森林づくりについて理解及び関心を深めることができるよう森林環境教育の推進を図るものとする」という条文があります。また、林野庁では木を使い、また山や森林、生活や環境への気遣いとして、木材への親しみや木の文化の理解を深めるための木づかい運動も展開をしております。今後、全世代の町民へどのような木育を取り組んでいくのかをお尋ねをいたします。 最後に、中項目、木材を利用した農業振興についてですが、鏡野町の木材を活用した農産品、また林産品としまして、シイタケやナメコ、キクラゲの栽培など、今後も木材を活用した鏡野町の農産品のさらなる販路拡大に向けた取り組みと生産者の方へさらなる支援施策が計画されているのかをお尋ねいたします。 以上、以降は質問席にて質問をいたします。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 2番牧田議員の御質問にお答えをします。 大項目でありますさらなる農林業の振興についてでありまして、その中での中項目、森林経営管理法について、小項目であります森林経営管理制度に関する町民の理解度あるいは今後の周知に向けた町の取り組みについての御質問であります。 本年3月、町内の森林所有者に対しまして制度の周知を図るべく、森林経営管理制度に関するお知らせを発送いたしました。反響もすこぶる多く、多くの方からの問い合わせもありまして、職員も対応に追われておりました。初めての制度でもありまして、すぐ理解するということは難しいと思われます。さらに理解を深めるために、7月の広報におきましても森林経営管理制度につきましての概要を掲載をしたところであります。住民の皆様方への理解度につきましては、まだまだ十分ではないと認識しておりまして、今後引き続き町の取り組み状況等を適宜ホームページあるいは広報等によりましてお知らせをいたしまして、丁寧な説明、周知に努めてまいりたいと、このように思っております。 続きまして、2番目の経営計画についてであります。 森林経営管理制度のお知らせの中で使用をいたしました経営計画とは、森林法の第11条に定める森林経営計画のことを言うわけでありまして、当計画につきましては森林所有者または森林の経営の委託を受けた者が、みずからが森林の経営を行う一体的なまとまりのある森林を対象といたしまして、森林の施業及び保護につきまして作成をする、5年を1期とする計画を示しておるところであります。本計画を樹立することによりまして、効率的な、あるいは持続的な森林経営の実現を目指すとともに、国・県による補助金の優遇の制度あるいは所得税等の税制上の優遇措置を受けることが可能になるわけであります。 続きまして、3番目の今後の森林づくりセンターの役割あるいは業務内容、また、今後どのような組織対応になるかでありますけれども、役割といたしましては、鏡野町の広大で豊かな森林をより豊かな状態にいたしまして、次世代に引き継ぐべく、4月から始まりました森林経営管理制度を踏まえまして、住民の森林に関する総合的な窓口といたしまして設置をしております。 業務内容につきましては、広報、鏡野有線テレビで具体的にお示しをしているところでありますけれども、一言で申し上げますと、鏡野町有林に関することを除きまして、林業に関する相談は基本的に森林づくりセンターで行うこととしております。 組織対応でありますけれども、6月会議で説明をさせていただきましたけれども、林務担当の町職員2名、林業に高い知識、専門性を有する地域林政アドバイザー1名あるいは地域林業に精通をいたしまして、高い林業技術を有する森林組合からの出向職員の計4名体制となっております。なお、地域林政アドバイザーと森林組合からの出向職員につきましては、週3日の勤務となっておりますので申し添えておきます。 続きまして、中項目であります森林環境譲与税の使途あるいは譲与基準についての御質問でありまして、小項目の1で問われております人材育成、担い手の確保についての施策であります。 人材育成、担い手の確保につきましては、町内の全ての業種につきまして、非常に大きな課題となっております。林業につきましては、地域林業担い手サポート事業といたしまして、従来から岡山県全体で取り組んでいるところであります。大都市圏での移住・定住相談会に作州かがみの森林組合とともに町が積極的に参加するとともに、町独自で町内外の林業関係者等を対象といたしました林業技術研修会の開催も行っております。より具体的な施策の実施に向けまして、本年度より鏡野町の森林づくりの基本施策の提言をいただいておりまして、鏡野町森林づくり協議会における本年度の最重点の課題あるいは協議内容といたしまして、鋭意協議を行っているところであります。なかなか全国的に即効性のある施策というのは難しいとは思いますけれども、全国の先進地の事例を参考にいたしまして、鏡野町らしい施策の展開を積極的に行ってまいりたいと、このように考えているところであります。 続きまして、②であります木材利用の促進あるいは普及啓発の取り組みの進捗状況でありますけれども、まず貯木場の御質問であります。 現在2カ所の場所を選定、検討いたしまして、地元等の関係者との調整を進めておるところでありまして、事業内容につきましては、町内の認定林業事業体からの御意見を賜りながら検討を進めているところであります。幼児用玩具あるいは学習机の開発、製作につきましては、材料の調達先あるいは町内の木工関係者とのワーキンググループの立ち上げ、あるいは有識者からの助言をいただきながら材質あるいはデザイン、あるいは安全性を検討する場の準備をしております。 続きまして、中項目であります木育の取り組みについての御質問でありまして、今後の木育の取り組みについての御質問であります。 木育につきましては、さきの6月会議の一般質問で答弁をさせていただきましたけれども、森林づくり条例第16条の森林環境教育の一環といたしまして、小さいときから木に触れる機会を設け、あるいは生まれたときから町産材を利用した玩具を使用して木に触れてもらいまして、小学生等に対しましては植樹等の体験、中学生には入学時に町産材を利用した授業で使う学習机を提供いたしまして、日常的に直接木や林業を感じまして、木のよさを知り、ふるさと鏡野町への愛着あるいは地域とのつながりを深める取り組みを進めるとともに、公共施設への町産材利用によりまして、子供から大人まで木に親しみを感じ、林業あるいは森林の役割や木材利用の意義に対する理解あるいは関心を高める取り組みを進めてまいります。 また、中項目の木材を利用した農林業の振興についての御質問であります。 小項目であります特用林産物の販路拡大に向けた取り組みあるいは生産者に対する支援施策の質問であります。 昨年度、ナメコ、キクラゲ加工品の新商品を開発をいたしまして、その試供品をかがみの里山健康クラブの会員約1,000名に配布をいたしまして、商品価値を高めることを目的に値段あるいは味覚等のアンケートを実施をいたしまして、商品価値の向上あるいは販路拡大に向けた取り組みを行っているところであります。また、生産者へのさらなる支援施策でありますけれども、原木ナメコ生産者の高齢化によりまして生産量が減少しているということから、本事業を継続的に実施をいたしまして、安定した生産あるいは高付加価値化、需要の拡大を図ることが生産者に対する支援につながっていくものと考えております。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(沖田清明君) 2番牧田俊一君。 ◆2番(牧田俊一君) 答弁のほうありがとうございました。 それでは、今回森林経営、また木材について何点か一括にて質問をさせていただきます。 まず、森林経営管理法についての周知ですが、今回は初めての制度ということで、町のほうも大変お忙しいという答弁をいただきました。確かに3月末には森林管理制度に関するお知らせを山林の所有者の方、また7月には広報紙等でこの周知のほうが全町民に図られたと思いますが、まず、私たち世代より先輩方は非常に山に対する思いがあり、また年齢層がだんだん低下するごとに山への関心等が非常に薄くなっているのではないかと、私の意見ですが、そう感じております。 つきましては、今後のことしのまた新しい制度の導入により、改めて山林等への関心が皆さん、町民の方が全員持っていただくような周知を今一生懸命町のほうもなされておられると思いますが、また町の方も周知努力がさらに必要になるかと思われますが、今は森林経営管理制度の周知の時期になっていると思いますが、今後意向調査に向けた取り組みもスケジュールの中に入ってくるのではないかと思っております。つきましては、今後調査をしました後のスケジュール、工程等はどのようになっているのか、まず1点教えていただきたいと思います。 次に、経営計画についてなんですが、ここにも示していただいておりますように、私なりに簡単に集約して、経営計画とは5年を1期としまして森林の施業や森林の保護についての計画と私なりに理解をしております。また、森林経営計画書を作成することによって、間伐の施業を行うとともに、税制のメリットや金融公庫、また補助金等の交付の優遇もあると書籍のほうに書いてありました。 そして、経営計画書の記載事項に目を向けますと、さまざまな計画内容が示されています。例えば、その中の一つに間伐や主伐、作業道の道路整備など実施事項がたくさん計画事項として上がっております。その中で、やはり今まで林業分野とか、また親のほうから引き継いだ財産等に今まで関心がなかった方も、これからは山林等に目を向ける時期が来ると思いますが、例えば町民の方にさらに経営管理とはこういうものだと、また理解がしやすくするための一つの方法として、例えば町の町有林などを活用しまして、経営管理の実施版としてのモデルの山林であるとか森林事業等を町が示していただければ、より一層わかりやすいのかなと思いますが、現財調の考えているプラン等がありましたら教えていただきたいと思います。 次に、森林経営の中でも、森林づくりセンターが奥津の振興センター内に開設となりました。森林経営計画書の作成には計画の書類の記入がたくさんなされ、その経営管理が記入ができないとこの経営管理等は前に進むことができないと思っております。そして、経営計画書に記載すべき事項に施業や集約を進めたものの中に、書類の作成を代理者にまた任せる、また所有者がみずから記載することも可能という表現もありましたが、今後住民の方が森林経営計画等を作成するにあたってのサポートや、各森林経営計画書を作成するにあたっての町が、例えば各地域へ出向いて説明なり、出稿して説明会を開催など、計画書の内容説明や計画書の作成に向けた支援サポート等があるのか、その点をお尋ねをいたします。 次に、人材育成の件ですが、今各地域、また全国で見てもなかなかどの業種もなり手不足ということが問題になっていますが、さらに山林、また林業に携わる方が非常に少ないということもよく耳にしております。鏡野町としても、いろいろななり手不足解消に向け、林業現場の1日体験の開催や移住者の方への相談、林業就業ガイダンスへの参加等を行っていると思いますが、まず鏡野町で林業に携わる人材が毎年増大していくためには、今の制度や鏡野町としても人材育成、人材のなり手の事業等に何らかの問題点や課題点があるのではないかと思っております。つきましては、そのような課題点や問題点、こういったところが改善等が必要な箇所があるようでしたら、その箇所を教えていただきたいと思ってます。 次に、貯木場の件について答弁がありました。 木材の利用促進の一つとして、町内に貯木場の整備計画が一応予定として2カ所上げられているという答弁がありました。この貯木場の推進につきましては、いつどこの時期でも安定した価格、安定した貯木数が求められ、これがより一層町産材の利用促進につながるのではないかと考えております。改めてお聞きしますが、貯木場の整備の目的と今後貯木場の稼働開始日の予定が明確に示されているのかお尋ねをいたします。 次に、木育についてなんですが、先ほど答弁の中では、私なりに解釈をいたしますと、木育とは子供たちだけへの教育ではなく、町民全体を対象とした木のぬくもりや森林の大切さを実感できるようなさまざまなイベント、施策が町も取り上げられているのではないかと思っております。先般の日曜日に開催となりました産業まつりのブース内には丸太を扱う、また木材破片等を扱うブースは家族連れが長蛇の列ができ、私もちょっと参加をさせていただきましたが、ある家庭の方では、今子供たちが木材にさわる、また木材に携わる時間がないため、非常に今回のイベントはよかったなあという保護者の方の御意見もいただきました。今後、町といたしましては、例えばなんですけど、一つの提案として観光も兼ねて木のぬくもりが感じられる体験型イベントや木材、森林をキーワードとしたさらなる木育の拡充を図ってもらいたいと私なりに思っておりますが、町の所見をお伺いいたします。 最後に、木材を利用した農業振興についてお尋ねをいたします。 昨年度は、ナメコやキクラゲの新商品を開発し、かがみの里山健康クラブの会員等に、皆様に配布して商品価値を高める等という答弁もありましたが、まず、今年度の3月会議だと思いますが、鏡野町の特産品です、例えばナメコやキクラゲ等の販売開拓や販売促進の事業といたしまして、町内にある全国に先駆けて商品販売をしている企業に、例えば原木ナメコやキクラゲの販売委託などの事業を実施する事業予算が平成31年度の3月会議で予算計上となっていると思います。現在この事業についての進捗状況をお伺いします。 以上、一括にて第2回目の質問とさせていただきます。 ○議長(沖田清明君) ここで、2番牧田俊一君の一般質問の途中でありますが、13時まで休憩といたします。              午前11時55分 休憩              午後1時0分 再開 ○議長(沖田清明君) 会議を再開いたします。 14番藤田多喜夫君から体調不良のため早退届が提出されております。 ここで会議録署名議員の追加指名を行います。 会議録署名議員の14番藤田多喜夫君が途中早退いたしましたので、本日の会議録署名議員として2番牧田俊一君を追加指名いたします。 会議を再開いたします。 休憩前に引き続き、一般質問を行います。 答弁のほう、山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 2番牧田議員の御質問にお答えをいたしたいと思います。 大項目……              (「再質問」と呼ぶ者あり) 再質問、済いません。 ○議長(沖田清明君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) 牧田議員の再質問にお答えします。 まず、意向調査後、意向調査のスケジュールでございます。 まず、意向調査の対象としましては、経営管理法に基づきまして、経営計画に入っていない山林を除外した方が対象となっております。 意向調査のスケジュールでございますが、鏡野町は面積が大変広うございまして、通年をかけて実施する必要があると思います。その中で、本年度所有者200名程度でモデル地区を選定し、その箇所の意向調査から本年度は実施をしていきたいというふうに思っております。来年度につきましては、このモデル地区の含まれる地区から始めることとさせていただきます。 ただし、先ほど申し上げました面積が大きいということで、5年から7年ぐらいかかるというふうに思っております。これにつきましては、モデル林の調査が終わってから確定をする予定でございまして、その進捗の状況等につきましては、逐次住民の皆様に広報等ができたらというふうに思っております。以降、所有者が管理できない森林につきましては、この経営管理法に基づきまして管理していくこととなります。 続きまして、経営管理権のモデル林を町有林でして見たらどうかという再質問でございますが、こちらにつきましては管理法の仕組み自体を町有林でということが難しいのではないかというふうに思います。これにあわせて、昨年度町内の民地について間伐のモデル林というのを2カ所設定しております。こちらにつきましては、杉地区と百谷で1カ所ずつしておりまして、間伐の事業について取り組んでおりまして、これが完了しております。こちらを、経営管理法とはまた別になりますけど、間伐をしましたらこういった事業でこんなにきれいになりますというようなことを周知をしていきたいと思いますので、今後広報とか看板等を設置して、講評の内容につきましては所有者と協議しながら周知をしていきたいというふうに思っております。 続きまして、経営計画の作成についての町のサポートはあるかということでございます。 民有地の経営計画につきましては、町内では森林組合が経営の認可の主体となっております。計画認定を町から受けております。経営計画を立てるにあたりましては、サポートも実際町民の方に実施をしている状況でございます。今回町としましては、この意向調査に合わせて地域の説明会等も、規模によりますけど検討はしております。その際に、サポートをできるところについてはしていきたいと思います。それと、当然でございますが、森林づくりセンターにおきましては随時そういった相談も受け付けておりますので、相談がございましたら来ていただけたらというふうに思っております。 続きまして、人材育成の問題、課題点は何かということでございます。 毎年数人の方が、作州かがみの森林組合におきましても雇用をされております。こうした状況でございますが、林業に限らないところでございますが、全国的な労働者の不足ということが大きな課題ではないかというふうに思っております。その中で、林業につきましては他の職種に比べて労働強度が強く、労働の災害の発生率が高いというような問題もあると思いますので、そうしたことによって離職しやすい傾向にもあるというふうなことが見てとれるんじゃないかということで、鏡野町としましては、高性能林業機械を導入することで離職の防止や林業従事者の確保、担い手不足の解消にも努めていきたいというふうに思っております。 続きまして、貯木場の整備の目的と開始日ということでございます。 目的でございますが、牧田議員もおっしゃっていただいたように、調査内の利用拡大、それから安定的な供給、それから有利な時期での販売体制の確立ということを目的としております。貯木場の整備につきましては、4月23日、町内の認定林業事業体の方々に集まっていただいて、協議を始めているところでございまして、附帯の施設等につきまして、必要性等についても協議をしているところでございます。 開始日でございますが、なかなか厳しいスケジュールでございますが、来年度整備、それから令和3年度の供用開始というようなことを目指しておるところでございます。 続きまして、木育につきまして、観光イベント等とあわせて検討できないかというような御質問でございました。 町としましても、議員御指摘のとおり全ての方、幼児から高齢者までを含めて対象とした生涯にわたる幅広い活動を考えております。こうした中でいろいろな御意見をいただきながら検討していきたいというふうに思っております。その中で、11月7日、高清水トレイルのグランドオープンがございます。世代を超えて森に親しみ、そして健康につながる施策をPRしていきたいというふうに思っております。 続きまして、特産品の進捗状況でございます。 こちらにつきましても、3月、御説明をさせていただきましたが、4月以降、若干ちょっと変わっておりまして、町内大手企業の商品のラインナップに加えて販売展開というようなことで計画をしておりましたが、本年度企業内でのいろいろな理由によりまして、この企業としてのラインナップに上げることができないというふうに判断をいただいております。こうした中で、今後この企業との販売等の協力は行ってはいきますが、販路拡大等につきましては、町内の農産物の販売所等での販売、それから宿泊施設、飲食店等においての提供を行い、販売元を拡大する予定でございます。 以上でございます。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 失礼をいたします。 中項目であります森林環境譲与税の使途、譲与基準についての中の質問で、人材育成、担い手の確保についての施策の御質問がありました。富地区で林業家が独立して企業として立ち上げを行っておられます。20歳代という若さでありますけれども、切って、搬出して、運搬をするという一体的な事業というふうなことでありまして、その中で来賓として来られておりました真庭市の大手の木材業を営んでおられる方が、切れ目ない需要があるというふうなことで称賛をしておられまして、我が町でも成長産業として今後捉えていきたいと、このように思いますので、どうかよろしくお願いをいたしたいと思います。 ○議長(沖田清明君) 2番牧田俊一君。 ◆2番(牧田俊一君) 再質問の答弁ありがとうございました。 それぞれ各質問に対しましてお答えをいただきましたので、再度3回目となりますので最後の質問となりますが、答弁のほうをよろしくお願いいたします。 まず、森林経営管理制度の周知についてですが、意向調査等には、やはり多数の山林の所有者の方がおられるということで、数年、また5から7年ほど意向調査までにはかかるという課長の御返答はいただきましたが、やはり今皆さん山林等を所有されている方が一番気になっていることとしましては、実際に所有地の山に実際にいつ入っていただいて、いつ間伐等の実施ができるのだろうかということもよく私の耳に聞いております。つきましては、まだまだちょっと計画等で正式な日程等はスケジュールがまだ組めてないかもしれませんが、実際に今度所有地の方の山へ入りましての実施作業がいつごろから始まるかという計画があれば、教えていただきたいと思います。 続きまして、経営計画についてなんですが、私の提案といたしてモデル事業としての山林等を提案したところ、昨年度間伐事業といたしまして杉地区、百谷地区のモデル事業として2カ所実施をしたという課長さんからの答弁がありました。つきましては、これのほうも私もちょっとまた見に行かせていただけたらと思っておりますが、今後町とかへ、また意欲や能力のある林業経営社の方へ委託をした場合、今後国税や個人住民税以外の納付以外にも、経営管理に関しての費用が発生が考えられるのかどうか、そういったことをちょっとお尋ねしたいと思います。 続きまして、森林づくりセンターの開設についてなんですが、現在4名の方で対応をしておられると答弁書にありました。2名の方が町職員で、1名の方が林業に高い知識、専門性を有する地域林政アドバイザーの方、もう一人の方が森林組合からの出向ということで、その町職員の方の1名の中には林野庁の方からの出向というふうに私の耳に聞いておるんですが、もし間違いがあったら訂正をさせてもらうんですが、この林野庁の方の出向というのは非常に心強いのではないかと思っております。また今後、今林業に高い知識、専門性を有する地域林政アドバイザー1名の方は、たしか地元の方だと思われますが、今後、今政策事務等が非常に忙しい中、やっぱり地元の山を知っておる方というのはやはり地元の方が非常にたけておられると思いますし、鏡野町の山のことはよく熟知していると思いますが、今後林業に高い専門性を有する地域林政アドバイザーの方の増員です。これは国からの補助等も、交付金も支払われるということもちょっと書籍のほうに書いてあったと思いますが、今後そういった方の地元の方で、特に山に熟知した、山のことを知っておられる方の増員等があるのかといったことをちょっとお聞きしたいと思います。 続きまして、貯木場の整備についてなんですが、4月23日より協議を開始し、令和3年の供用開始を目指してはいるという課長さんからの答弁がありました。つきましては、今後貯木場の整備にあたりまして、例えば今は鏡野町では山からの伐採、そして木材の出荷までの整備は整っているのではないかと思います。しかしながら、今後木材の出荷から、例えば木材加工、販売までとした一体の体制が整えば、より一層鏡野町の木材の消費につながるのではないかと考えますが、例えばなんですけど、今後貯木場、また貯木場以外の場所に、例えば原木の製材木の加工であったり、チップの加工機の導入や、またチップを再生エネルギーとして燃料とする木質のチップボイラー等が全国にもあるというふうにお聞きしております。これは将来にわたり、鏡野町もそこまで機械導入等を考えているのかどうか、またそういった構想も今現在あるのかというのをお尋ねいたします。 そして最後になりますが、農業振興、特に特用林産物についての返答をいただきました。先般の3月会議での予算計上と町内の大手企業との方向性に少し違いがあって、今後も取り組んでいくということなんですが、今後鏡野町も特産といたしまして、やはり今全国的にキノコ栽培が非常に需要があるというふうに聞いております。特に健康であるということで、鏡野町も今取り組んでおるキクラゲの生産につきましては、調べたところほとんどが中国産で、国産の生産はわずか3%しかないというふうに聞いております。つきましては、今後全国的にまた健康ブームと、またキノコ栽培等が、またキノコの需要の掘り起こしができる中、今後木材の需要拡大と特用林産物の振興、そして健康をキーワードにした今後の町の取り組みについてお聞きをいたします。 以上、3回目の質問にて、答弁のほうをよろしくお願いいたします。 ○議長(沖田清明君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) 牧田議員の再々質問についてお答えします。 まず、具体的な山に入る時期ということでございます。こちらについては、意向調査終了後、随時意向調査が終了した地区ごとに入らせていただこうというふうに思っております。 2番目につきまして、税等の費用で想定がほかに何か発生するものがあるかということでございます。現在のところ、その他の費用につきましての想定はできてないというか、考えれてはおりません。 続きまして、アドバイザー等の増員につきましてでございます。 まず、職員の1人につきましては林野庁からの出向に間違いはございません。増員につきましては、現在森林管理経営制度における意向調査から林業事業単位の採択、それからもしくは町による経営管理までの一連のサイクルが完了して軌道に乗るまで現在の体制を維持する必要があるとは思いますが、人数につきましては事業量を勘案しまして、今後検討していきたいというふうに思っております。 続きまして、貯木場の現在の貯木以外の機能等についての検討ということでございます。 こちらにつきましては、そういったことも検討に含めて、先ほど申し上げました4月の認定林業事業体の方に集まっていただいて、製材等についての附帯の整備等も検討する必要があるかどうかもあわせて協議をしていただいております。 続いて、最後は特産品についての御質問だったと思います。 今後、町としましては販売量、それからその需要先、販売路網等販売先を考慮しまして、考えていきたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 失礼をいたします。 先日林野庁の長官とも話をしてまいりました。きのう、おとといですか、鏡野町に出向していただいております職員につきましてもよろしく頼む、あるいはその件につきましてもしっかり話をさせていただきました。また、鏡野町からも1人の出向職員がおりまして、頑張っているという感想もいただいているところであります。 先ほどの森林経営管理につきましてでありますけども、しょせん森林というものも人の体に例えると、やはり健康な体というのは適切な処方が必要であろうかと、このように思いますし、健康管理につきましても専門医というものは必要ではないかと、このように思いまして、適宜適切な御意見をいただきながら診断、あるいは処方につきまして、受ける立場の鏡野町の森を守る者としてしっかりと適切な管理をやっていきたいと、このように思っております。 それから、3番目の森林づくりセンターの役割というところでありますけれども、この森林づくりセンターは入り口でありまして、これからどのように発展をして拡大していくかというふうなところにつきましては、皆様方の意見を聞きながら、また鏡野町の森に似合う処方をしていきたいと、このように思っております。それには当然所有者もあります、また高齢化もしてきますので、ある程度急務な計画の策定は必要であろうと、このように思っております。 以上であります。 ○議長(沖田清明君) 以上で2番牧田俊一君の一般質問を終わります。 次に、一括方式により1番飯綱洋平君。 ◆1番(飯綱洋平君) 失礼します。1番飯綱洋平でございます。 議長のお許しを得ましたので、一括方式にて一般質問をさせていただきます。 残暑がなお続く昨今ですが、夕方の虫の声を聞くと秋らしい風情も感じます。芸術の秋に誘われまして、先日は鏡野町文化協会絵画部の展示会をアルネ津山の会場で拝見いたしました。広い会場いっぱいに15名の会員の方々の約100点にも及ぶ力作がそろい、一点一点拝見し、とても心豊かな気持ちになりました。また、今月21日からは奥津を舞台に奥津芸術祭が1カ月間開催されます。12名の芸術作家を迎え、8つの会場で行われる芸術の秋にふさわしい取り組みです。和楽器のライブや座禅体験など多様なプログラムがあり、興味深い芸術祭となりそうです。清流と温泉の里、自然に抱かれた里山に地元客や観光客が集うよう期待しております。鏡野町と教育委員会も後援されているので、しっかりPRしていただきたいと思います。 さて、一般質問に入らせていただきます。 大項目としまして、持続可能なまちづくりについて、中項目としまして、芸術文化が香るふるさとづくりについて伺いたいと思います。 小項目1です。去る8月21日、町内のある企業(以降A社と呼ばせていただきます)が収集している絵画コレクションの展示会が開催されました。フランスのバルビゾン派、印象派などの名画が多数、約200点ほど展示されておりまして、町内にこのような絵画があるのかと大変驚き、感銘を受けました。ちなみに私はA社とはいかなる利害関係もございません、純粋に絵画の展示に感動しましたので、今回の一般質問に取り上げさせていただきました。町長も参加されておられましたが、どのような感想を持たれたのかお尋ねいたします。 小項目2、町内にあるこのようなすばらしい価値ある文化遺産を活用した芸術文化事業は、子供から大人まで教育や生涯学習に役立ち、観光の側面からも町のPRに有効だと考えます。コレクションを収蔵展示できる美術館が建設できれば一番よいとは思いますけれども、それができなくても例えば月がわりで1枚だけ展示する1枚の名画展を企画する、既存施設を活用して展示ギャラリーとするなど多様なアイデアを出し、700点にも上るコレクションを公開する場を検討されてはいかがと思いますが、町長のお考えはいかがでしょうか。 小項目3、5年後に鳥取県の倉吉市に鳥取県立美術館が誕生します。現在構想を深めているようですが、コンセプトは未来をつくる美術館と定め、その基本計画には人々が思い思いに楽しみと夢と喜びを見出すことができ、次世代を担う子供たちがすぐれたアートと出会い、想像力や創造性を育む場所となる、アートによって町を目覚めさせて文化的感性の高いにぎわいのある地域づくりに貢献する、さまざまな人が訪れ、集い、楽しみ、交流する拠点「サードプレイス」──これは家でもない、学校、職場でもない第三の居場所という意味ですけれども──となる美術館を目指されております。これこそ将来を見据えた持続可能なまちづくり事業だと感じました。 また、近隣の奈義町現代美術館は海外でも著名で、フランス人が訪れたい国内美術館の上位にランクインされ、津山市には市立美術館こそありませんが、つやま自然のふしぎ館やまなびの鉄道館等大変ユニークな文化施設がございます。瀬戸内芸術祭を中心とした瀬戸内海には個性的な美術館が多数あり、地域がとても活性化され、海外の観光客、インバウンド周知にも成功しているように感じます。 町全体が自然を含んだアートである、町長は以前一般質問のほうでおっしゃられましたけれども、その美しい自然の中で芸術体験ができる場があればやはり相乗効果があると思います。美しい自然環境の町は、残念ながら日本全国多数あります。特色をつくる、魅力をつくることが重要です。鏡野にも文化醸成の核となる芸術文化施設建設を含む芸術を核としたまちづくり、ふるさとづくりの検討をお願いしたいですが、町長と教育のお考えを伺いたいと思います。 以上、登壇での質問を終わります。以降は質問席にてお尋ねいたします。よろしくお願いします。 ○議長(沖田清明君) 答弁を求めます。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 1番飯綱議員の質問にお答えをいたします。 大項目であります持続可能なまちづくりについてでありまして、その中におきまして、芸術文化が香るふるさとづくりの小項目1でありますけれども、去る8月21日に開催をされました町内企業が所有する絵画コレクションの展示会にも私も参加したところであります。工場跡地を改修した施設とはいいながらも、温度、湿度の管理あるいは紫外線防止など良好な状態で保管がされ、また展示ができる設備が完備されておりまして、広々とした空間に黒を基調とした壁面に絶妙な間隔でレイアウトされました色鮮やかなフランスのバルビゾン派あるいは印象派などの名画の数々、そしてまた、大勢の方がゆっくりと観覧することができる広めに設定をされました観覧通路、単なる作品解説にとどまらず、作品が描かれた歴史背景あるいは当時の社会情勢を織り込んだ説明文など、作品あるいは観覧者双方に配慮をした都市部の美術館にひけをとらない体制が整えられておりまして、とてもぜいたくな時間を過ごさせていただいたという感覚を持ち合わせておりまして、ともに作品に対する企業の熱い思い入れを感じ取ることができまして、深く感銘を受けたところであります。 また、小項目2の御質問であります。 企業はこうした作品を700点余り所蔵されているとお聞きしました。これら1点1点は全て唯一無二の貴重な作品でありまして、企業が多額の経費あるいは万全の態勢で購入し、管理していると、このように思われるものであります。こうした作品を借用し、既存の施設に展示するには、作品及び所有する企業の思いを尊重した万全の受け入れ態勢を整える必要がございます。例えば、搬送につきましても作品のサイズに適合した専用の木箱などを特注し、あるいは専門業者による作品を傷つけないためのこん包、あるいは専用車による搬送、開梱が必要であります。展示につきましても、温度、湿度の管理、あるいは直射日光防止対策、あるいは照明設備は当然のことながら、防犯カメラや監視人の配備、施錠など、破損あるいは盗難を防ぐための措置あるいは不測の事態を想定した相応の保険の加入も必要になってくると、このように思っているところであります。 町には、文化施設あるいは公民館、資料館など展示可能な施設は幾つかありますが、こうした条件をクリアできる施設はないところでありまして、ここに掲げました受け入れ態勢が全て必要かどうかはともかくといたしまして、町として貴重な作品を借用する以上は万全の態勢を整えることが作品及び所蔵者への礼儀でありまして、行政への信頼にとつながるものと考えております。 こうした作品が多数町内に存在することを町内外の皆様にも知っていただくということは、町民の文化芸術に対する意識の向上あるいは町のPRにもつながる貴重な財産であることは重々承知をしているところであります。ただ、この作品をお借りをして既存の施設で展示を行うということになれば、たとえ1点といえども、受け入れ態勢を整えるためにはさまざまな条件をクリアする必要があります。そのためのコストを考慮すると、実現には非常に厳しい状況であることを御理解をいただきたいと、このように思います。ただ、御提案には本当に耳を傾けたいという思いがありまして、近い将来それが可能になれば非常にありがたいことだなと、このように思っているところであります。 次の小項目3の質問でありますけれども、飯綱議員おっしゃるとおり、近隣自治体には特徴的な美術館あるいは資料館等の文化施設が存在していることは承知しております。また、足を運んでさまざまなものを見て、あるいは体験して私もおります。鏡野町でも、妖精の森ガラス美術館は世界的にも珍しいウランガラスの専門美術館として高い評価を受けておりまして、上齋原地域ならではの特徴のある美術館として近隣自治体の施設に遜色ないものと自負しているところであります。 また、町といたしまして、現段階では美術館の建設等ハード面の整備は計画をしておりません。しかし、既存のペスタロッチ館ではギャラリーを一般に無料で貸し出しをしておりまして、写真、絵画など未就学児からお年寄りに至る幅広い世代の方の作品展示の利用がございます。そして、町内各戸に配布させていただいておりますカレンダー、例年町内外あるいは在住の芸術家の作品を紹介しておりまして、広く御好評をいただいている次第でもあります。この他、町内の有志団体が中心となりまして、今月21日から来月20日まで、奥津温泉街を中心に一帯で開催をされますOKUTSU芸術祭は、観光面での効果も非常に大きいものが期待をされるところであります。これらの事業につきましては、飯綱議員のおっしゃられる芸術を通じての将来を見据えた持続可能なまちづくりの一つの例ではないかと、このように感じ取っているところであります。 鳥取県立美術館が倉吉に開館予定であることは非常に雄大な計画でありまして、鏡野町にとりましても町をPRするまたとない機会であると考えているところであります。先般岡山県知事とも話をしましたけども、足を頻繁に奥津に向けておられるようでありまして、この回にも来られるというふうなことを耳にしております。町といたしましては、これらを総合的に調査をいたしまして、現在行われている皆様の芸術、文化活動が一歩でも二歩でも進展できるよう、そして一過性にならないようソフト面の充実を支援してくことが特色をつくるあるいは魅力をつくるまちづくりにつながるものではないかと考えております。 以上、答弁とさせていただきます。ありがとうございます。 ○議長(沖田清明君) 年岡教育長。 ◎教育長(年岡康雄君) 芸術を核としたまちづくり、ふるさとづくりの検討について、私の考えはという御質問でございます。 教育委員会といたしましては、現在各公民館での講座、また教室におきまして、生涯学習の一環としまして芸術文化を学び、触れる場を提供し、芸術文化活動を推進しております。町長も申し上げましたが、ペスタロッチ館におきまして、ギャラリーを一般に無料貸し出し、写真や絵画など幅広い世代の方に作品発表の場として多くの方々に利用していただいており、また多くの町民の方々に芸術作品に触れる機会を提供しております。これらの事業はソフトの面ではございますが、芸術を通じての将来を見据えた持続可能なまちづくりの一例なのではないかというふうに思っております。 以上、教育長としての答弁とさせていただきます。 ○議長(沖田清明君) 1番飯綱洋平君。 ◆1番(飯綱洋平君) 町長、教育長、御答弁ありがとうございました。 美術館をつくる、雲をつかむというか、空をつかむような話なのかもしれませんけれども、町長の御答弁から、先ほど申したA社のコレクションを鑑賞されて感銘を受けたとお聞きして安心いたしました。また、お二人の御答弁から鏡野町に住まわれている方々がいかに芸術、文化に日ごろから親しみ、活発に活動されているのか、とても理解できました。すばらしいことだと思っております。 町内には、私も大好きな妖精の森美術館のウランガラスコレクションがあること、または今月予定されているそのOKUTSU芸術祭など、鏡野の文化、芸術の土壌は大変豊かだと再認識いたしました。私も文化協会の絵画展や、先ほどもおっしゃられてましたけど、ペスタロッチホールで行われる写真展等拝見しております。また、知人には陶芸、コーラス、お茶、音楽活動などさまざまな文化活動をされている方々がおられまして、鏡野の文化層の厚さを感じているところです。私もそういった現状を見ていて、これは十分なんじゃないかなという気もしておりました。 しかしながら、先日A社の絵画コレクションを見て、ちょっとやっぱり考えが変わりました。町長も感銘を受けられたとおっしゃいましたけれども、その絵画の質、量、管理体制、ギャラリーの広さと内装の充実、説明文に至るまで都市部の美術館に遜色ないっていうようなことを先ほどおっしゃられておりましたけれども、そのとおりだなあと思って、本当にすばらしいと思いました。一緒に参加した方々は、特に女性の皆様は目を本当にきらきら輝かせて見入っておられました。そのとき、このコレクションは企業の、一企業の所有物ではあるけれども、町内における大切な宝のような資源なのだと思いました。町民の福祉のため、子供の教育のためにこれはやっぱり生かしていただきたいと、そういうふうに心から思いました。また、国内外からお客を集めることができる大変競争力のある内容だということもあって、観光収入の面からも大きな効果が見込めると思っております。貪欲に地域の宝を活用していく道を行政も探るべきではないでしょうか。 岡山県の文化進振興課の知人に相談いたしましたところ、芸術鑑賞というのは教育的側面において、子供の創造性や発想力、課題解決力を伸ばす効果がある、そういうふうに言われております。今後はAIの技術の発達により、従来の記憶力重視の学力から、クリエーティブな力が求められる方向へ社会全体がシフトしている今日にあって、芸術を取り入れる意義を感じておりますと言われておりました。続けてA社のコレクションが公になることを期待していますとも話されていました。 そこで、小項目1の再質問になりますけれども、町長がこの展示会を見られて印象に残った絵画のポイントだったり、展示の仕方でもいいんですけれども、印象に残った点はどんな点があったでしょうか。また、A社の社長ともお話しされてたように見ましたけれども、町内で公開したいといった、そういった御提案はあったでしょうか。 小項目2の再質問です。 町長は、先ほど言われてましたけれども、A社の作品が多数町内に存在することを町内外の皆様に知っていただくということは、町民の文化芸術に対する意識の向上や町のPRにもつながる貴重な財産であることは重々承知しています。ただ、この作品をお借りして、既存の施設で展示を行うこととなれば、たとえ1点といえども受け入れ態勢を整えるためにはさまざまな条件をクリアする必要があり、そのためのコストを考慮すると現実には非常に難しい、非常に厳しい状況であることを御理解くださいというふうにおっしゃいました。そのコストを考慮すると言われておりましたけれども、その予算のそろばんというのははじかれたのでしょうか。厳しいというふうにおっしゃいましたけれども、厳しいという場合、私が思いますのに、これらのコレクションを展示、公開することで得られる効果と、展示が実現できない理由となっているその予算根拠を比較して結論をしたときに比較して結論を出すのかなと思います。設備面の概算見積もりとか、海外の平均のリース料など、そういった情報は得られておられますでしょうか、いかがでしょうか。 あと、小項目3の再質問です。 OKUTSU芸術祭についてですけれども、先ほどの答弁で大変期待されているように感じましたが、このイベントにどのように協力をなされるのでしょうか。また、持続可能なイベントとして、1回で終わらせることなく、主催者の意向がありましたら来年度以降も継続して行われるよう協力されるのでしょうか、そのあたりを伺いたいと思います。お願いします。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 飯綱議員の再質問のお答えをいたしたいと、このように思います。 先日行われました町内にある企業の絵画コレクションであります。印象に残ったのは全てでありまして、一々これをということは私の学のなさを披露するということでありまして、ただピカソの下絵というのは非常に重いものがございました。あれから全てが生まれるんだとしたら、我々やっていることはその下絵をしっかり描くことだろう、色をつけるのは未来の子供たちであろうという気がいたしたところであります。 それから、先ほどのコスト意識ですか、コスト意識のところでありますが、そろばん勘定では効果は早々出るもんではないと思いますけども、飯綱議員の申された1点のみというふうなところについては非常に興味がある指摘であろうと、このように思っておりまして、今後につきましても所蔵されている社長さんあるいはその企業の方からいろいろ話を伺いながら、可能性のあるものについてはやっていきたいなと、このように思っておるところであります。町内にそのものがあるということでありますので、それを皆さんに披露しないのはというふうなことでもありますし、山田養蜂場さんも企業として、その展示されているその質をこれからも日常的にあけていただければありがたいなと、このようにも同時に思うところであります。 それから、奥津の芸術祭につきましては、その主催者は私も前から、もう鏡野町に当初足を運ばれたときからお会いをしておりまして、いろいろ話を伺っております。ここまで成長というか、皆さん方に認知されてきたのだなあと言いながらも、その館長にも敬意を表するところであります。今後につきましてはというふうなところにつきましては、まだまだその域ではありません、そのことはまだ伺っておらないところでありまして、あり方、あるいはその捉え方につきましては、その主催である方々の意識が中心になっていくものだと、このように思っておりますので、私の考えはというふうなことはまだ皆さん方に披露するには至っておらないということであります。 他方では、鳥取県の話が美術館を通してうかがわれるわけでありますけれども、鳥取知事と岡山県知事は非常に仲がいいというふうなところで、間にあるこの鏡野町でその絵画を見ながら話をするというふうなことは非常に心温まることでありまして、そのつながりが未来永劫、かたいきずなで結ばれることを期待するところであります。SDGsというのは我々考えなければいけないことでありますけれども、言葉にすると簡単ですけども、行うというのは非常に難しいことだということを今痛感をしております。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 1番飯綱洋平君。 ◆1番(飯綱洋平君) 町長、答弁ありがとうございました。 ピカソがお好きということで、全てよかったということで、あと下絵ですか、今の現在の我々がつくっていって、将来の子供に託すという流れをつくっていかないといけないなというのを、先ほどの答弁を聞いて肝に銘じて思いました。 2045年、あと30年後ぐらいですけれども、人口がある統計を見ますと33%ぐらい減る、今1万2,800人ぐらいですか、ちょっと1万3,000人弱ですけれども、それが8,000幾らになるという話も統計上は出ておりますので、いろんな手を今から講じて打っておかないといけない、その中でこういった芸術に関して、芸術だからということではないんですけれども、これが、芸術というのが教育だったり、子供の可能性を伸ばすことにもつながると思いますので、またいろいろと協力をしたりとか、頑張っていきたいなと思っております。 また、1点のみの絵画にも興味を示していただきましてありがとうございました。そういった可能性があればいいなと思っております。 小項目2の再々質問になりますけれども、これは質問というか提案になるんですけれども、そのA社と町とで話し合いのテーブルにぜひ着いていただきたい、そう思っております。A社の絵画コレクション担当の方にお話を聞きましたが、今はコレクションを公に公開する予定はないのですけれども、ないと言われておりましたけども、町から話し合いが持ちかけられた場合は応じますとお答えいただきました。 町長のおっしゃったように、万全の絵画を保管する設備、そういったものには多分予算がかかり過ぎるのだろうとは思うんですけれども、例えばですけれども、デジタルテクノロジーを利用して現在あるギャラリー、一緒に見たギャラリーをほかの空間に例えば投映して映像でめぐれるギャラリー空間をつくるとか、または1点1点の絵画作品の映像が流れるシアタールームをつくったりして絵画の説明が例えば受けられたりとか、デジタル絵画にさわれたりもできるとか、これは本物の絵画ではないからできるテクノロジー、ムービー体験とか、そういったこともできるなあと、これは大変費用のかかることかもしれませんけれども、いろいろと工夫を考えていくということは重要じゃないかなあと思います。 チームラボという東京のほうで活躍しているアーティストの集団がありまして、御存じないでしょうか。チームラボというのは、最新のテクノロジーを駆使した双方向のインタラクティブなアートをつくるクリエーティブな集団の展示会をいろんなところでやっておるんですけど、大変人気を呼んでおります。職員の方々、執行部の方々もさまざまなことに興味を持って研究していただいて、なかなか難しいところはあるとは思うんですけれども、いろんなアイデアを持ち寄って前向きな議論を、こうやったらできるんじゃないかなとか考えていただきたいなあと思います。私もアートギャラリーを運営しておりますので、こういった件での協力は惜しまないつもりでおります。多様な意見やアイデアを取り入れて、鏡野町が多方面から発展するよう一層の尽力をお願いして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(沖田清明君) 以上で1番飯綱洋平君の一般質問を終わります。 ここで2時、14時まで休憩いたします。              午後1時52分 休憩              午後2時0分 再開 ○議長(沖田清明君) 休憩前に引き続きまして、会議を再開いたします。 次に、一括方式により5番片田八重美君。 ◆5番(片田八重美君) 5番片田八重美です。 ただいま議長のお許しをいただきましたので、通告書に従いまして一括方式でお尋ねをさせていただきます。毎回声が悪くて大変失礼いたしておりますが、おつき合いください。 今回の質問は、ファミリー・サポート・センター事業について、そして地域おこし協力隊について、この2点についてお尋ねをさせていただきます。 一般質問通告書に従いまして、質問に入らせていただきます。 大項目、子育ての充実について、中項目、ファミリー・サポート・センター事業について、小項目の1、鏡野町でも7月からファミリー・サポート・センター事業が始まりました。子育てを応援してもらいたい人、子育てをお手伝いしたい人が登録する子育てを支援する事業に思います。会員登録すれば、援助を受けたい人はファミリー・サポート・センターが寄り添い、探してくれます。応援したい人は、サポートする人を探してくれます。また、両方を兼ねて会員になることができる、こういう制度になっております。その総合窓口は、津山ファミリー・サポート・センター、津山のアルネ「さん・さん」の中にあります。鏡野町でもこの制度が利用できるようになりました。津山のファミリー・サポート・センターでするわけですけども、その経緯をお尋ねいたします。 小項目の2、この事業に対しての予算は大変少額です。保健福祉課に窓口を置き、どのような対応をされているのでしょうか。 小項目3、7月に始まったばかりではありますけども、申込件数等は現在はどのような状況にあるのでしょうか。 小項目4、子育てを援助してもらいたい会員、応援したい会員の調整役が津山ファミリー・サポート・センターにアドバイザーとしております。資格は必要でしょうか。 小項目5、利用料金は曜日、時間によって違いがあるようですけども、サポート終了後、依頼した会員が直接利用料金を支払うことにトラブルなどはないのでしょうか。 小項目6、鏡野町内でもさまざまに働くお母さんは多く、事業利用者はふえると思います。期待を寄せる声も多く聞きます。将来的には適切な団体等へ委託してでも鏡野ファミリー・サポート・センターにするお考えはございませんか。 次に、大項目、地域おこし協力隊について、中項目、活動状況及び2期生の募集について。 小項目の1です。昨年から始まりました地域おこし協力隊ですが、1期生として現在どのような活動状況にあるのかをお尋ねいたします。 小項目2、2期生の募集が始まり、募集内容も一新されているようです。今期の募集活動はどのようにされているのでしょうか。 小項目3、地域で働いてみたいイメージが湧くような情報提供が必要であり、田舎の現状をリアルに見せる必要があると思います。募集のチラシやポスターは必要にありませんか。 小項目4、どこかの募集要項には、町はうっとうしいほど全力で協力隊をサポートしますというふうなことが書かれておりました。鏡野町ではどのように寄り添い、かかわっているのでしょうか。担当者の研修、交流の機会はあるのでしょうか。 小項目5、今季の募集要項に6パターンの活動事業がつくられております。町の募集要項にもございましたので紹介してみますと、まず1つ目が鏡野町の観光資源を活用した魅力ある鏡野ブランド、特産品の開発と商品の情報発信、販路拡大の事業。2つ目、鏡野版のDMOにおける観光企画開発、マーケティング、事業計画の支援事業。3つ目、移住・定住に関する相談支援、移住ツアーなどの実施及び移住施策の企画、運営支援。4つ目、林業の実践を行うとともに、自採型林業の育成活動に取り組む。5つ目、ヒラメの養殖の実践を行うとともに、ヒラメの養殖者として自立をする。6つ目が、これが提案型となっておりますが、町の環境の中で自身のスキルを十分に生かし、活動をする。こういった6パターンの活動事業がつくられて、今現在募集に入っておりますが、応募者の資格やスキルを生かした企画提案型は、強い思いを持った人が応募してくるのではと私は期待をしております。後継者不足がささやかれる町内の現状を、生の声を載せた募集であればより期待が持てると思いますが、町長はどのようにお考えでしょうか。 以上が質問になります。これ以降の質問につきましては、質問席において質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(沖田清明君) 答弁を求めます。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 5番片田議員の御質問にお答えをいたします。 大項目の子育ての充実についての御質問であります。 中項目、ファミリー・サポート・センター事業についてのことでありまして、小項目の順にお答えさせていただきます。 まず、経緯でありますけれども、ファミリー・サポート・センター事業につきましては、鏡野町子ども・子育て支援事業計画に、平成31年度の事業実施を目標に掲げておりまして、検討を重ねておるものであります。単独での事業実施には提供会員の確保あるいは会員への講習等の実施、あるいは補償保険等多くの課題がございました。そのような中におきまして、津山圏域定住自立圏における連携事業といたしまして取り組むことを提案したところ、広域での事業実施が決定となりまして、協議を重ねてまいりました結果、現在の形態となったわけであります。 事務所につきましては、津山市新魚町にありますアルネ津山の5階の津山男女共同参画センター「さん・さん」内でありまして、事業実施となりました次第であります。 小項目2であります。保健福祉課では主に事業の普及啓発あるいは会員の拡大、ファミリー・サポート・センター開館時間外の問い合わせ等の対応を行っているところであります。 続きまして、小項目3の申し込み状況でありますけれども、現在の町民の登録状況は、依頼会員が3名、提供会員が2名となっております。サービス利用も徐々に始まっておるところであります。 小項目4のアドバイザーの資格についてでありますけれども、特に資格は必要ないと聞いております。アドバイザーとして必要な知識、スキルを身につけるための研修を受講することが必要になってまいります。 小項目5の料金支払い等のトラブルでありますけれども、現在まで鏡野町では事業実績がないことから、津山ファミリー・サポート・センターに問い合わせましたところ、そのようなことはないということであります。 小項目6の質問であります。鏡野町では7月から本格的に事業が開始となったばかりであります。今後におきましても会員の拡大には努めてまいりますけれども、会員数の増加につきましては今後予測が立たない状況でありまして、現時点では単独の実施は考えていないところであります。また、広域での運用のメリットあるいは強みということもありますので、このあたりも事業の進捗を見きわめながら判断をしてまいりたいと考えております。 次に、大項目、地域おこし協力隊の御質問でありまして、そこの中におきまして、活動状況及び2期生の募集についての御質問があったわけであります。 小項目1であります。平成30年度の募集によりまして1名の方を採用いたしまして、4月22日より雇用契約を結びまして、地域おこし協力隊員として委嘱をしております。任務といたしまして、本人の希望も踏まえまして、農産物あるいは地域商品の販売あるいは物流、またこれに伴う情報発信あるいは販路開拓に従事するということでありまして、協力隊の活動を行っていただいておりますけれども、当初本人あるいは町内の関係事業所に集まっていただきましていろいろと話を重ねてまいりました。とりあえずは、本人の目指すべき方向を見定めていくためには、さまざまなところで体験を積みながら少しずつ知識あるいは情報を得ていきましょうということで、5月からは未来奥津あるいは鏡野町振興公社、あるいはカガミノミライなどの事業所で仕事に従事をいたしまして、今月からは産業観光課との共同事業におきまして、農産物を出荷していただける農家をふやしていくための取り組みといたしまして、町内農家を回りながら情報を集める活動をいたしております。 次に、小項目2であります。昨年度の応募状況を踏まえまして、今年度は活動内容の見直しあるいは提案型を追加するなど、なるべく自由な発想で応募をしていただけるような内容にしております。6月より募集を開始しておりまして、大阪の移住・定住相談会あるいは移住コンシェルジュを活用いたしました広報活動を行うとともに、移住・交流推進機構あるいは岡山県のホームページなどに掲載をさせていただいております。加えまして、NPO法人等に対しましても募集の協力をお願いしているところであります。 次に、3の項目であります。議員の御質問のとおり、なるべくイメージが湧くような、そして応募者の想像あるいは現実との相違が少なくなるようにすることは大切だと、このように考えております。こうしたことから、今回の提案を参考にし、募集チラシなどにつきましても早急に検討を重ねていきたいと考えておるところであります。 次に、小項目4でありますけれども、鏡野町といたしまして、今年度の受け入れが初めてであります。どのようにしていけばいいのかといった手探りなところもあります。また、着任の際には引っ越しの手伝いなどを行うとともに、毎月1回は必ず協力隊員とまちづくり課との間で、活動の状況あるいは現在の思いなどを含めた聞き取りミーティングを行いまして、その上で対応あるいは調整を図っているということであります。関係する研修会につきましても積極的に参加するように指示をいたしまして、まちづくり課の担当者とともに研修に参加している状況であります。しかし、こうした中でありますけれども、他の市町村に赴任をしている協力隊員との面識を持ったり、またその後におきましても交流を図ったりをしているところであります。 次に、小項目5であります。今回の募集要項をつくるに際し、もう少し門口を広げてみようということで、新たに募集提案型の内容を盛り込みました。ことしから始まったばかりの協力隊員の受け入れにつきましては、まだまだ定着をしていないということでありまして、難しい状況であります。何といたしましても、継続した隊員の受け入れが可能となるよう努力していかなければならないと、このように考えております。 先ほどの募集チラシなどの答えと重複いたしますけれども、生の声を載せた募集につきましてもあわせて検討してまいりたいと、このように考えております。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(沖田清明君) 5番片田八重美君。 ◆5番(片田八重美君) 御答弁ありがとうございました。 それでは、2回目の質問をさせていただきます。 まず、ファミリー・サポート・センター事業の小項目1でお尋ねをしました総合窓口を津山ファミリー・サポート・センターになったことの経緯として、単独での事業実施には多くの課題があるということで、津山圏域定住自立圏連携事業として津山ファミリー・サポート・センターで対応することになったとのことでございましたですが、鏡野町のホームページを見ますと、会員になりたい方は津山ファミリー・サポート・センターで登録できますというふうにありました。赤文字で示してありましたので、これをクリックいたしますと、津山市の案内が出てまいりました。ホームページをちょっと内容を、このファミリー・サポート事業のチラシもつくられておるわけですけども、ホームページにあったのが、依頼会員として津山市在住の方、ゼロ歳から小学校6年までの乳幼児及び児童をお持ちの方、提供会員としては津山市在住の方で自宅で子供を預かれる方、保育等熱意をお持ちの方、社会参加してみたいと思っている方、こういったことが掲載されておりました。このホームページの内容は、鏡野町の方がこれを見たとしたときに何か該当にならないのかなと思ってしまったんですが、これは単純に津山市と書かれているのは鏡野町と読みかえればいいのでしょうか。鏡野町の人が申し込めば鏡野町の人にお願いできる、こういった仕組みになっているのかということをお尋ねしてみたいと思います。 それから、津山圏域定住自立圏連携事業ということで、これは1市5町が入っておりますけども、この1市5町の方の状況というのがもしわかれば、今どのような、教えていただければと思います。 それから、小項目②の質問で、事業としてはサポート・センターの時間外のときなどにも対応しているということではあったんですが、私の質問では、予算が少し上がっていると思います。少額ではありますけども、この予算、これは議会議員と町民との意見交換会のときにも少し質問というか指摘があったんですけども、少額6万6,000円は上がっておりましたけども、この使途の内容がわかれば教えていただきたいと思います。 それから、小項目③の既にサービスが始まっているんですよということでございますけども、援助の内容の中に、保育施設や児童クラブへの送迎、保育施設の開始前や終了後の子供の世話、親の通院、急用時の預かり、こんなことが挙げられておりました。親の通院は項目にあるんですけども、例えば子供が発熱をしたときに通院の支援、これが急用時の預かりになるのかもしれませんけども、こういったのも明記されてたほうがいいのかなというふうに、始まったばかりであれですけども、思ってしまいました。小さな子供を育てる中で、働く親にとっての急な発熱、でも仕事は休めない、こんなときの支援は本当にありがたいものですし、こういったときに使えるのがこの事業かなとも思いましたので、そのような対応は今後できるのでしょうか、お尋ねをいたします。 それから、小項目④のアドバイザーの資格は要らないと言われておりましたが、誰でもアドバイザーになれるということでいいのでしょうか。 それから、小項目⑤でお聞きしました料金トラブルがない、これは有償のボランティア組織として依頼会員と提供会員との信頼関係が大事で、その役割としてアドバイザーが存在して調整を図っていくのだろうと解釈をいたしました。これでよろしいのでしょうか。 それから、小項目⑥につきましては、将来的には鏡野町だけの単独実施は考えられませんかについては、事業の進捗を見きわめながら判断したいというふうにおっしゃられました。実施主体は市町村でございますので、制度上は他団体へ委託することも可能であるようにも聞いております。運用状況を見ながら、利用者がふえればぜひとも単独を考えていただければと思います。 町内には、子育て支援が充実している団体もおられます。支援センターを、かなめを町内に置くことによって働く女性の方がより身近で安心して働けるのかなと、安心できる存在になれるんではないかなと思いますので、今後状況を見ながら他団体への委託を視野に入れた検討をしていただければと思います。 それから、地域おこし協力隊の2回目の質問をいたします。 小項目①で、活動状況につきましては、鏡野町内の初の地域おこし協力隊1期生として町も協力隊員も手探りでやっているということと思います。先ほど言われた、本人の目指すべき方向を定めて農作物や地域商品の販売、販路開拓に従事しているようです。その中で、今月から産業観光課との共同事業として、出荷農家をふやすための調査活動といったことを言われたと思いますが、これはどういうことを視野に入れての調査なのか伺ってみたいかなと思います。 それから、現在1期生が活動の一環として、一つの例ですけど、上齋原地域で不定期ではあるんですけども、集いの場を開かれております。地元の人は大変楽しみにしております。ですが、せっかくの交流の場なので、そこに特産品を紹介するような販売コーナーを一画に設けてもいいんではないかなと思いました。地域を知るいいきっかけになると思います。地域と対話することで、販路開拓、そのきっかけができるかもしれません。そのような指導をされてはいらっしゃらないのでしょうか。 それから、小項目②の今期の募集活動でございますが、6月から開始しているというふうに伺いました。ですけども、町のホームページのアップは9月になっておりました。これはどういった理由があったのか教えてください。 それから、小項目③の質問で提案しましたのがチラシポスター作成でございますけども、どこの自治体も募集には苦労をしているようです。鏡野町だけではないです。人材を確保するためには相当努力が必要だと思います。チラシ類をつくっているところも少なくないようです。田舎の現状をリアルに表現するチラシポスター作成の提案を、そこでさせてもらったわけです。鏡野町を知ってもらう、行ってみたいと思ってもらうこと、働いてみたい、住んでみたいという、こういった募集をすることが必要であって、募集する私たちが、担当部局、担当者がもっともっと地域の実情を知るために地域を歩いてみる、そういったことも努力されることを、してるとは思いますけど、さらに努力されるようお願いしたいと思います。 それから、小項目④の1期生の協力隊員とまちづくり課が毎月1回必ず聞き取りのミーティングをされているということで、これはいいことだと思いました。タイムカードみたいなものはないんでしょうけれども、隊員の行動、これはどういったように把握されているのでしょうか。 それから、研修会に積極的に参加しているということですので、さらに積極的にさまざまな情報を知り得て生かしてほしいと思います。協力隊員に、どこかの自治体が書かれておりましたが、鏡野町もうっとうしいほど全力で寄り添い、サポートしてほしいと思っております。 それから、小項目⑤の1期生を見守りながら2期生を募集する中で、企画提案型の事業募集、これは選択肢が広がる募集と魅力を感じております。さまざまな例を挙げられておりました。この中にも書かれておりましたけど、例えば農業耕作放棄地を使って既存の農作物や花や果物などを栽培して販売するだとか、農家民宿の経営を学びたい、後継者になりたい、それから地域にかかわりながら自身のなりわいを見つけたいなど、ほかにもいろいろと列記をされておりました。まだまだ地域の声はたくさんあります。後継者がいないと不安の声をたくさん聞きます。例えば、皆さんも聞かれてると思いますけども、もうこの店は私一人の代で終わりじゃとか、宿は私の代で、もう誰もせんからこれでええんよとか、後を継ぐ人がいない。そういった声、それから茶畑にしてもシイタケ栽培にしても、この先どうなるのかとリアルな声が多いようです。そういう中でもう一つ私が聞く困っている例として、私は上齋原の人間ですから上齋原のことをいいますけども、町長も一生懸命支援をしてくださっておりますなごみ茶屋うまいもん工房がことし12月をもって閉店すると。本当に苦渋の選択だろうと思います。この前の産業まつりのときにも切々と述べられて、どうしていいものかと私も考えますけども、どうすることもできないんですが、こういった特産品開発をしていらっしゃる方々、うまいもん工房の歴史を言うと平成8年から始まっておりまして、子宝まんじゅうを開発され、平成20年からなごみ茶屋をオープンされ、今の代表が3代目になるわけですけども、それが終わってしまうことはとても残念に思います。こうした現実、こういったこと全てを協力隊に委ねてしまうということでは、私は申しているわけではないんですけども、こうした現実を、実情を募集要項に載せてみる、こういったことも一つの手法に思います。こうした地域の実情を知る作業は、担当者は大変だと思いますけども、とても重要に思います。 そこで、お尋ねをするんですけども、これまでは具体的な勤務地としてこの要項にも挙げられておりましたが、公的な施設ばかりが挙がっております。企画提案型にすると、勤務地が個人農家さんや個人経営者にかかわることになります。そうすると、必然的にそこが勤務地になると思います。その辺はどのようにお考えになっているのか、そういったことを尋ねてみたいと思います。どうぞよろしくお願いします。 ○議長(沖田清明君) 保健福祉課長武本君。 ◎保健福祉課長(武本吉正君) 片田議員の再質問につきまして御答弁させていただきたいと思います。 まず、鏡野町の人がホームページを開いて検索をすると、最終的な申し込みの状況でクリックすると津山市のサポート・センターのページに移行すると。そうすると津山市の内容が書かれてあるということですので、わかりにくいんではなかろうかという指摘も含めての御質問だったかと思います。その前のページには鏡野町の内容が一応載せてありまして、先ほど議員も持っておられましたこの内容が掲載をされている部分もございますが、この状態を今確認をしながら思うことは、わかりやすい状態にもう一度整理ができる部分はしたいなというふうに考えておりますが、質問の内容につきまして、これを鏡野町と読みかえていいのかという内容でございましたので、それはそういう形で、お問い合わせがありましたらばそのようにもお答えもしますし、そういう内容で含んでおいていただければ結構かなというふうに考えております。 それと、申しわけないんですが、1市5町の詳細や状況は私が情報を今持っておりませんので、またお調べもしますが、情報はございません。 それから、時間外につきましては、町で対応をということで当然掲載もさせていただいております。内容につきまして、平日の10時から午後7時まで、土日は10時から午後6時までの間はファミリー・サポート・センターで対応いただけますが、それ以外の時間帯の問い合わせ等がもしございましたらば、当然役場の宿直、日直に連絡が入るんだろうと思います。そこでの対応ということで、また担当のほうにも通じ、ファミリー・サポート・センターのほうにも通じるようにこちらのほうから御案内を改めてさせていただくという内容になろうかと思いますが、予算につきましての6万6,000円、これにつきましては一応先ほど町長の答弁でもありましたが、鏡野町としては会員の募集の拡充を広げていくということの意味合いから、そういった広報活動に係る費用、そういったものを計上させていただいております。例えば、有線テレビのほうにコマーシャルをする場合のそういった手数料であるとかということを計上させていただいておるということでございます。 それから、サービスの内容につきまして全て書き切れないのでこういう状態にはなっておりますが、もっと子供の通院時にも利用が可能なんだよというアピールも必要じゃないかというようなお言葉をいただきましたので、その辺はまた持ち帰りまして、もっと上手な表現がこの中でできるように検討をさせていただければというふうに考えます。 それから、アドバイザーにつきましては、確かに誰でもできるということをうたっております。内容的には、チラシにもございますけども、提供会員と依頼会員のマッチングを行う業務に携わる人ということになろうかと思います。ですから、そういったことも踏まえて、業務の内容もしかり、そういった人と人とをつなぐ内容をきちっと整理しておつなぎするっていうことができるような研修を受講いただいて、事にあたっていただくということでそういったアドバイザーをお願いするということになろうかと思います。そういった中で、サービス後のお支払いにつきましては、提供会員と依頼会員様が対面で授受をするというようなことで進めていくということを聞いております。 それから、最後に、今の形態を踏まえて今後町として単独でそういったことをすることも検討していただきたいということだったと思います。 それにつきまして、今ふと思いました。安心で身近なそういった施設が町内にあることの意味っていうものをいま一度御理解くださいっていう意味だったんだろうと思います。今の状態、提供会員と依頼会員のマッチングをするっていう作業のみであるんであれば、どこでやってもできる仕事です。津山に申し込みをした鏡野町民、そしてお手伝いできるよって言って津山に登録していただいた提供会員と依頼会員、そこを企画の方を中心に多分マッチングをまず試みるということになろうかと思うんですが、そういった内容につきまして、もしそれが津山にあることよりも鏡野にあることの意味っていうことを今後検討する必要はあるという認識は今持ち合わせましたが、今の段階で2人、3人利用されるという状態が今後どういう格好になっていくかっていうことを、推移を見守りながら、先ほど町長も申しましたが、すぐに、じゃあそうしましょうという思いには今至っておりませんが、今後状況を見ながら判断を進めていきたいというふうに考えます。 以上でございます。 ○議長(沖田清明君) まちづくり課小林君。 ◎まちづくり課長(小林英将君) それでは、片田議員さんのほうの御質問のほうに順次答えてまいります。 まず、最初の項目でございます。 今月からの取り組みの活動内容というふうなことでございました。現在、鏡野町の中には多くの農家の方がいらっしゃるわけですが、ただそれが地元で販売しているところであるとかアンテナショップ、こちらへの出荷につながっていないというふうなことがございます。ですから、そういうふうな掘り起こしをしていくような必要があるんじゃないかというふうなこともございまして、現在一軒一軒農家を回らせていただき、その中で農家の方とお話をしながら、今後そういうふうなことができるかどうかというふうな話を中心に今調査をしているというふうな状況でございます。 それから、2番目の質問です。 集いの場というふうなことでございます。現在の隊員については、1週間のうち4日を勤務としております。隊員のほうに申し上げておるのは、残りの3日の個人で自由に使える時間をうまいこと活用してくださいねというふうなお願いをしております。ですから、そういった時間を使って、これは以前緑の協力隊の中でそうした活動をされていたわけですが、これについては継続してやりたいというふうな本人の希望があったものですから、では上齋原等々に行ってそういうふうな場を設けてやっていったらいいんじゃないのかなというふうなことを申し上げているところです。先ほど、片田さんのほうから提案をいただきました、その中で特産品を持っていって紹介する等々、アイデアとしては私もあってもよいのかなと思うので、次回のお互い話をする場において、こういうふうな要望っていうかアドバイスがありましたよっていうふうなことは伝えてまいりたいというふうに考えております。 次に、ホームページについてでございます。 ことしの募集要項については、5月末ぐらいまでで大体完成をさせております。その後に、県等にこういうふうな内容でつくりましたんで載せてください等々のお願いをした中で、すっかり町のホームページのほうにも載っているというふうに勘違いをしておりまして、指摘をされて載っていないのに気づいたというふうなことで、これについては申しわけなかったというふうなことで反省をしておるところでございます。 それから、募集をする中でさらに地域の声を聞く努力をしてくださいというふうなことでございました。 昨年から募集をするにあたって、町内事業所あるいは区長さん等々を踏まえまして8つの箇所を回らせていただいて、そこで意見を聞き取りながら昨年度の募集要項をつくったというふうな経過がございます。ですから、今後も全ての要望にお応えできるかどうかは別として、そういう声をずっと聞いていくというふうなことは非常に大切なことというふうに思っておりますので、今後もそうした活動は続けてまいりたいというふうに思っております。 それから、4番目、隊員のタイムスケジュールというふうなこと、出退勤のことでございますが、これはお願いをしております事業所さんのほうで出退勤の時間を確認していただいております。あわせて、毎日どのような活動をしたかというふうなことも記録をさせております。それをこちらのほうで後で確認をするというふうなことで、内容確認というふうなことをしております。また、おっしゃいましたように、今後もサポートについてはでき得る限り続けていきたいというふうに思っております。 それから、最後5番目の項目でございます。 先ほど議員さんのほうから募集要項の内容について詳しく説明をしていただきまして、ありがたいというふうに思いました。そうした中で、昨年募集要項をつくり募集し、またことしになったわけですが、去年の実態を踏まえ、いろんな意見を聞いた中で、去年の内容は割と簡単なつくりをしておりました。そうすると、募集内容が簡単過ぎてわからないというふうな意見、逆に難しくしてしまうと、今度は難し過ぎてそこには行けないというふうな意見、さまざまでございまして、今回そういった内容も踏まえて、苦肉の策として提案型もつけたというふうなことでございます。そうした中で、うまいもん工房のお話等もしていただきましたけれども、去年いろいろな地域を回って感じたことは後継者不足と人員が不足しているというふうな内容でございますが、そういうふうなところに入ってくださって、今後今の人に成りかわって協力隊員が跡を継いでいくというふうなことが理想型というふうには私も思っておりますので、今後についてでき得る限りそういうふうな隊員の方が来てくださるように努力をしてまいりたいというふうに感じております。 以上であります。 ○議長(沖田清明君) 5番片田八重美君。 ◆5番(片田八重美君) 先ほどのホームページの件につきましては読みかえればいいというふうに理解はいたしておりますけども、いろんな人が見ることになりますので、より親切丁寧に御対応いただければと思います。 それから、予算計上も理解ができました。 サービス利用についてのところで、パターンとして子供の発熱のことも言いましたけども、ぜひともきめ細やかな対応ができるように検討いただければと思います。 それから、6番目の質問のところで、他団体への委託を視野に入れた検討をしていただければということをまた再三言うわけですけども、働く女性が、これは先ほど課長が言われたように、今後どういうふうな状況がふえてくればということになりましょうけども、ぜひとも働く女性が安心してより長く仕事ができるような、そういったふうな対応をしていただければと思いました。 そこで、ファミリー・サポート・センター事業のことで、ちょこちょこと私も声をかけられたりしてお話しするお母さん方がふえてまいったのですけども、あるときに、7月に広報紙に載ってからでしょうか、その前だったのか、その辺はわかりませんけども、そういったことがあると鏡野町も対応できるんだということを知った方が窓口のほうに相談に行かれたそうです。そうすると、その方は町にお嫁に来られた方だったんかもしれませんけども、とても窓口がわかりにくかった、声がかけづらかったということを言われました。やっと恐る恐るお尋ねをしたら、すぐに資料が出てこなかった、それから少し時間を待ってやっと出てきて、尋ねたことだけしか教えてくれず、子育てに関係することで何度か通うことになりましたと。ガイドブック的なものがあったらうれしかったんですというようなことを言われておりましたので、ガイドブックなんかはあると思いますので、これはごく一部の声かもしれませんけども、よりわかりやすい窓口業務、今後に期待をしたいと思います。ファミリー・サポート・センターはそれくらいです。 地域おこし協力隊につきましては、今課長のほうから丁寧に御説明をいただきました。特に質問はもうございませんけども、一生懸命鏡野町に来た人がわかりやすく自分のやりたいことがやれてという、お互いが、鏡野町もよくなり来られた人も実になるような方策で、手探り状態ではありますけども、今後活躍されますように、それと担当者と1期生、こんなことを私がここで言うのも何なんですけども、コミュニケーションをとりながらびしびしと厳しい、地域おこし協力隊が全国で激戦区だというふうに言われておりますので、鏡野町がこれから花開いて勝ち抜いていただければと思います。 以上です。ありがとうございました。 ○議長(沖田清明君) 以上で5番片田八重美君の一般質問を終わります。 次に、一問一答方式により12番櫻井邦紘君。 ◆12番(櫻井邦紘君) 12番櫻井邦紘でございます。 ただいま議長のお許しをいただきましたので、通告書に従い山崎町長にお尋ねをいたします。 鏡野町社会福祉協議会に寄附された香典返しの紛失事件は、一部議員の一般質問等の追及もむなしく解明が遠のいておりましたけれども、ようやく事件の時効直前の今年1月22日に議員全員による百条調査にかかわる特別委員会が設置されました。委員会は4カ月以上かけて12回の委員会を開催し、事件の解明を目指しました。御承知のとおり、百条委員会の報告書は8月の町広報とともに町の全世帯に配布されておるところでございます。この場をおかりいたしまして、委員会の求めに応じて御協力くださいました被害者の方々、町役場社会福祉協議会の退職、現職の関係者の皆様に厚くお礼を申し上げます。ありがとうございました。 報告書に記載しておりますように、事件は解明には至りませんでしたが、行政側の不可解な言動も新たに浮き上がってきておるところでございます。この際、私は百条委員会の審議あるいは報告書に基づいて、不可解に思うことと委員会の提言について山崎町長はどのように考えられ、どう対処されるのかお尋ねをしてみたいと思います。 大項目は、香典返し紛失事件についてであります。 中項目(1)は、百条委員会を終えて思うこと。小項目①では、悪事を働いた職員がいまだに勤務している現実を山崎町長はどう考えておられるのかお尋ねをいたします。 ②事件が初めて発覚したとき、なぜ慎重かつ積極的に内部調査をされなかったのかお尋ねをいたします。 ③事件の解明に向けての町の積極性を疑いますが、なぜだったのでしょうか。 続いて、④社会福祉協議会での10万円弁済について、誰が持参し、誰が現金を受け取ったのか不明でありますが、このことをどう考えておられるのかお尋ねをいたします。 次に、委員会が報告書の中で幾つか提言しておりますが、次の2点についてお尋ねをいたします。 ⑤香典返しの受領を本庁でできなくしたのはなぜですか。もとに戻せないかお尋ねをいたします。 ⑥山崎町長は鏡野町社会福祉協議会の理事長を兼務されておりますが、今後も兼務を続けられるおつもりですか、お尋ねをいたします。 ⑦山崎町長の事件時効に伴う町民への謝罪の動きが百条委員会の途中で見え隠れいたしましたが、どうされたのかお聞かせください。 続きまして、中項目の(2)、町政のクリーン化に向けてと題しまして、小項目で山崎町長は在職中放課後児童クラブの月謝等が紛失しておりますけれども、未解決のまま放置されるのでしょうか、お尋ねをいたします。 以上、登壇でのお尋ねといたします。 ○議長(沖田清明君) ここで12番櫻井邦紘君の一般質問の途中でありますが、3時5分まで休憩いたします。              午後2時54分 休憩              午後3時5分 再開 ○議長(沖田清明君) 休憩前に引き続き会議を再開いたしますけども、一般質問の議員さんに注意を与えます。今までに一般質問されているんですけども、最後に持論を言われるのはいいんですけども、一般質問は執行部の方向性をただす、また聞くことなんで、最後にはちゃんと答弁を求めてください。よろしくお願いいたします。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 12番櫻井議員の御質問にお答えをいたします。 まず、①につきましては、香典返し紛失事件であります。津山警察署におきまして業務上横領事件として捜査が行われた中でありますけれども、残念ながら犯人の特定がなされることなく時効を迎えるに至りました。そうした中におきまして、議会におかれましては平成31年1月22日の随時会議におきまして鏡野町社会福祉協議会寄附金紛失事件調査特別委員会が設置され、その後12回にも及ぶ特別委員会が開催され、事件の真相究明に向け取り組みをいただいたことに対しまして、敬意を表する次第であります。 令和元年6月3日、議会から提出されました調査報告書における記述のとおりであります。これらを踏まえ、町といたしましてもまことに残念でありますけれども、犯人が特定できず時効を迎えるに至りました現実を受けとめるしかないのだと思います。 ②につきましては、町の初動対応につきましての質問であります。 町といたしまして、発覚当時の初期の対応につきまして、事件の解明に向け誠実に調査を行った姿勢にも町でやるべき調査後の警察への捜査依頼の流れについてもでありますけれども、間違いはなかったものと信じておりますけれども、今まで経験のない事件でありまして、調査の方法、手段、手順などにつきまして議会からの調査報告書で御指摘のような配慮すべき点につきまして、改めて思いをいたすところであります。 次の町の積極性につきましての御質問であります。 先ほどの答弁と重複するところがありますけれども、町といたしましての取り組みでありますけれども、間違いなく事件解明に向けまして誠実に調査を行い、警察に対しましても全面的な捜査協力を行ったものと考えます。 次の10万円の弁済の件についての御質問でありますけれども、特別委員会の調査報告書での記述内容を引用させていただきますと、受け取られたのは社協の職員であり、持参したのは有元前副町長ではないかとの推測が成り立つと考えております。 次の質問でありまして、香典返しを役場本庁で受領できるように戻せないかとの御質問でありますけれども、本事件の影響を考慮し、社会福祉協議会側から昨年度香典返し寄附金等の受領につきましては、社会福祉協議会の各地域福祉センターにおきましてのみ取り扱う旨が町に連絡がありまして、本年の4月以降そのような形で取り扱いが変更となりました。議員御提案の本庁での受領につきましては、町民の皆様の利便性を考慮した際に、中央公民館内に事務所を置く包括支援センターでの受領などにつきましても社会福祉協議会の意向を確認したところでありますけれども、取り扱う予定はないということでありました。現時点で本庁並びに中央公民館での取り扱いをする予定はないところであります。 次の社協の会長兼務についての御質問でありますけれども、社会福祉協議会理事会及び評議委員会におきまして審議がなされまして決すべき案件でありまして、社会福祉協議会の会長の立場といえども、今後続ける続けないにおきましてもお答えはこの場ではできかねますので、御理解を賜りたいと、このように思います。 ⑦の町民への謝罪の件につきましての質問であります。 本件に関する調査特別委員会の調査を経まして、町議会より本年6月25日に決議書を受領いたしました。6項目にわたる要望事項の中で1番目にあります、町民、被害者及び社協に対し本事件の詳細を説明して、町としての謝罪をすることと書かれております。以前から考えておりましたけども、それを受けまして、被害が確実に判明しております5件の方、寄附金総額16万円でありますけれども、その旨皆様方に対し7月27日に保健福祉課長を同行いたしまして各お宅に訪問させていただきまして、この事のてんまつを説明の上、事件解決に至らなかったことへの謝罪を行いまして、今後の再発防止につきましてもお伝えをさせていただきました。なお、うち1名の方につきましては、直接お会いをすることがかないませんでした。お電話にて、同様の内容にて御理解を賜っているところであります。 次に、中項目(2)の放課後児童クラブの利用料等の紛失についてのお尋ねでありますけれども、本件につきましても発覚当時調査を行い、議会にも状況報告をさせていただいているところであります。津山警察署にも保健福祉課長にその後の状況を確認させておりますけれども、鋭意捜査中との回答でありました。今後につきましても、津山警察署からの求めに対しまして協力を行いながら、今後の進捗につきまして見守っていきたいと、このように考えております。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(沖田清明君) 12番櫻井邦紘君。 ◆12番(櫻井邦紘君) 御答弁をいただきましたので、再質問をさせていただきます。 まず、中項目(1)百条委員会を終えて思うことの小項目①でございますが、悪事を働いた職員がいまだに勤務をしているというこの現実をどうお考えになりますかと、そういうふうなお尋ねをいたしましたけれども、時効を迎えて現実を受けとめざるを得ないと、このような御答弁であったと思います。御答弁のように、事件が発覚してから現在まで7年以上は経過して時効が成立しておるわけでございます。報告書に書かれておりますように、町民の町に対する不信、町職員の上司に対する信頼が損なわれることが強く懸念されておるわけでございまして、この町に対する不信が本事件が起きたために生じた最も大きな影響であると考えております。そのような中で、町としては今後この事件についての解明の取り組みはなされないのかどうかお尋ねをいたします。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 再質問にお答えいたします。 信頼を損ねた大きな事柄であります。議員のみならず、町民のみならず、職員の皆さんも大きな傷を得たわけでありまして、その傷を忘れることなく職務を続けておるわけでありますけれども、忘れるということは決してありません。そういうことが二度と起きないようにする以上は、みずからも律して、またそのようなことが、議員の申された内容のものが仮にあるとすれば、その旨を伝えていこうと、このように思っておりますけれども、当然特別委員会で調査された内容のもので報告書に記されておるとおりでありますけれども、我々としてはそれを、正面を見据えながらの職務を続けていきたいと、このように思います。 この件ははっきりとした答弁ができにくいわけでありますけれども、どうかよろしくお願いいたします。 ○議長(沖田清明君) 12番櫻井邦紘君。 ◆12番(櫻井邦紘君) 町長も最後に言われましたように、はっきりした答弁ではないというふうにおっしゃっとるわけですけれども、今後は、町としてはこの事件に対して、もう時効が来たから何もされないのか、何か解明しようとするのか、それをお尋ねしておるわけでございまして、もう一度御答弁をいただきたいと思います。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 先ほど答弁したとおりでありまして、正面を見据えながら取り組んでまいりたいと、このように思っております。 ○議長(沖田清明君) 12番櫻井邦紘君。 ◆12番(櫻井邦紘君) 事件が発覚してからこれまでに7年以上たち、今後ともそういう悪いことをした職員が勤務し続けるという異様な事態が続くわけですよ。これからは気をつけると言いながらも、この現実はどうされるんですか。被害者の方も一生懸命頑張ってる職員の方も、これではたまらないんではないでしょうか。あるいは、その悪事を働いた職員の方も後悔をしたり苦しんでおるかもしれないです。恐縮ですけれども、そういう中何か対応されることがあるのかないのか、もう一度お答え願いたいと思います。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 誰が誰であるかということを御存じかのような質問でありますけれども、私どもはそれが解明できなかったというふうなことで、後からでもよろしいですので、教えてほしいと思います。 ○議長(沖田清明君) 櫻井邦紘君。 ◆12番(櫻井邦紘君) 誰かということは存じ上げておりません。しかし、職員の中にそういう悪事を働いた人がおるということは、今まで一般質問なり百条委員会でも明確になっておるところでございます。 質問を変えます。 なぜ、このようなことになったのか、小項目②で、事件が初めて発覚したとき慎重にかつ積極的に内部調査をしなかったのか、お尋ねをいたします。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 百条委員会で答弁をしているとおりであります。 ○議長(沖田清明君) 櫻井邦紘君。 ◆12番(櫻井邦紘君) 失礼しました。誠実に調査を行った、また調査後の警察対応にも間違いはなかったということを御答弁いただいておるようでございます。しかし、調査報告の中で配慮すべき点について改めて思いをしているという御答弁でございました。改めて思いをしているというのは、どんな思いなんですか。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 答弁したとおりであります。 ○議長(沖田清明君) 12番櫻井邦紘君。 ◆12番(櫻井邦紘君) 改めて思いをしているというお言葉がありましたので、その思いがどんな思いなのかなと思ってお尋ねをいたしましたけれども、その質問はやめます。 ここで少し時間をいただきまして、保健福祉課から百条委員会に提出された資料、百条委員会においでいただいた関係者の証言等を振り返ってみたいと思います。これは一番最初の件でございますけれども、平成24年5月1日のことです。御遺族が同年3月5日付寄附金受領証を持参されて、町広報の寄附欄に記名がないとの申し出がありました。これが事件の発覚の1番目になりました。百条委員会に提出された保健福祉課の記録によりますと、その当時の牧野福祉課長は早速に文書で前副町長へ報告し、旧福祉課職員全員に確認を求めるメールを送信しました。しかし、職員からは確認できませんでしたと返されておるわけで、具体的な調査の記録は一切ありません。ただ、職員からの返信メールの中に、受け付けたが確認していないと書かれていたものがありまして、その職員になぜ調査をしなかったのか。受け付けたという返信だったと思うんですけれども、受け付けたというその職員になぜ受け付けた状況を聞かれなかったのか、私の疑問の一つでございます。発覚があってから約2年後に、牧野福祉課長から引き継いだ別の保健福祉課長が、1番目の発覚時点の再調査で旧福祉課職員と面接をしたとき、被害者の寄附金を受け取る手続を自分がしたことを告知した職員がいました。その職員は、寄附金の代理受領をする窓口担当者は2名が任命されておりますが、たまたま寄附者が役場に見えたとき、担当者は別の仕事で2人とも席を外していたので、同じ課員の私が受け付けをし、手続を終えたときに担当の2人が席へ戻ってきたので、手続書類と寄附金をお願いねと引き継いだと、こういった状況が記録に残っております。ところが、寄附金の受け付けをした職員からの引き継ぎについて、担当者の2人はどちらも覚えておりませんと課長の調査に答えておることが記録に残っています。本当に2人とも引き継ぎのことを覚えてなかったのか、私は不可解に思います。さらに、平成29年11月になって、中西議員と光吉議員がその発覚1号の受け付けをした職員に面接を求めて聞いたところ、職員は発覚第1号の被害者が尋ねてこられた平成24年5月1日に、受付者の名前の読み方が珍しくて、3月5日に寄附金受け付けをしたのは自分だとすぐわかったと。そして、受け付けた後窓口担当者2人にすぐ引き継いだこと、さらにその事情をその日のうちに、5月1日ですよ、牧野課長にすぐ報告したと話してくれています。しかし、百条委員会では、当時の牧野課長は受け付けた職員からの報告については記憶がないと証言し、受け付けた職員は課長に報告したように思うと曖昧な証言に変わっております。これも大変不思議に私は思います。不可解です。しかし、牧野課長の覚えてないという証言は、百条委員会に出てもらいました別の元課長は、牧野課長の口から、受け付けた職員から報告を受けていると、このようなことを聞いておると証言されております。平成24年3月5日に寄附を受け付けた職員も、恐らくこのままでは自分が疑われる懸念が生じることになることから、牧野課長に受け付けた経過を伝えた可能性は否定できないように私は思います。この辺のところがまことに曖昧でございます。牧野課長は、受け付けた職員が報告したことを否認されていますが、受け付けた職員は、面接した議員には牧野課長に報告したと言い、別の課長も認めているという証言からすれば、牧野課長の覚えてないという証言は不思議に思います。私は、発覚した5月1日には寄附金を受け付けた職員と受け付けた経緯について、牧野課長は実は何かお知りになっていたことがあるのではないかという疑問を強く持っております。百条委員会へ提出された5月1日の牧野課長の記録、委員会での覚えてないとの証言は本当に真実だったのでしょうか。私は、今でも不可解に思っております。これが発覚した第1番目の日に起きた事柄なんですけれども、こういうことが本当に事実かなと。そして、こうした記録は一切残ってないんですね。私たちには見せられておりません。こういうことを私は疑っておることを申し述べて、この件についてはおしまいにさせていただきます。 次に、小項目③でございますが、事件の解明に向けての町の取り組み姿勢が消極であったのはなぜかとお尋ねをいたしました。山崎町長の御答弁は、町としての取り組みは間違いのない対応をしたと、警察にも全面的な協力をしたというふうなことの御答弁だったと思いますけれども、報告書をよく読んでいただくと、そういうことが覆されておるんですよ。この事件の解明について、行政側の消極性が随所に露出しておるというふうに報告書には書いてあります。時間がないので、この辺で私はやめたいと思いますけれども、こういったことが、町長が反問権を使われたこともありますけれど、どうも隠蔽されておることがあるのではないかという疑問を私は強く持っております。 続いて、小項目④でございますが、香典返しの弁済的な意図で、社協に2回目の10万円の受領についてお尋ねをいたしました。これについては、誰が受け取ったのかというのは、町長の答弁では受け取ったのは職員だろうと、それから持参したのは有元前副町長だろうというふうな御答弁をいただいたと思いますけれども、百条委員会の中で有元副町長さんは自分が持っていったというようなことは一切言われておりません。有元副町長が言われたのは、10万円というふうな大金ではないが、私も何ぼか寄附金としてした覚えがあると、このようにおっしゃっとるんですね。何ぼかした、しかし社協にはきちっと10万円が入金されているという事実があるわけですよ。そうでしょう。そのことはなぜなのか、報告書には町の幹部ではないかと推測されるというふうに書かれておりますけれども、もしも有元副町長が持参されてなかったら、あるいは10万円にきちっとしてお金を出したのは山崎町長ではないかというふうに私は推測をしております。そういう点で、この10万円の返済についても大変不可解に思っております。 ○議長(沖田清明君) 櫻井議員、臆測、推測で議場において一般質問をしないようにしてください。 櫻井邦紘君。 ◆12番(櫻井邦紘君) 臆測ではありますけれども、百条委員会の報告書の中にはそういうふうな推測でということが書いてあります。議長がおっしゃるように推測で物を言ってはいけませんけれども、この事件は、先ほど申し上げましたように、隠蔽的なところが免れないと私が思っておりますので、そういう点から私の思いを伝えております。 ○議長(沖田清明君) 櫻井議員、答弁を求めますか。 ◆12番(櫻井邦紘君) はい、この10万円の2回目の社協への弁済について町長はどういうふうな見解を持っておられるか、先ほどのお答えは、有元前副町長が持っていったのではないかとか職員が受け取ったというふうに言われておりますけれども、百条委員会の中では受け取ったと証言をした職員は上司である事務局長から指示を受けたと言い、その事務局長は私じゃない、受け取ったのは職員じゃないでしょうかというふうなことで、お互いになすり合ったような説明を証言されております。そういう非常に曖昧な点があるわけでございまして、臆測で物を言ってはいけませんけれども、余りにも町あるいは福祉協議会の幹部、職員、退任された方も含めて言われることが曖昧な点、こういうふうな姿勢というものは町の姿勢ではないんじゃないでしょうか。こういうことをこのままにしておくと、一生懸命働いている職員も意欲をなくします。そういう点で、おかしい、不可解な点を解消してほしいと、そういう思いで質問をしております。 ○議長(沖田清明君) 町長、櫻井議員への答弁書の中に、特別委員会の調査報告での記載内容を引用させていただきますと、受け取られたのは社協の職員であり、持参したのは有元前副町長ではないかとの推測が成り立つと考えておりますという答弁があるんですよ。私は櫻井議員のあれではないんですけれども、私が今注意したように臆測、推測ではしないようにということをしたんですけども、町長のほうが12番櫻井議員に対して、持参したのは有元前副町長ではないかとの推測が成り立つと考えておるということなんで、そこは説明をしていただけますか。 暫時休憩します。              午後3時40分 休憩              午後3時42分 再開 ○議長(沖田清明君) 再開します。 山崎町長。
    ◎町長(山崎親男君) 櫻井議員の再質問にお答えをする前に、質問の中に不可解な、私にも理解できないことがありますので、鏡野町社会福祉協議会寄附金紛失事件調査特別委員会の委員長にその正確なところを教えていただきたいと、このように思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(沖田清明君) 3番仲西祐一君。 ◆3番(仲西祐一君) 失礼いたします。 先ほど、櫻井議員の一般質問の中で多少報告書の内容を引用されておったんですが、多少今の発言と食い違う部分がありますので、今資料が要約版しかないのですが、それの中で説明をさせていただきたいと思います。お待ちくださいね。2回目の寄附、7ページの(2)、皆さんは資料を持ってないと思いますので読み上げますが、第2回目の寄附ということで、平成25年3月27日社協に金10万円が寄附された。社協の入金伝票には、内訳欄に香典返しとしてW、V分と記載され、収入先欄は空欄とされた。この現金の持参者は、委員会での証言では不明であった(小椋局長、牧野課長、山崎町長とも現金を持参していないと述べた)。負担者も、有元副町長が10万円よりも少ない額を負担したと述べた以外は不明であったということで報告書には記載をしております。ですので、多少内容が違いますね。こちらのほうが正しい内容になっております。これでよろしいでしょうか。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 櫻井議員の再質問にお答えをいたします。 全てが鏡野町社会福祉協議会寄附金紛失事件調査特別委員会に付与されております百条、これが執行されていろいろ調査をしていただいております。この件には偽証罪が重くのしかかるということで、最大の委員会であります。このことをしっかり踏まえまして、その内容に一切書かれております。それ以上の、それ以下の答弁を持ち合わせておりません。そういうことで答弁とさせていただきます。 ○議長(沖田清明君) 12番櫻井邦紘君。 ◆12番(櫻井邦紘君) この件につきましては、時間がもうありませんので、2回目の社協への弁済的な意味の10万円の授受について、誰がお金を払い、誰が持ってきたのか、誰が受け取ったのかという点についてはもう少し調べてほしいというふうに思いますが、調べていただけませんか。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 先ほど答弁したとおりであります。 ○議長(沖田清明君) 櫻井邦紘君。 ◆12番(櫻井邦紘君) もう時間がありませんので、次に移りたいと思います。 小項目の⑤でございますが、社会福祉協議会の代理業務として中央公民館や本庁で寄附を受け付けていたものを、なぜ社会福祉協議会に移して本庁や公民館で受け取れないようにしたか、その理由をまずお尋ねいたします。 ○議長(沖田清明君) 答弁をお願いします。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 先ほど答弁したとおりであります。これは私どもが求めたものでもありません。それが答弁でありますので、よろしくお願いします。 ○議長(沖田清明君) 以上で12番櫻井邦紘君の一般質問を終わります。              (12番櫻井邦紘君「ありがとうございました」と呼ぶ) 3時55分まで休憩といたします。              午後3時47分 休憩              午後3時55分 再開 ○議長(沖田清明君) 休憩前に引き続きまして、次に一問一答方式により3番仲西祐一君。 ◆3番(仲西祐一君) 失礼します。3番仲西祐一です。 議長のお許しをいただきましたので、本日は大きく3件の質問を一問一答方式でさせていただきます。 1件目、我が町の最重要事項である経営方針を平成30年度経営方針を中心に伺います。 大項目、平成30年度、31年度鏡野町経営方針について、中項目、最重点施策について、1、健康づくり、①検診(健診)の受診率の向上、②医療費の抑制、③健康づくりの取り組み強化、2、林業、①健全で豊かな森林づくりの推進、②林業従事者の確保、育成、③山林の活用方法の検討、④森林環境税の活用方法の検討、3番、定住化、①町の知名度の向上対策及び情報発信、②定住希望者への支援の充実、上記の項目の具体的な施策の説明と実施結果と評価をお尋ねいたします。 続きまして、中項目、重点施策について、1、地域福祉、①住民主体の地域福祉活動の推進、②地域における人材の育成と住民組織間の連携体制づくり、2番、農業、①新規就農者の確保、育成、②集落営農組織等の育成、強化、③有害鳥獣による被害の対策、④野菜、果樹の高付加価値化の検討、3番、生涯スポーツ、①スポーツをしていない人も意欲を持てるような啓発活動、②スポーツと健康との連携推進、4番、消防・防災、①防災体制の強化、②自主防災組織の組織拡大強化、③防災意識の高揚、5番、住民のまちづくり、①協働のまちづくり、②住民が主体となった活動への支援、上記の項目の具体的な施策の説明と実施結果と評価をお尋ねしたいと思います。 そして、最後6番、平成31年度経営方針との経緯と整合性をお尋ねいたします。 そして、2番目の質問に入ります。 2件目、大項目、議会運営の改善について、中項目、議会基本条例について、小項目の内容に行きます。現在の町長からの提案は、議会基本条例の6条に準じた提案を行っていないと思います。基本条例の第6条の5項目に沿った提案をするべきと思いますが、町長の見解をお尋ねいたします。 そして、3件目、大項目、未来奥津について、中項目、これは未来奥津についてとなっておりますが、未来奥津への町の貸付金についてということで訂正をしていただきたいと思います。 1番、①平成30年度決算がマイナスとなり、町の予算においては歳入欠損となっていますが、今後どのように回収する計画なのか具体的に教えてください。 ②今年度半年が経過しようとしておりますが、今現在ではどのような経営状況にあるのか、回復見込みはどうなっているのかお尋ねします。 以上で壇上での質問を終わります。以降は質問席で質問させていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(沖田清明君) 答弁を求めます。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) それでは、3番仲西祐一議員の質問にお答えをいたします。 平成30年度最重点施策、重点施策の説明と実施結果及び評価についてのお尋ねであります。順次答弁させていただきます。 小項目1の健康づくりについてでありますが、①の検診(健診)受診率の向上につきましては、特定健診あるいは後期高齢者健診、あるいは各種検診(健診)あるいは妊産婦・乳幼児健診あるいはがん検診等などでありますけれども、多くの方に受診をしていただけるよう周知を徹底するとともに実施方法の改善に取り組みまして、受診率の向上に努めるつもりであります。令和元年度の特定健診の受診率の目標を52%としております。具体的な取り組みといたしましては、平成29年度から実施しております特定健診・各種がん検診の無料化、あるいは平成30年度から導入をいたしました津山圏域定住自立圏でのナイター健診など、各種チャンネル(広報紙、有線テレビ、あるいは愛育・栄養委員、医師会、各種会議、各教室等)をそれぞれを使いましてさらなる周知を図りまして、特定健診の受診率は平成29年度より2.4%上昇し、49.9%となりました。 次の質問であります医療費の抑制につきましては、増加傾向にある医療費の内訳を分析し、対策を立て、医療費の抑制に努めてまいります。具体的な取り組みといたしましては、平成29年度に策定をいたしました第3期特定健診等実施計画及び第2期データヘルス計画によりましてデータ分析をもとに保健事業に積極的に取り組みまして、中でも特定健診未受診者あるいは生活習慣病重症化予防対象者等に対しまして受診勧奨あるいは重症化予防に重点的に取り組みまして、国民健康保険被保険者1人あたりの医療費は岡山県の速報値によると、前年度から8,620円マイナスの42万9,707円でありました。岡山県内の高額順位では前年度と同じく14位ではありますけれども、町村平均との差は縮小したところであります。 次の質問であります。 町民の健康づくりに対する意識の向上、あるいは次年度以降の事業の検討につきましては、生活習慣を改善いたしまして健康寿命を延ばすための取り組みを町民一人一人が主体的に行えるよう、意識の向上を図っております。具体的な取り組みといたしましては、健康教室を各地域で開催いたしまして、健康チャレンジ90日事業におきましては、参加申込者数が前年度よりも267人増加をいたしまして1,148人となりました。健康のむらづくり事業の交付申請団体数は3団体増加しまして、64団体となったわけであります。 続きまして、小項目2の林業の健全で豊かな森林づくりの推進についてでありますけれども、従前から実施しております事業を実直に進めております。荒廃している山林と手入れ不足の森におきまして間伐等の手入れ等を積極的に推進すべく、主なものといたしましては間伐促進等特別対策事業あるいは間伐材運搬費補助事業あるいは作業道補助金事業等を、県内の自治体の中では鏡野町の制度は手厚い制度といたしまして、木材利用の拡大あるいは森林所有者の施業への関心を高め、積極的に森林整備を進めているところであります。 国・県の補助金額の枠にも大きく左右されますけれども、平成30年度の間伐面積は457ヘクタールであります。搬出間伐材積は9,551平方メートル、作業道開設1万239メートルが実施されておりまして、森林所有者の経営意識の向上、あるいは森林の公益的機能の発揮に大きく寄与しているところであります。 この後は新たな森林管理制度を踏まえまして、市町村が新たにかかわる山林への対策等の必要も生じてくるものと思っております。 続きましての質問でありまして、林業従事者の確保、育成についてであります。先ほどの議員の説明でもありましたけれども、地域林業担い手サポート事業のほか、地域林業の大きな担い手でもあります作州かがみの森林組合に対する大型機械の購入補助といたしまして、林業機械の作業システム整備事業を実施したところであります。大型機械の導入を推進することによりまして若い担い手の参入が容易となりまして、担い手不足の解消につながると考えております。 続きまして、山林の活用方法の検討につきましては、ぬくもりの木で家づくり事業による町産材の利用促進はもちろんでありますけれども、林業振興を図るために、木材利用だけではなくて林産物の栽培等、山林の多様な機能を生かした新たな活用方法を検討しております。平成30年度はなめこ、キクラゲを活用した特産品を開発しておりまして、コストあるいは安定供給に問題があることから、引き続き販売戦略を検討していく、重ねていく必要があります。 最後に、④の森林環境譲与税の活用方法の検討についてでありますけれども、牧田議員に対する答弁にかえさせていただきますので御了承いただきたいと、このように思います。 次に、小項目3であります定住化の町の知名度の向上対策などにつきまして、まちづくり課におきましては現在継続しているところであります岡山大学などとの連携協力につきましては、寄附講座の実施を行いまして、中性子医療研究センター建設の実現に向けまして関係機関と協議を行ったところであります。本年2月には各施設を議員にも視察をいただいておりますけれども、薬剤開発などにつきましては順調に進んでいると認識しております。ただ、今後の展開につきましては確実なものとしていかなければなりません。そういう中で、岡山大学に対しまして今年度いっぱいを目途にスキームを固めてほしいと要望しているところであります。また、産業観光課におきましては、絵になる町かがみの魅力発信業務といたしましてインスタグラマーによる情報発信を行っておりまして、多くの方に見ていただいている状況であります。 次に、定住希望者への支援の充実についてであります。定住希望者への支援の充実を図るということで、平成27年10月よりプラント5の一角をお借りしまして相談窓口を設けております。既に、総合戦略の中に掲げている相談件数50件には到達しております。毎年、前年度相談件数を上回る件数を目標にしておりまして、平成29年度では144件でありました相談件数に対しまして、平成30年度では180件の相談を受けたところであります。 平成30年度末で窓口設置から3年半が経過した中におきまして、移住希望者の方などには鏡野町の窓口ということで浸透してきておりまして、結果といたしまして相談者数も年々増加をしているということから、現状を維持していくためにはこうした窓口を今後も継続していく必要があると、このように考えています。 また、空き家の登録戸数についてもふやす努力をしております。平成30年度では18件の登録がありました。平成23年度からの累計では56件の登録が行われておりまして、そのうち22件が売買契約をいたしまして、そのほか2件が賃貸契約に至っている状況であります。空き家のポストに意向調査票を入れさせていただいたこともありまして、以前に比べると登録件数はまさに増加しているというところでしょうか。 次に、鏡野町での起業を支援するという件でありますけれども、町の起業支援対策といたしまして、町の産業の振興及び地域経済の活性化を図るために、鏡野町商工会と連携をいたしまして新規創業者に対する個別相談会あるいはセミナーあるいは助成制度を実施しております。平成30年度は2件の申請にとどまりましたけれども、本年度での多くの申請につながっていると期待をして見ているところであります。 最後になりましたけれども、婚活支援で出会いの機会をふやすということにつきましては、平成30年度からは新たに婚活セミナーを実施しております。さらに力を入れるべきと考えておりまして、今年度におきましては大幅に回数をふやしている状況であります。ただ、参加者などの意見も聞く中におきまして、短時間で相手を知るということは難しいといった声もいただいておりまして、今後におきましては、例えば1泊での実施なども考える必要があるのかなと、このように思っているところであります。 続きまして、中項目であります。重点施策についての小項目1の地域福祉についてであります。 まず、①の住民主体の地域福祉活動の推進の取り組みといたしまして、社会福祉協議会及び社会福祉団体の育成強化に係る事業費をはじめといたしまして、緊急通報体制等整備事業費あるいは高齢者目配り気配り老人クラブ事業あるいは高齢者等緊急見守りシステム整備事業費などを実施いたしまして、ほぼ目標値どおりの数値になっています。また、地域における人材の育成と住民組織間の連携についての御質問でありまして、あらゆる角度から地域福祉に係る施策を展開しているところであります。主な取り組みといたしまして、地域包括ケアシステム構築促進事業費といたしまして社会福祉協議会に委託をいたしまして、介護予防あるいは日常生活支援総合事業を実施しております。また、それに加えまして各地区で定期的に集い、運動やおしゃべりなどを行いますハツラツ教室の普及を目指しまして、地域包括支援センターの協力のもとにおきまして平成30年度末で93地区のうち53地区850人以上が取り組んでおります。今後におきましても、全地区での実施に向けまして普及啓発を推進していきたいと考えております。また、住民の皆様方が住みなれた地域で安全に暮らせるまちづくりを目指して、各種福祉計画の上位計画に位置づけられます地域福祉計画を策定いたしまして、今後も地域福祉全般における取り組みを強化してまいりたいと考えております。 続きまして、小項目②の農業の振興であります。従前より実施してまいりました事業を継続的あるいは効果的に行うことによりまして、将来に向けてよりよい環境で次世代へ農業を引き継ぐべく事業実施していきます。 まず、新規就農者の確保、育成につきましては、新規就農奨励事業等、既設の事業による新規就農者からの相談あるいは支援事業を、岡山県、JA等と連携の上、引き続き実施しております。特に、鏡野町独自の新規就農奨励事業の積極的な周知等による新規就農者の確保に努めまして、平成30年度においては3名の退職後の就農の方を含めて5名の新規就農者がありました。 また、従前より農地の所有権や利用権などの権利を取得する際の下限面積を30アールとしておりましたけれども、鏡野町農業委員会におきましては、空き家つき農地につきましては下限面積を0.1アールまで引き下げまして、移住・定住施策とあわせた周知を行いまして新規就農者による遊休農地の解消あるいは定住促進を図ることといたしまして、現在までに6件の設定がありまして5件が所有権移転契約まで終了しておりまして、今後の新規就農への足がかりの一つとなるものと思っております。 続きまして、②の集落営農組織等の育成強化につきましては、鏡野町営農組合等連絡協議会を通じまして各組織間の連携、協調を図っていきながら、情報提供あるいは意見交換を行いまして、安定経営あるいは地域に信頼される組織体制を図っていきたいと、このように考えております。 この中におきまして、平成30年度はJAつやま集落営農法人部会が設立をされまして、町内の6法人も参画しております。ちなみに、全体では19法人と聞いております。 本部会も前述の連絡協議会の広域版ではありますけれども、JAつやま管内での法人の連携を強化いたしまして、経営の安定あるいは発展を目指すとともに、今後法人化を目指す集落営農組織に対する取り組みを促進し、管内農業の振興に寄与することを目的としておりまして、町といたしましてもこの部会にも参画をしまして、広域での連携あるいは育成強化を行ってまいります。 次に、有害鳥獣による被害への対策であります。 平成30年度よりイノシシ、鹿の捕獲上限頭数を50%引き上げまして、100頭から150頭、駆除班の意識向上を図りまして捕獲頭数の拡大を期待しているところであります。 あわせまして、国庫補助事業を利用しまして、集落単位で鳥獣防護柵の設置の推進によります被害防止対策を積極的に推進しておりまして、イノシシ、鹿被害に対する効果は非常に高いと認識しておりまして、引き続き地域での取り組みを推奨していきたいと考えております。 次に、野菜、果樹の高付加価値化の検討についてでありますけれども、農産物の付加価値化の一つといたしまして、加工場等の検討を開始しております。 事業実施におきましては、行政だけではなくて産官学での連携のもと、さまざまな方からのお知恵あるいは御意見をいただきながら、町内の需要、そして販路等を十分検討していきながら、事業化の可能性を検討していきたいと、このように考えております。 続きまして、小項目3の生涯スポーツの、まず①でありますけども、スポーツをしていない人も意欲を持てるような啓発活動につきましては、町内ではスポーツ少年団あるいは総合型地域スポーツクラブあるいは体育協会を中心とした幅広い活動が行われております。各公民館や各学校及びPTA活動などでのスポーツ推進委員によるニュースポーツの指導を中心とした生涯スポーツの普及啓発活動を行っています。 平成30年度の取り組みといたしましては、所属専門部数12、会員数931人の町体育協会への補助金事業、あるいは団員登録数が261人のスポーツ少年団への補助金事業、あるいは909人が参加をいたしましたかがみのマラソン大会事業におきましては、日ごろスポーツをしていない人も友人や家族とならマラソンに参加してみようと意欲が持てるフレンズ&ファミリーの部を引き続き開催いたしました。 今後につきましては、スポーツをしていない若者のスポーツ参加機会の充実あるいは高齢者の体力づくり支援など、ライフスタイルに応じたスポーツ活動を推進するために、町ホームページ、広報紙など、さまざまな媒体の活用を行いまして、スポーツに関する情報を提供しながら町民が生涯を通じまして気軽に運動やスポーツに取り組める環境づくりに努めてまいりたいと考えております。 続きまして、②でありますけども、スポーツと健康との連携推進につきましては、生涯にわたり心身の健康、そして維持増進していくためには、健康に関する正しい知識あるいは理解を持つとともに、健康にとって必要なスポーツなどを行うことを習慣づけていくことが必要であろうと、このように考えます。平成30年度は、各スポーツ施設を良好に管理するため指定管理者あるいは業務受託者と連携をし、町民が健康にとって必要なスポーツに接しやすい機会を提供いたしました。 また、塚谷公園の管理をグラウンドゴルフ塚谷管理会へ委託をいたしまして、グラウンドゴルフ等を通じまして生涯スポーツの活動の拠点の場を提供いたしたところであります。 続きまして、小項目4の消防・防災対策の推進につきましては、近年の自然災害の多様化あるいは激甚化に対応するために、ハード対策とソフト対策が一体となった取り組みを進めてまいりたいと考えております。 まず、①の防災体制の強化でありますけれども、まず消防積載車等の性能向上を図るため、平成30年度は小型動力ポンプつき積載車と小型動力ポンプを各1台更新したところであります。また、水利確保が困難な箇所につきましては防火水槽を1カ所新設するなど、消防団を中核とする地域防災力の充実強化に取り組みました。 災害時の住民周知につきましては、音声告知放送、緊急メールの配信に加えまして、鏡野町有線テレビに緊急文字情報放送システムを導入したところであります。引き続き、正確でわかりやすい情報発信に努めてまいります。 防災資材あるいは非常飲食料の整備につきましては、昨年の7月豪雨災害時に使用いたしました資材あるいは飲食料の補充整備に加えまして、近隣自治体と協力いたしまして非常食の共同整備を行ったところであります。 要配慮者の避難支援につきましては、関係課と連携をいたしまして、自主防災組織あるいは自治会などの協力を得ながら個別計画の策定を進めていきたいと考えております。 次に、自主防災組織の組織拡大、強化についてであります。 本町の組織率は平成30年度末で81.9%となっておりまして、未組織地域の組織化を推進するために、防災セミナーの展開あるいは防災ハンドブックの配布を行っておるところであります。また、既に設立されている団体に対しましては、自主防災組織活動支援事業の補助制度を活用いただきながら活動の充実が図れるよう支援してまいります。 次に、防災意識の高揚についてでありますけれども、各種研修会の開催やあるいは町民への防災に関する出前講座等で啓発を行ったところであります。 続きまして、小項目5の住民のまちづくりについてであります。 内容といたしましては、現在、鏡野町未来・希望基金の第2期事業が開始をされまして、平成30年度では4年目を迎えるという状況の中、一定の成果は得られたものの、さらなる住民のまちづくりを推進するためということで重点施策にしてまいりました。平成30年度の取り組みといたしまして、12の地域づくり協議会がそれぞれに持つ課題の解決に向けてどうしていくのかということを考えるために、7月に各地を回りまして意見交換会を実施するとともに、9月以降におきましてはもう少し支援をしてほしいといった地域に出向きましてお話をさせていただきました。この意見交換会におきましては、11地域で合計78名の参加がございました。また、それ以外に富、小田、香北、奥津、羽出といった地域に10回出向いておりまして、このほか12協議会を一堂に集めての活動報告会あるいは情報交換会を9月と3月に実施したところであります。 こうした中で、さらに地域の活力を高めていくためにということもありますし、各地域のリーダーなどがうまく世代交代していけるかどうかなど、まだまだ地域が抱えている問題は多くありまして、今後もこうした取り組みを粘り強く続けていきたいと、このように考えております。 以上が平成30年度の最重点及び重点施策の取り組みについての答弁であります。鏡野町が実施しております行政評価につきましては、総合計画に基づく政策体系の中におきまして事務事業と施策の2段階でそれぞれの貢献度あるいは優先度の評価を行いまして、その結果を次年度の計画と予算に反映していくこととしております。 事務事業評価につきましては、各事務事業の担当者が事務事業マネジメントシートによりまして事業の目的の妥当性あるいは有効性、効率性、公平性を評価いたしまして、それぞれの事務事業が属する施策への貢献度や優先度評価を行いまして、今後の事務改善や方向性を検討いたします。 次に、施策を所管する担当課が事務事業の評価の結果等に基づいて施策評価シートを作成いたします。この施策の評価につきましては、このシートにより、まず成果実績の水準把握といたしまして時系列比較あるいは近隣市町村との比較あるいは目標達成度の比較を行います。これらの3項目の比較につきましては、前年度と比べて成果が上がった、あるいは下がったか、目標値よりも数値が高いか低いか等によりましてポイントを付与し、それを成果実績としています。このポイントを前年度と比較いたしますと、平成30年度最重点あるいは重点の8施策のうち、成果の向上が見られたのは健康づくりの推進、定住化の推進、地域福祉の推進、農業の振興、消防・防災対策の推進の5施策で、前年度と同程度の成果だったのは林業の振興、住民のまちづくりの推進の2施策、成果の向上が見られなかったのは生涯スポーツの推進でありました。成果実績を把握した後に、町の役割発揮度、今後の成果の向上余地、あるいは今後あるべき役割発揮度、あるいはコスト削減優先度による相対評価によりまして次年度の最重点施策、重点施策を検討することとしております。 続きまして、小項目6の平成31年度の経営方針の経過と整合性についてのお尋ねであります。 平成31年度の経営方針では、平成29年度事業の行政評価の結果に基づきまして平成30年9月26日に決定をしております。平成30年度事業の評価結果に基づきまして令和2年度の経営方針を今月中に決定する予定であります。 続きまして、議会基本条例第6条の5項目について明らかにし議案提案すべきだという御質問でありますが、本条例は平成25年4月1日より施行されまして、それ以降の議会では、条例及び計画の制定の議案提案の際には、第6条の各号に定められております5項目につきまして記載をされました政策等の形成過程の説明資料を議案に添付、または同等の説明を行っております。事業につきましては事業内容を簡潔に記載した予算説明書を参考資料として添付しているところであります。どのような事業にどのような内容の資料が必要か、議会と調整していきたいと、このように考えております。 最後に、未来奥津につきましての質問であります。 小項目1の①の今後の回収計画についてであります。昨年12月20日、鏡野町議会産業常任委員会、25日の全員協議会におきまして説明させていただきましたけれども、昨年度上半期の経営が、議員御承知のとおり、7月豪雨による国道通行どめあるいは風評被害、さらには台風の影響もありまして集客数が激減した中におきまして売上減少が顕著に見られたということで、当時の経営状況を加味いたしまして、今後償還を続けていくために平成30年度の償還を利子分のみとするとともに、本年度からの償還金額を約300万円といたしまして償還期間を10年間延長し最終年度を令和17年度といたしまして、引き続き返済の責務を果たしていただくこととさせていただきました。その際にも申し上げましたけれども、今後の未来の経営状況によりまして繰上償還もあり得るということであります。 続きまして、次の質問であります。 今年度の経営状況、回収見込みでありますけれども、7月末までの概況でありますが、未来奥津全体の売上高におきましては富施設の部門縮小によりまして減少しておりますけれども、富施設の部門縮小による経常利益は改善しておりまして、また道の駅の売上高につきましては前年度比増となっております。8月の天候不順の影響が心配ではありますけれども、現時点では最終的に黒字になる見込みでありまして、償還金につきましては計画どおり納入される予定と聞いております。 以上、詳しく説明をさせていただきました。 ○議長(沖田清明君) 3番仲西祐一君。 ◆3番(仲西祐一君) 予想どおりではあるんですけども、長い答弁をありがとうございました。 以前も31年度の方針について私はお伺いしたと思うんですが、ほぼ同じような内容の答弁だったと思います。そのときも、私は多分答弁が長過ぎるんじゃないんですかということはお話はしたと思うんですけども、私が求めとるのは、重点施策、要するに経営方針ですね。どういったことを取り組んでいくのかというのを検証しているということでお伺いはしております。ただ、私がここ数年の、29年、30年、31年の経営方針をある程度確認させていただくと、確かに順番がそのときそのときで変わってるんですけども、はっきり言って中身の文章はほぼ一緒。書いてある内容もほぼ同じです。この町の経営計画ですから、私ら町民も一番大事にしてほしいと思う部分でありますから、ある程度実際に事業の検証をしてよかったんか悪かったんか、先ほど多少答弁の中にもありましたけども、そういった新規事業でどういうのを、継続事業でこれはよかった、これを続けよう、こういう成果が出ました、こういうのをやってみたけど、全てうまいこと行くわけありません、あくまで目標ですから。だめなものもだめだったと、じゃあ、それどうすんだと、やめるのか継続するのか、もっとブラッシュアップして違う形にするのか。そういったことの検証をきちっとしなきゃいけないと思うんですね。だけど、この近年の経営方針がほぼ同じ文面。一遍読んでください。ほとんど、ここに3年分、私は見比べましたけど、ほぼ文面が一緒です。順番を並べかえてるっていうようなふうにしか読み取れません。であるから、もっとしっかりした内容を検討していただきたいというふうに思ったので、こういうことをさせていただいております。実際、事業評価、何年か同じ継続目標でやっていくというのは当然理解もします。ただ、その中でどんな事業をやったんですかといったら、今の答弁のように余り明確に何したっていうのがわかってるものまでわかんない。多分、聞き手、町民の方々も聞いてて何したのって。取り組みました、じゃあ結果的に何をどのように、結果がどう出たんですかっていうところが言えるところと言えないところがあるんじゃないんかなというふうに思いますね。そういった部分を考慮して私も何点か質問させていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。 まず、1番、健康づくり、これは最重点施策1番の項目、ずっと健康づくりということで常に一番上に来てる計画ではございます。しかし、29年、31年度ともに文面は全く同じ。どのような評価で同じ文面になったのか、もうちょっとこういった部分を変えましょうとか、こういった事業に取り組みましょうとかというのが明確になってない。どういった評価で継続をして、新規事業のどういったことを検討したのか、こういったことも総合計画や各種計画と照らし合わせて行うべきではないでしょうか。今のことについて、特に健康づくり、一番の重点ですから、どういった判断でこの数年計画を考えられたのかお答えいただきたいと思います。 ○議長(沖田清明君) 総合政策室長武本君。 ◎総合政策室長(武本学君) 仲西祐一議員の御質問にお答えしたいと思います。 行政評価につきましては、先ほど町長から説明をさせていただいた行政評価システムということで平成20年度から取り組んでいるところでございます。行政評価をするにあたりましては、施策評価シートをつくる前にそれぞれの事務事業を評価する事務事業マネジメントシートというのを各担当がつくりまして、実際その事業がその施策に貢献してるかどうかというのを、コストを含めて検討した結果を施策評価シートに反映させていくわけでございます。健康づくりにつきましては、町長も以前から町民の福祉というのは健康が第一ということで一生懸命取り組まなくちゃいけないということで、そういう町長の思いもありまして長年最重点施策として取り組んでいるところでございます。すぐ端的に、特に健康づくりなんてすぐに結果があらわれるものでもございませんので、毎年度継続している事業もありますし、新しく取り入れている事業もありますし、そこら辺はいろいろ職員も工夫してやっていますので、御理解していただきたいと思います。 ○議長(沖田清明君) 3番仲西祐一君。 ◆3番(仲西祐一君) ありがとうございました。 確かに受診率の向上とか、そういったものであったり医療費の抑制というのはなかなか単発で簡単にできることではないと、私も当然それは理解いたします。ただ、健康を売りにしてる我が町としてはそういった部分もしっかり取り組んでいかなきゃいけないんじゃないかなと思いますので、そういった部分を前向きにぜひ検討していただきたい。私として思うことなんですが、③番健康づくりの取り組みを強化することというので、その健康づくりの取り組みをしっかりやることで自然に①に上昇していくと私は思っております。確かに③ではSEA TO SUMMIT、トレッキングコース、そういったものもいろいろされてますので、そういった活用を、町民の方や外部の方がしっかり参加できるような仕組みづくりにすればよくなっていくんじゃないかなと思いますね。そういった部分をぜひ取り組んでいただきたいと思います。以前、水田議員が提案していた健康ポイントというポイント制度の件もありますんで、私は、参加した方に健康ポイントを付与すると、そういったような事業にしていって参加率を上げて、もっと健康を上げていくというようなこともぜひ検討していただきたいというふうに思いますので、その辺に対して御答弁を。ぜひ検討していただきたいと思います。 ○議長(沖田清明君) 保健福祉課特命参事坂手君。 ◎保健福祉課特命参事(坂手真雄君) 仲西議員の御質問にお答えさせていただきます。 健康ポイント制度につきましては、答弁でも述べさせていただいておりましたが、近隣市町村の真庭市さん、奈義町さん、美咲町さんなどがやられておりまして、つい先日その中の真庭市さんが健康ポイント制度で特産品をプレゼントしますというようなことでことしの4月から始められた制度がございまして、それを視察させていただきに私と保健師2名で真庭市役所さんを訪れさせていただいて、令和2年度の導入に向けて検討をさせていただいているところでございます。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 仲西祐一君。 ◆3番(仲西祐一君) ありがとうございました。 私も個人的には提案をさせていただいたので、ぜひ導入の際に関しましては私も一緒にやらせていただけたら大変助かります。ありがとうございます。 それで、余りもう時間がありませんので、かいつまんで。林業のほうに行かせていただきたいと思います。 ①番、②番、③番と内容がありますが、これも文面は全く同じというようなことになっております。その中でも②番、林業従事者の確保、育成ということで書いてあるんですが、担い手サポート事業のほか大型機械の購入補助とか、そういうのをやったと。これが、私は林業従事者の確保、育成には正直つながっているのかというたら、直接的につながっていないんじゃないんかなと。それも一つの方法だと思いますが、確保、育成というものをもうちょっとしっかりやっていかないと、今後林業の事業というのが大分出てきます。そういった業者の方と従事者の育成をしっかりやらないと、機械だけのことだけではだめじゃないのかなというふうに思います。そして、Uターン、Iターンというのもあわせてやるというようなお話もたしかあったと思いますので、そういった部分が書いてあるんですけど、それとは全く違うことをやっているということも一つ私のほうから提言としてさせていただきたいと思います。それに対して御答弁をお願いします。 ○議長(沖田清明君) 町長。 ◎町長(山崎親男君) 簡潔に述べさせていただきます。 この件につきましては、岡山県も同等の考えでありまして、この間私が担い手育成につきまして提案をさせていただいております。この事業の成果が近いうちに出てくるものと、このように思っておりますので、御期待いただきたいと思います。 それから、従事者の年齢が今大変若くなってきているというふうなことも伺っておりますので、大型機械の導入は欠かせないものだと、このように認識しております。 ○議長(沖田清明君) 仲西祐一君。 ◆3番(仲西祐一君) 余り時間がないので。 ただ、私が言いたいのは、機械よりも先に人の確保が必要じゃないかと。だから、そういった機械の導入よりも担い手の、他町村のしっかりやられとるのを参考にしていただいて、そういったことも含みながら、逆に移住・定住も含め、林業事業に担い手をしっかり引き込んでいくというようなことも大変必要だと思いますので、ぜひ前向きに検討していただきたいと思います。 そして、余り時間がないので最後まで多分行けれないと思いますが、定住化も、先ほどBNCTの話をされておりましたが、30年の時点ではそういったことが余り、PRにつながるのかって私はつながらないと、つながってないと思います。PRするならもっとしっかりされたほうがいいんじゃないかなというふうに思いますので、そこの辺もぜひ御答弁をお願いします。 ○議長(沖田清明君) まちづくり課長。 ◎まちづくり課長(小林英将君) 説明していくためには、確固たるスケジュールをつくっていかなければならないと思っています。町長のほうが申し上げましたように、今年度中に確固たるスキームをつくってほしいというふうな要望をしているというふうなことでございますが、大学とも相談をしながら、今のところ今後のスケジュール的なものはつくっておるんですが、中身がないことには話をしていけないというふうなことから、それを今年度中に固めていきましょうというふうなことで進めておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(沖田清明君) 仲西祐一君。 ◆3番(仲西祐一君) これはあくまで定住化の話です。BNCTの事業の推進ではございません。これで定住化で町の知名度の向上対策及び情報発信ということでBNCTを書かれているので、じゃあ決まってないものを何年も前から、まだ明確になっていないものをPR、情報発信するということで掲げてることがおかしいんじゃないですかということを私は言ってるわけなんですね。BNCTはBNCTでやっていただければいいんですけど、これが定住化にもつながっているのかというたら、まだつながらないんじゃないですかと。だから、内容と実施の内容が整合していないというのが私の意見でございます。もう時間が終わりましたので、これで終わりにしたいと思います。 以上、また次の機会に質問させていただきます。ありがとうございました。 ○議長(沖田清明君) 以上で3番仲西祐一君の一般質問を終わります。 本日の会議時間は、議事の都合により審議終了までこれを延長いたします。 ここで4時55分まで休憩いたします。              午後4時46分 休憩              午後4時55分 再開 ○議長(沖田清明君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 7番中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) 議長の許可を得ましたので、一般質問を通告書のとおり一問一答方式で行います。 まず、大項目といたしまして、雇用の場の創出についてであります。その中の中項目で、まず趣旨を述べます。鏡野町は、諸課題の解決に向けた施策を実施し、限られた財源の中で真に必要な事業を行い、財政健全化と魅力あるまちづくりを進めると言っていますが、本当に町民の問題解決や福祉の向上につながっているのかを尋ねます。 1、学校給食調理場の雇用についてであります。小項目の①ですが、現在までの給食調理場は労働環境が劣悪であり食品の安全衛生上も改善が必要とのことで、この夏休みから大規模改修を行っており、来年の3学期からすばらしい職場になります。この総事業費である設計費、改修費等は幾らですか。 ②改善前と後との調理場の職員と年間経費はどうなるのでしょうか。 ③調理員を全員解雇し、調理は民間委託する案はいつごろから始まったのですか。 ④昨年10月に教育委員会が行った調理員の個人面談で、今後の説明書面に工事終了後の就職先の選択肢として、ア、鏡野町学校給食調理場で勤務する(雇用主は委託業者になります)、イ、他に就職することが明記してあったと聞く。子供たちの給食のため一生懸命に働いてきた調理員の選択肢に、なぜ今までどおり直営で行うという項目がなかったのでしょうか。 ⑤また、個人面談の内容を他言しないことの意が告げられたと聞く。他言できない調理員たちは悩み、苦しんだと思います。なぜそのようなことを言ったのですか。 ⑥教育委員会は議会に対して、30年10月に個人面談を行い理解を得ているとの内容を述べています。まさかこのようなことを行っているとは思えず、不安や不満があれば議会に伝わってくると思っていましたが、個人面談の前に鏡野町学校給食調理場運営委員会や議会となぜ協議をしなかったのでしょうか。 ⑦委託業者は決定したが、採用内容や人数が議会全員協議会で以前説明したことと食い違うのはなぜですか。 ⑧委託業者との契約は、今月の9月から双方で協議し決めると聞きます。町臨時職員だった調理員と同等の待遇の契約書になるのでしょうか。 ここまでを教育長にお尋ねをします。 続いて、⑨行政の重要な仕事に、雇用を守る、雇用の創出があると思いますが、このたびの件は特に女性の雇用を破壊した、それも臨時職とはいえ社会保障や福利厚生が充実し安定している公職の場を調理員から奪ったことはゆゆしき問題であります。この職場は食育の原点であり、子育て期や子育て後の女性の再就職の場でもあります。また、鏡野町直営の職場を失うことは移住者や定住者の魅力である雇用の場を消すことであり、全く理解できません。給食調理作業を民間委託する予算が6月会議で賛成多数で決定し、直営の給食調理はできなくなりました。鏡野町給食調理員たちは、再就職の場を必死で探すことになったのです。議会が調理員を全員解雇した結果となっております。この議案提案者である町長は、今でもその結果はよかったと思っていますか。 ⑩議員有志が8月に数名の調理員から生の声を聞きました。内容は、調理員に落ち度があるわけでもなく、60まで契約更新を続け勤務できると思っていた、直営に戻してほしいとのことでありました。職場が廃止されるのであれば仕方がありませんが、職場があるのに一方的に解雇する考えには憤りを覚えます。教育委員会が調理員に行った実情を鑑み、3学期からの調理作業を直営方式に戻すべきであると思います。町長の前向きな考えを尋ねます。 次に、大きな項目といたしまして不明金についてであります。これは櫻井議員も質問されましたが、その中項目であります放課後児童クラブの保育料不明金についてであります。小項目①ことしの4月25日終了をもって、先ほどの櫻井議員の質問もありましたが、香典返し不明金横領事件の時効が成立をしました。平成24年12月29日、放課後児童クラブの利用料1万円を紛失しました。その発覚は平成25年1月4日と聞いております。その後の調査で、総額31万円が不明であることがわかりました。同年9月9日に大野学区保育料不明金1件、鏡野町より津山警察署に被害届が提出され、9月20日に津山警察署へ供述調書を提出しております。この事件もことしの12月28日終了をもって時効が成立すると思いますが、相違ありませんか。 ②この事件は、その後どうなっているのでしょうか。 続いて、大項目3、公平性についてであります。中項目、通学助成金支給制度について、①6月会議の原議員の一般質問で、高校生等通学助成金支給制度の充実についての質問に、執行部は令和2年度末までバス料金も含め結論を出したいとの答弁でありましたが、私は遅いと思います。高校生活は3年しかありません。一日も早く改善をしてもらいたい。ことしの8月に行った町民と議員との意見交換会で、町民から定期券費用の保護者負担金を決め、それ以上は助成金額を支給してほしいとの内容でした。私もこの意見に賛同します。これは、保護者負担に公平性があるからです。町長の所見をお尋ねいたします。 登壇での質問は以上であります。あとは一問一答方式で質問席でさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(沖田清明君) 年岡教育長。 ◎教育長(年岡康雄君) 失礼いたします。7番中西省吾議員の御質問にお答えをいたします。 大項目1、雇用の場の創出について、中項目1、学校給食共同調理場の雇用についての件でございます。 小項目①の設計費でございますが、平成30年8月30日に指名競争入札を行い、平成30年9月3日に契約を行いました。契約期間は平成30年9月3日から平成31年3月22日、相手方は岡山県津山市戸川町6の1、坂本建築設計坂本 亨で、契約金額は810万円であります。 次に、工事費ですが、令和元年5月28日に指名競争入札を行い、令和元年6月5日に契約を行いました。契約期間は令和元年6月5日から令和2年1月31日で、相手方は株式会社山本工業代表取締役山本哲也で、契約金額は1億7,760万2,205円であります。工事費につきましては7月の議会で変更契約のお願いをし、御承認をいただきまして、1億9,764万8,000円に増額しております。 小項目②でございます。改修前の職員数は町職員正規職員2名、臨時職員12名、パート職員3名で、臨時職員等に係る経費は、平成30年度で社会保険料、労災保険料、賃金の額が約3,150万円でございました。改修後は正規職員2名、町臨時職員1名、委託先は正社員7名、パート社員8名の合計15名でございます。委託業者の人件費は、年額約3,520万円との見積もりをいただいております。 ③項目めでございますが、平成30年7月ごろから工事期間が約4カ月の長きにわたること、その期間していただく仕事がないこと、仕事がない中で雇用を続け賃金を払い続けることについては町民の理解を得ることが難しいということの判断から、調理員の皆様方には申しわけないのですが、令和元年度の契約につきましては8月31日をもって雇用を終了ということで御理解をいただこうということになりました。 また、調理業務の民間委託につきましては、雇用停止期間がございますので再開時に必要な人数の確保ができないのではないかということで、検討を始めたところでございます。 ④項目めでございますが、委託の方向で進んだ場合、即戦力である調理員の希望を尋ねるために行ったものでございます。委託になったとしても、鏡野町の調理場経験がある人は貴重な人材です。委託になった場合の希望を尋ねることが目的であったことから、直営で行うことについての選択肢を設けませんでした。 小項目⑤でございますが、個人面談でお願いしたのは、この委託という考え方は決定事項ではないため不用意なうわさで混乱を招いてはいけないということで、不用意なうわさは控えてくださいということでお願いを申し上げました。保護者の皆様方には給食運営委員会で御決定をいただいた後にきちんと御説明させていただきたいと思いましたので、調理員の皆様には、繰り返しになりますが、不用意なうわさ話は控えてくださいとお伝えをいたしました。 ⑥項目めでございますが、8月末で雇用を終了することにつきましては、10月の個人面談で御説明を申し上げております。学校給食共同調理場運営委員会及び議会は職員の雇用につきまして審議する場ではないことから、協議は行っておりません。 ⑦でございますが、6月の全員協議会のときにお示しした採用内容や人数につきましては、業者からの参考として資料を提出してもらったもので、業者のものでございます。7月にプロポーザル審査会を開催し、参考とした業者とは違う業者が選ばれたことから、全員協議会で説明させていただいた内容とは違った部分が生じました。 ⑧項目めでございます。プロポーザル審査会で特に重視したのは、職員の待遇についてでございます。今回選定した業者につきましては、採用が内定し次第速やかに雇用を確定させ、10月からの勤務も可能であるということでした。待遇につきましては会社の規定に沿ったものとなるため、同等の待遇と言えるかどうかはわかりませんが、パート職員の正社員への昇格、退職者リターン制度、定年再雇用など、鏡野町に取り組みのない制度なども整備されております。町の臨時職員から移られた調理員につきましては、環境の変化に関する不安についても配慮され、定期的な面談や充実した研修なども行われると提案をいただいております。 以上、教育長答弁とさせていただきます。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 続きまして、小項目⑨番目から私の答弁ということであります。 議員がおっしゃるとおり、学校給食は子供たちの食育の原点であります。子供たちに安全で安心な給食を確実に、また長期的に、安定的に届ける手段といたしまして、3学期からの給食調理は業者への委託という方法を選択したところであります。確実な給食の提供あるいは調理員の雇用の場を確保するということにつきましては、どちらも重要なことであると認識しております。今回契約する業者は、学校給食は学校教育の一環であることを認識し、地域密着による町内在住者の優先雇用に努めるということであります。たとえ直営でなくても、住民の雇用の場であることには変わりがないということであります。 次の御質問であります。子供たちに安全で安心な給食を確実に届ける手段といたしまして、3学期からの給食調理は直営でなく業者への委託で行っていきたいと考えております。つけ加えますけども、その業者というのは数多くの実績を備えているというふうなことで、実績もかなりあると聞き及んでおります。 続きまして、大項目2の不明金についてであります。中項目1の放課後児童クラブ保育料不明金についての質問でありまして、時効成立についての御質問でありますけれども、本年の12月28日、厳密には12月29日午前0時をもちまして時効が成立するということで相違はありません。 これまでの経緯といたしましては、平成25年5月15日に議会全員協議会で不明金の説明を行って以来、文教厚生常任委員会において保護者あるいは指導員、また職員から事情聴取がなされまして調査が進められておる中、平成25年8月20日の全員協議会におきまして、町から10人、31万円の不明金があること、また再発防止に向けましての取り組みにつきまして議会に説明をいたしたところであります。そして、同年9月9日に津山警察署に大野学区放課後児童クラブ1人1万円につきましての被害届が受理され、そのことを9月25日の文教厚生常任委員会で御報告を行っております。その他の不明金については、犯罪事実が組めないという理由で被害届の受理がいただけなかった旨につきましても御報告しているところであります。 小項目②につきましては、先ほど櫻井議員での御質問でお答えをしておりますけれども、津山警察署に確認したところ、その後につきましても鋭意捜査中ですという回答をいただいているというところであります。 次に、大項目3、公平性についてであります。通学助成金支給制度の御質問でありますけれども、この件につきましては以前から一般質問において尋ねられておりますことであります。まず、その都度説明させていただいているのは、制度がつくられた背景であります。最初に、旧上齋原村におきまして支給要綱がつくられております。子供が高校に通い始めると、近くても津山市内の高校まで通学しなければならない状況の中で、上齋原から市内に通うバスの定期券を購入しても多額の費用がかかり、下宿すればそれ以上に経済的な負担を強いられるといったことから、それならばということで津山に家を求め、家族で引っ越しされるといったようなケースが出てきたことから、これに歯どめをかけるために、地元にとどまっていただくことを目的に始められた制度であります。 議員の質問の趣旨といたしましては公平性についてとされておりますけれども、現在、町内の中でも、周辺部から中心部へと住居を移動される方がいらっしゃる中で、この通学助成制度の目的から申し上げれば、住んでいる地域によって差をつけることで周辺地域の集落を維持するという意味合いも含まれておりますことから、保護者の負担を一律にすれば、その意味は薄れるということになるわけであります。また、6月会議で原議員に申し上げておりますのは、バス運賃を安くすれば高校生を持たれる家庭の経済負担は軽減するけれども、かわりにバスの運行に多額の費用を要することになるので、制度そのものをなくし、その財源をバスの運行費用に振りかえていくということはどうかの結論を令和2年度末までに出していきたいということを述べさせていただいたわけであります。これにつきましては、現在、中鉄北部バスとも協議しています。現段階におきましては、先ほど申し上げたこともありますことから今の制度をすぐに変えるということは考えられないということであります。助成金を支給するということだけから考えれば、確かに保護者の方は喜ばれると、このように思いますけれども、多くの視点からそれぞれの制度のあり方を考える必要があると、このように考えております。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(沖田清明君) 7番中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) それでは、一問一答方式で再質問させていただきます。 まず、総額は細かく請負業者まで書いていただく必要はなかったんですけど、設計が810万円、そして工事費が1億9,000万円、2億円からの工事になるわけですね。この工事によっていい職場ができるんだけど、実際のところ全員解雇して、その職員たちは働きたかったら委託業者に行きなさいということになっていたわけですね。それで、6月3日に全員協議会でこの件について真意を確認いたしました。そのときに、私はこれにも書いてますが、調理員さんの理解を得ているという内容の答弁があったと思うんですよ。我々は、調理員さんがそれを理解されているんであればそれ以上、本人さんたちがそれでもいいと言われるんならいいのかなと思ってたら、先ほどの質問で、確認ができた8月のお盆明けに、いや、そんなことは選択肢になかったんだという形で資料をいただいております。なぜ選択肢に直営で行うということをしなかったのかと、ここの答弁書にも載っていますが、最初から2つの点があると思うんですね。8月いっぱいで雇用終了ということを理解いただくということと、工事終了後は委託業者に雇用してもらいますよというような内容がごっちゃになってた。だから、直営での再勤務という選択肢が記入されてなかったんですね。これは、でも調理員から見れば、自分たちはここで勤めようと思えば委託業者に勤めなきゃいけないんだと、そしてそれ以外は他に就職する道しかないんだと捉えたっていう心境を、教育長はこの書面を見たときに理解できなかったんですか。 ○議長(沖田清明君) 年岡教育長。 ◎教育長(年岡康雄君) 個々の心境等につきましては直接調理員の皆様方からお聞きになった中西議員のほうから御指摘をいただいておりますが、私どもは、最初の答弁で申し上げましたように、まだ確定段階ではないんだけど、鏡野町の方針として安定して確実に提供できる方法として直営で行くべきか、さもなくばほかの方法はないかということで町長のほうにも御相談を申し上げまして、きちっとするためには、確実に絶対できるという方法をつくるためにはということで、業者委託を選定していきたいということでお話し申し上げました。その段階で、うちの職員がちょうど人事評価を行う時期でございましたので、それに合わせまして、じゃあそういう状況になるんだけど、平成31年4月1日から令和元年8月31日までの5カ月間雇用でどうしていただけるか、そこで雇用がとまるんならば、そこから次のスタートまでの間は無職になりますから別の仕事を探すのか、そういう選択肢もきちっと与えてあげなければいけない、ただ町の方針としては、まだ専門的にそういう運営につきまして御決定いただきます学校給食共同調理場運営委員会への御提案もしてない中ではございますので、町の方針としては決めているが決定事項ではないんですが、もうお伝えをしておかないといけないということで選択肢を、私どもの進め方で行くと、皆様方が給食調理場で働くための、再度の場の調理の業務につきましては、民間委託になる予定ですということでのお伝えをその時点でさせていただいたつもりですので、皆様方が御判断の中でお考えになれる時間があるようにということで早目にお知らせをしたつもりでおります。 ○議長(沖田清明君) 7番中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) 教育長はそういう気持ちなんでしょうけど、この書面には目を通したというお話も以前の全員協議会で聞きましたが、町長に尋ねたいんですけど、町長は昨年の10月に給食調理員に今私が話した工事終了後の選択肢2つですね、質問書に書いてますけど。こういう内容で個人面談をされたというのは御存じなんですか。もしそのとき知らないとしたら、いつこういう内容を知ったんでしょうか。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) その都度、重要な件につきましては教育長から報告を受けております。その件にとどまって指摘をされるということであれば、また相談した案件をひもといてみたいと思います。 ○議長(沖田清明君) 中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) ということは、町長は今すぐ思い出せないということでよろしいですか。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) その趣旨のことが質問書にないので、調べておりません。 ○議長(沖田清明君) 7番中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) 質問書に書いてるじゃないですか。私はさっき読み上げたでしょう。左側というか、4番目ですよ。工事終了後の就職先の選択肢としてアとイしか明記されてなかったんです。書いてるでしょう。調理場で勤務する雇用主は委託業者になりますっていうこととほかに就職する、調理員さんたちは工事終了後はこの2つしか就職先の選択肢はないですよとちゃんと質問に書いてますから。これをいつ知ったんですか。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 申しわけありませんでした。そのことでありますけれども、答弁したとおりでありますけれども、今その確認はできませんけども、答弁したとおりだということでお願いしたいと思います。 ○議長(沖田清明君) 7番中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) 答弁書には、いつ知ったかなんか書いてませんよ。だから聞いておるんですよ。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 今のところ記憶にございません。 ○議長(沖田清明君) 中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) 鏡野町の町長が採用通知を出すんですね。解雇通知も出します、町長の名前でね。そうなってますよ。雇用契約書、これは町長が判こを押してますよ。それから、解雇も町長が7月25日に雇用期間満了で雇用契約の更新はしないという通知を出してます。町長はこれを自分が出したわけですから、当然なぜそういうふうにしたのかっていうことに対しては責任がある立場なんですよ。ですから、こういう重要なことはあったということを知り得たら何か改善策をとらないといけないと思うんですが、そういうことに対して何か御意見ありますか。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 議員の御質問でもありますように、大きな雇用の場でもあるというふうなこと等もございます。そういうふうな安定した職場をなぜということもありますけれども、同時に苛酷な職場でもあるというふうなこと、あるいは聞き及んでいるのは職場の人員が確保できないというふうなこともありました。そういう中で、選択肢は雇用の安定的な確保ができる業者に委託したいというふうなことでこのようなことになったところであります。先ほどのことにつきまして、おわびを申し上げます。 ○議長(沖田清明君) 7番中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) 町長みずから議場でおわびしていただいて本当にありがたいと思いますが、その気持ちは解雇された調理員さんたちに向けて、今後私はその選択肢に、工事終了後に復帰したいという希望があるかどうかのアンケートをとってほしいと、前回全員協議会で教育長にもお願いをしました。といいますのが、みずから彼女たちは子供たちのために、そして人数も不足する中、一生懸命調理を間に合うようにつくったんですね。1学期は臨時職さんが3月でやめられる人もいて、パートの補充はしていただいたそうですけども、全く未経験のパートが2人補充されて、経験のある人はその人たちの指導もしなきゃいけない、そして自分たちが子供たちに間に合うように安心・安全な料理もつくらなきゃいけない、そういう実情で一生懸命頑張って、自分たちは8月で首切られるのをわかっててですよ。そういうような思いで一生懸命頑張ったんですから、再度直営でする気持ちはあるかどうかをアンケートとっていただけませんか。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 少なくとも職員の子供たちに対する気持ちが料理に乗って届くというのは大切なことだと、このように思っております。それが町内の方でも町外の方でも、そこに働く者にとってはその意義を十分蓄えているものと、このように考えているところであります。思いをとってほしいということでありますけれども、教育長の考えに相違はないというふうなことで捉えております。 ○議長(沖田清明君) 中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) 教育長には全協でお願いしたんです。なぜ町長に改めてお願いするといいますと、人事にかかわる問題であり、雇用契約は町長が結んでおられるし、解雇通知も町長が発しておられる、だから総責任者である町長にアンケートを、教育長と相談の上ですよ、とっていただけないかとお願いをしているわけですが、それでもだめですか。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) そのことは明言しかねますので、控えさせていただきます。 ○議長(沖田清明君) 中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) こういう場で明言じゃなくて、自分の思いを話してくださいよ。前向きに検討するでも結構ですし、できないんならできないでも結構です。私が言いたいのは、全職員たちが3学期にもう復帰しないと。だから、子供たちに安心・安全な給食が届けられないから委託業者になったんだという経過を踏んであるんならこんな質問もしませんし。ところが、先ほど言いましたように、1学期にそういう人員体制の中で一生懸命つくって、何も生徒からも教員からも保護者からもクレームのない給食を出してるじゃないですか。なぜその雇用の場を奪うんですか。その人たちの本当の真の気持ちを聞けばいいんじゃないですか。それでもだめですか。答弁控えるんですか。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 教育長が伺っておりますので、その旨私も同調するということであります。 ○議長(沖田清明君) 中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) 町長、教育長は面接の場にはいなかったんですよ、知ってるんですか。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) その旨は伺っておりません。 ○議長(沖田清明君) 中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) 今、伺っていませんかいるとか、どっち、末尾が聞こえなかったんで、もう一度お答えください。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) その旨は伺っておりません。 ○議長(沖田清明君) 中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) ですから、伺ってないわけですから、教育長がそこの場に、個人面談にはいなかったんです。当時の課長と課長代理と所長しかいなかった。この文面も多分見てないと思うんですが、先ほどの選択肢の文面を。後ほど教育長と協議をして、働いていた方々が選択肢に直営では勤める選択肢はないと、そして勤めるんなら委託業者になるという文面を突きつけられとんですよ。そこを確認して、再度アンケートをとるかとらないか、ぜひとってほしいんですが、お願いをしたいと思います。ここはもうお願いで。あとは町長の態度を見させていただきます。 続いて、まず調理場を委託業者に渡した場合、年間経費を尋ねました。従来よりも、前回の全協で、6月3日での話では310万円ほど大体上がると。その内容を確認しますと、調理員さんたちの人件費は変えなくて、そして相手方に渡す委託業者運営管理費が309万6,000円上がるんだということになれば、この調理員さんたちの報酬は同じ額が業者から払われると我々は思ったんですね。ところが、内容は違うっていうことに、今は業者がそれは決めることですということになっておりますが、その辺の経緯について簡単に説明をお願いできますか、6月3日資料について。 ○議長(沖田清明君) 学校教育課長金平君。 ◎学校教育課長(金平美和子君) 失礼いたします。 6月3日にお話しした内容の資料につきましては、先ほどの教育長が答弁したとおり、見積もりのためにもらった別の業者からの資料をもとにお答えをさせていただいております。選定をされたのは別の業者になりますので、その業者の見積もりの内容につきましては先ほど教育長が答弁したとおりになっております。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) 今の課長の答弁ですけども、その当時の前提の説明はなかったですよ、我々に対しては。どこの業者になってもこの形っていう形で我々は捉えてたんでね。実際、きょうの回答書を見ると、309万円ではなくて400万円から上がるんでしょう。はっきりそのページが出てきませんが、実際通常……。出ましたね。3,150万円が3,520万円ですから、370万円上がるんですか、通常の経費。 ○議長(沖田清明君) 学校教育課長金平君。 ◎学校教育課長(金平美和子君) 教育長が答弁で申し上げたのは、人件費に係る部分についてでございます。平成30年度は人件費に係る社会保険料、労災保険料、賃金の額が約3,150万円でございました。それに対しまして今回契約を予定しております業者につきましては、人件費の部分が3,520万円との見積もりをいただいております。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) そうしますと、トータル幾ら高くつくんですか、年間に。 ○議長(沖田清明君) 学校教育課長金平君。 ◎学校教育課長(金平美和子君) トータルの総額につきましてですけれども、単純にぱんと出せれるものではなくて、例えば消耗品につきましても、これは委託料に含まれて業者が払うもの、これは町が負担するものといったように分けられていきます。なので、1年をたってみないときちんとした正確な数字は出せない、ちょっと難しいです。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 中西省吾君。
    ◆7番(中西省吾君) じゃあ、6月6日に予定していた企業との試算は出てますね。ここに委託業者運営管理費309万円、新しい業者もそれプラス300万円ぐらいはかかるということでいいですか。 ○議長(沖田清明君) 学校教育課長金平君。 ◎学校教育課長(金平美和子君) はい、そのような考えでいいと思っております。 ○議長(沖田清明君) 7番中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) そうしましたら、約700万円近いお金が、通常の年間費用がかかるわけですね。そして、調理員さんたちの待遇は現在は臨時職、6カ月で更新してますので、それが正職員が2名とか書いてましたが、賃金は安くなる可能性が十分あります、待遇も悪くなる可能性が十分あります。そして、鏡野町は平成31年度の当初予算についてこう書いてるんですよ。真に必要な事業を実施しつつより一層の経費削減を進め、財政健全化を目指していますと。この事業、これに一致してないと思うんですけど、町長どう思いますか。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) この内容だけを見てみますと、雇用の契約等の内容、細部にわたりまして私は目を通しておりません。ただ、正規職員もふえているようでありますし、さまざまに考えられると、このように思います。 ○議長(沖田清明君) 7番中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) いや、私が言っているのは、町長がつくったんでしょう、本年度の予算についてを。だから、これ、真に必要な事業を実施し解雇することが、真に必要な事業だったんですね、簡単に言うと。そして、一層の経費の削減に努めるというのが、700万円近い金が毎年ふえているという状態を行っているわけですよね。これは一致してないじゃないですかと聞いてるんですよ。それだけ答えてください。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 思いは常に一緒でありまして、変わっておりません。ただ、次に進める予算でありますので、成果は来年度の補正予算で出ると、このように思いますし、決して、私にも孫が大勢おるわけでありまして、その内容は聞いております。調理員の気持ちも伝わってると思いますけれども、この趣旨はいささかも変わっていないということを報告しておきます。 ○議長(沖田清明君) 7番中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) じゃあ、変わってないんであれば、解雇することは必要だったんですね。 ○議長(沖田清明君) 町長。 ◎町長(山崎親男君) 次に進めるためには必要であったということであります。 ○議長(沖田清明君) 7番中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) 8月で工事がスタートするから、完成までの12月までは一時解雇、私は休業手当を出すべきだと思うんですが、直営の場をなくしたんですよ。それも真に必要な事業だったということですか。そこだけお答えください。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) そうであります。 ○議長(沖田清明君) 中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) 次に、「一層の経費削減を進め」、経費削減を進めるのに委託業者に出したら年間700万円近くかかるんですよ、何のトラブルも起こさず行っていた調理員をやめさすことによって。これも経費削減なんですか。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 経費というのは効果と同等でありまして、その効果がどのように出てるかということは来年の9月の決算で報告させていただきます。 ○議長(沖田清明君) 中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) いや、意味がね。9月にならないと来年はわからないと言いますが、実績、先ほど言いましたじゃないですか。もう去年の10月に、8月で終わりですよ、あなた方は。それで、4月1日の再雇用契約で8月で終了しますと町長自身が契約書を一人一人と交わしてるんですね。その1学期間にトラブルを起こしてないじゃないですか。先ほど言った劣悪な環境の中で、そしてメンバーも少ない中で一生懸命頑張ってるじゃないですか。それが成果じゃないんですか。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) その都度、それぞれの小学校あるいは中学校も、それぞれの旧町村にあったときにはそれぞれ直営でやっておりました。それが、合併した経過あるいはさまざまな環境の中で今のような状況になっております。働く環境が非常に悪くなっている、あるいは雇用の不足をしているというふうなことも皆さん方も新聞紙上で御存じのとおりであります。この後を考えた場合、それが選択肢として大であるということを考慮したところであります。 ○議長(沖田清明君) 7番中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) 調理員体制は教育長からも学校教育課からも聞きましたが、大量に退職者が出たり、雇用してもすぐやめたりというお話は聞きました。でも、劣悪な環境で作業して耐えれないと。熱中症で鏡野病院に運ばれた人がいるっていうのを御存じですか。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 残念ながら、その報告は私の耳に入っていないということです。 ○議長(沖田清明君) 7番中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) 委託業者に出す大きな理由が、安定して安全な給食調理の体制をつくりたいというのが大きなテーマなんです。調理員さんたちは、それに向かって一生懸命努力してるわけです。なぜやめたり、募集しても人が来ないかというと、先ほどの現場の劣悪な環境であったり、それからどこの職場も多少ありますが、調理員さん同士の、所長をはじめとする組織が人間関係で悩みを生むような状態でもあったと、これは教育長のほうにも以前から、数年前から議員のほうに入った情報を伝えて改善のお願いをしているところだったんです。こういうことは、町長御存じでしたか。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 働く皆さん方の努力というふうなものは、このように認めているわけであります。劣悪な環境というふうなことでありますけれども、日々その環境も、保健所のほうから指摘をされたそういうふうなことも踏まえまして改良を加えてきております。それが現在であります。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) ですから、保健所に指摘されて、いい職場をつくる。そして、財政的にも2億円超えるお金を出して3学期から再スタートするんですよ。それで、直営で募集をかけて、いい環境ができますとか、そういった内容で働いてみませんかみたいなことを募集かけて、それでも人が集まらないんなら、それはしょうがないですよ。子供たちが第一ですから。でも、そういう取り組みもせず、今のように完全に解雇、直営での作業は認めない、おかしいんじゃないですか。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 子供たちは、待っておれません。そういうふうな環境をなくするために、その判断を下したわけであります。 ○議長(沖田清明君) 中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) だから、手順を踏んでやらなきゃいけないっていうことなんですよ。 トータル時間を1分切りましたんで、もうきょうはこれに集中しましたが、結果が出るまでっていっても首を切ったんですよ。そこの重みを最後にお答えください。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 首を切ったという表現がいいか悪いかわかりませんけど、雇用契約を廃したというふうなことであります。この後の業者との契約を結んでいる職員もおりますし、そしてまた新たな職場に挑戦をするという職員もおるわけでありまして、その場で懸命に働いていただく、あるいは今まで積み重ねた実績が生かされることを期待いたしておるところであります。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 以上で7番中西省吾君の一般質問を終わります。 これにて一般質問を終了いたします。 以上で本日の日程は全て終了いたしました。 次の本会議は9月25日午前10時に開議いたしますので、本議場に参集を願います。 本日はこれにて散会いたします。 御苦労さまでした。              午後5時46分 散会...