富里市議会 > 2022-09-06 >
09月06日-03号

ツイート シェア
  1. 富里市議会 2022-09-06
    09月06日-03号


    取得元: 富里市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-31
    令和 4年  9月 定例会(第4回)         令和4年第4回富里市議会定例会会議録(第3号)                  9月6日出席議員   1番  荒野峰之君          10番  沖田健二君   2番  河田厚子さん         11番  戸村喜一郎君   3番  國本正美君          12番  田口勝一君   4番  藤田 幹君          13番  大川原きみ子さん   5番  井上 康君          14番  布川好夫君   6番  柏崎のり子さん        15番  江原利勝君   7番  岡野耕平君          16番  高橋益枝さん   8番  鈴木英吉君          17番  猪狩一郎君   9番  櫻井優好君          18番  野並慶光君           …………………………………………………欠席議員  なし           …………………………………………………地方自治法第121条の規定により、説明のため出席した者の職氏名  市長        五十嵐博文君  都市建設部長    相川裕史君  副市長       山根康夫君   教育長       吉野光好君  総務部長      粕谷幸夫君   教育部長      金杉章子さん  企画財政部長    鈴木隆次君   消防長       山室俊夫君  健康福祉部長    森 秀樹君   総務課長      五十嵐信幸君  経済環境部長    長谷川敏彦君  社会福祉課長    池田幸市君           …………………………………………………出席した事務局職員の職氏名  議会事務局長    高橋正浩    主査補       関口昌孝  主幹        岡村和宏    主査補       吉田貴一           …………………………………………………議事日程               議事日程(第3号)            令和4年9月6日 午後1時開議 日程第1 一般質問           …………………………………………………本日の会議に付した事件  1 諸般の報告  2 一般質問           …………………………………………………             …………………………………              午後1時00分 開議             …………………………………出席議員  18名欠席議員  なし ○議長(野並慶光君) これから本日の会議を開きます。………………… △諸般の報告 ………………… ○議長(野並慶光君) 日程に入るに先立ち、諸般の報告を行います。 去る9月5日の本会議散会後、決算審査特別委員会が開催され、委員長及び副委員長の互選の結果の通知がありましたので報告します。 委員長に戸村喜一郎君、副委員長に荒野峰之君。 これで諸般の報告を終わります。…………………………… △日程第1 一般質問…………………………… ○議長(野並慶光君) 日程第1、一般質問を行います。 順番に発言を許します。 江原利勝君。          (江原利勝君登壇) ◆(江原利勝君) 公明党、江原利勝、一般質問をさせていただきます。1 道路行政について (1)市民通報アプリ検討について (2)道路損傷等通報システム導入について (3)道路上に張り出した樹木について、市民からの通報・苦情は。 (4)末広南交差点事故について2 マイナンバーカードについて (1)登録・普及状況について (2)普及促進の取組について (3)マイナポイント手続状況は。3 イノシシ対策について (1)現状と取組について (2)情報提供・共有について (3)アプリ導入について 以上3点、よろしくお願いいたします。 ○議長(野並慶光君) 江原利勝君の質問に対する当局の答弁を求めます。 市長、五十嵐博文君。          (市長 五十嵐博文君登壇) ◎市長(五十嵐博文君) 江原議員の一般質問にお答えいたします。 まず、道路行政についてでございますが、市民通報アプリ検討につきましては、道路等に対する市民の方からの御要望や情報を早期にシステム上で確認できるという観点から、有効なツールの一つであると認識しております。 現在、市民の皆様からの通報のほか、道路パトロールなどによる損傷箇所の把握により、状況に応じて、簡易な修繕については迅速な対応に努めているところでございます。また、市民からの要望につきましては、直近3年間で申し上げますと、令和元年度は346件、令和2年度は322件、令和3年度は302件で、減少傾向となっております。 引き続き、適正な道路管理に努めるとともに、市民通報アプリの導入につきましては、現在の発生状況について検証を重ね、必要性を検討してまいります。 次に、道路損傷等通報システム導入についてでございますが、本市では現在、市民の方からの電話での受付や、市公式ホームページ上の「各課等の窓口」などによる情報提供により対応しております。 これまでの通報システムの導入事例の中でも明らかになっているように、市民通報アプリと一体的なシステムを構築することで、より効果が発揮できることから、今後は、市民通報アプリと合わせ、その必要性について検討してまいります。 次に、道路上に張り出した樹木について、市民からの通報・苦情はとの御質問につきましては、令和3年度におきましては、市民からの通報が45件あり、土地所有者に対して、随時、道路への張り出し樹木の適正な管理について要請する通知文書を送付し、44件については、所有者の方々の御理解により対応いただいております。また、令和4年度におきましては、8月25日現在で市民からの通報が32件あり、同様に通知文書を送付し、18件について対応いただいております。 現状として未対応となっている15件につきましては、道路パトロールにより現状を確認し、変化がないものについては再度通知するとともに、所有者が市内に在住されている場合は、訪問し、要請しております。 今後につきましても、道路沿線の樹木等の土地所有者に対して、適正な管理について御協力いただけるよう取り組んでまいります。 次に、末広南交差点事故についてでございますが、成田警察署へ確認したところ、令和4年7月9日に、国道296号を酒々井方面から芝山方面へ向かう車両が、千葉県成田土木事務所が管理する交差点部の歩道と車道を分離するガードパイプに接触する事故がございました。事故原因といたしましては、運転者のハンドル操作の誤りによる単独事故と伺っております。 次に、マイナンバーカードについてでございますが、登録・普及状況につきましては、令和4年8月21日現在の申請件数は2万6,581件で、申請率は53.8パーセントであり、6月の定例会でお示しいたしました5月29日現在から4.89ポイント増加しております。また、県内市町村平均申請率52.22パーセントに対して1.58ポイント上回っており、前回と比較しても、ポイントはさらに増加しております。 なお、交付件数は2万2,128件、交付率は44.79パーセントで、5月29日現在から3.16ポイント増加、県内市町村平均交付率44.29パーセントを0.5ポイント上回っております。 次に、普及促進の取組についてでございますが、市民課窓口での専用端末による直接的な申請サポートに加え、8月には毎週日曜日に、北部コミュニティセンターや中部ふれあいセンター、農林業センターを会場に出張申請サポートを実施したほか、特定健診や参議院議員通常選挙の期日前投票、献血などの機会を捉え、合計900件を超える申請サポートを実施しております。 今後も引き続き、健診会場などにおける申請サポートを積極的に実施し、マイナンバーカードの普及促進の加速化に努めてまいります。 次に、マイナポイント手続状況についてでございますが、令和4年1月からマイナポイント第2弾が開始され、マイナンバーカード新規取得等に対するポイント申込みが、また6月30日からは、マイナンバーカード健康保険証としての利用申込みと公金受取口座の登録に対するポイント申込みが受け付けされております。 本市では、マイナポイント申込みについて、具体的な手続に関する相談・支援窓口として、市役所と日吉台出張所手続ブースを設置し、市役所では7月1日から、支援員が常駐し、対応しております。 手続ブースでの相談・支援件数につきましては、1月から6月までの期間では月平均30件、6月末からの健康保険証としての利用申込み等に対するポイント申込み開始以降となる7月、8月の2か月間では月平均831件となり、6月までの月平均の約28倍となっております。 今後につきましても、マイナポイント第2弾の申込み期限は令和5年2月末日まで、また、マイナポイントを受け取るために必要なマイナンバーカードの申請期限は、令和4年9月末日までとされておりますので、引き続き、オンライン手続に不安を持たれている方に寄り添う支援を行うとともに、マイナンバーカードの普及と併せて周知に努めてまいります。 次に、イノシシ対策についてでございますが、現状と取組につきましては、市内においては捕獲の実績はありませんが、平成30年度から、山武市地先における捕獲許可をいただき、イノシシを捕獲することによる水際対策を実施しております。 市では、箱わななど捕獲用資機材の充実や、有害鳥獣被害対策実施隊の活動と連携するとともに、令和3年度から、有害鳥獣被害防止対策協議会を通じて電気柵の設置に対する助成を実施しており、令和4年度は8月末日現在で7件の設置を行っているところでございます。 なお、山際などの畑の近くに野菜くずを置くことで、そこがイノシシの餌場になることが散見されることから、適正な管理をするよう、引き続き市広報紙やパトロール等で周知を継続してまいります。 また、イノシシ対策には広域的な取組が重要であることから、本市に隣接する成田市、八街市、山武市、酒々井町、芝山町と定期的に情報交換を行い、さらには関係する農業協同組合も含め、広域的な連携強化に努めております。 次に、情報提供・共有についてでございますが、市内でイノシシの目撃情報があった場合は、現地確認を行うとともに、防災行政無線市公式ホームページなどを活用し、情報の伝達を行っているほか、市職員と実施隊員で現地を調査し、定期的なパトロールやわなの設置を行っております。 今後も、富里市農業協同組合教育委員会成田警察署などの関係団体と連携を密にし、情報を共有しながら、農業被害の未然防止や、児童・生徒をはじめとする地域住民の安全確保に努めてまいります。 次に、アプリ導入についてでございますが、現在、設置したわなの遠隔監視を行い、わなの見回りにかかる負担を低減できる機器を使用するなどの取組は実施しておりますが、そのほかにも、鳥獣を目撃した方が目撃情報や被害情報を登録することにより、地図上に情報等を表示し、広く情報を共有できるアプリなど、様々ございます。 本市のアプリ導入につきましては、有害鳥獣の対策を実施しております実施隊と意見交換しながら、効果的なアプリや機器等について協議会へ提案を行えるよう、引き続き調査・研究してまいります。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 江原利勝君。 ◆(江原利勝君) 答弁をいただきましてありがとうございます。市長の答弁の中でも、今回は市民にとって非常に興味があるということで、多くの方がインターネット、また同時中継で見ております。執行部の皆さんの明快な答えを期待していますので、どうぞよろしくお願いいたします。 それでは、1の道路行政についてお聞きします。再質問です。 市長の答弁で、市民通報アプリ、非常に有効なツールだということでお話もあったんですけども、これについては何度も、こういうような市民からの通報アプリを利用したほうがいいんじゃないかということで質問をしています。その中でなかなか実施に向けてできないというのは、有効なツールだと言っていながら何か問題点があるのかどうか、ちょっとここら辺はお聞きしたいんですけども。 ○議長(野並慶光君) 相川都市建設部長。 ◎都市建設部長(相川裕史君) 江原議員の再質問にお答えさせていただきます。 検討の中で何か問題点等はあったかとのお尋ねでございますが、調査した中では、投稿を受けるものの中には、直接道路と関係ない投稿や、それからいたずらによる投稿、それから、中には虚偽情報などが寄せられるといった事例が散見されました。また、投稿者の個人情報の管理などシステムセキュリティーにも細心の注意を払う必要があり、それらの情報を整理・管理するシステムの初期構築費用や運用費用が少なからず必要となることなどが挙げられます。 今後、これらの課題や費用対効果等を精査しながら、必要性について検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 江原利勝君。 ◆(江原利勝君) 今、市民にとっても、1人1台、スマホ、携帯を持っている時代であります。その中で、関心のある市民の方がこれを有効に利用して通報してくれるという市民通報アプリです。今部長の話した中で、様々な問題があることは理解しておりますけども、その中で、近年、こういうスマホのアプリを導入した取組というのは、いろいろな県、また市で取り組んでいるんですけども。スマホの市のホームページから、要するに公式LINEですよね、アカウントにアクセスして、市が管理する道路やカーブミラー、街灯、公園の遊具等の破損、そういう状況を市民の方が写真を撮って通報する取組というのは結構、近年、取り組んでいる市が多い中で、早く取り組むべきじゃないかと。今、検討ということで部長のほうから話もあったんですけども、その近隣市の状況等、近隣市が使っているアプリをゆっくり見ているよりも、いち早く富里市としての取組をすべきじゃないかというふうに思うんです。これは今検討ということで、もうそれ以上は無理かもしれませんけども、早くの取組を期待します。 次に、道路損傷等通報システムについて。 これは今注目されている取組なんですけども、やはり公式LINEからホームページにアクセスして、損傷箇所等をラインで送ってくると。今、市長の答弁では、「各課等の窓口」による情報提供によって対応していますという市長答弁あったんですけども、なかなかスマホから、公式ホームページから各課の窓口にすんなり入れると思いますか。これ難しいんですよ。一般の方だったら、こういう面倒くさいことをしているんだったらいいやって諦めちゃうかもしれない。なかなかすんなりと各課の窓口に入れないので。市民が富里市の道路を通ったときに陥没していると。この後通った人がタイヤがパンクするかもしれない。早く対応したほうがいいということでその現場の写真を撮って送られて、市役所もパトロールしていると思いますけども、いち早く対応できるというんです。だけども、各課に入れなかったら、それを写真撮って、家に帰って、わざわざパソコンから送信すると思いますか。私は、なかなかそこまでやってくれる市民というのは少ないんじゃないかなというふうに思いますので、私の提案は、早く市民からの対応をできるような体制を取っていただきたいと。 ですから、富里市の公式LINEがありますし、ホームページにすぐ行けますので、その中で各課にジャンプできるアイコンを入れたらどうかと、そういうことなんです。そこら辺の考えはいかがでしょうか。 ○議長(野並慶光君) 粕谷総務部長。 ◎総務部長(粕谷幸夫君) 市公式ホームページに関する御質問でございますので、私のほうからお答えをさせていただきます。 スマートフォンの画面上でも、通報を含むお問合せのコンテンツついて、ホームページトップ画面に表示して、すぐにそこにつながるよう、スマートフォンアプリの画面上の改善のほうを図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 江原利勝君。 ◆(江原利勝君) 最後のほうがちょっと聞き取れなかったんですけども、市長の答弁からも、必要性について検討してまいりますと。今、スマートフォンの中にせっかくホームページがあるんですから、そのアイコンを増やすということでぜひ検討していただきたい。そういうふうに思いますので、よろしくお願いします。 次に、(3)の道路上に張り出した樹木についてお聞きします。 市民の目線というのは非常に厳しいです。樹木の管理といっても、住宅の生け垣、もうとてもきれいにして、きっちりと、またさらにすっきりとされている生け垣と思ったんですけれど、道路から、もう50センチどころじゃない1メートルも飛び出ている。それでもきれいにされているというそういう中で、歩行者の障害になったり、車の擦れ違い、往来等、非常に妨げになると。この対応も非常に近隣からは言いづらいですよね。そういう中で、ぜひ対応をお願いしたい。 要するに建築法というか、道路の境界、また建築限界の中で、山林だけの話じゃなくて、市街地の中でもいろいろあると思うんですけども、大きな樹木になってしまったら、なかなか処理できないと思うんです。 そこでお伺いしたいのは、令和3年と令和4年で、それぞれ令和3年では1件、令和4年度現在で15件については未対応になっていると。その未対応の方々からの返事というのはあったんでしょうか。そして、その対応についてはどういうふうにお考えでしょうか。 ○議長(野並慶光君) 相川都市建設部長
    都市建設部長(相川裕史君) お答えいたします。 現在未対応となっている案件に関しましては、所有者の方からは、特に今のところは反応はございません。したがいまして、先ほど市長答弁でも触れられていたように、現場のほうのパトロールの中で特に変化がないものは、改めて通知をさせていただくとともに、市内の方々でお会いできる方々には直接お会いするなどして、御協力を求めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 江原利勝君。 ◆(江原利勝君) 建築限界の範囲というのは、なかなか素人で、道路、歩道から頭上、木が出ているからもうすぐ対応しなければいけない、ここら辺はいいんじゃないかとか、なかなか判断に迷うところもあるけども、早く対応すれば、大きくなって手がつけられない状況にはならないと思うんです。ですから、やっぱり声かけ、あとパトロールの中で、そういう目立つところがあれば声をかけるという早い対応をぜひお願いしたいなというふうに思いますので、よろしくお願いします。 次に行きます。(4)の末広南交差点事故について。 事故の内容は単独事故ということで、またハンドル操作ということであったんですけども、事故の内容ではなくて、私が心配しているのは、末廣農場オープン後にこういう事故が発生してしまっていると。さらには、市道から国道に出る信号のない交差点が末広南交差点のすぐそこにありますから。また、その市道から右折をしたり、非常に利用者も多くなっていますし、大きな事故が起こらないことを願っていますけども、水道事業所のところでは死亡事故が起きていたりとか、末廣農場がこれから大きく、また知名度も上げる中で、そういう事故が起こらないことを願っていますけども、市としての対応というのは何かあるんでしょうか。 ○議長(野並慶光君) 相川都市建設部長。 ◎都市建設部長(相川裕史君) お答えいたします。 末広南交差点周辺にございます末廣農場周辺の主立った交差点に対する安全対策についてのお尋ねかと思いますが、市といたしましては、末広南交差点に近接いたします市道4-0086号線と国道296号とのT字路の交差点につきましては、警察との協議の上、注意喚起の看板を8月に設置させていただいたところでございます。また、御質問にもございました水道事業所前の交差点につきましては、市から関係機関に安全対策を要望した結果、千葉県成田土木事務所成田警察署によりまして、横断歩道2か所の増設とそれから歩行者用信号機の増設、また交差点用の道路照明灯及び歩行者の安全対策用車止めの設置、こちらを本年中に設置する予定となってございます。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 江原利勝君。 ◆(江原利勝君) 今年度中ということで、末広南交差点についてもいろいろな対応をお願いしたいと思います。 次に行きます。一番注目されているマイナンバーカードでありますけども、登録・普及状況について。 申請率が53.80パーセント、非常に担当課の皆さんも頑張っておられるなというふうに伺うんですけれど、報道によりますと、総務省がマイナンバーカードの普及遅れを受けて、住民の取得率が平均未満の約630の自治体を重点的フォローアップ対象団体に指定して、名指しで対策強化を要請していることが新聞で出されたんですけども、富里市は630の自治体の中に入っているんですか。端的にお願いします。 ○議長(野並慶光君) 粕谷総務部長。 ◎総務部長(粕谷幸夫君) 本市が国における重点フォローアップの対象になっているかとのお尋ねでございますが、本市においては、国における重点フォローアップの対象団体とはなっておりません。 この重点フォローアップの対象団体は、自治体規模の区分ごとに、申請率が全国平均を下回っており、かつ前月からの伸び率も平均を下回っている場合に対象となりますが、本市は人口20万未満の市の区分に当てはまりますが、それらの基準を上回っている状況でございます。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 江原利勝君。 ◆(江原利勝君) 上回っているということは全国平均以上にいっているのかなというふうなことを感じますけども、非常に頑張ってらっしゃる。 その中で、来年度から、取得率に応じて地方交付税の分配額に差をつけるという方針を総務省が発表しているんです。630の自治体に入っていないということで、富里市も平均以上いっているのかなというふうには感じますけども。 次の(2)の普及促進の取組について。 出張して各公共施設で直接申請を行ったと。毎週日曜日に北部コミュニティセンター、中部ふれあいセンター、農林業センターを中心にということで答弁あったんですけども、南部のほうで農林業センターに市民の方がなかなか行きづらいし、行けるのかなとちょっと考えるんですけども。 ちなみに、農林業センターで真夏に申請に来られた方って何人いらっしゃるんですか。 ○議長(野並慶光君) 粕谷総務部長。 ◎総務部長(粕谷幸夫君) 8月の農林業センターで実施しました申請サポートの件数でございますが、ちょっと確認を要してからお答えをさせていただきたいと思います。少しお時間を頂戴したいと思います。 ○議長(野並慶光君) 江原利勝君。 ◆(江原利勝君) 8月のこの猛暑の中で、農林業センターに申請に。まあ車を所持されている方は行けると思うんですけども、私、年配の方が歩いてこの炎天下に行けるのかなと非常に不安になったんです。であれば、各地域の集会所、要するにサークルや集まりありますよね、そこで対応するというのが親切な出張サービスではないかなというふうに思うんです。ですから、北部コミュニティセンター、中部ふれあいセンター、南部には何もないので農林業センターでいいんじゃないかというその考えはどうも腑に落ちないんですけども、いかがでしょうか。 ○議長(野並慶光君) 粕谷総務部長。 ◎総務部長(粕谷幸夫君) すみません。先ほどの8月日曜日1日、農林業センターで事前連絡をいただいて対応した人数でございますが、3人の方をサポートを実施しております。 それと、地区の集会所での申請サポートについての御提案でございますが、今後の事業計画を立案する上で、参考とさせていただきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 江原利勝君。 ◆(江原利勝君) ぜひとも考えていただきたい。やっぱり、3人というのはちょっと異常かなと思うんです。北部コミュニティセンター、中部ふれあいセンター、いろいろ手続もできて、皆さん利用されていると思うんですけど、農林業センターで市民集まりますか。南部の地域については、特に車を必要としているし、ここら辺はぜひ考えていただきたいなというふうに思います。 そこで、これも新聞で発表がありました。総務省は、5月分、全国の1,741市区町村の交付率をランキング形式にして公表を始めたと。ちなみに、富里市の全国ランキングは何番なのか。先ほど、630の自治体には入っていないということで、平均より上だと思うんですけども、全国ランキング、千葉県ランキングでは何位だったのか。分かれば教えていただきたいと思います。 ○議長(野並慶光君) 粕谷総務部長。 ◎総務部長(粕谷幸夫君) まず、本市の全国の順位でございますが、国が令和4年7月末現在で発表しております交付率で申し上げますと、1,741自治体中、本市は780位でございます。また、県内の状況でございます。まず、本市の県内54自治体中の順位でございますが、こちらは令和4年8月21日現在でございます。申請率が22位、交付率では24位という状況でございます。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 江原利勝君。 ◆(江原利勝君) 平均というか、22位、24位と。上位と言いますか、富里市は多分トップを狙っているんだろうと思うんですけども、甘んじることなく、ぜひ取り組んでいただきたい。 次行きますけども、マイナンバーポイント。 今、物価高が進む中で、国民一人一人の生活を支援する取組にもなっています。最大2万円分のマイナポイントがもらえる。6月30日からスタートして、この第2弾というのは、買物の必要がないんです。申込むだけで2万円分のポイントがもらえる。既に5,000円のポイントをもらった方は1万5,000円です。小さな赤ちゃん、もうゼロ歳のお子さんから、子どものポイントが申込みができると。両親ですよね。どっちか、親などの法定代理人が申し込むと、一家で、夫婦と子供2人いた場合には、4人の家族で最大8万円分が頂けると。もう第2弾すごいです。小さなお子さんは意識がないかもしれないけども、2万円分のポイントというのは誰かのところに、家族の中にはいっていると思うんですけども。国民一人一人の生活を支援する、本当に物価高に対応するこのマイナポイント、ぜひとも9月までに申請をしていただきたいし、もっと周知をすべきじゃないかと思うんです。 市民の方も非常に興味があって、ぜひ聞いていただきたいというのは、締切日、9月30日までに、9月末といいますか9月30日、これが2万円分を頂ける第2弾の締切日ですよね。では、9月30日の午後11時59分まで大丈夫なのかどうか。これはインターネットで申し込めば申請できるんですけども、何か記録が残るのかどうか。受付終了、受け付けましたという返事が9月30日11時59分の返事なのか、申込みを送信したのが11時59分の送信記録なのか、ここら辺。また、郵送は消印なのか、自分がポストに入れたのが9月30日のところなのか。1日をまたいだだけで2万円分のポイントがもらえるかもらえないかって大きなことなんです、市民にとっては。そこら辺の期限についてのお考えをお願いします。 ○議長(野並慶光君) 粕谷総務部長。 ◎総務部長(粕谷幸夫君) お答えさせていただきます。 国の公表では、マイナポイント第2弾の対象となるのは、9月30日までのマイナンバーカードの申請とされておりますが、自治体のほうにも具体的な締切り時間等は示されていない状況でございます。 御本人様がマイナンバーカードを申請しまして、いつ受け付けされたか御不安な場合、こちら、なかなか御自身で確認するというのは難しい状況の中で、マイナンバーカードの交付等を行うシステムにおきまして、申請受付日の確認は可能でございます。お手数でございますが、市民課にお問合せいただきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 江原利勝君。 ◆(江原利勝君) 9月末までというちょっと曖昧であって、郵送とかそこら辺がちょっと微妙になってくるわけです。1日ぐらいいいんじゃないかとか、ここは大目に見ようかとか、そういう曖昧な答えでいいのかなというのは、私はまたさらに市民に説明しようがないんですけども。 じゃ、市役所の駆け込み申請について、要するに締切りが9月30日末日の市役所の業務終了時間、17時15分、これで業務終了ですよね。その17時の時点で、想定すると100人ぐらい申請で待っていたという可能性もありますし、すんなり終わるかもしれないんですけども、そういう想定した場合に、課の残業はどのような対応するのか、ほかの各課の対応体制というか、そういうのはあるんですか。市民課だけで全部対応させなければいけないのか。仮の想定ですけども、9月30日の駆け込み体制について、ここら辺のお考えどうでしょうか。 ○議長(野並慶光君) 粕谷総務部長。 ◎総務部長(粕谷幸夫君) 9月30日の申請窓口の対応についてでございますが、午後5時15分までに来庁されまして受付を済まされたお客様につきましては、全てのお客様の申請が完了するまで、しっかりとサポートさせていただく考えでございます。また、市民課職員で対応が足りない場合は、職員間での協力体制を確保したいと思います。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 江原利勝君。 ◆(江原利勝君) 無理をしなくても、家族の誰かが申請をして、これはいいわけですよね。代表して。受け取りは必ず本人が市役所に来ないと駄目だと。 なぜここまで聞くかというと、市民の方々はまだよく分からないから、半分諦めた方がいて、難しいから、2万円分のポイントはいいかななんて諦めちゃっている人がいるんです。この中継を見ている人も多いので、もう少し質問したいと思うんですけど。 9月30日に申請ができても、その日に2万円分のポイントはもらえないんですよね。カード交付に日数、時間がかかると思うんですけども、できたらお知らせが届くまでどのくらいの、9月30日に駆け込みで申請をして、要するにお知らせまでの時間というのはどのくらいを考えていたらいいんでしょうか。 ○議長(野並慶光君) 粕谷総務部長。 ◎総務部長(粕谷幸夫君) マイナンバーカードの申請から交付までの日数というところでございますが、現在はおおむね1か月ぐらいというふうに伺っております。1か月から2か月の間での交付というふうに理解しております。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 江原利勝君。 ◆(江原利勝君) 2万円分のポイントがもらえるということで、本当に申請した方は待ちに待っているんです。その中で1か月から2か月、これは当然集中していますから仕方ないことですけども。 周知方法についてちょっとお聞きしたいんです。いざ交付になると、こういう手紙ですか、お知らせが来るわけですけども、いよいよだなというふうに市役所に行きます。その帰りに、特設ブースがあって、ポイントの申請ができるというんですけども、そのときに必要なものを事前に周知できないかをお聞きしたいんです。いざポイントの申請になったときに、必要な書類、また暗証番号が分からない。必要なものを持ってきてないといえば、また家に帰って、後日、もう一度来なくてはならないと。非常に期待の反面、もういいかなというふうになってしまう悔しいことはないと思うんですけども、そこら辺の周知方法。ポイント交換の手続をする方は何と何、要するに4項目必要ですよというような親切な対応、ここら辺はできないかどうか、ちょっとお聞きしたいんですけど。 ○議長(野並慶光君) 粕谷総務部長。 ◎総務部長(粕谷幸夫君) マイナポイントの申請に必要な持ち物の周知についてでございますが、マイナポイントの申込み手続に必要なものをまとめたチラシを作成しております。マイナンバーカード申請サポートさせていただいたとき、またマイナンバーカードを交付する際にお配りしまして、マイナポイントの手続に丁寧に対応、周知をさせていただいているところでございます。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 江原利勝君。 ◆(江原利勝君) 既に5,000円分のポイントをいただいている方は1万5,000円分のポイントなんですけども、マイナンバーカードを新たに申請した人に対してはそういう周知方法もあるけども、1万5,000円分のポイントを受け取るには何と何と何が必要ですよというようなところも市のホームページ、またスマホ、LINEの何か、お知らせする欄に貼り付けていただくと、そこも周知の方法に加わるんじゃないかなというふうに思うんです。 その日に申請はできなくても、2023年のまた2月の末までに申請をすれば、2万円分のポイントができるわけですよね。そこら辺の状況、これはまた12月か3月にお聞きしますけども、期限の締切りについてお伺いしたいんです。このポイント申請の対象、要するに、先ほどの話ではないんですけども、9月30日までに御自身が申請したのに、私は対象じゃなかったと言われるのか、あなたは対象ですよと。そこら辺の証明はあるというんですけども、自分が対象か対象じゃないか、マイナンバーカードの交付の時点でお知らせされるのかしないのか。実際に自分が申請したら、9月を超えていたので対象じゃなかった。後で苦情がまた問題になっても致し方ないので、そこら辺の対応、事前にできないのか。要するに、9月30日締切りの証明書というのは何かお考えでしょうか。 ○議長(野並慶光君) 粕谷総務部長。 ◎総務部長(粕谷幸夫君) マイナンバーカードの申請受付の確認に関するお尋ねでございますが、まず、受付証明書という形の制度は現在ございません。また、マイナンバーカード自体には、いつ申請したかという記載もない状況でございます。御自身で申請した日を忘れてしまったり、またアプリ操作にて申請が受け付けされているか、不安で確認したいなどの場合は、お手数でございますが、マイナンバーカードを行うシステムにおいて申請受付日の確認をすることは可能でございますので、市民課のほうにお問合せのほういただきたいというふうに御案内したいと思います。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 江原利勝君。 ◆(江原利勝君) ちょっと私の質問が伝わらなかったのか。要するに、自分が2万円分のマイナポイントの対象になっているのかならないのかというのを言っていただきたいというのが、その時点で分かるわけですよね。それは分からないんですか。要するに、今インターネットで、先ほどになりますけども、9月30日の11時59までに送信して自分は対象だなと思ったとしても、返事が来るのが12時過ぎていたとか、そういうタイムラグがあって、自分は対象じゃなかったと。後でトラブルの原因になるわけです。ですから交付の時点で、残念ながら、翌日にまたいでいますので対象ではありませんよとか、そういう親切な対応したほうがいいんじゃないかなと思うんです。それは、自分がマイナポイントを申請した時点で全然対象じゃなかったと自分でがっかりするだけですから、そういう対応というのは考えていないかということをお聞きしたかったんです。あまり細かく、きっちりと11時59分にこだわるわけではないんですけども、曖昧な9月末までという国の方針もちょっとよく分からないんですけども、そこはきっちりやっていただいたほうが平等的になるんではないかなというふうに思っています。これ以上はお聞きしません。また次回お聞きします。 次に行きます。3のイノシシ対策についてでありますけども、現状と取組については毎回お聞きしていますけども、(2)の情報提供・共有についてであります。 6月議会では、登下校の子供たちのイノシシ対策についてお聞きしたんですけども、今回は、防災無線でイノシシの発生状況等、伝達は非常によいと思うんですけども、この情報の共有をその関係の地域に、要するにピンポイントで発信はできないかという提案なんです。そこで、(3)のアプリの導入について。 先ほども話していますけども、富里市には公式LINEアプリがあって、ホームページもあるわけですけども、各課の窓口にジャンプすることがなかなか難しいために、アイコンの整理をして情報共有をするという考えはいかがですかということをお聞きしたいんですけど、どうでしょうか。 ○議長(野並慶光君) 長谷川経済環境部長。 ◎経済環境部長長谷川敏彦君) 江原議員の再質問にお答えいたします。 市の公式LINEアプリを活用することについてのお尋ねでございますが、イノシシ情報は、正確かつ迅速な提供が求められておりますので、議員御推奨のとおり、公式LINEアプリや、生産者組合が発信しているアグリ情報など、情報伝達ツールの効果的な活用について、引き続き研究してまいります。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 江原利勝君。 ◆(江原利勝君) 最後のほうが聞きづらかったんですけども、これはできないということですか、それとも有効に使うということなのか。最後のほうがちょっと聞き取れなかったんですけど。 ○議長(野並慶光君) 長谷川経済環境部長。 ◎経済環境部長長谷川敏彦君) 有効に活用してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 江原利勝君。 ◆(江原利勝君) ぜひとも。1人1台、もうスマホを持つ時代ですから、使いやすく、また市のホームページのレイアウトを変えるだけでピンポイントで各課に入っていけますので、ぜひとも取り組んでいただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いします。 私の質問は以上で終わります。ありがとうございました。 ○議長(野並慶光君) これで江原利勝君の質問を終わります。 そのまましばらくお待ちください。 次に、鈴木英吉君。          (鈴木英吉君登壇) ◆(鈴木英吉君) 富里自民の会の鈴木です。議長のお許しが出ましたので、通告に従い、一般質問を行います。よろしくお願いします。 新型コロナ感染症は、依然として高い水準で感染状況が推移しており、医療機関等への負荷も高い状況が続いています。第7波も長引いておりますが、感染リスクを引き下げながら経済・社会活動が継続できるように、新たな日常を実現しなければなりません。 こうした中、市民の生活を守り、力強い富里の発展と繁栄のため、行政経営を着実に遂行されている市長をはじめ職員の皆さんの御尽力に感謝申し上げます。 それでは、順次、一般質問をさせていただきます。1 観光・交流拠点施設「末廣農場」について (1)現在までの来客数の推移はどのような状況であるのか。 (2)物販施設の種別ごとの売上高はどのような状況であるのか。 (3)飲食施設の売上高はどのような状況であるのか。 (4)末廣農場を運営する指定管理者の営業方針と自己分析はどうか。 (5)市民をはじめとする来客者の評価はどうか。 (6)末廣農場と旧岩崎久彌末廣農場別邸公園の連携はどのように推進するのか。 (7)観光拠点としての戦略的な視点はどうなっているのか。2 コロナ禍における災害時での避難所対応について (1)避難所での受入人数の状況はどうなっているのか。 (2)避難所での3密回避の対策はどうなっているのか。 (3)避難所においてコロナ陽性者が発生した際の対策はどうなっているのか。3 通学路の安全対策について (1)本市の通学路安全対策の考えはどうなっているのか。4 富里のスイカについて (1)令和4年のスイカの生産高は例年と比較するとどのような状況であるのか。 (2)異常気象や資材高騰における対策はどうなっているのか。 (3)他県の主な生産地のスイカ生産の状況や対策を調査しているのか。 (4)高齢化が進行している中で担い手となる後継者対策はどうなっているのか。 (5)スイカ生産者のノウハウを生かした従事者の育成や収穫体験募集についてどのように考えるのか。5 旧洗心小学校跡地の利用について (1)跡地の利活用について、地元の考えは聞いているのか。 (2)第1次報告が令和3年12月にあったが、現在の検討状況はどうなっているのか。 以上5点、よろしくお願いします。 ○議長(野並慶光君) 鈴木英吉君の質問に対する当局の答弁を求めます。 市長、五十嵐博文君。          (市長 五十嵐博文君登壇) ◎市長(五十嵐博文君) 鈴木議員の一般質問にお答えいたします。 なお、教育関係の御質問につきましては、教育長が答弁いたします。 まず、観光・交流拠点施設「末廣農場」についてでございますが、現在までの来客数の推移はどのような状況であるのかとの御質問につきましては、指定管理者に確認したところ、通常営業を開始した令和4年6月8日から8月末日までの来場者数は8万2,036人、月別の内訳は、6月が3万5,240人、7月が2万6,778人、8月は2万18人となっております。 なお、プレオープン以降の来場者数は9万6,310人となり、市の目標としている令和4年度の来場者数は28万人であることから、3割を超える達成状況となっています。 次に、物販施設の種別ごとの売上高はどのような状況であるのかとの御質問につきましては、通常営業を開始した6月8日から8月末日までの売上高は2,973万4,000円であり、その内訳として、農産物が1,042万5,000円、肉や卵といった畜産物149万2,000円、弁当や総菜類が468万円、加工品が1,313万7,000円となっております。 なお、農畜産物及び弁当や総菜類は、ほぼ市内で生産されたものと聞いており、5割以上が市内商品の売上げによるものと考えられます。 次に、飲食施設の売上高はどのような状況であるのかとの御質問につきましては、通常営業を開始した6月8日から8月末日までの売上高は1,199万4,000円となっております。 次に、末廣農場を運営する指定管理者の営業方針と自己分析はどうかとの御質問につきましては、まず指定管理者の営業方針については、令和3年6月の指定管理者候補者公募型プロポーザルを実施した際に、指定管理自らが提案した公の施設の管理運営といった基本方針の下、市が提示した施設のコンセプトや収益性の確保を念頭に置いた営業方針となっております。 自己分析については、オープン当初より、指定管理者と根本的な相違点が生じていることから、市では、実地について検査を繰り返しながら、必要な意見や指示を申し伝えております。また、指定管理者においても、市の意見や指示並びに利用者の御意見を踏まえ、物販施設及び飲食施設の課題に対し、販売品目や売上げ等について随時分析を行い、改善を重ねております。 さらに、市民ニーズも踏まえ、末廣農場に求められる施設機能にするためにも、効果的で効率的な達成方法を部分最適ではなく全体最適とするために、指定管理者自らの全体評価に加え市の評価も実施し、整合性を図りながら取り組んでいるところです。 次に、市民をはじめとする来客者の評価はどうかとの御質問につきましては、利用者の皆様から様々な御意見を頂戴しておりますが、市に寄せられた御意見の多くは、物販の品ぞろえと価格設定に関するものであり、オープン以降、指定管理者に対して指示をした改善内容と同様となっていることから、野菜が少ないことに関しましては、早急な改善を求め、7月から野菜の種類と量を順次増やしております。また、飲食物の価格が高いことにつきましては、一部商品の価格の見直しを行い、子供向けメニューも提供を始めるなど、御意見、御提案に対し、順次改善に努めていると聞いております。 一方では、主に週末に実施しております各種イベントにつきましては、各種団体の皆様に対しイベントスペースを提供することで、皆様の取組やその成果などをPRできる場を創出していることから、参加者からは評価をいただいております。 次に、末廣農場と旧岩崎久彌末廣農場別邸公園の連携はどのように推進するのかとの御質問につきましては、連携を図る取組として、毎週日曜日に末廣別邸公園で、市職員によるガイドを実施しております。 今後、末廣別邸公園を一体的に周知し、より関心を持っていただけるよう双方が連携し、ボランティア団体による、末廣農場内のガイダンス施設を起点としたガイドツアーを計画しております。 次に、観光拠点としての戦略的な視点はどうなっているのかとの御質問につきましては、まずは市民をはじめとした末廣農場利用者の皆様の満足度を高めることが喫緊の課題と捉えており、野菜など農畜産物や加工品の充実など、指定管理者に対し、早期の改善を求めています。また、催事として実施する商品販売や市民参加型のイベントを今後も継続するとともに、末廣別邸公園との一体的な集客力の向上を図り、地域が一体となり来訪者をもてなす観光拠点としての形成を目指してまいります。 あわせて、拠点としてのPRの一環として、高速バスのラッピング車両が8月25日から運行開始されるなど、観光拠点としての機能を十分に発揮できるよう取り組んでまいります。 次に、コロナ渦における災害時での避難所対応についてでございますが、避難所対応につきましては、千葉県から示された「災害時における避難所運営の手引き 新型コロナウイルス感染症への対応編」に基づき実施いたします。 避難所での受入人数の状況はどうなっているのかとの御質問につきましては、避難所全体で1,308人の受入れを想定しております。 次に、避難所での3密回避の対策はどうなっているのかとの御質問につきましては、避難所内において十分な換気を行うとともに、ソーシャルディスタンスを確保するため、御家族ごとに2メートル程度の間隔の確保や、市内の避難所に600張り配備した屋内テントを活用するなど、3密回避対策を実施してまいります。 次に、避難所においてコロナ陽性者が発生した際の対策はどうなっているのかとの御質問につきましては、避難所内で感染が確認された場合は、印旛保健所成田支所へ連絡し、医師の診察や受入れ先の施設を調整することとなっております。 今後も、避難所における感染拡大防止に努めてまいります。 次に、富里のスイカについてでございますが、令和4年のスイカの生産高は、例年と比較するとどのような状況であるのかとの御質問につきましては、4月と5月の天候不良により、7月末日現在での主な生産者組合の出荷数量は約43万8,000ケースで、令和3年同時期の約46万4,000ケースに対し、約6パーセントの減少となっております。一方、販売金額については、令和3年の約15億1,000万円に対し、令和4年は約15億5,000万円で、約2パーセントの増加となっております。 次に、異常気象や資材高騰における対策はどうなっているのかとの御質問につきましては、豪雨や台風、降ひょう等のおそれがあるときには、注意喚起及び事前と事後の対策等について、生産者組合等と情報を共有するとともに、被害状況の把握を実施しております。 なお、令和4年度においては、天候不良が続き、曇天や低温が交配期と重なった圃場では、生育不良等が多く発生したため、千葉県や生産者組合等と連携し、病害虫等の予防対策への指導・助言に努めております。 また、資材高騰対策につきましては、現在、世界的なエネルギー価格の上昇や、ロシアによるウクライナ侵略等の影響により、肥料をはじめとする資材価格が高騰しており、国では、農業経営への影響緩和を図るため、肥料コスト増加分の7割を補填することを決定いたしました。さらに、千葉県においては、物価高騰対策として、資材購入費の一部助成について、報道発表がされたところでございます。 本市におきましても、国や県の支援制度に関する情報の収集に努め、速やかな制度の周知を行うとともに、生産者組合等と連携し、円滑に手続を進め、農業従事者を支援してまいります。また、市独自の支援策といたしまして、農業用廃プラスチックの処理に係る費用負担を軽減し、農業経営の安定化を図るため、本定例会に補正予算案として計上させていただきました。 次に、他県の主な生産地のスイカ生産の状況や対策を調査しているのかとの御質問につきましては、鳥取県で取り組まれている整枝作業の省力化や、全国的に問題となっているしおれ病などの病害虫対策について、情報の共有や、農林業センターに設置している試験圃場において調査を行っております。また、限られた労働力で生産規模の維持を図ることは重要であることから、日本大学理工学部との包括連携協定による機械化や省力化の研究に取り組むとともに、生産者、印旛農業事務所等の農業関係機関との情報交換や、先進事例の視察などを通じて、さらなる技術革新を進めてまいります。 次に、高齢化が進行している中で、担い手となる後継者対策はどうなっているのかとの御質問につきましては、本市は県内でも新規就農者の多い、後継者が育っている地域であるものの、市全体の農業経営体数は減少傾向にあり、農業従事者の平均年齢は上昇傾向となっております。 後継者対策は、農業への魅力向上に向けた取組も必要であることから、販売価格の上昇や安定など、付加価値を高めるためのPRに力を注いでおります。また、将来設計において選ばれる農業とするためにも、生産者組合や関係機関と連携し、包括的な対応に努めてまいります。 次に、スイカ生産者のノウハウを生かした従事者の育成や収穫体験募集についてどのように考えるのかとの御質問につきましては、本市のスイカ栽培は、富里の風土に合った生産方法に加え、各生産者が独自の技術により切磋琢磨しながら育まれております。 栽培に係る知見や技術による、生産者が行う従事者の育成の支援については、富里すいかを守る上で重要と捉えていることから、生産者はもとより、関係機関とも連携を深めてまいります。 また、収穫体験につきましては、地域ブランドである富里すいかの収穫体験をしていただくスイカオーナー制度を平成27年度から実施しております。毎年好評をいただいており、オーナーを抽せんにより決定し、畑にあるスイカの苗から自分の苗を選ぶ作業と、実際に畑でスイカの収穫体験をしていただいております。 このスイカオーナー制度を通じて、富里の豊かな自然と文化、人々との交流を通じて楽しむグリーンツーリズムの趣旨に沿い、本市の特産物である富里すいかをPRするとともに、生産者自らが自主的な交流を図られるよう、今後も事業を継続してまいります。 次に、旧洗心小学校跡地の利用についてでございますが、跡地の利活用について地元の考えは聞いているのかとの御質問につきましては、平成30年12月に、地域コミュニティーの維持・継続・発展を目的とした洗心まちづくり協議会が設置された以降、跡地の利活用に係る課題や提案、事業者のヒアリング状況等を整理した資料などの提供により、地元との情報共有を随時図っており、直近では、令和4年5月に意見交換を行ったところでございます。 これまでの協議経緯の中では、市が跡地の利活用について検討しながら、当該協議会と協議を進めており、地域に合った利活用の早期実現が望まれているところです。 次に、第1次報告が令和3年12月にあったが、現在の検討状況はどうなっているのかとの御質問につきましては、跡地の利活用の検討を開始してから今日に至るまで、医療製品等の展示や倉庫、キャンプ場、障害者支援施設、外国人研修施設、外国人プロゴルファー養成宿泊施設などの提案があった8者にヒアリングを実施しております。特に令和3年12月以降については、継続して協議に応じていただいた5者にさらなるヒアリングを実施してまいりましたが、事業の採算性、施設規模、実施時期などの条件が合わず、これ以上の進展が困難な状況となっております。 現在は、新たに提案があった社会福祉施設について、相互による調整を図っているほか、グラウンドに特化した利用を検討したいといった新たな意見もあり、グラウンド単体での利用方法などについても検討を行っております。 一方で、校舎の建築から44年、富里南小学校との統合から5年が経過する中で、フィルムコミッション等で利用されたことがあるものの、その利用頻度は少なく、さらに老朽化が進展している現状となっていることから、事業者の利用計画や利用範囲と合わせて、修復の必要箇所や内容などを総合的に検討しております。しかしながら、利活用されない校舎が長く置かれることにより、さらに老朽化が進むことが懸念されていることからも、旧洗心小学校跡地の利活用については、現在の協議結果を踏まえ、早期判断が求められているものとして受け止めております。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 教育長、吉野光好君。          (教育長 吉野光好君登壇) ◎教育長(吉野光好君) 鈴木委員の一般質問にお答えいたします。 通学路の安全対策についてでございますが、本市の通学路安全対策の考え方はどうなっているのかとの御質問につきましては、毎年、教育委員会をはじめ成田警察署、道路管理者や市PTA連絡協議会の代表者などで構成される通学路安全推進会議を開催するとともに、通学路の合同点検等を行い、継続的に安全対策の実施及び検証に取り組んでいます。 また、通学路安全推進会議を中心とした関係機関による協議を進め、緊急的に対応できるものと、計画的に進めていかなければならないものを整理した上で安全対策を実施し、その効果の検証とともに改善を考えてまいります。 あわせまして、児童・生徒には、今後も具体的な安全指導を継続して行い、登下校の安全確保を図ってまいります。 なお、令和4年度に関しましては、7月19日に通学路安全推進会議を開催し、その中で合同点検箇所を選定しまして、8月3日に通学路合同点検を実施したところです。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 鈴木英吉君。 ◆(鈴木英吉君) 御丁寧な御答弁ありがとうございます。大分詳しく答弁していただきましたけれども、何点かにわたって再質問させていただきます。 現在までの来客数の推移はどのような状況であるのかについて再度お尋ねします。 グランドオープンから3か月がたちますが、平日の様子を見ると、来客数が少なく、低調な感じがあると見受けけられます。物販施設での見直し策などは考えておられるでしょうか。 ○議長(野並慶光君) 長谷川経済環境部長。 ◎経済環境部長長谷川敏彦君) 鈴木議員の再質問にお答えいたします。 物販施設での見直し策はとの御質問でございますが、市は、市民ニーズなどを踏まえ、指定管理者に意見を申し伝え、指定管理者は、7月には野菜の種類と量を増やすとともに、タイムセールやワンコイン弁当フェアなどを実施し、また、市民の皆様を中心とした各種団体によるイベントを実施してまいりました。しかしながら、いまだ野菜をはじめとした富里産の商品の品ぞろえに富里らしさが足りないということが喫緊の課題と認識しておるところでございます。 現在、指定管理者においては、富里産の商品の充足について、特に野菜の充実、加工品や、工芸品などの掘り起こしを行うとともに、オリジナル商品の拡充に着手し、早急な改善に努めております。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 鈴木英吉君。 ◆(鈴木英吉君) ありがとうございます。答弁にあったように、野菜をはじめとした富里産の品ぞろえがまだまだのように感じます。市民もこれを望んでおりますので、ぜひ充実するようお願いします。 それでは、飲食施設のメニュー等の改善は考えているのでしょうか、伺います。 ○議長(野並慶光君) 長谷川経済環境部長。 ◎経済環境部長長谷川敏彦君) お答えいたします。 飲食施設の見直し等の改善策はとの御質問でございますが、飲食施設に関しては、メニューの種類と内容及び価格設定が課題となっていると認識してございます。これまで指定管理者は、メニューの一部価格改定や子供向けメニューなど、順次改善を行っておりますが、市といたしましては、富里らしい、末廣農場の目玉となるメニューの開発を重点的に指定管理者に要求しているところでございます。 一方、8月11日から期間限定メニューとして、規格外の梨の果実を活用しました梨のスムージーを販売し、好評でありますことから、今後も、季節限定のメニュー等により富里の旬を味わっていただける工夫をしていくと聞いてございます。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 鈴木英吉君。 ◆(鈴木英吉君) 季節の旬のものを活用した期間限定メニューはとてもよいことだと思いますけれども、富里らしさを出すためには、もっと野菜を使ったようなメニューがあればいいんじゃないかなというふうに思いますので、ぜひ積極的に扱っていただきたいと思います。 次に、末廣農場では、入り口のホワイトボードでイベントのお知らせをしているようですが、集客を目的としたイベントの企画はどのような状況ですか、伺います。 ○議長(野並慶光君) 長谷川経済環境部長。 ◎経済環境部長長谷川敏彦君) お答えいたします。 集客を目的といたしましたイベントの企画についてのお尋ねでございますが、現在までに開催いたしましたイベントは、指定管理者が主催いたしましたすえひろ夏祭りや、産業まつり実行委員会と連携しまして、共進会に出品されたスイカの即売を行いましたスイカDay、それから先だって行いました梨Dayなどに加え、市民活動団体などの協力を得まして、演奏や発表で末廣農場を盛り上げていただく参加型のイベントがございます。 市民参加型のイベントでは、7月、8月には、夏を彩るフラダンスやウクレレによるイベントを行いましたが、9月、10月には、市内のキッズダンスの団体による発表を主としたものを予定しているところでございます。 今後、指定管理者において、季節ごとの収穫祭を予定しており、10月には秋野菜によるイベントを企画しております。 集客を目的とする各種イベントの開催につきましては、富里市観光・交流拠点施設の管理に関する基本協定書に基づき、指定管理者が行うこととなりますが、市も協力しながら、富里の魅力を発信できるイベントとなるようにしてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 鈴木英吉君。 ◆(鈴木英吉君) ありがとうございます。富里の特徴は農業です。末廣農場で農業のポテンシャルを生かして、もっと発信すべきだと思います。末廣農場に訪れる人は、この場所でよいひとときを過ごしたいと思って来場しているのであって、まだまだ今の状況だと、富里の特徴を生かし切れていないと思います。どうしたら末廣農場に価値観を見いだして市民に喜んでもらうことができるか、来場者の求めていることをもっと勉強して、よりよい施設になることを期待しております。 次に、2番のコロナ禍における災害時での避難所対応について、再度お尋ねします。 (1)避難所での受入人数の状況についてですが、避難所の受入人数について、多くの住民が集まる避難所で、過密とならないようにスペースの拡充が必要になるかと思います。平時での受入人数と、コロナ禍において避難所収容人数が不足した際の対応について伺います。 ○議長(野並慶光君) 粕谷総務部長。 ◎総務部長(粕谷幸夫君) 鈴木議員の再質問にお答えさせていただきます。 まず、コロナ禍前の収容人数についてでございますが、3,771人を想定しております。コロナ禍における、本来の収容人数に至らないことへの対応といたしましては、災害等における宿泊施設の提供に関する協定に基づきまして、民間施設の協力を仰ぎ、収容人数の確保に努めてまいります。また、富里市避難所開設・運営マニュアルにおきまして、自治会の集会所を地域避難所として位置づけており、公的な支援として物資提供が可能でありますことから、地域の皆様が避難所として使用できることとなっております。 参考ではございますが、令和元年の一連の災害では、立沢台、南七栄、南平台などの各自治会で地域避難が開設された実績がございます。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 鈴木英吉君。 ◆(鈴木英吉君) 避難所開設に伴う市民への周知や、避難所での対応はどうなっているか伺います。 ○議長(野並慶光君) 粕谷総務部長。 ◎総務部長(粕谷幸夫君) まず、避難所の開設に伴う市民への周知につきましては、災害の規模等により開設する避難所を決定することとなりますが、避難される方が余裕を持って行動できるよう、迅速に防災・防犯メールや防災行政無線市公式ホームページ、Lアラート、広報車等、多様な手段により情報を発信してまいります。 避難所での対応についてでございますが、各指定避難所を開設する際は、担当職員を配置し、開設しております。避難者への対応等に担当職員が当たっておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 鈴木英吉君。 ◆(鈴木英吉君) ありがとうございます。新型コロナウイルス感染症の感染状況を踏まえた避難所の運営は、避難者の健康管理や避難所の衛生管理、スペースの十分な確保や発熱者等の対応など、いろいろな取組が必要となります。平時から、対応方法を含めた事前準備をより一層進めていただくようにお願いします。 次、3に移ります。通学路の安全対策について再度お尋ねします。 先ほどの教育長答弁によると、今年度の通学路安全推進会議は7月19日に行われたということですが、日吉台小学校の出入口付近の横断歩道等の設置について、事案となっているか伺います。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 鈴木議員の再質問にお答えいたします。 横断歩道の設置についての御質問でございますが、日吉台小学校の正門付近と南側の門の付近につきましては、横断歩道の設置要望をいただいております。現在、通学路安全推進会議の事案となっております。 8月3日に実施いたしました合同点検では、日吉台小学校の教職員からの説明も交えた現地確認を行いまして、現在、横断歩道等の安全対策について、成田警察署との協議を重ねているところでございます。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 鈴木英吉君。 ◆(鈴木英吉君) 確かに警察との交渉は大変難しい。あの場所が信号から近いということで大変だと思いますけども、ほかの自治体では、横断歩道付近にマスコットキャラクターを置いて、ここは生徒が渡りますよとすぐドライバーに分かるような、歩行者に注意を促すなどの方策を講じているところがありますが、本市ではこのような方策は有しているか伺います。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) マスコットキャラクターの活用についての御質問でございます。 現在本市では、通学路、交差点、カーブなどの注意喚起看板に、千葉県のマスコットキャラクターを入れているものがございます。マスコットキャラクターは目を引きやすいことや、親しみを感じて印象に残りやすいことなど、交通安全を促す効果も期待できますので、さらに活用できるよう検討してまいります。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 鈴木英吉君。 ◆(鈴木英吉君) ありがとうございます。横断歩道の設置について基準があるということは理解しています。成田警察署と協議を重ねているということで理解しました。通学環境が安全に、よりよい方向になることを期待して、3番の質問を終わります。 次に4、富里のスイカについて再度お尋ねします。 富里すいかについては、令和3年4月に制定したすいか条例を柱に、行政、農協、生産者が一体となり様々なイベント等を実施して、富里すいかのブランド向上に取り組んでいることもあり、先ほど市長答弁にありましたように、令和4年は、天候不良による出荷数量は減少したものの、販売額は前年より増額していることからも、一定の評価をいただいているものと思います。 一方で、本市のスイカの生産者は減少傾向にあり、高齢化による担い手不足や、労働に見合った収益という観点から、産地の維持が難しくなっているのも事実かと思います。今後は、担い手の確保と、さらに収益を上げるためのブランド化、価値向上に向けた取組が必要と思います。 そこで、お尋ねします。高齢化が進行している中で、担い手となる後継者対策が重要となっているわけですが、都会の若者の就職先として、農業は有力な選択肢であると思いますが、都内等で就農の相談会等の開催について検討してはいかがか、伺います。 ○議長(野並慶光君) 経済環境部長。 ◎経済環境部長長谷川敏彦君) お答えいたします。 都内等で就農の相談会等の開催を検討してはいかがかとのお尋ねでございますが、本市では現在、情報の周知に係る取組としまして、全国新規就農相談センターがインターネット上に開設しております「農業をはじめる.JP」に富里市のページを開設し、全国の就農に興味のある方に対しまして、富里市の農業に関する情報を発信しているところでございます。また、農林水産省が後援しております「新・農業人フェア」が東京都や大阪府で開催しておりまして、全国の自治体等が就農に当たってのPRを行っているところでございます。 千葉県におきましても、同フェアへの出店や、千葉市内での就農総合相談会の開催などを実施しておりますので、各相談会等の情報の収集と発信に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 鈴木英吉君。 ◆(鈴木英吉君) 後継ぎはもちろん、市外からの新規就農者の確保も効果的であると思いますので、ぜひ進めていただければと思います。 次に移ります。生産者は、もっと高く売れればスイカ農家も増えていくと思います。それには、これまで以上に、もっとブランド力を向上させることが重要であります。 そこで、お尋ねします。ここ数年、コロナの影響で開催はできていないようですが、スイカオーナー制度も効果的な取組ではありますが、もっと消費者に畑を見せて、試食させ、農業への共鳴や農業の発展、知ることによる感動を生むような対策が必要だと思いますが、市の考え方を伺います。 ○議長(野並慶光君) 長谷川経済環境部長。 ◎経済環境部長長谷川敏彦君) お答えいたします。 消費者に向けた対策への御質問でございますが、消費者の方々が直接、スイカの圃場を見て触れて知っていただく機会の創出については、効果的であると考えてございます。 現在取り組んでおりますスイカオーナー制度では、生産者自らが自主的に交流を図ることができることも目的としておりますので、収穫体験など、生産者による積極的な取組につながるよう研究してまいります。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 鈴木英吉君。 ◆(鈴木英吉君) ありがとうございます。すいか条例の基本理念にありますように、市民が市のよさを再認識するきっかけをつくり、郷土への愛着と知名度を向上させることで、本市を象徴する富里すいかにより、農家も市民も元気な町なっていくと思いますので、よろしくお願いします。 次に5番、旧洗心小学校跡地の利用について、再度お尋ねします。 (1)跡地の利活用について、地元の考えは聞いているのかについて伺います。 洗心まちづくり協議会と情報共有を進めているとのことですが、協議会からどのような意見が出ているのか伺います。 ○議長(野並慶光君) 鈴木企画財政部長。 ◎企画財政部長(鈴木隆次君) 鈴木議員の再質問にお答えいたします。 洗心まちづくり協議会との令和4年5月に実施いたしました意見交換では、協議会から施設の利活用の提案はございませんでした。主に校庭の草刈り等の維持管理についての御意見がございまして、その後、担当部署で対応させていただいたところでございます。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 鈴木英吉君。 ◆(鈴木英吉君) 第1次報告が令和3年12月にあったが、現在の検討状況はどうなっているのかについて伺います。 利活用されない校舎の老巧化が進んでしまうことから、市長答弁で、現在の協議結果を踏まえ、早期判断が求められているとのことですが、いつまでに判断するのでしょうか、伺います。 ○議長(野並慶光君) 鈴木企画財政部長
    企画財政部長(鈴木隆次君) お答えいたします。 市長答弁にもございましたように、令和3年12月以降、協議に応じていただいた団体に対しまして、ヒアリングを実施してまいりました。しかし、条件が合わず、進展が困難な状況となっておりまして、現在、新たに提案のあった福祉施設について、調整を図っているところでございます。 こちらの協議結果を踏まえまして、繰り返しとはなりますが、なるべく早期に判断してまいりたいと考えてございます。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 鈴木英吉君。 ◆(鈴木英吉君) ありがとうございます。旧洗心小学校の校舎は雨漏りなどもあるし、学校備品もそのまま、荒れ放題の状況で、このまま朽ち果てていくのは忍びないとの意見が地元でもあります。雨漏り対応や草刈りなど、職員で対応可能なものについて、努力されていることも聞いております。なかなか難しい問題であると思いますが、跡地の利活用が進むよう、市では努力してもらいたいと思います。 以上、本日は5項目を一般質問させていただきました。本市が元気な町になるよう、特徴である農業のポテンシャルを生かして、各種の取組を進めていってもらいたいと思います。 以前にも申し上げましたが、本市は、日本の空の玄関である成田空港に近く、インターチェンジもあり、いろいろ事業を展開するための地の利にも恵まれており、自然や農業などの観光資源は、持続的な発展につながる要素を持っています。 観光・交流拠点施設「末廣農場」は、魅力度の向上のための方策を一日も早く展開し、富里市民が満足いただける施設になる必要があると思います。市におかれましては、引き続き市民起点に立ち、行政ができることをこれからも着実に遂行していただくようお願いいたします。 以上で私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(野並慶光君) 粕谷総務部長。 ◎総務部長(粕谷幸夫君) すみません。1点、訂正のほうお願いさせてください。 避難所に係る御質問の中で、令和元年の一連の災害で、地域避難所の実績で立沢台と申し上げたんですが、東立沢の誤りでございます。東立沢に訂正のほうよろしくお願いいたします。すみませんでした。 ○議長(野並慶光君) これで鈴木英吉君の質問を終わります。 しばらく休憩します。              午後2時37分 休憩             …………………………………              午後2時46分 開議出席議員  18名欠席議員  なし ○議長(野並慶光君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、河田厚子さん。          (河田厚子さん登壇) ◆(河田厚子さん) 河田厚子です。議長からのお許しをいただきましたので、通告に従い、これより一般質問をさせていただきます。 四つの項目について、お伺いするものです。1 富里ふるさと自然公園の有効活用について (1)有料施設の利用状況は。 (2)富里ふるさと自然公園の成り立ちと市民への周知について2 生活支援体制整備事業について (1)市内協議体の具体的な活動について3 学校体育館の環境について (1)冷風機の全校配置について4 コミュニティ・スクールの進捗について (1)地域への理解度について (2)学校支援ボランティア事業との関わりをどう考えるか。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(野並慶光君) 河田厚子さんの質問に対する当局の答弁を求めます。 市長、五十嵐博文君。          (市長 五十嵐博文君登壇) ◎市長(五十嵐博文君) 河田議員の一般質問にお答えいたします。 なお、教育関係の御質問につきましては、教育長が答弁いたします。 まず、富里ふるさと自然公園の有効活用についてでございますが、有料施設の利用状況はとの御質問につきましては、ふるさと自然公園は、A地区とB地区の二つの施設があり、このうち有料施設は、A地区の全天候型テニスコート2面とサッカー場兼野球場1面となっております。 有料施設の利用状況につきましては、直近3年間で申し上げますと、令和元年度は、テニスコートが391件で2,703人、野球場兼サッカー場が93件で2,539人、令和2年度は、テニスコートが169件で1,044人、野球場兼サッカー場が114件で6,420人、令和3年度は、テニスコートが322件で2,686人、野球場兼サッカー場が136件で7,754人の利用がございました。 次に、富里ふるさと自然公園の成り立ちと市民への周知についてでございますが、本施設は七栄地区の雨水流域の流末に位置しており、成田国際空港の開港以来、七栄地区の土地開発などで都市化が進み、大雨などによる下流側への治水対策が必要となったことから、調整池機能を有した多目的な利用が可能な公園施設として整備されました。 昭和61年3月に江川上流雨水整備事業基本計画を策定し、平成元年度に実施設計策定の後、平成5年度に工事着手し、平成9年3月末に完成後、同年4月1日から供用開始に至っております。 また、市民への周知につきましては、市公式ホームページにおいて、施設の概要、開場時間、利用料などを御案内するとともに、公園施設前の案内看板などにより周知しているところでございます。 今後も多くの方々に利用していただけるよう、市公式ホームページに加え、市広報紙への掲載やスポーツ団体への案内チラシの配布等を行うなど、さらなる周知に努めてまいります。 次に、生活支援体制整備事業についてでございますが、市内協議体の具体的な活動につきましては、市が委託しております4か所の地域包括支援センターに配属された生活支援コーディネーターを中心に、市内8か所の協議体が社会福祉団体やボランティア、社会福祉法人、民間企業等と連携を図り、地域資源の掘り起こしなどを行った上で、把握したニーズの解決に向け協議を重ねるとともに、定期的に策定する広報紙やチラシなどにより、事業の周知を図っています。 各協議体の活動の事例を申し上げますと、日吉台小学校区において、「ひよし生活応援隊」が結成され、有償ボランティアによる生活支援サービス事業が開始されております。 また、根木名小学校区では、地域資源マップを作成し、学区内の全戸へ配布したほか、富里小学校区や富里第一小学校区、七栄小学校区においても、それぞれの協議体が地域資源やニーズ把握に関する取組を行い、南部地区では、旧洗心小学校区を含む三つの学区合同で、買物支援やごみ出し支援などの取組について検討しているところです。 今後も、高齢者が住み慣れた環境で安心して暮らすことができるよう、支え合いによる地域づくりを推進し、介護サービス、介護予防、医療、住まい、生活支援などを一体的に提供する地域包括ケアシステムの構築に努めてまいります。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 教育長、吉野光好君。          (教育長 吉野光好君登壇) ◎教育長(吉野光好君) 河田議員の一般質問にお答えいたします。 学校体育館の環境についてでございますが、冷風機の全校配置につきましては、現在、市内小・中学校の体育館などで21台の冷風機を活用していますが、全小・中学校に配置はしていません。 冷風機の配置に関しましては、新型コロナウイルス感染症対策としてマスク着用が今後も見込まれる中、気温が高い時期に熱中症のリスクを軽減するためにも有効と考えられますので、国の補助制度などに注視し、補助金等の活用とともに検討してまいります。 次に、コミュニティ・スクールの進捗についてでございますが、地域への理解度につきましては、各校の学校運営協議会では、学校運営の基本方針をはじめとし、活動方針など地域とともにある学校づくりに向けた協議が行われています。 そして、承認された内容や協議中の課題などについては、学校運営協議会ごとに、学校運営協議会だよりなどのお便りやホームページを通して、保護者や地域住民への周知を図っているところです。今後も地域にしっかり理解していただけるよう努めてまいります。 学校支援ボランティア事業との関わりをどう考えるかとの御質問につきましては、現在、学校支援ボランティアの方々には、各学校の教育活動に多くの御協力をいただいているところです。今後も、学校運営協議会との連携を図りながら、学校支援ボランティア事業を継続してまいります。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 河田厚子さん。 ◆(河田厚子さん) 丁寧な答弁ありがとうございました。 それでは、これより再質問をさせていただきます。 大きな1の富里ふるさと自然公園の有効活用について、(1)有料施設の利用状況はのところですが、先ほど御答弁にありましたように、テニスコート、野球兼サッカー場の直近の3か年の利用状況を伺い、思っていた以上に利用されているようで大変よかったと思っています。 そこで、施設の維持管理についてお伺いいたします。環境の整備に関しては、どのようになっていますでしょうか。 ○議長(野並慶光君) 相川都市建設部長。 ◎都市建設部長(相川裕史君) 河田議員の再質問にお答えいたします。 公園の環境整備に関してのお尋ねでございますが、まず、A地区、B地区の除草作業につきましては、市職員により、有料施設を含めまして、定期的に実施しています。 また、公園内のトイレ及び園路等の清掃と門扉の開閉業務につきましては、外部委託により管理しています。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 河田厚子さん。 ◆(河田厚子さん) 先日お伺いしたところでは、除草作業は年に3回程度やられているということで、委託の概要としては門扉2か所は、1年中365日、あと園地やトイレの清掃は83日行われているようで、きれいになっているかなと思っています。駐車場とかも見ましたが、両方、A地区、B地区の駐車場両方とも整備されていて、大変よかったかと思っています。広い公園施設の環境整備の除草作業等、大変御苦労さまでございます。 次に、(2)の富里ふるさと自然公園の成り立ちと市民への周知についてなんですけれども、A地区側の有料施設については、以前から認識していましたが、B地区の存在は、実は2年ほど前に知りました。お恥ずかしい話なんですけど、B地区にローラースケート場というのがあるというのを今年の春ぐらいに知りまして、大変驚きました。オリンピックが終わってからでしたので、もっとここが盛り上がればよかったなというふうに考えていました。 市民の方々には、この公園の中をよく知らない方が多いのではないかと思います。初めに感じたのは、なぜこのような分かりにくい場所にあるのかという疑問がありました。市長答弁にもありましたように、当該施設は、調整池機能を持たせることが目的で、それに付加価値として運動公園施設と多目的な利用ができる広場を兼ね備えているということが分かりました。 そこでお伺いしたいことですが、今の状態では、B地区側への行き方が大変分かりにくいと思いますが、誘導標の設置というのはされていますでしょうか。 ○議長(野並慶光君) 相川都市建設部長。 ◎都市建設部長(相川裕史君) お答えいたします。 御質問のB地区への誘導方法についてでございますが、A地区とB地区との間には連絡通路がございます。連絡通路があること、その経路を表記した公園全体の案内看板を園内に設置してございます。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 河田厚子さん。 ◆(河田厚子さん) 実は、昨日も公園に行ってきたんですが、A地区側の駐車場から見たんですけれども、やはりちょっとA地区から入っていくと、なかなかそこがよく分からないというところはありました。昨日の夕方遅くに伺ったんですが、ランニングコースを使われている市民の方が大勢いらっしゃっているようでした。 先ほどから、A地区、B地区と言っていますけれども、開設当初のリーフレット等には、A調整池、B調整池と明記されていますが、今の市ホームページ上にはそのような表記がなく、地区分けの理解というのがないように思いますが、現在はどのようになっていますか。 ○議長(野並慶光君) 相川都市建設部長。 ◎都市建設部長(相川裕史君) お答えいたします。 御指摘いただきましたとおり、現在はホームページ上では有料施設の御案内のみを掲載しているところでございます。今後、市ホームページの当該ページの見直しを行いまして、両施設の概要、位置などについても周知をしていきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 河田厚子さん。 ◆(河田厚子さん) どうぞよろしくお願いいたします。 有料施設のある側をA地区、ローラースケート場のある側をB地区として、市民の皆様にB地区を知ってもらうためには、A地区側からB地区側への誘導方法や案内看板などの設置が考えられますが、まず何ができるとお考えでしょうか。 ○議長(野並慶光君) 相川都市建設部長。 ◎都市建設部長(相川裕史君) 先ほど申し上げました市ホームページの見直しに加えまして、御提案のA地区からB地区への連絡通路へ、誘導看板等、こちらを設置すべく検討していきたいと考えています。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 河田厚子さん。 ◆(河田厚子さん) ぜひ、よろしくお願いいたします。 B地区のローラースケート場では、スケートボードや自転車の練習など、いろいろ利用価値があるかというふうに考えます。ふるさと自然公園は、広々とした静かな環境でとてもいい公園だと思います。もっと皆さんに知って、使っていただきたいということで、今回質問をさせていただきました。簡単な看板ではあまり効果はないと思いますので、見てすぐに分かるようなものを検討していっていただきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。 続きまして、大きな2の生活支援体制整備事業についてお伺いします。 (1)市内協議体の具体的な活動についてなんですが、令和4年4月から、地域包括支援センターが中部で分割され2か所になったと思います。2か所に増えました。協議体メンバーというのはどのようになっているでしょうか。 ○議長(野並慶光君) 森健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(森秀樹君) 河田議員の再質問にお答えをさせていただきます。 中部地域包括支援センターの分割に伴います協議体のメンバーについてのお尋ねでございます。それぞれ中部東地域包括支援センターが富里小学校区と根木名小学校区、中部西地域包括支援センターが富里第一小学校区と七栄小学校区を所掌しているところでございます。 なお、協議体のメンバーにつきましては、それぞれに配置されています生活支援コーディネーターの下で活動されています。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 河田厚子さん。 ◆(河田厚子さん) 中部地域包括支援センターが増えまして、協議体メンバーもそれぞれが人数的に増えているんですか。 ○議長(野並慶光君) 森健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(森秀樹君) 中部地域包括支援センターの分割後の協議体のメンバー数についてのお尋ねでございますが、新型コロナウイルスによります感染拡大防止の観点から、多人数での活動を協議体が自ら制限をしていまして、現在は可能な範囲で活動しているところでございます。 なお、メンバーの数につきましては、分割前とほぼ変更がないものと伺っています。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 河田厚子さん。 ◆(河田厚子さん) わかりました。4月から分割されたばかりですので、これから協議体のメンバーも増えていったりするのではないかと思われますが、コロナ禍において、会議等も進まなくなっているのではと考えられますが、どのような対策をなさっていますか。 ○議長(野並慶光君) 森健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(森秀樹君) コロナ禍における対策についてのお尋ねでございます。議員御質問のとおり、令和2年度及び3年度につきましては、コロナ禍によりまして思うような活動ができない状況が続いていました。 そのような状況の中、小学校区によっては少人数での会議やリモートの会議を行うなど、工夫をして実施をされていたと聞いています。 今後につきましても、まだ従前のとおりに進めることはできませんけれども、実施可能な方法で何とか進める予定と伺っています。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 河田厚子さん。 ◆(河田厚子さん) 北部地域協議体でも何度かリモート会議を行っていたようですが、やはり顔を合わせないとなかなか前に進まないという悩みがありまして、会場を広くして、現在は毎月定例会を行っているようです。それぞれの協議体で御苦労をされているところも多いかと思いますけれども、先ほど御答弁にありました根木名小学校区の地域資源マップというのは、どのようなものでしょうか。 ○議長(野並慶光君) 森健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(森秀樹君) 地域資源マップについてのお尋ねでございます。令和2年度に根木名小学校区において、地域資源マップの第1号として作成されたものでございます。 内容につきましては、日々の暮らしをより充実させることを目的といたしまして、体操あるいはサロン、集いの場、趣味、ボランティア活動の場などを紹介しています。 なお、コロナ禍によりまして制作が止まっていますが、次号以降も計画していると伺っているところでございます。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 河田厚子さん。 ◆(河田厚子さん) その地域資源マップの使い方として、地域住民へ、根木名小地域にある活動の場を知らせることを目的としているのか。どのように活用されているのかお伺いしたいと思います。 ○議長(野並慶光君) 森健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(森秀樹君) 地域資源マップの活用方法についてのお尋ねでございますが、お住まいの地区の活動状況をお知らせすることで、住み慣れた地域で生き生きと日々の暮らしを充実することができ、また不足するサービスなどの課題を把握して、今後の事業の方向性を検討するために御活用していくと伺っています。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 河田厚子さん。 ◆(河田厚子さん) 分かりました。地域の資源を発掘して不足するサービスをどのように捉え、今後の事業の方向性を検討されていくということですね。市も協力していただき、今後の進展を期待しています。 次に、生活支援コーディネーター間での情報交換というのは定期的にされているようなんですけれども、市内協議体メンバー同士の意見交換、全体視察研修などがあると、他地域の活動を知ることで、協議体がより活発になっていくのではないかと思いますが、市でのお考えはいかがでしょうか。 ○議長(野並慶光君) 森健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(森秀樹君) 市内協議体メンバーの意見交換、あるいは視察研修についてのお尋ねでございます。協議会の代表者会議の実績はございますが、全体研修の実績はございません。今後、機会を見て計画してまいりたいと考えています。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 河田厚子さん。 ◆(河田厚子さん) ぜひお願いいたします。 次に、北部地域のひよし生活応援隊というのがありますが、これは協議体の中から発足されたということですが、協議体とは切り離された団体という理解でよろしいですか。 ○議長(野並慶光君) 森健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(森秀樹君) ひよし生活応援隊についてのお尋ねでございます。協議体の話合いの中で様々な生活支援が必要と判断し、ひよし生活応援隊が結成されたと伺っています。 現在は組織を立ち上げて間もないということから、生活コーディネーターの方が関わっていますけれども、当該団体は、基本的には地域住民の皆さんが立ち上げた自主運営団体となります。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 河田厚子さん。 ◆(河田厚子さん) 地域住民が立ち上げた自主運営団体ということですね。分かりました。 では、ひよし生活応援隊は、有償ボランティアということですが、そこに至る経緯をお答えください。 ○議長(野並慶光君) 森健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(森秀樹君) 日吉台小学校区の有償ボランティアについてのお尋ねでございますが、日吉台小学校区では、協議体の話合いや地域フォーラムを通して、地域でボランティア活動をしたいとお考えになっている方が多くいらっしゃることが分かりました。高齢化に伴いまして、ごみ出しや清掃などの支援を必要としている方がいる中で、有償でも構わないのでサービスを利用したいという意見もございまして、地域での相互扶助制度を検討し、他の自治体における先進事例なども参考に、有償ボランティア制度の創設が有効との結論に至ったと伺っているところでございます。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 河田厚子さん。 ◆(河田厚子さん) 有償ボランティア活動ということには、明確な定義をうたうことは難しいんですけれども、持続的にこの事業を続けていくには、やはり印刷代や事務用品、備品購入や通信費など、様々な運営費が必要になると思います。このようなサービスを受ける側も気兼ねなく頼めるという点もあるので、有償になったと伺っています。 ひよし生活応援隊も、令和4年5月11日に始まったばかりですが、依頼件数も多くなっていると聞いています。今、二つの協議体での具体事例をお伺いしましたが、市内全域で協議体が進んでいって、支え合いの輪がますます大きく広がっていくことを期待しています。 続きまして、3の学校体育館の環境について伺います。 (1)冷風機の全校配置についてですが、異常気象と言われているほど夏の暑さが厳しくなっています。市内全学校で普通教室、特別教室にも冷房が設置され、この夏は安心して授業を受けられているのかと、大変うれしく思っています。 しかし、体育館ではどのような状況になっているのかと心配になりました。教育長答弁では、冷風機を市内小・中学校で21台設置されているということでしたが、内訳はどのようになっていますか。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 河田議員の再質問にお答えいたします。 公立小・中学校の体育館での冷風機の活用状況でございますが、活用の内訳を申し上げますと、小学校では、富里小学校で1台、富里南小学校は2台、浩養小学校は3台、根木名小学校は2台、七栄小学校が1台です。 中学校では、富里中学校で6台、富里北中学校は1台、富里南中学校が5台となっています。 活用事例といたしましては、体育の授業のほか、中学校では部活動で活用しているところでございます。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 河田厚子さん。 ◆(河田厚子さん) 施設の面積から考えても、小学校の冷風機の設置が少ないというのは理解しますが、第一小学校と日吉台小学校に設置されていないのはなぜなのか。近年の暑さで体育の授業の実施が難しくなっているかと思われますが、小学校ではどのような対応をされているのかも含めてお伺いしたいと思います。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 小学校での対応についての御質問でございますが、冷風機につきましては、国の令和2年度学校保健特別対策事業費補助金を活用いたしまして、新型コロナウイルス感染症対策や学習保障等に係る支援事業として導入が進んだところではございますけれども、富里第一小学校と日吉台小学校では、学校において必要な他の備品の整備を行ったことから、冷風機を導入していません。 体育の授業に関しましては、他の教科と同様に行わなくてはならない授業時数が決まっていますが、あまりにも気温が高い状況で体育の授業を実施することは困難です。そのような場合には、各学校の判断で、冷房の効く環境で行える他の授業に一時的に変更しまして、授業を行っています。体育の授業には、温度が下がり、実施可能な状況のときに子供たちの体調を第一に考えて実施しています。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 河田厚子さん。 ◆(河田厚子さん) この暑さで体育の授業の振替など、御苦労が多かったことと思います。 では、中学校では数多くの冷風機を設置されているようなんですが、効果としてはどうなのか。部活動で使われているというお答えもありましたが、どのように使われているのかお伺いします。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 冷風機の効果についての御質問でございますが、中学校の部活動に関しましては、子供たちの体調を考えながら実施しているところでございます。冷風機につきましては、それぞれの部活において、体温の上昇を軽減させるために、休憩時に子供たちがクールダウンをするなど、体調を維持しやすいように利用しているところでございます。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 河田厚子さん。 ◆(河田厚子さん) 暑さが厳しい状況の中での体育の授業を、体育館で行う上での注意点はありますか。例えば、プール授業に関しては、しっかりとした安全指針というものがあるかと思いますが、体育館などの運用に関しては、何かあるのかお聞かせください。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 暑さの厳しい中での体育の授業の注意点についての御質問でございますが、近年気候を見ると、夏季期間においては暑さが厳しい状況が続いています。学校では、気象庁が発出する暑さ指数や熱中症警戒アラートを参考に、体育の授業の実施の有無について判断しています。 また、授業を行う際には、子供の様子を細かく観察いたしまして、適度な休憩を入れながら、子供たちの体調管理を第一に考えて実施しているところでございます。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 河田厚子さん。 ◆(河田厚子さん) この夏は昨年度よりも暑さが更新されているようでした。その中で、体育の授業ではグラウンドで行うことは難しく、体育館で行った場合も相当な暑さになったのではないかと思われます。集会などは、コロナ禍のため、体育館を使用せずにそれぞれの教室で対応なさっていたと伺っています。本来であれば、体育館にも冷房設備をというふうに、設置できればというふうに考えますが、それはもう無理というものですので、各学校に十分な冷風機があれば、夏の体育館での環境もかなりよくなってくるのではと考えます。 学校体育館は、緊急避難所という視点をされてもいます。学校施設として、教育委員会への質問となりましたが、地域住民全体のことと考えても、冷風機の十分に行き渡る全校配置を御検討いただくようお願い申し上げます。 次に、4番のコミュニティ・スクールの進捗について伺います。 (1)の地域への理解度についてですが、前年度までの評議員制度とは変わって、地域の様々な団体の方に学校運営に参加していただくこととなりましたが、4月から始まったばかりのコミュニティ・スクール、学校運営協議会では、まだまだ理解されていないところもあるのではと思います。地域の方々への説明はどのようにされているのか、もう一度確認をさせてください。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 地域の方々への説明についての御質問でございますけれども、令和3年11月に、地域の関係者の方々に向けた学校運営協議会の実施に係る説明会を開催し、保護者をはじめ、自治会や学校支援団体等の代表の方に御出席をいただき、学校運営協議会、コミュニティ・スクール制度について、御説明をさせていただいたところでございます。 また、地区社会福祉協議会に関しましては、これまでに七栄地区の社会福祉協議会に御説明をさせていただいたところでございます。なお、現在、地区社会福祉協議会に所属する方が、学校運営協議会の委員として参画している学校もございます。 引き続き、地域の方々の御理解を得ながら、御協力いただけるよう努めてまいりたいと考えています。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 河田厚子さん。 ◆(河田厚子さん) 先日、7月2日のPTA連絡協議会指導者研修会では、コミュニティ・スクールについての講演が分かりやすく、とてもよかったと思っています。 その中では、合議制のところがよく分からないという声が上がっていました。新たな取組ですので、じっくり理解してもらえるよう進めていただきたいと思いますが、現在まで、学校運営協議会の中では、どのような意見がありましたでしょうか。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 学校運営協議会からの意見でございますけれども、まずは、登下校や災害時の対応について、学校と地域が協働できる体制づくりが重要であるということや、有事に当たっての組織体制や連絡方法、それぞれの役割等を日頃から共有できる仕組みづくりの大切さなどの御意見をいただいているところでございます。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 河田厚子さん。 ◆(河田厚子さん) 学校と地域が協働できる体制づくりや、有事に当たっての組織体制や連絡方法はしっかりと構築していっていただきたいと思います。 次に、コミュニティ・スクールの役割と近いもので、市の事業で学校支援ボランティア制度というのがありますが、これはなかなかコーディネートが難しくて、登録されていてもなかなか該当するボランティア先がないという指摘があったかと思います。令和元年度に、私は一度こちらの質問をさせていただきました。コミュニティ・スクールの導入により、地域ごとに設置されている利点として、学校支援ボランティア制度をコミュニティ・スクールの中に取り入れるのはいかがでしょうか。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 学校支援ボランティア制度との連携についての御質問かと思います。学校支援ボランティア制度では、地域の皆様が学校の教育活動に御協力いただいている場面を多く見かけています。このような活動は、子供たちと地域をつなぐ有効な方法であると考えています。 本年度、各学校に学校運営協議会を設置し、コミュニティ・スクール制度がスタートしたところでございます。学校では、地域の方々からの御協力をいただきながら進めていこうとしていることから、地域の方が自主的に学校に協力する仕組みである学校支援ボランティア制度は、学校のサポートになくてはならない制度であると考えています。学校支援ボランティアの各学校の登録情報を学校運営協議会内でも共有するなど、学校支援ボランティアの効果的かつ適切な運用が図られるよう検討してまいりたいと考えています。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 河田厚子さん。 ◆(河田厚子さん) 学校支援ボランティア制度は、先生方の膨大な事務と雑務の時間を、少しでも子供たちに関わる時間に費やしていただけるようにと始まった事業だと聞いています。地域の方が自主的に学校に協力する仕組みとして、学校支援ボランティア事業は、これはこれで大切だということを理解しました。 またこの事業は、協力者が市内全域の学校をボランティアサポートできるものでしたので、学校運営協議会、コミュニティ・スクールで、自分の地域では解決できないことも、学校支援ボランティア事業の情報を共有することで、解決に役立つのではないかというふうに考えます。 まだ始まったばかりのコミュニティ・スクールですが、地域と協働していくことは、以前から行われていることだと思います。コミュニティ・スクールによって学校が核となって、育てたい子供像、目指すべき教育のビジョンを保護者や地域の方々と共有し、目標の実現に向けて、これからも深まっていけますように、よろしくお願いしたいと思います。 以上で質問を終わりにします。 ○議長(野並慶光君) これで、河田厚子さんの質問を終わります。 そのまましばらくお待ちください。 次に、國本正美君。          (國本正美君登壇) ◆(國本正美君) 國本正美です。議長のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。 本市の防災対策についてと教育行政3点についてお伺いいたします。1 本市の防災対策について (1)千葉県が作成した「富士山等の噴火に伴う降灰対策に関する対応指針」をどのように捉えているか。2 教育行政について (1)中学校の運動部活動の地域移行について、スポーツ庁有識者会議による提言をどのように捉えているか。 (2)2023年から実施される、生命(いのち)の安全教育と包括的性教育をどのように捉えているか。 (3)児童・生徒の色覚異常の対応について 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(野並慶光君) 國本正美君の質問に対する当局の答弁を求めます。 市長、五十嵐博文君。          (市長 五十嵐博文君登壇) ◎市長(五十嵐博文君) 國本議員の一般質問にお答えいたします。 なお、教育関係の御質問につきましては、教育長が答弁いたします。 本市の防災対策についてでございますが、千葉県が作成した「富士山等の噴火に伴う降灰対策に関する対応指針」をどのように捉えているかとの御質問につきましては、当該指針は、県レベルで最も影響のある風向きなどの状況でシミュレートをした降灰予測の影響をまとめた対応方針と認識しています。 指針では、本市と隣接する成田市付近の降灰予測として、1707年の富士山の宝永噴火と同程度の噴火が発生した場合、おおむね2週間で1センチメートル程度の降灰が予測されています。火山灰の影響は、首都近郊に比べて低い結果となっているものの、千葉県の全域で降灰が予測されており、降灰による様々な影響やリスクが想定されています。 火山噴火は、広域にわたり影響を及ぼす自然災害であることから、本市といたしましては、千葉県や関係機関と連携し、噴火の影響について情報共有を図るとともに、富士山等の噴火が発生した場合には、現行の富里市地域防災計画を準用した体制に基づく災害対応や、市民への正確な情報発信などを実施してまいります。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 教育長、吉野光好君。          (教育長 吉野光好君登壇) ◎教育長(吉野光好君) 國本議員の一般質問にお答えいたします。 教育行政についてでございますが、中学校の運動部活動の地域移行について、スポーツ庁有識者会議による提言をどのように捉えているかとの御質問につきましては、令和4年6月の提言では、少子化の中、将来にわたり子供たちがスポーツに継続して親しむことができる機会の確保とともに、学校の働き方改革を推進し、学校教育の質の向上も目指すとされ、その上で、令和5年度以降、まずは休日の運動部活動から段階的に地域移行していくことの方向が示されました。 千葉県では、令和4年8月に担当者会議が開催され、部活動の地域移行モデルとなっている市町の状況を確認したところです。 部活動の地域移行については、実施した際に生じる様々な影響を考えながら、子供たちがよりよい活動を行うことができるよう、慎重に進めてまいります。 次に、2023年から実施される生命(いのち)の安全教育と包括的性教育をどのように捉えているかとの御質問につきましては、内閣府の性犯罪・性暴力対策の強化の方針を踏まえ、令和5年度から全国の学校において、生命(いのち)の安全教育を推進することとなっています。 この学習につきましては、学校安全の領域に含まれており、関連教科や道徳、総合的な学習などで、子供たちが学ぶことになります。 また、包括的性教育につきましては、人権の尊重を根底に置き、人間関係、価値観、ジェンダーの理解、性と生殖に関する健康など、八つのキーコンセプトが提示されています。これらの理解を深め、子供たちが安全で健全な社会生活を送れるようにしてまいります。 次に、児童・生徒の色覚異常の対応につきましては、学校保健安全法施行規則に基づき、以前は、小学校4年生において色覚検査を実施していましたが、現在は、健康診断の必須項目となっていないため、実施していません。ただし、保護者が希望する際には、学校での実施も可能としていますので、学校だよりなどで各家庭に周知しているところです。 なお、この色覚検査につきまして、市内小学校では、2学期以降に希望者への実施を予定している学校もあります。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 國本正美君。 ◆(國本正美君) 御答弁ありがとうございました。 最初に、富士山等の噴火に伴う降灰対策について再質問をいたします。 今年3月、千葉県防災危機管理部危機管理課が、富士山等の噴火に伴う降灰対策指針を出しました。それについて、本市はどのような対応を考えているかを知りたくて、質問しました。 また、地震、台風等の防災についての大切さは、昨今とても高まっていると思います。富士山等の噴火と申しますと、唐突のように思われるかもしれませんが、他の防災と同じく心構えや備えは重要と思います。静岡県や山梨県などでは、富士山はいつ火山噴火するか、予測が難しいため、いつでも対応ができるよう対策砂防計画を作成し、大噴火に備えています。 そこで、本市の富士山等の噴火による防災の心構えとして、どのようなことが重要になるかお尋ねいたします。 ○議長(野並慶光君) 粕谷総務部長。 ◎総務部長(粕谷幸夫君) 國本議員の再質問にお答えいたします。 富士山等の噴火による防災の心構えについてのお尋ねでございますが、富士山が噴火した場合、インパクトがある事象ではございますが、噴火そのものが、直接富里市民の生命に危険を及ぼすものではないと認識していますが、千葉県が作成した指針では、降灰の程度に差があるものの、県内全域において降灰の影響があることを想定されていることから、まずは市民に冷静な対応を促し、正しい情報発信が重要であると考えています。
    ○議長(野並慶光君) 國本正美君。 ◆(國本正美君) 事前の準備や心構えとして、富士山噴火による災害はどのようなことが起きるのか、どのような準備が必要なのか、どのように行動したらよいのか、火山灰から身を守る対策は何か、安全に降灰の除去作業を行うにはどのようにすればよいのかなど、いろいろなことを考えておかなければなりません。 ただいまの御答弁の中に、富士山噴火は、本市の市民の命に直接危険を及ぼすものではないと認識しているとありましたが、様々なことを想定し、予期せぬ事態に対して物心両面での備えを整えておくことが、市民のより安心安全な生活につながると思います。 そこで、そのほかに富士山等の噴火が本市に想定される影響は、どのようなことがあると思われるかお尋ねいたします。 ○議長(野並慶光君) 粕谷総務部長。 ◎総務部長(粕谷幸夫君) 富士山等の噴火が本市に想定される影響についてのお尋ねでございますが、降灰による視界不良、農産物への降灰の影響などが想定されます。 また、千葉県全体で捉えますと、少量の降灰でも、買占め等により店舗の食料、飲料水等の売り切れが生じたり、道路の交通支障が発生した場合、物資の配送困難、店舗等の営業困難による生活物資が入手困難となる影響や、降灰後の降雨による停電、インフラへの影響などが、千葉県で策定した指針では想定されているところでございます。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 國本正美君。 ◆(國本正美君) ただいま御答弁にありましたように、実害はもとより、人々の不安から生じる混乱等が多岐にわたり、市民生活への影響が想定され、日常生活や社会経済活動全般に少なからず影響が生じることが予想されます。 また、本市の基幹産業の一つでもある農業への被害影響も懸念されます。 次に、そのほかの被害として、富士山等の噴火により、大気汚染、水質汚濁などによる健康への影響は、どのように想定されているかお尋ねいたします。 ○議長(野並慶光君) 粕谷総務部長。 ◎総務部長(粕谷幸夫君) 噴火による健康への影響についてのお尋ねでございますが、千葉県で作成した指針における成田市付近の降灰予測シミュレート結果から、本市において大気汚染や水質汚濁の影響は、比較的少ないものと考えています。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 國本正美君。 ◆(國本正美君) ただいまの御答弁により、本市において大気汚染、水質汚濁の健康への影響は少ないものと考えておられることが分かりました。 そこで、より健康被害を最小限にするための事前対策として、富士山等の噴火に備えての本市の備蓄品などは、何が必要になると思われるかお尋ねいたします。 ○議長(野並慶光君) 粕谷総務部長。 ◎総務部長(粕谷幸夫君) 噴火に備えての本市の備蓄品に関するお尋ねでございますが、本市は、市民の生命に直接影響を及ぼす地震や風水害など、自然災害に対応した食料、水、マスク等の公的備蓄を実施しており、富士山等の火山噴火に対しても対応できるものと考えています。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 國本正美君。 ◆(國本正美君) 備蓄品については、現在、防災時に使用する食料、水、マスク等の備蓄品で対応できるとのことですが、そのほかに、火山灰除去する作業時には、ヘルメット、帽子、手袋、シャベル等なども必要になると思います。 さらに、事前対策として、富士山等の噴火に備えて、市民の降灰による備えとして、事前の準備は何が必要になるかお尋ねいたします。 ○議長(野並慶光君) 粕谷総務部長。 ◎総務部長(粕谷幸夫君) 市民の降灰の備えに対するお尋ねでございますが、家庭内備蓄として推奨されています食料、飲料水のほか、目、鼻、口を保護できる眼鏡やゴーグル、マスクなどを御家庭で備えていただければと考えています。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 國本正美君。 ◆(國本正美君) 火山灰が降り続くと、数時間から、場合によっては数日間、外出できなくなる可能性があります。そのときに、自宅に準備しておくものとして、できれば、御答弁にありましたように、防じんマスク、防護眼鏡や最低3日分の食料と水が必要となります。そのほかに、家の中に火山灰が入らない対策や、降灰は自動車の故障の原因になるため運転しない対策など、多岐にわたります。 そのほかに、市民の方々には、火山灰は鉱物結晶バンであり、硬く角張った形状をしているため、普通の灰とは違う意識を持っていただくことや、火山灰は健康被害に及ぼす影響は大きいことなどの知識、さらに、事前の準備として対応対策などの詳細な情報を発信し、周知できるよう、リーフレットの作成が必要となります。富士山等の噴火に伴う詳細な降灰対策を周知していくことは、市民の皆様が防災意識を高めるよい機会にもなります。また、多くの市民の方々が、自ら健康と命を守る最大の事前準備と思っています。ぜひリーフレットの作成の検討をお願いいたします。 続きまして、次に、教育行政の中学校の運動部活動の地域移行について、再質問をいたします。 中学校の運動部活動の地域移行は、単に運動部活動を学校から離すというだけでなく、地域移行されても、子供たちの望ましい成長を保障できる環境が必要となります。そのためには、持続可能で多様なスポーツ環境の整備に取り組み、さらに地域全体で子供たちのスポーツ体験の機会を保障しなければなりません。 そこで、最初に、中学校の運動部活動地域移行の推進計画の進捗状況についてお伺いいたします。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 國本議員の再質問にお答えいたします。 中学校の運動部活動地域移行の推進計画作成の進捗状況についての御質問でございますが、運動部活動の地域移行につきましては、現在、本市の担当課となる学校教育課、生涯学習課において実施に向けた協議を進めているところでございます。 推進計画につきましても、両課の協議とともに、学校の部活動の状況を確認しながら進めていくことになります。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 國本正美君。 ◆(國本正美君) 運動部活動の地域移行に伴う推進計画の作成は、実施に向けて協議を重ねていることを理解いたしました。今後の推進計画の作成には、スポーツ庁が地域移行に関してのガイドラインを発表していますので、参考にし、本市の実情に合った推進計画の作成をお願いいたします。 また、中学校の部活動地域移行の推進計画作成は、いつ頃になるのかお尋ねいたします。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 推進計画作成の時期についての御質問でございますが、部活動の現状や地域の実情を整理した上で、地域との合意形成や条件等を整備していく必要がございますので、相応の時間を要すると考えています。 また、近隣市町の地域的な動向も確認しながら作成していくことになると考えています。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 國本正美君。 ◆(國本正美君) 推進計画を作成する上で、スポーツ庁が計画した地域移行のガイドラインの中に、合同部活動の取組が紹介されております。この方法を導入すると、本市であれば3校の中学校が集まり、合同練習を行う形式になります。この取組は、本市の実情に合ったよい取組ではないかと思っています。 この利点としては、指導者が一堂に集まるため、指導者の確保がしやすく、子供たちにとっては、合同練習を通じて見聞を広め、切磋琢磨することができるよい機会にもなります。ぜひ、合同練習の取組を参考にし、推進計画の作成の一助にしていただきたいと思います。 次に、中学校の運動部活動地域移行の問題点は何かお尋ねいたします。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 地域移行の問題点についての御質問でございます。適切な指導者を確保すること、また、資格の取得、研修の実施体制、費用への対応、運営や大会参加等のルールなどを明確にし、学校と保護者、地域等との合意形成を図っていくなど、多くの課題があると考えています。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 國本正美君。 ◆(國本正美君) これからの中学校の運動部活動は大きく変わり、課題も多い中で、地域移行は、教員の負担軽減につながっていくことはよいことだと思いますが、一方、新たな課題として、活動場所への移動の安全、方法、時間やそれに伴う子供たちの心身の負担等、考えておくべきことが多くあると思います。 また、そのほかの課題として、スポーツ庁が目指している運動部活動の地域移行は、果たして生涯スポーツにつながっていくのか、地域移行は、子供たちの健全育成につながっていくのかという疑問を抱いていますが、今後、このような課題を解消できるよう、また3年間という改革集中期間の中で、子供たちが継続してスポーツに親しめるよう、本市のスポーツ団体の協力が得られる体制をつくっていただきたいと思います。 次に、運動部活動の地域移行に伴って、教職員、学校側としての影響はどのようなことがあるのか、お尋ねいたします。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 教職員や学校の影響についての御質問でございますが、中学校の部活動については、現在教職員の長時間労働の主な要因の一つとなっていることから、今後、地域移行により教職員の負担が軽減されること、そうしたことにより、学習指導に集中できる時間や子供たちと向き合う時間を確保できることなど、一層の教育活動の充実が期待できると考えています。 また学校としては、抱える問題が複雑で困難になっていく中、教職員が時間や心のゆとりを持つことは、環境改善や教育の質の向上などにつながることが考えられます。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 國本正美君。 ◆(國本正美君) 教職員、学校側の影響として、環境改善や教育の質の向上につながると考えられていることが分かりました。 さらに、教職員や学校側で考えられることは、運動部活動指導者不足や競技経験者不足などの理由と子供たちの減少のため、部活動の精選、スリム化の減少傾向などで、部活動の種類の減少などが考えられると思います。 このような状況において、今後中学校の運動部活動の地域移行に関して、中心となる本市のスポーツ協会とどのような連携が必要になるのか、お尋ねいたします。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) スポーツ協会との連携についての御質問でございますけれども、中学校の部活動においては、現在、専門的な知識を十分に有していない指導者が担当する部活動も実際にございます。このような部活動では、専門的な技術や知識を必要とすることもありますので、スポーツ協会と適切な指導者の派遣等に関しまして、相談や協議、要請ができるような連携が必要になると考えております。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 國本正美君。 ◆(國本正美君) 今後のスポーツ協会の役割としては、新たな地域スポーツの体制を創造するために、現状の中学校運動部活動の形態を維持し、最初の段階としては、スポーツ少年団やスポーツクラブの指導者と中学校運動部顧問との三位一体となっての指導体制をつくっていくことが必要と思っております。 そこで、今後、本市のスポーツ環境をより充実していくために、学校開放事業の方針はどのように変わっていくのかお尋ねいたします。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 学校開放事業についての御質問でございますけれども、現在、校庭及び体育館において、学校教育に支障のない範囲で、スポーツやレクリエーションの場として、地域住民の方に御利用いただいています。部活動の地域移行に伴い、活動の日時や場所に影響が出るような場合には、学校開放事業の利用者をはじめ、関係者と事前に協議し、調整していく必要があると考えています。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 國本正美君。 ◆(國本正美君) 部活動の地域移行に伴い、学校開放事業の利用者をはじめ、関係者と事前協議、調整が必要と考えておられることが分かりました。 今後の学校開放事業の在り方として、一つ目は、学校施設を地域スポーツの活動場所として有効活用していく必要があることから、各小・中学校の施設は、学校所有だけではなく、学校は社会体育施設の一部であるという考えが必要だと思います。例えば、学校の新たな活用場所として、体育館や運動場のほかに図書室や調理室の利用が考えられます。これは、子育て支援施設や、さらに災害時に使用できる施設にもなります。 二つ目としては、学校開放事業においては、利用目的をスポーツ活動に限定するのではなく、文化系の活動も対象とし、両者が活動できる場所として検討していくことも必要だと思います。 次に、部活動の地域移行は、子供たちや保護者にどのような影響を与えると考えられるかお尋ねいたします。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 子供たちや保護者への影響についての御質問でございますけれども、現在、専門的な知識を十分に有していない指導者が担当する部活動に関しては、専門的な技術や知識にたけた地域の優秀な方が指導に当たることで、競技に関する子供たちの疑問などが解消され、短い時間で技術が向上していくことなどが期待できます。 一方、これまでと違った環境で部活動が行われますので、子供たちや保護者の交友関係などが変わることで、予期せぬ課題が発生することもあると考えています。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 國本正美君。 ◆(國本正美君) 子供たちや保護者には、今後の中学校の運動部活動の地域移行はどのように進んでいくのかを説明し、理解を求めていくことが重要になると思います。保護者の中には、中学校運動部活動がなくなってしまうことに不安を抱く方もいると考えられます。現段階では、スポーツ庁は明確な指針は示しておりませんが、このことをどのように説明し、理解を求めていくかが一つの課題だと思います。 また、運動部活動が地域移行になりますと、活動場所が変わるため、時と場合によっては家族の送り迎えが必要になることも予想されます。部活動は、あくまでも生徒の自主性、自発的な参加によるものですが、保護者の理解と協力がないと、継続的な活動は難しくなると考えています。今後の中学校の運動部活動の地域移行については、子供たちの成長に大きく関わることですので、推進計画の作成には十分に研究、協議を重ねていただきたいと思います。 これで、中学校の運動部活動の地域移行についての再質問を終わります。 次に、生命(いのち)の安全教育と包括的性教育についてお伺いいたします。 小・中学校とも新しい学習指導要領がスタートしました。その中で、学校で学習したことが子供たちの生きる力となって、この先の人生につなげ、自立して生きていく力を身につけることが求められています。 さらに、学校教育活動全体で取り組む課題として、食育と同様に性に関する教育も重要となることから、来年度から小・中学校では、生命(いのち)の安全教育が導入されます。そこで、生命(いのち)の安全教育とはどのようなことを目的とした教育なのか、お尋ねいたします。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 生命(いのち)の安全教育についての御質問でございますが、内閣府の性犯罪・性暴力対策の強化の方針を踏まえたもので、子供たちが性暴力の加害者、被害者、傍観者にならないようにすることを目的とした教育であると認識しています。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 國本正美君。 ◆(國本正美君) 生命(いのち)の安全教育の目的をどのように認識しているか分かりました。 私が考えますには、生命(いのち)の安全教育は、幼児期から小・中学校、高校、大学、一般までの広範囲に及び、段階に応じて事故やけがの発生を防ぐための必要な知識や技術、生きる心構えなどの習得などを目指していく教育ではないかと思っています。 そこで、生命(いのち)の安全教育で、どのような児童・生徒を育てていくのかお尋ねいたします。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 生命(いのち)の安全教育で、どのような児童・生徒を育てていくのかとの質問でございますが、人権を尊重しながら、性に関する知識を高め、健康や安全を保つためのスキル、態度、価値観などを身につけることができる児童・生徒を育成していきたいと考えています。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 國本正美君。 ◆(國本正美君) ただいまの御答弁にもありましたように、生命(いのち)の安全教育の指導では、まず、心身の健康状態を保つための必要な知識、方法を身につけていくことが大切だと思います。 さらに、性暴力が及ぼす影響などを正しく理解した上で、命を大切にする考えや、自分や相手、一人一人を尊重する態度等を、発達段階に応じて身につけていくことが重要と思います。 次に、包括的性教育についてお伺いいたします。包括的性教育の必要性をどのように考えているのか、お尋ねいたします。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 包括的性教育の必要性についての御質問でございますけれども、包括的性教育の根底は、お互いの人権を尊重することです。子供たちの暮らす環境の中では、外国籍の方も多くいらっしゃいます。子供たちにはそれぞれの国の文化を認め、それぞれを尊重することが求められます。今後、グローバル化が進行することも十分考えられることから、この学習は子供たちの将来に必要であると考えています。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 國本正美君。 ◆(國本正美君) ただいま包括的性教育について、一例を挙げて御答弁をいただきましたが、それは、教育長の御答弁の中にありました八つのキーコンセプトの一つだと思います。 包括的というのは、全てを含めた総合的なという意味があります。また、包括的性教育と言われると、どのようなものなのかイメージすることの難しさを感じています。その理由は、包括的性教育は、取り扱う内容が非常に幅広く、学校教育だけではなく、社会教育、家庭教育も含めて総合的に進めていく教育であります。 一例として、現在、インターネットが普及しており、その影響で、特に子供たちや若者は、ゆがんだ性の情報を過剰にさらされることもあります。そのため、今後の人生において、正しい情報選択と責任ある行動選択ができるよう、的確に判断できる知識やスキルを学ぶことが重要になると思います。 そこで、生命(いのち)の安全教育に向けた取組と今後の課題についてお伺いいたします。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 生命(いのち)の安全教育の実施に向けた取組と今後の課題についての御質問でございますが、本教育の実施につきましては、安全教育の領域で取り組んでいくことになります。また実施していくための時間の確保、指導する教職員の専門性の向上、子供たちの理解力を高める教材などが課題であると考えています。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 國本正美君。 ◆(國本正美君) 生命(いのち)の安全教育の実施に向けた課題には、一つ目として、生命(いのち)の安全教育の内容が多岐にわたっているため、段階的な指導が求められます。さらに段階的な指導に当たっては、教育の趣旨と目標設定を明確にする必要があります。 二つ目の課題として、保護者への対応です。生命(いのち)の安全教育は、学校と家庭との連携による教育ですので、保護者の理解を深め、情報交換の機会を設定することが大切になります。 三つ目として、保護者から相談が寄せられた場合、状況に応じて専門機関の紹介を行い、適切な対応ができる体制を整えていくことが大切だと考えています。 これで、生命(いのち)の安全教育と包括的性教育の質問を終わります。 次に、色覚チョークの導入についてお伺いいたします。 色覚は、色を感じ取り、見分ける力で、人によって違いがあります。色覚に異常があると、赤色が青色や灰色に見えるそうです。そこで、先ほども教育長から御答弁がありましたけども、色覚異常の児童・生徒の割合はどのくらいかお尋ねいたします。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 色覚異常についての御質問でございますけれども、現在は健康診断の検査項目となっていないことから、把握しておりません。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 國本正美君。 ◆(國本正美君) 本市では把握されていないことが分かりました。 医療機関が発信している情報では、先天性色覚異常は、全国的には日本人男性の20人に1人、日本人女性の500人に1人程度の割合だということです。 次に、授業の板書に使用するチョークについてお伺いいたします。色覚チョークの利用は、どのような利点があると思われるかお伺いいたします。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 色覚チョークの利点についての御質問でございますけれども、通常のチョークよりも黒板の文字が見やすいということや、色弱などの児童・生徒にとっては識別しやすいなど、利点がございます。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 國本正美君。 ◆(國本正美君) 色覚特性を持つ児童・生徒は、黒板に色分けされたチョークの文字の色の違いの認識が難しく、先天性の異常には、現代の医学では有効的な治療はないそうです。そこで、色覚チョークの導入の検討についての考えをお尋ねいたします。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 色覚チョークの導入の検討についての御質問でございます。保護者からの検査希望により色覚異常が判明した場合、合理的配慮の観点から、保護者や本人の意向を十分に伺った上で、必要に応じて準備をしていきたいと考えています。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 國本正美君。 ◆(國本正美君) 学校教育の中では、障害の有無に影響されない学習環境を整えていくことは大切だと思います。また、色覚チョークの価格は、通常のチョークの価格と変わりはなく、多くのメリットがあるものです。既に導入している自治体の学校の児童・生徒からは、板書が見やすい、分かりやすいとのよい評価があります。さらに、児童・生徒の学習意欲にもつながっていくものと考えています。 ぜひ本市も検討し、導入していただくことを希望いたしまして、以上で一般質問を終わります。 ○議長(野並慶光君) これで、國本正美君の質問を終わります。 明7日にも一般質問を行います。 本日はこれで一般質問を終わります。 以上で、本日の日程は全部終了しました。 明7日は、午後1時から会議を開きます。 本日はこれで散会します。             …………………………………              午後4時07分 散会             …………………………………...