○議長(石崎大樹君)
片山教育部長。
◎教育部長(片山治彦君) お答えをいたします。 当該資料につきまし
ては、保護者・養育者の方々全員にお配りしたものではございません。
統合準備協議会や、その下部組織で
あります
教育検討部会、また
校区代表者会などにおいて、校舎等の建設場所や
工事スケジュールを御説明する際に使用し、お渡しし
ているものでございます。したがいまし
て、協議会委員で
あるPTA関係者、幼稚園や保育園の保護者会の方々におかれまし
ては、御承知をいただい
ているというふうに考え
ております。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 山本定彦君。
◆4番議員(山本定彦君) この図面を見
ていただい
ても、年数にわたってこの
吉田中学校の敷地の中で工事
が進んでいく中で、どのようにこの中学校の
グラウンドに建物
が建っ
ていくか、または、そういう県河川の工事
がどう進んでいくのかいうこと
がすごく確認できるんですけれども、多分1回前の協議会のほうで役員の方に資料を提供され
て、持ち帰っ
ていただいたのは前回の11月の協議会だったと思うので、やっぱりここに対するしっかりとした御理解というもの
が得られるのかなというの
が、私
が心配し
ているところなんですけれども。 建設の
タイムスケジュールや建設に関わる敷地の問題だけでもなく
て、中学校も含めた学びの環境、体育の授業や部活動や体育祭など、児童・生徒の学び舎としての工事にまつわる騒音や様々に課せられる制限を、どこまで許容し
ていただくのか、御理解をいただけ
ているのか
が問題ではないでしょうか。 立間川水系は、二級水系では全国に先駆け
て流域治水プロジェクトが公表され、現在図書館横に
ある潮止めの水門
が吉田中学校正門前の付近の上流に設置される計画で
あります。先ほどの資料のとおり、
潮止め施設建設には仮河川
が必要で、一部
グラウンドにも約15メートルほど入っ
てくるようです。この図面を俯瞰的に眺め
てみ
て、工事車両
がしばらくの間行き交うこの場所で、子供たちの学びはいかほどの影響
があるとお考えか。また、養育者・保護者の皆様にはしっかりと御理解をいただけるのか。
金瀬教育長、いかがでしょうか。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君)
金瀬教育長。
◎教育長(金瀬聡君) 今回の
統合関連工事は、最初に
小学校校舎とプール、次に
中学校校舎と屋内運動場、その後、校舎解体、
グラウンド整備と、これまで地元に御説明し
てきた順に進める予定でございます。 これらの工事と並行する形で、県主体の
潮止め施設の改築工事
が行われますので、工事期間中は騒音や工事車両の出入りなど、平時と比べると学校運営に一定の影響
があることは否めないとは認識し
ております。 そのため、
統合準備協議会において、県の担当の方から工事の内容や必要性など、そして
教育委員会からは当初計画への影響などを御説明し、一定の御理解は得られたところでございます。最終的には、当協議会において
校舎等建築工事と
潮止め施設の改築工事の施工期間
が重複することについて、御了解をいただい
ております。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 山本定彦君。
◆4番議員(山本定彦君) もう少し後でも聞きます
が、これまでの一連の流れで、
統合小学校建設に係る財源に関しては、起債や自主財源の影響は
あるんでしょうか。
西本総務企画部長、お願いします。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君)
西本総務企画部長。
◎
総務企画部長(西本能尚君) お答えをいたします。
吉田統合小学校の建設に係る財源といたしまし
ては、国庫支出金のほかに過疎債を予定し
ているところでございます。 御案内のとおり、過疎債の償還に対する交付税措置は70%となっ
ておりまし
て、残る30%は市の負担となります。従いまし
て、契約金額
が膨らむと、後年度の公債費の負担はその分増加はいたします。しかしながら、現在工事においては、再公告をし
ておりますけれども、設計額は
歳出予算額に収まっ
ておりまし
て、起債は今回予算額で申請し
ているため、増加部分について起債対象から外れるといったような不利益はないものと考え
ているところでございます。 以上でございます。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 山本定彦君。
◆4番議員(山本定彦君) 起債の申請時期
が春と秋ということで、時期も合わせ
て設計も合わせた申請もなかなかだったと思いますけれども、しっかり対応し
ていただくということで、よろしくお願いいたします。 令和元年の6月議会の当時の上田部長
が、四国一の
統合小学校を目指したいという御答弁をされ
ていました。私
がぜひ日本一を目指し
てほしいという発言をしたところ、上田部長もそういった気概を持っ
て吉田統合小学校に取り組みたいという旨の御発言
がありました。もちろんそういった思いは今も、現在も引き継がれ
ていると思います。 だからこそ、
子供ファーストで養育者・保護者の皆様に十分な御理解をいただける説明をお願いしたいんです
が、先ほどの図面を見
ても、やっぱり仮河川
が入っ
てくることによっての影響とか、それから今
教育委員会のほうで御提示いただい
ている第1案と第2案についてのことについても、やっぱり一度今の
吉田小学校に入っ
て、統合しようということに対して一回入っ
てしまったら、伸び伸びと
グラウンドも使えます。それと学び舎として保護者の方
がどのような選択肢を持たれるかということに関しては、やっぱりしっかりとヒアリングし
ていただい
て、今後も1月ぐらいにまたそういう機会を設け
ていただく、各地区回っ
ていただくということを聞い
ておりますけれども、やっぱり子供たち
がいかに学べるか。そしてまた様々、今の
吉田小学校に入ることになると、津波の心配とかも
あるようでございますので、やっぱりそういったことをしっかり寄り添っ
て対応し
ていただきたいと思います
が、金瀬教育長、いかがですか、改めて。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君)
金瀬教育長。
◎教育長(金瀬聡君) 今回の学校の統廃合に向けた準備は、保護者や
学校関係者、そして
地元関係者の方と多くの方で組織された
統合準備協議会を中心に、各種事項の協議や検討を進め
てまいりました。 今ほど、
子供ファーストでということをいただきました。
吉田小学校以外の4校では、いずれも複式学級
があり、複式学級しかない学校もございます。一つの学年に1人、2人としか
いないような学年
がある学校も複数ございます。こうした状況の中で、一定の児童を確保し
て、多様な意見や考え方の中で切磋琢磨するとともに、社会性を育み、自立を促すこと
ができるような学習環境を早く整えることは、子供たちに対してこれからの社会で必要な生きる力を育む上で重要なことだと考え
ております。 あわせ
て、小学校と中学校の連携も考え
てまいりますし、吉田地区で始まったコミュニティ・スクールによって、地域と共に
ある学校、学校を核とした地域づくり、そういったようなこと
ができるような学校として、設置し
ていきたいと考え
ております。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 山本定彦君。
◆4番議員(山本定彦君) やはり今の
吉田小学校に仮に一時的に入るとしても、じゃスクールバスはどういうふうな運営になるとか、いろいろまた様々な御不安も
あると思いますので、しっかりとヒアリングし
ていただい
て、進め
ていっ
ていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 関連し
て、子供ファーストということで、子供の黙食についても先日の文科省通達
があったと思うんですけれども、どのような対応をされますか。
片山教育部長、お願いします。
○議長(石崎大樹君)
片山教育部長。
◎教育部長(片山治彦君) お答えいたします。 11月29日に、文科省
が新型コロナウイルス感染症対策の
基本的対処方針の変更を行いました。11月30日付で、愛媛県から同内容に関しましての通知文
が届いたところでございます。 宇和島市といたしまし
ては、内容について協議をした上で、12月5日に全小・中学校に対応に係る通知を発出いたしました。その内容といたしまし
ては、給食時に児童・生徒等の間で会話を行うことも可能とした上で、適切な距離の確保、対面にしない等の座席配置の工夫、適切な換気、大声を出さない等の感染防止を徹底することを留意事項として、併せ
て指導をいたし
ております。ただし、最終的には感染状況等を鑑み、各学校長の判断によるところとなります。 コロナウイルス感染症拡大前のように、友達と楽しく会話をしながら給食を食べさせ
てあげたい、この気持ちは私どもも多くの皆様と同様でございます。一足飛びにコロナ以前の状態に戻すことはかないません
が、少しずつでも平常時を取り戻す流れ
が生まれつつ
あることは、喜ばしいことだというふうに受け止め
ております。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 山本定彦君。
◆4番議員(山本定彦君) 12月議会、各地で開かれ
ておりまし
て、この黙食に関して、文科省通達をどう対応するのかということに関しては、この宇和島市
教育委員会の対応は、私は大きな御決断をされ
て、すごくありがたい方針を出し
ていただいたかなと思います
が、今日も朝、玉津から出
てくると、小学校の生徒たちは清掃活動をし
ていて、やっぱりそこでもマスクし
ているんですよね。大人
が会食でマスクを外し
て、そういうことをし
ていることを、子供
がある市町の、SNSでしたけれども、役所の方に大人はどうしてマスクを外し
て食べられるんですか、僕たちは苦しいですということを言われ
ていました。 やっぱり子供の発達途中の脳には酸素
がしっかりと届かないと、発達にも成長にも影響
があるとも言われ
ていますし、子供たちの成長段階において、小学校1年生から人の顔を、表情を確認できないということに対する大きな妨げになっ
ていることも
あるかと思いますので、またしっかりといろんなことを考え
ていただきながら、子供たちを本当に
子供ファーストとして捉え
ていただい
て、様々な教育施策、やっ
ていただきたいと思います
が、今日は御答弁としては本当にありがたい御答弁でした。しっかりとまたやっ
ていただきたいと思います。よろしくお願いします。 次に、宇和島市の経済対策についてお尋ねします。 PPIH香港、シンガポール愛媛フェアの参加者募集とベトナム地域連携ビジネス展開支援事業など、松山ベトナム直通便も早期実現で合意ともお聞きし
ております
が、宇和島市の事業者の皆様への大きなチャンスと捉えるべき愛媛県の事業
があります
が、宇和島市においてこれらの国際的なビジネスチャンスにどう関わられ
てきたのかお尋ねします。これは西本部長。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君)
西本総務企画部長。
◎
総務企画部長(西本能尚君) お答えをいたします。 本市では、国際的なビジネスチャンスへの関わりといたしまし
て、地元産品の海外販路開拓事業に取り組んでおりまし
て、これまでジェトロ愛媛との連携による事業者向けの海外輸出セミナーや台湾の高級スーパーとの個別商談会を開催し
ているところでございます。 また、令和3年度からは、沖縄県で開催される主に香港や台湾、東南アジア市場をターゲットにした海外輸出商談会に地元事業者と出展をし
ておりまし
て、地元企業の販路開拓支援を行っ
ているところでございます。 なお、議員から事例として紹介いただきました愛媛県の取組も含めまし
て、関係機関から市に対し協力の依頼
がありましたら、積極的に地元業者に対して情報提供を行いながら、地元企業の海外への販路開拓支援につなげ
ていきたいと考え
ているところでございます。 以上です。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 山本定彦君。
◆4番議員(山本定彦君) PPIHというと、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスということで、なかなか聞き慣れない言葉なんですけれども、関連企業としてはドン・キホーテさんら
があるような企業のグループのようですけれども、香港、シンガポールを中心とした愛媛フェアの概要としては、令和5年3月3日から3月26日に、香港で9店舗、シンガポールで5店舗の一斉開催ということで、柑橘を中心とした生鮮食品や様々な加工品なんかをマッチングするようなことのようでした。 私のところに相談
があった事業者さんは、それを知ったときには応募
が終わっ
ていて、ああ残念だったということだったんですけれども、やっぱり県のほうにも問い合わせると、なかなか自分のところの情報ソースに登録し
てある業者さんにのみメール配信したとか、ホームページで公表し
ていますと言っ
ていたので、せめて市町には連絡し
ていただい
て、情報発信広げ
ていただい
て、県の仕事量も増えるかもしれませんけれども、このコロナ禍の中で海外のビジネスチャンスを捉えようとし
ている方々もいらっしゃると思いますのでと言ったら、おっしゃるとおりということで、県の担当者も次は考えさせ
てもらうということを言っ
ていただいたんですけれども。 関連し
て、カンボジアについても、数年前から同様な愛媛県の取組
がありますけれども、宇和島市としてはどのように関わられ
てきたんでしょうか。また、当市出身の高山良二氏のカンボジアでの地雷撤去から始まった様々な事業展開も、連携なり支援なりできないかと考えます
が、先日、愛媛県内の高山さんのIMCCDの組織の分会ということ
が、宇和島市にも分会を設立されたと聞い
ております。ほか、八幡浜とかほかにもでき
ていたんですけれども、ふるさとで
ある宇和島市にやっとできたということで、さぞお喜びかと思いますけれども、高山さんのほうも。 加工品の調達ルートの目的も、宇和島市内の業者様の協力
が結構めど
が立ったとも聞い
ております。宇和島市としても、IMCCDの会員さんではないかと認識し
ております
が、この連携についてはいかがでしょうか。楠
産業経済部長。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 楠
産業経済部長。
◎
産業経済部長(楠憲雄君) 令和2年に愛媛県とカンボジアのバッタンバン州は、愛媛の製品や技術を活用し、相互の経済発展に向けた連携を進めるため、友好交流、活力活動の構築に関する覚書を締結し
ております。 今ほど議員より御紹介のございました宇和島市の三間町出身の高山良二氏は、IMCCD、国際地雷処理・地域復興支援の会の代表として御活躍をされるとともに、今ほど申し上げました覚書締結にも御尽力をされたと伺っ
ております。 今年の1月に高山氏
が本市を訪問された際に、現地での活動紹介とともに、地雷
が撤去された土地での生産された農産物の加工品販売などの事業協力についてお話をいただいたところでございます。 市といたしまし
ては、関係者と協議を行いながら、道の駅などでの販売協力について検討し
てまいりたいと考え
ております。 以上です。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 山本定彦君。
◆4番議員(山本定彦君) 道の駅でぜひやっ
ていただきたいと思いますし、高山さんは、あと95まで頑張ると言われ
て、あと20年頑張ると言われ
ているんですけれども、市長、私とか、私ら次の世代にこれメッセージやと思うんです。私たちにもっとやってくれというような、高山さんはメッセージやと私は思っ
ているんですけれども、その年を取っ
ても、幾つになっ
ても頑張ろうという気概はもちろんすばらしいことだと思います
が、やっぱりこの地域、ふるさと宇和島の私たちに一緒にやろうというようなメッセージだとも捉え
ていますので、ぜひまた道の駅などでしっかりと対応し
ていただいたらと思います。よろしくお願いします。 次に、未来を見据えたチャレンジプロジェクトということで、12月定例会上程議案にも
ある水道料金の基本料金の減免や、40%のプレミアム商品券も大変ありがたいことでは
あります
が、物価高騰
がどこまで続くのか。資源の少ない日本は、お金を出せば買えるという時代ではなく、もう経済戦争とも言えるこの時代を乗り切るためにどうすればよいのか。宇和島としては、市民のなりわいをどう守っ
ていくのか。先日の浅野議員の12月議会初日の討論でも、宇和島市の基金の在り方については共感できる部分も
ありますけれども、私も残念な思いも少しは
あります。 元来、我が国日本は資源
が乏しく、自分のところに輸入をしたものを加工し
て輸出するような貿易でもっ
て繁栄し
てきたという認識
があるんですけれども、昨今では、ロシアへの経済制裁云々
あり、私個人的には中東からの石油の輸入ではなく
て、樺太からのパイプラインによる天然ガス、ロシアからの天然ガスや石油の輸入のほう
が本当は調達コスト
が安くつきそうではないかと思ったりもするんですけれども、やはり、第二次世界大戦後の敗戦国ということで、世界のパワーバランスというか、グローバルスタンダードに翻弄され
てきたのではないかなとも感じ
ております。 また、化学肥料の原材料は、さきの議会でもお示ししたとおり、ほぼ100%を輸入に頼っ
ている中で、原材料費
が高騰し
ているにもかかわらず、農業・漁業生産に関してその価格高騰分
が反映されず、生産コストだけ
が増大する悪循環
がこれから延々と続く気配も
あり、カンフル剤的な価格高騰分の補助も
いつまでできるのかと感じますので、だからこそ、農業・水産業、この食べる、食料生産に対する、国防とも言えるこの食べ物に対しての宇和島ファースト的な未来への投資的チャレンジ施策の必要性を感じます
が、岡原市長、いかがですか。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 岡原市長。
◎市長(岡原文彰君) お答えをします。 議員おっしゃるとおり、我が国の農水産業におきましては、その生産資材というものを海外に依存し
ていることもございまし
て、今回の国際情勢における価格の高騰というものに対しまして、大いなる影響というもの
があるところでございます。 また加えまし
て、そのかかった生産コストを販売価格に上乗せすること
ができないような産業構造でございますので、より厳しさというもの
が増し
ているところでございます。 本市といたしまし
ては、さきの9月議会もそうですけれども、今定例会におきましても、肥料とそして飼料について一定の支援をし
ていこうと施策を展開しようとし
ているところでございます
が、これで根本的に何か
が解決するわけではもちろんないところで
ありまし
て、あくまでも緊急的、一時的な措置で
ある、それを認識をし
ているところでございます。 現在、国におきましては、生産性の向上で
あるとか、また省力、さらにはそういった様々な物資というものを、これからの導入も含め
て生産基盤というものを変え
ていこうとはし
ているところでございますけれども、実際に宇和島市といたしまし
ても、これはシマアジのAIの給餌機でございますけれども、県漁協
が今実証実験を行おうとし
ているところでございますけれども、そのメンバーとして役割を担おうとし
ております。 食料自給率という言葉
がここ数年よく言われ
ていたところでございます
が、今は、食料に関しては安全保障ということのつながりになりつつ
あるのも認識し
ております。通常の漁船漁業における天然の魚というものの水揚げ、水産業界でございますけれども、これ
が激減し
ている中で、今では北海道でも養殖しなければならないんではないかという、そういった話もございます。 そういった意味におきましては、この地域にはそういった生産をし
ていくもの
がある。養殖につきまし
ては、一年間を通しまして安定供給をすること
ができる、そういった強みというものをどのようにその価値を求め
ていくこと
ができるか。かんきつにつきまし
ては、今一定安定をし
ているところでございますけれども、これからもその価値というものをどのように継続をし
ていくこと
ができるか。持続可能な産業へとつなげ
ていくように、まずは今努力をし
ていくべきだと、そのように考え
ている次第でございます。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 山本定彦君。
◆4番議員(山本定彦君) 先日、オーガニック給食フォーラムに、政務調査費使っ
て勉強させ
てもらいに行きました。そこで、東京大学の大学院の鈴木宣弘教授の講演も
ありまし
て、鈴木先生とは名刺交換もさせ
ていただい
ているんですけれども、先生
が農水省出身なので、やっぱり経産省とはちょっと犬猿の仲で、日本の国
が経済政策、車とか輸出入を重視した
がゆえに農業は犠牲になったと鈴木先生は言われ
ておりました。やっぱり関税も含め
て様々な農業政策
が本当に日本の農業のためになったのかということ。 今、市長おっしゃったとおり、食料安全保障ということ
が本当に喫緊の課題ということで、もう本当に緊急事態のときに食べ物
がなかったら日本人
がまず飢えると言われ
ています。そこを、どうやっ
てこの地域、
宇和島市民の皆様をまた守っ
ていくかということに関する農業施策や漁業の施策は、本当に先見的にチャレンジし
ていただきたいと思いますし、畑に太陽光をするとかではなく
て、やっぱり畑はしっかりと野菜をつくるような畑で
あればいいなと思うんですけれども。 私も宇和に母の里
があって、祖母
がもう他界し
ておりまし
て、随分、1反ほど畑
があったんですけれども、仲間とともにその畑を今耕し
て、大根とニンジンとニンニクとかを植え
ております。食べ物について、本当にそういう畑をしっかりつくっ
ていくこととかもすごく大事。私たち自身
が自家栽培するということで食料を自分たちの食べる分ぐらいつくっ
ていくということも大事かなと思ったりもしますので、またしっかりと食料安全保障についても、農業、水産業に関する宇和島市のチャレンジ施策として、国のみどりの食料戦略システムにし
ても、有機栽培の面積を50倍に増やすとかいうことも言われ
ていますので、やっぱりそういったものを宇和島市
が給食なんかで取り上げ
て、しっかりと地元の農家さんや漁業の生産者の皆様を下支えするということ
が、これから必要じゃないかと思いますので。 そこには、私は給食費の無償化とかいう議論の前に、やはり地産地消のローカルフード条例みたいのをつくっ
て、この地域の農産物で私たちは給食、小学校・中学校だけではなく
て、病院や介護施設なんかの給食もそうやっ
てしっかりと地元のものを食べ
ていく。まして、オーガニックやそういったものも少し増やし
ていくというような観点で、ぜひ取り組んでいただいたらと思いますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。 次に、宇和島市の環境政策についてお尋ねします。 ごみ拾いSNSピリカでごみの見える化ということで、よく参考先進事例として御紹介させ
ていただい
ている泉大津市の南出市長の自治体の様子も、南出市長のところ、泉大津市のごみ拾いSNSを導入され
ているんです
が、19の自治体
が導入され
ています。このSNSピリカというのは御存じでしょうか、
古谷市民環境部長。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君)
古谷市民環境部長。
◎
市民環境部長(古谷輝生君) お答えいたします。 議員御紹介のごみ拾いSNSピリカにつきまし
ては、個人や団体
が気軽に登録
ができ
て、拾ったごみをマップで検索できたり、イベントに参加できるなど、ボランティア活動の輪を広げるための一つの手段として有効で
あると伺っ
ております。 本市では、今年度ボランティア清掃へ新たな支援事業を始めたところでございますので、当該ボランティア団体などの御意見もお聞きしながら、対応したいというふうに考え
ております。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 山本定彦君。
◆4番議員(山本定彦君) やっぱり様々地域でボランティア活動で清掃活動とかされ
ているんですけれども、先ほどのちょっともう一回資料を出し
てもらえますか。 SNSで、各地域で各市民の皆様
がここでごみ拾いましたということを投稿すると、それに対してありがとうとか、ありがとうございますと、いろいろとつながっ
て、そのボランティア活動
がすごく盛んになるということで、小さいですけれども、スマホの上の部分には拾えたごみの数とかいうのも出
てきます。 さらに、これにプラスし
て車に、市の公用車や協力企業さんを募っ
てスマートフォンを搭載し
て、市内のごみを車に搭載し
てカメラで写し
て、リアルタイムにごみの情報を収集するというか、そういうふうなアプリをもっ
て、市内の状況を確認できるというもの
があるそうです。これも、先日の政務調査の活動にて勉強させ
てもらいに行ったんですけれども、実は事前に打合せする中で、宇和島市もそういう調査というか、担当者の方とお話ししたこと
あるんですということだったので、ちょっとびっくりし
て、なかなか先見を持った職員さん
がいらっしゃったのかなと思っ
てすごく誇らしく思ったんです
が。 こういったアプリなどを今の宇和島市の公式アプリなんかに連動させ
て、ずっと前も私から、私
が前から少し提案させ
ていただい
ている地域通貨を発行することによって、このボランティア活動などのメリットをもっともっと生かせるような市民活動の活性化になると思うんですけれども、岡原市長、いかがですか。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 岡原市長。
◎市長(岡原文彰君) まずもっ
て、美化運動の推進に当たりまして、個人・団体を問わずボランティアの形でお力添えをいただい
ていることを感謝を申し上げたいと思います。 今ほど議員より御提案の
ありましたピリカと市の公式アプリとの連動でございますけれども、今たちまち技術面で
あるとか、果たして連動できるのかという面、そして、それに対して今後コスト
がどのようにかかるのか、これを持ち合わせ
ていないために、回答はちょっとしかねるところでございますけれども、一方で、デジタル推進課に対しまして、地域の課題解決で
あるとか、また活性化の目的を達成するための地域ポイントの導入については指示をし
ているところでございますので、今後、山本議員の言われるような、そういった御要望の内容で
あるとか、また果たしてどのような部分までそれを及ぼし
ていくのか、本庁的にこれらをしっかりと連動させ
ていくこと
ができるような仕組みづくりについて、今検討し
ているところでございます。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 山本定彦君。
◆4番議員(山本定彦君) ブロックチェーンとして、ビットコインとかいろいろ仮想通貨とかも
あるんですけれども、ローカルマネーというか、宇和島のローカルブロックチェーンという、例えばガイアという単位のお金
ができたとして、地域通貨
ができたとして、そのこと
が市外へ流れることはないので、やっぱり宇和島市内でのローカルブロックチェーンの循環というような、非常に宇和島市の活性化にもなると思いますので、ぜひ市長、研究し
ていただい
て、進め
ていただきたいと思います。 次に移ります。 2018年に発効された水俣条約に、神戸市では水銀に関する水俣条約と水銀による環境汚染の防止に関する法律に対応し、水銀の人為的な排出を削減し、地球的規模の水銀汚染の防止を図るために、令和2年4月から、御家庭で使用された蛍光管について、市内の回収協力店で拠点回収をし
ています。今、資料をいただい
ています
が。 公共施設は神戸市のほうは少ないんですけれども、ほかの春日井市とかでは公共施設とともに民間の施設も協力し
て登録し
ているというような事例もたくさん
あります。公的施設のみならず、大きなお店も小規模店舗でも、回収協力店として神戸市でも登録し
てあり、担当者の方とのやり取りでは、蛍光管に関する解釈も、もう家庭ごみとして取り扱っ
ているように御説明を受けました。 公民館などには、今年度回収ボックス
が設置されるとのことです
が、水銀使用製品の適正な回収のため、国、自治体、事業者に対しての努力義務
が今課せられ
ていますので、多くの自治体もこのような取組をされ
ています
が、今後、協力店を拡充すること
が必要ではないかと思います
が、水俣条約などをどう捉え
て回収事業に取り組んでいかれるか、岡原市長にお尋ねします。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 岡原市長。
◎市長(岡原文彰君) お答えします。 水銀の飛散流出を防ぐために、議員おっしゃるとおり、市といたしまし
てもそういった回収というものを進め
ております。ただ、場所は公共施設で
あるとか、これは公民館、庁舎でございますけれども、30以上を超える場所で回収をし
ているところでございます
が、この12月中に新たな回収ボックスというものをリプレース今し
ているところでございます。 今後につきまし
ては、やはり責任持っ
て回収し、そして適正な処分をし
ていこうというところでございますので、この公共施設の拡充というところで、今検討、そして実施をし
ていこうとし
ているところでございますので、市民の皆様方におかれまし
ては、新しく設置されたこの回収ボックスに対しまして、適正な処理を目指すべく利用し
ていただきたいと思いますし、繰り返しになりますけれども、我々も責任を持っ
て積極的にこの回収を進め
ていきたいと思っ
ているところでございます。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 山本定彦君。
◆4番議員(山本定彦君) 蛍光管に限らず、有害ごみとして電池とかも含め
て取り組んでいただきたいんですけれども、やはり公民館で便利かどうかというのも
ありますので、しっかりと協力店募っ
て、もうちょっと幅広く利便性を持っ
てやっ
ていただきたいと思うので、これは要望としてぜひ御検討いただきたいと思います。 次に、平成30年西日本豪雨災害から4年半経過した災害復旧現場の現状と今後についてということで、先日の清家議員の御質問に対してしっかりと御対応いただくという御答弁をいただい
ております。本当にありがとうございます。 復旧工事については、被災当時から復旧箇所に対する見える化ということで、復旧箇所の進捗またはその箇所の発注状況などを地図や表にし
てくださいということで、それを早期にやっ
ていただい
て、非常に分かりやすく進んで
いるということ
が確認できるように、市民の皆さんにもそういう状況で続い
てきたんです
が、やはり4年半たつと、山を越せば、隣の河川は治っ
ているけれどもこっちは治っ
ていないとか、そういうようなことでやっぱり御不満も出
てき
ておるの
が事実です。 これも、清家議員も言われ
ていたということだと思うんですけれども、やはり小さな市河川
が上流部になると本当に非常に難しい箇所も多く
て、業者の方、また市の職員の皆さんは本当に大変なことも
あると思います。そういった中で、今後、やっぱり時間
がかかっ
ていく、しっかりと対応し
ていく中で、そういった進捗の状況、情報共有などはしっかりと地権者の方とやっ
ていただきたい。その要望として、今回お願いしたいと思います。 ぜひ、しっかりとスプリンクラーの当初から県事業や河川や橋梁、また農地のことで、いろいろ重なるところに対するしっかり調整をやっ
ていくと言われ
ておりましたけれども、なかなか難しい場所も
あって調整
がなかなか、先にスプリンクラー
が配管され
ていたりもするので、今後ともそういったしっかりと地元と情報共有し
て進め
ていっ
てくださいという御要望で、この件に関しては終わりたいと思います。 次に、最後の質問になります。 ワクチンの乳幼児接種・コロナ禍の分娩対応・副反応・後遺症対応についてお尋ねいたします。 生後半年から4歳児接種の一律接種券の送付は、宇和島市では行われませんでした。愛媛県内では、今治市と宇和島市、あと西予市も含まれ
ていると確認し
ています
が、全国では220の自治体
がそうされたようです。これは、私個人としては御英断だったと思っ
ております
が、この経緯について御説明願えますか、伊手
保健福祉部長。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 伊手
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(伊手博志君) お答えをいたします。 生後6か月から4歳までの乳幼児に対するワクチン接種につきまし
ては、小児や大人のワクチン接種と同様に、接種を受けるよう努めなければならないという予防接種法上の努力義務
が適用され
ております。 そういった中におきまして、今回の接種券の発送方法に関しましては、これまでのように接種券を全員に送付する方法以外にも、自治体の判断において住民からの申請方式による送付としても差し支えないとの方針
が国から示され
ておりました。 本市におきましては、医師会とも協議をさせ
ていただきまし
て、接種に当たっては保護者
がかかりつけ医と相談し、メリットとデメリットを十分に理解した上で接種の判断をし
ていただくこと
が重要と考え、今回の取扱いとしたものでございます。 以上です。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 山本定彦君。
◆4番議員(山本定彦君) なるほど。私も有志医師の会の先生方や、有志議員の会や超党派の国会議員団の方々も最先端の情報をいただくんですけれども、この乳幼児接種、小児も含むですけれども、筋肉注射になっ
ているんですけれども、これは大丈夫なんでしょうか。梶原
病院事業管理者、お尋ねします。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 梶原
病院事業管理者。
◎
病院事業管理者(梶原伸介君) 生後6か月から4歳までのお子様の新型コロナワクチン接種は、5歳以上のお子様と同様に筋肉注射となっ
ています。 乳幼児の新型コロナワクチン接種につきまし
ても、国の専門会議にて議論された後に、国の事業として接種を推奨し
ております。また、日本小児学会でも推奨され
ておりますので、十分だと思っ
ています。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 山本定彦君。
◆4番議員(山本定彦君) 議論され
ているということなんです
が、元来、あまり筋肉注射をこの世代にはしないということ
が先生方は多分常識として持っ
ておられる中で、これを進め
ていくのはなぜなんだろうなと私も心配し
ております
が、次にいきたいと思います。 資料をお願いします。 有志医師の会の会長の北海道の藤沢先生より資料をいただきました。これは、泉大津市の南出市長
がまとめられ
ているデータに少し先生の見解も踏まえたメッセージもいただい
て、送っ
ていただきました
が、これはインフルエンザとコロナの感染者の死亡者とかの様子の比較です。 コロナに関しては、交通事故で亡くなったり、ほかの疾患で亡くなった方もコロナ陽性で
あれば数えられ
ておりますので、若干多いというか、かなり多い数になっ
ているところも
あるかもしれません。 若い世代を見
ていただきたいんですけれども、インフルエンザで亡くなっ
ている方、10代未満や10代の方に比べ
て、コロナに関しては物すごく少ない人数です。これは、国
が示し
ているデータです。10代で5倍、10歳未満で9倍、インフルエンザのほう
が亡くなっ
てきたの
が事実です。ですから、子供にとっては、まれに死亡することも
ありますけれども、インフルエンザよりもはるかに軽度な感染症になっ
てきたということではないでしょうか。 こういった報道もかなり偏っ
ていて、私は少し偏向報道ではないかと思っ
て、この報道に対してはちょっと、もっとしっかりやっ
ていただきたいなと思っ
ています
が、最近になるとCBC、愛知県のCBC放送
が、こういったことをしっかりと報道し
てくれる放送局も
あるんですけれども、小児接種と同じく、乳幼児接種のワクチンの成分
が成人の接種の成分と異なっ
ているんです
が、これ武漢株用のワクチンということで、同じということをアナウンスされ
ていたんではないかと思うんですけれども、これトロメタモール
が入っ
ているんですけれども、大丈夫なんですか。 資料をお願いします。 ちょっと小さく
て分かりにくいんですけれども、5歳から11歳の拡大できますか。成分表示に、下の一番、トロメタモール
が0.26ミリグラム、トロメタモール塩酸塩
が1.71グラム入っ
ているんですけれども、これまたあと保存方法も、何度もこれ変わっ
てき
ているんですけれども、接種を希望され
ている方に対してどのような案内をされるんでしょうか。また、接種履歴の保存はどうされますか。これは伊手
保健福祉部長にお尋ねします。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 伊手
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(伊手博志君) お答えをいたします。 まず、議員
が言われますように、乳幼児用・小児用オミクロン株対応の二価ワクチンにおきましては、従来株対応のワクチンには含まれ
ていないトロメタモール
が含まれ
ております。その理由を確認しましたところ、ワクチンの保存期間を延ばすため、また浸透圧比
が従来株対応のワクチンよりも低くなることから、接種時の刺激
が少なくなり、痛み等
が和らげられるという効果のためとのことでした。 なお、国内で使用する乳幼児用ワクチンにつきまし
ては、製造販売する企業の臨床試験及び先行し
て実施し
ている海外の状況を踏まえまし
て、感染予防に対する一定の有効性
が期待でき、安全性においても重大な懸念は認められないものとして、10月5日に開催されました国の専門部会において薬事承認されたものでございます。 次に、ワクチンの有効期限につきまし
ては、当該ワクチンを製造販売する企業におきまして、集められたデータに基づき薬事法上の手続を経
て設定され
ております。この有効期限につきまし
ては、一度設定した後で
あっても、当該企業におきましてより長くワクチンを保存した場合でも品質
が保たれることのデータ
が蓄積され、そのデータに基づい
て薬事法上の承認
が得られた場合においては、有効期限
が延長され
ております。 次に、接種履歴の保存につきまし
ては、現在の法律等では少なくとも5年間は適正な管理、保存することとされ
ております。本市としては、保存年限や電子媒体での保存も含め、ほかの予防接種の事例も参考に、適切な保存となるように努め
てまいります。 以上です。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 山本定彦君。
◆4番議員(山本定彦君) 成人には入っ
ていない、二価ワクチンに入っ
ているという、私ちょっと勉強不足やったんですけれども、従来型には入っ
ていないんですね。私の勉強不足でした。ただ、トロメタモールは、これ静脈注射じゃないかと思うんですけれども、大丈夫なんですかね、本当に。私は心配です。 その接種履歴の保存
が5年ということなんですけれども、これは、これからの健康救済制度も含め
てかなりの数の死亡事例
が1,908人出
ていますし、重篤な副反応でもう心身にかなり影響
があって、生活も大変になったという方
が2万5,892人。これは11月11日現在ですけれども、私はもっともっと多い数
が本当は
あると思っ
ているんですけれども、やはりそういった方々
が今度その救済制度を、後々の中長期的なリスク
が分からないこのメッセンジャーRNAワクチンを打つことによって、5年以上これ持っ
ておかないと、どうにも申請もできないと思うんですけれども、5年と言わず、永久に保存されませんか。伊手
保健福祉部長、いかがですか。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 伊手
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(伊手博志君) 先ほども答弁を申しましたように、現在の法律等では少なくとも5年以上ということになっ
ております。接種したかどうかという記録につきまし
ては電子データで残っ
てまいりますので、ただ、例えば予診票で
ありますとか、そういうものにつきましては、やはり国の基準等々に示された期限に基づい
て保存期間は考え
ていくことになるんだろうというふうには、現時点では考え
ております。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 山本定彦君。
◆4番議員(山本定彦君) もう一回尋ねます。 電子媒体、電子で保存するならそんなにかからないと思うので、保存し
てください。いかがですか。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 伊手
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(伊手博志君) 今後の検討課題ということにはなろうかと思いますので、現時点では先ほどの答弁ということでお許しいただければと思います。 以上です。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 山本定彦君。
◆4番議員(山本定彦君) 全国でも、小平市とか我孫子市では、15年とか30年とか延長され
て保存することを議会のほうでも提案され
て、それをするという方向で、行政側もそういうふうな方向になったという報告も
ありますので、これないと、何か
あったときにその方々
が本当に大変な、申請もできないようなことになりますので、ぜひ永久保存を要望します。よろしくお願いします。 次に、PCR陽性となった妊婦の分娩について、どのような対応となっ
ていますか。これは梶原
病院事業管理者にお尋ねします。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 梶原
病院事業管理者。
◎
病院事業管理者(梶原伸介君) 愛媛県では、妊婦
が新型コロナウイルス陽性と分かった時点で、かかりつけの産科医と県の指定するコーディネーター
が連携し
て、転送先を調整し
ております。そして、妊婦の皆さん
が安心し
て必要な治療や分娩
が行える体制を整え
ております。不安を抱え
ておられる妊婦の方
がおられたときには、まずはかかりつけ医産科医と御相談いただいたらと思います。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 山本定彦君。
◆4番議員(山本定彦君) この分娩については、帝王切開ですか、それとも自然分娩となりますか。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 梶原
病院事業管理者。
◎
病院事業管理者(梶原伸介君) 本当の緊急の帝王切開と予防的な帝王切開、いろいろその状況によって違うので、本当に緊急な場合にはうちでもやりました。ほかの場合には、緊急じゃない場合には、決められたところでやっ
ています。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 山本定彦君。
◆4番議員(山本定彦君) これガイドラインか何か
があるのか分からないんですけれども、陽性者に関しては帝王切開みたいな話
が私のところ、情報
が入っ
ているんですけれども、それではなく
て、宇和島市の病院局では、自然分娩を含め
てあらゆる状況に対応し
て妊婦の方に分娩を迎え
ていただくいうことの理解でいいですか。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 梶原
病院事業管理者。
◎
病院事業管理者(梶原伸介君) 今、一応コーディネーター
が調整し
ています。本当にそちらで、県で調整し
ているので、そちらに任せ
ております。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 山本定彦君。
◆4番議員(山本定彦君) これ、PCR陽性
が感染者なのかいうことなんですよ、結局。それで、ウイルスのかけら
が1個
あって、症状
がなく
ても陽性だったら帝王切開ですよと、こんな話
があるのかということを、非常に私は驚きとちょっと本当、違和感しか感じないんですけれども、そこはしっかり、今梶原管理者言われたように、コーディネーターさん
がしっかりとその対応を見
て、分娩の体制を整え
ていただきたいと思いますので、ここらは本当にしっかりやっ
ていただきたいと思います。よろしくお願いします。 その対応についても、やっぱり分娩に対して、例えば陰圧にできるのかも含め
て、施設のこともまたぜひ御検討いただいたらと思うんですけれども、副反応、後遺症の対応について、健康救済制度の認可
が1,000件を超え
てき
ております。死亡事例の承認も10名と、確認した段階では10名だったんですけれども、先日の新型コロナワクチン接種と死亡事例の因果関係を考える会の勉強会
が開催され
て、遺族会の皆様の切実な悲鳴とも思われる悔しさを聞き、私も改めて胸
が痛い思いですし、京都大学の福島雅典名誉教授、高知大学の皮膚科の佐野名誉特任教授、名古屋大学の小島勢二名誉教授から様々な国への不信や不条理を糾弾され
ておりました。 高知大学の佐野名誉特任教授におかれまし
ては、高知大学の研究チームのほうでワクチン接種後の帯状疱疹の中にスパイクたんぱく
が含まれ
ているという論文を発表され
ており、非常に世界的にも驚かれ
ている論文
が出
ております。ということは、帯状疱疹はワクチン接種の理由ではないかということ
が、私、素人で考え
ても、そういうひもつけられるんではないかと思います
が、こういうこと
が出
てき
ております。様々な論文
が出
てき
ております。 これまで、健康被害
が起きるということは、世界の多くの研究者の見解を私も述べ
てきました
が、現在まさにそういう状況になっ
ているんじゃないでしょうか。 厚生労働省の人口動態統計を出し
てください。これは令和2年ですね。一番武漢株
があって、一番強毒化だったと言われるときは、令和2年、ここは年間通し
て、戦後初めて超過死亡者数
が減少したという年です。次、令和3年お願いします。令和3年
が、ワクチン接種
が始まっ
て増え
ております。約6万から7万増え
ているんじゃないでしょうか。次、令和4年ですね。見
てください。この2月と8月、接種
が行われ
てきたに合わせ
て増え
てき
ているとも言えるようなグラフ
が出
てき
ております。そして、出生数も減っ
ております。なぜなんでしょうか。しっかり考え
ていただきたいと思います。この国に何
が起こっ
ているのか。東日本大震災を超えるはるかな数
が、この国で今起こっ
ているの
が現状です。 昨日も、メッセンジャーで私のところにも、昨日、おとついですか、副反応で苦しまれる方の相談
が来
ておっ
て、本当に数件ですけれども、私のところにメッセージいただきます。この副反応の対応状況については、どのような現在対応ですか。梶原
病院事業管理者、お願いします。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 梶原
病院事業管理者。
◎
病院事業管理者(梶原伸介君) 接種後副反応の症状
が長引く場合は、かかりつけ医や接種医療機関を受診し
ていただき、さらなる対応
が必要な場合には、専門的な医療機関
が紹介されることになります。 市立3病院においても、県・国から示された診療体制に基づき、今後も必要な医療を提供し
ております。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 山本定彦君。
◆4番議員(山本定彦君) データ、今資料出し
てもらっ
ているんですけれども、これは接種率、子供の接種率
が高い県と低い県と
があって、赤いほう
がより高い県、青いほう
がより低い県、秋田県と沖縄県
が一番高く
て低い県なので、それをちょっと次の資料お願いします。拡大し
てもらえますか。 その秋田県の子供の接種
が高いほう
が、接種
が進んでき
て、感染者
が増え
ています。沖縄県は、接種
が少ないので増え
ていません。これ
がデータです。統計学的データでございます。何なんでしょうかね。ワクチン接種すればするほど感染爆発するということを、私はさきの議会でも言っ
てきました
が、これ
がデータとして言える。これは私
が言っ
ているんじゃなく
て、世界中の研究者
がそういうふうに申し
ておりました。世界では、ワクチン接種はほぼ停滞し
ています。子供への接種はほとんどの国
が推奨し
ていません。ワールドカップを見
ても、マスクほとんどし
ていません。そして、生まれ
てくる子供の数も減っ
ています。 先ほど述べたCBC放送でも、新型コロナワクチン被害者遺族会
が、つなぐ会という会
が結成されました。遺族12名と弁護士、医師、そして長嶋鎌倉市議も同席され、記者会見され
ていました。今後、遺族会には118名の参加、御予定でした。先ほどからのデータを見
て、市長はいか
が思われますか、岡原市長。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 岡原市長。
◎市長(岡原文彰君) お答えします。 ワクチン接種との因果関係につきまし
ては、これは国の専門部会というもの
が慎重に、そして適正に判断をし
ているものと、私はそのように認識をし
ているところでございます。 ただ、先ほどからのこの数字というものは、これは積み重ねたものでございますので、これはしっかり受け止めなければならないだろうと。ただ、死亡原因というものは様々でございますし、また一方で、こういう考え方、現時点においてワクチン接種
が超過死亡の原因になるという学術的な検証を経た科学的根拠の報告もないとも言われ
ておりますので、こういった評価について、今ここで専門家でない私
が何かを申し上げるのは控えたいと思います。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 山本定彦君。
◆4番議員(山本定彦君) 学術的根拠
が出せないからかもしれません
が、やはりこの国で何
が起こっ
ているのかということは、このデータによって、基づい
て、今私お示しし
ています
が、3回目接種後と4回目接種数と死亡者の数、これ見
てください。これ
がデータです。 それ最後ですかね。これ奈良県のデータですけれども。それ
が最後ですかね。 再度伺うんですけれども、ワクチン接種後の副反応により生活困窮となった世帯の支援について、お見舞金や治療費を支援する自治体も出
てきました。健康救済制度に申請された方々への支援として、先ほど紹介したつなぐ会のワクチン接種後に旦那さんを亡くされたSさんは、10歳からゼロ歳の子供4人を抱えられ
ておられます。こういった健康被害に遭われた方
が宇和島市もいらっしゃいます。この支援、お願いできないでしょうか。岡原市長、いかがですか。
○議長(石崎大樹君) 岡原市長。
◎市長(岡原文彰君) 議員御承知のとおり、健康被害救済制度につきまし
ては、国の審査会というもの
が判断をし
ていくものでございますし、その審査におきましては、厳密な医学的な因果関係までは必要とせず、接種後の症状
が予防接種によって起こり得ることも否定できない場合も対象とするという姿勢で臨んで
いるとお聞きをし
ている中、今回のワクチン接種につきまし
ては、国の事業として我々も取り組んで
いるところでございますので、市
が改めて何か給付支給事業というものを執り行うことは考え
ていないところでございますし、その中で、この認定
があるなし関係なしに、何か困窮たるもの
があれば、今の制度の中でしっかりと支援をし
ていきたいと思っ
ております。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 山本定彦君。
◆4番議員(山本定彦君) 前回の議会に来
ていただいた、ワクチン接種後に脳出血で倒れられた半身不随の御主人
が、私にメッセージを奥様から通し
ていただきました。市長もなっ
てみたら分かるんよ、このつらさ
がと言っ
ていました。私もそれを聞い
て、本当に気の毒というか、それだけでは済ませられない、自治体として進め
てきた接種で
あって、
あるからこそ、その責任を持っ
て宇和島市としてできる対応、やはり生活困窮になったら何かできないかとか、ぜひ考え
ていただきたいと思います。 最後に、このコロナについて様々私もメッセージをもらっ
て、先日、京都大学の宮沢孝幸准教授からメールをいただきました。それの論文です。実は、オミクロン株はもう人工的ではないかというような論文
が世界で出
てきたそうです。これについては、もう情報については皆さん
が調べ
ていただい
て、確認いただい
て、これからのコロナやワクチンのことをしっかりと判断いただきたいと思いますし、事実は事実として私
が御提示した数字は、厚生労働省や国や県なり
が出し
ている情報でございますので、そこをしっかりと理解した上で、今後に向け
ていっ
ていただいたらと思います。 私の準備した質問は以上でございます。ありがとうございました。
○議長(石崎大樹君) 以上で山本定彦君の質問を終わります。 次に、松本 孔君の発言を許します。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 松本 孔君。
◆22番議員(松本孔君) 公明党の松本 孔でございます。今年最後の質問者となりました。今年もあっという間に終わりましたですけれども、コロナに振り回された一年やったかなというふうに思っ
ておりますけれども、来年もしっかりといい年になるように、また答弁もいい答弁いただけますように、よろしくお願いしたいと思います。 初めに、帯状疱疹のワクチンについて質問させ
ていただけたらと思います。 昨年あたりから、私の周辺でも帯状疱疹にかかる方
が多く見受けられるようになりました。その痛みや後遺症については、よく耳にします。不意に発症いたしまし
て、思っ
ていたよりも痛み
が長引い
ていると。動くのも一苦労だと。もうずっと通院をし
ているという方もいらっしゃいます。また、
ある方は顔面に発症いたしまし
て、1か月ほど入院をされました。目
が見えなくなる寸前やったと、こういうふうに語っ
ておられる方も
います。我が家の家族も、またお向かいさんも、最近かかりました。 この帯状疱疹、最近の発症数とか、分かりますでしょうか、お伺いをいたします。伊手
保健福祉部長、お願いします。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 伊手
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(伊手博志君) お答えをいたします。 帯状疱疹の発症数につきまし
ては、現在の国の制度上、医療機関
が保健所に報告する仕組みとはなっ
ていないとのことで、そのため、市では把握でき
ておりません。 以上です。
○議長(石崎大樹君) 松本 孔君。
◆22番議員(松本孔君) 分かりました。 帯状疱疹は、発疹
が出
てからでないと診断
ができません。3日以内に治療を始めますと予後は良好なんですけれども、背中とか腰とか出た場合、気づきにくいですね。3分の2はもう3日は過ぎ
てからの診断というふうにも言われ
ております。約2割
が何年にもわたる痛み、これは帯状疱疹後神経痛というものに悩まされ
ているとも言われ
ておりまし
て、そのほかにも角膜炎とか、それから顔面神経麻痺、難聴などを引き起こしまし
て、目や耳の障害
が残ることもございます。 また、最近よくこの帯状疱疹を聞くようになった要件の一つに、子供たちの定期接種として水痘ワクチン
が接種されるようになったということ
がございます。子供たちの水ぼうそう
が激減をした代わりに、帯状疱疹の罹患率
が増加をいたしました。水痘の流行
が減ったことで、自然感染によるブースターの機会
が減ったというふうに考えられ
ています。 80歳までに3人に1人はかかるというふうに言われ
ておりますけれども、今後、発症は増えるのではないかというふうに思います。この帯状疱疹についてどのようにお考えか、お聞かせください。伊手
保健福祉部長、お願いします。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 伊手
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(伊手博志君) お答えをいたします。 帯状疱疹は、多くの人
が幼少期に感染する水ぼうそうと同じウイルスによって起こる病気で、軽快後もウイルスは体内で長期間潜伏し、成人になっ
て免疫
が低下した際などにウイルス
が再び活性化し発症する可能性
があり、特に50歳以上で発症しやすいというふうに言われ
ております。 今ほど議員も言われましたように、成人での罹患は小児の場合より重症となる場合
が多いようでございます。成人での発症の多くは、過労やストレスなどによる免疫力の低下
が大きく影響すると言われ
ておりますので、まずは日頃から健康づくりに努めること
が重要ではないかというふうに考え
ているところでございます。 以上です。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 松本 孔君。
◆22番議員(松本孔君) 私の周辺で帯状疱疹発症した人を見
てみますと、もう長引く痛みとか体調不良、それから合併症ということの不安
があります。これは、数日から1週間で治るインフルエンザより深刻かつ治療も長期にわたることも多いわけですので、ワクチンで予防すべきではないかというふうに思っ
ているところでございます。 このワクチン
が2種類ございまし
て、ともに約8,000円のものと、一方では2万円と高額でございまし
て、ワクチン接種を諦める高齢者も多いわけでございます。今、約半額程度助成する自治体もどんどん増え
てき
ておるわけです
が、私もこのワクチン接種の助成を考えるべきではないかと思っ
ているんですけれども、御所見をお伺いをしたいと思います。伊手
保健福祉部長、お願いします。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 伊手
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(伊手博志君) お答えをいたします。 議員
が今ほど言われましたように、現在任意接種で
ある帯状疱疹のワクチンは2種類
ありまし
て、どちらのワクチンも発症を完全に防ぐものではなく、主に重症化を防ぐ効果
があるものと認識し
ているところでございます。 このうち一方は、今ほど申されました
が、1回接種で約8,000円、もう一方は2回接種
が必要で、1回当たり約2万円と、予防接種料としては負担は大きいものと考え
ているところでございます。 帯状疱疹ワクチンの定期接種化に向けた検討につきまし
ては、現在、国の専門部会において審議され
ておりまし
て、帯状疱疹の疾病ほかワクチンに期待される効果、導入に最適な年齢、2種類のワクチンの比較、安全性等について検証・検討
が進められ
ているところでございます。 そのため、現時点におきましては、市独自での助成制度は検討し
ておらず、今後の課題というふうに捉え
ておりますけれども、いずれにしまし
ても、今後の国での議論等も踏まえまし
て、慎重に判断し
ていく必要
があるものと考え
ているところでございます。 以上です。
○議長(石崎大樹君) 松本 孔君。
◆22番議員(松本孔君) 考え
ていないということでございましたけれども、ワクチン接種でこの帯状疱疹は予防できるということについては、周知徹底をし
ていただいたらと思うんです。今でも高額ではございますけれども自費でやっ
ている方もいらっしゃるわけですから、その周知だけでもお願いしたいというふうに思っ
ております。 市長はあまり御意見ないですかね。やる気はないですよね。それじゃ、次へいきます。 2点目、住むなら宇和島応援金についてお伺いをしたいと思います。 令和3年12月、ちょうど去年でございますけれども、その議会で、若者支援と中古住宅の利活用について要望をいたしました。増え続ける空き家対策、また若者の支援ともなるということで、お訴えをさせ
ていただいたところです。市は、先行する大分市の中古住宅で始まる子育て新生活応援事業というものを参考にされまし
て、速やかにこの4月から住むなら宇和島応援金を創設をされました。 空き家問題も若者支援も待ったなしでございます。喫緊の課題で
あります。市の意欲的な取組を望むわけでございますけれども、この住むなら宇和島応援金について御説明をお願いできたらと思います。木原企画課長、お願いします。
○議長(石崎大樹君) 木原企画課長。
◎企画課長(木原義文君) お答えいたします。 住むなら宇和島応援金につきまし
ては、移住者や子育て世帯
が新築または宇和島市空き家バンクの登録物件を購入した場合に、対象経費の10分の1、上限50万円、さらに世帯主等の親と同居する場合には15万円を加算し
て給付し
ている制度でございます。 この制度は今年度新設したもので、11月末時点で申請件数22件、1,115万円の給付見込みとなっ
ております。制度設計に際しましては、松本議員から御紹介いただきました大分市の住宅取得制度を参考にいたしました
が、本市では、市内の子育て世帯や空き家バンク登録物件の購入のみならず、移住者や新築住宅にも対象を拡大した本市独自の制度として運用し
ております。 以上です。
○議長(石崎大樹君) 松本 孔君。
◆22番議員(松本孔君) 次に、子育て世代
が中古住宅を借りる場合についてのことについてお伺いをしたいと思います。 周りを見渡し
てみまし
ても、大きな戸建て
が次々に空き家になっ
てき
ております。御本人は都会のお子さんの近くに転居されたり、また施設に入ったりと、こういうことで、理由は様々なんでございます
が、かつては子育てをされた住宅
が空き家にずっとなっ
ていくわけです。育った子供は都会へ行っ
てもう帰っ
てこないと。そうしたケース
が今どんどん増え
てき
ております。我が家の近くにも、数年空き家だった戸建てを子育て中の若い方
が借りられまし
て、ゆったりと生活をされ
ております。 若い世代
が戸建ての中古住宅に住むことは、増え続ける空き家対策として若者の住宅支援にもなっ
ていくというふうに思っ
ております。こうした子育て世代
が低廉な家賃で住むための支援というのはできないかなというふうに思うんですけれども、この点についていかがでしょうか。木原企画課長、お願いします。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 木原企画課長。
◎企画課長(木原義文君) お答えいたします。 市内中心部でも空き家
が増加する中、今年度10月から新たに地域おこし協力隊を任用し
て、空き家バンクの登録件数の充実を努め
ているところでございます。空き家バンクは、一般的には売買の物件となりますけれども、家主様との協議の中で、売りたくはないけれども貸すのは構わないという物件について、比較的賃料の低いこの空き家バンクを賃貸物件として登録することで、子育て世帯への支援の幅
が広がると考え
ております。 また、家賃に対する補助といたしまし
ては、別の若者定住奨励金におきまして、申請時に賃貸住宅に住んで
いる場合、5万円を加算する形で支援を行っ
ております。今後といたしまし
ても、先進事例の調査研究に努め、うわじま移住応援隊の住まいサポーターとも連携し
て、若い世代に寄り添った生活しやすい環境づくりを行うことで、さらなる定住の促進に努めたいと考え
ております。 以上です。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 松本 孔君。
◆22番議員(松本孔君) 分かりました。一歩前進だというふうに捉え
ておきます。 大分の事業というのは、大分市中古住宅で始める子育て新生活応援事業、長い名称なんですけれども、宇和島は住むなら宇和島応援金ということで、的確なネーミングで大分より勝っ
ているというふうに思っ
ております。 今後は、この住むなら宇和島と、若者の住宅支援のトレードマークになるように、宇和島の魅力の一つになるように、きめ細かく知恵を絞っ
ていただきたいことを要望し
ておきたいと思います。よろしくお願いします。 じゃ、次に不登校についてお伺いをいたします。 今回の議会でももう何人も不登校については質問
がございました。それだけ関心の高い事柄だろうというふうに思います。私のほうからも、フリースクールとか遠隔教育とか、そっちの観点で不登校のことについて質問させ
ていただいたらというふうに思っ
ております。 公明新聞を読んでおりますと、全国の小・中学校で2021年度に不登校だった児童
が24万4,940人ということで、過去最高になったと出
ておりました。増加は9年連続ですけれども、今年は前年度より実に25%増加をし
ているというふうなことになっ
ておりました。 また、本年の発表よりも、来年の発表されるほう
がさらに増えるというふうに見られ
ております。この原因は、やはりコロナ禍ということの不安
が大きいというふうに書かれ
ておりましたし、コロナ感染予防のために学校を休むことに、子供も保護者も教員も、心理的ハードル
がもうずっと下がっ
ているということ
が原因だというふうに書かれ
ていました。 我が市の児童・生徒、不登校というのは64名というふうに昨日答弁されました
が、ですかね。不登校になった子供
が、そうした時期を豊かに過ごし
て、それぞれの巣立ち
ができる場
が必要ではないかと思います。不登校の要因は様々でございますけれども、やはりいじめは大きな要因だというふうに思っ
ております。全国不登校新聞の編集長、石井志昴さんは、子供
が学校に行きたくないと訴えた時は、命に関わるSOSと知っ
てほしいと話をされ
ております。 また、いじめを受け続けながら学校に行くの
が、身につくのは学力や社会性ではなく、自己否定感だと言われ
ております。学校以外に子供
が安心できる場を用意すること
が求められ
ているというふうに思います。また、避難
が早かった人ほど心の回復
が早い傾向に
あるとも言われ
ております。何らかの理由で避難せざるを得なかった子供
が自信を回復できる学びの場を整備するべきで
あるというふうに思います。 さきの議会で、城東中学校を不登校対策のモデル校に指定し、校内のサポートルームを新設したというふうに9月、言われ
ておりましたけれども、利用状況、人数等をお示しいただけたらと思います。
片山教育部長、お願いします。
○議長(石崎大樹君)
片山教育部長。
◎教育部長(片山治彦君) お答えをいたします。 校内サポートルームの利用人数は、10月の1か月間で延べ105名、電話連絡数11件、家庭訪問数4件、オンライン対応数20件となっ
てございます。1日平均の利用人数は5.3人で
あり、サポートルームの存在
が認知され、活用
が進んでき
ているものと考え
ております。
○議長(石崎大樹君) 松本 孔君。
◆22番議員(松本孔君) 分かりました。 利用されるのは5.幾らということでございました。 また、今、県内にフリースクールというの
が15ぐらい
あるそうですけれども、宇和島にはございません。県
教育委員会も20年度から補助金を支給し
ておりまし
て、支援に乗り出し
ております。急増する不登校の生徒に対しまして、行政と学校
が連携をいたしまし
て、フリースクールの設置などに取り組むべきだというふうに考え
ております。 県フリースクール等連絡協議会では、新たな学習の選択肢として、フリースクールの広がりを目指し
て、パンフレットを作成したり、各自治体の
教育委員会を通じて県内全ての小・中学校に配布予定というふうな報道もございました。 不登校で不安になっ
ている児童、保護者の相談の窓口をつくっ
ていただきたい。フリースクールの整備、また相談窓口についてどうお考えか、
片山教育部長、お願いします。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君)
片山教育部長。
◎教育部長(片山治彦君) お答えいたします。 議員御指摘のとおり、現在、愛媛県には松山市を中心に様々なフリースクール
が開設され、そのうち愛媛県フリースクール連携推進事業及び令和4年度不登校児童生徒等支援事業の補助対象フリースクールは9施設ございます。 一方で、宇和島市におきましては、県から選定を受けたフリースクールは開設され
ておりません
が、こども支援教室「わかたけ」を設置し
ており、不登校児童・生徒及び保護者の相談窓口として活動し
ているところでございます。フリースクール整備につきまし
ては、今後の動きとして視野には入れながら、まずはこども支援教室「わかたけ」の移転・機能拡大等を最優先とし、環境整備・活用促進に努め
てまいりたいと思います。 以上です。
○議長(石崎大樹君) 松本 孔君。
◆22番議員(松本孔君) 分かりました。 私の知人に、中学校時代に不登校だったお孫さんを預かった人
がいます。環境
が変わりまし
て、安心の避難場所を得たそのお子さんは、見違えるように生き返り、登校し
ておりまし
て、意欲的に学習にも取り組んでおります。 中学2年のときに、学校どころかもう部屋からも出ず、何をし
ていたか、何を考え
ていたのか、記憶
がない、こういうふうに言っ
ていたそうです。こうした子供さんも立派に花
が咲くんですよね。今後、今の姿というものを、その当時の先生方にも知っ
てほしいというふうにも話をされ
ておりました。不登校生徒の巣立ちのために力を尽くすべきだというふうに考えますけれども、これについてはどのようにお考えか。
金瀬教育長のお考えをお伺いします。
○議長(石崎大樹君)
金瀬教育長。
◎教育長(金瀬聡君) 高度経済成長期
が終わっ
て、失われた30年とも言われ
ております
が、この間、人の価値観や社会の状況も複雑多様化したと認識し
ております。不登校や貧困、ヤングケアラーなど子供
が置かれる状況も同様に複雑・多様化し
ているというふうに認識し
ております。多様なそれぞれの子供の個性や置かれた実情に応じた環境、安心できる居場所、多様な巣立ちの道筋
があっていいというふうに感じ
ております。今の取組のほかにすぐにできること、できないことは
あるとは思います
が、微力ながら力を尽くし
てまいりたいと思います。
○議長(石崎大樹君) 松本 孔君。
◆22番議員(松本孔君) 生徒数はもうどんどん減り続ける。学校の統合も余儀なくされ
ていると。一方で、不登校生徒の増加はもう一途をたどっ
ていると。その生徒に対しまして、我々は何
ができるんで
あろうかなと、衆知集め
て取り組むべきだというふうに私も思っ
ております。 我が市には、先ほど言われました「わかたけ」というの
があるわけです
が、これは様々な要因による不登校、学校生活や家庭生活における悩みを持った児童・生徒に対して、学校復帰やよりよい成長と自立に向けた支援を行うということで
あります
が、今どのような活動をされ
ているのか、何人ぐらい通っ
ておるのか、現状をお聞かせいただけたらと思います。
片山教育部長。
○議長(石崎大樹君)
片山教育部長。
◎教育部長(片山治彦君) お答えいたします。 宇和島市こども支援教室「わかたけ」の現在の利用状況といたしまし
ては、10月末現在、10名の児童・生徒
が通室し
ております。 活動状況につきまし
ては、学習支援、体験活動、ふれあい活動等を通しまして、学校復帰への支援を行うとともに、自立心の醸成を行っ
ているところでございます。 また、児童・生徒だけでなく、保護者も対象といたしました教育相談を行っ
ており、今年度の実績といたしまし
ては、来室相談99件、電話相談158件、オンライン相談162件、家庭訪問9件、巡回訪問20件の計448件というふうになっ
てございます。児童・生徒の学校復帰への支援はもちろんでございます
が、相談窓口としても広く認知をし
ていただけ
ているものと考え
ております。 以上です。
○議長(石崎大樹君) 松本 孔君。
◆22番議員(松本孔君) 学校に戻れば、楽しい学校生活を送っ
てくれることは望まれるわけですけれども、不登校生
が増え
ているということは事実でございます。不登校生徒
が多い我が市は、そうした生徒の受皿というのは、フリースクールもなく、「わかたけ」のみと、こうした厳しい現実を直視し
て、「わかたけ」は学校に行けなくなっ
てもこうした安心の場
がありますよと、ますますその機能を充実し
ていただきたいというふうに思っ
ております。 こうした現状を見るときに、私はICT
がもっと活用できないかなというふうに思っ
ております。登校できなく
ても自宅で情報通信技術を使い学習
ができ
て、不登校でも出席扱いになれば、不登校児もまた保護者には安心の材料になるかなというふうに思います。自宅でICTを使っ
て自宅学習をした場合、出席扱いというのはどうなっ
ているのか、
片山教育部長にお伺いいたします。
○議長(石崎大樹君)
片山教育部長。
◎教育部長(片山治彦君) お答えいたします。 文部科学省からの通知を受けまし
て、宇和島市におきましても令和3年6月に、全小・中学校に向け不登校児童・生徒
が自宅においてICT等を活用した学習活動を行った場合の出席扱いとする方針を通知し、運用を開始し
ているところでございます。令和4年10月末現在、オンライン授業活用により出席扱いとなっ
ている児童・生徒は3名となっ
ております。 以上です。
○議長(石崎大樹君) 松本 孔君。
◆22番議員(松本孔君) 学校との連携、また学習プログラム等の課題は
あるとは思いますけれども、家から出にくい生徒の場合、ICTの学習
が認められ
て出席扱いになっ
ているということになれば、生徒も保護者も本当に希望になるというふうに思っ
ております。 また、中学生ならば、普通高校、また通信制、定時制の進学は目指せますし、バーチャルスクールも活用できる時代でございます。不登校の子供たち
が希望を持っ
て自信と尊厳を失わずに過ごせる場所をつくること
が今進められ
ているというふうに思っ
ております
が、このICTについても御所見を伺いたいと思います。 また、学校長の判断に負うことも多い事例かもしれませんけれども、この点もどうお考えなのかお聞かせ願えたらと思います。
片山教育部長、お願いします。
○議長(石崎大樹君)
片山教育部長。
◎教育部長(片山治彦君) お答えいたします。 私ども市教委といたしまし
ても、不登校児童・生徒に対するICTを活用したオンライン授業の有用性を認識し、効果を高め
ていきたいというふうに考え
ているところでございます。 先ほど御回答いたしましたとおり、現在3名の児童・生徒
が出席扱いとなっ
てございます
が、出席扱いには至らない児童・生徒に対しても、オンライン授業や授業支援アプリ、ロイロノート、またデジタルドリルeライブラリ等を活用しながら、一人一人に合った支援を行っ
ております。 今後におきましても、ICT機器の有効活用等一人一人に合った支援を継続し
ていくことで、全ての子供たち
が希望を持ち、自信と尊厳を失わずに過ごせる場所づくりを今後も進め
てまいります。 以上です。
○議長(石崎大樹君) 松本 孔君。
◆22番議員(松本孔君) 今言われたように、文部省も遠隔教育システムというのを強力に推進をし
ているところでございますので、宇和島で何
ができるのかなということで質問させ
ていただきましたけれども、少しではございますけれども、やっ
ているよということでございました。ますますまた取り組んでいただければというふうに思います。 じゃ、次、まいります。 4点目、食物アレルギーカードについてお伺いをしたいと思います。 先日、忘年会でエビアレルギーの方
がおられまし
て、天ぷらのエビは覚悟し
ておったんです
が、釜飯にもエビ
が入っ
ていたということで、困っ
ていたということでございました。私の長女もエビアレルギーで、うっかり食べるとアナフィラキシーを起こし
て呼吸
が苦しくなります。気をつけ
てはいますけれども、以前、もんじゃ焼きをうっかり口にいたしまし
て、もう電車を1駅ごとに降り
て必死で帰宅したといったようなこともございました。エビに限らず、ソバで
あったりクルミで
あったり、その人にとっては重篤な症状を引き起こすアレルゲン
が存在をするわけです。 アレルギーカードを提示し
てもらったらと思います。これは、今年4月に高松市
がつくったものなんです
が、食物アレルギーは、特定のアレルゲンを摂取することでアレルギー症状を起こし
て、場合によっては命に関わる疾患ですと、誰も
が安心し
て食事
ができる状況づくりのためにつくりましたと、この食物アレルギーカードを作成をいたしました。 日常使いでもいいんですけれども、災害時、また食料配給の方へのお知らせということでも利用
ができるわけです。ダウンロードし
て自由に使うこと
ができますし、スタンダードタイプと、それからお子様向けタイプというの
がありまし
て、我が市でもよりよく生きる、生きやすいまちづくりということで、導入をされたらどうかなと思うんですけれども、伊手
保健福祉部長、お願いします。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 伊手
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(伊手博志君) お答えいたします。 アレルギー
が原因となっ
て引き起こされる疾患は多種多様で、その数は増加傾向に
あり、国民の2人に1人
が何らかのアレルギー疾患を有し
ていると言われ
ております。本市におきましても、乳幼児健診で把握する食物アレルギーを持つ子供の割合は、令和2年度
が6.1%、3年度
が7.2%と上昇し
ている現状
がございます。 また、食品に関しましても、アレルギーを起こしやすいとされる特定原材料等として、卵など28品目の食品
が表示義務や表示推奨の対象で
あるなど、以前と比べ増加し
ていることからも、食事への配慮はますます欠かせないものとなっ
ております。 このようなことから、食物アレルギー疾患の有無にかかわらず、食物アレルギーについて広く市民に周知し、一人一人
が正しい知識を有することは必要と考えますので、紹介をいただいた高松市の事例も参考に、アレルギーカードの作成について検討し
てまいります。 以上です。
○議長(石崎大樹君) 松本 孔君。
◆22番議員(松本孔君) 積極的に推進をするということで、これはあまりお金かかりませんので、しっかり取り組んでいただけたらいいと思います。あまりお金もかからなく
ても、こうした工夫一つで宇和島市、よりよくなっ
ていくというものは、もっともっとたくさん
あると思いますので、また取り組んでもらったらと思います。 5点目、高齢者を詐欺から守ろうということで、質問をさせ
ていただきます。 9月議会で、電話を介し
て詐欺被害に遭う高齢者
が増加し
ているということで、迷惑電話防止機能のついた電話機の補助、または電話に取り付ける機器というものを貸与し
てはどうかと要望をいたしました。その数日後ですけれども、宇和島市で80歳代女性
が孫を装う男らにだまされた詐欺被害
が発生をいたしました。女性のお宅に孫を名乗る男から、仕事で失敗し、会社に損失
が出たと、4,000万円必要だと電話
がありまし
て、女性は自宅から近くの路上で、孫の上司の親戚と名乗る男に1,400万円手渡しました。 議会の要望から数日後のことでございまし
て、私も驚きましたし、詐欺被害防止の音声つきの電話機なら未然に防げたのではないかなと残念に思いました。こうした詐欺被害、電話も周知し
ていただきたいと思います。再度要望いたしますけれども、
古谷市民環境部長、どうでしょうか。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君)
古谷市民環境部長。
◎
市民環境部長(古谷輝生君) 9月議会で御要望の
ありました今ほどの件でございますけれども、現在準備中でございますので、御承知おきいただきたいと思います。
○議長(石崎大樹君) 松本 孔君。
◆22番議員(松本孔君) 検討し
ている間にもこういう被害
が起こっ
ているということですので、速やかな実施をお願いしたいと思います。 ここまでは固定電話の話だったんですけれども、最近は高齢者もスマホをどんどん持つようになっ
てき
ているんです。皆さん固定電話からスマホに切り替え
て、あまり慣れない操作に悪戦苦闘され
ているんです
が、今度は、ネット詐欺とかサイト攻撃にさらされる時代になっ
ているわけです。フィッシングメールのアマゾン、LINE、楽天と、メジャーな名前を使っ
ているためですかね、引っかかりやすいんですね。また、スミッシングと言われる詐欺、SMSで宅配便の不在通知、これもヤマト運輸とか佐川急便とか郵便局の名前をかたっ
ているために、引っかかりやすいんです。 うちの家族にも、「お客様
が不在のためお荷物を持ち帰りました。こちらにて御連絡ください」というようなショートメール
が来
ています。ずっと来
ています。対策としては、もう宅配業者はSMSの不在通知は送らないと、来たものは全て詐欺だというの
が原則だとし
ていただくこと
が大事だというふうに言われ
ています。 また、架空請求も以前ははがきだったんですけれども、今はもう未回収の会費
があると、何日までに支払わない場合は法的手段というようなメールとかSMSにも変わっ
てき
ているんですね。今やスマホ
が詐欺の温床というふうにも言えますし、今後ますます巧妙化し
ていくというふうにも思われます。様々な機会を通して高齢者に注意喚起、または危険回避の手段を伝えるべきだと思うんですけれども、この点、お聞かせ願えたらと思います。
古谷市民環境部長。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君)
古谷市民環境部長。
◎
市民環境部長(古谷輝生君) お答えいたします。 議員御指摘のとおり、市の消費生活センター
が高齢者から受ける相談の中でも、スマートフォンの利用に関するもの
が増え
てき
ております。消費生活センターでは、広報うわじまへのチラシの折り込みや市のホームページなどで消費生活相談について周知を図っ
ているほか、求めに応じまし
て出前講座も行っ
ているところでございます。また、行政連絡放送による注意喚起も行っ
ております。 その中で、特に高齢者の詐欺被害を防止するためには、御指摘いただいたとおり、分かりやすい注意喚起や出前講座など、直接的に啓発
ができるような機会を増やし
ていく必要
があると考え
ているところでございます。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 松本 孔君。
◆22番議員(松本孔君) よろしくお願いします。これはもう今でも起こっ
ているかも分かりません。 ネット通販のトラブルも増加し
ていますよね。ネット通販で自分でスマホをタップしてやりますから、同じものも何個も購入し
てしまったというようなトラブルも生まれやすいんですよ。最近では、無料サンプルをぽちっと押したところが、気づかないまま定期コースに入っ
ていたというようなことで、定期コースに入りますとなかなかこれ解約
が難しいんですよ。私もぽちっと押しまし
て、本当に電話かけ
ても電話かけ
てもなかなか出
てこないんです、相手
が。それで、ようやっとつながっ
ても、なかなかああじゃない、こうじゃないと、何とか解約はできましたけれども、もうこれ一筋縄ではいかんので、絶対押さないように、私の経験から言わせ
ていただきます。 最近では、ネット詐欺、どんどん巧妙になっ
ているんですよね。本当、うっかりボタンとかリンクとかに絶対クリックしないと。アカウントのパスワードは、銀行の暗証番号と同じですからね。サイト上ではもう聞かれるはず
がないわけですから、ぜったいにしないなど、被害を未然に防止するということを伝えること
が大事だというふうに思っ
ております。 これは警視庁のチラシなんですけれども、今年出したものです。このように書い
ています。DXの推進とか3Gサービスの終了などによって、新たにスマートフォンを使い始めた方も多いのではないでしょうかと。スマートフォン1つで電話やメール、インターネットや買物まで何でもできますけれども、便利さの裏には様々な詐欺も潜んで
います。被害に遭わないためには、この手口を知ること
が大切です。ここでは、スマートフォンの利用者を狙った詐欺の手口を紹介しますと、こういうようなものも利用できるのではないかなというふうに思っ
ております。 自治体でも、積極的にスマホ被害防止に取り組んで
いるところも
あります。世羅町の分、出し
てもらったら。これは、広島県の世羅町の特殊詐欺被害防止などを呼びかける、そういう移動型のスマホ教室なんですね。世羅町は、今年の4月から、世羅警察署とソフトバンクと連携をいたしまし
て、スマホ教室、署員を派遣し
て防犯と交通安全の広報活動を行っ
ています。我が市におきましても、積極的に高齢者のスマホ被害防止に取り組んでいただきたいと思うんですけれども、この点、御所見をお聞かせ願えたらと思います。
古谷市民環境部長。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君)
古谷市民環境部長。
◎
市民環境部長(古谷輝生君) お答えいたします。 当市におきましては、郵便局と連携し
て、消費者トラブルに遭っ
ている疑いの
ある方を消費生活センターへつなぐことや、窓口で詐欺防止の啓発チラシを配布いただくなどの取組を行っ
ております。また、宇和島警察署からの依頼で、詐欺の注意喚起の行政連絡放送も行ったりし
ております。 議員御指摘のように、積極的に高齢者のスマホ被害防止に取り組む考えで
ありますので、スマホ教室での啓発など、御紹介の
ありました事例も参考にしながら、進め
てまいります。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 松本 孔君。
◆22番議員(松本孔君) しっかりやっ
ていくということでございましたので、安心し
ております。よろしくお願いします。 それでは、6番目、自治体DX、情報格差の解消を目指せということで、お聞きをいたしたいと思います。 行政のデジタル化というのは、今後ますます進むというふうに考える。窓口のデジタル化も進みまし
て、コンビニ収納なども自宅からオンラインでできるということも増え
てまいりました。本庁舎低層棟
がオープンしまし
て、窓口利用者
が最も多い市民課に窓口支援システムとキャッシュレス決済というのも導入
がされました。今後、情報端末を使える人はどんどん有利になります。使えない人は不利になっ
ていくと。こうした情報格差、デジタルディバイド
が大きな課題になっ
ているというふうに思います。 民間でも、自在に端末を使える人とそうでない人との間には、差
が生まれ
ているように思います。行政においても、この格差をどう埋めるかに力を注ぐべきだというふうに思っ
ております。一般的に、社会的弱者ほど行政への依存度
が高いということを考えますと、端末を使えない人
が不利を被るというのは本末転倒で
あるというふうに思います。情報端末を使えない人へどう配慮をし
ていくか
がデジタル化の大きな鍵だというふうに思っ
ております。この点、どのように取り組まれるのかお伺いをいたします。
西本総務企画部長、お願いします。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君)
西本総務企画部長。
◎
総務企画部長(西本能尚君) お答えをいたします。 まず、情報格差是正に向けた取組について主なものを3つ紹介をさせ
ていただきます。 1つ目はスマホ教室で、昨年度に引き続き、宇和島きさいや広場などで実施をし
ておりまし
て、本年度は計32回開催することとし
ております。2つ目は、郵便局における相談窓口の設置で、スマートフォンの操作方法やインターネットの使い方など、相談先にオンラインで問合せをするお手伝いを市内9か所の郵便局で実施し
ているところでございます。3つ目は出前講座で、本市のアプリで
ある伊達なうわじま安心ナビのうわじま歩ポなど、オンラインサービスを活用し
ていただくため、希望する高齢者等を対象に公民館等で実施をし
ているところでございます。 こうしたデバイド対策事業を今後も幅広く実施し、市民の皆様にデジタル化の利便性を享受し
ていただけるよう努力するとともに、一方で、情報端末
が使えない方に対しましては、アナログでの対応やデジタル活用の支援、手続の支援等を行うなど、誰一人取り残さない行政サービスの提供に努め
ていきたいと考え
ているところでございます。 以上です。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 松本 孔君。
◆22番議員(松本孔君) 様々なことをされ
ているということは、よく分かりました。これはデジタル田園都市構想、国家構想の中にもう今言われた誰一人取り残さないための取組というの
がありまし
て、その中に、こうしたデジタルデバイドの是正ということも含まれ
ております。これからもますます進んで、進化し
ていく事業だと思うので、これはもうこれで終わりということはまずないというふうに思いますので、また取組をしっかりお願いしたいというふうに思います。 それじゃ、7点目でございます
が、豊臣秀吉像修復に見る文化財保護について。ちょっと難しい名前にし
てしまったんです
が、大したことはないんです
が。 伊達博物館所蔵の絹本着色豊臣秀吉像の修復
が終わりまし
て、先日、展示会、私も行っ
てまいりました。重要文化財を身近に観覧できるというのは、ぜいたくなことです。宇和島藩初代伊達秀宗
が秀吉の養子でも
ありまし
て、展示には秀吉とか家康などの名前も散見できました。修復の過程で使用いたしました材料、機材等も展示をし
てありまし
て、大変重要な催しでございました。この日はちょうど明倫小学校の児童
が展示品の説明を受け
ておりました。貴重な体験になったのではないかなというふうに思います。 先日、会派3人で陸前高田市や気仙沼市など視察をいたしまし
て、復興の経過などを聞かせ
ていただきました。陸前高田市では、激烈な地震被害、人的被害は1,761人で人口の7.3%、家屋の被災は全壊、半壊、一部損壊も含め
て全世帯の99.5%
が被災したと。市の職員も111名
が犠牲になったというふうに言われ
ておりました。追悼施設も訪れまし
て、慰霊をさせ
ていただいたわけでございますけれども、7万本の壮麗な松林も奇跡の1本だけとなったんですけれども、松の苗木も大規模に植林をされ
ておりました。 これは市街地なんです
が、今映っ
ているのは。道路とか多少の建物というのは
あるんですけれども、あとはもう広大な土地
が広がっ
て、震災から11年たったわけなんですけれども、復興はこれからだというふうに思いを深くしたところでございます。 ここはどうも昔、震災前は1つのお家の一角
が500坪らしいんですよ。でも、その500坪をそのまま山のちょっと高台に持っ
ていくのは難しいということで、もう高台に持っ
ていくのは100坪だけということで、その100坪の敷地の中に家を建て
て、それで400坪はここにまだ残っ
ているということで、だからもう何にしようかということで悩んで
いますと言っ
ていました。宇和島と真逆な悩みなんですけれども、そういうことも、そんなことでも悩みになるんだなと思っ
て、思いましたですね。 そんな中で印象的だったのは、我々
が訪問する2日前に、ちょうど11月5日でございますけれども、11年と8か月ぶりに陸前高田市立博物館というの
が開館になったんですね。当日はちょうど月曜日で休館で、中は観覧できなかったんですけれども、外観は見
てのとおり流麗で立派なものでございました。 この博物館の再生の物語というのはよく知られ
ております。たった一人生き残った学芸員の熊谷さんを中心に、執念の修復を経
て開館の運びになったんでございます。熊谷さんたちは、震災後すぐさま泥の中から数十万点の文化財の救出作業を始めました。今は人の命を救うこと
が先だろうという声も
ありましたけれども、熊谷さんたちは、文化財
が残らない復興は本当の復興ではないという信念の下で、余震と寒さに震えながら、文化財救出に当たりました。 同市では、博物館、図書館など文化財関係者27人のうちの18人
が死亡し
ています。1人行方不明になっ
ています。苦労を積み上げ
て、全国の博物館、また専門機関の協力を得
て、開館の日を迎えました。 御苦労の様子をいろいろ読んでおりましたので、私も感慨深く陸前高田市立博物館を拝見をしたわけです
が、我が市も伊達博物館、改築になりますけれども、文化財は地域の貴重な記憶でございます。子供たちの誇りを植え付けるものでございます。無事の完成に全力で臨んでいただきたいと思いますけれども、御所見をお伺いしたいと思います。岡原市長、お願いします。
○議長(石崎大樹君) 岡原市長。
◎市長(岡原文彰君) お答えをします。 先ほど御指摘をいただきましたこの秀吉像
が修復されましたことは、今後、この宝を未来へしっかりとつなげ
ていくこと
ができるとうい意味で、大変意義深いことで
あると、そのように感じ
ております。 私も学生時代はそんなに勉強するほうではなかったんですけれども、宇和島市の歴史に触れ
て、この宇和島市というもの
が仙台のあの伊達家とつながり
があること、そしてまたこの秀吉像を含めまし
て、本当、手の届くような距離にこうした国の重要文化財
があるということに驚きを感じたことを本当に記憶し
ているところでございます。 それから社会に出
て、そんなしょっちゅう宇和島こうだ、ああだということをアピールする機会はないですけれども、時にそういう機会
があれば、仙台の伊達家
がとか、あの教科書に載っ
ていたでしょうとか、そういったことを言っ
ている自分
がいました。これ
が多分誇りなんだと思っ
ているところでございます。 現在、詳細設計を進め
ているところでございます
が、この建設についてはもちろん全力を尽くし
ていくところでございますし、またその一方で、今この瞬間も、この重要文化財じゃなくとも、文化財についてしっかりと調査研究をいたしまし
て、まずは市民の皆様、特に子供の皆さん方には、それを見
て、感じ
ていただき、誇りやそしてふるさと宇和島を愛する一人として成長し
ていただきたいと、そのように考え
ているところでございます。 またあわせ
て、宇和島城も含め
て、これらは来
ていただい
て感じ
ていただくものでございますので、多くの方々に足を運んでいただい
て、地域活性化の一助となればと、そのように感じ
ている次第でございますので、これからもしっかりと取り組んでいきたい、そのように考え
ている次第でございます。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 松本 孔君。
◆22番議員(松本孔君) 博物館というのは、文化的な資源、発見とか保存、活用を通じてその価値を普及させることによって、地域社会の発展に寄与をし
ていくということでございます
が、またその活動は、学術的な成果ではなく
て、そこに住む人々のよりどころを提供し
て、心に豊かさをもたらすものと。先日も、秀吉像を見た子供たち
が、宇和島を誇りに思うとテレビで言っ
ていたこと
が印象的でございました。 東北視察の後で、東京で文化庁の方から博物館機能強化推進事業などのレクチャーを受けました。今年の4月、博物館法
がおよそ70年ぶりに大幅に改正されまし
て、資料のデジタルアーカイブ化等の博物館の新たな業務
が付加されるとともに、地域の活力向上のために関係機関と連携するなど、博物館の新たな役割
が規定されることになりましたと。 新たな法の趣旨を実現するためには、博物館
が資料のデジタルアーカイブ化や自身のデジタルトランスフォーメーションの取組を積極的に進めつつ、文化芸術の価値を生かしながら、観光、まちづくり、国際交流、福祉、教育、産業その他の関連分野において、中核としての役割を果たす存在になる必要
があると、この観点から、特にこの5年間の経過措置期間を集中期間として、博物館の資源、人材、施設等の基盤を強化し、特色の
ある取組を全国各地に推進するという説明を受けました。文化財保護の重要性を改めて実感をしたところでございます。 また、城山下のJT跡地の活用につきまし
ても、文化庁に要望をいたしまし
て、前向きなお話もいただきました。帰省後、
教育委員会にも報告をいたしました。今後の計画にて、簡単に説明をお願いできたらと思います。
○議長(石崎大樹君)
片山教育部長。
◎教育部長(片山治彦君) 御紹介のございました博物館機能強化推進事業につきまし
ては、博物館に求められる新たな役割に対応するための先進的な取組を国
が支援するものというふうに把握をし
ておりまし
て、私どもといたしまし
ても、博物館の建て替えを機に、伊達家資料をはじめとする歴史資料のさらなるデータベース化に取り組んでいくこととし
ておりまし
て、御紹介いただきました事業を活用しながら、できるだけ見やすく、また利用しやすい方法について検討し
てまいりたいと思っ
ております。 また、国史跡となる城山下のJT跡地の活用につきまし
て、御配慮いただきまし
てありがとうございます。本年度から2か年の予定で、学識者の先生方に御意見を伺いながら、整備基本計画を策定し
ているところでございます。この計画の中で、JT跡地につきまし
ても文化庁との協議を行いながら、市民そして観光客の皆様に史跡としての価値を御理解いただいた上で、御活用いただけるような整備活用方針を模索し
てまいりたいと思っ
ております。 以上です。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 松本 孔君。
◆22番議員(松本孔君) よろしくお願いします。 少し前進したかなというふうに思っ
ております。 次に、投票率の低下を防ぐためにということで質問させ
てもらいます。 高齢化、過疎化
が進みまし
て、投票に行くの
が困難な方というの
がだんだん増え
ております。加え
て投票所の統廃合、これも
ありまし
て、投票するのを諦める人も出
てき
ております。投票所まで歩い
て行く時間
が1分長くなりますと、投票率は0.4ポイント下がる、こんな研究分析もございます。 投票所に行くのではなく
て、投票所
がやってくるの
が移動式投票所です。ワゴン車や小型バス等に投票箱を積んで、山間部等を回ります。総務省も推進をし
て訴え
ておりまし
て、平成28年、島根県浜田市で導入をしたのを皮切りに、各地導入
が進みまし
て、殊に高齢者や身体
が不自由な方々の投票機会の確保に威力を発揮をし
ております。 南九州市では2021年、去年ですかね、衆院選挙で4回目を実施をいたしました。市内の業者から借りた小型バスを使用し
て、山間部を中心に30か所回りました。50か所
あった投票所
が令和元年に24か所に減ったわけです。しかし、令和元年の市議選では、1,000人以上の方
がこの移動投票所で投票をしたそうでございます。 先日の知事選で、愛媛県でも西条市、四国中央市、西予市、久万高原町、それから上島町で移動投票所を導入をいたしました。西条市では、11月5日、6日と山間の集会所・公民館の6か所を回りました。西条市では、投票所
が71から61に減ったわけです
が、投票機会を損ね
てはならないということで実施をしたそうでございます。 我が市の投票所もかなり統廃合をいたしましたけれども、そこのあたりもちょっと聞かせ
ていただきたいのと、先日の知事選で、我が市の投票率、マイナス5.41%で、40.91%ということでございました。高齢者の投票機会確保のために、この移動式投票所、導入すべきではないかなと思っ
ておりますけれども、御所見をお伺いをいたします。これは山崎
選挙管理委員会事務局長ですか。
○議長(石崎大樹君) 山崎
選挙管理委員会事務局長。
◎
選挙管理委員会事務局長(山崎勝彦君) お答えいたします。 現在、当市には74の投票所
があります。これは、平成18年に96から76に統廃合した後、令和3年に大島集会所と竹ヶ島集会所廃止したものです。なお、竹ヶ島では、1日期日前投票所を10時から13時の3時間開設し
ております。 次に、統廃合につきまし
ては、特別な場合を除き、選挙の執行
が予定され
ていない年に行うということにし
ております。1投票所当たりの選挙人名簿登録者数を比較いたしますと、平成18年の統廃合後には994人で
あったもの
が、愛媛県知事選挙では831人になっ
ております。 なお、他市の状況は、西条市
が1,375人、四国中央市
が1,585人、松山市を除く平均
が1,452人と、1,000人を超え
ております。立会人の確保
が難しくなっ
ている現状も
あり、次年度以降、統廃合について検討する必要
があるものと考え
ております。 続きまし
て、移動式投票所です
が、通常は移動期日前投票所として統廃合後に実施する場合
が多く、当市におきましても、統廃合後には導入すべきものと認識し
ておりました。
が、統廃合に先立ち、令和5年4月9日執行予定の愛媛県議会議員選挙において、バス等を利用した移動期日前投票所の実施を予定し
ております。 以上です。
○議長(石崎大樹君) 松本 孔君。
◆22番議員(松本孔君) 宇和島市も導入をするということでございますので、投票率もまた若干上がっ
てくるかなというふうに思います。もう一つ
あったんですけれども、もう一つ割愛させ
ていただい
て、これで私の質問を終わりたいと思います。おおむねいい答弁をいただいたということで、いい年
が越せます。来年、またよろしくお願いしたいと思います。 以上で質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(石崎大樹君) 以上で、松本 孔君の質問を終わります。 これをもちまして、一般質問を終了いたします。 次に、「議案第77号・宇和島市公の施設に係る
指定管理者の
指定手続等に関する条例等の一部を改正する条例」以下日程記載の順を追い、「議案第108号・津島やすらぎの里
指定管理者の指定の期間の変更について」までの32件を便宜一括議題といたします。 これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 異議なしと認めます。 よって、「議案第77号」ないし「議案第108号」の全案件につきまし
ては、便宜一括議題といたします。 これより質疑に入ります。 質疑の通告
がありませんので、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま上程中の各議案につきまし
ては、さらに慎重審議を行うため、お配りし
ている常任
委員会付託表のとおり、日程記載の「陳情第6号・新
伊達博物館建築面積縮小の陳情」とともに所管の委員会に付託いたします。 これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 意義なしと認め、そのように決定いたします。 これをもちまして、本日の日程は全て終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。 午後0時03分 散会----------------------------------- 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。 宇和島市議会 議長 石崎大樹 議員 中平政志 議員 武田元介...