7
◯安竹委員長 今期定例会で本
委員会に付託されましたのは、議案第100
号令和4年度静岡市
一般会計補正予算(第2号)中
所管分外5件であります。
審査に先立ち、委員の
皆さんと
説明員の
皆さんに申し上げます。
委員会記録作成の関係から、発言の際は必ずマイクを使用して発言されますようお願いいたします。
また、
新型コロナウイルス感染症予防のため、
マスク着用のまま発言していただきます。
なお、換気のため窓は開けっ放しにしておきますが、御協力のほどよろしくお願いいたします。
次に、
委員会での質疑の在り方についてです。委員の
皆さんへのお願いですが、案件の決定に影響しない参考、確認のための質疑で、当局の対応に時間を要するものは、後日の報告、または資料の提出を受けることとして、効率的な
委員会運営に努めていただくよう御協力お願い申し上げます。
また、要望・意見については、
質疑終了後に述べていただくこととし、質疑の段階で要望・意見に及ぶ発言は避けていただくようお願いいたします。
──────────────────────────────
8
◯安竹委員長 それでは、
議案審査に入ります。
議案第100号中所管分から第102号まで及び第107号から第109号までの6件を
一括議題といたします。
議案審査の順序としましては、当局からの説明を聞いた後、質疑に入ります。その後、討論と併せて要望・意見を述べていただき、採決を行います。
なお、特に反対の立場での討論がない場合の採決は、
簡易採決で行いますので、よろしくお願いいたします。
それでは、順次、当局の説明をお願いいたします。
〔
当局説明〕
9
◯安竹委員長 ただいまの説明に対し、質疑に入ります。
発言の際には、
ページ数、項目等を述べていただくようお願いいたします。
それでは、質疑がありましたらお願いいたします。
10
◯高木委員 企業会計ですけれども、私は、
資料-1の最終22ページでお願いしたいと思います。
今回、
原油価格の高騰、また
物価高騰に対応するためということで、工事費の
請負金額の増額が両事業で計上されているわけでございます。会計の性格上、費用の増額ということになるわけですので、この増額が経営に影響することはないか。また、このことにより
利用料金に転嫁されることはないのか、この辺についてお答え願います。
11
◯柴経営企画課長 委員から経営への影響、
水道料金にどのように影響してくるのかという2点の質問がございましたので、回答させていただきます。
上下水道局次長から、先ほど
議案説明の際に、この
増額補正については
留保資金を活用するという説明をいたしました。この
留保資金、いわゆる
内部留保資金と言われるものですけれども、これは経営を通じて得ることができた利益などが、現金の裏づけを持って企業内に留保されたもので、
水道事業の場合、その源泉、いわゆる元手は
水道料金になります。
この
留保資金の残高、現在、
決算認定前ですのであくまで見込みということでお話させていただきますが、
中期経営計画の
計画値を約15億円ほど上回る数字の状況にあります。当面はこれを取り崩していくということになりますので、
事業執行に対する
財源不足の懸念というのは、今のところございません。
経営を上回る
留保資金というのは、
中期経営計画が令和元年度にスタートしているんですけれども、そこから3年度までの3年間に
入札差金による執行残が生じたことなどで積み上がったものになるんですが、
コスト高が今後長期化して、
留保資金の取崩しがさらにかさんでいくようなことがあると、
老朽化対策をはじめする
建設事業の
財源確保に大きな影響を及ぼすことが考えられますので、引き続き、動向を注視していきたいと考えております。
もう1点、
水道料金への影響についてですが、先ほど申し上げたとおり、現行では
内部留保資金を取り崩している状況になりますので、この
補正自体が、その
料金改定、今後の議論に影響するとは考えておりません。
12
◯川口下水道総務課長 下水道事業についてお答えいたします。
水道事業と同様、
下水道事業につきましても、
増額補正の財源として使用するのは
下水道使用料収入を源泉とする
内部留保資金でございます。本年度当初の
内部留保資金の残高は、
中期経営計画における
計画値を10億円程度上回っている状況にあります。これにより当面は対応していけるものとは考えておりますけれども、
コスト高が長期化し、
留保資金の残高が減少していった場合、
建設事業の進捗に大きな影響を及ぼすことになりますので、引き続き物価の動向を注視するとともに、
経営戦略に基づき経営の健全化に努めてまいります。
もう1点、
下水道使用料への影響でございます。
水道事業同様、
下水道事業につきましても、
内部留保資金の残高は
中期経営計画を上回っている状況にあるため、今回の補正が
下水道使用料の改定に直接的な影響を与えるものとは考えておりません。
13
◯高木委員 会計の性格上、
一般会計とは異なりますので、やっぱりいかに
事業費を縮減するかという取組が必要かなと思うんですけれども、その辺で取り組んでいることがありましたら教えてください。
14
◯柴経営企画課長 コスト縮減といった
経営努力という趣旨での御質問にお答えさせていただきます。
水道事業は、市民の
皆さんの
水道料金によって
独立採算の経営が支えられておりますので、委員がおっしゃるとおり、
コスト削減の取組というのはとても重要であると、我々も認識しているところではございます。
そのような認識の下で、令和2年度に
水道料金を改定した際から、抜本的な
経営改善につながる水の運用の見直しといったことに着手しております。これはどういったものかと言いますと、人口減による有収水量の減少と、老朽化の進展に伴って増大していく施設の
更新需要といった厳しい
経営環境に対応するため、どこの水源の水をどのようなルートで、そしてどれくらいの量を配るのか、これがどのくらい効率的になるのかということを考えて、施設の統廃合や
規模縮小につなげていくことで、
老朽化対策に必要となる
事業費を抑制するといったことに取り組んでおります。
現在、
安倍川水系──安倍川を主要な水源とする
静岡地区、そして、興津川を主要な水源とする
清水地区の水運用の見直しが昨年度完了いたしました。そこでは、
主要施設を7施設、削減することが可能というふうに判断しているところでございます。
今年度は、残る由比・
蒲原地区の見直しにも着手しているところで、今後、施設の更新時期に併せて施設の最適化を推進し、
コスト縮減を図っていくようなことを考えております。また、引き続き収入、支出の両面から
経営努力に努めまして、持続的で健全な
事業運営のため、
経営基盤を強化してまいります。
15
◯大石下水道計画課長 下水道部の
コスト縮減の取組といたしましては、これまで
汚泥処理施設の統廃合や
浄化センター、
ポンプ場の
運転管理業務における
包括的民間委託の実施などを行い、縮減に努めてきております。
今後は、
下水道施設の効率的な利用を図るため、
処理区域を見直し、
ポンプ場の廃止などを予定しております。引き続き、効率的な
下水道施設の利用などにより、さらに
コスト縮減に取り組んでいきたいと考えております。
16
◯高木委員 ありがとうございました。
続きまして、
議案集2)、37ページ、
消防局の高
規格救急自動車の購入について質問でございます。
まず、納期の関係で、
ポンプ車の納入が翌年に繰り越されるとの
繰越明許があったんですけれども、
救急車の納入が遅れることはないか、伺いたいと思います。
17
◯有賀財産管理課長 ただいまの
救急車の納入に遅れが出ないかという御質問につきましては、
納入業者に確認したところ、現時点では、
車両製作に係る
部品調達や納期等に問題はないと聞いておりますので、年度内の納入は可能だと判断しております。
18
◯高木委員 救急車は局全体で何台保有しているのか。また、
救急車の
買換えはどのような基準でなされているのか、その根拠は何か、教えてください。
19
◯有賀財産管理課長 まず、
消防局において保有する高
規格救急自動車の台数につきましては、現在35台の高
規格救急車を保有しており、うち28台を
稼働車両とし、7台を非
常用車両として配備しております。
次に、
買換えの基準につきましては、静岡市
消防局消防車両等更新計画において各車両の
更新基準を定めており、高
規格救急自動車は、
車両配備から
経過年数が8年以上、または
走行距離15万キロメートル以上という基準を設けております。
最後に、高
規格救急自動車を7台購入する理由といたしましては、静岡市
消防局の
更新計画に各車両の
更新基準を定めており、その基準を満たす7台を更新するものでございます。
20
◯高木委員 ありがとうございます。
8年、または15万キロメートルという方針でいきますと、35台ありますので、8年という基準じゃなくて、15万キロメートルの走行を適用されている車両が多いのかなと思います。今回、その原因として、
出動回数が増加し、それに伴い
走行距離がかさんでしまっているということを1つ、私は考えるんですけれども、
走行距離がかさんでいる理由というのはどういうことでしょうか。
21
◯有賀財産管理課長 ただいま御質問の
走行距離の増加につきましては、最近のところを見ますと
走行距離に変化はございません。
走行距離に関しては、最近のところ横ばいとなっております。
出動回数につきましては、後ほどお答えさせていただきます。
22
◯高木委員 そうすると
走行距離があまり伸びていないんだけども、今回、特に台数が多いというのは、たまたま今回がそういう年度の切替え、8年の切替えの中で購入時期からの経過時期がたまたま重なったと。7台が若干多いのかなという感じがしたものですから、そういう理解でよろしいんでしょうか。
23
◯有賀財産管理課長 ただいまの委員からの御指摘のとおり、8年の
更新期間に7台の更新をするということになります。たまたま8年の更新と15万キロメートルを経過した車両の更新が重なったものです。
24
◯山本委員 自民党、山本です。よろしくお願いします。
下水道事業ですけれども、
議案集2)の35ページになります。
議案第108号静岡市
水道事業及び
下水道事業の設置等に関する条例の一部改正についてですけれども、質問が2つあります。
1つ目として、今回追加される区域の詳細な場所を教えていただきたいです。よろしくお願いします。
25
◯大石下水道計画課長 場所につきましては、参考に、前のほうにちょっと小さいですけれどもパネルを御用意いたしましたので、そちらを御覧いただきながら御説明させていただきます。
今回、新たに
予定排水区域として追加する区域は、清水区吉川の一部で、国道1号と巴川に挟まれた区域になります。もうちょっと詳細な位置ですが、国道1号の東海道新幹線と交差する付近の北側、
静岡県警本部清水分庁舎周辺の場所となります。
26
◯山本委員 ありがとうございます。
今、教えていただいた地区の過去の
浸水被害の状況と浸水の原因、また、その
浸水被害を軽減するために、どのような事業を実施する予定なのか、教えてください。
また、この時期、今回この
タイミングで条例を改正するということなんですけれども、その理由と、改正後どのような流れで事業が進められていくのか、こちらも併せて教えていただきたいと思います。お願いいたします。
27
◯大石下水道計画課長 まず初めに、この地区の過去の
浸水被害の状況ですが、平成15年7月の豪雨では19戸、平成26年10月の台風時には31戸の家屋への
浸水被害が発生しております。現在、
浸水対策推進プランにおける北脇、吉川、
能島地区に位置づけています。
浸水の主な原因ですが、
当該地区は大雨等により巴川の水位が上昇すると、この
周辺地区の雨水が排水できなくなり、
浸水被害が発生しております。
これらの要因を踏まえて、今回追加する地区につきましては、
ポンプを設置し、強制的に
巴川支川の旧巴川に排水する対策を検討しておるところでございます。この対策により、家屋等への
浸水被害の軽減が図られるものと考えております。
次に、この
タイミングでという、この時期に改正した理由でございますが、
浸水対策推進プランでは、限られた財源の中、
浸水被害の多い区域から整備を進めてきております。清水区の
巴川流域では、
高橋雨水ポンプ場がこの7月末に供用を予定しております。ほかに、
渋川地区及び
能島地区、
長崎新田地区など、
浸水被害実績が多い地区の対策を進めてきているところであります。その次に事業を実施する地区として、今回、
当該地区を本年2月に
下水道法における
事業計画区域に定めました。このことにより、本条例における
雨水対策事業を実施する
予定排水区域に編入するものでございます。
今後の進め方ですが、工事に向け、詳細な設計や
ポンプ施設の
用地取得を進めるとともに、
当該区域の放流先である旧巴川の管理者である建設局とも連携し、地域全体で
浸水被害の
軽減対策を進めていきたいと考えております。
28
◯山本委員 ありがとうございました。
続いて、
消防事業のほうでお聞きしたいと思います。
資料-1の16ページになります。
議案第100
号令和4年度
一般会計補正予算、
繰越明許費についてなんですけども、こちらも2つ質問させてください。
16ページの2段目でございます。先ほどの説明で、
水槽付消防ポンプ自動車2台及び
小型動力ポンプ付水槽車1台を、
半導体不足の影響で翌年度に繰り越すということだったんですけれども、この半導体の影響で繰越しに至った経緯を教えていただきたいなと思います。お願いいたします。
29
◯有賀財産管理課長 繰越明許費とする経緯につきまして御説明させていただきます。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、
自動車業界において深刻な
半導体不足が生じております。
ベース車両となるトラックの生産が通常の1~2割程度に落ち込み、受注に対し生産が間に合わず、
ベース車両の納車に長期間を要する状態となっており、年度内に
消防車両の納入が見込めないことから、予算の繰越しをお願いいたしております。
30
◯山本委員 ありがとうございます。
重ねてすみません、繰越しを予定している3台の消防車の納車までの
スケジュールを教えてください。
31
◯有賀財産管理課長 今後の
スケジュールについて御説明させていただきます。
本6月
定例会において
繰越明許費の議決をいただきました後、
物品調達業者選定委員会での審議を経て、7月中旬に公告、8月中旬に
入札執行を行う予定でございます。
なお、
水槽付消防ポンプ車2台につきましては、8,000万円以上の
物品購入となるため、市議会9月
定例会に購入についての
議案上程を行い、10月中旬に議決をいただいた後、本契約を行う予定でございます。
また、
小型動力ポンプ付水槽車に関しましては、8月の
入札執行をもって本契約を行う予定でございます。
その後、それぞれの車両の
受注業者の
製作過程にもよりますが、令和5年度の秋頃に
完成検査を実施し、その後、納入される予定でございます。
32
◯長沼委員 創生静岡の
長沼滋雄です。よろしくお願いします。
まず、
上下水道局のほうから質問させていただきます。
資料-1の22ページ、
企業会計についてです。
こちら
高木委員からも質問がありましたけれども、いずれも
原油価格、資材価格の高騰等に対応するための工事請負費の増額であると理解しております。それで、合計額の記載という形になっていまして、それぞれどのような内訳になっているかを知りたいと思います。それぞれ
水道事業会計、
下水道事業会計の主な事業を幾つか例示していただけないかと思います。お願いします。
33 ◯藤田水道基盤整備課長
水道事業について、私から説明させていただきます。
今回の補正について、
事業費の増額が大きい工事、代表的なことということで、3件挙げさせていただきます。
まず、南安倍配水場の滅菌設備工事、更新工事です。それと、清水区押切配水管布設替え工事、駿河区豊田三丁目ほか配水管布設替え工事で、それぞれ1,000万円を超えるような増額となっております。
34 ◯石原下水道建設課長 続きまして、
下水道部について回答いたします。
事業費の増額が大きい下水道工事ですが、汚水管の新設工事の静清処理区、長崎地区下水道築造工事、あと中島処理区、大谷地区下水道築造工事、あと、汚水管の改築工事の高松処理区、稲川一丁目地内ほか、下水道管路施設改築工事などです。
35
◯長沼委員 ありがとうございます。
次に、
消防局についてお尋ねします。
まず、議案資料の
繰越明許費に上がっている消防車についてお尋ねします。
資料-1の16ページです。
この中で広域常備消防装備整備費だと思いますが、島田消防署に
小型動力ポンプ付水槽車が入ると思います。どのような現場、災害現場で使用することが想定されていますでしょうか。
また、今回、更新とお聞きしているんですが、性能の向上等はありますでしょうか、お答えください。
36
◯有賀財産管理課長 ただいまの
小型動力ポンプ付水槽車の災害時における使用につきましてお答えいたします。
水利が乏しい林野火災などにおいて、
小型動力ポンプ付水槽車から消防
ポンプ自動車への中継送水を行います。また、空からの消火では、消防ヘリコプターへ給水し、繰り返し消火活動を行うことを想定しております。
また、性能の向上につきましては、特にございません。
37
◯長沼委員 今の島田消防署の
小型動力ポンプ付水槽車について、もう一度。性能の向上等は特にないということですけれども、これは更新という理解でよろしいでしょうか。
38
◯有賀財産管理課長 島田消防署の車両の更新でございます。
39
◯長沼委員 次に、議案第109号ですので、
議案集2)の37ページです。
高
規格救急自動車の購入についてお尋ねします。こちら
高木委員のほうからも質問がありましたけれども、2点ほどお尋ねします。
まず、この高
規格救急自動車の高規格というのは、どのような車両でしょうか。まずお答えください。
40
◯有賀財産管理課長 高
規格救急自動車の高規格について御説明させていただきます。
救急救命士が行う特定行為に必要な空間と資機材を積載した
救急車が、高
規格救急自動車となります。救急救命士が行う特定行為とは、静脈路の確保、医療器具を使用した気道確保、薬剤投与などがあり、特定行為を行うには立った状態での作業が多いため、屋根部分を改造し、室内を高くしてございます。また、資機材としては、人工呼吸器、半自動式除細動器、輸液、薬剤セット等を積載しております。
41
◯長沼委員 では、もう1点、この高
規格救急自動車ですが、今回7台の更新ということになります。予備も含めて全部で35台あると理解しておりますが、更新後の
救急車についてはどのような形で処分、あるいは売却等が行われるのでしょうか。その流れについて少し教えてください。
42
◯有賀財産管理課長 更新後の
救急車についてお答えします。
更新後の
救急車につきましては、車両の状態にもよりますが、多くの
救急車は更新した後、数年間は非常用
救急車として配備されます。
なお、廃車車両については、廃車手続を行った後、管財課で売払いを行い、静岡市の歳入に充てられることとなっております。
43
◯長沼委員 ありがとうございます。
次に、ちょっと戻りまして
資料-1の14ページ、常備消防庁舎施設整備事業か、非常備消防庁舎施設整備事業か、どちらかであると思うんですけれども、35分団、黒俣のほうと37分団で、施設の解体、建設でしょうか、それがあるというふうにお聞きしているんですけれども、老朽化の建て替えだと思いますが、どのような施設となるのでしょうか。工事の概要についてお聞かせください。
44
◯有賀財産管理課長 非常備消防施設整備事業についてお答えいたします。
昭和56年以前に建設された耐震性が劣る施設が対象となっております。現在、静岡市内には、消防団庁舎──本部、支部を合わせて171施設ありますが、そのうち33施設が耐震性の劣る施設となり、順次建て替えにより耐震化を図っているところです。
また、工事の概要につきましては、静岡第37分団坂ノ上は本部施設となりますので、消防団施設整備基準に従いまして、鉄骨造2階建て、延べ面積約125平米の庁舎を、現在の庁舎がある場所に建設する予定でございます。
45 ◯長島委員 公明党、長島です。よろしくお願いします。
私は2問だけ質問させていただきたいと思います。
議案第107号静岡市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について、2つお伺いさせていただきます。
今回のこの条例の改正ですけれども、公務災害補償条例に定められている傷病補償年金や障害補償、遺族補償と記載されているんですけれども、この制度の概要について、まず教えていただけますでしょうか。
46 ◯恩田消防団担当課長 消防団員等公務災害補償制度につきましては、消防団員、または水防団員が公務により死亡し、負傷し、もしくは疾病にかかり、または公務による負傷、もしくは疾病により死亡し、もしくは障害の状態となった場合、または消防作業従事者等が消防作業等に従事し、もしくは救急業務に協力し、または、応急処置の業務に従事したことによる負傷、もしくは疾病等により死亡し、もしくは障害の状態となった場合に損害を補償する制度です。
消防団員等が、公務上の災害による損害を受けた場合に、市町村がその者、またはその者の遺族に対し、災害によって生じた損害を補償し、併せて社会復帰の促進、遺族の援護等を図るために必要な福祉事業を行うものであります。
47 ◯長島委員 ありがとうございます。概要を、今、教えていただきました。
実際、この補償を受けられた、補償の件数です。過去3年で結構ですので、件数がどのくらいあったのか、教えていただけますでしょうか。
48 ◯恩田消防団担当課長 当市における過去3年間の補償ごとの発生件数につきましては、療養補償としまして、平成31年度に6件、令和2年度に4件、令和3年度には5件発生しまして、年間平均5件の療養補償を実施しております。また、令和2年度には障害補償一時金の補償実施が1件ございました。
なお、遺族補償年金でございますが、現在1名の消防団員の遺族に対し、遺族補償年金を支給しております。
過去3年の補償につきましては、以上でございます。
49 ◯天野委員 街づくり研究会、天野です。よろしくお願いします。
私からも2点ほど質問させていただきます。
まず1点目、先ほど山本委員と長沼委員からも同じような質問があったんですけれども、私、半導体の件でちょっと伺いたいんです。
資料-1の16ページ、2段目の3台の車両に関してなんですけれども、半導体の影響を受けるのはどのような車両か、質問させてください。
50
◯有賀財産管理課長 半導体不足の影響を受けている車両といたしましては、軽油を燃料とする大型、中型トラックとなり、排気ガス浄化装置に使用されている部品が
半導体不足の影響を受けて供給不足に陥り、全国的にトラックの生産が通常の1~2割程度になっている状況だと、複数の業者から聞いております。
このような状況から、
消防車両の作製に必要となる
ベース車両が供給不足となっており、この影響を受けて、
水槽付消防ポンプ自動車2台及び
小型動力ポンプ付水槽車1台の予算繰越しをお願いしているところでございます。
51 ◯天野委員 ありがとうございます。
引き続きまして、議案第109号高
規格救急自動車の購入についてですけれども、新型コロナウイルスの影響で何か問題がありますか。また、納車まで長い時間がかかると思いますが、業務への影響はございますか。
52
◯有賀財産管理課長 高
規格救急車の納車までには7か月から8か月を予定しております。今後の新型コロナウイルス感染症の感染状況によっては、影響が生じることも考えられますので、車両作製業者と連絡を密にし、進捗管理を徹底してまいります。
53 ◯天野委員 ありがとうございます。
すみません、あともう1件。
これは上下水道なんですけれども、
資料-1の22ページ、現在の社会情勢の中、工事実施において、上下
水道施設の管や機器の納期に時間がかかると聞いておりますが、どのような状況か、教えてください。また、納期に時間がかかると判明した場合、どのような対策を取るのかも併せて教えていただければと思います。お願いします。
54 ◯藤田水道基盤整備課長 上下水道ということですけど、水道のほうで代表して回答させていただきます。
現在、納期についてですけど、設備系における機器については、従来に比べると1.5倍から2倍くらい納期に時間がかかっているような状況でございます。管の材料につきましては、現在、納期が遅れるということは確認できていませんので、通常どおりに行われているということになります。
また、納期に時間がかかることが判明した場合ですけど、基本的には納期に配慮した工事の工期設定を行っております。今、発注しています工事につきましては、昨年度末から既に納期に時間がかかるという情報が入っていますので、メーカー等とかと調整を図りながら、早期発注をするとかということで対応している状況でございます。
55
◯安竹委員長 ほかによろしいですか。
ほかにないようですので、質疑を打ち切ります。
次に、要望・意見、討論に移ります。
発言の際には、議案に対する賛否も併せてお願いいたします。
要望・意見、討論がありましたらどうぞ。
56
◯高木委員 自民党でございます。
全ての議案に賛成いたします。
続きまして、意見・要望でございます。
まず、上
下水道事業の工事費高騰対策でございますけども、経営への影響、利用者への価格転嫁はないとのことでありますが、資材や燃料費の上昇が続けば、経営への影響は少なからず表れるものと考えられます。建設コストの縮減はもちろんのこと、間接経費の縮減等、経営体質強化に向け、経常的に取り組んでいただきたいと考えます。
続きまして、高
規格救急自動車の購入につきましてでございますけども、たまたま今回が7台と多いということだったと思うんですけども、できる限り平準化を進めるべきかなと考えますので、御検討をお願いしたいと思います。
続きまして、
下水道事業の条例の一部改正でございます。
我が会派の山本議員の地元でございます高部地区並びに有度地区北部につきましては、大雨等が降りますとやっぱり浸水の常襲地帯となっております。今回、吉川地区を増やすという話だったんですけれども、ここにとどまらずに、
浸水対策推進プラン全体を、計画的にスピード感を持って進めていただきたいと思います。
最後に、
半導体不足による
ポンプ車の購入の件でございます。
繰越明許の件でございますけれども、
半導体不足ということは理解しておりますが、消防車、
ポンプ車が不足するという状態は、まちの安心・安全に直結する事態でございます。ぜひ、計画どおりに進むよう、進捗管理をきっちり行ってほしいと考えます。よろしくお願いします。
57
◯長沼委員 創生静岡です。
創生静岡は、議案第100号の令和4年度静岡市
一般会計補正予算中所管分及び議案第101号、第102号、第107号、第108号、第109号の各議案に対して賛成いたします。
意見・要望を申し上げます。
まず、補正予算ですけれども、今回、
消防局、
上下水道局、いずれの局でも工事費の増額等が計上されています。今、非常に燃料、原材料価格が高騰しております。そうした中で10%増などの補正予算が組まれておりますけれども、こちら今、非常に経済情勢が厳しい状況ではありますが、予算の適正な執行ということについてきっちりと進めていただきたいと思います。
次に、消防車等の
更新計画です。
半導体の不足でかなりこの納入が非常に厳しい、トラック等の生産が厳しいというお話でした。これも市民の安全と安心に非常に直結するところでございますので、今現在、老朽化している、あるいは更新となるものについて、しっかりとした適正な管理をお願いしたいと思います。
58 ◯長島委員 公明党でございます。
本
定例会に上程されております、全ての議案に賛成させていただきます。
意見・要望です。
両局に係ることなんですけども、今日、議論となっております
原油価格・
物価高騰等に対するための工事請負費の増額について、
事業費の10%を増額するということで、一律でどの局もなっていると思うんですが、まだまだ、本当に10%で収まるかどうかということも懸念されますし、収まらない場合の対応についても、内部留保を活用したり、予算流用するとかで対応されると思いますけれども、今後の状況をしっかり注視していただいて、市民の生活に影響の出ないような形、最小限の形で対応していただきたいなと思います。
今回、補正予算では工事請負額の増額についてですけども、実際には修繕が関わってきたりとか、委託業務に係っている部分もあると思います。今
定例会ではこのようなことは触れられておりませんけれども、実際にはそういう形で影響が出ているということが考えられますので、その点につきましてもしっかりと柔軟に対応していただけるような形で、極力、市民生活に影響が出ないような形で対応していただければと思います。
59 ◯天野委員 街づくり研究会も全ての議案に対して賛成させていただきます。
今このような状況下でいろいろインフレになり始めていると思いますので、予算が足りなくなってくることはしょうがないのかなと思いながら、ただ、皆様からお預かりしている税金ですので、ぜひ適切に使用していただければと思います。
60
◯安竹委員長 ほかにないようですので、要望・意見、討論を打ち切り、これより採決を行います。
特に反対の討論はありませんでしたので、
簡易採決でお諮りいたします。
議案第100号中所管分から第102号まで及び第107号から第109号までの6件は、原案のとおり可決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」〕
61
◯安竹委員長 御異議なしと認め、議案第100号中
所管分外5件は、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上で
議案審査を終了いたします。
ここで、
説明員の
皆さんは退席していただいて結構でございます。
〔当局退席〕
62
◯安竹委員長 最後に、管外視察についてであります。
日程につきましては、事前に調整させていただき、8月8日月曜日から10日水曜日までの2泊3日とさせていただきました。行程の詳細や
委員会条例で規定している手続等につきましては、正副
委員長に御一任いただいてよろしいでしょうか。
〔「異議なし」〕
63
◯安竹委員長 御異議もないようですので、そのようにさせていただきます。
視察の詳細につきましては、決定次第、改めて委員の
皆さんにお知らせいたします。
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64
◯安竹委員長 以上で本日の日程は全て終了いたしました。
これをもちまして
企業消防委員会を散会いたします。
午前11時18分散会
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企業消防
委員長 安竹 信男
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