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02月25日-01号

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  1. 池田市議会 2019-02-25
    02月25日-01号


    取得元: 池田市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-19
    平成31年  3月 定例会議事日程   平成31年2月25日  午前10時  開議日程議案番号件名第1議案第7号池田市の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償条例の一部改正について第2議案第16号損害賠償の額を定め和解することについて第3議案第18号平成30年度池田市水道事業会計補正予算(第3号)第4議案第19号平成30年度池田市公共下水道事業会計補正予算(第2号)第5議案第20号平成30年度池田市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)第6議案第21号平成30年度池田市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)第7議案第22号平成30年度池田市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第4号)第8議案第23号平成30年度池田市一般会計補正予算(第8号)第9 平成31年度施政及び予算編成方針並びに教育方針と主要施策演説第10 各派代表質問第11議案第1号池田市ふるさと起業家支援基金条例の制定について第12議案第2号池田市地域包括支援センター運営協議会条例の制定について第13議案第3号池田市生産緑地地区の農地等の区域の規模に関する条例の制定について第14議案第4号池田市バリアフリー推進協議会設置条例の制定について第15議案第5号池田市職員定数条例の一部改正について第16議案第6号池田市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部改正について第17議案第8号池田市の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償条例の一部改正について第18議案第9号池田市高齢者安否確認に関する条例の一部改正について第19議案第10号池田市国民健康保険条例の一部改正について第20議案第11号池田市都市計画法に係る手数料条例の一部改正について第21議案第12号池田市水道事業給水条例の一部改正について第22議案第13号池田市立学校給食センター条例の一部を改正する条例の一部改正について第23議案第14号共同利用施設条例の一部改正について第24議案第15号池田市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正について第25議案第24号平成31年度池田市病院事業会計予算第26議案第25号平成31年度池田市水道事業会計予算第27議案第26号平成31年度池田市公共下水道事業会計予算第28議案第27号平成31年度池田市国民健康保険特別会計予算第29議案第28号平成31年度池田市財産区特別会計予算第30議案第29号平成31年度池田市介護保険事業特別会計予算第31議案第30号平成31年度池田市後期高齢者医療事業特別会計予算第32議案第31号平成31年度池田市一般会計予算第33議案第17号池田市教育長の任命について出席議員     1番    小林吉三     3番    冨田裕樹     4番    荒木眞澄     5番    倉田 晃     6番    西垣 智     7番    浜地慎一郎     8番    小林義典     9番    多田隆一     10番    中田正紀     11番    三宅正起     12番    石田隆史     13番    白石啓子     14番    藤原美知子     15番    前田 敏     16番    内藤 勝     18番    山田正司     19番    渡邉千芳     20番    馬坂哲平     21番    細井 馨     22番    木下克重欠席議員     17番    川西二郎説明員    市長         倉田 薫    副市長        藤田雅也    副市長        木田公彦    教育長        田渕和明    教育委員       山岸正和    病院事業管理者    石田勝重    上下水道事業管理者  長尾伊織    市長公室長      北浦 博    総合政策部長     衛門昭彦    総務部長       乾 正澄    市民生活部長     中田雅夫    環境部長       根津秀徳    福祉部長       小松 伸    子ども・健康部長   岡田和也    都市建設部長     鎌田耕治    消防長        梶田忠彦    病院事務局長     福田哲郎    技監兼上下水道部長  福井 誠    管理部長       亀井隆幸    教育部長       齋藤 滋本会の書記    事務局長       桝野祐子    事務局次長      岡田正文    事務局長代理     太田原慎也    事務局主幹      小畑雄大---------------------------------------             市議会諸般報告事項平成30年◯12月6日     市議会定例会◯12月10日     土木消防常任委員会          ・付託議案の審査◯12月11日     厚生常任委員会          ・付託議案の審査◯12月12日     文教病院常任委員会          ・付託議案の審査◯12月13日     総務常任委員会          ・付託議案の審査◯12月20日     各派代表者会議          ・12月定例会継続会について          議会運営委員会          ・12月定例会継続会の運営について          市議会定例会継続会◯12月21日      市議会定例会継続会          議会運営委員会          ・意見書の採択について          議場コンサート          演奏 石橋小学校金管クラブ平成31年◯1月4日     自民同友会議員団代表者交代          (浜地慎一郎議員から木下克重議員へ)          議会運営委員会委員(浜地慎一郎委員)辞任許可          議会運営委員会委員(木下克重委員)選任◯1月10日     市議会だより編集特別委員会          ・12月定例会号(163号)の編集について◯1月16日     松山市(愛媛県)視察来庁          (7名 学校生活における子どもの安全確保について)◯1月17日     市議会だより編集特別委員会          ・12月定例会号(163号)の編集について◯1月23日     真岡市(栃木県)視察来庁          (9名 総合窓口業務について)◯1月29日     北摂市議会議長会(於 ホテル阪急エキスポパーク)          ・平成31年度各議長会役員の改選等について◯1月30日     三市(豊中、箕面、池田)議長会(於 箕面市)          ・議会におけるICT化の取組等について◯2月1日     二市(川西・池田)連絡会議(於 池田市)          ・市議会の運営等について          武蔵村山市(東京都)視察来庁          (6名 総合窓口業務について)◯2月6日     全国高速自動車道市議会協議会定期総会(於 都市センターホテル)          ・平成31年度活動方針(案)及び予算(案)等について          松戸市(千葉県)視察来庁          (3名 児童見守り安心システムの導入について)◯2月7日     大網白里市(千葉県)視察来庁          (4名 小中一貫教育について)◯2月15日     市議会議員共済会代議員会(於 都市センターホテル)          ・平成30年度上半期経理状況及び監査結果等について◯2月20日     予算内示会          各派代表者会議          ・3月定例会について          議会運営委員会          ・3月定例会の運営について---------------------------------------     午前10時00分 開会・開議 ○前田敏議長 おはようございます。 去る2月18日告示のありました本市定例会をただいまより開きます。 まず、事務局長より出席議員数並びに諸般の報告をさせます。議会事務局長。 ◎議会事務局長(桝野祐子) 御報告いたします。 ただいま御出席は20名でございます。 また、お手元に池田市議会の諸般の報告事項をプリントで配付しておりますので、よろしくお願い申し上げます。 なお、川西二郎議員より欠席の旨、お届けがございました。以上、御報告を申し上げます。 ○前田敏議長 次に、本日の会議録の署名議員を指名いたします。   1番  小林吉三議員   22番  木下克重議員 の両議員にお願いいたします。 次に、今議会の議事運営について、議会運営委員会の結果を、議会運営委員会副委員長より御報告願います。藤原美知子副委員長。     (藤原議員-議会運営委員会副委員長-登壇) ◆議会運営委員会副委員長(藤原美知子) 去る2月20日、議会運営委員会を開きましたので、その結果を御報告いたします。 まず、今議会の会期につきましては、2月25日から3月25日までの29日間とし、議案審議方法につきましては、議案第7号、議案第16号及び平成30年度関係議案は即決し、平成31年度関係議案は関係常任委員会に審査付託することになっております。なお、人事案件は最終日に即決することになっております。 次に、議事の順序につきましては、お手元の議事日程表の順により、本日は、まず、日程第1から第8までの議案を審議の上、即決し、引き続いて、市長から平成31年度施政及び予算編成方針、教育長から平成31年度教育方針と主要施策の発表がそれぞれ行われた後、散会することになっております。 継続会は、3月4日、6日、そして25日とし、4日は各派代表質問を行い、6日は平成31年度関係議案を順次上程し、提案説明、質疑の後、それぞれの関係常任委員会に審査付託することになっております。 常任委員会につきましては、3月8日に土木消防常任委員会、11日に厚生常任委員会、12日に文教病院常任委員会、13日に総務常任委員会をそれぞれ開催願う予定をいたしております。 そして、3月25日は委員長報告、討論、採決を行い、その後、人事案件を審議することになっております。 次に、施政及び予算編成方針並びに教育方針と主要施策に対する各派代表質問の質問通告要旨の提出は、2月26日の午前11時までとし、質問の順番につきましては、議会運営委員会において、1番、自民同友会議員団、2番、大阪維新の会池田議員団、3番、民社クラブ議員団、4番、公明党議員団、5番、市民クラブ議員団、6番、自由クラブ議員団、7番、日本共産党議員団に決定いたしております。 また、請願・陳情につきましては、3月5日の午後5時までに提出のあったものは議会開会中の関係常任委員会に付託し、それ以後に提出されたものは3月25日の本会議で即決審議することに決定いたしております。 さらに、意見書案の提出は、3月13日の午後5時までとなっております。 終わりに、3月25日、再度、議会運営委員会を開催することになっております。 以上、議会運営委員会の報告を終わります。 ○前田敏議長 ただいまの報告の順序で議事を運営いたしますので、よろしくお願いいたします。 まず、御報告いたします。 去る1月4日、自民同友会議員団の浜地慎一郎議員より、議会運営委員会委員を辞任したい旨の申し出があり、議会閉会中でありましたので、池田市議会議会運営委員会条例第9条の規定により、同日付でこれを許可するとともに、同条例第4条の規定により、同日付で同議員団より推薦のありました木下克重議員を議会運営委員会委員に選任しましたので、以上、御報告いたします。 では、これより議事に入ります。 まず日程第1、議案第7号、池田市の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償条例の一部改正についてを議題に供します。 理事者の説明を求めます。総務部長。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △議案第7号 池田市の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償条例の一部改正について 池田市の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償条例の一部を改正する条例を次のように定める。  平成31年2月25日 提出       池田市長 倉田 薫理由 期日前投票所の開設時間を延長した場合における投票管理者及び投票立会人の報酬額の増額等について規定するため、本条例の一部を改正するものである。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎総務部長(乾正澄) ただいま上程になりました議案第7号、池田市の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償条例の一部改正について御説明申し上げます。 恐れ入りますが、議案及び説明並びに参考資料の38ページから45ページを御参照願います。 今回の条例の改正は、有権者の利便性の向上のため、4月7日実施予定の大阪府議会議員選挙から期日前投票所の開設時間を延長する日を設け、それに従事する投票管理者及び投票立会人の報酬額につき、現在の日額を11時間30分で割り戻した金額により延長時間に応じて増額しようとするものでございます。 また、あわせて選挙当日の投票所の投票立会人及び期日前投票所の投票立会人の立会時間に応じた報酬額の減額について規定するものでございます。 別表第1の備考第1項の改正は、期日前投票所の投票管理者の勤務時間が11時間30分を超える場合の増額について規定するものでございます。 次に、同表備考第3項は、投票所の投票立会人の報酬額につき、その勤務時間が11時間30分に満たない場合の減額措置について規定するものであり、同第4項第1号は期日前投票所の投票立会人の勤務時間が11時間30分を超える場合の増額について、同第2号は期日前投票所の投票立会人の勤務時間が11時間30分を超えない場合の減額について規定するものでございます。 なお、今回の改正は全て備考により行っておりますが、これは時間延長は1日最大4時間可能ですが、その延長する時間については何時間以上というような規定がございませんので、表自体に手を加えますと、延長時間を超えるたびに表の修正を施さねばならないということを避けるためのものでございます。 なお、施行日につきましては、投票管理者、投票立会人の従事の依頼がありますので、交付の日からとさせていただいております。 説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○前田敏議長 説明は終わりました。 本件に関し、質疑願います。白石啓子議員。 ◆白石啓子議員 議案第7号、池田市の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償条例の一部改正についてお尋ねいたします。 期日前投票所の開設時間を延長した場合における投票管理者及び投票立会人の報酬額の増額等について規定するため、本条例の一部を改正するものであるとあります。 期日前投票所の開設時間はこれまで午前8時半から午後8時までだったのが、午後9時まで延長されるとのことですが、延長は投票日の何日前から行われるのか、お聞きいたします。 2点目に、期日前投票の立ち会いは何人の体制で行っているのか、お尋ねいたします。 3点目に、今回の投票の時間延長の実施について、管理者の報酬額の増額について、説明では、期日前投票立会時間は11時間30分を超える場合にとあります。投票管理者及び投票立会人のこれまでの勤務時間について、交代制もあったのか、11時間30分まで行われているのか、お尋ねいたします。 ○前田敏議長 総務部長。 ◎総務部長(乾正澄) 白石議員さんの御質問にお答えいたします。 まず、いつからこの期日前投票を行うかということでございますけれども、選挙の当日、直近の木、金、土の3日間行いたいと考えておるところでございます。 また、期日前投票の体制につきましては、投票管理者1名、それから立会人が2名、3名、そして庶務もございますので、アルバイト数名というふうな体制で行っておるところでございます。 それから、交代についてでございますけれども、投票管理者の交代というものは今のところ、ちょっと認められておりませんので、管理者についての交代はございません。ただ、立会人につきましては、長時間にわたるというふうなことで、お互いに話し合っていただいて、1名、もしくは2名で途中で交代されるというふうな状況がございます。以上でございます。 ○前田敏議長 質疑を終わります。 本件に関し、原案どおり可決するに異議ありませんか。     (異議なしの声あり) 異議ないものと認めます。 よって、議案第7号、池田市の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償条例の一部改正については、原案どおり可決されました。 次に、日程第2、議案第16号、損害賠償の額を定め和解することについてを議題に供します。 理事者の説明を求めます。環境部長。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △議案第16号 損害賠償の額を定め和解することについて 下記のとおり損害賠償の額を定め和解するため、議会の議決を求める。          記1 相手方 サニーコーポ石橋管理組          合2 損害賠償の額 金1,921,536円  平成31年2月25日 提出       池田市長 倉田 薫理由 平成30年9月24日に発生した物件損害に係る損害賠償の額を定め和解を成立させたいので、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により、本議案を提出するものである。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎環境部長(根津秀徳) ただいま上程になりました議案第16号、損害賠償の額を定め和解することにつきまして御説明申し上げます。 まことに恐れ入りますが、議案及び説明並びに参考資料の120ページから122ページまでを御参照いただきたく存じます。 本件は、石橋2丁目にあるマンション駐車場における油漏れ事故に伴う物損損害について、損害賠償の額を定め和解を成立させるものでございます。 それでは、内容につきまして御説明申し上げます。121ページを御参照いただきたく存じます。 昨年9月24日、午前11時30分ごろ、石橋2丁目のマンション、サニーコーポ石橋の駐車場において、ごみ収集作業中にパッカー車からおよそ6リットルの機械油が漏れ出し、浸透したものでございます。駐車場内に機械油のしみが残ったため、原状復帰のための舗装改修工事が12月15日に実施され、その費用である192万1,536円について請求がなされたものでございます。 なお、本件につきまして、本市と公益社団法人全国市有物件災害共済会との共済契約に基づき交渉が進められており、議決を頂戴した後、損害賠償金は災害共済から支払われる予定でございます。 説明は以上です。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○前田敏議長 説明は終わりました。 本件に関し、質疑願います。小林吉三議員。 ◆小林吉三議員 議案第16号、損害賠償の額を定め和解することについて質問いたします。 本議案は、昨年9月24日発生したごみ収集に係るじんかい収集車による油漏れ事故の損害賠償に係るものですけれども、1点目は、今回の損害賠償額について、公益社団法人全国市有物件災害共済会が市との共済契約により支払うとなっています。当該共済会及び共済契約の概要についてお聞かせください。 2点目は、今回の事故の件について、ホースからの油漏れとありますけれども、じんかい収集車両のふぐあいによるものなのか、不適切な車両の取り扱いによるものなのか、お聞かせください。 3点目は、事故によるアスファルトの油じみについて、マンション管理組合から原状復帰にかかわる要望が出されたということで、復旧工事に2カ月以上かかっていますけれども、当事者にとっては早期の復旧を望まれたと思いますが、もっと早く復旧できなかったのか、その点、お聞かせください。以上、よろしくお願いします。 ○前田敏議長 総務部長。 ◎総務部長(乾正澄) ただいまの小林吉三議員さんの御質問にお答えいたします。 まず、公益社団法人全国市有物件災害共済会、これの内容でございますけれども、これにつきましては、昭和24年に設立された共済会でございまして、池田市におきましては昭和30年から加入しております。 内容につきましては、御承知のように、こういった自動車事故、また自損事故、そういったものに対して保険をつかさどるというふうなことでございます。 また、平成18年から示談交渉付損害賠償保険契約に加入しているのでありますが、今回のようなケースにつきましては、相手方と本市の間に入って示談の交渉をかわりにしてくれるというふうなことで、今回もその示談によって金額等が今のところ出てきたというふうなことでございます。以上でございます。 ○前田敏議長 環境部長。
    ◎環境部長(根津秀徳) 小林吉三議員さんの御質問に順次お答えいたします。 パッカー車の油漏れの原因ということでございますが、パッカー車はベースとなる車両とごみを積み込むスペースやそこに機械で押し込む部分から成る架装部分の2つで構成されておりまして、ベース車両につきましては法に基づく定期点検の対象であるため、毎年点検整備を行っておりますが、架装部分につきましては、日常業務に入る前の出発前点検において機械を実際に操作させてオイル漏れがないかなどを確認しているところでございます。目視による点検作業を行っておりますが、経年劣化による亀裂を発見するには至らなかったということでございまして、今後は架装部分についても定期点検、修繕費の予算との兼ね合いとはなりますが、点検整備を順次行っていきたいと考えております。 次に、復旧に時間がかかっているということでございますが、実際、油の回収作業をやったりですとか、現地で洗浄作業もやらせていただきましたが、どうしてもだめだという交渉になりまして、そしてアスファルトを改修するにも金額の問題とかいうことをいろいろ交渉した結果、この時期になったということでございます。以上でございます。 ○前田敏議長 小林吉三議員。 ◆小林吉三議員 御答弁ありがとうございました。 共済会に昭和30年から加入されたということで、今回の事故によって、共済会の会費、そういうものが変わるものなのかどうなのか、その点、お聞かせください。以上、よろしくお願いします。 ○前田敏議長 総務部長。 ◎総務部長(乾正澄) 今回の事故の解決によって掛け金が変わるということはないものというふうに認識しておるところです。以上でございます。 ○前田敏議長 質疑を終わります。 本件に関し、可決するに異議ありませんか。     (異議なしの声あり) 異議ないものと認めます。 よって、議案第16号、損害賠償の額を定め和解することについては可決されました。 次に、日程第3、議案第18号、平成30年度池田市水道事業会計補正予算を議題に供します。 理事者の説明を求めます。上下水道部長。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △議案第18号 平成30年度池田市水道事業会計補正予算(第3号)(総則)第1条 平成30年度池田市水道事業会計の補正予算(第3号)は、次に定めるところによる。(収益的収入及び支出)第2条 平成30年度池田市水道事業会計予算(以下「予算」という。)第3条に定めた収益的収入及び支出の予定額を、次のとおり補正する。               収入                                (単位 千円)科目既決予定額補正予定額計款項1 水道事業収益 2,511,48176,4422,587,9231 営業収益2,231,6141,3842,232,9982 営業外収益279,86775,058354,925               支出                                (単位 千円)科目既決予定額補正予定額計款項1 水道事業費用 2,250,612▲9432,249,6691 営業費用2,062,506▲10,5562,051,9502 営業外費用172,1069,613181,719(資本的収入及び支出)第3条 予算第4条本文括弧書中「1,006,808千円」を「1,007,334千円」に改め、資本的支出の予定額を、次のとおり補正する。                                (単位 千円)科目既決予定額補正予定額計款項1 資本的支出 2,144,0645262,144,5903 施設整備費1,441,6675261,442,193(議会の議決を経なければ流用することができない経費)第4条 予算第6条に定めた経費の金額を、次のように改める。                                (単位 千円)科目既決予定額補正予定額計(1) 職員給与費446,955▲10,030436,925       平成31年2月25日 提出                           大阪府池田市長 倉田 薫~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~技監兼上下水道部長(福井誠) ただいま上程になりました議案第18号、平成30年度池田市水道事業会計補正予算(第3号)につきまして御説明申し上げます。 議案書の2ページから26ページに補正予算及び説明を記載いたしております。 今回の補正は、決算に見合うところの補正をさせていただくもので、その内容は、口径別納付金の増額、職員給与費の過不足調整が主なものでございます。 議案書2ページをお開き願います。 第2条、収益的収入及び支出でございますが、款1水道事業収益、項1営業収益は、下水道使用料徴収事務負担金の増による他会計負担金の増額により138万4千円増額するものでございます。項2営業外収益は、口径別納付金の増額等により7,505万8千円増額するものでございます。 3ページ、款1水道事業費用、項1営業費用は、職員給与費の過不足調整により1,055万6千円減額するものでございます。項2営業外費用は、消費税及び地方消費税の増額により961万3千円増額するものでございます。 第3条、資本的収入及び支出でございますが、款1資本的支出、項3施設整備費は、職員給与費の過不足調整により52万6千円増額するものでございます。 4ページ、第4条、議会の議決を経なければ流用することができない経費は、職員給与費1,003万円を減額するものでございます。 次に、8ページから9ページにキャッシュ・フロー計算書を記載しております。 9ページ下段にございますように、資金期末残高は23億4,180万8千円となる予定でございます。 次に、14ページから17ページに予定貸借対照表を記載しております。 17ページ下から5行目の当年度未処分利益剰余金は2億2,921万4千円となる予定でございます。 以上、まことに簡単ではございますが、説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○前田敏議長 説明は終わりました。 本件に関し、質疑願います。白石啓子議員。 ◆白石啓子議員 議案第18号、平成30年度池田市水道事業会計補正予算(第3号)についてお尋ねいたします。 本予算は、決算見合いということで、第2条は、平成30年度池田市水道事業会計予算第3条に定めた収益的収入7,644万2千円の追加補正で25億8,792万3千円に、収益的支出94万3千円の減額補正で22億4,966万9千円です。そして、第4条の職員給与費が1,003万円の減額補正となっていますが、職員の人数が1人少なくなっていることによるものなのか、お尋ねいたします。 2点目に、収益的収入で口径別納付金の補正額が7,617万3千円もふえていますが、増加原因と今後の見通しについてお尋ねいたします。 今後の職員の補充についてもお尋ねして質問を終わります。 ○前田敏議長 上下水道部長。 ◎技監兼上下水道部長(福井誠) 白石議員さんの御質問に順次お答えをいたします。 まず初めに、職員減でございますけれども、職員の減員1名につきましては、浄水課の職員で12月に死亡退職となりました。課内で業務を精査し、対応をしているところでございます。人件費の減ということでございますけれども、この1名減につきまして、退職給付引当金が減になっているということでございますけれども、今回の補正につきましては、決算見合いということでございまして、人事異動、昇格などによる増減分を補正させていただいたものでございます。 次に、口径別納付金の件でございますけれども、増額の理由につきましては、予算時に見込んでおりませんでした1千万円を超える物件が2件、400万円から900万円の物件が8件、300万円台の物件が6件等の収入がございまして、結果といたしまして7,617万3千円増額補正をするものでございます。 今後の見通しでございますけれども、毎年予算確定以降に集合住宅などの申し込み協議がございまして、予測がなかなか困難であるという状況ではございますが、今後、集合住宅等についてまだ建設されるという見込みがあるというふうに思いますので、来年度につきましても若干の増額を予定しているところでございます。 それと、3点目の職員の補充についてでございますけれども、1名減ということでございますが、次年度については1名増の予算を組んでおるところでございます。以上でございます。 ○前田敏議長 質疑を終わります。 本件に関し、原案どおり可決するに異議ありませんか。     (異議なしの声あり) 異議ないものと認めます。 よって、議案第18号、平成30年度池田市水道事業会計補正予算は、原案どおり可決されました。 次に、日程第4、議案第19号、平成30年度池田市公共下水道事業会計補正予算を議題に供します。 理事者の説明を求めます。上下水道部長。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △議案第19号 平成30年度池田市公共下水道事業会計補正予算(第2号)(総則)第1条 平成30年度池田市公共下水道事業会計の補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。(業務の予定量)第2条 平成30年度池田市公共下水道事業会計予算(以下「予算」という。)第2条中、年間総処理水量「21,087,000立方メートル」を「21,190,000立方メートル」に、1日平均処理水量「57,773立方メートル」を「58,055立方メートル」に改める。(収益的収入及び支出)第3条 予算第3条に定めた収益的収入及び支出の予定額を、次のとおり補正する。               収入                                (単位 千円)科目既決予定額補正予定額計款項1 下水道事業収益 3,058,77514,9153,073,6901 営業収益1,876,26517,0851,893,3502 営業外収益1,182,510▲2,1701,180,340               支出                                (単位 千円)科目既決予定額補正予定額計款項1 下水道事業費用 2,948,814▲5,5972,943,2171 営業費用2,767,355▲28,7302,738,6253 特別損失2,85123,13325,984(資本的収入及び支出)第4条 予算第4条本文括弧書中「612,734千円」を「605,698千円」に改め、資本的支出の予定額を、次のとおり補正する。               収入                                (単位 千円)科目既決予定額補正予定額計款項1 資本的収入 1,628,588725,2002,353,7881 企業債875,000389,9001,264,9002 補助金739,000335,3001,074,300               支出                                (単位 千円)科目既決予定額補正予定額計款項1 資本的支出 2,241,322718,1642,959,4861 建設改良費1,756,276718,1642,474,440(企業債)第5条 予算第5条に定めた起債の限度額を次のとおり改める。補正前起債の目的限度額起債の方法利率借入先償還の方法償還期限据置期間償還方法その他公共下水道事業862,400千円普通貸借 または 証券発行7%以内政府または地方公共団体金融機構等40年以内5年以内元利均等または元金均等で年賦または半年賦財政の都合により繰上償還または低利に借換えることができる。流域下水道事業12,600千円計875,000千円補正後起債の目的限度額起債の方法利率借入先償還の方法償還期限据置期間償還方法その他公共下水道事業1,246,100千円普通貸借 または 証券発行7%以内政府または地方公共団体金融機構等40年以内5年以内元利均等または元金均等で年賦または半年賦財政の都合により繰上償還または低利に借換えることができる。流域下水道事業18,800千円計1,264,900千円(議会の議決を経なければ流用することができない経費)第6条 予算第6条に定めた経費の金額を、次のように改める。                                (単位 千円)科目既決予定額補正予定額計(1) 職員給与費305,240▲37,243267,997       平成31年2月25日 提出                           大阪府池田市長 倉田 薫~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~技監兼上下水道部長(福井誠) ただいま上程になりました議案第19号、平成30年度池田市公共下水道事業会計補正予算(第2号)につきまして御説明申し上げます。 議案書の28ページから62ページに補正予算及び説明並びに参考資料を記載いたしております。 今回の補正は、決算に見合うところの補正をさせていただくもので、その内容は、下水道使用量の増額、職員給与費の過不足調整の補正及び国の補正予算で計上された交付金を活用するために平成31年度に実施予定の工事を前倒しして行うための補正でございます。 議案書28ページをお開き願います。 第2条、業務の予定量でございますが、年間総処理水量を10万3千立方メートル増の2,119万立方メートルに、1日平均処理水量を282立方メートル増の5万8,055立方メートルに改めるものでございます。 第3条、収益的収入及び支出でございますが、29ページ、款1下水道事業収益、項1営業収益は、下水道使用量の増額及び職員給与費の過不足調整に伴う雨水処理負担金の増額により1,708万5千円増額するものでございます。項2営業外収益は、職員給与費の過不足調整に伴う他会計補助金の減額及び消費税及び地方消費税還付金の減額により217万円減額するものでございます。 次に、款1下水道事業費用、項1営業費用は、職員給与費の過不足調整による減額等により2,873万円減額するものでございます。項3特別損失は、固定資産譲渡損2,313万3千円を計上するものでございます。 次に、30ページ、第4条、資本的収入及び支出でございますが、款1資本的収入は、国の補正予算に伴い、建設改良費の財源として、項1企業債を3億8,990万円増額、項2補助金を3億3,530万円増額するものでございます。 款1資本的支出、項1建設改良費は、国の補正予算に伴う工事請負費の増額等により7億1,816万4千円増額するものでございます。 次に、31ページ、第5条、企業債でございますが、公共下水道事業の限度額の変更を記載しております。 次に、32ページ、第6条、議会の議決を経なければ流用することができない経費は、職員給与費3,724万3千円を減額するものでございます。 次に、36ページより37ページにキャッシュ・フロー計算書を記載しております。 37ページ下段にございますように、資金期末残高は16億9,118万8千円となる予定でございます。 次に、42ページより45ページに予定貸借対照表を記載しております。 45ページ下から5行目の当年度未処理欠損金は4,492万3千円となる予定でございます。 以上、まことに簡単ではございますが、説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○前田敏議長 説明は終わりました。 本件に関し、質疑願います。白石啓子議員。 ◆白石啓子議員 議案第19号、平成30年度池田市公共下水道事業会計補正予算についてお尋ねいたします。 本補正予算は、第2条の業務の予定年間総処理水量2,108万7千立方メートルを2,119万立方メートルに、1日平均処理水量5万7,773立方メートルを5万8,055立方メートルに改めるとともに、予算第3条に定めた収益的収入30億5,877万5千円の予定額を1,491万5千円を補正し、計30億7,369万円に、支出の既決予定額は29億4,881万4千円、補正予定額は559万7千円減額補正し、29億4,321万7千円に補正するとあります。 1点目に、収益的支出の特別損失、固定資産譲渡損の2,313万3千円の追加で、計2,598万4千円の内容についてお尋ねいたします。 2点目に、資本的収入の企業債、建設改良等の財源に充てるための企業債8億7,500万円の予定額に公共下水道事業3億8,370万円と流域下水道事業620万円の追加補正がされ、計12億6,490万円、また国庫補助金として7億3,900万円の予定額に社会資本整備総合交付金、管渠として2億7,700万円、処理場5,830万円が追加補正され、計10億7,430万円の予定額となっています。工事の内容と進捗状況についてお尋ねいたします。よろしくお願いします。 ○前田敏議長 上下水道部長。 ◎技監兼上下水道部長(福井誠) 白石議員さんの御質問にお答えをいたします。 まず初めに、固定資産譲渡損の内容についてでございますけれども、平成21年度に公共下水道事業が企業会計化され、資産整理を行った際に、市長部局で管理すべき土地が公共下水道の固定資産台帳に記載されていたことが判明をいたしましたため、これを整理するために固定資産譲渡損が発生するものでございます。 次に、補正の工事の内容についてでございますけれども、議案書の後ろのところに施工箇所図がついております。①が学大脇塚幹線の汚水工事、②も学大脇塚幹線の汚水工事、これが①が夫婦池の西側、②が園芸高校の西側、③が室町神田線の汚水幹線の長寿命化工事、これはコープの東側でございます。それと、④が下水処理場の処理水放流ポンプの機械・電気設備更新と放流ポンプ等の耐震工事、それと⑤が秦野井口堂線の汚水幹線の長寿命化工事を行うものでございます。以上でございます。 ○前田敏議長 白石啓子議員。 ◆白石啓子議員 工事名は御説明いただきましたけれども、工事の進捗状況についてお尋ねいたします。 ○前田敏議長 上下水道部長。 ◎技監兼上下水道部長(福井誠) 工事の進捗状況ということでございますけれども、今回、この工事の補正をさせていただきまして、今後、契約をしていくということでございますので、まだ工事にはかかっておりません。以上でございます。 ○前田敏議長 質疑を終わります。 本件に関し、原案どおり可決するに異議ありませんか。     (異議なしの声あり) 異議ないものと認めます。 よって、議案第19号、平成30年度池田市公共下水道事業会計補正予算は、原案どおり可決されました。 次に、日程第5、議案第20号、平成30年度池田市国民健康保険特別会計補正予算を議題に供します。 理事者の説明を求めます。福祉部長。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~議案第20号 平成30年度池田市国民健康保険特別会計補正予算(第3号) 平成30年度池田市の国民健康保険特別会計補正予算(第3号)は、次に定めるところによる。(歳入歳出予算の補正)第1条 歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ1,464千円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ10,559,539千円とする。2 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」による。  平成31年2月25日 提出    大阪府池田市長 倉田 薫~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎福祉部長(小松伸) ただいま上程になりました議案第20号、平成30年度池田市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について御説明を申し上げます。 特別会計補正予算及び説明の1ページをお開き願います。 今回の補正でございますが、歳入歳出予算の総額からそれぞれ146万4千円を減額し、予算総額をそれぞれ105億5,953万9千円とするものでございます。 それでは、歳出から事項別に御説明を申し上げますので、議案書は8ページを御参照いただければと存じます。 款1総務費につきましては、人事異動に伴う人件費の過不足調整のために、項1総務管理費、目1一般管理費は、給料、職員手当等、共済費を差し引き後で67万8千円減額し、また項2徴収費、目1賦課徴収費は78万6千円減額するものでございます。 次に、歳入については6ページにお戻りいただければと思います。 款4繰入金、項1他会計繰入金、目1一般会計繰入金は、人件費の過不足調整分としまして職員給与費等繰入金を146万4千円減額するものでございます。 まことに簡単ですが、説明は以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○前田敏議長 説明は終わりました。 本件に関し、質疑願います。藤原美知子議員。 ◆藤原美知子議員 議案第20号、平成30年度池田市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)についてお尋ねいたします。 本補正は、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ146万4千円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ105億5,953万9千円とする内容であります。 まず1点目は、補正内容、全て人事異動ということで、人件費の過不足調整ということですので、この内容について、特に異論があるというわけではありません。平成30年度は都道府県化になって初年度の年ということでありますので、この都道府県化によって本市の業務内容にどのような変化が生じているのか、その特徴についてお聞かせをいただきたいと思います。 2点目は、今回の補正によって、平成30年度の決算内容についてどのような方向になっているのか、決算見込みについてお尋ねをいたします。以上です。 ○前田敏議長 福祉部長。 ◎福祉部長(小松伸) 藤原議員さんの御質問に順次お答え申し上げます。 まず、広域化に伴う業務内容、あるいは人員配置等のことでございます。まず、人員配置につきましては、実は人数は変わっておりませんで、単なる人事的な異動に終始をしたということでございますが、その業務内容につきましては、やはり広域化に伴う提出書類ですとか、新たなもの、あるいは効率化を図ったもの、さまざまございますが、事業費納付金を納めるに当たってのさまざまな書類、あるいは資料が新たに発生している部分は多々あるかとは認識をしているところでございます。基本的には、業務内容というのは賦課・徴収、あるいは資格管理等は変わっておりませんので、例年どおり粛々と業務処理できている状態でございます。 2点目の決算内容についての見込みということでございますが、給付費で申し上げますと、予算では70億円相当の給付費を見込んでおりますが、目下のところ、70億円を多少割り込むのではないかという見込みを持っております。いかんせん、年末年始の爆発的なインフルエンザの影響等もあり、流動的な予想は多々ありますが、慎重に見守ってまいりたいと思っております。以上でございます。 ○前田敏議長 藤原美知子議員。 ◆藤原美知子議員 ありがとうございます。 余り大きな変化はないということでありましたけれども、若干、大阪府に提出する資料などが作業としてはふえているということでありましたが、人員を配置しなければならないほどの負担増にはなっていないのかどうか、このあたりについてお聞かせをいただきたいと思います。 それから、決算内容については、一番大きな給付費がそんなに大きくふえていなかったという点では本当によかったなというふうに思うんですけれども、この結果で最終的には黒字の方向というふうに考えていいのかどうか、この点についてお聞かせいただきたいと思います。 ○前田敏議長 福祉部長。 ◎福祉部長(小松伸) 藤原議員さんの再度の御質問でございますが、まず人員増の必要はあるのかということでございますが、目下のところ、職員も一生懸命、多少夜間処理でも頑張って対応してくれておりますが、窓口の委託も含めまして、いろいろな工夫をしながら、ちゃんと効率化を図ったマニュアルも作成しながら粛々と進めておりますので、今の人員で何とか対応できているのではないかという認識でございます。 また、給付費、それほどふえなかったというものの、黒字についての御質問でございますが、幸いにして昨年度、平成29年度実績で黒字を打ちましたが、今年度も拮抗している状態ということは申し上げられると思います。制度も変わりまして、基本的には赤字は出にくい環境にはなりましたが、もちろん収納率等が下がってきますと、赤字の可能性はゼロではございませんので、このあたりは収納体制についてもしっかりと取り組んでまいりたいと考えているところでございます。以上でございます。 ○前田敏議長 質疑を終わります。 本件に関し、原案どおり可決するに異議ありませんか。     (異議なしの声あり) 異議ないものと認めます。 よって、議案第20号、平成30年度池田市国民健康保険特別会計補正予算は、原案どおり可決されました。 次に、日程第6、議案第21号、平成30年度池田市介護保険事業特別会計補正予算を議題に供します。 理事者の説明を求めます。福祉部長。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △議案第21号 平成30年度池田市介護保険事業特別会計補正予算(第3号) 平成30年度池田市の介護保険事業特別会計補正予算(第3号)は、次に定めるところによる。(歳入歳出予算の補正)第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ343千円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ9,248,308千円とする。2 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」による。  平成31年2月25日 提出    大阪府池田市長 倉田 薫~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎福祉部長(小松伸) ただいま上程になりました議案第21号、平成30年度池田市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)につきまして御説明を申し上げます。 特別会計補正予算及び説明の15ページをお開き願いたいと思います。 今回の補正でございますが、歳入歳出予算の総額にそれぞれ34万3千円を追加し、予算総額をそれぞれ92億4,830万8千円とするものでございます。 それでは、歳出から事項別に御説明を申し上げますので、恐れ入りますが、24ページを御参照願います。 款1総務費、項1総務管理費、目1一般管理費は、人事異動に伴う人件費の過不足調整のために、給料、職員手当等、共済費を差し引き後で34万3千円追加するものでございます。 次に、歳入について御説明を申し上げます。20ページを御参照願います。 款4国庫支出金、項2国庫補助金、目4保険者機能強化推進交付金は、国の保険者機能強化推進交付金としまして1,692万8千円の交付を受けるものでございます。 21ページの款8繰入金、項1他会計繰入金、目1一般会計繰入金は、人件費の過不足調整分としまして、職員給与費等繰入金を34万3千円追加し、加えて項2繰入金、目1基金繰入金は、先ほどの保険者機能強化推進交付金の交付を受けることで介護給付費準備基金への繰入金を1,692万8千円減額するものでございます。 まことに簡単ですが、説明は以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○前田敏議長 説明は終わりました。 本件に関し、質疑願います。藤原美知子議員。 ◆藤原美知子議員 議案第21号、平成30年度池田市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)についてお尋ねをいたします。 本補正は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ34万3千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ92億4,830万8千円とする内容であります。 まず1点目は、歳入の国庫補助金のほうなんですけれども、保険者機能強化推進交付金1,692万8千円が決定したということであります。この交付金についてなんですけれども、地域包括ケアシステム強化のためのもので、新たに創設された内容だというふうにあったわけですけれども、高齢者の自立支援・重度化防止等に関する取り組みを支援する内容というふうに判断をいたしました。具体的にはどのような取り組みを進めてきたのか、あるいはこれからどのように進めようとしているのか、この点についてお尋ねをいたしたいと思います。 2点目は、このことによって介護給付費準備基金繰入金が減額となるわけですけれども、今年度末の介護給付費準備基金の残高の見込み、そして決算の見込みについてあわせてお尋ねをしたいと思います。以上です。 ○前田敏議長 福祉部長。 ◎福祉部長(小松伸) 藤原議員さんの御質問に順次お答えを申し上げます。 まず、保険者機能強化推進交付金についての御質問でございますが、市としてどういう取り組みをしてきたかということ、またあるいはこれからの取り組みでございますが、御指摘のとおり、自立支援や重度化防止というテーマで新たに国からの支援を受けた交付金でございまして、本市としましても、例えば地域に密着した地域ケア会議、こういうものを立ち上げておりますし、これからもこれを重点的に裾野を広げていこうという準備を進めているところでございますし、また各種周知を図るための研修でありましたり、あるいは場合によってはパンフレットを作成してお配りをすると、そういった活動につなげていきたいと考えておるところでございます。 また、基金についてでございますが、基金の残高としましては、平成30年度末の見込みでは、現在のところ8億1千万円程度の残額を見込んでおります。これから徐々に計画に基づき取り崩しをしてまいりますが、年度末の見込みではそういう8億円を超える見込みでございますし、今度の決算の見込みとしましては、給付費が昨年度よりは大分ふえてきておる関係で、約77億円程度の給付を見込み、執行率も93%、94%、そのあたりになろうかと、平成29年度の決算よりはちょっとふえてくるであろうという見込みを持っておるところでございます。以上でございます。 ○前田敏議長 藤原美知子議員。 ◆藤原美知子議員 ありがとうございます。最初の保険者機能強化推進交付金のほうなんですけれども、これは交付を申請して決定に至るまでに、例えば本市としてはこういった計画を進めていきたいというような内容を国のほうに申請をしていただくというふうな流れのものなのかどうか、このあたりについて再度お聞かせをいただいて、今後それに基づいてどう具体化しようとしているか、もう一度聞かせていただきたいと思います。以上です。 ○前田敏議長 福祉部長。 ◎福祉部長(小松伸) 藤原議員さんの再度の御質問でございます。 保険者機能強化推進交付金の申請についてでございますが、この交付金につきましては、申請時に保険者の評価を、最終的には国のほうで評価をしていただくための仕組みがありまして、それは例えばプロセス指標、アウトカム指標というような言い方をされていまして、その体制等の構築や施策の推進やあるいは運営の安定化等に係る61項目にも及ぶ項目を提出をさせていただき、それに対して評価が下り、保険者数に応じ、その評価に応じた計算がなされ、交付を受ける制度です。という流れで全国的に進んでおるところでございます。 また、今後の具体の手法ということでございますが、冒頭、議員さんもおっしゃいましたように、地域包括ケアシステム、これが大きな命題でございまして、全てはこの充実のために地域に向けた、地域の協力を得ながら行政もかかわっていくと、こういう大きな流れをより一層進めてまいる必要があると思いますので、そういう目的に向かって邁進してまいりたいと、このように考えております。以上でございます。 ○前田敏議長 質疑を終わります。 本件に関し、原案どおり可決するに異議ありませんか。     (異議なしの声あり) 異議ないものと認めます。 よって、議案第21号、平成30年度池田市介護保険事業特別会計補正予算は、原案どおり可決されました。 次に、日程第7、議案第22号、平成30年度池田市後期高齢者医療事業特別会計補正予算を議題に供します。 理事者の説明を求めます。福祉部長。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △議案第22号 平成30年度池田市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第4号) 平成30年度池田市の後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第4号)は、次に定めるところによる。(歳入歳出予算の補正)第1条 歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ3,919千円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1,868,718千円とする。2 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」による。  平成31年2月25日 提出    大阪府池田市長 倉田 薫~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎福祉部長(小松伸) ただいま上程になりました議案第22号、平成30年度池田市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第4号)につきまして御説明を申し上げます。 特別会計補正予算及び説明の33ページをお開き願います。 今回の補正でございますが、歳入歳出予算の総額からそれぞれ391万9千円を減額し、予算総額をそれぞれ18億6,871万8千円とするものでございます。 それでは、歳出から事項別に御説明を申し上げます。 恐れ入りますが、40ページをお開き願いたいと思います。 款1総務費、項1総務管理費、目1一般管理費は、人事異動に伴う人件費の過不足調整のため、給料、職員手当等、共済費を391万9千円減額するものでございます。 次に、歳入についてでございますが、38ページにお戻り願いたいと思います。 款3繰入金、項1他会計繰入金、目1一般会計繰入金は、人件費の過不足調整分としまして、職員給与費等繰入金を391万9千円減額するものでございます。 まことに簡単ですが、説明は以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○前田敏議長 説明は終わりました。 本件に関し、質疑願います。     (なしの声あり) 質疑を終わります。 本件に関し、原案どおり可決するに異議ありませんか。     (異議なしの声あり) 異議ないものと認めます。 よって、議案第22号、平成30年度池田市後期高齢者医療事業特別会計補正予算は、原案どおり可決されました。 次に、日程第8、議案第23号、平成30年度池田市一般会計補正予算を議題に供します。 理事者の説明を求めます。総合政策部長。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △議案第23号 平成30年度池田市一般会計補正予算(第8号) 平成30年度池田市の一般会計補正予算(第8号)は、次に定めるところによる。(歳入歳出予算の補正)第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ65,161千円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ42,202,961千円とする。2 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」による。(繰越明許費の補正)第2条 繰越明許費の追加は、「第2表 繰越明許費補正」による。(地方債の補正)第3条 地方債の変更は、「第3表 地方債補正」による。  平成31年2月25日 提出    大阪府池田市長 倉田 薫~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎総合政策部長(衛門昭彦) ただいま上程になりました議案第23号、平成30年度池田市一般会計補正予算(第8号)について御説明申し上げます。 恐れ入りますが、補正予算及び説明の47ページ以降を御参照願います。 今回の補正は、第1条で、歳入歳出予算の総額から6,516万1千円を追加し、予算総額をそれぞれ422億296万1千円とするものでございます。 第2条は、繰越明許費の補正で、52ページの第2表に記載しております6事業を次年度に繰り越しして使用できる経費として予算に定めるものでございます。 内容といたしましては、府の補助を活用して、特別養護老人ホームの整備等を行うもの、石橋住宅建設工事の進捗見合いにより事業費の繰り越しを行うもの、国の臨時特例交付金を活用して小・中学校のブロック塀や空調の改修を行うものでございます。 第3条は、地方債の補正で、53ページの第3表に記載のとおり、学校教育施設等整備事業について7,510万円を発行するとともに、臨時財政対策債の発行可能額を3億1,140万円減額するものでございます。 それでは、歳出より事項別に御説明申し上げます。 歳出につきましては68ページからになりますが、年度末の人件費などの過不足調整や特別会計などへの繰出金に係る精算は26の目に及んでおりますので、まずこれらについて一括して御説明申し上げます。 人件費調整の内容といたしましては、給料の減額が4,782万5千円、職員手当等の減額が4,733万7千円、共済費の減額が3,223万4千円で、総額では1億2,739万6千円の減額でございます。 繰出金につきましては、人件費の過不足調整により民生費の国民健康保険特別会計繰出金が146万4千円の減額、介護保険事業特別会計繰出金が34万3千円の追加、後期高齢者医療事業特別会計繰出金が391万9千円の減額、土木費の公共下水道企業会計繰出金が1,531万9千円の減額となっております。 それでは、それ以外の項目につきまして、事項別に御説明申し上げます。 68ページの款1議会費、項1議会費、目1議会費の旅費は、視察費用等の不用額の減額でございます。 73ページの款3民生費、項1社会福祉費、目3老人福祉費の負担金補助及び交付金は、特別養護老人ホームの開設やその開設準備経費に対する支援補助でございます。 74ページの項2児童福祉費、目1児童福祉総務費の負担金補助及び交付金は、石橋文化保育園が自己資金での整備に変更されたことによる施設整備補助金の減額でございます。 83ページの款10教育費、項2小学校費、目3学校建設費の委託料は、呉服小学校屋内運動場の空調設置について、国庫補助が不採択になったことによる設計委託料の減額、工事請負費は、ブロック塀等の改修及び空調機器の設置に係る請負費、84ページの項3中学校費、目3学校建設費の工事請負費は、ブロック塀等の改修及び空調機器の設置に係る請負費でございます。 87ページの款13予備費は、歳入歳出調整による6,785万6千円の増額でございます。 次に、歳入について御説明申し上げます。 恐れ入りますが、60ページにお戻り願います。 款1市税は、決算見合いによるもので、所得割及び法人税割の増額、款9地方特例交付金及び62ページの款10地方交付税の普通交付税は、交付額の確定による補正でございます。 款14国庫支出金の民生費国庫補助金は、私立保育所等整備補助の減額に伴う国庫補助金の減額、教育費国庫交付金は、小・中学校のブロック塀等の改修及び空調機器の設置に係る交付金でございます。 64ページの款15府支出金の民生費府補助金は、特別養護老人ホームの開設やその開設準備経費に対する府の補助でございます。 款18繰入金の基金繰入金は、歳入歳出調整による財政調整基金繰入金の減額でございます。 66ページの款20市債の臨時財政対策債は、発行可能額の確定に伴う減額で、教育債は小・中学校のブロック塀等の改修及び空調機器の設置に係る市債でございます。 なお、参考資料といたしまして、103ページに小・中学校のブロック塀等改修事業の概要を、104ページ以降に工事の施工箇所図を掲載いたしておりますので、御参照願います。 説明は以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○前田敏議長 説明は終わりました。 本件に関し、質疑願います。白石啓子議員。 ◆白石啓子議員 議案第23号、平成30年度池田市一般会計補正予算(第8号)についてお尋ねいたします。 本補正予算は、歳入歳出の予算から職員給与過不足調整もありますが、歳入歳出それぞれ6,516万1千円を追加し、総額422億296万1千円とする内容です。 1点目の府補助金の地域医療介護総合確保基金事業費補助9,126万円が追加補正となっています。補助の内容についてお尋ねいたします。 2点目に、教育費、小学校費、学校建設費、工事請負費、ブロック塀等改修工事他では2,840万円、中学校費では6,200万円の追加補正となっています。工事の進捗状況についてお尋ねいたします。 3点目に、小学校費、学校建設費、設計委託料が350万円減額となっています。これは文部科学省に申請していた呉服小学校の体育館に空調整備を申請したけれどもだめだったということだと思います。しかし、その際に体育館は避難場所であり、総務省の緊急防災・減災事業債を使ったらいけそうだということをお聞きしましたが、経過についてお尋ねいたします。以上、よろしくお願いします。 ○前田敏議長 福祉部長。 ◎福祉部長(小松伸) 白石議員さんの御質問にお答えを申し上げます。 まず、公的介護施設等整備補助についての御質問でございます。本事業は、地域密着型の特別養護老人ホーム、これは小規模でございまして、18床規模でございますが、この改修に当たりまして、施設整備補助、施設整備の事業の助成と施設開設準備の事業の助成、合わせて9,100万円規模の基金を活用するというものでございます。以上でございます。 ○前田敏議長 管理部長。 ◎管理部長(亀井隆幸) 白石議員さんの御質問に御答弁申し上げます。 まず、ブロック塀の関係、工事の進捗ということでございますが、今現在、設計のほうが終わろうとしているところでございますが、これからこの議会の議決をいただきまして、学校と協議を行いながら、運営に支障がないよう長期休業期間中に、期間のほうも中心に工事のほうを予定しているところでございます。 それから、呉服小学校の体育館の空調の経過、考え方も含めてでございますけれども、先ほど説明させていただいたように、今回、国の交付金のほうが不採択になったということで、実施の時期等について改めて検討するために今回は減額を行わせていただくものでございますが、先ほど議員さんがおっしゃっていただきましたように、今回、交付金は不採択となりましたけれども、指定避難所において避難者の生活環境の改善、それから空調整備をする場合は、いわゆる緊急防災・減災事業債の活用が可能というようなことで、交付金以外にも財源確保にかかわる情報収集に努めまして、今後も引き続き屋内運動場の空調整備について検討を進めてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。 ○前田敏議長 白石啓子議員。 ◆白石啓子議員 御答弁ありがとうございます。 公的介護施設整備補助の問題ですが、施設の開設準備のために一部使っているという御答弁がありましたが、どこの施設の開設なのか、お尋ねいたします。 2点目に、箕面市が総務省の緊急防災・減災事業債を使って全小・中学校の体育館に空調設備を設置したと聞いています。池田市でも、夏の暑い暑い小・中学校の全体育館に空調設備を設置すべきではないでしょうか。それを求めまして質問を終わります。 ○前田敏議長 福祉部長。 ◎福祉部長(小松伸) 白石議員さんの再度の御質問にお答え申し上げます。 事業者、場所等の説明が漏れておりました。大変失礼いたしました。 本事業は、今、ハートフルふしおさん、旧名称、伏尾荘でございます。ハートフルふしおさんの既存の建物内、これを改造・改築をいたしまして、そちらに新たに地域密着型の18床規模の特養を建てるということで、新設といいますか、増築のような形で建てるということでございます。以上でございます。 ○前田敏議長 質疑を終わります。 本件に関し、原案どおり可決するに異議ありませんか。     (異議なしの声あり) 異議ないものと認めます。 よって、議案第23号、平成30年度池田市一般会計補正予算は、原案どおり可決されました。 次に、日程第9、平成31年度の予算審議に当たりまして、施政及び予算編成方針並びに教育方針と主要施策の発表を願うことにいたします。 まず、倉田市長より、平成31年度施政及び予算編成方針の発表を願います。倉田市長。     (倉田市長-登壇) ◎市長(倉田薫) 本日ここに、平成最後となります平成31年度各会計予算案をはじめ、関係諸議案を提出し、ご審議をお願いするにあたり、「施政及び予算編成方針」を申し述べ、議員各位並びに市民のみなさまのご理解とご協力を賜りたいと存じます。 「愛する池田の明日のために~For the People~」の理念のもと、私自身6期目となる市政運営を担ってから、早いもので3年が経過し、その任期も残すところ10か月となりました。 この間、「教育日本一」「子ども・子育て支援日本一」「地域分権制度の飛躍的拡大」の三本の柱を立て、「10万人総活躍のまち」をめざし、スピーディーにその歩みを進めてまいりました。 私の今期の市政運営を花の成長に例え、振り返りますと、平成28年度は、健全な財政運営に関する条例をはじめとする8つの基本条例の施行をはじめ、特色ある池田の教育を実践するための教育予算の増額、保育の受け皿拡大に向けたソフト・ハード両面からの施策の推進、そして地域分権制度のあり方などに関する検討会議の設置と同会議からの提言を踏まえた、地域住民を中心としたまちづくりのより一層の検討や認知度向上に向けた取組など、まさに「夢の花」の種をまいた1年でありました。 続く平成29年度は、教育予算の更なる増額による「池田の教育」の充実化、増加の一途をたどる保育需要への対応に加え、結婚・妊娠・出産から子育てへと切れ目のない支援を展開したほか、本市の中・長期的なまちづくりを展望した「池田のまち みんなまとめてテーマパーク構想」の策定、観光・地域活性化施策、医療と介護の連携強化にも注力し、10万人総活躍をめざした新たな事業を繰り出してまいりました。 言わば、まいた種が発芽し、元気に成長するよう肥やしを与え、育てた年でありました。 そして、昨年度はその夢の花のつぼみが膨らみ、咲きはじめました。 教育分野、子ども・子育て支援分野における施策の一層の充実強化に加え、これまでの取組の成果が現れるとともに、行政各分野において「産官学民」の連携・協力によって事業を実施することができました。また、その夢の花に注目が集まり、お花見に訪れる方が増えたと実感できるようになりました。 この間の成長を支えていただいた議員並びに市民のみなさま、関係各位、市職員に改めて感謝を申し上げますとともに、この夢の花を満開に咲かせなければならないとの決意を新たにしたところであります。 そして、本年度は池田市制施行80周年を迎える記念すべき節目の年であります。 「人の和と恵みあふれる池田」「健康と力あふれる池田」「幸ぞ野に山にあふれる池田」-- あえて申し上げるまでもありませんが、これは市制施行10周年を記念して制定された市歌の一節です。70年前、先人たちは当時、今日の池田の姿をどのように想像しておられたのでしょうか。そして、どのような夢と希望を抱き、願いを込めて歌われたのでしょうか。 私は今、この記念すべき節目の年にあって、先人たちが残してこられた歴史と文化、自然に満ち溢れたわがまち池田を守りつつ、これから10年先、50年先、さらにはもっと先のまちの姿を展望し、今しなければならないこと、今しかできないことをしっかりと見極め、限られた時間を大切に、10万池田市民とともに全力で走りきり、新たな時代へと歩み出したいと願っております。 それでは、平成31年度の市政運営の基本姿勢について、申し述べさせていただきます。 現在、国におきましては、少子高齢化の壁に本腰を入れて立ち向かうため、「幼児教育・保育の無償化」が今秋からスタートし、その財源となる消費税の引き上げが予定されています。また、人生100年時代を見据え、これまでの働き方改革の上に、更なる雇用制度改革を進めるなど、未来を担う子どもたちに大胆に投資し、子どもから現役世代、お年寄りまで、すべての世代が安心できるよう、社会保障制度を、全世代型へと大きく転換するとともに、未来の可能性に満ち溢れた地方創生を進めようとされています。 また、大阪府におきましては、経済が緩やかではありますが拡大しており、インバウンドにより街が活況なことに加え、本年6月の金融・世界経済に関する首脳会合「G20大阪サミット」及び、2025年「大阪・関西万博」を、大阪が世界に向けて存在感を発揮していく千載一遇のチャンスと捉え、全庁一丸となって取組を加速させるとともに、昨年の災害を教訓として、成長を支える基盤である安全・安心のレベルをさらに高めようとされています。 本市としては、このような国や府の動向、施策展開に柔軟かつ迅速に対応しつつ、国・府に対し、もの申すべきときは申し上げ、地方分権時代における基礎自治体としての役目をしっかりと果たしてまいりたいと考えております。 また、今後、国際的なイベントが目白押しですが、東京オリンピック・パラリンピック競技大会では参加国のホストタウンとして、日本の「おもてなし」を海外の方に実感いただけるよう、市民のみなさまとともに万全な体制を整え、「大阪池田」を世界に発信してまいります。 市制施行80周年に関しましては、本年10月に記念式典を開催するべく準備を進めております。また、80周年記念事業実行委員会を組織し、市民一人ひとりの心に残る、愛する池田の明日につながる記念事業を企画・実施するとともに、市民が主体となった団体が行う80周年に関連した事業も支援してまいります。 昨年秋からのNHK連続テレビ小説「まんぷく」の放映、観光PR動画の制作・公開などにより、本市にわくわくする風が吹いています。風に流されるのではなく、この風に乗って、池田版DMOの始動とともに、「小さくとも世界に誇れるまち」をスローガンに、日本はもとより世界に向けたシティプロモーションの取組を加速させてまいります。 また、5月1日には天皇陛下の退位と皇太子さまの新天皇即位に伴う改元により、新たな時代の幕が開きます。池田市も心機一転衣替えをして、市民のみなさまとともに、夢の花を満開にさせるとともに、池田の次代を見据え、新たな種をまく準備の時でもあります。 もとより、新たな時代を築く主役は行政でなく、一人ひとりの市民のみなさまであるとの認識のもと、全国初・池田発の地域分権制度の一層の浸透を図り、市民との協働によって「池田のまち みんなまとめてテーマパーク構想」の具現化を進めてまいります。 一方で、各種基本条例の見直しを含め、適正な運用を図るとともに、本年度スタートする「第3期実施計画」「行財政改革推進プランⅢ」に基づき、計画的な市政運営、安定した財政運営にも努めてまいります。 また、昨年の自然災害への対応を省み、協働によるまちづくりを推進するうえでの大前提となる市民の安全・安心も引き続きしっかりと確保してまいります。 そして、本市の第6次総合計画における将来都市像「豊かな自然を守り、遊ぶ 歴史に学び、集う にぎわいが人と人をつなぎ、豊かで美しい心が育まれるまち」の実現に向けて、「活力」「福祉」「環境・安全」「協働」「教育・文化」「行財政改革」の各分野の基本目標に沿った施策を実施してまいります。 まず、「活力」の分野、「にぎわいと活力あふれるまち」についてであります。 都市基盤の整備、移住・定住促進などに関する施策のほか、にぎわい創出に向けた商工業の振興、観光プロモーションを戦略的かつ精力的に行ってまいります。 「駅周辺を中心とした市街地の整備」に関しては、老朽化対策や地域交流の促進強化のため、共同利用施設池田会館と栄本町のコミュニティセンターを統合した「(仮称)池田地域交流センター」の整備を検討するとともに、池田駅周辺を中心とする中心市街地の活性化に向けた計画の策定にも引き続き取り組んでまいります。 また、石橋地域の活性化については、石橋駅前会館に図書館や集会施設などの機能を複合させるとともに、大阪大学の学生をはじめ、石橋に集う人々が交流できる場として、地域の活性化に資する拠点施設整備のための設計を行います。 加えて、石橋駅周辺のにぎわいを創出するため、地元の皆さまの意向を受けて、昭和の雰囲気が漂う道路や街路灯の整備などを行ってまいります。 「細河地域の活性化」に関しては、都市計画マスタープランの見直しにより位置付けを行った、東山町付近の産業立地ゾーンについて、自然環境・景観や農業との調和に配慮しつつ、具体的な土地利用の検討を進めてまいります。 「大阪国際空港の活用」に関しては、運営権者である関西エアポート株式会社によって、関西国際空港及び神戸空港と併せた「関西3空港の一体的かつ最適な空港運営」が行われており、昨年、空港のあり方について協議する「関西3空港懇談会」が8年振りに再開され、役割分担の見直しなどいくつかの問題が浮き彫りになりました。このように大阪国際空港を取り巻く環境が大きく変化する中、歴史的経緯を踏まえ、安全・環境対策を最優先としながらも、国際イベントを見据え、大阪国際空港のポテンシャルを最大限に活用すべく、大阪国際空港周辺都市対策協議会をはじめ、関係各所と具体的な方向性について、協議してまいります。 「道路網の整備」に関しては、劣化が進む道路舗装の補修、再整備や、「池田市橋梁長寿命化修繕計画」に基づく道路橋、横断歩道橋の補修や歩道の改良に取り組むとともに、秦野小学校付近を基点に整備を進めている自転車レーン及び交差点のカラー舗装など、通学路の安全対策を実施し、円滑な交通と市民の安全を維持してまいります。 「住宅の充実」に関しては、昨年度に着手した市営石橋住宅の建設工事を本年度中に完工させ、高齢者や障がい者、子育て世帯なども住みやすい住宅を供給してまいります。 あわせて、都市計画公園「石橋南公園」との一体的な整備を進めてまいります。 また、子育て世帯への移住・定住を促進するため、親世帯が既に本市に居住している方を対象に、市内でマイホームを新規取得する際の費用を引き続き補助してまいります。 空き家対策については、「池田市空家等対策計画」に基づき、引き続き所有者への助言や管理指導の強化に努めてまいります。 また、池田市空き家バンク制度による仲介手数料の補助制度などの周知を行い、空き家の利活用を図るとともに、今後の特定空家等の増加抑制に努めてまいります。 「農園芸の振興」に関しては、日本の植木4大産地の一つである細河地域の活性化のため、植木見本園などによる植木産業の魅力の発信を行うとともに、担い手育成を引き続き支援してまいります。 また、大阪エコ農産物認証制度の推奨による、より安心で環境に配慮した栽培を推進するほか、本年度も本市の農業及び農産物の周知を図るための各種イベントを開催いたします。 「商工業の振興・活性化」に関しては、市内事業者と連携し、落語、インスタントラーメン発祥の地、ウォンバットなどの地域ブランドを市内外ともに浸透させ、消費者の呼び込みによる商業の活性化をめざすとともに、市民のみなさまがまちに誇り・愛着を持ち、自慢したくなるようなまちづくりに努めてまいります。 また、創業者への経営支援では、商工会議所及び金融機関と連携した特定創業支援事業「事始めアシスト池田」を軸とした、「事始め奨励大賞」のほか、企業版ふるさと納税を活用した創業支援制度を創設いたします。 さらに、いけだピアまるセンターにおいて、事業者が集い働きながら交流ができるシェアオフィスを新たに設けるとともに、ワークショップなどを開催することで事業者間の連携促進にも努めてまいります。 加えて、本市のまちづくり会社であるいけだサンシー株式会社との連携を一層強化し、民間の力を投入しながら、まちににぎわいと活気を呼び込む事業を検討してまいります。 「労働者施策の推進」に関しては、労働問題が取り沙汰される中、「しごと相談・支援センター」における社会保険労務士による労働相談、近隣市との共催による労働問題セミナーを実施し、広く労働者に法律や諸制度の周知などを行うとともに、就業機会の拡大を図ってまいります。 「観光の振興」に関しては、池田版DMO構想に基づき、本市への来訪者の回遊促進に取り組むとともに、「大阪池田ゲストインフォメーション」を活用し、歴史・伝統・文化・環境に恵まれたコンパクトシティの魅力を伝えるべく、来訪者に対し積極的に情報発信を行ってまいります。 また、昨年度発足した、うまい池田PR実行委員会による「うまい de 池田プロジェクト」において、本市が誇る地域資源を効果的にPRするとともに、国際イベントに向け、海外から絶大な人気を誇る忍者を活用したプロジェクト「池田忍者甲賀衆枉駕」を中心に、池田城跡公園を拠点とし、来訪者への「おもてなしイベント」を行ってまいります。 さらに、観光によるまちの活性化のために、昨年公開したPR動画をもとに設定した、少なくとも半日は楽しめる「池田の大決闘戦場コース」などの周遊ルートや池田駅周辺を拠点とするまち歩き型体験ツアーなどを企画・実施してまいります。 加えて、伝統と歴史ある「がんがら火祭り」や「猪名川花火大会」、「池田市民カーニバル いけだいらっしゃいフェスティバル」など、本市の多彩な行事を市民のみなさま、関係諸団体と連携し、地域に愛着が生まれるイベントにしてまいります。 次に「福祉」の分野、「みんなが健康でいきいきと暮らせるまち」についてであります。 超少子高齢社会へと進む中、乳幼児から高齢者まですべての人々が健やかで心豊かに生活できるよう、地域福祉や高齢者福祉などに関する施策を実施するとともに、子育て支援・少子化対策に注力し、「子ども・子育て支援日本一」をめざしてまいります。 「福祉社会の推進」に関しては、国の「地域共生社会の実現に向けた包括的支援体制構築事業」などを活用し、地域で困難な課題を抱えている世帯の早期発見・早期解決につながる仕組みづくりのため、専門機関の連携、各小学校区での「福祉よろず相談窓口」の設置、地域住民による福祉ネットワーク会議の立ち上げなどに取り組んでまいります。 また、介護保険事業については、「第7期池田市高齢者福祉計画・介護保険事業計画」に基づき、事業の適正な運営に努めるとともに、地域包括ケアシステムの深化・推進を図り、中・長期的に取り組むべく、平成33年度から35年度を計画期間とする次期計画の策定に向けた事前調査を行います。 さらに、敬老会館周辺の福祉施設などの再構築については、産官学連携による敬老の里プロジェクトチームを中心に検討を重ねて策定した基本構想に基づき、地域住民や高齢者が安心して利用できる「多世代交流の地域づくり施設」の構築に取り組んでまいります。 「高齢者福祉・介護の充実」に関しては、高齢者が住みなれた地域で安心して暮らし続けることができるよう、医療・介護関係者が情報共有を行い、在宅医療と介護が切れ目なく提供できる体制づくりに努めてまいります。 また、家族とともに医療を話し合うためのガイドブック「あなたが伝えたいこと あなたに聞いておきたいこと」を活用し、希望する治療や介護について、本人と家族などが話し合う機会づくりを支援するなど、引き続き「在宅看取り」を推進いたします。 さらに、高齢者の健康づくり、生きがいづくりなどの事業を支援するため昨年度創設した「池田市アクティブシニア応援基金」を活用し、「高齢者が元気でいきいきと生活し、活気あふれるまち」をめざしてまいります。 「障がい者福祉などの充実」に関しては、「一人ひとりの人格と個性を尊重した共に生きる地域社会づくり」を基本理念とした「第5期池田市障害者計画」及び「第5期障害福祉計画」に基づき、障がい者の就労支援を拡充し、障がい福祉サービスの提供体制の充実に取り組んでまいります。 また、本年4月から新しい施設での運営が始まるくすのき学園については、障がい者の日中活動・就労訓練の場として、更なる充実を図ってまいります。 社会参加の促進については、80周年記念事業として障がい者美術作品展を開催し、自信と希望につながる自己表現の場を設けるとともに、障がい者に対する社会の理解がより深まるよう努めてまいります。 また、重度障がい者医療をはじめとする福祉医療費助成制度については、自動償還制度により申請手続きの負担軽減を図るとともに、本制度の効率的な運用を行ってまいります。 発達障がい者(児)などの支援については、ライフステージを通じ、保護者と支援者が連携を図り、途切れのない支援を行うことを目的に作成する記録ファイルのツールとして「いけだつながりシートIkeda_s」及びその電子サービス版「e-Ikeda_s」の活用を促進してまいります。 「少子化への対応と子育て支援」に関しては、「池田市子ども条例」のもと、全国に先駆けて設置した子ども・子育て会議での意見を踏まえながら、「子ども・子育て支援日本一」の実現に向け、「池田市子ども・子育て支援事業計画」に基づき、子どもを安心して生み育てることができる環境づくりに努めるとともに、平成32年度を始期とする次期計画の策定を進めてまいります。 保育事業の充実については、高まる保育需要に対応するため、市立幼保連携型認定こども園「なかよしこども園」及び「ひかりこども園」を開園し、より質の高い幼児教育・保育の一体的な提供を推進するとともに、民間保育事業者の施設整備を支援し、保育の受け皿の拡大に努めてまいります。 また、地域における子育て支援の推進については、日ごろ家庭で育児を行う保護者への支援充実を図るため、一時預かり施設利用補助券「ふくまる子ども券」の満1歳の子どもの利用期間を誕生月から年度末までであったものを誕生月から12か月間に延長いたします。 そのほか、エンゼル祝品制度及びエンゼル車提供制度など、結婚・妊娠・出産から子育てへと切れ目のない支援を継続してまいります。 児童医療費助成については、引き続き子育て世代の医療費負担を軽減することにより、児童の健全な育成を図ってまいります。 留守家庭児童会については、対象学年の拡大に向けた環境整備に取り組むとともに、教育委員会と連携し、放課後の子どもの居場所について検討してまいります。 児童家庭相談については、昨年度設置した子ども家庭総合支援拠点における専門的な人員体制を強化し、子どもの最善の利益のために養育困難な家庭への更なる見守り・支援を行ってまいります。 やまばと学園については、障がい児の発達支援の充実をめざし、一人ひとりの課題に合わせた個別支援計画を立案し、専門的な療育を実践してまいります。 また、発達相談・検査、機能訓練及び言語相談・訓練などを充実させ、通所支援サービスの質の向上に努めてまいります。 「保健衛生の充実」に関しては、3歳6か月児健診に新たな視力検査機器を導入し、幼児期の弱視などを早期発見し、治療につなげることで、子どもの視力の発達を促してまいります。 また、各種がん検診については、池田市医師会の協力のもと、個別検診と休日急病診療所で実施する集団検診時の一部負担金を半額程度に減額することで、受診率の向上を図り、がんの早期発見、早期治療につなげるとともに、生活習慣病の予防及び健康づくりを推進してまいります。 さらに、喫緊の課題である健康寿命の延伸などに向けて、「健康増進計画・食育推進計画」を策定いたします。 「地域医療体制の充実」に関しては、大阪府地域医療構想のもと、急性期医療を担う地域の基幹病院として、市立池田病院の機能をさらに高めていくとともに、地域医療支援病院として、地域のかかりつけ医を積極的に支援し、より一層の連携を推進することで、市民が住みなれた地域で安心して暮らせるよう質の高い医療提供体制を維持・充実させてまいります。 また、「はぐくみ はばたけ いけだBaby」プロジェクトの一環として、産科フロアの美装化や祝い膳の提供などにより、妊産婦の満足度向上をめざしてまいります。 さらに、救急医療や周産期医療、小児医療などの政策医療を継続していくうえで、診療機能の強化・拡充による収益性の向上に取り組むとともに、引き続きコスト抑制に努め、経営健全化を進めてまいります。 加えて、本年4月下旬から5月上旬にかけてのゴールデンウイーク中においても、休日急病診療所での診療はもとより、市立池田病院でも、祝日である4月30日と5月2日は平日並みに診療を受け付けし、市民が安心して受診できる体制を整えてまいります。 「みんなで支える医療保険」に関しては、大阪府後期高齢者医療広域連合と連携し、医療費適正化に取り組むとともに、医療制度の安定的な運営に努めてまいります。 また、昨年度から広域化された国民健康保険事業については、特定健康診査及び特定保健指導の実施率向上に努めるとともに、糖尿病が重症化するリスクの特に高い受診者に対し、本年度から医療機関への受診勧奨と定期的な保健指導を実施し、かかりつけ医と連携しながら適切な治療につなげてまいります。 次に、「環境・安全」の分野、「人、環境にやさしい安全・安心なまち」についてであります。 昨年発生した、大阪府北部を震源とする地震や台風21号などの自然災害への対応の反省点を踏まえ、大規模災害への備えを視点とした施策を展開してまいります。 「災害に強いまちづくり」に関しては、災害時に必要な情報を迅速に伝えるため、小・中学校などの公共施設に設置している防災行政無線の運用を開始するとともに、これを活用した市内一斉防災訓練を新たに行い、市民の防災意識の向上を図ってまいります。 また、大規模災害時などでの救援物資の円滑な受入れや備蓄物資の管理・供給が円滑に行えるよう、旧細河小学校に防災備蓄倉庫を新設いたします。 市内の住宅や建築物の耐震化については、「第2期池田市住宅・建築物耐震改修促進計画」に基づき、既存民間建築物の耐震化の必要性と補助制度の周知に努めるとともに、建築関係団体との連携を図りながら、耐震診断・設計・改修費用の補助により耐震化を促進してまいります。 さらに、地震などの自然災害により倒壊の危険がある空き家やブロック塀などの除却を行う所有者に対し、引き続き工事費用の一部を補助するとともに、本年度から自然災害により一部損壊した住宅の修繕に対し、費用の一部を補助する制度を創設いたします。 加えて、大規模災害時に想定される火災の延焼防止など、都市構造の不燃化のため、準防火地域の指定区域の拡大について検討を進めてまいります。 「消防・救急救助体制の強化」に関しては、豊中市との消防指令業務の共同運用を継続するとともに、近年増加傾向にある救急要請に対応するため、高規格救急自動車の増車を行い、内勤職員を含む運用により救急隊の増隊を図り、救急体制を充実強化してまいります。 また、消防団北豊島分団の詰所を移転・新築し、地域防災力の向上に努めてまいります。 「安心して快適に移動できるまちづくり」に関しては、高齢者などの移動困難者のため、既存交通の利用促進策やコミュニティバス、デマンドタクシーなどの導入について、地域公共交通会議で引き続き協議してまいります。 また、伏尾台地域内で国の「シェアリングエコノミー活用推進事業」として実施した市町村運営有償運送の社会実験の結果を踏まえ、将来的に持続可能な地域内交通システムについても検討してまいります。 さらに、だれもが市内を円滑に移動できること、また駅周辺などのにぎわい創出、交流人口の増加を目的として、バリアフリー化を推進していくため、マスタープランの策定及び基本構想の見直しを進めてまいります。 「環境にやさしいまちづくり」に関しては、「池田市環境基本条例」及び「池田市環境学習基本方針」に基づき、人や地域の未来を想い、自ら行動できる人・地域づくりのため、教育委員会や地域、市民団体、事業者と協働するとともに、本市の豊かな地域資源を活用した環境学習モデルを構築し、環境学習を円滑に推進できる土壌を醸成してまいります。 また、設立10周年を迎えるエコミュージアム(3R推進センター)では、これまで培われてきた官民のパートナーシップ体制を活かしながら、資源循環や地球温暖化防止など、環境に関わるテーマを日常生活に結びつけて発信し、環境にやさしい社会の実現に寄与してまいります。 「良好な自然環境を生かしたまちづくり」に関しては、災害に強く、安全で安心して利用できる公園整備を進めるとともに、五月山動物園の飼育環境の改良のほか、地域住民とともに特色ある公園づくりについて検討してまいります。 また、災害時においても生活用水や防火用水が確保できるよう広域避難地である五月山緑地に耐震性貯水槽を設置いたします。 市街地の緑の保全と緑化の推進については、農産物の供給だけでなく、市街地の防災や良好な景観形成など、多様な機能を有する生産緑地について、面積要件の緩和や特定生産緑地制度の周知を行い、保全に努めてまいります。 また、景観保全並びに倒木による事故防止のため、五月山を含む緑地を対象に、台風の影響などによる危険木の対策を強化してまいります。 都市計画公園の整備については、池田駅周辺地区のにぎわい創出のため、都市計画公園「(仮称)満寿美公園」を開設すべく、池田保健所の土地を取得するとともに、都市計画決定の手続きを進めてまいります。 「上下水道事業の充実」に関しては、安全・安心な水道水を安定して供給するため、「上水道施設整備計画」に基づき、上水道施設、水道管の更新・耐震化を行ってまいります。 また、計画的に下水道施設の更新・耐震化を行うとともに、「下水道浸水被害軽減総合計画」に基づき、雨水管の整備を行い、集中豪雨による浸水被害の軽減に努めてまいります。 「消費生活の充実」に関しては、市民生活の安定と向上を図るため、消費生活センターにおいて、引き続き商品やサービスに関するトラブルを抱える消費者への助言を行ってまいります。 また、消費者被害を未然に防ぐための出前講座や広報誌への被害事例掲載による啓発活動により、消費者保護に努めてまいります。 次に、「協働」の分野「みんなでつくる分権で躍進するまち」についてであります。 地域分権制度の熟度を高めるとともに、コミュニティ活動や公益活動の更なる躍進に努めてまいります。 「地域分権の推進」に関しては、「自分たちのまちは自分たちでつくろう」を合言葉に、地域住民のみなさまが、各地域の特性やニーズに応じた、より自主的・自立的なまちづくりを進めていけるよう、改めて制度や地域活動の周知を図るとともに、地域としっかり心合わせをして、協働のまちづくりを進めてまいります。 「公益活動の促進」に関しては、公益活動登録団体に対し、市への協働事業提案制度の周知を行い、まちづくりに参画する市民の増加を図ることにより、市民ニーズに一層調和したまちづくりをめざしてまいります。 次に、「教育・文化」の分野、「豊かな心を育む教育と文化のまち」についてであります。 本年度も「教育日本一」をめざし、昨年度より予算を6千万円、平成27年度比2億2千万円の増額とし、更なる事業の展開・拡充に向けて、教育委員会と連携しながら取組を進めてまいります。 また、「教育日本一」事業について、今後も財源を効果的に投じられるよう、検証会議を設置し、これまでの施策を検証してまいります。 本年5月にオープンする新図書館については、池田駅前「サンシティ池田」への移転を着実に進めるとともに、本来の図書館機能に加え、子育て世代などが交流できる施設として整備してまいります。 また、総合スポーツセンターについては、東京オリンピック・パラリンピックのホストタウンであるロシア代表のバレーボール、さらに、フランス代表のウィルチェアーラグビーの事前合宿地として、より安全で利用しやすい施設にするため、耐震化及び改修工事を進めてまいります。 「市民文化の創造」に関しては、80周年記念事業として、細河地域を中心に実施する「人間と植物」をテーマとしたアートイベントを支援し、文化的な空間づくりを推進してまいります。 「国際交流の推進」に関しては、東京オリンピック・パラリンピック、大阪・関西万博の開催による外国人観光客の増加が見込まれる中で、国際交流員を配置し、これまでの多文化共生施策を充実させ、魅力あふれる地域づくり、地域の活性化へと発展させてまいります。 また、先ほど述べたホストタウンであるロシアとの交流や本市ゆかりのオリンピアン・パラリンピアンとの交流を行い、文化・スポーツなどにおける相互交流を行ってまいります。 最後に、「行財政改革」の分野、「行財政改革を推進し希望の持てるまち」についてであります。 「健全な行財政運営の推進」に関しては、本年度から4年間を計画期間とする「池田市行財政改革推進プランⅢ」に基づく改革を着実に進めてまいります。 本プランの推進にあたって、本来の行財政改革の取組に加え、中・長期的な視点でまちの活性化を図る取組についても、行財政改革からのアプローチにより推し進めるとともに、その取組についても市民一人ひとりへ浸透するよう、分かりやすくお知らせいたします。 また、本プランから新たな目標に定める「働き方改革」の推進について、職員の事務の効率化と生産性の向上の観点から、AI(人工知能)などの革新的技術の導入についても、積極的に検討してまいります。 その一つとして、本年度から保育所などの入所選考事務においてAI技術を活用し、公平・正確な入所選考を迅速に行うことで、利用希望者への速やかな結果通知及び事務の省力化による職員の働き方改革を進めてまいります。 公共施設などの今後のあり方については、庁内外における推進体制及び方針を定め、施設の分類ごとに「個別施設計画」として方向性を定めることを進め、後年度における「池田市公共施設等総合管理計画」の更新に備えてまいります。 歳入の確保については、従来の電子メールによる納付勧奨に加え、新たに電子納税が可能となる地方税共通納税システムを導入し、納税者の利便性向上を図ります。 また、本年度より大阪府域地方税徴収機構に参加し、職員の徴収技術の習得と更なる徴収率の向上に努めてまいります。 さらに、債権管理条例に基づき、未収入金の徴収のための整備を進め、市債権の公正かつ適正な管理に取り組んでまいります。 人事管理については、池田モデルの人事評価制度を活用し、個々の職員が目標を管理することにより住民サービスの向上につなげるとともに、国の行政機関への派遣研修の実施や国が行う「地方公務員海外派遣プログラム」への継続参加など、職員が自発的に研修に取り組むことができる環境を整えてまいります。 また、平成32年度に導入される会計年度任用職員制度の適正な運用に向けて、勤務条件の整備を行うとともに、組織として最適と考える任用・勤務形態による人員構成の実現に努めてまいります。 「情報通信技術の活用」に関しては、観光プロモーションなどSNSを活用した情報発信力の向上に努めるほか、シティプロモーションに関する庁内研修を実施し、本市の魅力を職員が共有し、一丸となって発信してまいります。 各種情報システムについては、個人情報やプライバシーの保護に配慮しながら住民情報システムや戸籍システムなどの安定稼動を維持するとともに、子育て支援や障がい福祉などの福祉系システムの機能更新を順次進めてまいります。 以上、6つの基本目標に沿って、本年度実施してまいります施策を申し述べました。 続いて、これらの施策に係る平成31年度予算について、ご説明申し上げます。 本市における平成29年度一般会計決算を見ますと、健全化判断比率の各指標は健全段階にあり、経常収支比率は91.1%と平成28年度から1.9ポイント改善しております。しかし、単年度収支は赤字であり、臨時財政対策債の発行など臨時的な財源措置も行っていることから、依然として構造的に脆弱で厳しい財政状況が続いています。 このような状況下での、本年度の予算編成にあたりましては、増加が続く社会保障関係経費に加え、大規模な投資的事業が集中することなどにより、経常的な収入だけでは予算編成が極めて困難な状況でありました。しかし、「健全な財政運営に関する条例」に基づく不断の歳入確保策及び事務事業の見直しを通した的確な「選択と集中」を基本方針とし、過去最高額まで積み上げた財政調整基金を取り崩すことにより、収支均衡を図り、予算を編成いたしました。 その結果、総予算規模は、871億3,311万4千円で、会計別に申し上げますと、一般会計401億2,500万円、国民健康保険特別会計104億7,224万9千円、財産区特別会計3億2,555万7千円、介護保険事業特別会計96億1,849万5千円、後期高齢者医療事業特別会計19億1,493万1千円、病院事業会計148億3,834万3千円、水道事業会計42億8,451万5千円、公共下水道事業会計55億5,402万4千円となっております。 以上、平成31年度の「施政及び予算編成方針」を申し述べさせていただきました。 先にも述べましたが、本年4月29日に市制施行80周年を迎え、そして、5月の改元、6月の「G20大阪サミット」、さらには、2020年「東京オリンピック・パラリンピック競技大会」、2025年「大阪・関西万博」などのビッグイベントを起爆剤と捉え、各種団体と連携し、池田のまちの活性化につながる取組を行ってまいります。 さらに、市民のみなさまが暮らしやすく、小さくとも世界に誇れるまちづくりを引き続き推進すべく、「教育日本一、子ども・子育て支援日本一のまち」「地域分権制度の飛躍的拡大」「池田のまち みんなまとめてテーマパーク構想」の具現化に向けて、職員とともに、先に述べました「夢の花」を満開にできるよう、全力で取り組んでまいる所存であります。 最後に、本議会に提案いたしております平成31年度予算をはじめ、関係諸議案に対しまして、議員各位の慎重なご審議を賜り、各般の施策が実現できますことを念願いたしまして、施政及び予算編成方針といたします。 平成31年2月25日。池田市長、倉田薫。 御清聴ありがとうございました。どうぞよろしくお願いいたします。 ○前田敏議長 次に、田渕教育長より、平成31年度教育方針と主要施策の発表を願います。田渕教育長。     (田渕教育長-登壇) ◎教育長(田渕和明) 本日、定例市議会において、平成31年度の「施政および予算編成方針」が、市長から発表されたことに伴い、池田市教育委員会として、平成31年度教育方針と主要施策を申し上げます。 教育委員会としましては、これまで、平成24年4月に策定した「池田市教育ビジョン」に基づき、「学びつづけ、ともに生きる、池田の子ども」の育成をめざし、つながりのある教育の創造に努めてまいりました。 本年度は、同ビジョンの第2期プラン最終年度として総括を行い、池田市制施行80周年を節目に、平成32年度からの第3期プランの策定を行ってまいります。 また、「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」の基本理念を踏まえ、引き続き、地方教育行政の責任の明確化及び迅速な危機管理体制を構築してまいります。さらに、総合教育会議を通し、市長との連携を十分に図り、教育行政を的確かつ着実に実施してまいります。 「教育日本一」をめざす取組につきましては、本年度で4年目を迎えます。本年度は、これまで行ってきた取組の成果や効果を検証し、さらに充実した取組ができるよう努めるとともに、さまざまな教育施策を進めてまいります。 さて、国におきましては、小・中学校学習指導要領が改訂され、「主体的・対話的で深い学び」による質の高い学びや、「社会に開かれた教育課程」の実現が示されました。平成32年度より小学校、33年度より中学校で、新しい教育課程に基づいた教育が実施されます。本市でも円滑な実施に向け、移行期間の対応を進めているところです。 おもな改訂内容として、小学校3年生から外国語活動を開始し、5年生からは教科として外国語を指導することが位置付けられ、昨年度より段階的に時数を増やして指導するなど英語教育の充実が求められています。 市立小学校では、授業時数を確保し、子どもたちがゆとりを持って学習に取り組めるよう、本年度より中学校に合わせ、2学期の始業日を早めて対応してまいります。 また、同時に改訂された幼稚園教育要領のもと、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」が明確化され、就学前教育の充実も求められているところであります。 一方、学校における働き方改革については、平成31年1月25日に中央教育審議会にて答申が出され、同日「公立学校の教師の勤務時間の上限に関するガイドライン」が文部科学省にて策定されるなど、国全体で業務の改善に関する対策が通知されているところです。 本市におきましても、平成30年9月に、市立学校園の教職員に対し、ICカードによる出退勤管理システムを導入しました。本システムの導入により、教職員一人ひとりが勤務時間の把握を行うことで、教職員の業務に関する意識改革を図ってまいります。 学校園教育につきましては、教育日本一をめざす本年度の柱として、引き続き、英語教育、幼児教育、ICT教育の3つを掲げております。 1つ目の英語教育では、全小学校・義務教育学校の前期課程に英語専科教員を配置し、学習指導要領の「生きる力」を育むという趣旨を踏まえながら、1・2年生を含めた全学年における英語活動を継続してまいります。 また、主に中学校・義務教育学校の後期課程では、スコア型の外部英語検定に加え、オンラインスピーキングトレーニングを実施し、今後の入試制度の変更を見据え、会話を主とした取組を進めてまいります。 さらに、本年度から新教育課程の時間数で、小学校3年生から6年生までの外国語活動を先行実施いたします。 2つ目の幼児教育では、昨年度設置した「幼児教育サポートチーム」が、公立・私立を問わず市内の就学前施設における保育・教育の質の向上のために研修会を実施し、小学校・義務教育学校へのスムーズな接続の橋渡しをするなど、就学前の子どもたちの育ちを引き続きサポートしてまいります。 また、幼児教育審議会の答申を踏まえ、市立幼稚園の早期保育の実施を視野に、従前より実施しております3歳児へのプレ保育を拡充し、指導員の充実と環境整備を行ってまいります。 3つ目のICT教育では、国が積極的に教育のICT化を進める中、市立学校の全普通教室に配置した電子黒板を活用し、わかりやすい授業づくりを支援してまいります。 また、全教員に学習指導に活用できるタブレット端末を貸与します。タブレットを電子黒板に接続して、写真や動画で学習内容を視覚的に提示し、授業の質の向上をめざしてまいります。 さらに、小学校に子ども用タブレット端末及びソフトウェアを追加整備してまいります。これにより子ども一人ひとりの能力や特性に応じた学びや、子ども同士が教え合う共同的な学びなど、タブレット端末の特徴を活かした学びを実現してまいります。 加えて、子どもたちの情報処理能力や問題解決能力を育むために、人型ロボットPepperを有効活用し、プログラミング教育の指導員の配置やNPO法人との連携を継続し、情報化社会ではばたくための学びを支援してまいります。 これら教育活動の様子が十分に周知されるよう、学校ホームページの運用システムを刷新し、魅力ある教育活動がより広く紹介されるよう支援してまいります。 小中一貫教育につきましては、幼児期から義務教育9年間を見通した一貫教育<たてのつながり>と、地域の教育力を活かし、学校・家庭・地域が協働した教育コミュニティづくり<よこのつながり>の2つを基軸に、子どもたちの健やかな成長を支え育む取組を継続し、その内容を充実してまいります。 昨年度、義務教育学校として新たなスタートを切った「池田市立ほそごう学園」は、特認校制度のもと、学校運営や学校の課題に対して、広く保護者や地域の関係者が参画できる学校運営協議会を設置した「コミュニティスクール」として、より魅力的な学校づくりを進めてまいります。 また、本市の小中一貫教育のベースである分離・連携型についても学園内の連携を一層深め、子どもたちのより良い成長に努めてまいります。 小中一貫教育の柱ともなる「学校・家庭・地域」のよこのつながりを深める教育コミュニティづくりをさらに活性化させ、「教育日本一のまち」をめざし、保護者や地域の方々による学校支援や地域の教育力の向上を図ってまいります。 各学園における「親学習」の実施につきましては、これからも家庭での教育を地域で支えていけるような体制づくりを行うとともに、「地域の子どもは、地域で育てる」という教育コミュニティづくり推進事業に取り組んでまいります。 また、家庭教育及び地域教育の向上・充実を図るため、各地域の特色ある活動や取組の様子を積極的に広報誌やホームページなどを通して発信してまいります。 多様な課題を抱える学校教育において、教職員の資質・能力の向上は必須となっております。平成24年4月に人事権の移譲を受けた後、平成26年度より豊能地区単独で教員採用選考テストを実施してまいりました。 そのメリットを活かしながら、「池田の子どもたちのために頑張りたい」という情熱を持った優秀な人材の確保をはじめ、豊能地区が一体となりながらも、本市独自の特色ある取組を展開できるよう、適切な配置や人材育成に努めてまいります。 本市では、平成18年度より小学校1年生から3年生までの35人学級編制を継続実施し、平成29年度からは、小学校4年生まで拡大実施しております。今後も、学び方の基礎基本を定着させるとともに、社会性や自主性の基礎固めができるよう、きめ細かな指導を進めてまいります。 併せて、加配教員を活用した少人数指導や教員定数を弾力的に運用するなど、必要な教育施策を推進してまいります。 さらに、優れた地域人材を活用し、放課後の学習や部活動の支援などを通して、子どもたちの豊かな学びと地域への愛着を育み、引き続き、民間事業者との連携による部活動や体育授業への支援も行ってまいります。 また、各学校園の特色ある教育内容の支援や小学校低学年の学習支援のために、指導者派遣事業を継続して実施いたします。 中学生を対象に、家庭学習支援を目的とした地域学習教室事業を民間事業者との連携により、引き続き実施してまいります。また、小学校5・6年生対象の「はばたきイングリッシュ」とともに、小学校6年生を対象に実施した「イングリッシュキャンプ」も継続してまいります。さらに子どもたちの英語学習への関心を高めるため、新たな取組として、小学校3・4年生を対象とした体験型英語教室を実施してまいります。 また、子どもたちの体力向上につきましては、指導者派遣に加え、運動教室の開催や研究指定校の設定により、改善を進めてまいります。 併せて、豊かな心の育成として、子どもたちにさまざまな音楽に触れる機会を大学などと連携して進め、質の高い音楽教育の実践を行ってまいります。 また、すべての子どもたちが自己理解を深めながら、将来、社会で自立して生きていく力を育てるキャリア教育を学校園の連携のもとに推進し、義務教育修了時に自ら進路選択ができる力を培ってまいります。 さらに、その後の進路保障に向け、関係機関との連携、学校への確かな情報提供と相談体制及び学校における進路指導の充実を支援してまいります。 国際理解教育につきましては、国際社会で生きる子どもたちが、自国や他国の文化を積極的に理解し、尊重していく態度、ものの見方・考え方を身に付けることができるよう、関係機関と連携しながら一層推進してまいります。 加えて、近年増加している市内の学校園で学ぶ外国にルーツを持つ子どもたちが、安心して学習や生活ができるよう、日本語指導をはじめとする支援を充実してまいります。 このように、自他の生命・人権を尊重する教育を基盤とし、学校園における子どもたちのより良い人間関係づくりを通して、基本的人権を尊重する豊かな心の育成に一層努めてまいります。 また、社会における人権意識の向上をめざし、保護者や地域の方々への啓発に努めてまいります。 一方、学校安全につきましては、防災教育の充実を図るとともに、非常変災時の体制整備と周知に努めてまいります。 また、子どもたちの安全・安心を確保するため、全小学校・義務教育学校に導入しておりますICタグによる登下校時刻確認システムを今後も有効に活用し、子どもの登下校に係る保護者の安心感を一層高めるよう努めてまいります。 今後も、警察等との連携を強化しながら、スクールガード・リーダーを中心に保護者や地域の協力を得て、校区内の安全体制づくりを継続してまいります。 次に、生徒指導上の課題支援についてであります。スクールカウンセラーとスクールソーシャルワーカーの全校配置を継続し、教育センターにおける教育相談体制との連携を図ることで、子ども及び保護者のケアに努めてまいります。 いじめ問題につきましては、「いじめ防止対策推進法」に則する形で策定しました「池田市いじめ防止基本方針」の理念のもと、いじめの未然防止や早期発見、事象の解決に全力を挙げて取り組んでまいります。 具体的には、各学校の対応はもちろんのこと、全校に派遣しているスクールアシストメイトによる子どもたちへの支援をはじめ、池田市生徒指導課題対策専門家委員会やスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーなどの専門家との連携を強化してまいります。 特に「ネット上のいじめ」に関しては、全校で情報モラル講座を実施し、子どもたちだけでなく、保護者にも参加を呼びかけております。今後も保護者や地域とも連携し、いじめの防止に努めてまいります。 不登校問題につきましては、一人ひとりを丁寧に見守りながら、未然防止と学校復帰への対応ができるよう、相談体制づくりを推進してまいりました。今後も校内体制の指導や支援、適応指導教室の充実、教育相談業務を委託しているNPO法人や関係機関との連携を通して、子どもたちの支援に取り組んでまいります。 児童虐待につきましては、さまざまな教育活動において十分な観察と注意を払いながら、地域からの情報も活用し、早期発見に努めてまいります。その上で、児童虐待防止に向けて、家庭や地域への啓発に努め、関係機関と綿密な連携を図りながら、学校園での見守りを強化してまいります。 特別支援教育につきましては、「ともに学び、ともに育つ」の理念に立ち、特別支援教育を学校全体の取組として、支援教育コーディネーターを中心とした校内体制を充実させてまいります。 また、「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」の趣旨に則り、教育現場でも個別のニーズに応じた合理的配慮を提供し、市長部局との連携のもと、つながりのある支援を充実させてまいります。 平成28年度に開設しました幼稚園通級指導教室では、公立及び私立幼稚園の配慮を要する園児に対して、発達段階に合ったプログラムを計画・実施し、就学前から小学校へ切れ目のない支援を行っております。今後もさらなる充実に努めてまいります。 一方、市立幼稚園における幼児教育につきましては、池田市幼稚園教育課程基準に基づき、園児一人ひとりの個性や育ち、発達を大切にしたきめ細かな保育を進め、集団の中でともに育ち合う豊かな教育を展開してまいります。 また、小学校との円滑な接続に向けて、幼児期の学びを小学校へつなぐ教育内容の研究を一層推進してまいります。 さらに、地域の子どもたちへ遊び場の提供をはじめ、保護者からの教育相談に応じるなど、幼児教育センターとしての役割も担ってまいります。 学校保健につきましては、学校健診や環境衛生検査などを継続して実施し、子どもたちの健康づくり推進のため、医師会をはじめとする関係機関との連携を深めてまいります。 学校給食につきましては、栄養バランスと食の安全性を確保することはもとより、食物アレルギーの対応や地産地消の取組を継続して実施するほか、子どもたちの声を反映させた献立作成など、よりおいしく喜ばれる給食の提供に努めてまいります。 併せて、給食指導とともに、教科などにおいても食生活の基礎知識と望ましい食習慣を身につける指導を充実させることで、子どもたちの食への興味・関心を高め、生涯にわたって健康な生活を送ることができるよう、食育の推進に努めてまいります。 さらに、「給食だより」や「食育だより」、市のホームページを通じて、食についての情報を発信してまいります。 新学校給食センターにつきましては、安全で安心な学校給食の提供ができ、食育の推進、環境負荷への低減などにも配慮した施設となるよう、開設に向けた取組を着実に進めてまいります。 生涯学習につきましては、市民が生涯にわたって学ぶ意欲と目標をもち、自主的に学びながら、さまざまな市民活動が活発に行われる生涯学習社会の実現が求められております。 その中核を担うのが社会教育であることに鑑み、社会教育施設間の相互連携はもちろん、近隣大学をはじめ、各種社会教育関係団体との連携を図りながら、社会教育に関する各施策を推進してまいります。 中央公民館におきましては、社会教育推進の拠点施設として、生涯学習への入門の機会を提供する講座の充実、庁内及び関係機関と連携した講演会などの実施、わかりやすい情報発信の拡充に取り組み、市民交流や情報発信の場となるよう努めてまいります。 図書館につきましては、本年5月に図書館本館を駅前に移転オープンすることにより、利用者の利便性の向上を図ってまいります。 新図書館では、周辺施設や店舗と連携し、街中のにぎわい創出に努めるとともに、本と人、人と人が出会い、交流できる図書館として整備してまいります。 また、館内には親子で読書を楽しめるコーナーを設置し、おはなし会や子育てに関する講座を開催するほか、本市の子育て関連情報を提供するなど、子育て支援機能の充実を図ってまいります。 さらに、資料や情報の収集に努めるとともに、多様な年代を対象とした市民生活に役立つ情報講座の開催により、市民の課題解決支援にも取り組んでまいります。 指定管理者制度を導入しております五月山、水月両児童文化センター、児童館につきましては、それぞれ指定管理者のノウハウが活かされ、施設の特色に応じた活動が展開されるよう、指定管理者と連携を図ってまいります。 文化財保護につきましては、「池田市文化財保護条例」及び「池田市歴史文化基本構想」に基づき、市内に所在する歴史・文化を今日に伝える文化財の適切な保存対策と調査・研究、現地公開などの活用を図ってまいります。 市史編纂事業につきましては、市史を通じて「ふるさと池田」を再認識していただけるよう、市史の活用と史料の収集・保存・活用に努めてまいります。 歴史民俗資料館におきましては、企画展・特別展などの展示や学校への出前授業などを通して、池田の歴史・文化の特性を広く伝えていくとともに、継続的な資料の収集に努め、その保存、管理に取り組んでまいります。 スポーツの振興につきましては、「池田市スポーツ振興条例」に基づき、子どもから高齢者に至るまで、それぞれのライフスタイルやスポーツニーズに応じて、安全で楽しい生涯スポーツ活動の充実に努めてまいります。 特に子どものスポーツにつきましては、池田市アスリート会議での提言を踏まえ、さまざまなスポーツが体験できるよう、多くの種目を取り入れたスポーツイベントを開催いたします。 また、スポーツを通しての健康増進はもとより、青少年の健全育成やコミュニティづくりが図られるよう、各種事業の開催に努めるとともに、各種スポーツ関係団体とも連携を図り、高齢者スポーツや障がい者スポーツの振興をはじめ、市民がスポーツ・レクリエーション活動に親しみやすい環境整備に努めてまいります。 総合スポーツセンターにおきましては、2020年東京オリンピック・パラリンピックにおけるホストタウン登録を踏まえ、耐震化及び改修のための工事を進めてまいります。工事完了後は、指定管理者とも連携し、市民スポーツ活動の拠点として、生涯スポーツの普及振興をさらに図ってまいります。 学校施設につきましては、子どもたちに快適な教育環境を提供するため、渋谷中学校の空調整備、池田中学校の屋内運動場床及び屋外トイレの全体的な改修などを実施いたしました。 今後も、昨年度に引き続き老朽化した施設の長寿命化など計画的に整備を行い、子どもたちの安全・安心な学習環境の確保に努めてまいります。 以上、平成31年度の教育方針と主要施策を申し上げました。 今後も、教育委員会及びその事業について市民の皆様に一層のご理解をいただけるよう、広報誌やホームページなどを通し、積極的に活動内容を発信してまいります。 これからの時代は、刻々と変化する社会状況に子どもたちが対処することが求められます。そのためには、子どもたちの学びをはじめとするさまざまな教育課題の現状を踏まえ、真の「生きる力」を養い、思いやりのある豊かなこころと社会に貢献できる力を育めるよう、多様なニーズに応えた教育を積極的に展開し、「教育日本一のまち池田」のさらなる充実に向けた教育行政を遂行していくことが教育委員会に課せられた責務と考えております。 議員各位におかれましては、より一層のご理解・ご協力を賜りますようお願い申し上げ、平成31年度の「教育方針と主要施策」といたします。 どうかよろしくお願いいたします。 ○前田敏議長 平成31年度施政及び予算編成方針並びに教育方針と主要施策の発表は終わりました。 これに対する各派代表質問は、次回継続会において行っていただきます。 本日は、これをもって散会いたします。 なお、次回継続会は、3月4日、午前10時より開会いたしますので、よろしくお願いいたします。 慎重審議ありがとうございました。     午後0時06分 散会---------------------------------------                      市議会議長   前田 敏                      署名議員    小林吉三                      署名議員    木下克重...