浅口市議会 > 2019-09-02 >
09月02日-02号

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  1. 浅口市議会 2019-09-02
    09月02日-02号


    取得元: 浅口市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-06
    令和 元年第3回 9月定例会       令和元年9月浅口市議会第3回定例会会議録(第2)1.招集年月日 令和元年9月2日(7日目)1.招集の場所 浅口市役所議場1.開   議 9月2日 午前9時30分1.議事日程  第1 会議録署名議員の指名について  第2 一般質問1.本日の会議に付した事件及びその結果  日程第1 会議録署名議員の指名について              (17番)  日程第2 一般質問1.出 席 議員 (4番欠番)   1番  沖 原 有 美            2番  山 下 周 吾   3番  横 山 達 士            5番  石 井 由紀子   6番  藤 井 立 子            7番  伊 澤   誠   8番  佐 藤 正 人            9番  竹 本 幸 久  10番  桑 野 和 夫           11番  中 西 美 治  12番  藤 澤   健           13番  青 木 光 朗  15番  香 取 良 勝           16番  井 上 邦 男  17番  大 西 洋 平1.遅刻または中途退場した議員の番号、氏名(な し)1.欠 席 議員(1 名)  14番  大 西 恒 夫1.地方自治法第121条の規定に基づく説明のため出席した者の職氏名  市長      栗 山 康 彦      副市長     松 田 勝 久  教育長     中 野 留 美      理事      秋 田   裕  企画財政部長  徳 田 政太郎      生活環境部長  新 田 直 哉  健康福祉部長  高 倉 道 雄      産業建設部長  井 上   聡  上下水道部長  山 本 青 司      金光総合支所長 原 田 尚 文  寄島総合支所長 竹 本 好 之      教育次長    小 山 朋 子  会計管理者   笠 原 浩 一1.出席した事務局職員  議会事務局長  畝 山 善 生      次長      三 宅 清 正  書記      三 宅 勝 朗      書記      山 崎 敦 史1.会議録署名議員の番号、氏名  17番  大 西 洋 平            午前9時30分 開議 ○議長(井上邦男) ただいまの出席議員は15人であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(井上邦男) 日程1、会議録署名議員の指名を行います。 8月27日、本定例会の会議録署名議員として大西恒夫議員を指名いたしましたが、本日、大西恒夫議員欠席のため、会議規則第88条の規定により、議長において17番大西洋平議員を追加指名いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(井上邦男) 日程2、一般質問を行います。 これより会派代表質問を許可します。 まず、浅口朋進会、11番中西美治議員。 中西議員、どうぞ。 ◆11番(中西美治) おはようございます。11番中西美治でございます。浅口朋進会を代表して質問をさせていただきます。浅口朋進会は勉強会を開いたり、視察研修に出向くなどして、浅口市のさらなる振興のために真剣に取り組んでおるつもりでございます。 浅口工業団地整備事業については、平成28年度にはA地区の造成が完了し、売却先もスムーズに決まり、取得された企業の工場建設も順調に進み、このほど竣工式が行われました。10月ごろからは本格的な操業に入ると聞いております。浅口工業団地2期整備事業は、雇用の拡大や税収の増収など地域経済の活性化を図るばかりでなく、人口減少の抑止にもつながる浅口市の将来の基礎を左右する一大事業であると捉えています。今回は、浅口工業団地2期整備事業に関連して何点か質問いたしますので、明快な御答弁をお願いしたいと思います。 2期整備事業については、平成30年5月25日、昨年の5月25日の全員協議会において事業計画概略平面図スケジュール表により説明を受けました。そのときの資料を議長の許可をいただいて皆さんにも配付させていただいています。パネルも用意してますので、それを出させていただいて、進めていきたいと思います。しばらくお待ちください。 これが概略平面図であります。配付されたものはこのようなものでしたが、見にくいんで抜き出して概略をつくりました。それから、もう一つが整備事業スケジュール表でございます。 その後、本年度当初予算では設計委託料1億2,700万円余、地質調査業務委託料2,700万円余、環境調査委託料1,000万円余が計上され、議会はこれを議決しております。 さて、質問に入りますが、まず初めに、ここ数年の企業進出企業立地に係る引き合いは何件ぐらいあるのか教えてほしいと思います。また、今後の引き合いの見通しはどうなのか、あわせて具体的にお答えください。よろしくお願いします。 ○議長(井上邦男) 産業建設部長、どうぞ。 ◎産業建設部長(井上聡) 失礼いたします。御質問の企業進出、立地に関する引き合いと今後の見通しについてでございますが、浅口市では、平成27年以降、これから建設される企業も含めまして8社の企業進出がございました。 用地に関するお問い合わせにつきましては、平成28年が13件、平成29年が12件、平成30年が10件となっております。 今後の見通しでございますが、山陽自動車道や国道2号バイパスなどの広域交通網の利便性から、浅口市を初めとする県南部へ立地を検討する企業が多くございます。岡山県の企業誘致担当課へも多くの問い合わせがあることから、今後も引き続き引き合いは続くものと考えております。 以上です。 ○議長(井上邦男) 中西議員、どうぞ。 ◆11番(中西美治) ありがとうございます。一番最初に言われた8件というのは、何年じゃなしに、いつからいつまでということがあるんでしょうか。それとも進出してもう決まった企業が8件という意味ですか。 ○議長(井上邦男) 産業建設部長、どうぞ。 ◎産業建設部長(井上聡) 平成26年からの、それ以前は大きい企業の進出がございませんでしたけれども、平成26年のミツワデイリーさん以降の8件でございます。 ○議長(井上邦男) 中西議員、どうぞ。 ◆11番(中西美治) 浅口市へ進出、立地してくれた企業が8件というふうに考えればよろしいですか。 ○議長(井上邦男) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(井上聡) はい、そのとおりでございます。 ○議長(井上邦男) 中西議員、どうぞ。 ◆11番(中西美治) それから、28年13件、29年が12件、30年が10件の引き合いがあった。これは、今後立地されるような計画予定が残っている企業はこのうちのどれぐらいありますか。 ○議長(井上邦男) 産業建設部長、どうぞ。 ◎産業建設部長(井上聡) 立地が浅口市に来るかどうかというのはわかりません。というのが、大体問い合わせといいますのが、銀行とか不動産業とか、そういったところからこういうぐらいの面積の土地はありますかというような問い合わせがございます。ということで、具体的な企業名とかそういうことはもう一切教えていただけませんので、問い合わせの件数だけがこういう件数があったということでございます。 ○議長(井上邦男) 中西議員、どうぞ。
    ◆11番(中西美治) 岡山県には、今現在、13ぐらいの工業団地といいましょうか、産業建設団地といいましょうか、あるようでございますし、事業主体が県であるのがそのうちの7件だと思います。それから、あと市町村あるいは市町村の中の開発公社、こういうものを含めて6件あろうかなと思うんですけども、最近の引き合いなんかでも、あるいは企業進出が決まったというのもかなりの数あるようでございます。例えば一番最近でいうと、岡山空港の南に約13ヘクタールぐらいの産業団地が造成されましたが、これ3区画あるようですが、これは5件の参入希望者がおられて、最終的に3件がほぼ決まったというような状況になっていようかと。それから、笠岡にも御存じのように農業関係の企業の立地が決まった。あるいは玉島のハーバーランド、これにも新しい企業が決まった。そのほかにも引き合いがある段階がたくさんある。 そして、岡山県の産業団地といいましょうか、工業団地、そういう名称は多少違うものにしても13件あると言いましたが、そのうちの3カ所はまだ造成ができてない、造成途中もあるでしょうけど、できてない、そういう工業団地も13件載っとるんですが、残念かな、浅口工業団地というのは岡山県の資料を見てもありません。その辺は御存じだと思うんですけれども、それはなぜですか。どういうふうな県との話をしながら進めているのか教えてください。 ○議長(井上邦男) 産業建設部長、どうぞ。 ◎産業建設部長(井上聡) 今の計画でございますけれども、2、3カ所の3ヘクタール程度の土地をつくっていくという計画で進めてきてはおりますけども、現在まだ設計段階でございます。詳細な数字がまだ出てないことから、そこまでの公表に至っていないということだと思います。 ○議長(井上邦男) 中西議員、どうぞ。 ◆11番(中西美治) それは、そういう岡山県の資料に載ってないということだけども、先行してちゃんと情報交換しながら、受け合いをしながら進めてるというのは、これは間違いなく事実ですか。 ○議長(井上邦男) 産業建設部長、どうぞ。 ◎産業建設部長(井上聡) 県の担当課ともそこら辺は事前に十分意見を取り交わしまして、調整を図っておるところではございます。 ○議長(井上邦男) 中西議員、どうぞ。 ◆11番(中西美治) 大体引き合いの状況あるいは今後の見通し等についても、大まかですけれども理解できました。 質問の中にはないんですが、先日、寄島干拓地内に工場を新設するKEアルファ株式会社企業立地に関する協定を結んだと、そういう内容が新聞で報道されて知りました。そのことについて少しお話しできるでしょうか。お伺いします。 ○議長(井上邦男) 産業建設部長、どうぞ。 ◎産業建設部長(井上聡) まず初めに、去る8月23日に行われましたKEアルファ株式会社との企業立地協定の調印式につきまして、議員の皆様にお知らせが行き届かず、大変申しわけございませんでした。以後十分注意をさせていただきます。 KEアルファ株式会社でございますけれども、本社は岡山の会社でございまして、事業内容は受電盤等の板金塗装をするという会社でございます。このたび購入されて立地する敷地面積は、約8,000平米でございます。従業員は17名を考えており、そのうち新規雇用を10名程度考えておるということでございます。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 中西議員、どうぞ。 ◆11番(中西美治) それは市有地ですか、それとも県有地ですか、そこら辺はわかりますか。 ○議長(井上邦男) 産業建設部長、どうぞ。 ◎産業建設部長(井上聡) この土地につきましては、県有地でございます。 ○議長(井上邦男) 中西議員、どうぞ。 ◆11番(中西美治) ありがとうございます。次に、整備スケジュールについてお尋ねをします。 ここにありますが、一番上にスケジュール、ちょうど今がこの表でいきますと平成30年度から31年度にかけては、測量調査あるいは設計段階であると思いますが、進捗状況について説明をお願いしたいと思います。 ○議長(井上邦男) 産業建設部長、どうぞ。 ◎産業建設部長(井上聡) 2期整備事業進捗状況でございますけれども、平成30年9月より測量に着手いたしましたが、地形測量については終了いたしまして、今後用地測量を行ってまいります。地質調査でございますけれども、約6割の段階でございます。設計については、造成関連の設計を現在行っておるところでございます。環境調査につきましては、1年を通じての動物、植物についての現地調査を実施中でございます。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 中西議員、どうぞ。 ◆11番(中西美治) 特に変更というのはないように今の内容ではあるんですが、変更点はありませんか。 ○議長(井上邦男) 産業建設部長、どうぞ。 ◎産業建設部長(井上聡) 現時点での変更はございません。 ○議長(井上邦男) 中西議員、どうぞ。 ◆11番(中西美治) 次に、2期整備計画では開発面積が約15ヘクタール、総額が27億円で、その財源は財政調整基金の取り崩しにより充当する旨の説明を受けてると思っています。その後変更はありませんか。変更があれば詳しく説明をお願いしたいと思いますが。 ○議長(井上邦男) 松田副市長、どうぞ。 ◎副市長(松田勝久) 失礼をいたします。現在のところ、先ほど部長が申しましたように、設計や用地交渉を継続している段階で変更はないということでございます。しかしながら、今後、用地交渉を行っていく中で、当然地権者の方の同意を得て進めなきゃいけない事業でございます。それがまだ100%というわけではございません。その中でいろいろ面積や事業費について変更が生じる可能性はあるのかなと、こういうふうに認識しております。 以上です。 ○議長(井上邦男) 中西議員、どうぞ。 ◆11番(中西美治) あくまでもこの平面図は概略ですから、当然測量等が進んでいけば、地権者の意向等も含めてそういう変更はあろうかと思います。ただ、15ヘクタールと言われた数字については変更がないというふうに理解しますと、こちらの図でいきますと、15ヘクタールというと、B、C、Dぐらいになるのかな、E、Fが入るのかな、どうなのかなと。BからF地区まで全部開発されるのではなかろうかなと思われるんですが、その点はどうですか。 ○議長(井上邦男) 産業建設部長、どうぞ。 ◎産業建設部長(井上聡) 先般御説明いたしました2期計画については、B、C、Dの約15ヘクタールでございます。将来的にB、C、Dの土地の売却状況、そういったところを踏まえて、その後、E、Fの事業を行うかどうかという検討に入るということでございます。 ○議長(井上邦男) 中西議員、どうぞ。 ◆11番(中西美治) 面積的には説明と理解と一致しているというふうに思います。 総額27億円ですが、これの計算根拠といいましょうか、その辺はどういう算出方法でされたのか、わかる範囲で教えてください。 ○議長(井上邦男) 産業建設部長、どうぞ。 ◎産業建設部長(井上聡) 過去のA地区の工事費等から概略を出しました。 ○議長(井上邦男) 中西議員、どうぞ。 ◆11番(中西美治) A地区は、この表にもありますように開発面積が約5ヘクタールだったわけですから、15ヘクタールといったらその3倍、単純に考えてA地区の開発予算が約9億円、それの3倍という概略かもわかりませんが。ただA地区というのは、国道2号バイパス玉島笠岡道路浅口金光インターチェンジから約500メートルほど、そしてそこまでの500メートルは一部県道南浦金光線を拡幅はしましたけども、ほとんどアクセス道路に金がかかってないのではないかなと。ところが、今度のC、D、Bとなると、今までの話からすると、B地区はほとんど田んぼですから、C地区、D地区の山を削ったその土を持っていって埋めるというのを過去から話を聞いてたと思っています。そうしますと、取りつけ道路、作業道路といいましょうか、それは絶対に優先的にしなきゃそういう作業はできないんじゃないかな。道路ということになると、A地区の場合はほとんど金かかってないと思いますけれども今度の2期開発の折はかなりかかるんではないかな、これも増額になるんかな、工程表と行ったり来たりしますと日程的には工事が長引くんかな、こんな懸念があるんですが、その辺は問題にしなくてよろしいんでしょうか。どういうふうに考えておられますか。お尋ねいたします。 ○議長(井上邦男) 産業建設部長、どうぞ。 ◎産業建設部長(井上聡) おっしゃるとおり、今度の2期計画のアクセス道路といいますか進入路につきましては、別にその分が余分にかかるのではないかという御質問でございますが。アクセス道路については、工業団地の工事でございますけれども、県の補助とか国の補助、そういった道路整備の補助金を受けて整備をできないかというようなことも今検討をしておるところでございます。 ○議長(井上邦男) 中西議員、どうぞ。 ◆11番(中西美治) そうしますと、総額27億円というのは、財政調整基金を取り崩して充当するんだ。プラス、そういうふうな県からの、あるいは国からの補助金といいましょうか、交付金といいましょうか、そういうものが27億円のうちに入るのか、それとも27億円の外枠でプラスになるのか、その辺はどうですか。 ○議長(井上邦男) 産業建設部長、どうぞ。 ◎産業建設部長(井上聡) 詳細なまだ設計ができておりませんけれども、先ほどの道路事業と別ということで、別枠で何とか整備ができないかということを考えております。ということで、27億円とは別になろうかというふうに思いますが、現段階ではそこら辺はまだ詳しくはわかりません。 ○議長(井上邦男) 中西議員、どうぞ。 ◆11番(中西美治) まだはっきりわからないけれども別枠になるだろうということは、総額は27億円を超えるという場合も十分考えられるというふうに理解すればよろしいですか。副市長どうですか。 ○議長(井上邦男) 副市長、どうぞ。 ◎副市長(松田勝久) 先ほど部長が申しましたように、総枠は補助なんかをもらう、別事業でやるということも含めますと、膨らむのかなと、こういうふうに思っております。ただ、実際のところ、具体的な先ほど申しましたように用地の話がいかないと、いろんな形が決まってきません。これがもう主になるのかなと、私、こう思っております。 以上です。 ○議長(井上邦男) 中西議員、どうぞ。 ◆11番(中西美治) 総額27億円という大きな数字が出てますが、これはあくまでも浅口市が事業主体ですね。県主体じゃないですね。その辺はどうですか。 ○議長(井上邦男) 産業建設部長、どうぞ。 ◎産業建設部長(井上聡) 2期計画の工事につきましては、市の主体の事業でございますので、直接県がというのはございません。ただ、県のほうにA地区のときにも県の造成事業の補助金が若干いただいております。5,000万円いただいておりますけれども、そういった県の補助金、そういったものがいただけるのであれば、そういうものを十分活用していきたいというふうに思っております。 ○議長(井上邦男) 中西議員、どうぞ。 ◆11番(中西美治) 当然、財政調整基金はあっても、県や国の補助金、もらえるものはどんどんもらって助けてもらう、市の負担を少しでも軽くしていく、これはやっぱりこれから事業を進めていく上で大事なことかなと思いますので、ぜひあらゆる手段を講じてとってほしいし。 こういう立地する企業への補助金というのはいろんな形で国や県から、あるいは市からも補助する場合があり得ると思うんですけれども、市町村に対しても大きな事業をする場合にはそれなりの補助金があるのではないかという気がいたします。産業用地整備事業の補助金であったり、あるいは調査する段階でも補助金が出るのではないか、あるいはまだまだ続いてます地方創生の推進交付金、こういうものが対象になるものがあるのではないかと思われます。したがって、そういうものも研究しながら市の財政の負担をできるだけ軽くする、そして事業を進める、これは基本だと思いますので、ぜひともそのようなことを網羅し、進めるべきだと、こう思いますが、いかがお考えでしょうか。 ○議長(井上邦男) 産業建設部長、どうぞ。 ◎産業建設部長(井上聡) 議員さんのおっしゃるとおりでございます。そういったところ、もらえるような補助金、そういったものがあるのであれば、極力研究いたしまして、もらえるような形で進めていきたいというふうに思います。 ○議長(井上邦男) 中西議員、どうぞ。 ◆11番(中西美治) もう一件お聞きしますが、開発方法ですが、ずっと以前からオーダーメード方式でいくんだと。A地区の場合はそれをたしか先行型の工法に変えたと。相手方も平成27年ですか、進出が決まって調印契約をし。そうやって交通の便利、取りつけ道路やそういうもんには時間がかからなかった。それでも、そういう協定を結んでから工事に約2年、それから工場建設まで約2年、4年かかっておるんです。私は、この会社は成功事例といっていいというふうに思ってるわけですけれども、C地区、D地区、B地区というのは、2期工事というのは相当に綿密なスケジュールを立てたり、いろんな予算調達をしたりして進まないと、工事も金額も膨らんでいく、先延ばしになっていく可能性があると思われるので、その点を指摘だけしておこうと思いますが、何かお考えがあればお答えください。 ○議長(井上邦男) 産業建設部長、どうぞ。 ◎産業建設部長(井上聡) 議員さんのおっしゃるとおりだと思います。規模も大きくなります。事業費も膨らみます。そういったところの施工監理、そこら辺をきっちりしていく必要があるかなというふうに思っております。 以上です。 ○議長(井上邦男) 中西議員、どうぞ。 ◆11番(中西美治) またスケジュール表に少し戻って、このスケジュール表からいきますと、許認可事業というか、ほとんど許認可をとらにゃいかん、許可をもらわにゃいかんということは、都市計画にしろ、農振除外や農地転用なんかの農地関係、あるいは森林、山、そういう開発の申請許可、そういうものが皆入ってくるわけですが、こういう手続を済ませて、許可をいただいて、そして初めて造成工事にかかる、こういうふうなスケジュールのように思うわけですけれども、それは間違いありませんか。 それと、許認可をもらうための申請をするためには、地権者の同意が必ず必要であると思われるわけですが、地権者や佐方地区への説明あるいは報告はどのようになっているのか現状と今後の方針をお聞かせ願いたいと思いますが、いかがですか。 ○議長(井上邦男) 産業建設部長、どうぞ。 ◎産業建設部長(井上聡) 工事に入る前には、当然用地買収も必要でございますし、許認可、そういったものをとってから工事に入るというのは大前提でございます。議員さんも言われましたとおり、事業を実施する上で土地の所有者や地区の住民の皆様の同意は必要不可欠でございます。 これまで2期事業を進めるに当たりまして、平成30年7月に金光町佐方地区及び鴨方町六条院東地区の住民を対象に説明会を実施いたしました。その後、予定地区内の土地所有者の皆様に対しまして事業協力に関する調査を実施いたしまして、9割以上の土地の所有者から事業についての同意をいただいております。現在、設計を進めているところでございますが、設計が完了し、計画範囲が確定した後に土地所有者関係地区の皆様を対象に再度説明会を実施する予定としております。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 中西議員、どうぞ。 ◆11番(中西美治) 今までは説明を金光佐方地区あるいは鴨方の四条原地区の方にしてきた。今度は、ある程度図面が引けて、詳しい図面が引けた段階で説明をするというふうに理解すればいいんかなと思うんですけども。 先日も佐方地区の、多分B地区の田んぼを持ってる人だと思いますけれども、何も工場誘致云々のことで話したわけじゃない、世間話の中に、もう来年からは田んぼをつくれんようになるかもわからんけえのお。え、どうしてと言ったら、来年には工業団地ができるんじゃ、こういう感覚なんです。そりゃどっから聞かれたんか知らんけども、そうは早ういかんでと。いろんな申請手続から、許認可もうろうてとかというようなことをしたら結構期間かかるんよという大ざっぱな話しかできんかったんですけども。 今のA地区でも、企業が出てくると言われてから工場ができるまで約4年強かかってるんです。今から四、五年先にBからC、Dの地区が開発できるかっていったら、なかなか全部はできんのじゃないかな。それがこの工程表から見ると、予定表から見ると、造成が全部できてから売却にかかると。もちろん、公募による企業の選定というのは早くなるけれども、実際に売るというのは、そういうスケジュールなんです。そうすると、今から見ると、5年も6年も先になるんです。 ところが、佐方地区の地域の人は、もう来年にはできるんだ。それは、多分その人はそういうふうに佐方地区が変わっていくんだ、いい方向に変わっていくんだ、夢が見れてるんだ、そういう感じでの会話でしたけれども。けども、そういう勘違いがあっちゃいけんので、私は中間報告でもいいけども、そういう場を設けて、地域の人に、地権者の方に進捗状況だけでもわかるようなこともしていくべきではないかなというふうに思ってお尋ねしたんですが、その点についてはどうでしょうか。 ○議長(井上邦男) 産業建設部長、どうぞ。 ◎産業建設部長(井上聡) 説明会では、スケジュール等も御説明を申し上げて皆様に御説明をしたところでございますけれども、議員さんのおっしゃる中間的な説明といいますか、今、私の答弁ではある程度の図面ができてからということを御説明をいたしましたが、その間、必要なポイントとなるような内容がございましたら、その都度、地区の方、地権者の方、そういったところに報告をしていきたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(井上邦男) 中西議員、どうぞ。 ◆11番(中西美治) 2期整備事業計画を進めていく上では、そういう地域の人、地権者の方を大事にしながら報告をする、そういうことも大事なことかなと思いますので、ぜひあわせて計画の中に入れてほしいと思います。 今も言いましたけれども、工程表でいきますと、いろんな許認可手続が全て終了して、許可がおりてから造成工事あるいは企業の選定に入る。そして、造成工事が完成した、今からいうと四、五年先になりましょうか、そしたら初めて売却といいましょうか、そういうことをしていく。そうしますと、立地を目指す企業というのは、生産活動であったり営業活動というのはもっと先になる可能性が大きいのではないかと思うんです。社会や経済の変化が激しく、景気の動向もなかなか見通せない時代です。四、五年先は正直言って読めないのではないかな、見通せないのではないかな、投資対効果の面から見てもリスクが余りにも大き過ぎる、そのことに対しての所見をお伺いいたします。 と同時に、リスクを軽減するためには、許認可手続であったり、造成工事であったり、企業の選定であったり、そういう全てのスケジュールを前倒しにしていくことも、問題を解決する選択肢の一つではなかろうかなと思うわけでございます。スケジュールを前倒しにすることはできないのか、見解、対策をお聞きします。 ○議長(井上邦男) 産業建設部長、どうぞ。 ◎産業建設部長(井上聡) スケジュールの前倒しについての御質問でございますけれども、造成工事が完了するということは、今から4年も5年も先であるというふうに、議員さんもおっしゃられるとおりでございます。経済の変化等は予測できないところもございますけれども、できるだけ市としても工事を早く完成させたいという気持ちは持っておるところでございます。 スケジュールの具体的なことを申しますと、認可手続の開始というのは設計ができ上がってから、図面ができ上がってから認可手続に入るということになりますので、早くても令和2年度の初めということにどうしてもなってまいります。 それから、認可手続の農振除外申請や農地転用、開発許可申請についても、少なくとも1年程度の時間は必要でございます。できるだけ並行してできる手続は並行し、また事前に下協議も行っていくことで期間の短縮を図りたいというふうに考えております。 また、造成工事におきましても、A地区の3倍の面積となることから、単純に3倍の工事の期間ということにはなりませんけれども、相応の時間が必要であるというふうに考えております。 企業選定につきましては、用地の確保ができて、許認可の見通しが立ちませんと公募ができません。これらの手続がポイントとなるということでございます。 以上です。 ○議長(井上邦男) 中西議員、どうぞ。 ◆11番(中西美治) 工程を組んでいらっしゃるわけで、それにはそれなりの過去の実績とか他の事例等を参考にされてるんだと思いますが。時間は待ってくれませんし、企業も待ってくれない。できればよくA地区に入った会社なんかは待ってくれたんだなあ、よく投資してくれたんだなあ、そういう浅口市にとっては、さっき言いましたように成功事例だというふうに私は思いますけれども。あの企業は相当な投資を高知のほうの本社関係の工場を増築したりとかという格好でされてます。それだけ伸びる会社なのかどうかわかりませんけども、期待をして見ていきたいなと。これから先もああいう優良企業でといいましょうか、伸びていくような企業に会えばええわけですけども、せっかく開発した土地が塩漬けになったり、売りができない、これだけ広いわけですから、分割もして売らにゃいけんのかなあと。 先ほど言いました岡山空港の南の産業団地では、1つは一番大きい面積のところへは1つの企業が入って、その関連する下請企業さん、そういうものが入ってどうも埋め尽くしていくんかなというような土地のとり方といいましょうか、使用の仕方といいましょうか、そういうものが見受けられたんですけども、そういうことも選択肢の一つで、ある程度の規模の会社が来れば、その関連会社であったり、下請会社であったりというようなところが入ってくると、結構早く埋まるかなと。単独で来ると面積が広過ぎて、分割して処分しなきゃいかん。それは大変かなあというような気がしますので、そういうことも研究しながら前向きに考えてほしいなと思います。 次に行きます。 雇用に関してであります。 地元の方々の雇用を優先するということは、私たちも誰しもが望むところであります。ところが、企業の採用者の中には、市外に住んでいる人や外国人もおられるかと思います。その人たちの居住に関してはどのように捉え、どのように対応されようとしているのでしょうか。具体的な方針、取り組みをお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(井上邦男) 市長、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) それでは、企業の雇用ということでお答えをさせていただきます。 立地企業には、市民の雇用を最優先していただけるよう常々お願いをいたしております。さらに、毎年11月ごろにあさくち就職フェアを開催し、市民の雇用促進を図っております。しかしながら、立地企業からはなかなか人が集まらないという話も聞いており、日本人だけではなく、外国人労働者の雇用も必要と聞いております。 従業員の住居に関しましては、自社で社員寮を建設したり、アパートを確保していただいている企業もあります。市といたしましては、できるだけ市内に居住していただけるよう、市の土地情報バンクや空き家情報バンクの情報提供を行いまして、従業員の居住地の確保に努めてまいります。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 中西議員、どうぞ。 ◆11番(中西美治) 今市長の言われた方向でそれが実現できるような、そういうような体制を日ごろからというか、基本的な考え方を持って対応していってほしいと思います。 最後になりますが、よろしいですか、議長。 ○議長(井上邦男) はい、どうぞ。 ◆11番(中西美治) 外国人の労働者の雇用に関しては、前回の3月の代表質問でも触れましたけれども、外国人との共生社会の構築のために国際理解への啓発活動や研修の機会、交流の場の確保などに取り組む必要があろうかと思います。今まで取り組まれてきた事例と将来の展望についてお伺いをいたします。 少し押しましたので前後しますけれども、早々に翻訳機能を持った機械を導入されました。スピーディーな対応には敬意を申し上げさせていただきます。 まだ期間が短いですから実績云々というのはどうかと思いますが、利便性を高めるために次の投資、次の設置等を考えておられますか。あわせてお尋ねをいたします。よろしくお願いします。 ○議長(井上邦男) 新田生活環境部長、どうぞ。 ◎生活環境部長(新田直哉) それでは、私のほうから自動翻訳機の設置についてお答えをいたします。 翻訳機は、自動翻訳アプリをインストールしたiPadで、英語を初め中国語やタイ語など30の言語に対応をしております。先月、8月より市民課窓口にこの翻訳機を設置しており、これまでの利用実績は2件となっております。 2台目以降の設置は現在のところ考えておりませんが、今後の利用状況により対応したいと考えております。 以上です。 ○議長(井上邦男) 中西議員、どうぞ。 ◆11番(中西美治) もう一点お聞きしました外国人との共生社会の講習のための啓発活動であったり、研修の機会、交流の場の確保、そういうものについてはどなたか。 ○議長(井上邦男) 教育次長、どうぞ。 ◎教育次長(小山朋子) では、私のほうから国籍にかかわらず外国人が暮らしやすく、国際理解の啓発、研修の機会、交流の場の確保など具体的に取り組んでいる事例についてお答えをさせていただきます。 市では、県が国際交流事業として行っておりました国際交流フェスティバルに参加した1993年ごろから市民レベルでの外国の方々との文化交流が始まっております。その後、市レベルの友好都市交流が始まったことでその活動は広がり、今は浅口市国際交流協会という民間組織に受け継がれております。 具体的な活動事例を申しますと、市内及び近隣地域に在住する外国人と市民が交流する場として英語で国際理解講座、国際交流フェスティバル、クリスマス会、料理教室などを行っておられます。昨年の実績で申しますと、講座の参加者は延べ約150人、国際交流フェスティバル等の事業には260人の方々が参加されたと聞いております。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 中西議員、どうぞ。 ◆11番(中西美治) 民間団体におんぶにだっこということでしょうけども、大いに結構だと私は思いますが、どうあるべきかというようなアドバイスといいましょうか、提言は立場上続けていってほしいなと、こう思います。 市長、質問項目についてはそれぞれ担当部長や副市長等がお答えになってくださいました。浅口工業団地の2期工事に対する市長の夢といいましょうか、そういうものを最後に語っていただけたらありがたいなと思いますが。 ○議長(井上邦男) 市長、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) 浅口の工業団地の2期工事に対して私の熱い思い、これは前から申し上げておりますけれども、定住促進の特効薬の一つに企業誘致、これは欠かせないものであります。これからも浅口市の地の利を生かしながら、しっかりと雇用を図っていく。しかし、2期工事に関しましては、先ほど部長が申し上げましたように、用地買収、これがもう大前提でございます。そういったことをしっかりと住民の皆様に、地権者の方々に御説明をしながらできるだけスピーディーに物事を進めていかなきゃいけないなと思っております。議員の言われますように、時代に取り残されないように、これも考えていかなきゃいけないと思っております。一生懸命頑張ります。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 中西議員、どうぞ。 ◆11番(中西美治) 通告した内容は以上で、きょういろいろ答弁いただきました。冒頭に言いましたように、この事業は一大事業であります。将来の浅口市の浮き沈みを決める、そういう事業だと思います。リスクもいいですから、要は真剣に、そして正確に一つ一つ進めていく。私は今回のことをいろいろ調べるに当たって、見ましたら、先ほど言いましたけれども、岡山県の産業団地、企業団地、13カ所ありますが、その中に浅口市工業団地が入ってない。13の中にまだ造成中のが3つ入ってます。浅口市ももうA地区が済んだにもかかわらず入ってないという現実が1つ。 それから、浅口市のホームページを見ますと、工業団地のことについての記述があります。これ2年前の8月30日から更新されてない。したがって、きょうお話ししました昨年5月の終わりにあった全協での話、ここにある概略平面図なんかでも、今浅口市のホームページにあるのは、B地区のところがF地区になってます。そういうふうに、よそから進出でもしてこよう、あるいは立地しようと考えるところがそういうものを見られた折に、余りにも現実と違うというようなことはいかがなもんかな、私はそう思いながら見ました。業務も忙しいんでしょうけども、そういうことは市長みずからがトップセールスだと言われながら、そのスタッフである皆さん方あるいは皆さん方の部下が手を抜いてあるんであれば、それはおかしな話だと思います。ぜひともその辺の見直しをされながら、この一大事業の成功に向けて全庁一丸になって前へ進まれることを心から希望し、質問を終わります。ありがとうございました。(拍手) ○議長(井上邦男) 御苦労さまでした。 次に、日本共産党浅口市議員団、10番桑野和夫議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) それでは、日本共産党浅口市議員団を代表して代表質問をさせていただきます。 まず初めに、放課後児童クラブについてお聞きをします。 放課後児童クラブ、いわゆる学童保育でありますが、保護者の就労などにより保育を必要とする小学生の放課後及び土曜日や春、夏、冬休みなどの長期休業日の安全・安心な生活を保障すること、同時に保護者が安心して働き続けられることを目的に設置をされております。 その学童保育でありますが、国は指導員の配置基準を緩めようとしております。その内容について、まず説明をお願いをしたいと思います。 ○議長(井上邦男) 小山教育次長、どうぞ。 ◎教育次長(小山朋子) それでは、国の学童保育の指導員配置基準の緩和についてお答えいたします。 現在、放課後児童クラブの職員の資格及び数に関しましては、厚生労働省令の基準に従い、浅口市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例において基準を定めております。 内容につきましては、放課後児童クラブに放課後児童支援員を支援の単位ごとに2人以上配置すること、ただしうち1人を除き補助員をもってかえることができますとし、放課後児童支援員の資格については保育士や社会福祉士、教員免許状を有する者等であって都道府県知事が行う研修を修了したものと規定しております。放課後児童クラブの職員に関する基準につきましては、児童福祉法において厚生労働省令の内容に従うべき基準として規定されており、省令と異なる内容を条例で規定することができませんでした。 このたび、児童福祉法の改正により、令和2年4月1日から従うべき基準から参酌すべき基準に改正されることで、令和2年4月以降、現在条例で規定する基準を緩和することが可能になります。つまり、どうしても支援員の確保ができない場合は、2人の配置ではなく、1人配置でも構わない、それは各自治体の判断に任せるという内容でございます。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) ありがとうございました。要するに、自治体の考え方次第で1人で子供を見ることもできるというふうになります。 私は、子供たちの安心・安全のためには、浅口市では引き続き指導員は常時2名以上、そしてそのうち1人は放課後児童支援員の資格を持った者を置く、そういう条例を堅持をしてほしい、このように思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(井上邦男) 教育次長、どうぞ。 ◎教育次長(小山朋子) 浅口市の従うべき基準への対応についてお答えします。 放課後児童クラブ職員の資格及び配置につきましては、省令の内容を尊重した上で異なる規定を設けることも可能となりますが、現在の放課後児童クラブの事業の質を確保し、子供たちの安全な利用環境を維持するために、職員の資格や配置基準につきましては現状の基準を維持していくよう努めてまいります。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。
    ◆10番(桑野和夫) ありがとうございました。ぜひそういう方向で堅持をしてほしいと思います。 そして、こういう緩和という議論が始まった背景には、指導員の確保が難しい、こういうことがあるんだろうと思います。市長にお聞きをしたいと思いますが、市長はこれまでも学童保育の充実に力を入れてこられましたが、今後とも指導員の賃金の改善を含む労働条件の改善を進めてもらい、充実した指導員を確保する中で子供たちの命と安全・安心が保障される、そういう学童保育にしてほしいと思いますが、その点答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(井上邦男) 栗山市長、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) それでは、放課後児童クラブについてお答えをさせていただきます。 放課後児童クラブの運営につきましては、利用児童の保護者や学校関係者、支援員等による運営委員会を主体として実施をいたしております。支援員の皆様には、日々子供たちの健全な育成支援をしていただき、本当に感謝をいたしております。 市では、これまでも対象経費の拡大による補助金の拡充や支援員の処遇改善、また私自身が直接各クラブの現場の声を聞きながらクラブの施設環境の改善等に積極的に努めてまいりました。これからも児童クラブの安定した運営体制の確保、安全・安心な居場所の確保につながるよう支援を行ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) 引き続きどうぞよろしくお願いします。 次に、幼児教育・保育の無償化についてお聞きをしたいと思います。 この10月から消費税の10%への増税を財源にして幼児教育・保育の無償化が始まろうとしております。日本の保育制度でありますが、児童福祉法第24条では、保育の提供は公、要するに「市町村の責任で」と明記をされております。ですから、ストレートに市が直営で幼稚園や保育園やこども園を運営する場合もあります。同時に、また委託料を払って民間に保育所などを経営してもらう、こういう場合もありますが、その場合でも責任は公でありますから、市に申し込みを行い、そしてまた保育料も市に払うと、こういうふうになっております。その後、保育をめぐってはさまざまな考え方が入り、国は待機児童などの対策の名目に規制緩和や市場化を目指す動きも出ており、2015年にはこども園などもできてまいりました。そうした中で、今回の大きな改正につながってくるわけでございますが、質問に移ります。 10月からの国の制度改正の概要とそれに基づいて浅口市がどういう方向でいくのか簡潔に説明をお願いしたいと思います。 ○議長(井上邦男) 教育次長、どうぞ。 ◎教育次長(小山朋子) それではまず、国の制度改正の概要について御説明いたします。 まず、1点目として、幼稚園、保育所、認定こども園等を利用する3歳から5歳までの全ての子供たちの利用料が無料になります。また、ゼロ歳から2歳までの子供たちについては、住民税非課税世帯を対象に利用料が無料になります。 2点目として、幼稚園の預かり保育の利用料が利用日数に応じて最大月額1万1,300円までの範囲で無料になります。ただし、対象となるためには、市から保育の必要性ありの認定を受ける必要があります。 3点目として、保育所等を利用していないお子さんが認可外保育施設や一時預かり事業、病児保育事業、ファミリー・サポート・センター事業を利用する場合に、3歳から5歳までの子供たちは月額3万7,000円まで、ゼロ歳から2歳までの住民税非課税世帯の子供たちは月額4万2,000円まで利用料が無料になります。ただし、先ほどと同様に対象となるためには市からの認定を受ける必要がございます。 4点目といたしまして、就学前の障害児の発達支援を利用する3歳から5歳までの子供たちの利用料が無料になります。 以上4点が概要となります。 続きまして、浅口市の対応についてお答えします。 国の無償化制度では、先ほどの施設等の利用料の無償化に加え、幼稚園、保育所、認定こども園等を利用する3歳から5歳までの子供たちについて、年収360万円未満相当の世帯の子供と全ての世帯の第3子以降の子供たちの副食費、これはおかずやおやつ代でございますが、について徴収が免除になります。ここで言う第3子以降の子供とは、国の制度では、幼稚園等を利用する子供については小学校3年生から、また保育所等を利用する子供については就学前のお子さんから数える算定方法とされています。市はこれまで第3子以降の保育料の無償化について国の制度を拡充して、上のお子さんの年齢にかかわらず生計を一にする全ての第3子以降の子供を対象に保育料の無償化を実施してまいりました。副食費につきましても、第3子以降の免除につきまして、保育料の無償化と同様に引き続き多子世帯の負担軽減を図るため、国の制度を拡充し、全ての第3子以降の子供に副食費の免除を実施してまいります。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) 非常に複雑な制度であります。10月からの無償化の方向で問題になると思われる点についてお聞きをしたいと思います。 個別の問題に入る前に、全体的な問題でありますが、財源にする消費税の問題であります。消費税は物を買えば、富裕層も貧困の人も平等に支払います。今回の改正、国の改正でありますが、低所得者には既に減免規定が実施されておりますので、所得の低い家庭には無償化の恩恵がほとんどなく、消費税の増税だけが重くのしかかる、こういうことになってくる点を強調しておきたいと思いますが、これは答弁は要りません。 そして、次に個別の問題でありますが、待機児童がふえるということであります。 保護者が家にいるなどで保育の必要がない3歳以上の子供が幼稚園かこども園の教育部分に通っている子供は、1号認定と言われます。これは、10月以降無償化になります。それから、同じく3歳以上で保護者が働いているため保育園に預けている子供、2号認定といいますが、ここも10月から無償になります。そういうことになりますと、どちらも無償化になりますから働いたほうがよいということで、1号認定から2号認定に移る家庭がふえてくる、こういうことが想定をされますが、そうなれば待機児童がふえてくる可能性があります。その対策はどうされるのかお聞きをしたいと思います。 ○議長(井上邦男) 教育次長、どうぞ。 ◎教育次長(小山朋子) 待機児童の問題についてでございますが、現在では浅口市に待機児童はおりません。無償化の開始とともに保育の需要は高くなると予想され、待機児童が発生する可能性は高くなると懸念いたしております。議員さんがおっしゃいましたように、幼稚園等を利用する1号、それから保育所等を利用する2号と種類はございますが、市の無償化の対象とされる3歳児についての需要が高まるということへの対策として、3歳児の幼児教育施設の受け皿の拡充として、令和2年4月から金光幼稚園で3歳児からの3年保育を開始することといたしております。公立施設の3歳児からの幼児教育の施設としましては、鴨方地域では六条院こども園、寄島地域では寄島こども園がありますが、金光幼稚園で3歳児の受け入れを開始することにより、各地域単位で3歳児からの3年保育の提供施設がまずは確保されると考えております。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) 先ほどの答弁で現在浅口市には待機児童はいないというふうな答弁がありました。待機児童はいないんでしょうが、希望する保育園等に行けないために保留をしている保留児童が、これはいますでしょうか。 ○議長(井上邦男) 教育次長、どうぞ。 ◎教育次長(小山朋子) 保留児童は現在のところおられます。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) 今後、保留児童のことも含めて改善をお願いしたいと思います。 質問を変えます。 次に、10月からの無償化は、先ほどありましたように、ベビーホテルやベビーシッターなど、こういう認可外の施設も対象になってまいります。今は浅口市内にはないんでしょうけども、今後できる可能性もあります。この施設ですが、安全基準の面で問題が出てくる可能性も私はあるんじゃないかと思いますが、その対応についてはどうされるのかお聞きをしたいと思います。 ○議長(井上邦男) 教育次長、どうぞ。 ◎教育次長(小山朋子) 認可外保育施設につきましては、5年間は無償化の対象とするというふうな経過措置が設けられております。現在、県に届け出のある市内の認可外保育施設として市のほうで2施設を確認しております。今後、無償化の対象施設の把握や施設の質の確保、向上につきましては、県との情報共有を図りながら確認していく必要があると認識しております。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) 安全の基準の面でしっかり対応をお願いしたいと思います。 この問題で市長にお聞きをしたいと思います。10月からの無償化との関係で3歳から5歳の保育所等の給食の副食費について、国の基準より有利な取り扱いをされることにされております。こういったことも含め、引き続き保護者の願いに沿った幼児教育・保育の実現をお願いしたいと思いますが、答弁をお願いをいたします。 ○議長(井上邦男) 市長、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) それでは、幼児教育・保育の無償化ということでお答えをさせていただきます。 10月から始まる幼児教育・保育の無償化は、急速な少子化の進行並びに幼児期の教育及び保育の重要性に鑑み、総合的な少子化対策を推進する一環として子育て世代の経済的負担軽減を図るため実施されるものであります。 市では、幼児期の教育環境の充実を図るため、令和2年度から幼稚園の通園区域を廃止します。これにより、お住まいの地域にかかわらず、自由に市内の幼稚園の施設選択が可能になり、子供や保護者の利用ニーズに合った幼稚園の利用につながると考えています。 子育て王国浅口の創造、そして共働きしやすい環境づくりは私の信条であり、公約でもあります。これからも安心して産み育てることができる子育て支援の充実のため、保育の受け皿の確保を行い、また地域のニーズに応じた質の高い幼児教育・保育の提供を行うための環境づくり、支援体制を整えてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) 引き続きよろしくお願いします。 では、3つ目の質問に移りたいと思います。 次に、小中一貫教育についてお聞きをします。 議長の許可を得まして、教育委員会が提出をしました説明用の資料をお配りをしています。 ごらんいただきたいと思いますが、これを見ますと、準備をして左の下、令和3年度から全ての中学校区で小中一貫教育を行いたいということで、非常に急いでる感がまずあります。そして、これを読むと、全てバラ色に描かれておりますが、まず小中一貫教育の中身について説明をお願いしたいと思います。 ○議長(井上邦男) 教育次長、どうぞ。 ◎教育次長(小山朋子) それでは、小中一貫教育について具体的な中身についてお答えいたします。 浅口市が進める小中一貫教育には、まず、そちらの資料にもございますように、4つの基本方針がございます。 1つ目は、義務教育終了時の、またその先の未来の姿をイメージして目指す子供像の目標を設定いたします。 2つ目は、その目標達成に向けて9年間の連続した教育課程を作成し、小・中学校が同じベクトルで実践をしてまいります。これがいわゆる縦の連携と言われるものでございます。 それから、3つ目は小・中学校の教職員が協働して教育活動に取り組んでまいります。 そして、4つ目はコミュニティ・スクールの取り組みを進めながら学校、家庭、地域が協働し、社会総がかりで継続的な人づくりに取り組んでまいります。これが、いわゆる横の連携と言われるものでございます。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) この計画でありますけども、教育委員会の会議では承認を得ているということでありますが、間違いありませんか。 ○議長(井上邦男) 教育次長、どうぞ。 ◎教育次長(小山朋子) はい、間違いございません。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) 恐らく令和元年5月14日火曜日、このときの教育委員会で議論されたんだと思いますが、議事録を見させていただきました。5月14日火曜日午後3時から始まって、閉会は3時45分であります。この中でさまざまな案件がある中で、日程5、諸般の報告の中で学校教育課長が浅口市小・中学校一貫教育基本計画(案)について説明をされております。委員からは、小中一貫教育のダイジェスト版、恐らくこれなんでしょうかね、これは誰を対象にしたものかという質問が出されて、それに対して教育課長はこの資料は校長会で配付をし、校長と教育委員会との共通理解に利用する。そしてまた、教育長は、リーフレットでコミュニティ・スクールと一貫教育を車の両輪として進めていきたい、意見をいただくとともに一貫教育の研究状況等を含めて報告していく、相互学習の現状の取り組みを把握し、カリキュラムの作成に生かしていきたい、他市の取り組みを参考にしながら進めていきたい、こういうふうな議論をされております。これはこれで議論はもう終結であります。 ほとんど一貫教育の議論というのは、これを読みますと、5分か10分程度の議論で終わっているんじゃないかと思いますが、私は小中一貫教育というのは浅口市の子供たちの未来を左右する大きな問題でありますから、こういう簡単な議論でいいのかどうか非常に疑問を持っておりますが、この辺いかがでしょうか。 ○議長(井上邦男) 教育長、どうぞ。 ◎教育長(中野留美) 小中一貫教育についての議論をどのようにしていったかということになりますが、これは今回始まったばっかりではなくて、教育委員会の委員の皆さんとも研究をしたり、それから視察を重ねたり、それから研究会に参加したりという研修も重ねてまいりました。また、教育委員会議の中は時間的にそんなにたくさんとれませんので、基本計画等の案等も見ていただいて、前もってそれについて研究していただいて意見をいただくと。また、8月1日に大学の先生を入れた推進委員会、こういうものを持ちまして、そこで御意見をいただいて、その後に決定したのがその計画というふうな形になります。 以上です。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) しっかり議論をしたんだということであります。 質問を変えますが、実際にこれが始まると、小学校の先生は中学校に、中学校の先生は小学校に相互に乗り入れて授業を行うことになります。実際に授業をするのは教員でありますから、教職員との協議はされたのかどうか、また今後になるんだろうと思いますが、PTA等への説明はどうされるのかお聞きしたいと思います。 ○議長(井上邦男) 教育長、どうぞ。 ◎教育長(中野留美) 現場の教職員との議論ということでございますけれども、浅口市ではこれまでも6年間小中連携教育という形で進めております。これがいわゆる中学校の教員が小学校で出前授業を行ったりとか、それから相互に授業参観をしたりして、児童の理解と指導力の向上、こういったことに努めてまいりました。まず、義務教育の9年での教育活動、全体を理解した上でそれぞれの果たすべき役割、これをしっかり認識していく、こういうことが児童・生徒の効果的な指導につながるというふうな考え方で行っております。それが小中一貫教育という形になります。 昨年度まで取り組んだものをさらに進めると、一歩進めた形というのが今年度の「キラリと光る未来プロジェクト」ということになります。これも教員を対象にした推進委員会がございますが、中学校区でのつながり、それから意思疎通の場として、市内の保育園、こども園、幼稚園、こういったものを交えた、それから小学校、中学校の代表教諭、これが一緒に一堂に会して学力の向上とか、生活習慣の改善、こういったものに取り組んでいるということになります。 ボトムアップ形式でというか、ボトムアップで現場の先生方の意見を吸い上げる形で進めております。効果的に進めるには、先ほど議員さんも言われましたが、現場の先生方が必要性を感じて、おもしろさを感じていく必要があると思います。進捗状況については、浅口未来プロジェクトという通信を出しておりますが、その中で全ての学校の先生方にもお知らせをしています。 今後とも教職員はもちろんですけれども、地域とか保護者の方にお知らせをしながら、また一緒になってよりよい浅口型の一貫教育というものを進めてまいりたいと思っています。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) では、具体的にお聞きをしたいと思いますが、このパンフレット、リーフの右側に中1ギャップの解消とありますが、中1ギャップとは何なのか説明をお願いしたいと思います。 ○議長(井上邦男) 教育次長、どうぞ。 ◎教育次長(小山朋子) それでは、中1ギャップということについてお答えします。 中1ギャップとは、小学校から中学校への進学において新しい環境での学習や生活へ移行する段階において、生徒指導上の諸問題等につながっていく事態のことでございます。この問題は研究者によって何年も前から指摘をされてきました。ということでよろしいでしょうか。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) お手元に資料をお配りしております。 生徒指導リーフ、「中1ギャップ」の真実、これは文部科学省が発行資料でありますが、表紙があって、2枚目をごらんください。中1ギャップという用語の問題点としていろいろ書いてあります。これはまたお読みいただきたいと思いますが、その下側に2点まとめ的にありますが、中1ギャップという語に明確な定義はなく、その前提となっている事実認識(いじめ・不登校の急増)も客観的事実とは言い切れない、そして中1ギャップに限らず便利な用語を安易に用いることで思考を停止し、根拠を確認しないままの議論を進めたり広めたりしてはならない、このように文部科学省は申しております。 それから、この資料の4枚目、最後でありますが、ワンポイント・アドバイスとありまして、中学進学への不安感が不登校を急増させるとありまして、中学進学に対する小学生の不安感が中学進学後の不登校の原因なのだから、中学校教師が小学校に出前授業を行い、中学校の先生は怖くないことを知らしめて不安感を取り除くことで不登校は減らせる。中1ギャップから派生した議論でそんな話が広まりました。しかし、この話は科学的に裏づけられたものではありません。そして、ずっと書いてありまして、一番最後の2行、要するに不安感が原因で不登校になるという仮説自体に無理があるのです。出前授業については改めて目的やねらいを見直すなど小中連携のあり方を考えてみましょう。このようにあります。これについてはどう理解すればいいでしょうか。 ○議長(井上邦男) 教育長、どうぞ。 ◎教育長(中野留美) 小学校段階から不登校の傾向にあるとか、それからいじめのそういったことがあるんではないかというふうなこと、これは確かにそのとおりだと思っています。小学校の状況を中学校にきちんと伝えていくというあたりは重要になってくると思います。 そういった中で、先ほど言われたように、やっていく手法については目的や狙いをはっきりさせながらやっていく必要性があるというふうに私は考えています。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) データとして浅口市の子供が中学校に入った途端にいじめや不登校がふえている、そういう資料はありますか。統計はありますか。 ○議長(井上邦男) 教育長、どうぞ。 ◎教育長(中野留美) 確かに不登校の数字的な現状というのは、そういったものが見られます。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) いじめはどうでしょうか。 ○議長(井上邦男) 教育長、どうぞ。 ◎教育長(中野留美) いじめについても、起こったことをしっかりと数字として上げていこうという傾向にあります。そういった中で上げていく頻度というか、どれぐらいの程度で上げるかということにもなるんですけれども、内容、程度、それから現状の原因、いろんなことからして、素質がありながら中学校においてそういった現状が見れるということは言えると思います。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) いじめについてはつかみ方で大分推移が変わってきてますから、そういうこともあるんだろうと思います。 それから、もう一つ、効果でありますが、この資料の右の中1ギャップの下にありますように、これによって教職員の指導力の向上があるというふうになっておりますが、これについても少し説明をお願いしたいと思います。 ○議長(井上邦男) 教育長、どうぞ。 ◎教育長(中野留美) どの校種の教員も限られた時間の中で研究授業に取り組んだり、それから他校の公開授業を参観したりして研修を重ね、自分の授業力を上げていくという方法をとっています。 しかし、日々担当時間の多い小学校では、他の教員の授業を参観する機会というものがなかなか限られているということがあります。中学校においても1教科1指導者の場合がありまして、授業について相談したり参観したりし合う機会そのものが少なくなります。 そういったときに、小中一貫教育によって小学校と中学校の教員がチームティーチングする時間がふえたり、それからそういったことで指導しながら研修できる場面もふえていきます。それから、小学校の教員にしてみれば、日常的に専門的な教科指導の場面を見ることができるということが言えると思います。また、中学校の教員にとっても、小学校教員の指導の場面から指導のきめ細かさ、こういったものを学んでいくこともできると思います。実際に小学校で陸上指導した中学校体育教員の指導法、こういったものが小学校教員の指導の向上に役立ったというふうな例もございます。 こういったことで、日々の参観、それから子供たちへの指導や支援、こういったものを積み重ねることで教員相互の指導力とチームワークを身につけていくということが期待できるのではないかというふうに考えています。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) 教育長がおっしゃいましたが、なかなか私はそういうふうに指導力の強化に、向上につながるとはなかなか思えません。後の教員の働き方改革でも触れますが、教員は今でさえ忙しいと思います。それ以上にこの問題でさらに忙しくなるというふうに思っております。 先行的に小中一貫教育を実施した姫路市がありますが、姫路市のコタニ先生という先生がおられますが、その先生が姫路市で起こったことについての話があります。小中一貫教育の研究を進めるために会議や研修が一気にふえました。小中の先生合同で進める会議も多いため、どうしても開始の時間は16時から。当然、仕事終わりは夜遅くになってまいりました。体のぐあいが悪くても病院に行けないほどの忙しさが生まれたことは事実であります。このようにお話をされております。教員の健康と生活に責任が持てますかどうかお聞きをしたいと思います。 ○議長(井上邦男) 教育長、どうぞ。 ◎教育長(中野留美) さきに質問してくださったように、やり方というか形だと思いますが、教員の健康は一番大切な問題だと思っていますので、そういった状況、それから研修の内容等も踏まえて行っていきたいというふうに思っています。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) 質問を変えます。例えば、今、金光竹小学校などは生徒数が多くありません。それから、今後寄島の小学校なども子供が減ってくる可能性もありますが、そういった学校の統廃合を進めるための一つの布石としての今回の小中一貫教育ではありませんか。お聞きをしたいと思います。 ○議長(井上邦男) 教育長、どうぞ。 ◎教育長(中野留美) 統合ありきで進めるというものではございません。小中一貫基本計画の中にきちんと位置づけてありますように、先行しているコミュニティ・スクールの推進事業とともに教職員が小中一貫教育について研究を進めるとともに、家庭や地域の理解も得ながら実践していくということが明確に示されております。このあたりが重要なポイントだろうと思います。ただ、一緒にするということだけで進めるというものではありません。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) 恐らく小中一貫教育の導入は学校現場や地域の要求から出発したものではなく、ある面では上からの押しつけではないかと私は思っております。小学校で6年間、中学校で3年間、これはまさに長い歴史の中で定着をしたスタイルであります。学習ルールを初め子供の発達段階を無視した無理な統一はすべきではないと私は思っております。今、大事なことは、浅口市の子供たちにとってどういう教育を進めていけばいいのか、そういう話をしっかり腰を据えてするべきだということを述べておきたいと思います。 時間がありませんので、最後の質問に移ります。 最後に、教職員の働き方改革についてお聞きをします。 日本共産党は、昨年11月に教職員をふやし異常な長時間労働の是正を、こういうパンフレットでございますが、この施策を発表しました。この施策はNHKがニュースで報道するなど、大きな反響を呼びました。そのことは、教職員の異常な長時間労働が深刻な社会問題になっていることの反映だと思います。 まず初めに、浅口市の小・中学校の教員の勤務実態についてお聞きをしたいと思います。 ○議長(井上邦男) 教育次長、どうぞ。 ◎教育次長(小山朋子) 浅口市の小・中学校の教職員の勤務実態についてお答えします。 教職員の長時間労働につきましては、国の教師の勤務時間の上限に関するガイドラインにおいて、1カ月の超過勤務の上限は45時間以内、1年間の超過勤務360時間以内という目安が示されています。浅口市においても各学校で取り組んでおりますが、年度当初や学期末、年度末、大きな学校行事等が計画されている月には超過勤務の時間の上限を守るということはなかなか難しいのが現状でございます。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) 傾向が述べられましたが、具体的に例えばことしの5月と6月の教員1人当たりの平均の残業時間、またこの5月、6月のお休みに出勤をした教員の平均日数など数字があればお示しください。 ○議長(井上邦男) 教育次長、どうぞ。 ◎教育次長(小山朋子) 済みません。出勤をした時間については手元にないんですが、時間外勤務につきましては、10校平均で5月が55時間、6月が57時間と把握いたしております。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) 数字が発表されましたが、思ったより少ないというか、実態はもっと違うんじゃないかというような気がします。 例えば正確につけると産業医との関係が出てくるとか、あるいは余り多いと自己責任といいますか、この人能力がないから残業が多いとかというふうな評価をされる場合もありますから余りつけない、そういう傾向もあるのではないかと思います。 私は、この間、市内のある小学校の先生と話をする機会がありました。その先生によれば、去年よりことしのほうが忙しくなったと。そして、毎日帰宅するのは午後10時か11時で、そして土日のどちらかは出勤し、場合によっては土日連続して出勤をする週もあると。いつも自分の子供たちは実家に預けて、迎えに行くときにはもう寝ていると。自分は教員だが、自分の子供の教育はとてもできてない。このままだと学校が大変になる。こういう話でありました。 お配りした資料を見てほしいんですけども、これは文科省の資料からとったものでありますが、下の表が2つありますが、精神疾患による休職者数、これも1989年から2015年で5倍にふえております。それから、公立学校教諭の残業時間の変化がありますが、これも1966年から2016年で10倍にふえております。この実態について何か教育長見解があればお願いします。 ○議長(井上邦男) 教育長、どうぞ。 ◎教育長(中野留美) 全国的な資料、問題であるということで、国もそうですし、県のほうも総力を挙げて取り組んでいこうということでいろんな方向で検討しているのが現状だと思います。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) きょうの山陽新聞に勤務時間の表が載っておりましたが、小・中学校については多少減ったと、高校についてはふえたというふうなことだったと思います。こうした異常な長時間労働でありますが、この是正のために浅口市ではどういう対応をされたのかお聞きをしたいと思います。 ○議長(井上邦男) 教育次長、どうぞ。 ◎教育次長(小山朋子) それでは、教職員の働き方改革の是正に向けた浅口市の対応についてお答えします。 本市の働き方改革の取り組みは、時短だけに終わらない働き方改革、つまり生産性の向上による教育の質の向上を目標に市全体として目指す方向を共有し、働き方に対する意識改革を進めております。 平成29年度には、鴨方東小学校が県の働き方改革推進モデル校に指定され、帰るボードや最終退校時間の設定などに取り組み、一定の成果を上げることができました。また、地域の方がボランティアとして学校に入り、業間休みの見回りや玄関の生け花などさまざまな場面で動いてくださり、学校と地域が一体となって学校改善に取り組んでおります。昨年度からは、鴨方東小学校の取り組みを全市の学校に広げる取り組みを進めております。また、中学校では、部活動休養日の設定を加えるなど、各校でさまざまな工夫をした取り組みを実践しております。 また、環境整備につきましても、他市に先駆けて平成29年度末には留守番電話を設置し、平成30年度には超過勤務の実態を客観的に把握することができる出退勤管理機能のあるグループウェアを導入するなど、先進的に取り組んでいるところでございます。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) さまざまな努力をされていることについては敬意を表したいと思いますが、このパンフレットにありますように、必要なのは抜本的な解決の問題であります。そのために、まず教員1人当たりの授業負担を見直すことが大事であります。今から三十数年前には1教員当たりの標準指導時数は1週24時間で、1日平均4時間でありました。これは1日の勤務時間8時間のうち4時間を正規の教科指導に当て、残りの4時間を教科外指導のほか指導のための準備、その他の校務一般に充当をしておりました。そして、それが国が学校週5日制の導入などを契機に教員をふやさずに授業数をふやし、今日に至っていると思います。 見直しのためには、教職員をふやすこと、これが大事であります。ぜひ国や県に教員増の要望を上げていただきたいと思います。同時に、市で独自に教職員を採用して授業日数を減らしてほしいと思いますが、答弁を求めます。 ○議長(井上邦男) 教育長、どうぞ。 ◎教育長(中野留美) まず、最初に言われました教職員1人当たりの授業の負担ということでございますが、授業時間の負担の多いのは小学校でございまして、1週間の授業時間の上限、これ1日6時間で授業したとしたときに、その5回ですから30単位時間を担当するとしたときに、29時間担当しているといった担任もいました。 そこで、市では、今年度、5、6年生の英語と理科を専科教員にかえました。1人の教員について1週間当たり5時間の空き時間ができて、空き時間の授業準備やそれから教材研究が可能となりました。こういった工夫というか改善というか、そういったものはこれからも研究していきたいと思います。 ただ、先ほど言いました2つ目ですが、教職員の数についてです。これについては、県教育委員会に加配措置をしてもらっての今の状況でしたので、加配措置をするとか、それから国の教職員数の基礎定数増、こういったものが必要となってきますので、国や県にしっかりと働きかけをしていきたいというふうに考えています。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) 国、県と同時に市での独自の採用はいかがでしょうか。 ○議長(井上邦男) 教育長、どうぞ。 ◎教育長(中野留美) 今、国のほうの法にのっとった配置がありますので、その中で工夫をしながらやっていく方向性でございます。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) なかなか国や県がすぐに教員をふやしてくれるとか、厳しいと思います。ですから、私はもう市独自で教員を採用する、そういうことが大事だと思いますので、御検討をお願いします。答弁お願いします。 ○議長(井上邦男) 教育長、どうぞ。 ◎教育長(中野留美) 市の雇用といいますか採用ということになりますと、採用の基準等を設けますが、採用については県のほうが教職員を採用するような形になっていますし、現在教員自体の数もなかなか多い状況ではございません。 そこで、市のほうとしては、人的支援につきましては、市としての事務作業をする学級アシスタント、これ27年度から先進的に全ての学校に配置しております。また、校務員とかそれから生活支援員、ICT環境の充実に対応するICT支援員の配置なども行っておりまして、そういった形での業務の整備の充実、こういったものを図っているところです。 言われるように先生方が心身ともに健康で、専門性を十分発揮できる、これが子供たちのために質の高い教育や教育活動を担えるということだということは十分認識しておりますので、働き方についても十分考えていきたいというふうに考えます。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) それから、もう一つの抜本的な改革ですが、学校内でいわゆる雑務という処理をされますよね。その負担を軽減することが大事だと思います。学校というのは何よりも子供たちのためにつくられた公共機関であることは、言うまでもありません。ならば、この際思い切って事務を見直して、子供との触れ合う時間や授業準備の時間を確保することが大事だと思いますが、その点いかがでしょうか。簡潔にお願いします。 ○議長(井上邦男) 教育長、どうぞ。 ◎教育長(中野留美) 先ほどの対応策についてはお話をしましたけれども、言われるように教員のすべき仕事、それをしっかりと明確にして、それ以外の仕事についてどのようにしていくかということは考えていく必要があるというふうに考えます。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。
    ◆10番(桑野和夫) ありがとうございました。今回の質問でありますが、4項目とも教育のことに集中をすることになりました。教育委員会の職員の皆さんには御負担をかけただろうと思います。子供たちの未来をよりよいものにするためには、今回の提案をしっかり御検討していただけることをお願いを申し上げまして、日本共産党市議団を代表しましての質問とさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(井上邦男) 御苦労さまです。 これで代表質問を終わります。 ここで休憩といたします。            午前11時13分 休憩            午前11時28分 再開 ○議長(井上邦男) 再開いたします。 次に、個人質問を行います。通告順に発言を許可します。 15番香取良勝議員、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) こんにちは。質問がきつうなるかもしれませんけれども、きちんとした答弁してください。 2点質問するようになっておりますので、第1点目、CNKからと言うとったんですけど、きょう朝全員協議会がありまして職員の件でありましたので、そっちのほうから行かせてもらいますが、よろしいでしょうか。 ○議長(井上邦男) はい、よろしいです。どうぞ。 ◆15番(香取良勝) お願いします。きょう朝一番に、職員のことについて説明がありました。その件をもう一回、再度ここで説明していただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(井上邦男) 中野教育長、どうぞ。 ◎教育長(中野留美) 先日公表しました教育委員会事務職員による10万円の窃取事案につきましては、告訴しないこととしておりました。この理由としては、窃取した公金が事件発覚後即日に返済されていること、当事者は免職または処分内容の公表によって社会的制裁を受けていることなどということでございました。 ところが、先ほどと同一人物による別事案についての不審な点があることに気づきまして確認しましたところ、非違行為が浮かんでまいりました。先週の金曜日、8月30日となりますが。そして、今回、その非違行為、懲戒処分における調査の中では本人はほかの非違行為を否定しておりましたけれども、こういったことから悪質性が高いというふうに判断したために10万円の窃取事案について刑事告訴を行い、別事案についても刑事告訴を視野に調査を進めることとしたということでございます。 ○議長(井上邦男) 香取議員、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) この件について10万円を窃盗したと、本人は認めたと。あとのほかの事案については本人は認めたんですか、それとも認めてないんですか。その点教えてください。 ○議長(井上邦男) 教育次長、どうぞ。 ◎教育次長(小山朋子) その点につきましては、今調査中でございますので、申し上げることはできません。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 香取議員、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) きょうも朝全協で急遽きのう5時過ぎに電話があって寄ってくれえと。それできょう私も寄ったんです。おかしかろうがと。全員協議会に寄る分なら、前もって連絡せずに、これだけの議案で議員全員寄せとんです。それで、聞けば、これは申し上げられないというようなことを言われとんだ、君たちは。何のために全協に呼んだんですか。そして、今言うたように、警察に告訴しとるから申し上げられない。じゃったら最初から呼ぶな。議会というのを君ら、市長、軽視しとんじゃねえか、おめえら。物が言えんのじゃったら議員を何で呼ばにゃいけんのだ。ええかげんなことをせられな。 それともう一点、この件について何にもわからない、10万円で懲戒免職、こがんことは聞いたことがねえ、長年わしらも生きとるけど。誰がこれを懲戒免職にしたんですか。市長ですか、教育長ですか、答弁しなさい。誰が言うたんなら、言え、答弁できんのんか、おめえら。 ○議長(井上邦男) 徳田企画財政部長、どうぞ。 ◎企画財政部長(徳田政太郎) では、懲戒処分を誰が行ったかということでございますが、懲戒処分につきましては、いわゆる任命権者、今回の職員は教育委員会の職員でありましたので、教育長が懲戒処分を行うということになりました。しかしながら、この職員は市で採用いたしまして教育委員会にその当時出向しておりましたので、処分が決定された後にその出向を解きまして、市長名で免職の辞令を交付したという形になっております。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 香取議員、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) いうことは、市長が執行したということですね。結局は死刑ですな。そういうことをしとんです、君は。 へえで、私が以前、27年に市の議会事務局の金が33万円、そして今の1階の職員の金が2万円なくなったと。この件については、〇〇〇というんがやっとんです。どういうふうなことをやられたんですか。これは誰もはっきり言って知らないところの金庫の中のその日にしかない金がなくなったんだ。わかりますか。私も毎日議会事務局へ行くけど、そこに金庫があるのを知らなんだんです、議員3期。そこでのうなっとんです。泥棒がそこへ入ることは私ら考えられんのです。私も知らない。ほかの議員もそこに金庫があることを知らんものを、その中の33万円、その日にしか入ってないんです。その日は研修旅行の金を入れとったというんです。普通じゃったら、なくなったら、その金は本人が、事務局長が払うわけなんです。いまだ払ってないです。その事務局長の〇〇〇をどういうふうに処分したんですか、説明しなさい。同じようなことをやっとんです。27年です。どうなんですか。これは誰がどういうふうにしたんですか。 ○議長(井上邦男) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(徳田政太郎) 平成27年2月の窃盗事件についてのお尋ねですが、これに関しましては玉島警察署に被害届を提出しておりますが、現在も犯人が特定に至っていないという状況でございます。事件当時、警察の捜査とは別に関係職員への聞き取り等内部調査を行いましたが、事実関係の究明に至るような情報はなく、地方公務員法に基づく懲戒事由に該当する職員は確認できなかったということで、この事案に対する懲戒処分は行っておりません。現在においても警察では捜査中というふうに聞いております。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 香取議員、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) 私も、副議長も2遍やっとんです。監査委員も4年やっとんです。大抵事務所へおったんです。私でさえ金庫がどこにあるのかもわからんのです。その日に研修に行くんです。そのときに33万円持っとった事務局長がのうなったというのは、わしも不自然なん。誰が考えてもおかしい。金庫の鍵をここへ置いとったとか説明しょうた。そがんことがあるはずがなかろうがと言うたんじゃ、わし。 それで、私も岡山のほうで商社みたいなところへ事務で入っとった。金がのうなったら、自分の金を全部黙って入れときます。30万円、50万円、借りてでも。いまだ払うてないでしょ、払いましたか、その金を。事務局長がなくなってというて、自分が持っとったんがのうなっとんじゃ。払いましたか、払うてないんですか、どっちですか。 ○議長(井上邦男) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(徳田政太郎) その件につきましては、当時の事務局長がみずから弁済したというような話は伺っておりません。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 香取議員、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) それで、前の〇〇〇はずっと休みょうたと思うんです、私が怒ったから。何カ月休んだんですか。そして、その金額は幾ら払ったんですか、市の税金で。説明してください。 ○議長(井上邦男) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(徳田政太郎) 失礼いたします。当時の正確に処理した金額について手元に詳細な数字はございませんが、当時約35万円程度だったというふうに記憶をしております。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 香取議員。 ◆15番(香取良勝) 何カ月休んだんなら、何カ月。 ○議長(井上邦男) 徳田部長、どうぞ。 ◎企画財政部長(徳田政太郎) 当時の職員の病気休暇等の日数につきましては、詳細な数字を今手元に持ち合わせておりませんので、申しわけございません。 ○議長(井上邦男) 香取議員。 ◆15番(香取良勝) あんた、質問するというのはわかっとんだろうが。ちいと勉強しとけ。わしがほんならこけえ質問の通告を出しとんのに何も見んとってきてから、その場で答弁しょんか。6カ月ぐれえ休んだんだろうが。40万円じゃったら240万円か、それでボーナスも出して300万円だ、約。仕事してねえんだ、これ。そうじゃないんですか。それと退職金払うとんでしょうが。答弁しなさい。 ○議長(井上邦男) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(徳田政太郎) お尋ねのこと、職員については、職員個別のそういう退職金等についてはお答えすることはできませんが、確かに当時病気で休んでおった職員はおります。また、当時、通常に退職した場合には退職金が支払われておるということでございます。 ○議長(井上邦男) はい、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) これ同じなんです、やっとることが。本人がとっとってもわからんだけでしょうが。いまだにわかってないんでしょうが。こがんことは素人が考えてもわかる。私らずっとおったから、しょうたからわかるんです。本人がとってなかったら、自分で金払います、全部。いったからとっとんでしょうが。だから、私が言うたらずっと休んだんです、〇〇が。わかりますか。とってなかったら堂々とおります。それで、市長、私このとき言うたんじゃ。何でかと言うたら、市長は病気じゃからというようなことを言うて逃げたんです。病気がどうしたというんだ。悪いことなら病気で金をとってもええんか。 片やこの人、懲戒免職、警察に告訴しとる。10万円だ。どういう案件なん、教育長。私らじゃったら、自衛隊のとき、人を殴ったり蹴ったりしとる。何遍も。昔の、今でいう憲兵、昔でいう、そういうところへ何遍も行っております。そがんことは、若いときにはするんです。なぜ市長チャンスをやらっと、すぐ懲戒免職にして、刑事告訴するんですか。10万円、20万円ので。 市長、あんた、私が質問したときにどういう答弁されたんですか。職員はろくなんがおらんじゃろうがと言うたら、いい職員ばあじゃと言うたんじゃないですか。それで、この答弁でどう言うとんですか、前の答弁で。新聞に載っとんだ。栗山市長は、管理が甘かったの一言に尽きる、職員に再発防止をすると、これが27年2月4日の新聞に載っとんだ。今回は、それから、31年じゃ、4年たっとんだ。4年間だ。それで懲戒免職だ。それで警察には言うとんだろ。 へえで、教育長は、教育への信頼を損ね、深くおわびする。綱紀粛正を徹底し、信頼回復に努めたい。おたくはこのときも教育長だったんでしょうが、この〇〇〇のときも、そうじゃなかったんですか。答弁しなさい。 ○議長(井上邦男) 教育長、どうぞ。 ◎教育長(中野留美) 教育長でございました。 ○議長(井上邦男) はい、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) 市長、前もやって、今回もやっとんだ。教育長も何かきょうは急遽給料の10%カット。10%カットで済むことがなかろうが。片一方は懲戒免職だ。なんでそこへ鍵を預けとった、置いとった人間が悪いんだ。とるようなところへ鍵を置いとったんでしょうが。きちっと管理してねえからこうなるんだ。君らは何もないんか、それで。目の前へ金を置いて、貧乏人で食えんような者が、金を置いとって知らんうちに黙ってとるのはわかっとるじゃろうが。罪をつくったのは君らじゃねんか。市長、答弁せえ、きちっと。懲戒免職じゃったら自分がやめえ。答弁しなさい。そんなことは通りゃへんぞ。 ○議長(井上邦男) 市長、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) 済みません。この27年の件につきましては、盗難事件のことでありますけども、先ほど部長が申し上げましたように、現在も警察において調査中でございます。ということで、犯人の特定には至っておりません。そうした中、特定の人物のお名前も今言われましたけども、特定の人物の処分等に言及することは私は適切でないというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) はい、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) 市長、私がおたくに聞いたでしょうが、何でこれ何もせんのならと言うたら、病気じゃというようなことを言われた。だからしないんだというようなことは、私は感覚的に聞いとんだ。個人的に聞いたんだから。玉島警察署の警察官も、事故をした私のところへ車をとめて、どっどっとやりょうて何しょんですかというて言うたら、黙っとけえ、おどりゃ、こりゃとなったから、県警本部へ言うたら、すぐ玉島の警察署の署長がうちへ来て、これえてくれえ、あれはちょっと頭がおかしゅうて精神病院じゃ、これえてくれえと言うた。同じことを言うとんだ。そういうことを言うて逃げるんじゃないんだ。 だったら、今のこの人もよそへ置かせて、警察へ告訴するんじゃないんです、10万円や20万円のじゃったら。わしが出したるが、そがんなことは。そがんことじゃなかろうが。市長は、職員はいい職員ばっかりじゃと言うたんじゃったら、きちっとせられえ、そういうことは。徹底的にやるんですか。殺すんですか。もう死刑です、この人は。まだ22や3です。1回、2回やります。それを徹底的にやるようなことを裁判官でもせんです。検事でもせんです。これやってみられ、起訴猶予ぐれえで帰ってくる。それを市のほうが自分の部下を徹底的に入れるんですか、教育長、懲戒免職にして。浅口市はそがんな何ですか。職員がほとりへおって一緒に飯を食ようて、いけんなんだらすぐ殺すんですか。それが浅口市の教育する者の人間のやることですか。答弁しなさい。答弁しなさい、きちっと。 ○議長(井上邦男) 教育長、どうぞ。 ◎教育長(中野留美) 今回の件について、公務員としての倫理面の指導をしっかり行っていく必要性というものは感じているところです。今後、こういった研修等を予定しておりまして、綱紀粛正に努めてまいりたいと思っております。 ○議長(井上邦男) 香取議員、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) 君たちはこれだけのことをはっきり言って4年前にやって、今回いって、へえで、もういけんからというて警察へ届けた。もう告訴したからええんだと。ほっとったけど、私が質問するからと思うたんかどうか知らん、きょう朝、10%カット、市長、教育長、3人じゃった。誰じゃったかな、もう一人は。10%カットで済むことがねえが、あんた。教育長、あんた、もうやめなさい。辞表出せえや、2遍もあるんだから、ここで。本人を首にするんだったら君もやめえや、自分から。どうなんですか、教育長。自分は残りてんか。自分は残りとうて、下を殺すんか。自分の責任あるんだ。教育長。 ○議長(井上邦男) 教育長、どうぞ。 ◎教育長(中野留美) 別事案については、刑事告訴も視野に入れて調査を進めるということですので、まだ全容が明らかになっていないということをお伝えしたいと思います。 ○議長(井上邦男) 香取議員、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) 逃げなさんな。あんたがやめるかやめんか聞きょんだろうが。そがんこと誰が聞きょんなら、答弁せえ。君、教育長になったんか、おめえ、次長。 ○議長(井上邦男) ほんなら、次長、どうぞ。 ◎教育次長(小山朋子) 27年度のことにつきましてはさておき、今回の事案につきましては、10万円につきましては本人が認めているというところが大きいと考えております。本人が認めた場合、窃取ということになった場合、懲戒免職ということは人事院のほうでも定めておりますし、それに基づいて市の規定においても定められております。その処分を決定するのは懲戒審査会という中で決定されたわけでございますけれど、それを軽減するためには、例えば本人から盗んだということをみずから申し出たとか、そういった事由がある場合には処分の軽重を考えるということはあると思うんですけれど、このたびの10万円につきましては本人からの申し出はございませんでした。そういったことを勘案して決められたものと理解しております。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 香取議員、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) 言わなんだからほんなら懲戒免職にして殺すんだと。そがん優しさがないんですか、君らには。私のところも会社をしょうたんです。従業員が金を持って逃げました。警察来ました。私、知らなんだ。逮捕して連れていった。私が金持って、帰してくれえと言うたら、警察官がこんな優しい社長とは思わなんだと言われました。これが普通の人間なんです。それをちょっと悪いことしたから徹底的にたたくと、懲戒免職で殺してしもうたと。この人はもう生きてこれん。表へ出れん。わかるか。それを君たちはやっとんだ、堂々と。へえで、片一方のほうはわからなんだから、これは無罪じゃと。何がわからんのなら。私ら、そばへおったんじゃけえわかるわ。おめえ、泥棒がしたろうがいうて言うたら、せえからずっと来んようになったんだ。とっとらなんだら、金を払うてきちっとしてくるんよ。それが無罪放免だ。金をとって。とっとる、とっとらんって、証拠がねえだけでしょうが。誰が見ても灰色なんです、わしらが見たら。片一方ははっきり言うて、やっても退職金も給料も全部出て、片や懲戒免職か、市長。優しさかな、これが浅口市に対して、職員に対して。市民が見てどう思う、これを。優しさだったら、法律法律言わっと、法律は人間がつくったもんだ。わかるか。国賊裁判官がいっぺえおるんじゃ。だから、ここで裁判してから負けるじゃろう、何でもかんでも。裁判官というのは、てめえのことしか考えんとやるから、ああいう判決が出るんだ。わしらは言うが、国賊裁判官じゃというて。弁護士でも言います、ろくなんがおらんというて。自分がこれは無罪と言やあ無罪、これが執行猶予だったら執行猶予。同じ刑でも懲役3年行くんだ。わかりますか。そういうような者が言ようることを聞かっと。もう少し職員に対して優しゅうするんなら優しゅうして、取り下げなさい、これ全部、すぐ。 市長、あんたがあっこの弁護士でも頼んどったじゃろ、キクチというのを。両方から金をもろうとったじゃろ、あれ。両方から、被告と原告から金もろうてやりょうた弁護士がおるじゃろう。浅口の顧問弁護士でキクチというんだ。新聞に大きゅう載ったでしょうが。わしらよう知っとんじゃ、その人間も。今は余傳じゃ。知っとら、聞いてみい。 結局、法律は日本人がつくったんだ。だから、優しさならもうちいと優しゅうせにゃ。自分に厳しいのはええ。1割の給料を3カ月、それは自分らすりゃええ。だけど、職員に対しては取り下げすべきじゃないんですか、市長、どうなんですか、答弁しなさい。 ○議長(井上邦男) 教育次長。 ◎教育次長(小山朋子) このたびの告訴についてもう一度申し上げます。 今回のこと、10万円につきましては、当初、先ほど教育長が申し上げましたとおり、告訴は見合わせておりました。ただ、同一人物による別事案が浮上したということで今回告訴に踏み切ったというところで申し上げておきます。 ○議長(井上邦男) はい、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) 別事案とは何ですか。 ○議長(井上邦男) もう一回ゆっくり言ってあげて、質問。 ◆15番(香取良勝) 今の別事案とは何ですか。ここで説明しなさい。全協ではせなんだろうが。 ○議長(井上邦男) 教育次長。 ◎教育次長(小山朋子) 先ほど申し上げましたが、別事案につきましては現在調査中でございます。また、この件につきましては、警察のほうとも相談をかけております。その中で調査中ということで発言は控えさせていただきたいと考えております。 以上です。 ○議長(井上邦男) 香取議員、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) 調査中じゃったらやめとけや。何でもかんでも。それで、懲戒免職には罪が重過ぎる、10万円で。返金しとんだから。それやこう勘案せなんだんか。教育長、あんたはそがんえれんか、教育長になってから。あんたが決めたんでしょうが、懲戒免職は。そがんにあんたえれんですか。権限があるんか、そがん。人を1人殺すぐらいの権限持っとんか。答弁しなさい。 ○議長(井上邦男) 徳田企画財政部長。 ◎企画財政部長(徳田政太郎) では、ここで私から懲戒処分、このまず手続について御説明をしておきたいと思います。 懲戒処分につきましては、懲戒処分に該当するであろう事案が発覚した場合、その任命権者から浅口市の……            (15番「優しさがねんかというのを聞きょんじゃろうが」の声あり) 職員で構成しております懲戒審査会というところに意見を求められます。この懲戒審査会においてこの職員の行った行為の事実関係、それからこの職員のこれまでの勤務の状況でありますとか、そのときの管理体制であるとか、さまざまな事案について調査を行います。当然、本人からも事情を聞くということも行います。そうした中で、こういったさまざまな事案を総合的に勘案いたしまして、また他の自治体における処分の状況、こういった事例等も参考にしながら処分が妥当かどうか、処分するとしたらどのような種類の処分が妥当かということを審査をいたします。そして、任命権者にその意見を申し述べるという過程をたどります。この中でさまざまなその職員の置かれておりました状況、これまでの勤務態度、こういったものを総合的に判断をしていって意見を述べたということでございます。 ○議長(井上邦男) 香取議員、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) 何かわけのわからんことを長々言うな。勤務態度が悪かったんか。君の勤務態度はええんか。1人ずつわかるんか。何か悪いことをしたら全部悪うなるんだ。人間は転げ落ちたら何ぼでも転げ落ちるんだ。それを助けるんが同僚じゃねんか、市長じゃないんか。落としてしまうんが市長や教育長か。へえで、言やあ、ああじゃあ言やあ、こう言う。こう言やあ、ああ言う。教育長がやめるんかと言やあ、ほかの者が答弁する。市長じゃと言やあ、ほかがする。ここは議会か。わしは質問しよんだ。本人がいい方向へ持っていくのが上へ立つ者のする人間じゃねんですか。1回あって2回目じゃから、今度は粛正するから頑張れよと、県のほうへ出向させるとか、どこへ出向させるとか。金を目の前へ置いて、使えるよう、とるようにしてえて、とったらおめえが悪いんじゃと、懲戒免職じゃと。腹が減ったくそ犬がわあわあとほえようて、肉をやって食うたら、おどりゃ死刑じゃと、そがんことなんです、これは。優しさが全然ない。ほんなら、今度からするなよと、もう一切ささんと。金はもうはっきり言って、会計関係が持って絶対渡さんというようなことを最初からやっとけば、こういう事案はないんだ。前にあってからまた同じことを市長やっとんだ、君。それで、また今度ええげにやりますとか。通るか、そんなことが。 それで、きょうらでも全協、きのう5時ごろ、寄れえと。議長に聞いた、何ならと。わしら聞いてねえけえわからんと。来てみたら、この件でああだこうだと。それで、聞きゃあ、これは言えません、あれは言えません。何でもかんでも勝手のええことは隠すんか、君らは。これが浅口市を執行していく執行官か。それで、ちょっと悪うなったら、これを首にせえ、あれを首にせえ。冗談じゃねえです。この件について、市長、ともかく懲戒免職、警察への告訴は取り下げていただきたいんですが、どうなんですか。はっきりと答弁してください。取り下げると言やあええんでしょうが。あんたらの1カ月の給料の3カ月間要らん、そがんなものは。 ○議長(井上邦男) 副市長、どうぞ。 ◎副市長(松田勝久) 失礼をいたします。先ほどから懲戒審査会という話が出てました。            (15番「関係ないわ」の声あり) これをちょっとだけ説明させてください。 職員が1回を犯した罪を守るのが、それが組織だというふうな議員の主張かと思います。なるほど、私もそう思います。私、懲戒審査会のほうの長をさせていただいておりまして、その中の議論でもいろいろ出ました。ただ、忘れてはならないのは、我々は公務員でございますので、公金に手を出すことは決して行ってはならない、これは金額の多寡によらずそういうことだと思っております。懲戒審査会のもとになった基準もそういうことで、みずからを律するためにつくったものでございます。それに書かれている窃取は免職というふうになっております。これを別な理由をもって曲げていくということはできません。我々がつくった決まりを自分たちが守らないとそれでどうするんだということでございまして、言わば泣いて馬しょくを斬るじゃございませんが、泣きながら決定したわけでございました。            (15番「泣きょうらへんが」の声あり) ただ、その後で、先ほど来申し上げましたように、実は刑事告訴まではやめようという話でしたが、その件だけじゃなくて別件も実はありまして、それは悪質性があるなあと、こういうことで刑事告訴をすることになりました。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 香取議員、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) 私が何遍も言ようるが。目の前へ金を置いといて、貧乏人の前へ置いてえて、とれと言うといて、とったらとったと訴えたのと一緒でしょうがと。だったら、君らにも責任があるんなら、教育長はすぐ辞職。前もあるんだから、前がねんならええ。へえで、市長は粛正してきちっとやりますというて答弁しとんだ、前のときに、27年に。へえで、また同じことがあったんだ。また同じで、今度は懲戒免職で前のをほっとんですか。退職金もやって、何千万円もやったんですか。そがんことは通らん。前がねんなら、私はそうですかと言います。前はそがんことをしといて、今回のことがあるから私は言よんだから。それは市民が見て。 へえで、法律法律と言ようるけど、法律やこう関係ないんだ、これ。自分らだけでつくった法律でやりょんだ。何でもないんだったら、通るんだ、これ。何遍言うても、わしらが言うても会わない。結局、弱い者いじめだ。ここで言うパワハラじゃ。こがんなものは人間のくずのすることじゃ。市長や副市長や教育長がするもんじゃない。 私も会社を持っとる。会社もあっちこっち行きました。航空自衛隊も行っております。人とのつき合いもあります。こういうことについて、代行運転も150人使うてしょうりました。あります。見とってそがんことは絶対追及せんです。やっとけ、せえぐれえなことはと。そういう大目でいかなんだら、市の職員やこうびびってしまう、何かあったら。3,000円とった、おい懲戒免職じゃ、あれは懲戒じゃと最初は何でもないんだと、あれは頭がちょっときちげえじゃから無罪放免じゃ。私らそういうことは、はっきり言って、この年まで生きとんだ、わかるんです。もう答弁せえと言うたところで。 それで、教育長、あんたもう2回やっとんだ。給料の1割カットで3カ月で終わりですか。片一方は、とってから、もうはっきり言って死刑だ。これだけで済むと思うとんかな。わしら考えられんが。責任が一番あるのは誰なら、これ。教育長でしょうが。前があったんじゃったら、きちっとした精査をして、鍵はきちっとして、金庫へ入れて、そうすりゃこういうことは起こらんのだ。それを君らにやっといて、へえで、懲戒免職じゃ、こうじゃ、ああじゃというて、よそがしょんじゃからうちもするんだと。前の人は無罪放免だ。35万円とっとっても、普通じゃったら返すんです、黙って。返してなかろうが、〇〇〇は。本人がとらにゃ、誰がとるんだ。ちばけたことを言うちゃいけんです、あんた、わしがずっと見とって。この件についてはもう時間がねえから次へ行きます。いけなんだらまた今度やりますんで。 ○議長(井上邦男) 回答はいいんかな。 ◆15番(香取良勝) うん。今度は次へ行きます。笠岡放送について。 笠岡放送について、これ公平性が全然保たれてないんです。私が金光町当時からずっとこれを管轄しょんです。質問したり裁判したりしとんです、金光テレビのときに。桑野議員はよう知っとる。一緒に法廷へ出とるから、わしが訴えて。よう知っとります。知っとろうが。金光町時からやっとんだ。だから、君らたあよう知っとんです。わかりますか。 へえで、金光テレビを笠岡テレビへ売った。それはええんじゃ、売っても。金光がはっきり言って赤で往生しょうたから、わしも監査をしょうたときにどがんかせえということでやっとんだから、それはええんです。前の副市長の田村氏と話ししながらやっとんです。その中で、今、金光テレビ、ちょっと聞くんですけど、これは、あっこの君か、これどうなっとりますか。前、金光町時代と今とは入っとる人が減っとんか、ふえとんか。覚えてない。前、金光町時代には、70%なら70%、70%入っとったと。今は50%になっとるとか、やめて、そういうふうなことはわかる、今。 ○議長(井上邦男) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(徳田政太郎) 笠岡放送の加入率ということだと思うんですが、笠岡放送につきましては今はもう民間企業ということでございまして、私どもも加入率については現在会社のほうにも問い合わせておりませんので、数字を持ち合わせておりません。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 香取議員、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) もうちいたあ、はっきり言って質問書を出しとんじゃから、あるところは全部出してください。 へえで、この件について、物すげえ加入率が減っとるというんです。私が歩きょうたら、もう金光のことは全然出しょうらんと。へえで、わしらも見る、金光で見るんじゃけど、ばあさんが運動してからいっこらいっこらしょんだ。誰も見とうねえというんだ、汚のうて。金光のときもあったんです。年寄りがやりょうた。やめてくれえと。もう見る気がせんというて。へえで、そういうことをやめたんです。へえで、今はやりょうります。足を上げて、こがんことをして。へえで、言えば、あれが見てえ人がおると。笠岡だけでやりゃええんじゃ。金光、浅口は要らんのだ。NHKのほうがよっぽどええ、若い子でやりょうるから。へえで、見るからと言うんだ。誰が見るんと言うんなら。出すものがないからあれを出しょんじゃろうに。 へえで、最初、笠岡テレビ、合併する前には、金光と同じような放送をするということじゃったんです。これも議事録に入っております。田村副市長、私が質問したことについて入っとる。今までしょうたのと同じことを流しますと。へえで、職員もやめさせませんと。皆やめとります。常務のあれはミヤタケか、あれはもうおりゃあへまあが。汚れがしょんじゃ、エダキか何かというガソリンスタンドしょんじゃ。もうからんからもう減してしまうんだ。へえで、もう金光の者がもう見とうねえと言うんだ。 へえで、一般質問しょうても、これが出るんです。私が質問する。市長が答弁する。わしの顔が出る。市長の顔は出んのんだ。笑うたり怒ったりする顔出しとうねえから、出さんのだ。へえで、前なんかは、選挙でわあっと選挙カーで回って最初当選したときに、中西ばっかし出した、とっとっとっと。みんな怒りょうた。あれは中西の笠岡テレビかと。 そういうような公平性が持てんもんになぜ売ったんですかと。いけなんだらすぐ返しますという約束なんで、これ。金光の場合は、玉テレへ行きゃあええんじゃとみんな言ようたんだから。へえで、1社しかねんだということを言うたけど、わしは前の副市長の田村と話をしとんです、どうなっとるかというのを。 結局、笠岡は、向こうは、ヒライじゃ、議員が、それがしょんだ。だから、向こうへ行きとうねえというのは話をしょうりました。じゃけえ、わしも、はっきり言って3億円で買うとる金光テレビじゃから、どっか買うてくれりゃええと思うとったから言わなんだんですけど、結局、公平性が保てんところへ、汚れのところへ売りなさんな、貧乏人に。だから、公平性が、金もうけばあに走るんです。 議会なんかでも、前は香取議員が質問するというたら出しょうた、何時から何分、共産党の桑野議員が何時にする、これ出しょうた。今出さんです。わしが見ようと思うたら見えなんだ。そがんな放送は要らねんだ。わしら見ようるから知っとんだ。市長、顔を横、副市長と物を言わんでええんじゃ、わしが見ようるんじゃから、市長。市長にええ笠岡テレビです。金光でいえば、ハタナカにえかったんです。ハタナカのことばあしょうたんです。 そういう公平性が保てない笠岡テレビは要らないんです。へえで、金光に支所があったけどのうしてしもうたでしょうが。全然来んのんだ、来てくれえと言うても。人数がおらんから。笠岡へばあ行くんだ。きちっとやるんだ言うとんじゃったら、できんのんじゃったらもとへ返して、玉テレにでも変えりゃええんだ、金光のテレビを。金光の町民が払うとる金だ、これは。わかりますか。どうなんですか。これは徳田君か。きちっと答弁してください。もういけんのじゃったらやめさせなさい。 ○議長(井上邦男) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(徳田政太郎) 笠岡放送についてお答えをいたします。 放送の公平性が保たれていないのではないかというお尋ねですが、まず市が保有していた株式会社ケーブルネットワーク金光の株式を笠岡放送株式会社に譲渡した平成24年9月18日の契約におきまして、条件の中に浅口市内全域に同時に同一番組及び同一情報を放送することという条項がございました。市といたしましては、契約上、この件については違反なく放送がされているものと認識をしております。 契約の内容につきましては、公募で募集したところ、笠岡放送株式会社の1社、先ほど議員もお話がありましたが、1社の申し出があり、市が保有する同社の株式5,884株を2億9,420万円で譲渡しております。この譲渡条件の中に募集要領に定めました3つの条件というものがありまして、1つが先ほど申し上げました同一番組、同一情報を放送することというのがあり、残る2つが、当該株式を転売することなくケーブルテレビ事業を今後10年以上継続すること、急速に発展する情報通信技術を活用した各種サービスを浅口市民が地域格差なく享受できる環境を整備することというふうになっております。この条件に違反した場合は本契約を解除できるとされておりますが、先ほどの3条件いずれの条件についても違反はないものと認識をしております。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 香取議員、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) おたくは玉島じゃけえ、このテレビを見たことなかろう。ずっと見たか。公平性ないです、全然。調査もせずに、ないないと言わっと、見てから、きちんと精査してみい。笠岡で放送しとる、里庄で放送しとる、浅口で放送しとる、金光で放送しとる、見てみられえ。公平性か。運動会やこう、笠岡じゃったら笠岡だけやっとんでしょうが。誰が一緒にやっとんですか。1つしてもそういうてうそを言うとんでしょうが。金光のなら金光ばあ出しゃええんだ、前見たように。全然出てないんだ。一般質問にしてもそうだ。それで、選挙の応援にしたところで、テレビはぱっぱぱっぱ、中西のところへばあ行く。わしのところへ、前を通ってもあっという間におらんようになる。それが笠岡なんだ。自分がええところへばっかし行くんだ、こいつら。 いうのは、エダキというのがろくでもねえ人間じゃから、そういうようになるんです。ええ人間じゃったら、きちっとして公平性を持つ。そういうところへ売却して、以前金光で放映しょうたことを同じことをするということを私は聞いとるわけです、売るときに。金光におった人間誰もおらんようになってしもうた。大うそを言うとんじゃ、こいつは、エダキというの。息子がしょうる、汚れが。まともなことができん者にさせるな。きちっと精査してやってください。職員は給料安うして、生きれんのじゃ職員は。こういうことを言える人は誰がおるんですか、議員で。きちっとしたことをやりなさい。もう一回答弁しなさい。あなた勉強せにゃいけん、ちいと。公平性保たせ。 ○議長(井上邦男) 企画財政部長、どうぞ。 ◎企画財政部長(徳田政太郎) 公平についてのお尋ねですが、先ほど申し上げましたように、譲渡の3条件、これについては契約どおりに、契約からたがうことなく運営されているものというふうに認識をしておりますので、この契約の解除等については考えてはおりません。 放送内容につきまして公平性ということもおっしゃられておりましたが、こういった番組内容につきましては行政としてなかなか民間の放送ですので申し上げられないこともありますが場合によってはいろいろと市民の皆様に的確な、そしてまた市民のためになる放送番組を流していただくということに対しましては、いろいろと要望なり申し上げていくということはいたしたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 香取議員、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) 売るときには、要望じゃ何じゃというて売ってないんだ。こっちが言うたことを聞くというて買うとんだ。せえで今になったら要望か。要望を申し上げるか。そがんなじゃったら、もとへ返して、よそへ売れや。約束が違うじゃねえか。 それで、私が見ようるけど、11チャンネルやこう見てみい。浅口市の議会を映さっと、県会議員のばあ映しとる、ずうっと。県議は誰が見るんなら。そんたくでええことばあ考えてしょんじゃろう、こいつらは。そがん者に物を言うたけえてわかることはねえんだから。金光、浅口はもう要りませんというて断りゃええじゃろうが。テレビ出さんでもええじゃねえか、もう。光ネットやめてもらやあええんだ。へえで、いけんのんなら、玉テレへ頼みゃええんだ。前は、私が金光へおったときには玉テレと言ようたんだ。いつの間にかこっち、市長になってこっちになったんだ。前の市長は、ああだ、こうだ、ああだ、こうだと言うて答弁がここへ載っとんだ、議事録へ。今できないんだとか、考えとんとか、市長になってすぐ変わったんだ、できたんだ。わしらが考えれば、向こうへ行きゃあええことがあったんですか、市長。わしら一つもええことはない。前と同じことをしてくれるんなら何も言わない、公平性で。もう一回市長か徳田君、きちっときつうに言うてください。それで、議会は一番重要なんじゃから。本人がいついつ質問して、何時間して、何時にすると、その間にはコマーシャル入れるなと。わしが質問しょうたら、途中でコマーシャルがぽっと入るんだ。もう香取見るなというて。そがんなテレビ局がどこにあるんなら、汚れが。だから、わしはそういうエダキというのは汚れというんだ。普通の者はそがんなことはすりゃあへなあ。もう一回きちっと正しい答弁市長してください。 ○議長(井上邦男) 市長、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) それでは、笠岡放送についてお答えをさせていただきます。 議員のおっしゃられる中に、金光ケーブル単独で流していたときには、確かに私はその当時鴨方ですから見ることはできませんでした。聞くのに、ずっと金光の行事ばっかりが流れてたというふうに聞いております。 しかし、笠岡ケーブルテレビは、決められた時間の中で笠岡、里庄、そして浅口市全体が流れておりますので、これは金光ケーブルのときよりも時間はどことも少なくなっているんじゃないかなと、これは否めないことであろうかと思いますが。私は、ケーブルテレビとって、よく見ます。香取先生が見られたときと私がつけたときが違うんでしょうか、私がつけたときには、浅口のことばっかりがよく映ってますけども、それはつけた時間帯によるから一概には言えないと思うんですけども、私はそういった面では浅口市の全体のいろんなことはきちっと流れているというふうに思っておりますし。また、私いろんなところへ行事にも出ていきます。出ていきましたら、必ず、本当にパーフェクトに近いぐらい笠岡ケーブルテレビ、手分けをして全部のいろんなところへ出てきていただいております。こは金光町だけが少ないとかというようなことではありません。全部出てきてるということを私は思っております。 それから、いろんなメリットも大きなものがありました。笠岡に譲渡したことによって。 まず、1つ目は、市が保有する株式会社ケーブルネット金光、金光ケーブルの株式、これを2億9,420万円で売却いたしまして、3億円の出資金でございましたけども、その出資金がほとんど回収できたということがあります。これがもし金光ケーブルのままずっと存続してたら、これ回収できなかったという可能性もございます。これは香取議員が思われてることで、御存じだと思います。 それから、2つ目は、正直申し上げて、金光ケーブル、金銭的な余裕が余りございませんでした。だから、光ケーブルのちょうど交換時期に来てました。いろんな各家庭もそうですし、インターネット時代が始まってしまっているときでありますけども、各家庭に光ケーブルをどうやって引こうか、今の金光町時代、金光町には光ケーブルを金光ケーブルテレビの財力では無理だったということがございます。そのかわり、その当時、並行して笠岡ケーブルはずっと寄島から鴨方は光ケーブルに順次変えていってました。そういうことがありまして、ほっときますとアナログのまま金光町だけが取り残された可能性があるというふうに私も危機感を感じておりました。 そして、3つ目は、笠岡ケーブルは、その当時は笠岡、里庄、それから寄島、鴨方というふうにエリアを持ってましたので、今議員が言われましたように金光町だけが仮に玉島のほうへ行ってしまうと、統一の行政の広報番組であるとか緊急時の災害時の対応等でも非常に困ったことになるんじゃないかなと。私は、そういった意味で笠岡さんが受けていただいたことによってそういったことが災害時においても効率的、迅速に報道ができるというふうに思っております。 それから、これも香取議員よく御存じだと思いますけれども、市はケーブルネット、金光ケーブルに毎年5,000万円のチャンネルリースを支払っておりました。これも支払わなくてよくなったという、こういう財政的にもすごいメリットがございます。私が今金銭的なことを申し上げましたことは議員も承知のとおりだと思いますけども、これから議員の言われるように、番組の報道のあり方とか、あるいは平等にというのはもう一度先方さんにも私のほうから直接伝えて、よろしくお願いしますというお願いはしてみたいと思います。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 香取議員、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) 市長が言うとることは皆知っとんです。金光町のときからずっとやりょんだから。裁判も何遍も金光町長とやっとんだから、わかるんです。へえで、立教大学の教授まで、ハットリタカアキもここへ来て新聞に大きゅう載ったんですから。この法律は全部知っとんです。 だけど、今の公平性でやらにゃいけんというんです、ハットリタカアキ教授が言うのには。なぜそのようなことをするんかと。へえで、報道するんでも、市会議員の報道はしないんだと。県会議員は毎日やっとんだと、ほかのチャンネルで。だから、するんなら、きちっとした公平性を持ってやるんなら私は何も言わんのです。今、何カ月も質問してないんです、この件については。だから、目に余るんです。市長は、市長が出とるところだけ映しょうるから、市長が見たらいつも映っとら。わしら映ったことがねえ。市長が出るから、だっだだっだ映せ、市長のテレビじゃ、金光で言うたらハタナカのテレビと一緒だもん。だから映すのはわかっとるけど、ほかの人が映らねんだ、公平性が。だから、きちっとした公平性を持って、貧乏人も金持ちも同じように見れるようにしてくださいと言よんだから、私は。金がもうかるところだけするなと。 それで、今言うたように5,000万円、あれは私が監査でワタナベサトシと大げんかしたんです。要らんというけ要らんのじゃのうというて大げんかして取り上げた分です。いろいろあるんです。だから、私も市長以上にこのCNKについちゃ、立教大学の教授が岡山まで来て話までしとんです、裁判するのに。新聞へも載ったし。だから、公平性を持ってせなんだら、市長も顧問弁護士がおるんだから、浅口に2人、1人はもう話にならんけど、おるんだから、きちっとしたことをやっていただきたい。ぜひお願いします。 もう一点、職員の懲戒免職、これは取り下げていただきたい、私はそう思います。 以上をもって私の質問を終わります。 ○議長(井上邦男) 以上で本日の日程は終了しました。 これにて散会といたします。 明日は本会議を9時30分より開議いたしますので、御参集ください。 きょうは御苦労さまでした。            午後0時24分 散会...