◆
篠永誠司教育厚生委員長 皆さんおはようございます。 それでは,
教育厚生委員会の報告を行いたいと思います。 本委員会に付託されました議案4件について,9月16日委員会を開催し,慎重審査を行いました。 その審査結果につきまし
ては,お手元に配付し
てあります「
委員会審査報告書」のとおりで
あります。 審査の過程におきまして議案に対して論議されました事項について御報告申し上げます。 初めに,議案第54号令和4年度
四国中央市
一般会計補正予算(第5号)当
委員会所管分について御報告をいたします。 委員から,リフトつきワゴン車の予算
が計上され
ている。
四国中央市障
がい者福祉団体連合会からリフトつきマイクロバスの要望書
が提出され
ていることを受け
てのものだと思う
が,説明を求めるとの質疑に対し,現在リフトつきマイクロバスの検討をし
ているが,製造業者の減少,半導体不足の関係,また脱炭素という観点から,車両の仕様について慎重に検討し
ている。その間の対応として,公用車に車椅子の方2名と健常者7名の計9名
が乗車できるワゴン車を導入するというもので
ある。今後もリフトつきマイクロバスの検討については,引き続き進め
ていくとの答弁
がありました。 以上の経過を経
て採決の結果,議案第54号については,全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に,議案第56号令和4年度
四国中央市
介護保険事業特別会計補正予算(第2号)について御報告をいたします。 委員から,今期の介護保険料は7億5,000万円程度
あった財政調整基金を5億5,000万円取り崩す前提で月額7,100円に定めた経緯
があるが,繰越金,財政調整基金
が増え
ている状況について見解を伺うとの質疑に対し,
新型コロナウイルス感染症の影響等
があるのか分析はでき
ていない
が,このままいくと令和4年度はかなりの剰余金
が出る可能性
があるとの答弁
がありました。 以上の経過を経
て採決の結果,議案第56号については,全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に,議案第61号公の施設の
指定管理者の指定について御報告いたします。 委員から,NPO法人での今人倶楽部の決算書を拝見した
が,経営状態
が芳しくないと見受けられる
が,経営能力等をどう捉えたのか。また,社会福祉法人で
あることを申請条件とし
ているが,選定に至る経緯等の説明を求めるとの質疑に対し,指定管理の候補者選定は,選定評価委員会
が審査をした結果で
ある。選定基準の中で,施設の管理費用縮減については評価の点数
が低い状況で
あった
が,ほかの部分の評価は高く,総合的には6割の基準を超えた評価となり,十分指定管理に足りるという判断
がされたと考え
ている。また,社会福祉法人今人倶楽部は,NPO法人今人倶楽部と福祉事業に実績の
あるプログレス株式会社
が共同で新たに設立した法人で
ある。応募の際は,社会福祉法人設立認可申請中で
あった
が,8月に認可され,登記も完了し
ている状況で
あるとの答弁
がありました。 質疑終了後,本件に関し討論に付したところ,民間組織への指定管理には賛同できないとの
反対討論がありました。 以上の経過を経
て採決の結果,議案第61号については,賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 なお,そのほかの議案につきまし
ては,理事者より詳細なる説明を聴取し,審査しましたところ,特に報告すべき質疑もなく,採決の結果,全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上で
教育厚生委員会の報告を終わります。
○
井川剛議長 次に,吉田善三郎産業建設委員会委員長。 〔吉田善三郎産業建設委員長登壇〕
◆吉田善三郎産業建設委員長 皆さんおはようございます。 それでは,産業建設委員会の報告をいたします。 本委員会に付託されました議案6件について,9月20日に委員会を開催し,慎重審査を行いました。 その審査結果については,お手元に配付の「
委員会審査報告書」のとおりで
あります。 審査の過程において議案に対して論議されました事項について御報告いたします。 まず,議案第54号令和4年度
四国中央市
一般会計補正予算(第5号)当
委員会所管分について御報告いたします。 委員からの江之元地区再開発事業について,今後の予定と総事業費を伺うとの質疑に対し,今後の予定については,令和6年度に完了する予定で進め
ており,本年度は今回の補正予算で計上し
ている江之元中央線の3棟の住宅の解体を行う。今後は,今回の江之元中央線の道路整備,江之元岩崎線の道路整備,江之元中央線の東の道路を整備することとし
ている。事業費総額については,本事業は平成8年度にスタートし,現時点での見込みで24億5,000万円程度で
あるとの答弁
がありました。 次に,委員からの水道費の工事請負費の内容を伺うとの質疑に対し,今回の補正予算は,嶺南地区の丸石飲料水供給施設の更新整備事業で,177万1,000円の増額は,機器費と自動通報装置の追加によるもので
あるとの答弁
がありました。 次に,委員からの霧の森整備事業について詳しい内容を伺うとの質疑に対し,事業内容は,霧の森のトイレ改修
が,トイレと手洗い合わせ
て10件,霧の高原のトイレ改修
が7件,霧の森茶フェの床の張り替え工事で
あるとの答弁
がありました。 続け
て,委員からの補正予算に計上されるということは,トイレなどの傷み具合
が当初の予定以上になったということかとの質疑に対し,霧の森には年間約20万人の観光客
が来場し
ている。その中で
新型コロナウイルス感染症対策も
あり,市全体としてトイレの洋式化を進め
ていたところで
あるが,霧の森は観光客の要望も多く,全てのトイレを洋式化するため,今回の補正予算を計上したもので
あるとの答弁
がありました。 以上の経過を経
て採決の結果,議案第54号当
委員会所管分については,全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 なお,その他の議案につきまし
ては,理事者より詳細な説明を聴取し,審査しましたところ,特に報告すべき質疑もなく,採決の結果,全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。 以上で産業建設委員会の報告を終わります。
○
井川剛議長 以上で各委員長の報告は終わりました。 これより
委員長報告に対する質疑を行います。 念のため申し上げます。
委員長報告の質疑は,委員長に対し委員会の経過と結果についての質疑で
あります。質疑は
ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
井川剛議長 質疑なしと認めます。 これで質疑を終了します。 これより討論を行います。 「討論通告書」により順次発言を許可します。 議案第54号令和4年度
四国中央市
一般会計補正予算(第5号)及び議案第55号令和4年度
四国中央市
国民健康保険診療所事業特別会計補正予算(第1号)について討論を行います。まず,三好 平議員。 〔三好 平議員登壇〕
◆三好平議員 皆さんおはようございます。 議席番号11,日本共産党,三好 平です。 議案第54号令和4年度
四国中央市
一般会計補正予算(第5号)と議案第55号令和4年度
四国中央市
国民健康保険診療所事業特別会計補正予算(第1号)について
反対討論いたします。 私,
マイナンバーカードの普及促進の問題について質問しました。政府は
マイナンバーカードを今年度末までにほぼ全ての国民に取得させる目標を掲げ
て,7月時点で未申請の国民に
マイナンバーカード交付申請書を送付し,9月末までに申請すれば最大2万円のマイナポイントの付与
ができると案内し,さらに総務省
が市町村長に圧力をかけ
ているが,本年7月末時点での交付率は,国
が45.9%,県
が45.4%,本市
が33.5%と低いのに妥当では
ありません。 加え
て,本年6月に総務大臣
が自治体ごとの交付率に応じ
て来年度から国
が自治体に配る地方交付税の算定に差をつける方針を明らかにし
ていることに,自治体から筋違いとの批判
が上がっ
ているのは当然のことです。 厚生労働省は,保険証の廃止でさらに
マイナンバーカードの普及促進を強行するために,
オンライン資格確認システムの導入を来年4月から医療機関,薬局に義務づけ
ています。 政府は,運用施設を増やすため,約21万施設にシステムを義務づける
が,カードの紛失,盗難や
マイナンバー漏えいのリスク
が高まるなど,デメリットのほう
が大きいと指摘され
ています。 加え
て,政府は自治体,医療団体,患者団体など関係団体から反対意見
が出され
ているのに普及促進を推し進め,加え
て地方自治法を守らないで強行し
ているので,休止,撤回をすべきことなどを質問しました。 本市は,これらに答弁し,国の方針に従うとのことでした。 その答弁の中で,令和4年6月21日の金子総務大臣の発言は,
マイナンバーカードの交付率によって普通交付税
が減額されるといった趣旨ではなく,財政需要を的確に反映し,自治体の取組をしっかり支えるという考え方で検討を進められると理解し
ていると答弁されました
が,9月22日付愛媛新聞のマイナカード低迷自治体交付金ゼロと書かれた記事の最後に,総務省は6月,自治体の財源不足を補う2023年度の地方交付税について,取得率に応じ
て配分額に差をつける方針を表明。自治体からは脅しだなどと批判の声
が上がったと表記され
ており,問題です。 また,住民へのデメリットや関係団体からの様々な反対意見に対応せず,国
が圧力をかけ強行することは許すべきではないと考え,議案第54号の補正予算5号の歳出,17ページの2款総務費1項総務管理費7目企画費のうちのマイナポイント利用環境整備事業の854万1,000円,18・19ページの2款総務費3項戸籍住民基本台帳費1目戸籍住民基本台帳費のうち,3節職員手当等の時間外勤務手当250万円,12節委託料のうちの事務支援業務委託料693万8,000円との合計額943万8,000円及びこれに対応する歳入6・7ページの15款国庫支出金2項国庫補助金1目総務費国庫補助金の1節企画費国庫補助金のうち,マイナポイント事業費補助金854万1,000円,2節戸籍住民基本台帳費国庫補助金のうち,個人番号カード交付事務費補助金943万7,000円は,国
が強要するので賛同できません。 次に,議案第55号の補正予算1号の歳出8・9ページの2款医業費1項医業費1目医療費12節委託料
システム導入委託料38万5,000円は,新宮における
マイナンバーカード普及に係る費用で
あるとのことで,賛同できません。 議員の皆さん,市民の命,暮らし一番の市政を目指し,御賛同いただくことを心より呼びかけ
て,
反対討論を終えさせ
ていただきます。 御清聴ありがとうございました。
○
井川剛議長 次に,眞鍋利憲議員。 〔眞鍋利憲議員登壇〕
◆眞鍋利憲議員 皆さんおはようございます。会派みらいの眞鍋利憲です。 私からは,議案第54号令和4年度
四国中央市
一般会計補正予算(第5号)について,賛成の立場から討論を行います。 今回の補正予算案は,補正額7億4,400万円で,補正予算の内容を具体的に申し上げますと,まず窓口キャッシュレス決済等導入事業や電子書籍購入など,デジタル技術の活用による市民サービスの向上や,
マイナンバーカード普及促進事業やマイナポイント利用環境整備業務などによる
マイナンバーカードの積極的な普及促進など,デジタル化推進の取組に対して大いに評価するところで
あります。 国においても,自治体デジタルトランスフォーメーション推進計画を令和2年12月25日に策定し,デジタル社会の構築に向けた取組を全自治体において着実に進め
ていく考えで
あります。 社会全体のデジタル化
が進められる中,
四国中央市においても,誰一人取り残さない,人に優しいデジタル化を進め,高齢者をはじめ誰も
がデジタルを活用できる社会を実現すること
が重要で
あり,デジタル化を推進しないということは市民の不利益につながるものと言わざるを得ません。 そして,
マイナンバーカードは,行政サービスの向上に欠かせないデジタル化の基盤となる必要不可欠なもので
あり,プライバシー性の高い個人情報は記録されないほか,偽造防止のための様々なセキュリティー対策も施され
ていることから,多くの市民の皆さんに保持し
ていただくことを優先的に推進し
ていただきたいと考えます。 また,
ふるさと納税推進事業については,ふるさと応援事業寄附金
が当初予算に比べ大幅に増額となることにより,その運用に関わる経費を増額するためで
あり,引き続き
四国中央市を応援し
ていただける方
が増えることを期待するところで
あります。 さらには,中曽根小学校放課後児童クラブ建設に当たり,ZEB評価取得など環境施策の推進や,林業の振興と地域産業の振興を目的として,市産材を使用し
て木造住宅を建設する建築主等に助成する森林環境整備事業,またドローンの購入などの防災・減災対策,サニタリーボックスの設置を推進する高齢者等外出環境整備推進事業や,車椅子対応車両購入などの福祉施策のほか,ガードレール設置などの交通安全施設整備事業など,市民生活の安全・安心を確保しながら,予算全般において市民目線に立ったきめ細やかな予算編成で
あると高く評価するところで
あります。 議員各位の御賛同をお願い申し上げ
て,賛成討論を終わります。
○
井川剛議長 次に,議案第61号公の施設の
指定管理者の指定について討論を行います。
飛鷹裕輔議員。 〔
飛鷹裕輔議員登壇〕
◆
飛鷹裕輔議員 議席番号7番,日本共産党,飛鷹裕輔です。 議案第61号公の施設の
指定管理者の指定について,反対の立場で討論いたします。 その主な理由を述べます。 私たちは基本的に民間にできることは民間にという判断に反対の立場を取っ
てきました。 今回指定管理にと提案され
ている太陽の家は,障
がい者を対象とする福祉施設です。私はこれまでどおり直営で市
が運営を行うべきと考えます。 施設で過ごされる方々の多くは,自分の思いを言葉に出し
て第三者に伝えにくい人たちです。したがって,世話をする側
が福祉の心で対応し,この人たちの思いを十分に酌み取ること
ができること
が求められます。 社会福祉法人といっ
ても民間組織で
あり,第一に採算を考えなければならない組織では限界
があります。市民の命,暮らしを充実させる立場で直接管理運営すべきで,
指定管理者による管理はなじみません。 今後も市民の期待に応えるためにも,指定管理とせず,やはり市直営で運営すべきです。 以上
が議案第61号についての
反対討論です。議員各位には,それぞれの立場の違いは
あっても,住民の皆さんの暮らし守ること,知恵を出し合うこと,未来の市の
あるべき姿を練り上げることを求めます。チェック機関としての議会の役割を果たす意味からも御賛同いただくことを願います。
○
井川剛議長 以上で討論を終了します。 これより採決を行います。 念のため申し上げます。各委員長の報告結果は,お手元に配付の「
委員会審査報告書」のとおりで
あります。 採決は分離し
て行います。 まず,討論の
あった議案第54号について採決を行います。 本件は原案のとおり可決することに賛成の議員は賛成のボタンを,反対の議員は反対のボタンを押し
てください。 〔議員投票〕
○
井川剛議長 押し忘れは
ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
井川剛議長 押し忘れなしと認め,採決を確定します。賛成19名,反対2名。 賛成多数で
あります。したがって,本件については原案のとおり可決することに決定しました。 ────────────────
○
井川剛議長 次に,討論の
あった議案第55号について採決を行います。 本件は原案のとおり可決することに賛成の議員は賛成のボタンを,反対の議員は反対のボタンを押し
てください。 〔議員投票〕
○
井川剛議長 押し忘れは
ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
井川剛議長 賛成19名,反対2名。 賛成多数で
あります。したがって,本件については原案のとおり可決することに決定しました。 ────────────────
○
井川剛議長 次に,討論の
あった議案第61号について採決を行います。 本件は原案のとおり可決することに賛成の議員は賛成のボタンを,反対の議員は反対のボタンを押し
てください。 〔議員投票〕
○
井川剛議長 押し忘れは
ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
井川剛議長 押し忘れなしと認め,採決を確定します。賛成19名,反対2名。 賛成多数で
あります。したがって,本件については原案のとおり可決することに決定しました。 ────────────────
○
井川剛議長 次に,議案第53号,議案第56号から議案第60号まで及び議案第62号の7件について一括採決を行います。 本件は各委員長の報告のとおり原案可決することに御異議
ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
井川剛議長 異議なしと認めます。したがって,本件は各委員長の報告のとおり原案可決することに決定しました。 ────────────────
○
井川剛議長 日程第6,4年陳情第1号を議題とします。 本件に関し,委員長の報告を求めます。
川上賢孝総務市民委員会委員長。 〔
川上賢孝総務市民委員長登壇〕
◆
川上賢孝総務市民委員長 それでは,
総務市民委員会の報告をいたします。 本委員会に付託されました4年陳情第1号について,9月16日委員会を開催し,慎重審査を行いました。 その審査結果については,お手元に配付し
てあります「
委員会審査報告書」のとおりで
あります。 4年陳情第1号消費税の
適格請求書等(インボイス)
保存方式導入中止・延期を求める陳情について論議されました事項を報告申し上げます。 まず,委員から,免税業者について非常に問題
が大きいと指摘され
ている中で強行すれば,地域経済はますます減退することとなる。ぜひ地域経済を守る観点から,国にインボイス制度の中止・延期を求め
ていただきたいという採択を求める意見と,1989年に導入された消費税だ
が,徐々に上がり,今は10%となった。また,消費税導入当時,免税業者は売上げ3,000万円までとし
ていた
が,2004年に1,000万円まで引き下げ,今回その枠
が撤廃された経緯
があるが,納税の公平性や透明性の観点からいえば,このインボイス制度を導入することは適正で
ある。また,制度開始後も経過措置を取り,経理業務のデジタル化等に対する補助金も
あるため,商売全体の効率化についても期待
ができる。東予3市においても不採択とされ
ていることから,本市でも不採択を求めるといった意見や,簡易課税制度を適用され
ている事業者は多く,インボイス制度による影響はそこまでないものと考えることから不採択を求めるという意見
が述べられました。 以上の経過を経
て採決の結果,4年陳情第1号は,賛成少数で不採択とすべきものと決定いたしました。 以上で
総務市民委員会の報告は終わります。
○
井川剛議長 以上で委員長の報告は終わりました。 これより委員長の報告に対する質疑を行います。 念のため申し上げます。
委員長報告の質疑は,委員長に対し委員会の経過と結果についての質疑で
あります。質疑は
ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
井川剛議長 質疑なしと認めます。 これで質疑を終了します。 これより討論を行います。 「討論通告書」により発言を許可します。まず,三好 平議員。 〔三好 平議員登壇〕
◆三好平議員 議席番号11,日本共産党,三好 平です。 4年陳情第1号,陳情者,宇摩民主商工会より提出の消費税の
適格請求書等(インボイス)
保存方式導入中止・延期を求める陳情について,日本共産党議員団を代表し
て賛成の討論をいたします。 消費税は,零細な事業者や弱い立場に
ある事業者ほど価格転嫁
ができず,身銭を切っ
て払っ
ている弱い者いじめの税制です。 政府は2023年10月からインボイス制度を実施しようとし
ています
が,導入の理由に複数税率の下,個々の商品取引における消費税額を正確に把握するためとし
ています。 しかし,ヨーロッパのように数種類の付加価値税率で課税し
ている国ならインボイスは必要かもしれません
が,10%,8%の2種類で,しかも区分
が明確な日本では,これまでの帳簿方式で十分で
あり,複雑で膨大な事務負担を負わすインボイス制度は必要
ありません。 導入されると500万の免税業者や1,000万人と言われるフリーランスにも大きな影響を与えます。免税業者は課税業者になるか,これまでどおり免税業者でいくかの選択を迫られます。課税業者への選択をすると,政府の試算では161万の免税業者
が新たに課税業者に転換し,1業者当たり15万4,000円の負担増で,ほぼ1か月分の所得
が消費税で消えることになり,全体で2,480億円の増収になると見込んで
います。これは,2019年衆議院財務金融委員会での日本共産党,宮本議員への回答です。 また,これまで同様,免税業者のままでいく選択をすると,取引する相手の事業者はインボイスを発行し
てもらわないと消費税の計算上,消費税を差し引けないために,取引から除外されるおそれ
があります。 身近な組織では,シルバー人材センター
が今この問題で困っ
ています。会員は請負契約で働い
ており,会員
が課税業者になるか,それともセンター
が負担するか,全国で200億円と言われ
ている消費税負担をめぐって議論
が続い
ていると言われ
ています。 消費税は取引によって生じる付加価値に課税される税金とされ
ています
が,このように高齢者の実質的な労働の対価にも課税する新たな弱い者いじめ
が起ころうとし
ています。 インボイス制度の本当の狙いは,消費税率のさらなる引上げに
あるとも言われ
ています
が,消費税は税率3%で導入され
て以後,この33年間に10%へ,国税と地方税を合わせた法人税率は51%から29.74%まで引き下げられ,所得税の最高税率も引き下げられました。 この結果,消費税収入累計は,2021年度までで447兆円,大企業を中心とする法人税は逆に326兆円減り,消費税の税収
が法人税を穴埋めに入れたことになっ
ています。 消費税は社会保障の財源だという政府の主張
が国民を欺くものです。 さらに,今世界中
がロシアのウクライナ侵略により,エネルギーなどの諸物価の高騰,新型コロナによる経済の落ち込みの中,日本では急激な円安による物価の値上がりにより,市民の生活と営業はかつてない大変な状況下に
あります。 今切実に求められ
ているのは,低所得者層や中小業者の負担を軽減させる消費税一律5%への減税です。世界では,今年の夏までに91の国と地域
が実施をし
ています。支持率
が急降下する岸田政権に,景気その他の浮揚策としてぜひとも実現を求めましょう。 最後に,インボイス制度の中止・延期を求める自治体は,今年5月末で175自治体でした
が,7月末には423自治体へと大幅に増加し,国民の声
が高まっ
ています。 本陳情を審議した
総務市民委員会では不採択としました
が,これまで私
が述べた御説明に御理解いただき,ぜひとも採択くださることをお願い申し上げ,賛成討論を終わります。 御清聴ありがとうございました。
○
井川剛議長 次に,猪川 護議員。 〔猪川 護議員登壇〕
◆猪川護議員 おはようございます。 4年陳情第1号消費税の
適格請求書等(インボイス)
保存方式導入中止・延期を求める陳情について,先ほど
川上賢孝総務市民委員長から報告
がありましたとおり,委員会の結果は不採択では
ありました
が,私からも重ね
て不採択の立場で討論を行います。 令和5年10月から実施されるインボイス制度は,税務署の登録番号
がついたインボイス,
適格請求書等がないと,消費税の仕入れ税額
が控除されない仕組みで
あり,またインボイスは消費税の課税業者でなければ発行されないもので
あります。 消費税は,その名のとおり,消費に対して課税される税で
あり,消費とは異なる目的で行われる事業者の仕入れ行為に対しては,二重三重に税
が課せられること
がないよう消費税額を控除する負担軽減措置も講じられ
ております。 今回の陳情は,売上げ1,000万円以下の免税業者
が課税業者になったり取引から排除されたりすることを懸念され
ております
が,本来消費税は消費者
が商品などを買う際に負担した税金を,消費税を受け取った事業者
が消費者の代わりに納める間接税で
あり,事業者に負担を求めるものでは
ありません。 また,国においてもインボイス制度の導入に向け混乱
が生じないよう,制度開始後においても一定の仕入れ額控除を認める簡易課税制度の経過措置
が設けられ
ていることや,事業者に対して経理業務のデジタル化や販路開拓を支援する補助金も用意され
ており,万全の準備
が進められ
ております。 豊かで安全な暮らしを誰も
が享受し
ている社会において,それを支えるための基本的な税負担は,国民
ができる限り幅広く公平に分かち合うこと
が望ましく,高齢化社会
が急激に進む現状において,年金,医療,福祉のための財源確保
が重要で
あることは間違い
ありません。納税の公平性,透明性の確保の観点からも,正確な税額の把握にインボイス制度の導入は適正と考え
ています。 加え
て,愛媛県内においても既に3市で同様な陳情
が不採択となっ
ています。 以上のことから,この陳情に賛同することはできません。議員各位の御理解と御賛同を賜りますよう,よろしくお願いを申し上げ
て,
反対討論とします。
○
井川剛議長 以上で討論を終了します。 これより採決を行います。 念のため申し上げます。委員長の報告結果は,お手元に配付の「
委員会審査報告書」のとおりで
あります。 本件に対する委員長の報告は不採択で
あります。 本件については,可を諮る原則により,採択の立場からお諮りします。 本件について採択することに賛成の議員は賛成のボタンを,反対の議員は反対のボタンを押し
てください。 〔議員投票〕
○
井川剛議長 押し忘れは
ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
井川剛議長 押し忘れなしと認め,採決を確定します。賛成2名,反対19名。 賛成少数で
あります。したがって,本件は不採択とすることに決定しました。 ────────────────
○
井川剛議長 日程第7,委員会の閉会中の継続審査についてを議題とします。 産業建設委員会委員長から,現在委員会において審査中の請願1件について,委員会条例第42条の規定に基づき,お手元に配付しました「申出書」のとおり,閉会中の
継続審査の申出
がありました。 これより採決を行います。 本件は委員長からの申出のとおり,閉会中の
継続審査とすることに賛成の議員は賛成のボタンを,反対の議員は反対のボタンを押し
てください。 〔議員投票〕
○
井川剛議長 押し忘れは
ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
井川剛議長 押し忘れなしと認め,採決を確定します。賛成19名,反対2名。 賛成多数で
あります。したがって,各委員長からの申出のとおり,閉会中の
継続審査とすることに決定しました。 10分間休憩します。 ──────────────── 午前11時14分休憩 午前11時22分再開 ────────────────
○
井川剛議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第8,議案第69号令和4年度
四国中央市
一般会計補正予算(第6号)及び議案第70
号四国中央市
教育委員会委員の任命につき同意を求めることについての2件を議題とします。 本件について,提案理由の説明を求めます。篠原 実市長。 〔篠原 実市長登壇〕
◎篠原実市長 議案第70
号四国中央市
教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて,私のほうから提案理由の御説明を申し上げます。 お手元の議案書ナンバー1の8ページをお開きください。 御案内のとおり,
教育委員会委員は,地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項に基づき,人格
が高潔で,教育,学術及び文化に関し識見を有する者のうちから,議会の同意を得
て市長
が任命することとなっ
ており,その任期は4年で
あります。 このたび石川直子氏を
教育委員会委員として任命いたしたく,議会の同意を求めるものでございます。 石川氏におかれまし
ては,東予教育事務所教育指導課長,
四国中央市立南小学校校長,三島小学校校長などを歴任され,平成30年3月に退職され
ております。 申し上げるまでもなく,石川氏の高潔な人格と教育・文化等に対する幅広い識見,教育全般に対する情熱は,他の範とするところで
あります。 つきまし
ては,本市の教育行政を担う
教育委員会委員として石川氏の任命について御同意をお願いするもので
あります。よろしくお願い申し上げます。
○
井川剛議長 安部 弘総務部長。 〔安部 弘総務部長登壇〕
◎安部弘総務部長 私からは,議案第69号
一般会計補正予算について御説明申し上げます。 お手元の資料ナンバー1,追加提案分の議案書の5ページをお開き願います。 議案第69号令和4年度
四国中央市
一般会計補正予算(第6号)は,第1条にございますとおり,7億9,800万円の追加で,補正後の予算総額を414億2,900万円とするものでございます。 次の6ページをお開き願います。 まず,歳入では,15款国庫支出金には,非課税世帯等への支援金給付事業及び
ワクチン接種事業の財源として6億8,150万円,20款繰越金は,その他の感染対策支援事業の財源として計上し
ております。 次に,7ページ,歳出でございます。 3款民生費4億6,450万円は,非課税世帯等に1世帯当たり5万円の支援金を給付する電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付事業で,次の4款衛生費の3億2,700万円は,医療機関感染対策等支援事業及び新型コロナウイルス
ワクチン接種事業に要する費用でございます。 7款商工費615万円は,地域に密着した秋祭り,太鼓台等の運行を安心・安全に執り行うため,感染症対策を講じ
て太鼓台を運行した団体に支援金を支給するものでございます。 私からの説明は以上でございます。御審議,御決定を賜りますよう,よろしくお願い申し上げます。
○
井川剛議長 以上で提案理由の説明は終わりました。 これより質疑を行います。質疑は
ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
井川剛議長 質疑なしと認めます。 これで質疑を終了します。 お諮りします。本件については,
会議規則第35条第3項の規定により,委員会への付託を省略したいと思います。これに御異議
ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
井川剛議長 異議なしと認めます。したがって,本件は委員会への付託を省略することに決定しました。 これより討論を行います。討論は
ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
井川剛議長 討論なしと認めます。 これで討論を終了します。 これより採決を行います。 採決は分離し
て行います。 議案第69号令和4年度
四国中央市
一般会計補正予算(第6号)について採決を行います。 本件は原案可決することに御異議
ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
井川剛議長 異議なしと認めます。したがって,本件は原案可決することに決定しました。 ────────────────
○
井川剛議長 次に,議案第70
号四国中央市
教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて,賛成の議員は賛成のボタンを,反対の議員は反対のボタンを押し
てください。 〔議員投票〕
○
井川剛議長 押し忘れは
ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
井川剛議長 押し忘れなしと認め,採決を確定します。賛成21名。 賛成全員です。したがって,本件は原案のとおり同意されました。 ────────────────
○
井川剛議長 日程第9,
議員提出議案第1号
四国中央市議会委員会条例の一部を改正する条例についてを議題とします。 本件について提案理由の説明を求めます。
眞鍋幹雄議員。 〔
眞鍋幹雄議員登壇〕
◆
眞鍋幹雄議員 議員提出議案第1号につきまし
て,提案理由の説明を申し上げます。 本案は,デジタル社会の進展に対応するため,
四国中央市議会委員会条例の一部を改正する条例を提案するもので
あります。 主な改正の内容は,重大な感染症の蔓延や災害等の発生等により委員会の開催場所に参集すること
が困難な場合は,
オンラインによる方法で委員会を開催すること
ができるよう,新たに規定を設けたもので
あります。 なお,この条例は公布の日から施行したいと考え
ております。 よろしく御審議くださいますようお願い申し上げまし
て,提案理由の説明といたします。
○
井川剛議長 以上で提案理由の説明は終わりました。 これより質疑を行います。質疑は
ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
井川剛議長 質疑なしと認めます。 これで質疑を終了します。 お諮りします。
議員提出議案第1号については,
会議規則第35条第3項の規定により,委員会への付託を省略したいと思います。これに御異議
ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
井川剛議長 異議なしと認めます。したがって,本件は委員会への付託を省略することに決定しました。 これより討論を行います。討論は
ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
井川剛議長 討論なしと認めます。 これで討論を終了します。 これより採決を行います。
議員提出議案第1号について,原案のとおり可決することに御異議
ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
井川剛議長 異議なしと認めます。したがって,本件は原案のとおり可決することに決定しました。 ────────────────
○
井川剛議長 日程第10,認定第1号令和3年度
四国中央市
一般会計及び
特別会計歳入歳出決算の認定について並びに認定第2号令和3年度
四国中央市
水道事業会計決算,
四国中央市
工業用水道事業会計決算及び
四国中央市
公共下水道事業会計決算の認定についての2件を一括議題とします。 本件について提案理由の説明を求めます。前谷美智子
会計管理者兼
会計課長。 〔前谷美智子
会計管理者兼
会計課長登壇〕
◎前谷美智子
会計管理者兼
会計課長 私からは,認定第1号令和3年度
四国中央市
一般会計及び
特別会計歳入歳出決算の認定について,提案理由の御説明をいたします。 資料ナンバー1,追加提案分議案書の3ページをお開き願います。 この議案は,地方自治法第96条第1項第3号及び第233条第3項の規定により,
一般会計及び国民健康保険事業特別会計をはじめとする13特別会計の令和3年度決算につきまし
て,議会の認定をお願いするものでございます。 それではまず,
一般会計の決算状況の概要でございます
が,歳入決算額467億5,290万9,945円,歳出決算額422億2,375万7,558円で,差引き額45億2,915万2,387円となっ
ており,翌年度繰越事業への充当財源を差し引いた実質収支額は41億7,792万4,873円の黒字決算となっ
ております。 続きまし
て,特別会計の決算状況の概要でございます
が,まず国民健康保険事業特別会計をはじめ12の特別会計の歳入総額は260億6,007万2,701円,歳出総額は243億3,686万2,892円で,差引き額17億2,320万9,809円となっ
ており,翌年度繰越事業への充当財源を差し引いた実質収支額は15億3,103万1,809円でございます。 また,財産区管理会特別会計でございます
が,実質収支額5,671万311円の黒字決算となっ
ております。 なお,各会計の歳入歳出決算書に
監査委員の歳入歳出決算審査意見書のほか,主要な施策の成果報告書など,決算の関係諸表を添え
て提出し
ております。 説明は以上でございます。御審議の上,御認定を賜りますよう,よろしくお願い申し上げます。
○
井川剛議長 宮崎啓三水道局長。 〔宮崎啓三水道局長登壇〕
◎宮崎啓三水道局長 私からは,認定第2号令和3年度
四国中央市
水道事業会計決算,
四国中央市
工業用水道事業会計決算及び
四国中央市
公共下水道事業会計決算の認定について,提案理由の御説明を申し上げます。 資料ナンバー1,議案書追加提案分の4ページをお開き願います。 この議案は,地方公営企業法第30条第4項の規定により,令和3年度の各事業会計の決算につきまし
て,
監査委員の審査意見書など関係資料を添え,議会の認定をお願いするものでございます。 まず,
水道事業会計決算の概要について御説明いたします。 収益的収支につきまし
ては,収入額23億1,867万9,298円,支出額20億9,890万3,496円で,1億5,952万9,539円の純利益を計上すること
ができました。 次に,資本的収支でございます
が,収入額8億7,794万2,744円,支出額15億8,102万6,620円で,不足額7億308万3,876円は,過年度分損益勘定留保資金などで補填いたし
ております。 続きまし
て,
工業用水道事業会計決算の概要について御説明いたします。 収益的収支につきまし
てでございます
が,収入合計額35億2,478万4,383円,支出合計額26億1,103万5,272円で,9億1,237万7,488円の純利益を計上いたし
ております。 次に,資本的収支でございます
が,収入額は189万2,880円,支出額は9億4,669万3,258円で,収支不足額9億4,480万378円につきまし
ては,減債積立金や当年度分損益勘定留保資金などで補填いたし
ております。 続きまし
て,
公共下水道事業会計決算の概要について御説明いたします。 収益的収支につきまし
ては,収入額18億4,663万8,391円,支出額17億7,785万2,465円で,3,902万1,265円の純利益を計上すること
ができました。 次に,資本的収支でございます
が,収入額8億4,762万6,270円,支出額16億4,289万7,212円で,翌年度充当財源を差し引いた不足額8億384万3,815円は,当年度分損益勘定留保資金などで補填いたし
ております。 なお,各事業会計に係る剰余金の処分につきまし
ては,議案を今議会に提案し,本日議決をいただいたところでございます。 説明は以上でございます。その他,決算附属書類を添付し
ておりますので,御一覧いただきまし
て,御審議,御認定を賜りますよう,よろしくお願い申し上げます。
○
井川剛議長 次に,認定第1号及び認定第2号について,
監査委員の審査意見を求めます。宝利良樹
代表監査委員。 〔宝利良樹
代表監査委員登壇〕
◎宝利良樹
代表監査委員 それでは,私から決算審査の概要につきまし
て御報告を申し上げます。 まず,認定第1号でございます
が,審査の対象は令和3年度の
一般会計と13の特別会計で
あります。 審査の結果,決算書ほか関係書類は,いずれも法令に準拠し
て作成され,計数はいずれも正確で,予算執行についてもおおむね適正に処理され
ていること
が認められました。 令和3年度決算は,市税の増収や地方交付税の増額などを背景に,実質収支で黒字決算となっ
ております
が,
新型コロナウイルス感染症は減少傾向には
あるものの,いまだ終息をし
ておらず,今後も感染症対策費やこれらに関連する経済振興費
が必要で
あると思われます。 加え
て,社会保障費や老朽施設の更新費用などの財政需要に備えるためにも,健全な財政運営に努め
ていただくことを切望するもので
あります。 次に,認定第2号でございます
が,審査の対象は令和3年度の水道,工業用水道及び公共下水道の3事業会計で,決算審査資料は,関係法令に準拠し
て作成され,計数はいずれも正確で,経営成績及び財政状況もおおむね適正に表示され
ていること
が認められました。 これら公営企業におきましては,経営基盤の強化と効率的な事業運営に努められますよう,切に望むもので
あります。 最後になります
が,財政の健全化指標はいずれも基準内の良好な数値で
あります。今後も引き続き事務事業の厳選と経費抑制に努められ,将来にわたり健全財政
が維持できるよう御尽力のほどをお願い申し上げ,簡単ではございます
が,決算審査の概要報告とさせ
ていただきます。 以上でございますので,どうかよろしくお願いいたします。
○
井川剛議長 以上で提案理由の説明及び
監査委員の審査意見は終わりました。 これより質疑を行います。質疑は
ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
井川剛議長 質疑なしと認めます。 これで質疑を終了します。 お諮りします。認定第1号及び認定第2号については,7名の委員をもっ
て構成する決算
特別委員会を設置し,これに付託の上,閉会中
継続審査とすることにしたいと思います。これに御異議
ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
井川剛議長 異議なしと認めます。したがって,本件は7名の委員をもっ
て構成する決算
特別委員会を設置し,これに付託の上,閉会中
継続審査とすることに決定しました。 お諮りします。ただいま設置されました決算
特別委員会の委員の選任については,委員会条例第7条第1項の規定により,議長において指名したいと思います。これに御異議
ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
井川剛議長 異議なしと認めます。決算
特別委員会委員に,茨木淳志議員,猪川 護議員,三浦克彦議員,
飛鷹裕輔議員,山川和孝議員,谷内 開議員,篠永誠司議員,以上の7名を指名します。 決算
特別委員会委員の皆様には,休憩中,特別会議室において委員会を開き,正副委員長を互選の上,その結果を議長まで御通知願います。 この際,暫時休憩します。 ──────────────── 午前11時48分休憩 午後0時00分再開 ────────────────
○
井川剛議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 休憩中,ただいま設置されました決算
特別委員会を開き,正副委員長
が互選されました。互選の結果,委員長に谷内 開議員,副委員長に篠永誠司議員
がそれぞれ選任されましたので,御報告します。 ────────────────
○
井川剛議長 以上で本日の日程は全部終了しました。したがって,本日の会議を閉じます。 ────────────────
○
井川剛議長 閉会に当たり,市長より御挨拶
があります。篠原 実市長。 〔篠原 実市長登壇〕
◎篠原実市長 令和4年度第3回の定例会閉会に当たり,一言御挨拶を申し上げます。 ちょうど私
がこの職に就い
て約10年になります。毎年降水の問題は頭の痛い問題で
ありまし
て,担当部局といつも4月に入ったら,今年の夏は水
がもつのかという話をし
ておりました。そうしたときに大抵台風や集中豪雨
があり,そしてピンチの本市の水事情
が何とかしのげたというとき
がありました。 今年度も11号台風
がほとんど降水
がなく
て,雨
が降らなく過ぎ
ていき,いよいよダムの底水,底に穴を開け
て取らないといけない時期
が来たかと覚悟をし
ておりましたら,次に来た台風14号は結構雨
が降っ
てくれまし
て,何とか3つのダム
が100%に近い状態で水
が確保できました。10か月近く続いた取水制限も解除すること
ができました。 台風の運んでくる水はすごいもので,自然の力というものをまざまざと見せつけられる思いで
あります。 ただ,ここ3日間,倒木を中心にし
て小さな災害
がたくさん起き
ておりまし
て,今最終集計し
ておりますけど,それなりの被害にはなると思います。 議員各位には,9月6日から開会以来,本会議,各委員会,補正予算をはじめ市政に関わる重要案件について御審議,御決定を賜りました。誠にありがとうございました。 それぞれの事業につきまし
ては,速やかな執行に努めるとともに,本会議で頂戴いたしました貴重な御意見や御提案は,今後の市政運営にできる限り反映し
てまいります。 また,先ほど医療機関感染対策支援事業など追加補正予算案や,教育委員の人事案件につきまし
ても,可決,御同意をいただき,大変ありがとうございました。 教育委員に御就任されました石川直子様におかれまし
ては,これまでのように教育者としての御経験を発揮され,御活躍されるものと期待をいたし
ております。
新型コロナウイルス感染症でございます
が,8月は1日に100名を超える日
が続きました。9月に入っ
て30人から50人と減少傾向に
あります
が,決して安心できる状況では
ありません。 今日から発表する感染者のカウントも,ドクター
が注意をしなければならない高齢者や病気を持っ
ている感染者を中心にされると聞い
ております。 今年は何とか敬老会をやれないかと担当部局とそれぞれの地域の公民館や婦人会等と御協議いただきました。でも,今の感染状況でそれぞれの実行委員会にお任せし
て各地域の敬老会をするのは,やはり気の毒で難しいということになりました。代替事業として,御案内のとおり,9月に入っ
て市内3か所,敬老祝賀の花火を打ち上げ,
ケーブルテレビで高齢者の皆様方にメッセージをお送りし,皆様方
が健やかに過ごされるよう御祈念させ
ていただきました。 また,待望の寒川グラウンド
が完成し,先般リニューアル・オープニングセレモニーを行いました。関係者を中心に近隣の事業所,約2年半,3年にわたって御苦労おかけいたしました。 やまじ風は全く予期せぬ状況で吹い
てまいります。一旦やまじ風
が吹くと,寒川グラウンドあたりの面積で約2トンのダンプカーの1台半分の花崗土
が周辺にばらまかれます。水路
がほとんどいっぱいになるということで
ありまし
て,今回リニューアルできましたから,そういう意味では関係者の皆さん方に御迷惑を直接的にかけることは少なくなるのではないかと思っ
ております。 今年の秋まつりは,
感染防止対策を徹底し
て太鼓台の運行
が実施されると伺っ
ており,その費用の計上もいたしました。久しぶりにそれぞれの地域において秋祭りの太鼓台の運行やおみこしの運行
が円満に楽しくやっ
ていただけるものと思っ
ております。 先般議論の
ありました聴覚障
がい者
が暮らしやすい社会の実現を目指す手話言語国際デーに合わせ,川之江城をはじめとする市内公共施設で,シンボルカラーの青色でライトアップをいたしました。 これはいい話ではないんですけど,ちょうど私
が川之江地域を中心にし
て県会議員をやっ
ておりますとき,身体障
がい者の川之江地区の役員として長く御苦労いただきました,これは議長のお母さんで
ありますけど,井川かず子さん
が先般亡くなられました。私と井川かず子さんはいろんな問題に力を合わせ
て,職員に横に向かれるようなことも頑張っ
てやっ
てまいりました。非常に残念で
ありました。心から御冥福をお祈り申し上げます。 ぜひ,シンボルカラーの問題も
ありますけど,それぞれの市民の皆さん方には,ぜひ障がいの
ある方に御理解
が広がるよう御祈念申し上げ
ておきます。 最後になりました
が,新型コロナワクチンにつきまし
て,インフルエンザワクチンと一緒に打っ
てもそう問題はないという意見
が出
ております。ぜひそれぞれ身近に
いる小さい子やお年寄りにどういうふうにし
てワクチンを接種し
ていっ
ていただくか,考え
ていただきまし
て,議員各位もそれぞれの地域でそうしたオピニオンリーダーとして頑張っ
ていただいたら大変ありがたいと思っ
ております。 ぜひそれぞれ健康に気をつけ
て,自分
が感染しないように,また感染させないように御留意いただいたらありがたいと思っ
ております。長いこと御苦労さまでした。ありがとうございました。
○
井川剛議長 市長,ありがとうございました。 以上で市長の挨拶は終わりました。 ────────────────
○
井川剛議長 これにて令和4年第3回
四国中央市議会定例会を閉会します。 ──────────────── 午後0時11分閉会───────────────────────────────────────────────地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。
四国中央市議会議長 井 川 剛 議員 眞 鍋 幹 雄 議員 三 好 平...