宇和島市議会 2022-12-07
12月07日-02号
令和 4年 12月
定例会令和4年12
月宇和島市議会定例会議事日程第2号令和4年12月7日(水)午前10時
開議会議録署名人指名一般質問-----------------------------------本日の会議に付した
事件議事日程のとおり
-----------------------------------出席議員(24名)1番 槇野洋子君2番 吉川優子君3番 田中秀忠君4番 山本定彦君5番 畠山博文君6番
佐々木宣夫君7番 山瀬忠弘君8番 椙山三也君9番 浅田美幸君10番 川口晴代君11番 中平政志君12番 武田元介君13番 浅野修一君14番 赤松孝寛君15番 三曳重郎君16番 兵頭司博君17番 石崎大樹君18番 我妻正三君19番 坂尾 眞君20番
清家康生君21番 上田富久君22番 松本 孔君23番 福本義和君24番 泉 雄二君
-----------------------------------欠席議員 なし
-----------------------------------説明のため出席した者の
職氏名市長 岡原文彰君副市長 玉田光彦君
総務企画部長 西本能尚君教育長 金瀬 聡君
病院事業管理者 梶原伸介君
市民環境部長 古谷輝生君
保健福祉部長 伊手博志君
産業経済部長 楠 憲雄君建設部長 山口 勝君教育部長 片山治彦君水道局長 和田 靖君
医療行政管理部長 大宿昌生君
市長公室長 梶原祥敬君総務課長 武田 靖君財政課長 中川耕治君市民課長 平田 幸君
危機管理課長 山下真嗣君農林課復興監 岩見藤三郎君
-----------------------------------会議に出席した
議会事務局職員局長 水野宏一君次長 宇都宮 太君次長補佐 酒井宏治君
議事法制係長 毛利泰三君主査 中村太郎君主事 中川武史君~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 午前10時00分 開議
○議長(石崎大樹君) ただいまの出席議員は24名で
あります。 定足数に達し
ておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の会議は、議事日程第2号により進めます。 本日の
会議録署名人に、川口晴代君、椙山三也君を指名いたします。 それでは、これより一般質問に入ります。 質問は、お配りし
ている発言順位表により順次発言を許します。 なお、発言時間は、一問一答方式の場合、質問と答弁の時間を含め
て1人1時間以内といたします。 この際、申し上げます。 議員の皆さんは、指定の発言席にて質問を行い、市長並びに理事者に対し答弁を求める者の指名を願います。 なお、議員の質問に対する理事者の答弁は、簡潔明瞭に自席にて行い、議事進行に配慮されることを求めます。 まず、
清家康生君の発言を許します。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君)
清家康生君。
◆20番議員(
清家康生君) 皆さん、おはようございます。
市民クラブみずほの
清家康生でございます。 本日は通告に従いまして、一問一答方式によります一般質問を行っ
てまいります。 今日は、私のほうからは平成30年7月豪雨災害と題しまし
て、この災害から見え
てきた問題、課題、そして今後について市長並びに
関係理事者に答弁を求め
てまいりたいというふうに思っ
ております。 それでは、早速質問を行います。 まず、市民の方々に対して災害情報をどう伝え、そして避難所へどう導くのか。このことについて伺っ
てまいりたいというふうに思っ
ております。 平成30年の7月豪雨災害の
ありましたその年の12月に国の
中央防災会議が開催されまし
て、その中で避難についての協議
がなされ
ております。その結果、これからは住民
が自らの命は自ら守る、その意識を持っ
て自らの判断で避難行動を起こし、行政はそれを全力でサポートする。このような指針を示され
ております。 要約しますと、これまでは行政のほう
が主要で逃がすという状況で
ありましたのを、これからは住民
が主体となっ
て避難を行うというようなほうに、かじを切ったんだというふうに私は認識をいたし
ております。 このことに伴いまし
て、これまで避難の
タイミングというもの
が分かりにくかったとして、避難勧告というものを廃止し
て、避難指示の一本化に行っ
ております。そして、土砂災害の警戒情報の
配信メール、さらに今年からは気象庁のキキクル、このサイトも開設するなどし
て私どもの下には様々な情報
が届くようになっ
ております。 その中で、今年6月から気象庁
が新たに
線状降水帯の半日前の予報をスタートいたしました。まずは、この予報について、その内容を
総務企画部長にお尋ねいたします。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
◎
総務企画部長(西本能尚君) お答えいたします。 御質問の
ありました
線状降水帯の半日前予報につきまし
ては、
線状降水帯が発生すると
大雨災害発生の危険度
が急激に高まること
があるため、心構えを一層、一段高め
ていただくことを目的として、愛媛県については
松山地方気象台から発表され
ております。 発表される情報は、
線状降水帯による大雨の可能性
がある程度高いこと
が予想された場合に、半日程度前から気象情報において
線状降水帯というキーワードを使っ
て警戒レベル相当情報を補足する解説情報として、全国を11ブロックに分けた地域単位に発表されるものでございます。 以上でございます。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君)
清家康生君。
◆20番議員(
清家康生君) 4年前の豪雨災害を振り返りますと、数日間降り続きました雨によって地盤
が緩み、結果的にこの
線状降水帯に伴う激しい雨によって大規模な土砂災害
が発生したということで
あります。 私も、この雨を当日、あの朝、
吉田町立間地区で経験をいたしましたけれども、とにかく激しい雨、そして降っ
てくる雨の1粒1粒
が異様に大きかったことを覚え
ておりますけれども、この
線状降水帯の半日前
が四国地方に発表されたときに、当市はどのような対応を取るのか、
総務企画部長にお聞きいたします。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
◎
総務企画部長(西本能尚君) お答えをいたします。 まず、
線状降水帯の情報
が発表された場合の避難情報の発令につきまし
ては、通常の基準を一段早めた発令となります。
松山地方気象台等に確認し
て、宇和島市に影響
が出る可能性
がある場合には、大雨警報や
土砂災害警戒情報の発表に関係なく
警戒レベル3、
高齢者等避難を発令し、また、
高齢者等避難発令時には避難指示を、
避難指示発令時には
緊急安全確保を発令いたします。 次に、
災害対策本部の対応といたしまし
ては、警戒級の大雨
が予想された時点で
災害対策本部会議を開催し
て情報共有を図っ
ております。さらに、
災害警戒本部を設置し
て情報を収集し、市民の皆さんへ
防災気象情報等のお知らせに併せ
て注意喚起を始めるとともに、避難情報を発令する際には直ちに
災害対策本部を設置することとし
ているところでございます。 以上です。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君)
清家康生君。
◆20番議員(
清家康生君) この半日前予報で
ありますけれども、当初4回に1回の的中率ということで
ありまし
て、実際に今年の6月から10月までの間で13回の発表
がなされ
て、的中したの
が3回ということでございます。 この半日前予想につきまし
ては、この的中率
が低いということを指摘する声も
あるわけで
ありますけれども、私は若干、その評価
が違うんです。これまで極めてこの
線状降水帯を予測すること
が難しかった。難しいその予想を今年度は初めて実行したその中で、これ13回にゼロ回ではなく
て、13回のうちに3回的中させ
ているんです。極めて難しいと言われ
ていた
線状降水帯の予測
が予報できることを、これ実証したわけなんです。このことについては、さらに気象庁も的中率、そしてエリアの絞り込みにこれからも躍起になっ
て取り組んでいく、そのような姿勢で
あるように思います。 それと、一方でこの半日前予報
が、これ、たとえ空振りで
あったとしても、その後に極めて激しい雨
が降るという確率、これを気象庁
が60%、高い確率を示され
ております。 市長は、4年前に激甚災害を経験し
ておりますけれども、この半日前予報、この予報とどう向き合っ
て、どのように市長は活用し
ていくのか、市長の見解をお聞かせください。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 岡原市長。
◎市長(岡原文彰君) お答えをします。 行政として気象情報というものをできるだけ早く、そして、より正確に把握した上で、市民の皆様方に避難情報も含めた情報というものを提供することは、まずの大きな責務
があると、そのように考え
ている次第でございます。 今、おっしゃったこの半日前の情報というもの、的中率というものは、これからの課題で
あるという認識で
あるというお話で
あったわけでございますけれども、一方で市民の皆様からすれば、この
線状降水帯というもの
がどのようなもので
あるのか、この地域の方々、十分によく知っ
ていらっしゃることからすれば、自ら避難をし
ていく、いわゆる一つのトリガーにもなり得るんだろうと思っ
ております。 私は、この情報というものをしっかりと捉え
て、空振り
がなるべくないようにするのは、これは責任
があると思いますけれども、明るいうちに、早めに避難情報を出し
ていくというの
が今のスタンスでやっ
ているところでございますので、今後ともこの情報というものを活用しながら、いかに早く逃げ
ていただくこと
ができるか。まだまだ避難し
ていただく方々の人数も十分でないことを認識し
ておりますので、しっかりと努力を重ね
ていきたいと考え
ている次第でございます。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君)
清家康生君。
◆20番議員(
清家康生君) 市長、私はこの半日前予報というもの
が現実的になったときに、まず思い出したの
が、やはり平成30年の7月豪雨災害で
あったんです。 ここからは、たらればの話になっ
て恐縮で
ありますけれども、振り返りますと豪雨災害
が発生いたしましたの
が7月7日の午前5時でございました。その半日前といいますと、前日6日の午後5時になるわけです。雨
が降っ
ていたといっ
ても夏場の夕刻で
ありますので、まだまだ明るさ
が残っ
ていた。あのときに、この半日前予報
があって、そしてあの
タイミングで避難指示を出し
ていれば、私は助かる命
があったのではないのか。そして、体を傷つける方
が1人でも少なかったのではないのか。そんなことを考え
てしまうんです。 今日で、12月7日で豪雨災害からちょうど4年と5か月目のその日になります。今日、改めて
線状降水帯に伴うあの激しい雨の怖さを再認識し
ていただきながら、市長におかれまし
ては、先ほどの市長の答弁の中に
ありましたけれども、危機管理の鉄則というものは決して空振りを恐れない。その鉄則を十分に認識し
ていただきながら、この半日前予想というものについては、しっかりと間違えのない活用をし
ていただくことを求め
ておきたいというふうに思います。 次に、避難について伺っ
てまいります。 私、冒頭で
中央防災会議の話を出しました。ざっくり言いますと、逃げる
タイミングは住民の責務ということでございますけれども、そうはいっ
ても
総務企画部長、実際に危機管理を預かる総務部長とすれば、そう無関心では
いられないというふうに思うんですけれども、いかがですか。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君)
西本総務企画部長。
◎
総務企画部長(西本能尚君) お答えいたします。 先ほど清家議員
がおっしゃっ
ておられたように、市民の皆様
が適切な避難行動を取れるよう全力で支援すること
が市の責務で
あるというふうに考え
ているところでございます。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君)
清家康生君。
◆20番議員(
清家康生君) それでは、ここから少し質問に入っ
てまいりたいと思いますけれども、当市は今年
警戒レベル4、避難指示を3回発令し
ております。そのうちの9月18日の台風14号、このときの避難状況というものを
総務企画部長に伺います。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君)
西本総務企画部長。
◎
総務企画部長(西本能尚君) 台風13号で避難指示を発令した際の避難状況は、市全体で74世帯、100人の避難となっ
ております。 内訳は、
宇和島地区が33世帯、45人、吉田地区は21世帯、27人、三間地区は1世帯1人、津島地区は19世帯、27人の避難者数となっ
ております。 すみません。先ほど私、台風13号と申し上げたようです
が、台風14号でございます。失礼いたしました。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君)
清家康生君。
◆20番議員(
清家康生君) この台風14号は当市に最接近する数日前から、非常に強い勢力を持っ
ておりましたので、テレビ、ラジオ、当市におきましては、
防災行政無線で度々早めの避難を促したわけで
ありますけれども、今、報告
がありましたとおりの100人に収まったということ。私も、吉田地区の避難所の一つになっ
ています
吉田公民館の状況というものを知っ
ておりますけれども、27名、私も公民館に伺いましたけれども、避難をいただい
ていた方々はいつも早めの避難を心がけ
ていただい
ている、いつもの方々の顔
が多かったように思うんです。 ここで市長に伺いますけれども、当市
が行政側から言いますと、逃がすということに対してどのような取組を行っ
ているのか伺いたいと思います。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 岡原市長。
◎市長(岡原文彰君) この平成30年7月豪雨災害におきまして、行政だけの災害対応には限界
があるということを本当、痛感をした日々でございました。 ゆえに、御自身の命は御自身で守っ
ていく。そして、地域の命は地域の方々
が守っ
ていく。この自助・共助というものにやはり力を、そういった意識を持っ
ていただくこと
ができないかということに今、力を注いで
いるところでございます。 現在、
自主防災組織で
あるとか、また防災士の皆さん、さらには消防団の皆様方のお力添えを得ながら、そういった啓発活動で
あるとか、避難訓練を実際に行っ
ているところでございますし、最近では
宇和島NPОセンターのお力をお借りしながら、様々な
体験プログラムというものを実践し
ております。 このように、様々なスキルを持たれ
ている方々のお力添えを得ながら、この地域に暮らす方々の災害に対する意識というものを変えようと努力を重ね
ているところでございます。 以上でございます。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君)
清家康生君。
◆20番議員(
清家康生君) 今の市長の答弁の中に、NPОの話
が出ました。体験型のいいますか、施策、ですね。それ恐らく防災講座も含まれ
ているんだろうと思いますけれども、少し私も参加をし
てきましたので、報告をさせ
ていただきたいと思うんですけれども、9月25日に吉田町立間、白井谷、
奥白井谷地区におきまして防災講座
が開催され
ております。これを実施いたしましたの
が地方局と
NPО法人チャリティーの共催で
ありましたけれども、地域の方々も約20名の方
が参加をいたしまし
て、私もお声がけをいただきましたので出席をさせ
ていただきました。 この白井谷、
奥白井谷地区におきまして、御案内のとおりでございまし
て、4年前の豪雨災害で極めて激しく大きな被害
が発生した地区でございます。 この2つの地区に、今回砂防ダム
が9基建設される予定でございまし
て、そのうちの2基については、もう堰堤
が完成し
ておりまし
て、5基についても業者
が決まっ
て、もう工事に着手をされ
ているところでございます。 この日の防災講座につきまし
ては、まず実際に現場に足を運びまし
て、地方局の職員の方々から工事の進捗状況を伺っ
て、その後、
白井谷公民館に場所を変えまし
て、そこで講座をいただきました。 この日、お話をいただきましたの
が吉田町在住の杉田和男さん、74歳の方で
ありまし
て、この方も豪雨災害の中で自宅
が浸水するなどし
て大きな被害を受けた体験を持っ
ておられる方でございます。 この杉田さん
が、そこでお話しされましたの
が、杉田さんも災害を受け
て、その直後からやはり地域力の必要性というものを再認識されまし
て、それから約1年をかけ
て100世帯余り
あります自治体を自ら
が足を運び、避難時、そして安否確認に必要な
連絡名簿作りを完成され
ておられます。大変参考になる話をいただきました。 市長、この防災講座、しかも地域に出向い
て行う防災講座というものも実際、私も経験をさせ
ていただきましたけれども、大変有意義で、私は有益な今後の施策の一つに挙げ
てもいいのではないかというふうに思うんです。これから積極的に
NPО法人、さらに地方局とも連携を組みながらこの防災講座、重ね
て回を追っ
ていただきたいということは要望をさせ
ていただきたいというふうに思います。 そして、ここからは市長に答弁を求めるわけで
ありますけれども、今、当市の中に防災士
が850名程度おられます。今、この防災士に行政のほう
が依頼し
ていることは、避難所のサポートで
あります。これはこれとし
て、大変重要なことでは
ありますけれども、まずはそこに行き着くための逃げること、避難についても私は防災士の方々にも積極的に御協力をいただくべきだと思いますけれども、市長、いかがでしょうか。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 岡原市長。
◎市長(岡原文彰君) 議員おっしゃるとおり、防災士さんはその地域に根差した方
が、例えばその
避難所運営に関することで
あるとか、また、ほかには要支援者の個別計画で
あるとか、そういったものを策定し
ていただい
ているところでございますけれども、これは消防団も含め
てになるんですけれども、やはり顔の見える関係の方々
が避難の際に、おばちゃん逃げようよと、おじさん逃げようよと、そういった声をかけ
ていただくことの安心というものからすれば、そういった方々のお力添えをお借りをするのは、私は大変有益で
あると考え
ているところでございますので、今、そういったことをお願いし
ている以上にそういった避難の誘導で
あるとか、そういった部分についてもお力添えをいただけるようにお話をし
ていきたいと、そのように考え
ている次第でございます。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君)
清家康生君。
◆20番議員(
清家康生君) このこと大切なことで
ありますので、早急な対応を求め
ておきたいというふうに思います。 今日、私
が避難の話をいたしましたけれども、これはどうしても人の意識の部分になりますので、そう簡単なものではないということを私は理解し
ていますけれども、このテーマにつきまし
ては、当市だけではなく
て、これはもう全国どの自治体も抱え
ている悩ましい問題の一つだと思いますけれども、当市におきましても粘り強く、先ほど言いました防災士も含めながら地域の中に
あります組織団体との連携を密にし
ていただきたいというふうに思っ
ております。 それでは、次に消防団の処遇改善について伺っ
てまいりたいと思いますけれども、まず冒頭は、消防団の被災地での活動についての市長の評価を伺いたいと思います。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 岡原市長。
◎市長(岡原文彰君) お答えをします。 4年余り前の7月7日の早朝にあの災害というもの
が起き
て、これからどうなっ
ていくのか分からない不安の中で、被災された方々は特にもうこのどうにもならないこの状況というものをただ見守るしかなかった、こういった状況だったとお聞きをし
ているところでございます。 このような状況の中で立ち上がっ
ていただいたのは消防団の皆様方で
あり、それは命の確保はもちろんでございますけれども、道路の警戒、そして水路の警戒、中には御自身
が被災しながらも、まずはそれを後回しにし
て、今後また雨
が降るかもしれないということで水路を警戒し
ていただいた、その力というもの、その思いというものに本当に驚きと、そして敬意を表した、そういったふうに記憶をし
ているところでございます。 御自身たちはやはり昼夜を問わず、寝食を忘れ、様々な活動をし
てくださいました。改めまし
て、心から敬意と感謝を表したいと思います。 忘れられないシーンといたしまし
ては、灯油缶、どこからか井戸水か何かを汲まれ
て、水
が出ない、もう出なくなるかもしれない状況で
あったので、灯油缶にまず水を多分、確保され
ていたんだと思います。私
が行ったときには、もうまっ茶色になられ
ていた、その彼
が栓を若干だけ緩め
て、それを頭からかけ
て、また現場に向かうという、そういった姿も見させ
ていただきました。 こういった崇高な思いを持たれ
ている方々で、この地域の安心・安全というもの
が確保され
ているんだろうということを改めて感じた次第でございますし、市として今後、何
ができるかというものを考え
ていかなければならない。そのように考え
ている次第でございます。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君)
清家康生君。
◆20番議員(
清家康生君) 非常に高い評価をされ
ておられますけれども、市長の言われましたとおりで
ありまし
て、消防団員の多くの住宅、そして生業にし
ている樹園地に大きな被害を受け
ておられます。 しかしながら、消防団、自らのことは後回しにし
て、まずは地域の復旧だということで、最前線で力を尽くし
ていただきました。 地域の方々は、消防団のそれぞれのそんな理由を知っ
ておられますので、だからこそ消防団に対して地域の方は手を合わせ
て、深々と頭を下げ
て、感謝の気持ちを私は伝えたんだろうというふうに思っ
ております。 市長、あの復旧活動、あの復旧活動というものは、消防団員
がその場しのぎで即席でなされた、そんな活動で
あったと思われますか。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 岡原市長。
◎市長(岡原文彰君) これは、即席というのは、その場しのぎというか、そういう意味合いですかね。それはそうは思っ
ていません。やはり、まずは命、そして地域の安全を確保しようという思いでやられ
ていたところでございますので、これは平時から準備をし
ておかなければ、この緊急時には対応できない。ですから、そういった準備を重ねられた結果で
あろうと、そのように認識し
ております。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君)
清家康生君。
◆20番議員(
清家康生君) 後で、その平時について伺っ
てまいりたいと思いますけれども、表を出し
ていただきたいというふうに思います。 消防団の処遇
が改善され
ておりますけれども、改正前
が左側の黒字で、右側
が改正後、4月1日から赤字で適用され
ているということでございます。 この中で、私
が今日取り上げたいの
が(1)番の出動報酬の創設というところでございますけれども、
総務企画部長に伺いますけれども、ここで有事と平時、これ分け
ていますけれども、どの活動で区別をされ
ているのかをお聞かせください。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君)
西本総務企画部長。
◎
総務企画部長(西本能尚君) お答えいたします。 有事の出動は、災害にかかる出動で、火災や水害、地震等の災害、行方不明者の捜索等に出動した場合となります。 また、平時における出動は、年末警戒や地域行事の警戒、訓練等の出動となります。 以上です。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君)
清家康生君。
◆20番議員(
清家康生君) この条例の改正
が議論されましたの
が、今年3月定例会の総務環境委員会の場でございました。私も一委員として、ここで指摘をさせ
ていただいたの
が平時の2,500円、ここだけ
が据置きになっ
ているんです。このことについて理事者に答弁を求めましたところ、ここについては消防庁からの通知
がなかったと。だからここのみは2,500円据置きで上程をしたといったような答弁をいただきました。 ここからは、市長とやり取りをさせ
ていただきたいんですけれども、先ほど言われました
総務企画部長が言われました有事の際の、あの活動というものは、平時で行う訓練、その成果、たまものなんです。そして、その訓練を含め
て出初め式、夏季訓練、年末夜警、様々な活動の中から仲間意識、そこから連帯感というもの
が出
てき
て、あの被災現場、また火災現場でのあの一糸乱れぬあの活動につながっ
ているんだろうというふうに私は思っ
ているんです。 それと、もっと言うと、この平時の活動のほとんど
が、誰も
が体を休めたい休日なんです。その休日を返上され
て、消防団の活動に没頭し
ていただい
ている。ここの評価を、私は消防庁
がこのひたむきな姿を評価しないので
あれば、消防団に高い評価を示され
ている市長自ら
が行うべきだというふうに思うんです。 令和5年度4月1日からの、この平時の出動報酬2,500円の引上げを求めますけれども、市長、いかがですか。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 岡原市長。
◎市長(岡原文彰君) お答えします。 来年度に向け
て、これは改善し
ていく方向で今、検討し
ているところでございます。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君)
清家康生君。
◆20番議員(
清家康生君) 建設的な答弁をいただいたというふうに理解し
てよろしいでしょうか。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 岡原市長。
◎市長(岡原文彰君) これは主体的に我々決める部分だと認識し
ているところでございますし、もともと平成30年7月豪雨災害の平成31年度からは、我々主体的に、独自に金額は十分かどうか分からないですけれども、有事の3,000円、そして平時の2,500円ということで、2,200円から増額をさせ
ていただいた、そういった歴史も
あるところでございますので、これはしっかり検討し
て、来年度に向け
て改正をし
ていきたいと思っ
ています。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君)
清家康生君。
◆20番議員(
清家康生君) 建設的な答弁をいただきましたけれども、もう一度繰り返し
て言います
が、消防団
がいざヘルメットをかぶっ
て、法被をまといまし
て、長靴履い
て足元を固めれば、もう有事で
あろう
が平時で
あろう
が、それはもう強い使命感の中で、その任務を遂行する。それをしっかりと御理解し
ていただきながら、また金額も等々
あろうかと思いますけれども、それについてもしっかりと御検討をいただきたいというふうに思います。 そして今、建設的な答弁をいただきましたけれども、ここからは市長に答弁求めません。私の思いで
ありますので。 市長
が先ほど来、豪雨災害
が発生した直後から消防団に対して事
あるごとに、敬意と感謝の気持ちを言葉として伝え
てきました。言葉としてです。ただ、行動として4月1日から、この
タイミングで、この平時の出動報酬を引き上げること、これもまた市長としての消防団に対しての敬意の示し方ではなかったのかなと、ふと思ったりもいたします。 今日、私、消防団の報酬の話をさせ
ていただきました。お金の話です。これは、どなたか消防団に私、促され
て今日、この発言をし
ているわけでは全くもっ
てございません。私も二十数年間、消防団員としてお世話になった1人で
ありますし、何よりも市長と全く同感で
ありまし
て、被災地であれだけの活動をし
ていただいた消防団員の姿をこの目で見た1人として、今日はこのテーマをこの質問の中でさせ
ていただきました。 次に、豪雨災害からの復旧の進捗状況と今後について伺いたいというふうに思います。これも表を出し
ていただいたらというふうに思います。 2つの表
がありますけれども、上の表
が建設課の進捗状況、そして下の表
が農林課の進捗状況ということで
あります。この表に入っ
ていますどの工事も、これは国の国庫補助事業対象の工事で
あります。いずれの工事にも、そして期限
がつい
ております。この中で一部、農林課の中には一部、その工事を省くんで
ありますけれども、ここに
ありますほとんどの工事というもの
が今年度
が事故繰越年度、何とし
ても3月31日までには仕上げなく
てはならない大切な時期に入っ
ています。 そこで、もう一度表を見
ていただきたいわけで
ありますけれども、建設課の表でいいますと、一番右の一番下、括弧の中に
あります。ちょっと見にくいんですけれども、75.9%、これ
が建設課における完了率、そして農林課においては、右から4枠目の一番下に
あります63.5%
が農林課の完了率ということでございます。これいずれも10月31日現在のものというふうに見
ていただきたいと思います。 ここで答弁を求めたいわけで
ありますけれども、先ほど私、言いましたように、来年3月31日までに何とし
ても仕上げなければならない大切な時期に入っ
ています。今年度中の完了率100%の見込みを建設部長と農林課復興監、それぞれに答弁を求めたいというふうに思います。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 山口建設部長。
◎建設部長(山口勝君) お答えいたします。 建設部所管の平成30年7月豪雨災害復旧工事につきまし
ては、11月30日時点での発注件数323件のうち、完了件数は248件で、完了率は76.8%となっ
ております。 現在、今年度末の全箇所完了を目指し、工事受注者と協力し、鋭意努力し
て進め
ているところでございます。 以上です。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 岩見農林課復興監。
◎農林課復興監(
岩見藤三郎君) 続きまし
て、農林課所管の農地農業用施設災害復旧工事の進捗状況について報告させ
ていただきます。 11月30日時点での進捗状況につきまし
ては、対象箇所数405件のうち完了件数
が269件で、完了率は66.4%となっ
ております。 今後も引き続き迅速な設計変更や進捗管理を徹底し、一日も早い工事完成を目指し
てまいりますので、御理解、御協力をお願いいたします。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君)
清家康生君。
◆20番議員(
清家康生君) まだ3か月余り残し
ていますので、今の答弁になろうかと思いますけれども、大変重要な大切な時期を迎え
ておりますので、発注業者との連携というものをさらに密にしながら100%目指し
て、これから取り組んで全力を尽くし
ていただきたいというふうに思います。 ここで、今日私
が少し時間をかけ
て伺っ
ていきたいの
が、もう一度表を見
ていただきたいと思います
が、建設課でいいますと、一番左から3番目、当初採択件数338件、そして農林課においては、左から3枠目の査定件数の652件、この数字を少し議論させ
ていただいたらというふうに思います。今日は時間の都合
がございますので、これはもう建設課に限った話にさせ
ていただきたいと思うんですけれども、この当初採択件数338件、この数字につきまし
ては、豪雨災害直後から国の国庫補助事業を受ける
がための査定を受け
て、その半年間の間で国庫補助事業の対象工事になり得た、これは数字なんです。違う言い方をいたしましたら、地域の中には国庫補助事業の対象になり得
ていない被災箇所
がまだ
あるということなんです。 先ほど私
が完了率の話をいたしましたけれども、よくあの完了率
が100%に近づい
ていきますと、何かしら完全な復旧
が目前になったかのようなイメージを持ちがちで
ありますけれども、決してそうではないということで
あります。 この問題につきまし
ては、2年前の12月定例会の折に市長に同様の質問をさせ
ていただい
ております。事業化され
ていない被災箇所についての今後について、市長に2年前に尋ね
ております。そのときに市長は、しっかりと対応すると力強く発言をされ
ております。その気持ちに2年をたった今になっ
ても気持ちは変わらないのか。それについて市長の答弁を求めます。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 岡原市長。
◎市長(岡原文彰君) その点についての考え方は全く変わっ
ておりません。今まだまだ復旧でき
ていない箇所につきまし
て、これは平成30年7月豪雨災害での市道で
あるとか、また、河川等の公共土木施設等ということの認識し
ておりますけれども、国庫補助の対象とならなかった箇所につきまし
ても、しっかりと対応し
て一日も早い復旧に努め
ていきたいと考え
ております。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君)
清家康生君。
◆20番議員(
清家康生君) そうしますと、来年、令和5年度の当初予算には今の発言
が予算として反映されると、そのような理解でよろしいでしょうか。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 岡原市長。
◎市長(岡原文彰君) もちろん、今残されしそれというもの
がございますので、それを踏まえ
てどのようにし
ていくのかというのは今、最終段階で検討し
ているところでございます。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君)
清家康生君。
◆20番議員(
清家康生君) 少しここ
が私の今日の質問の肝の部分の一つになりますので、少し時間をかけ
ていきたいと思いますけれども、私もう少し具体的な答弁をいただきたかったというの
が本音なんです。少しここで地域の思い、感情というものを市長にお伝えしたいと思うわけで
ありますけれども、被災しました直後には、あまりにも傷んだ箇所
が多数
ありましたので、地域の方は、これは待つしかないんだといったような気持ち、感情からスタートし
ております。 それ
が1年
が過ぎ
て、2年目になりますと、ここ
が本当に直るんだろうかと、これ不安を抱き始めたんです。そして、3年
が過ぎ、4年目になりますと、ここ本当に直すのかと、これ不満を口に出され始めたんです。 今日の質問は、この不満からもう一つ上の違和感、行政に対する否定的な言葉
が出る前に、この不安の段階でこれを払拭したかったというの
が今日の私のこの質問の趣旨なんです。 これから12月定例会
が終わりますと、いよいよ本格的な当初予算の査定に入っ
ていくんだろうと思いますので、今日の段階で修繕料に幾ら、復旧工事費に幾ら、そのような細かい数字を私は求めるつもりはないんです。ただ、市長の姿勢として完全なる復旧を目指す、その強い気持ちを持っ
て当初予算に臨む、このことだけの約束はし
ていただけますか。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 岡原市長。
◎市長(岡原文彰君) 考え方は先ほど申し上げたとおり、一日も早い復旧を目指し
ていくところでございますので、これについて趣旨等々はこれからしっかりと対応し
ていきたいと考え
ております。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君)
清家康生君。
◆20番議員(
清家康生君) 今の市長と私のやり取りを、もうこれ以上私、市長を詰めませんけれども、テレビの前で工事を待つ方
がどう認識されたか。それはもうテレビの前の地域の方々に判断をいただきたいと思いますけれども、今、私
が申し上げた地域の中にはそのような思いや感情
があるということだけはしっかりと踏まえ
ていただきながら、予算査定に取り組んでいただきたいということを強くここは求め
ておきたいというふうに思います。 次に、立木補償について伺っ
てまいります。 この立木補償につきまし
ては、特に河川工事を行う際に、重機、建設資材をその現場に搬入する際に、どうしても隣接し
ています樹園地、そこに
あるミカンの木を伐採しなく
てはならない。そのときに伐採した木に対して、行政
が農家に支払う補償のことで
ありますけれども、復旧での工事の中での当市の立木補償に対する対応はどうで
あったのかを建設部長に伺います。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 山口建設部長。
◎建設部長(山口勝君) お答えいたします。 当市におきましては、これまでの災害復旧工事では大規模な補償対象
がなかったことも
あり、やむを得ず民有地に工事用仮設道路を設置させ
ていただく場合などにおきましても、地権者の御理解、御協力をいただき、無償で対応させ
ていただい
てきたところで
あり、立木補償は行っ
ておらず、平成30年7月豪雨災害におきましても同様に立木補償は行っ
ておりません。 以上です。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君)
清家康生君。
◆20番議員(
清家康生君) ちなみに、県の立木補償の現在の状況、現況については、どのような県は対応をなされ
ているのか、それを建設部長、御存じでしたら御発言ください。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 山口建設部長。
◎建設部長(山口勝君) 愛媛県に確認いたしましたところ、災害復旧工事で施工上必要になる支障木の伐採に係る補償費につきまし
ては、災害査定において必要な補償費を申請することで国費対象として行っ
ているということでございます。 しかし、平成30年7月豪雨では、災害箇所
が膨大な数、延長で
あったことから、災害査定までに進入路の地元調整及び支障木の数、品種を調査すること
が不可能で
あったため、単独費での対応を算段したとのことでございます。 なお、県におかれまし
ても地元調整で無償での伐採協力
が得られる場合は、補償費は計上し
ていないということでございました。 以上です。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君)
清家康生君。
◆20番議員(
清家康生君) 基本的には県は、立木補償の制度
があるということの理解でよろしいでしょうか。 ここからは、市長とのやり取りをさせ
ていただきますけれども、地元の方にとって、そこ
が市の管理施設なのか、県の管理施設なのかは関係ないことなんです。補償
があるのかないのか、そのあたりで不公平感を口にされた方も実際おられました。 ただ、農家の方々も全く協力をしたくないわけではないんです。そして、お金
が欲しいわけでもないんです、実際のところは。これまで大切に育て
てきたミカンの木を、これまでの、これからの生業のその基礎となるミカンの木をやはり切るには、それはもう難儀な思いをするんだろうと思います。生活に直結し
ていくわけで
ありますので、私もミカン農家で
ありますので、その気持ちは痛いほど分かるんです。 立木補償
が恐らく
あったとしても、1本数万円程度だと思います。それを考えますと、1本の木
がですよ、これから生み出し
ていく収益というものは、1本の立木補償に係る費用のその比では決してないんです。私はせめて、少なくともそうで
あっても県に準じ
て立木補償の制度を当市の中で、新しく制度としてつくり上げるべきだと思いますけれども、市長、いかがですか。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 岡原市長。
◎市長(岡原文彰君) 先ほど建設部長
が答弁申し上げたとおり、これまで立木補償というものは行っ
ていなかったところでございます
が、今後は災害復旧工事につきまし
ても、必要に応じ
て、県の考え方に準じながら立木補償というものをし
ていきたい。そのように考え
ている次第でございます。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君)
清家康生君。
◆20番議員(
清家康生君) 前向きな答弁をいただきましたけれども、ひとつここで確認だけさせ
てください。 立木補償制度を立ち上げ
て、立木補償を行うときには、それは市の単独工事の中においての立木補償も行うという理解でよろしいでしょうか。これも市長に伺います。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 岡原市長。
◎市長(岡原文彰君) それは、補助事業かどうかということも含め
てかというお問いでお答えをするので
あれば、その工事の違いは地権者にとって、あまり関係ないところでございますので、補助事業で
あれど、単費での事業で
あれど、これらについては補償し
ていくという考え方でございます。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君)
清家康生君。
◆20番議員(
清家康生君) すみません。私の聞き方
がちょっとまずかったわけで
ありますけれども、言われましたように国庫補助事業で
あれば、立木補償の分も国庫補助事業の中に入れ込むこと
ができると。ただ、市の単独事業で
あったら、これはもう市の真水で行う工事で
ありますので、立木補償の補償も真水で行うのかといったような言い方
がよかったんですけれども、少し言い方
がまずかったのですか、市の単独事業で
あっても立木補償は行うという理解でよろしいんですね。 続け
て質問を行いますけれども、今回、農家の方で自宅のほう
が被災した方に限っ
て、樹園地に行ったら樹園地
が今度は土砂災害で傷んで
いると。そして、残った樹園地で何とかこれからの生計をと考えた矢先に、今度は河川工事によって、無償の木の伐採を求められたということで
あります。 私の知る限りでは、ほとんどの農家の方々
がそれに応じ
ていただいたということ。私の知る農家は、やはりそうは言っ
ても今ここで、この場所を直し
ておかないと、今後この場所
が次の大雨によって、土砂災害を招く起点になっ
てはならないということで、下流の人家の方々の心配をされ
て、無償の立木補償に、無償の立木の伐採に応じ
ていただいた方
がおられるということも、市長もしっかりと覚え
ておい
ていただきたいというふうに思います。 そして、もうこの際、もう一言、市長に伝え
ておきたいと思いますけれども、市長、豪雨災害直後に、まず行ったこと
が市道の土砂の撤去というもので
ありました。その土砂の撤去の搬入先
が吉田で
あれば吉田球場ということでございました。ただ、地域によってはそこまで行くの
が遠い、時間
がかかると、混み合うということで、地域の中で土砂災害を免れた、生きたミカンの木を自ら
が伐採し
ていただい
て、地域の中に土砂の仮置場を造っ
ていただいたといったようなケースも
あったんです。 市長は、豪雨災害の復旧工事の中で、地域の方々
が様々な面で工事に協力をし
ていただい
ているということ、市長の耳には届い
ていますでしょうか。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 岡原市長。
◎市長(岡原文彰君) 具体的に木を切っ
て、仮土置場をされたというところは、私はちょっと存じ上げ
ていなかったところでございますけれども、様々な工事を施工するに当たって、その民有地というものをお借りをしたという事案は、これはかなり現場すごい聞きました。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君)
清家康生君。
◆20番議員(
清家康生君) 地域の方も、やっ
てくれ、やっ
てくれと言うばかりではなく
て、しっかりと地域にできることは地域で協力をし
ているということを私は市長に伝えたかった。そのことで
あります。間違いなく、地域も県の工事、そして市の工事には積極的に御協力をいただい
ているということを、今日この日、市長にお伝えし
ておきたいというふうに思います。 今日、私
が用意し
ています最後の質問になりますけれども、被災後の生活再建に必要な罹災証明書の発行について伺っ
てまいりたいというふうに思います。 この罹災証明書につきまし
ては、被災をされた方については、もうこれは必要不可欠なもので
あるということの認識は十分され
ているわけで
ありますけれども、これはもう日常、発行するものではなく
て、非日常に発行するもので
ありますので、今日、この機会に
市民環境部長に罹災証明書の手続の方法と罹災証明書を取得した後の行政からの支援について、御説明をいただければというふうに思います。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 古谷
市民環境部長。
◎
市民環境部長(古谷輝生君) まず、申請手続のほうにつきましては、市役所の窓口にお越しいただき、本人確認を行った上で、罹災証明書交付申請書を作成し
ていただきます。その際、住宅地図や固定資産税課税台帳を確認しながら罹災した物件の特定も行います。 また、被害の状況を写真撮影され
ている場合は、そのデータも御提供いただい
ております。 次に、行政支援でございます
が、被災者生活再建支援法による支援制度
がございます。これは、全壊の被害を受けた世帯
が10以上
あるなど、国
が定める基準を満たす災害
が発生した場合に、住家の被害の程度などに応じ
て一定の支援金
が支給されるものでございます。 その他、支援措置につきまし
ては、各自治体において対応を検討することとされ
ておりまし
て、平成30年7月豪雨災害においては、愛媛県と宇和島市
が半壊以上の世帯に独自で被災者生活再建緊急支援金を支給したほか、市税など公共料金の減免や資材家屋の土砂撤去、解体処理などの支援を行っ
ております。 以上でございます。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君)
清家康生君。
◆20番議員(
清家康生君) この罹災証明書につきまし
ては、被災を受けた方々にとりましては一日も早く取得をしたいという思い、行政側からすれば一日も早く発行をしなければならないということになりますけれども、もう既に自治体の中には、これをオンラインで発行する動きも出
ているようで
ありますけれども、このオンラインについて当市の対応はいかがなものなのかを
市民環境部長に伺います。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 古谷
市民環境部長。
◎
市民環境部長(古谷輝生君) お答えいたします。 議員御指摘のとおり、全国的に災害を経験した自治体など
が、その経験値に基づき、オンラインを活用した仕組みを構築し
ていることは様々に情報を得
ているところでございます。 そのような中、本市におきましても今年度中にオンラインによる罹災証明書の交付申請も可能となるよう、現在、準備を進め
ているところでございます。 以上でございます。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君)
清家康生君。
◆20番議員(
清家康生君) 少し細かく伺いますけれども、オンラインによる罹災証明書の発行というものは、ここの表に
あります一部損壊から全壊全てのものについての罹災証明書
がオンラインで可能で
あるというような理解なんでしょうか。それとも一部に対してなんでしょうか。少し御説明ください。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 古谷
市民環境部長。
◎
市民環境部長(古谷輝生君) 現在、一部についてオンラインで申請
が可能というふうな解釈でいいと思います。 以上でございます。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君)
清家康生君。
◆20番議員(
清家康生君) この表でいい
いますと、一部損壊に限っ
てオンライン
が可能で
あるということでございます。 この一部損壊になりますと、なかなか豪雨災害のケースでいいますと、国からの支援
がなかなか受けにくい一部損壊ということで
ありますけれども、ただこれ、豪雨災害のケースに限っ
て話をいたしますと、ここの一部損壊に対しても、これは岡原市長の英断で義援金の中から1つの罹災証明書に5万5,000円配分をし
ておりますし、これ一部損壊といいまし
ても、この罹災証明書を取っ
ておけば、これはもう建設課の事業になりますけれども、崖崩れ防災対策事業、裏山の擁壁工事、ここで個人負担
が10%から5%に引き下げられるというような減免措置も
ありますので、私は一部損壊で
あっても、しっかりと罹災証明書の取得は行っ
ていただきたいというふうに思います。 それと、ちょっと表、大きめにし
てもらえますか。これ、豪雨災害のときには準半壊と中規模半壊
がございませんでした。豪雨災害以降に準半壊と中規模半壊
が新たに入っ
てきたということで
あります。それを踏まえ
て話をさせ
ていただきますと、豪雨災害時は、当市は約ですよ、1,800枚の罹災証明を発行し
ております。そのうちに一部損壊の罹災証明書
が、そのうちの約40%
が罹災証明書で
ありました。 これも単純な話をさせ
ていただきますと、一部損壊の40%の幾らかをオンラインで申請をし
ていただければ、ここの表でいう準半壊以上、ここはどうしても職員
が現場に立っ
て調査をしなく
てはなりませんので、そこの調査の手間
が省け
て、準半壊以上の罹災証明書の発行の迅速化につながるということで
ありますので、これは一部損壊で
あっても、これは市民環境部の担当ですか、オンラインで一部損壊の罹災
が取れるということの市民への周知は行っ
ていただきたいというふうに思います。 そして、次に今、私言いましたように、準半壊以上は、ここはもう必ず職員
が調査をしなく
てはならないわけです、現地で。ここ
が人手と時間
がかかるということで、罹災証明書の遅れにつながっ
ていくわけで
ありますけれども、これは豪雨災害からの一つの課題で
ありまし
て、ここをいかにこの調査を、効率化を上げ
ていくかということになっ
てくるかと思いますけれども、
市民環境部長、何か豪雨災害から4年
がたちました
が、今後の施策
がもし
あれば、この際、答弁をいただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 古谷
市民環境部長。
◎
市民環境部長(古谷輝生君) お答えいたします。 平成30年7月豪雨災害におきましては、住家、非住家合わせ
て6,000件余りの調査を実施いたしました
が、当該調査業務の多くは手作業で行わなければならなかった、このこと
が罹災証明書の発行に影響するなどの課題となりました。 この課題を解決するため、当該調査業務の計画、人員配置、進捗管理などを自動で行うシステムや調査結果の記録などを行うアプリ、ドローンによる写真撮影やAIを用い
て被災状況の把握などを行うことのできるシステムの導入に向け
て、現在、検討を行っ
ているところでございます。 これらを活用することで、調査業務の効率化
が図られ、結果として罹災証明書の迅速な発行へつながるもので
あると期待をいたし
ているところでございます。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君)
清家康生君。
◆20番議員(
清家康生君) ここからは市長に伺いますけれども、特に被害の大きかった吉田町、吉田支所の罹災証明書の発行で、かなり混乱したことは、市長もその目で御確認し
ていますので、罹災証明書の発行の混乱を避けるための効率化というものには、恐らく前向きに考え
ていただい
ていると思うので
ありますけれども、市長、今、
市民環境部長が言われましたシステムの導入に対して、市長はどのような考え方を持っ
ておられるかをお聞かせください。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 岡原市長。
◎市長(岡原文彰君) 平成30年7月豪雨災害におきましては、やはりこの罹災証明の発行
が滞ること
があったこと、職員は本当、精いっぱい頑張っ
てもらっ
ていたんですけれども、物理的な数の中で、調査
がなかなか進まなかった、その手作業の部分というもの
が大変多かったと認識し
ております。 そして、他の自治体からの応援職員もこの罹災証明について、お力添えをいただきましたし、その後、我々
が職員を派遣した熊本や大崎につきまし
ても、要望としては、やはりこの罹災証明というものの役割として、そういったオファー
があることは、やはりこれは全国での災害
が起きた後の悩みで
あるということを認識し
ております。 こういった中で、経験したからこそ分かることとして、この部分についてはやはり効率化を含めた対応というものをし
ていかなければならないだろうと、それを認識する中で、先ほど
市民環境部長が申し上げたこのシステムについて、これらの導入に向け
て今、検討をしっかりし
ているところでございます。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君)
清家康生君。
◆20番議員(
清家康生君) 4年前の豪雨災害時には、国や県、そして災害応援協定を結んで
います松前町や新居浜市、さらには姉妹都市のほうからも大勢の職員
が宇和島入りをし
ていただい
て、様々な業務、また建設部においても、水道局においても外回り、炎天下の中で活動業務を務め
ていただいたこと
が私の記憶の中にもございます。 ただ、市長、今後予想されます南海巨大トラフ、このような大きな災害、または広域に広がる大きな災害については、これはもう全く外からの応援というものを当てにすることはできないんだろうというふうに思います。 そうなりますと、限られた職員の中で、いかに効果を上げ
て効率を図っ
ていくのか。そうなりますと、どうしても今、市長
が申し上げました、部長
が申し上げました、そのシステムの導入というもの
が今後、必須になっ
てくるかというふうに思いますので、これはもう積極的に災害というもの
がいつ起こるか分かりませんので、積極的な検討をいただきながら、これはもう早々の予算計上をし
ていただきたい、そのことを私のほうから求め
ておきたいというふうに思います。 今日、私
が用意し
ております質問の全てを終わりますけれども、今年も残すところ
があと20日余りということになりました。何とかこの年末年始、大きな災害、事故、ないように穏やかな年末年始で
あることを御祈念申し上げたいと思いますけれども、先ほど来、私
が申し上げ
てきたように、まだまだ復旧工事、終盤にも差しかかってないんだろうというように、私の認識ではそう思っ
ています。 これからも豪雨災害からの完全なる復旧に向け
て、私もその一助になるべく、しっかりと汗をかい
ていくことを今日この場で改めて皆さんの前でお誓い申し上げながら、私の一般質問を終わりたいと思います。 以上です。(拍手)
○議長(石崎大樹君) 以上で、
清家康生君の質問を終わります。 次に、吉川優子君の発言を許します。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 吉川優子君。
◆1番議員(吉川優子君) おはようございます。会派あゆみの吉川優子です。通告に従いまして、一問一答方式で質問を行います。 理事者におかれまし
ては、分かりやすく前向きな御答弁をよろしくお願いいたします。 9月議会
が終わりまし
て、10月の間に数回視察へ行かせ
ていただきました。東京都内各所、檜原村、国会で衆議院本会議の傍聴、衆議院議員会館、参議院議員会館、交通会館、また、神戸で開催された防災国体など、たくさん視察をさせ
ていただきましたときの学びを基に、今回質問させ
ていただきます。 そのときに出会った方々、学んだことはたくさん
あります。中でも、10月1日に清水勇人さいたま市長に御縁をいただき、お目にかかりお話を聞かせ
ていただくこと
ができました。 その中で宇和島市に通ずるお話
がたくさん
ありましたので、少し御紹介をさせ
ていただきます。 人口増加、小中学生の学力テストなど、目に見える形での日本一のもの
がたくさん
あったさいたま市でした
が、特に驚いたのは、市民
が住みやすいと思っ
ているのか、住み続けたいと思っ
ているかなどのアンケートの市民の満足度
が90%近いというすばらしい結果です。 また、学力面で中学3年生の英検3級取得率
が、国の平均
が47%に対して、さいたま市は83%と高いものでした。これは、この先のグローバル化を見越し、コミュニケーションを重視し
て、小学校1年生から英語を学ぶのではなく、英語で学ぶに重点を置かれ
ていると聞きました。 また、スポーツを市の活性化に生かそうと考えられ
て、フランスのスポーツイベントの3つ、ツールドフランス、パリダカールラリー、パリマラソンをまね
て開催され、まずは、市の観光課で始め、次に、一般社団法人化し、現在は民営化され
て継続開催できる流れをつくられ、週1回以上スポーツをする市民を70%にすると決め、進められ、現在達成され
ておりました。 それに関係し
て、スポーツ教育で一流の選手をミラクル先生として招き、子供たちに夢や希望を持たせることイコール生きる力の
ある子供、その生きる力の
ある子供を育てるための親へのアクションとしては、子育ての楽しい市イコールさいたま市を施策とされ、親子の絆を深めるために父子手帳、祖父母手帳を作ったり、パパも子育てに積極的に参加するためにパパサンデーなどの活動も企画され、NPOさいたまパパスクールを掛け合わせることで、ファザリングジャパンへとつなげ
ていました。 そのほか、率先し
て進められ
ているコミュニティ・スクールの拡大のために、地域住民
が参加できる放課後スクールを増やし、絆を大切にしながら役割分担をし
て、多世代食堂を地域のコミュニティー力を上げる原動力にされ
ていました。 宇和島市としても、既に取り組まれ
ていることとは思います
が、岡原市長
が目指す選ばれるまちづくりの基は、住んで
いる私たち
が住みやすく、そして、住み続けたいと思うウキウキワクワクするまちづくり
が一番の早道ではないかと思います。 岡原市長の公約にも
ありました選ばれるまちづくりにおいて、市長
が実感され
ているまちづくりの今の現状と今後の展望をお聞かせください。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 岡原市長。
◎市長(岡原文彰君) お答えします。 さいたま市の取組、本当に非常に興味深い施策
が展開され
ているところで、人口も増加をし
ているというところでございますので、当市のような今の状況とは全く違うところに
あるんだろうと思っ
ております。 ただ、そうやっ
て努力に努力を重ねられながら、そういった数字というものを築い
ているんだろうと考えた中で、本市に置き換え
てみますと、そこまでの十分な施策化というものはでき
ていないのは現実でございます。 選ばれるまち、これは、まずは住まれる方々
が、この地域に住んでよかったと、そう思っ
ていただけるような様々な施策を通じた幸福感だという認識で
あります。そういった中で、その後移住・定住につながっ
ていき、関係人口の増加につながっ
ていくものという意味で御提案をさせ
ていただい
ております。 特に、先ほどのさいたま市の事例でも、子育てに関する施策、そして、子供
が主役ということで様々な展開というもの
がなされ
ていることにつきましては、私もまだまだこの児童館で
あるとか、ホリバタ事業とか、まだこの基本的な、基本中の基本しかでき
ていないところでございますけれども、ここでそういったソフトな部分というものをどのように展開し
ていくこと
ができるか、そして、行政だけでは十分なことはできない、吉川議員も含めた民間の方々の力と、吉川議員
がふだんお付き合いされ
ているような方々のような民間の力と叡智というものをお借りしながらやっ
ていくべきだと思っ
ております。 いずれにいたしまし
ても、今、高齢化率40%、そして、子供たち
が1年間で350名程度の出生でございますので、この子供たち
がこういった施策、そして、地域と一緒になっ
て何を感じ、そして、みずから
がこの地域を担っ
ていくんだとそう思っ
ていただけるような、そういった施策というものを展開しながら、そういった選ばれるまちへとつなげ
ていくこと
ができたらと考え
ている次第でございます。
◆1番議員(吉川優子君) ありがとうございます。ぜひ…。
○議長(石崎大樹君) 吉川優子君。
◆1番議員(吉川優子君) ごめんなさい。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) どうぞ。
◆1番議員(吉川優子君) ぜひ、強く推し進められ、宇和島市
が全国から選ばれるまちとなり、さらには、住みたい町・住み続けたいまちと思っ
てもらえ、子供も大人も豊かな自然の中でイキイキワクワク笑顔のあふれる宇和島として全国に聞こえるように、私も市議としてさらなる努力を続けたいと思っ
ております。よろしくお願いいたします。 続きまし
て、廃校の利活用と移住・定住に関しての質問をさせ
ていただきます。 10月3日、国会で岸田総理の所信表明演説を傍聴させ
ていただいた後に、長谷川淳二衆議院議員事務所の御協力により、みんなの廃校プロジェクトについて、文部科学省の担当官から説明をいただきました。 そこでは、全国的に廃校活用を積極的に進められ
ているIT企業などの数々の事例紹介
がありました。 1つ大きな事例を御紹介いたしますと、パソコンなどの再生事業を行っ
ているリングロー株式会社
が主体となっ
て取り組まれ
ている全国各地に
ある廃校を利用し
て、再び人々
が集う場所を目指すとともに、IT機器を役立て
て、地域の方々の暮らしを豊かにしたいという思いの下始動したIT交流拠点施設づくりで、少子高齢化対策や雇用創出を含めた様々な面で、持続可能な地域づくりに貢献し
ていこうという全国規模長期計画の「おかえり集学校プロジェクト」です。 このような動きを聞くと、宇和島市でもさらにSDGsな世の中を目指す上でも力を入れ
て取り組むべき事業で
あると思いました。 今回の会派の研修に先駆けまし
て、見たかった廃校利用で、宇和島市の子供たち
が喜ぶ事例を2か所、新宿区四谷3丁目と檜原村を見学し
てまいりました。 また、4日には、いつも御紹介し
ています音声SNSのクラブハウスの仲間に片山さつき参議院議員の参与の方
がいらっしゃいまし
ておつなぎいただき、片山さつき参議院議員と関係者による宇和島を念頭においた地方創生の研修会を開催し
ていただきました。 その研修から学んだことを基に、共同体として明るい明日の宇和島のモデルの構築を目指し
て質問させ
ていただきます。 廃校利用について、現在の宇和島市の現状を
西本総務企画部長にお聞きいたします。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君)
西本総務企画部長。
◎
総務企画部長(西本能尚君) お答えをいたします。 本市の廃校は、中学校1校と小学校9校でございます
が、このうち4校につきまし
ては地域の皆様方の御理解をいただきまし
て、校舎について有効な利活用
が行われ
ております。 具体的には、旧小池小学校では、大学研究拠点及び民間事業所の作業場として、旧石応小学校では、地域の備蓄物資の保管場所として、また、旧九島小学校では、我が事・丸ごとの地域づくり推進事業の拠点として活用し
ております。 さらには、今年9月から旧浦知小学校におきまして、浦知地区活性化協議会
が企業組合津島あぐり工房と連携をいたしまし
て、地域住民の福祉の向上や、地域活性化を図ることを目的に、地域交流カフェや高齢者サロンなどといった地元に密着した取組
が行われ
ているところでございます。 なお、そのほか、旧由良小学校では、運動場を救命救急の患者輸送のためのヘリポートとして活用をし
ております。 また、本市の廃校全て
が有事の際の指定避難所に指定され
ておりまし
て、危機管理課におきまして、各廃校について備蓄物資を配備し
ていることに加え、校舎以外の運動場や体育館につきまし
ては、地域の盆踊りや運動会など、地域の方々の社会体育施設等として、随時利活用
が行われ
ているところでございます。 以上です。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 吉川優子君。
◆1番議員(吉川優子君) ありがとうございます。 先日、文部科学省主催のみんなの廃校プロジェクトのZoom会議
が開催されました。そのZoom会議に宇和島市もアピールタイムで参加され
ていました
が、そのときの宇和島市としてのアピールポイントと、それに対する問合せ等、その後の成果についてと今後の展望を
西本総務企画部長にお聞きいたします。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君)
西本総務企画部長。
◎
総務企画部長(西本能尚君) お答えをいたします。 議員御発言のZoom会議は、廃校活用に興味の
ある事業者に対して、文部科学省から廃校の現状説明、そして、3自治体の先進事例発表や活用を募集し
ている自治体からのPRタイム
が行われました。 この会議におきまして、本市はPRしたい自治体として全国から12の自治体の一つとして参加をいたしました。 PRした内容は、本市の廃校のうち、由良小学校とその2つの分校について、3校とも築後30年未満の比較的新しい建物で
あることに加え、宇和海を一望できる大自然に囲まれた好立地を生かした利活用
が可能で
あるということでPRをいたしました。 現時点におきまして、事業者からの問合せはございませんけれども、主として廃校利活用を推進し
ていることを、Zoom会議に参加した500名以上の皆様に知っ
ていただいたことは有益で
あったと感じ
ているところでございます。 今後におきましても、廃校利活用につきまし
て、みんなの廃校プロジェクトを有効活用するとともに、市ホームページの充実を図るなど、廃校利活用の推進に努め
てまいりたいと考え
ているところでございます。 以上です。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 吉川優子君。
◆1番議員(吉川優子君) ありがとうございました。またこれからもよろしくお願いいたします。 また、研修の折に、今までは耐震化され
ていない建物などを壊すのにお金
がかかるため、放置され
ていた
が、今は文部省ではない
が、関係省庁で壊し
て再生するための補助金など
が出るようになったと聞きました。 使用の幅
が広がったそのことを踏まえ
て、全国の利用状況・宇和島市の状況と、今後の取組について、
西本総務企画部長にお聞きいたします。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君)
西本総務企画部長。
◎
総務企画部長(西本能尚君) お答えをいたします。 文部科学省
が実施をいたしました廃校施設等活用状況実態調査によりますと、全国の廃校活用は、令和3年5月時点で74.1%となっ
ております
が、これは、一時利用も含めた数値でございまし
て、本市におきましても、この基準におきましては、高い数字となっ
ているところでございます。 しかしながら、一時的なものを除きますと、10校のうち校舎
が活用され
ているのは4校でございまし
て、有効な活用
が進んで
いる状況に
あるとは認識はしない、進んで
いない状況に
あると思っ
ているところでございます。 次に、国庫補助等の財源措置につきまし
ては、廃校を利用すること
が要件となっ
ているのではなく、どう活用するかで措置される補助金や起債の種類
が決まっ
てまいります。 解体に要する経費
が補助対象となり得るかどうかについては、それぞれの補助要綱について決まっ
ております
が、まずは、どう活用するかを考えた上で、有利な財源措置を検討したいと考え
ているところでございます。 なお、本市におきましては、旧九島小学校の整備に地方創生推進交付金を活用したところでございます。 最後に、今後といたしまし
ても、民間事業者からの御提案、先進地の事例など情報を地元の皆様に提供しながら、十分な協議を行い、有効な活用方法について検討し
てまいりたいと考え
ております。 以上です。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 吉川優子君。
◆1番議員(吉川優子君) たくさんの答えをありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。 また、ドローン資格等にも補助金
が出ます。それを活用しつつドローンの研修所や訓練所として、また、移住・定住の方の企業拠点や住居などへの利用促進につなげることもできると思います。 また、長崎県の壱岐市ではゼロ円移住という仕事も住居も準備し
て、移住し
てもらうだけという施策
が企業を連携し
て実施され
ており、来られる方は関東の20代の女性
が多いと聞きました。 このような事例を参考にし
ていただき、今後宇和島市としても取り組める施策ではないかと思います。この先、宇和島らしい特色
ある利活用方法は考えられませんか。
西本総務企画部長にお聞きいたします。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君)
西本総務企画部長。
◎
総務企画部長(西本能尚君) お答えをいたします。 いろいろな事例を御紹介いただきましたけれども、廃校の利活用は地域の方々
が中心となっ
て、お住まいの地域のために廃校をどう活用すべきかお考えいただくこと
が重要で
あると認識し
ているところでございます。 今後におきましても、本市の特徴で
ある豊かな自然環境を生かした廃校の利活用につきまし
て、先進事例等も、先ほど御紹介いただいた事例等も調査研究をし、地域の皆様方に御提案をしながら、活用法の検討を図っ
てまいりたいと考え
ております。 以上です。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 吉川優子君。
◆1番議員(吉川優子君) ありがとうございました。 宇和島市の廃校はまだまだ新しく、ヘリポート
がある場所も
あり、防災・減災対策や、地元のコミュニティ構築のための第3の居場所づくりなどにも活用できそうですので、この先も、さらなる御検討をよろしくお願いいたします。 次に、商店街の活性化についてお聞きいたします。 空き店舗の利活用促進に宇和島市として取り組まれ
ていることは
ありますか。 楠
産業経済部長にお聞きいたします。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 楠
産業経済部長。
◎
産業経済部長(楠憲雄君) お答えをいたします。 市におきましては、市民サービス向上のため、平成18年から住民票の写し等の交付業務を行います市民サービスセンターを、商店街の空き店舗を活用し
て開設し
ているところでございまし
て、商店街の活性化にも寄与し
ているものと考え
ております。 そのほかには、現在、商店街の空き店舗を市
が直接活用する計画はございませんけれども、コロナ禍において、商店街団体など
が商業活性化や、商店街の魅力を高めるために取り組む活動を支援いたします地域商業活性化事業補助金
がございまし
て、この支援制度によりまして、空き店舗の活用に取り組むことも可能となっ
ております。 以上です。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 吉川優子君。
◆1番議員(吉川優子君) ありがとうございます。 先ほどの質問のときに少し触れた、先日の研修のときに行った東京の廃校利用として、新宿区四谷3丁目に木のおもちゃ美術館と、檜原村に檜原森の美術館
がありました。 前々から宇和島でも、地元の特色を生かし、地元の木材でやりたいと思っ
ていた木のおもちゃ美術館と遭遇し、また、中の様子を見せ
ていただき、宇和島市にできたらと想像しただけでドキドキワクワクうれしくなりました。 それに、檜原村の森のおもちゃ美術館は、昨年の11月に開館され
て、1年足らずで2,000人の人口の村に3万5,000人の入館者
がいるというびっくりするような人気の施設です。 檜原村は、施設は村
が建築し、管理はNPO団体
がされ
ていて、一口館長も全国から1万円で募集され
て運営され
ていました。 これと同じ木のおもちゃ美術館を、高松市は市内の商店街の空き店舗に造っ
て、商店街の活性化を進められ
ているようです。 このような事例などを参考に、現在使える補助金や助成金の種類を教え
てください。 楠
産業経済部長にお聞きいたします。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 楠
産業経済部長。
◎
産業経済部長(楠憲雄君) 御紹介をいただきました事例を参考に、民間団体
が活用できる補助金等といたしまし
ては、今ほど御紹介をいたしました市の地域商業活性化事業補助金のほか、消費者ニーズの把握と情報の収集・分析に係る取組や、分析結果等を踏まえました商店街全体の波及効果をもたらす魅力的な施設の整備を補助する国の補助事業
がございます。 また、商店街全体の来訪者の増加につながる取組、具体的な事例といたしまし
ては、空き店舗を活用した子育て支援施設の開設など、商店街の活性化を支援する県の補助事業などもございます。 事業計画の内容によりまして、活用できる補助金等も異なっ
てまいりますので、検討されるときには、市にまた御相談をいただいたらと考え
ております。 以上です。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 吉川優子君。
◆1番議員(吉川優子君) ありがとうございます。宇和島市のほうでも数々の補助金
があり、また活用できるといいなと思ったので、また御紹介させ
ていただきたいと思います。 先月10月23日の宇和島市の闘牛サミットに合わせ
て行われた恵美須町2丁目商店街のイベントに、私の娘のアイデアの牛のかけっこも参加させ
ていただきました。 そのイベントも、商店街さん
が市の補助金を申請され
て使えたと思っ
ています
が、今年の補助金の利用状況を教え
てください。 楠
産業経済部長にお聞きいたします。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 楠
産業経済部長。
◎
産業経済部長(楠憲雄君) 今回活用されました地域商業活性化事業補助金につきまし
ては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、商店街等への客足の減少
が見られたことから、商店街団体等
が商業活性化を図ることを目的として、自主的に行う取組を支援するため、市独自の施策として令和3年度に創設をしたものでございまし
て、補助率
が10分の10以内、補助金の上限額
が単独事業で80万円、共同事業で120万円となっ
ております。 今年度の補助金の利用状況につきまし
ては、採択件数
が4件、交付決定額
が369万8,000円となっ
ており、各団体
が工夫を凝らし
て商店街の集客活性化のためのイベントに御活用いただい
ていると考え
ております。 以上です。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 吉川優子君。
◆1番議員(吉川優子君) ありがとうございます。また今後、大きなイベントだけではなく、子供も大人も楽しめるような小さなイベントなどにも使いやすい、10分の10出せるような少額の補助金
が出るようになったら、もっと多くの企画
が出
てき
て、町の活性化につながるのではないかと思いますので、よろしくお願いいたします。 そして、追加といたしまし
て、昨日聞いたものですけれども、ナッソの企業組合さんにお聞きいたしました
が、企業組合の商品の詰め合わせを、今度できますスーパーホテルの宿泊パックに使っ
てもらえるようになったとお聞きしました。 このような事例を基に、宇和島市としてもつなげる・広げる活動支援をし
てくださると、もっともっと活性化につながるのではないかと思いましたのでお知らせいたします。 そして、続きまし
て、ふるさと納税についてお聞きいたします。 今年のふるさと納税の額、人気の返礼品、そして、ふるさと納税の担当職員さんの数、そして、昨年までの状況と今年の状況を比較し
て気づかれたことは
ありますか。
西本総務企画部長にお聞きいたします。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君)
西本総務企画部長。
◎
総務企画部長(西本能尚君) お答えをいたします。 まず、今年度のふるさと納税の額でございます
が、4月から11月までの累計で、約1億3,900万円となっ
ておりまし
て、昨年度と比較すると約1,000万円の増加となっ
ているところでございます。 次に、人気の返礼品でございます
が、やはり最も人気
が高いのは柑橘類でございます。そのほか、鯛飯、ブルーベリー、麦みそ、宇和島産黒毛和牛など
が人気でございます。 次に、担当職員の人数につい
てでございます
が、市長公室ふるさと納税係の職員は正規職員2名、会計年度職員1名の計3名でございまし
て、補佐級の職員
が兼務でそのサポートをし
ているところでございます。 最後に、昨年度と比較し
て気づいたことを2点申し上げたいと思います。 1つ目は、寄附額についてでございます
が、9月までの累計では約230万円、昨年度と比較し
て減少おりました
が、10月・11月の2か月で約1,230万円の増加となりました。 10月から記念品の拡充をしたほか、ポータルサイトの増設や、寄附者の興味を引きつけ、目に留まりやすく、必要な情報
が一目で確認できるデザイン、サムネイル強化を実施したり、記念品を検索した際に上位に表示されるようなタイトルの工夫を行った成果
が、少しづつ表れ
てきたのではないかと考え
ているところでございます。 2つ目は、1件当たりの寄附額についてでございます。 昨年度は1万6,900円でございました
が、今年度は、1万5,400円と1,500円下がっ
ております。 全国の累計で見た場合にも、同様の傾向にございまし
て、これを踏まえ対応を検討する必要
があると考え
ているところでございます。 以上です。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 吉川優子君。
◆1番議員(吉川優子君) ありがとうございました。数々の取組、よろしくお願いいたします。 私のクラブハウス仲間でも
あり碧南市議を通じ、当時の担当職員さんにふるさと納税の額
が飛躍的に伸びた碧南市の事例を伺いました。 昨年の調査比較です
が、人口は碧南市
が7万2,458人、宇和島市
が7万809人、高齢化率碧南市は24.1%、宇和島市は40.1%、職員数は碧南市
が350人、宇和島市
が484人という似通った海に近い、農業も盛んな町です
が、大きく違うところは、ふるさと納税の額
が碧南市は29億円、宇和島市は3億円でした。 今年、碧南市は36億円になったと聞きました。 ここは、担当された職員さん
が市長に直接交渉をし
て、専属で仕事をさせ
てもらうようになっ
てから、1年で5億円から6億円に、そして、そのふるさと納税担当者
が手続書類の簡素化、エントリー料の廃止、勉強会の開催、そして、市内の商店や1次産業の方へ直接営業に回られ、返礼品の種類を当初の80品目から300品目へ増やし、事務手続を業務委託に変え
て、結果、ふるさと納税
が20億円となったそうです。 簡単に説明しました
が、このほかにもまだまだ
あると思います
が、結局この職員さんはふるさと納税を極められ、ふるさと納税の管理システムの会社に移られ
て、現在もふるさと納税の仕事で結果を出し続け
ているようです。碧南市ではスーパー公務員だったとおっしゃられ
ていました。 今現在、碧南市は、掲載サイトも10か所ほど出し
ているとのことでした
が、こんなにすごい結果を出し
ている町も
あると思ったら、どれだけ本気で取り組むかは鍵になると思います。 この碧南市は成功事例では
あり、宇和島市もいろいろな対策検討され
ていると思っ
ています。 しかし、ふるさと納税
が増加し
ていない今の状況の課題について、どうお感じになっ
ていらっしゃるのか、また、ふるさと納税増加に向けた今後の対策について、
西本総務企画部長にお聞きいたします。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君)
西本総務企画部長。
◎
総務企画部長(西本能尚君) お答えをいたします。 課題は山積し
ております
が、私の思うところを3点申し上げたいと思います。 1つ目は柑橘の量の確保。2つ目は事業者との関係性の強化。3つ目は斬新な記念品の開発でございます。 まず、柑橘の量の確保については、一朝一夕で解決できる問題ではないというふうに認識をし
ているところでございます。 次に、事業者との関係性の強化につきまし
ては、寄附額
が多かったころから必要性を強く感じ
ていながら、職員数の問題などから十分には対応でき
ておりませんでした。 現在は、先ほど御紹介
ありましたように、業務委託の中で取組を進め
ており、委託業者において、積極的に市内の事業者訪問などを行っ
ているところでございます。 また、事業者任せにもせず、職員も同行するなど、関係強化を図っ
ていきたいと考え
ているところでございます。 最後に、斬新な記念品の開発についてでございます
が、記念品の数は、10月のリニューアルに続き、記念品の登録手続の見直しを行った結果、10月末現在で、昨年度と比較し
て145品目増加し417品目となり、記念品の充実という面では成果
がございました。 しかしながら、寄附
が爆発的に増加するというような記念品の開発には至っ
ておりません。 現在、担当の職員は大変な重圧を感じながら業務に当たっ
ておりますけれども、失敗を恐れず、自由な発想でチャレンジし
ていっ
ていただきたいというふうに思っ
ているところでございます。 以上です。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 吉川優子君。
◆1番議員(吉川優子君) さらなる進化されますように、よろしくお願いいたします。 でも、去年よりも増え
ていくように頑張っ
ていただければと思います。よろしくお願いいたします。 続きまし
て、DX化についてお聞きいたします。 まずは身の回りの簡単なことです
が、宇和島市の市の施設、例えば、公民館や生涯学習センターなどの施設をお借りする場合、今現在は、市民
が出向い
て行っ
て予約をし
ております。 そのほかに活用され
ている予約方法など
ありましたらお答えください。 また、高齢者の方などもいらっしゃるので、今の予約方法も残し、現場に行かなく
ても予約
ができる方法
ができれば便利で
あると思います。現行の申請方法に加え、インターネットを使った申込みを可能にする予定はないですか。片山教育部長にお聞きいたします。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 片山教育部長。
◎教育部長(片山治彦君) お答えをいたします。 公民館及び生涯学習センターの施設予約につきまし
ては、現在、使用を希望される方に施設窓口に直接おいでいただきまし
て、所定の用紙により申請をいただくという運用となっ
ております。 また、事前にお電話でお問合せをいただいた場合には、件数の多い中央公民館を除い
てでは
あります
が、空き状況の確認、また、仮予約等を受け付け
ております。 こういった中、市としてDXを推進するという方針に沿う形で、本年1月から市内公民館のうち中央、吉田、三間及び岩松公民館の4館におきまして、LoGoフォームを活用したインターネットでの使用申請を開始いたし
ております。 運用を開始し
てからおよそ1年ということで
あります
が、その間の実績といたしまし
ては、例えば中央公民館におきましては、申請件数の約40%
がインターネット申請へと移行すると、一定程度時代のニーズに合った対応
ができ
ているのではないかというふうに考え
てございます。 今後といたしまし
ては、さらなる利便性向上を目指し
てニーズの把握に努めながら、インターネットを用いることで、どこに
いても簡単に予約
ができるシステムの構築につきまし
て、検討を進め
てまいりたいというふうに考え
ております。 以上です。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 吉川優子君。
◆1番議員(吉川優子君) なぜなら、平日働い
ている世代は、書類申請・提出に行くの
が割と大変だったり、コロナ禍のことも
あり、人の接触を少なくすること
ができ、人員
が少ない場合や施設を留守にしなければならないときなどにも対応
ができ
て、よいことも多いと思いますので、なるべくお進めいただきますよう、よろしくお願いいたします。 以前の質疑でも少し触れさせ
ていただきましたメタバースという仮想空間を利用し
て、宇和島
ができそうだなと思うものについて質問させ
ていただきます。 まず、先ほど質問させ
ていただきましたふるさと納税です
が、メタバース空間に宇和島市
があると考え
てください。 ふるさと納税をする本人
がアバターとなっ
て、バーチャル空間で鯛やハマチを釣り上げる、そのバーチャルな仮想空間で体験した鯛やハマチ
がふるさと納税の返礼品としてリアルに届くというのは考えたことはないでしょうか。 これ
が想像できれば、ミカン狩り、田植えや稲刈り、ほかの農水産物、また、じゃこ天や真珠の球出し体験などをし
ていただき、それらのバーチャル空間での体験からリアルな商品
が届くなどにも利用できそうです
がいかがでしょうか。
西本総務企画部長にお聞きいたします。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君)
西本総務企画部長。
◎
総務企画部長(西本能尚君) お答えをいたします。 一部の自治体におきまして、メタバース上での出展ブース内に返礼品の3Dモデルを展示し
ておりまし
て、それに触れるとそのまま納税サイトに移動し、その場で納税の申請
ができるといったような仕組みとなっ
ているところでございます。 メタバースの活用は、今後様々な分野で広がっ
ていくことは間違いないと認識をし
ておりますし、バーチャルでの遊び
がふるさと納税につながっ
ていくというのは楽しい発想で
あると思っ
ております。 しかしながら、ふるさと納税のルールといたしまし
て、返礼品は寄附額の30%以内、返礼品も含めた寄附金募集経費は、寄附総額の50%以内という規定
がございます。従いまし
て、返礼品以外の経費は20%以内に収める必要
がございます
が、現状では上限に近い金額となっ
ておりまし
て、経費
が必要となる新しい取組を行うためには、まずは寄附額を増加させる必要
がございます。今後どのようにふるさと納税を増加させるかについては、担当においてしっかりと検討し
ていきたいと考え
ております。 以上です。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 吉川優子君。
◆1番議員(吉川優子君) ありがとうございます。また御検討ください。 次に、防災・減災での利用です。 災害
が起こったとして、メタバース空間に宇和島市の
災害対策本部をつくったら、職員さん
が市役所に集まらなく
ても、各自
が自宅や現場から入室でき、自分の声で参加し
て情報共有
ができ、近隣の市町村の
災害対策本部とも行き来し
て災害対応
ができるというアイデアはいかがでしょうか。 山下
危機管理課長にお聞きいたします。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 山下
危機管理課長。
◎
危機管理課長(山下真嗣君) お答えいたします。 議員に御指導いただきまし
てメタバースを勉強中でございます
が、災害発生後の対応といたしまし
ては、やはり現実空間での対応
が必要となりますので、情報共有で
あったり、連携ツールとしての活用に可能性は
あります
が、一方で防災啓発で
あったり、防災訓練への活用については可能性
があるというふうに思っ
ております。 今後、宇和島市の都市空間3Dモデルを活用いたしまし
て、災害リスク情報を重ねること
が可能になれば、地震や迫りくる津波や土石流、洪水災害など、様々な災害をリアルに体感すること
が可能となります。 メタバース上で、現実の場所により近いリアルな環境で災害を経験することで、防災意識の向上で
あったり、適切な避難行動を取るための訓練
ができるのではないかというふうに考え
ておるところで
あります。 以上でございます。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 吉川優子君。
◆1番議員(吉川優子君) ありがとうございます。いろいろな活動でよろしくお願いいたします。 今画面に映され
ているのは、先月の日曜日の夜に、音声SNSのクラブハウスの中の防災・減災チームと一緒に、もしもメタバース空間に宇和島市の
災害対策本部があって、ほかの地域とつながれたらという考えの下に行った、音声SNSクラブハウス、そしてZoom、FacebookLive、メタバースのスペーシャルの4次元配信を行ったときの写真でございます。 資料は危機管理課さんにいただいたもので共有させ
ていただい
ております
が、こちらはどなたでも体験できますので、ぜひまた、御体験ください。 続きまし
て、教育行政の中で、子供たち
が取り残されないようにするために、不登校の子供たちや障害の
ある子供たちにとって、自宅に
いながら学校に楽しく通えること
ができたらいいなと、市民の皆様からの御意見をお聞きする中で、日々感じ
ておりました。 そんな中、メタバース空間に出会い、既に障害の
ある方の作業所や大学なども採用され
ている現実を見聞きしたときに、この空間
が利用できるのではないかと思いましたので、質問させ
ていただきます。 宇和島市に現在不登校の生徒さんは何名
いますか。また、障害
があり、いろいろな理由で支援学校にも行かれ
ていない子供さんは何名でしょうか。 片山教育部長にお聞きいたします。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 片山教育部長。
◎教育部長(片山治彦君) お答えをいたします。 市内公立の小中学校に在籍され
ております児童生徒の中で、今年度10月末までで30日以上の欠席
があり、不登校として教育委員会
が把握をし
ている児童生徒数は64名となっ
ております。 全在籍児童生徒数の1.5%でございます。 そのうち約5分の1に当たります12名
が特別支援学級在籍の児童生徒で
あり、現在、その障害の
ある児童生徒
が安心し
て登校できる教育環境につきまし
て、できるものから整え
ているといった状況でございます。 なお、特別支援学校につきまし
ては、私ども市教委の管轄外ということで、登校でき
ていない児童生徒数につきまし
ては、残念ながら把握はでき
ておりません。 以上です。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 吉川優子君。
◆1番議員(吉川優子君) 御調査ありがとうございました。 先日、愛媛県の教育委員会の取組として、メタバース空間を利用すると、テレビのニュースで紹介され
ていました
が、宇和島市の教育委員会としてメタバース空間を利用した学校は考えられませんか。 片山教育部長にお聞きいたします。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 片山教育部長。
◎教育部長(片山治彦君) 不登校の児童生徒について心配をされるの
が、人と関わる機会の減少ということでございます。子ども支援教室わかたけや放課後等デイサービスなど、学校以外の場所を利用し
て、人と関わる機会を持てる児童生徒もおられますけれども、人と直接関わることそのものにストレスを感じ、家から出られないといったお子さんもおられます。 現在、宇和島市におきまして、各校の状況に応じ
て、可能な限り不登校児童生徒に対してもタブレット端末によりますオンライン授業を行っ
て、これを出席扱いとするなどの効果を上げ
ている事例もございます。 家の中だけでほとんどの時間を過ごす児童生徒の中には、今ほど御紹介の
ありましたメタバース空間での支援
が有効なお子さんも
いると思います。 児童生徒の居場所づくりという意味におきましても、1つのアイデアとして検討する価値の
あるものだというふうに考え
ております。 実際に取組を始められた県や市もございますことから、宇和島市の不登校の子供たちをサポートする支援ツールの一つとして導入可能かどうか、県教委とも協力をしながら検討し
てまいりたいというふうに思います。 以上です。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 吉川優子君。
◆1番議員(吉川優子君) ありがとうございます。 不登校でもアバターで登校でき、個人情報
が守れるような学校
があってもいいのではないかなと思いますので、よろしくお願いいたします。 メタバース空間を利用することにより、不登校の生徒さん
が0人になるように願っ
ております。 まだまだ未知の世界でも
あるメタバース空間では
あります
が、経済活動の利用例も
あります。 それは、出雲市の商工会議所
が、10月末まで出雲ご縁結び商店街というものを国の助成金を使っ
てメタバース空間につくっ
て販売活動をされ
ていました。 宇和島市も物産展などの開催や婚活など、商店街の活性化にもつながるイベントの開催など、様々な利用
が考えられます
が、今後の活用について楠
産業経済部長にお聞きいたします。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 楠
産業経済部長。
◎
産業経済部長(楠憲雄君) 御紹介をいただきましたしまね縁結び商店街につきまし
ては、松江と出雲の商工会議所など
が連携し、メタバース空間に構築いたしました日本初の商的交流空間として、今年の5月から10月までの期間限定で実証実験的な取組としてオープンをさせたと伺っ
ております。 市といたしまし
ては、これらの先進事例の今後の動向に注視するとともに、商工団体や商店街団体のご意見をお伺いしながら、必要に応じ
て対応を検討し
てまいりたいと考え
ております。 以上です。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 吉川優子君。
◆1番議員(吉川優子君) ありがとうございました。この先もいろいろ調査し
ていただい
て、御活用いただければと思います。 まだまだ未知の空間では
あります
が、全国に先駆け
てという話題性なども視野に入れ
て、メタバース空間に市役所の窓口をつくっ
てみ
て、直接来なく
ても、各種手続
ができるのではないかという実証実験も、全国に先駆け
て、まずやっ
てみるという挑戦
が大切なのではないかと思います。ぜひぜひ挑戦し
てみ
てほしいです。 次に、10月4日の片山さつき参議院議員の研修のときに、参加企業さんからも、町全体を巻き込み、脱炭素にトライし
ている市町村の取組
が紹介され
ておりました。 宇和島市は、このDX化の施策の中で、迫りくる期限の
ある2030年脱炭素なども当然考え
ていかなければならない重要課題では
あると思います
が、今現在の取組について古谷
市民環境部長にお聞きいたします。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 古谷
市民環境部長。
◎
市民環境部長(古谷輝生君) お答えいたします。 脱炭素社会を実現するためには、一人一人の省エネ行動に加え
て、再生可能エネルギーの利用や、CO2の排出抑制及び回収につながる技術の導入など、複合的な対策
が必要で
あると考え
ております。 現時点において、DXを活用したカーボンニュートラルの施策を具現化でき
ておりません
が、全国的にも様々な取組
がされ
ていることも承知をいたし
ているところでございます。 今後は、市民の皆様に広く活用いただける仕組みづくりも必要ではないかと考え
ておりますので、それらを念頭に研究し
てまいりたいというふうに考え
ております。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 吉川優子君。
◆1番議員(吉川優子君) 御調査ありがとうございます。 ここまでいろいろな提案と質問をさせ
ていただいた宇和島市のDX化計画についてです
が、どんどん技術
が進化し
ていく世の中で、未知で
ある大変な取り組むべき案件
が続くと思います。 世界的な時代の流れに立ち向かっ
ていく宇和島市としてのチャレンジ
があったら教え
てください。
西本総務企画部長にお聞きいたします。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君)
西本総務企画部長。
◎
総務企画部長(西本能尚君) お答えをいたします。 本市におきましては、計画に基づい
て様々な分野にチャレンジをし
ているところでございます。 まず、行政におきましては、市民課窓口の電子化やオンライン申請の拡充など、窓口サービスの向上などを行っ
ております。 また、地域社会でのデジタル活用につきまし
ては、総合防災管理システムや電子図書館サービスの導入などを実施したほか、本年6月補正で計上いたしました郵便局との連携による高齢者世帯の遠隔医療体制の構築見守り支援の強化などの各種事業に取り組んで
いるところでございます。 さらに、県と連携をいたしまし
て避難所等へのwi-fi基地局の設置やため池等へのセンサーの設置、また、シマアジ養殖におけるスマート給餌機実装など、地域におけるデジタル実装にも積極的に取り組んで
いるところでございます。 今後におきましても、先進地の事例などを参考にいたしまし
て、地域の活性化や本市の魅力向上を図るため、さらなるデジタル化の推進に取り組みたいというふうに考え
ております。 以上です。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 吉川優子君。
◆1番議員(吉川優子君) たくさんありがとうございます。私もさらに学びを重ね
て、宇和島市のDX
が明るい未来へ進められるように努力いたしますので、どうかよろしくお願いいたします。 続きまし
て、今私たちの日常生活に直接的・間接的に大きな問題となっ
ております円安に関する質問に移らせ
ていただきます。 今日の円安は、多くのところに影響を及ぼし
ております。円安による物価の高騰により、市民はもとより多くの事業者の方々は厳しい経営を強いられ
ております
が、この円安傾向はまだまだ続くと思われます。 この厳しい現状を踏まえ、宇和島市として支援策など、具体的な取組
があればお答えください。
西本総務企画部長にお聞きいたします。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君)
西本総務企画部長。
◎
総務企画部長(西本能尚君) お答えをいたします。 物価高騰に対する支援策につきまし
ては、これまでに住民税非課税世帯や子育て世帯への特別給付金事業のほか、市独自の施策として、地域とつながる商品券、これと連動した子供応援券の支給、給食食材に係る高騰分の公費負担、農畜産業における肥料・飼料の価格高騰対策などを実施し
てまいりました。 また、今定例会にはこれらに加え
て水道基本料金の減免、魚類養殖における飼料の価格高騰対策、医療福祉施設への応援金事業について予算提案をさせ
ていただい
ているところでございます。 なお、これらの予算額の合計は、約18億6,000万円となっ
ているところでございます。 以上です。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 吉川優子君。
◆1番議員(吉川優子君) ありがとうございます。たくさんの事例、本当に感謝申し上げます。 しかし、先日、知り合いの運輸関係のトラック業界の方からお話
がありました。内容としては、愛媛県そして20市町の各自治体に燃料高騰対策の要望に行ったとのことでした。 要望に対し、愛媛県からは支援をいただき、東中予11市町では4市町
が支援を行うことになっ
ております。また、南予の9市町では、宇和島市以外の8市町
が支援を行うと聞い
ております。 この要望に対し、宇和島市では支援を行わない理由について、また、今後の対応について岡原市長にお伺いいたします。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 岡原市長。
◎市長(岡原文彰君) お答えします。 多分その支援の
タイミングというのは、多分タイムラグ
がいろいろ
あって、結果としてそうなりつつ
あるというところだと思いますけれども、今年の6月に、宇和島地方のトラック協会からそういった原油に関する御要望というものをいただいたところでございます。 この内容について検討をいたし
ていたところ、そのまさにその
タイミングで愛媛県から、この、いわゆるトラック輸送に特化した事業所に対しまして、一定のそういった支援というもの
があるということをお聞きしたところで、今はやはり、この春以降の様々な物価高騰の中で市民の皆様方に、まずはその高騰分というものを何とかサポートし
ていかなければならない、その思いで第5弾の商品券事業というものをその6月に判断させ
ていただいたところでございます。 今後につきまし
ては、やはりこういったエネルギーの高騰で
あるとか、また、物価につきまし
ても高止まりをし
ているところでございますので、機会を捉え
てしっかり検討し
ていきたいと思いますし、幅広い事業者の「皆様方
がその事業の内容・規模に問わず、大変厳しい状況で
ありますので、そういったところをしっかりと総合的に考えながら、内容というものを検討し
ていきたいと考え
ている次第でございます。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(石崎大樹君) 吉川優子君。
◆1番議員(吉川優子君) ありがとうございます。これから年末にかけまして、ミカンとか鯛とか水産業の輸送も
ありますので、またそちらのほうも考え
てよろしくお願いいたします。 数々の質問をさせ
ていただきました
が、やはり宇和島
が好き過ぎる私といたしまし
ては、宇和島市の関係人口を増やし、宇和島
が大好きな人
が増え、宇和島
がウキウキワクワクでき、市民みんな
が宇和島ええとこやけんき
てやと言える、住みやすい宇和島、住み続けたいと思える宇和島をつくっ
ていかれたら、全国の子供にも大人にも選ばれるまちとなれるのではないでしょうか。 そこを目指し
て全国の初の試みやいろいろなチャレンジ
ができるような、また、たくさんの学びを続け、提言させ
ていただきたいと思います。 本日はどうもありがとうございました。(拍手)
○議長(石崎大樹君) 以上で、吉川優子君の質問を終わります。 しばらく休憩し、午後1時から再開いたします。 午前11時49分 休憩----------------------------------- 午後1時00分 再開
○副議長(中平政志君) 再開いたします。 一般質問に入る前に、午前中の清家議員の質問に対し、理事者から答弁の訂正
がありますので、許可いたします。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 古谷
市民環境部長。
◎
市民環境部長(古谷輝生君) 失礼いたします。 先ほどの清家議員の質問の中で、オンラインによる罹災証明書の交付申請につきまし
て、一部損壊の方のみ申請
が可能で
ある旨の答弁をいたしました
が、正しくは、被害の程度に関らず申請
が可能ですので、おわびを申し上げまし
て訂正をさせ
ていただきます。 申し訳ございませんでした。
○副議長(中平政志君) それでは、一般質問に入ります。 まず、武田元介君の発言を許します。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 武田元介君。
◆12番議員(武田元介君)
市民クラブみずほの武田でございます。 通告に基づきまし
て、一問一答方式にて御質問させ
ていただきますので、明快なる御答弁をお願いいたします。 私
が所属し
ておりました青年会議所、40歳までの経済人
が勉強するところ、ごっこ遊びだ、地域づくりごっこだなどと揶揄される団体でございます。歴代会頭
がどこかでスピーチされた内容を御紹介し
て、質問に入りたいと思います。 地域づくりは、世のため人のためにやるんではない。自分のためにやるんだ。自分自身のためにやるんだ。私たち
が、もし宇和島を出
ていくとしたら、2つの方法しかないんだ。1つ目は死んでしまったとき、もう一つは、ばかやっ
て会社潰し
て、人の目を避けるようにこのまちを逃げるときだけだ。このまちに生まれ育ち、このまちで家庭を持ち、子供たちもこのまちの学校に通わせ、仕事もこの町まちで、お客さんもこのまちに
いる、そんなまち、どうやっ
て逃げられるんだ。私たちは、このまちと運命を共にし
ているんだ。まちをよくするというのは、まずは自分自身のためにやっ
ているんだ。まちづくりはきれい事じゃない。まち
がなくなれば、俺たちの家も会社も一緒になくなるんだ。 30年後には人口
が今の半分、3万人ほどになる宇和島です。今企業に、事業者に、この宇和島で何かをする投資意欲
が湧くでしょうか、冷静に考え
ていただきたい。 幾らかの投資をし
て、それ
がこの人口減で償却できるのか、そういうことを考え
てしまうような地域に今なっ
ています。少なくともこの地域から外に売っ
ていく事業はともかく、このまちの人たちをお客様にする事業、外からの参入は
あります。大きな量販店、コンビニエンスストア、そこに太刀打ちできるか、あるいは高速道路
ができたおかげで、松山からどんどんと車を走らせ、物流納入業者
が品物を運んでくる、そこと戦わなければならないんです。そういった事業者
が、簡単に投資を決断し
てくれるだろうかということです。 質問に移ります。 電気料金、ガソリン等価格高騰の影響についてお尋ねします。 まず、宇和島市の負担はいかほど増大するかについてお尋ねをしたいと思います。これは、西本部長でよろしいですか。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君)
西本総務企画部長。
◎
総務企画部長(西本能尚君) お答えいたします。 今定例会に上程し
ております12月補正予算におきまして、今年度の電気料金と燃料費について、一般会計で1億500万円、企業会計では約1億3,700万円を追加計上し
ているところでございます。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 武田元介君。
◆12番議員(武田元介君) ありがとうございます。 細かいところは抜きにし
て、両方で3億円近いお金
が電気料金、ガソリン等の価格高騰の影響で、宇和島市は吐き出し
が必要になるということで
あります。 2番です。 市民向けの支援はどうされるか、午前中、吉川議員の質問に対しお答えになりました。18億6,000万円ということでございました
が、重複する部分は結構でございますので、それに加え
て何かお話をいただくようでしたら、お答えをいただきたいと思います。市民向けの支援についてでございます。
西本総務企画部長。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君)
西本総務企画部長。
◎
総務企画部長(西本能尚君) 午前中、吉川議員にお答えしたもの以外といたしまし
ては、保育園の給食費の値上がり分についての公的負担をし
ております。また、午前中申し上げたもの以外については、それぐらい
が御報告し
ていなかったところと認識し
ております。 以上です。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 武田元介君。
◆12番議員(武田元介君) これでおおよそ20億円を超えます。 3番で改めてお尋ねいたします。 総額で幾らと見積もるかという点、
西本総務企画部長。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君)
西本総務企画部長。
◎
総務企画部長(西本能尚君) 18億6,000万円の中で、先ほど申し上げ
ていなかった部分ということでございました。 一般的な負担ということでございますけれども、市民向けの支援の額18億6,000万円の中から、国庫支出金等の特定財源を除いた負担額というのは、約2億2,000万円でございまし
て、先ほどの電気料金、一般会計等の負担等を加えますと、合計で3億2,700万円ということになります。 以上でございます。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 武田元介君。
◆12番議員(武田元介君) まるで打合せしたように、財源についてお触れいただきました。これ、おおよそ20億円ほど物価高騰対策として市
が予算組みした中で、ほとんど
が国から仕送りし
ていただけるということ
が、今ほどの御答弁で明らかになりました。 市のお金は2億2,000万円で済むそうで
あります。おおよそ1割で
あります。 伊達博物館の改築事業について、お尋ねしましょう。 質問の流れ
がお分かりですね。 まず1番、9月議会でもお尋ねをいたしました。収入予測、経済効果の予測は進んだかという点について、改めてお尋ねをいたします。金瀬教育長、お願いします。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 金瀬教育長。
◎教育長(金瀬聡君) 収入予測につきまし
ては、試算ということにはなりますけれども、目標といたしまし
て、入場者数を年間5万人とし
ており、仮に入館料を現在のままとした場合には、入館料収入約1,500万円のほか、貸室の使用料の収入、そしてミュージアムショップの売上げ収入等、それらを加え
てトータルで1,800万円から2,000万円ぐらいに見込んでおります。 さらに、近隣施設とのセット入場券の検討や企画イベント、ミュージアムショップなどの充実などを図り、増収につながるような取組を検討させ
ていただい
ております。 経済効果の予測につきまし
ては、他の教育施設
がそうで
あるように、この施設単体で収支
が黒字になるというような性質の施設ではございません。まず、この点については御理解いただきたいと思います。その上で、新博物館を開館することでの地域振興やブランド力の向上による効果、また観光客の増大による経済波及効果については、期待できるものと考え
ており、地元経済の好循環に寄与し、宇和島市にとっても付加価値を加えることのできる施設になるよう、検討を重ね
てまいりたいというふうに考え
ております。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 武田元介君。
◆12番議員(武田元介君) そういう作文は、どなたでもできるんですね、経済効果の。 例えば5万人来
て、1人1万円使っ
て、使うことは
ありませんけれども、この宇和島に落ちるお金は5億円ですよ。粗利率2割として、1億円ですよ。そういうふうなイメージし
てください。そして、5万人、駐車場何台置けますかね。なぜ駐車場
があの台数でとどめられ
ているかというと、実は設計者というのは、この伊達博物館の集客能力というのは5万人ではないというふうにお思いなのではないでしょうか。 設計段階で5万人という数字を挙げられ
て、設計
が進んだのでしょうか、金瀬教育長。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 金瀬教育長。
◎教育長(金瀬聡君) 突然のお尋ねでしたので、ちょっと設計段階で何人を想定し
ていたかということについて、私自身、ちょっと頭の中に今入っ
ておりません。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 武田元介君。
◆12番議員(武田元介君) 頭の中に入っ
ていないのではなく
て、そんなこと想定し
ていないでつくっ
ているんですよ。私、冒頭で申し上げましたよ。人口
がこれだけ減っ
ていく予測
がある。多分当たるのでしょう、多少の上下のぶれは
あっても。 そういうところで、企業は投資しにくいですよねという話を冒頭でさせ
ていただきました。どうせ一生懸命やるのなら、もっと人の多いところと思っちゃうんだよ。 これで5万人を集めるための駐車場の設計の台数のもくろみもせずに、経済効果の予測なんて、ちゃんちゃらおかしいんですよ。ちょっと言葉は適切ではないかもしれないけれども。それは、やはり市民の税金をお預かりになっ
て、それを使おうという決断をされる際に、これだけ甘い効果予測というのは、
あってはならないと私は思います。 次に移ります。 今貸室料、売上げ、そして入場料収入で1,800万円プラスその他の経済効果というようなお話
がございました。この新しい伊達博物館は、管理運営にどれだけ費用
がかかると推定をされ
ておりますでしょうか、金瀬教育長。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 金瀬教育長。
◎教育長(金瀬聡君) 管理運営費につきまし
ては、現在、運営形態に係る検討
が大詰めの段階に来
ているところです。 まず、学芸部門につきまし
ては、市民説明会でも申し上げたとおり、宇和島市の職員
が担当することといたし
ております。その上で、光熱費等施設の維持管理費をはじめ、企画や人件費、調査研究費、あるいは広告費などの費用
が必要となっ
てまいります
が、全て直営の場合や指定管理制度を導入した場合などにつきまし
て、最終的な検討を行っ
ているところでございます。 今後、おおよその方針
がまとまりましたら、関係部局とも確認作業を行い、建て替え委員会でも御議論いただいた上で、今年度中には議会の皆様にもお知らせできるものと考え
ております。 あくまで現段階での想定ということですので、削減可能なコストにつきまし
ては減額をし
ていき、逆にコストをかけ
てでも効果
が見込まれる部分につきまし
ては、しっかり対応し
ていく等、年度末の取りまとめに向け
て、しっかり検討し
てまいりたいと思います。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 武田元介君。
◆12番議員(武田元介君) この問いでも、この質問でも、やはりそうなんですよ。普通、どれぐらい費用
がかかるというもくろみはつくるんですよ。今の伊達博物館、管理運営年間およそ8,000万円、もちろん雇用
が生まれますから、それ
が全部吐き出しなどということを申し上げるつもりもないし、観光で訪れる方
がお金を落とされるので、これ8,000万円全部どぶに捨てるようなことは申しません。 だけれども、2フロアになったら、多分この倍近くかかるというふうに、私は思うんですよ。およそ1億5,000万円ですよ。例えば1億5,000万円かかったとして、収入は1,800万円、1億3,000万円の赤字ですよね。これをどうするかと。 これ1億3,000万円赤字だったら、先ほどの電気料金、ガソリン等価格高騰の支援の予算の財源のように、国から仕送りいただけますでしょうか。国から仕送りいただけないと私は思うんですけれども、確認させ
てください、金瀬教育長。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 金瀬教育長。
◎教育長(金瀬聡君) 今のところ、そういった支援はないものと考え
ております。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 武田元介君。
◆12番議員(武田元介君) そうなんですよ。これ、地域
が選択する政策で
あって、国は責任を持っ
てくれないんですよ。だから、建てるときには、集住の効果などを求め
て、パフィオやあるいは畑枝川の川の上をきれいに空け
てしまう、そういう予算、あるいは市立宇和島病院のエネルギー棟のように、中心部の機能を高めるための予算で、仕送りは国から頂けます、建てるときには。 だから、50億円ほど伊達博物館
がもしかかったとしても、これは50億円ではないですね、今45億円ですか、失礼しました。45億円かかったとしても、宇和島市の吐き出しは8億円とか10億円までで済みますよという説明です、今現在は。 それは、済むのかもしれません。だけれども、収支の差額については、国は助け
てくれないんです。宇和島はおおよそ1億3,000万円、吐き出し
てしまうんです。そういう施設
が、この新伊達博物館なんです。 経済効果は
あります。だから、これ
が1億3,000万円吐き出すというのは、地域経済の波及効果を求め
て投資すると考えれば、それは幾らかは
ありかもしれませんけれども、1億3,000万円という数字を考えたときに、どれだけの本当にお金
がこの宇和島に落ちるか、伊達博物館
があるおかげで、ということを冷静に考えると、多分とてもそんなには落ちないよねという冷静な評価に至ると思います。 次にいきます。 先ほど45億円だという数字を50億円と言い間違え
てしまいました。建設整備費の増大
が各地の大型の建物でニュースになっ
ております。大阪万博の施設の建設費、想定時の倍になっ
て、建物の中身などを見直すことによって、おおよそ半分に抑えるとか、いろいろな工夫をされ
ているようで
あります
が、宇和島の新伊達博物館の建設整備費の増大は、いかほどで収まると、現状想定され
ておりますでしょうか。これは数字ですので、教育部長、お願いします。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 片山教育部長。
◎教育部長(片山治彦君) お答えをいたします。 まずもっ
て建築資材等の価格等々につきまし
ては、世界を取り巻く情勢等も
ありまし
て、いまだ上がり止めというふうにはなっ
ておらず、先行きにつきまし
ても大変不透明で
あるというふうに認識をし
ております。 ということでございますので、工事の入札時期までには、まだまだ時間もございます。そういった市場の動向というものは、しっかり慎重に注視し
てまいりたいと思いますし、今後もCM業者さんのお力もお借りしながら、工事価格の上昇を抑え
ていくための検討を継続し
てまいりたいというふうに考え
ております。 いまほど御質問に
ありました幾らで収まるかということに関しましては、そういった状況もございますので、今日この場で明確な数字をお示しするのは、お控えさせ
ていただきたいと思います。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 武田元介君。
◆12番議員(武田元介君) それでは、質問を変えましょう。幾らまでなら、新伊達博物館に投資をし
てもいいと思われ
ているか、初期投資です。そういう数字は持っ
ておられますか。 例えば大阪万博の施設のように、倍になっ
てしまったと、40億円の予定
が、今45億円になっ
ています。先ほど私、言い間違え
て50億円になりました。40億円の倍だと80億円なんですよ。どこまでなら、この投資をゴー、今のままゴーされるんでしょうか、片山教育部長。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 片山教育部長。
◎教育部長(片山治彦君) 大変お答えづらい質問をいただいたところです
が、今ほどの例えをそのままいただきますと、さすがに倍額というところは、私どもも想定もし
ておりませんし、実際にそういう数字になっ
てまいりますと、それは見直す部分というのは出
てくるだろうというふうに考えます。 ただ、今回の事業、ほかの事業もそうですけれども、最初からシーリングをし
て事業に取り組んで
いるということでもございませんので、大変申し訳ないんです
が、この場で幾らまでならという数字をお示しすることは、差し控えさせ
ていただきたいと思います。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 武田元介君。
◆12番議員(武田元介君) 多分、お心の中に、幾らになったらやめようという数字はない。多分そう思う。とにかく小さく産んで大きく育てるの
が、公の仕事ですよ。やり始めたら勝ちなんです。ざーっと流し
ていくんですよ。そういうふうに私、思っ
てしまいます。 どうか安くつきますように、というよりも、むしろ私は慎重派でございますので、新伊達博物館の建設整備の時期を、今の時期ではなく、もう少々物価
が落ち着いた時期、あるいは規模というものを見直し
ていく、そういうふうな再検討
が行われることを願いまし
て、次にまいります。 ごみ減量への取組につい
てで
あります。 1人当たり排出ごみ量は減少し
ているかという点について、お尋ねをいたします。古谷
市民環境部長。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 古谷
市民環境部長。
◎
市民環境部長(古谷輝生君) 1人1日当たりの排出ごみの量は、生活系ごみと事業系ごみの合計で算出し
ております。合併後と直近の5年間の平均値でお答えをさせ
ていただいたらと思います。 まず、合併後5年間は978グラムとなっ
ており、直近の5年間では970グラムでございますので、比較いたしますと8グラム減少し
ております。 次に、同じ求め方で生活系と事業系のそれぞれを比較いたしますと、生活系ごみは合併後5年間で711グラム、直近5年間では672グラムとなっ
ており、39グラム減少し
ております。 一方、事業系ごみは、合併後267グラムでした
が、直近5年間では298グラムで、31グラム増加をいたし
ております。 このようなことから、全体では減少傾向に
あります
が、事業系ごみ
が増加し
ていること
がうかがえます。 以上でございます。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 武田元介君。
◆12番議員(武田元介君) ありがとうございます。 現状、いろいろな議員
が指摘され
ているとおり、環境意識というのは高まっ
ておりますから、ごみの排出ということについても、リサイクルを進める、あるいはリユースを進めるということから、減っ
ているんだろうというふうなイメージを持っ
ておりました。事実、生活系ごみについては、1人当たり39グラム減っ
ているという統計数字をお示しいただきました
が、事業系
が増え
ている。この生活系ごみと事業系ごみに大きな違い
があって、このような数字
が出
ているようにお見受けをするんです
が、事業系ごみの分別あるいは収集方法等と、生活系ごみの分別、収集方法等に大きな違い
が何か
あるんでしょうか、古谷
市民環境部長。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 古谷
市民環境部長。
◎
市民環境部長(古谷輝生君) お答えいたします。 生活ごみとは、家庭から排出される廃棄物でございます。事業系ごみとは、事業所などから排出される産業廃棄物以外の一般ごみを指します。ですので、そういった区別の中で、分別の部分
が多少なされ
ていない分
があるかなというふうに感じるところでございます。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 武田元介君。
◆12番議員(武田元介君) 多少という表現を取られました
が、これ、契約のスタイル、今生活系ごみというのは、スーパーさん等で指定の半透明ごみ袋を購入し
てあります。そして、それに入れ
ておけば、よっぽど分別
がまずくなければ、お持ち帰りいただく契約を市とし
ているわけですよ、市民の皆さんは。 だけれども、事業系ごみというのはどうなのかというと、勝手な袋です。そして、中の分別
ができ
ていよう
が、でき
ていまい
が関係
ありません。 それで、生活系ごみというのは、1枚幾らで何枚使ったかによって、排出者の負担というのは変わっ
てまいります。だけれども、事業系ごみというのは、1か月幾らの契約をし
ているところ
が多いというふうに聞い
ておりますので、削減努力というか、削減のためのインセンティブというの
が、あまり働かないというふうな傾向
があるように思うんです
が、そのあたりはどういうふうに分析され
ていますか、古谷
市民環境部長。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 古谷
市民環境部長。
◎
市民環境部長(古谷輝生君) 今、議員
がおっしゃったとおり、事業系の一般廃棄物ごみにつきまし
ては、なかなか手
が及んで
いないところ
があるかというふうに思います。 今後、そのあたりも含め
て啓発をし
ていきたいというふうに思っ
ております。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 武田元介君。
◆12番議員(武田元介君) いや、こうやっ
てごみ袋にこだわるのは、資料を準備させ
ていただい
ているんですけれども、二十数年前に、冒頭に御紹介した青二才のやる宇和島青年会議所というところに所属し
ておりまし
て、ちょうど40周年事業で、ごみを減らそうというような活動をした経緯
があります。当時、私のことをごみの武田、いや、決して宇和島青年会議所のごみではなく
て、これ、ちょっと笑うところです
が、宇和島青年会議所のごみではなく
て、ごみの武田というふうにし
て、県内を40周年記念式典のPRとともに歩い
てまいりました。ちょうど宇和島
が柴田市長の時代で
あります。 同じ伊達家を出発点とする北海道の伊達市
が、先進地として見つかりまし
て、半透明ごみ袋による有料化という実験などをし
て、何とかごみを減らし
ていこうと、そして、ごみの袋の値段というのは、本当はとんでもなくそのごみ袋代でそのごみを処理しようとしたら、今の10倍以上の価格に価格設定しなければならないんだけれども、それだけ市民の皆さんに御負担をお願いするのは無茶だと、せめても減らせば袋代
がかかりませんよ、それ以前は、銀行の定期預金とかしたら、青色や黒色のごみ袋を無料でもらっ
ていた時代から、あるいは今は有料ですけれどもスーパーのレジ袋、レジ袋にごみを入れれば、取っ
て帰っ
てもらった時代、それから有料になるという抵抗感を、いかに少なくし
ていくかという努力をしたわけで
あります。 これは、3枚つづりの資料で
ありますので、そのあたり御覧になっ
ていただくと、どんな思いで宇和島青年会議所
がごみを減らそう、ごみを減らすことによって、宇和島市の財源
が楽になるんですよ、財政
が。宇和島市の財政
が楽になったら、ほかの環境問題に取り組むようなこと
ができるんですよというふうな投げかけをしたわけで
あります。一時的にとても効果
が上がっ
て減りました。さらにどうするかという点を、次にお尋ねします。 半透明ごみ袋による有料化の効果を、さらにどう上げるかという点をお尋ねいたします。古谷
市民環境部長。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 古谷
市民環境部長。
◎
市民環境部長(古谷輝生君) お答えをいたします。 平成8年度に、議員御紹介いただいたとおり、ごみ袋の有料化と半透明化を行ったことや、市民の皆様の御協力により、ごみの減量とともに異物の混入
が減少し、さらには分別の徹底
が進んできたものと理解をいたし
ております。 しかし、一方では、先ほどお答えいたしましたとおり、事業系ごみの量
が増加をいたし
ております。 今後は分別への取組に今以上に御協力いただけるよう、数値を表示し
ての啓発で
ありますとか、意識づけに傾注し
てまいりたいと考え
ております。 以上でございます。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 武田元介君。
◆12番議員(武田元介君) さらにさらにPRをし
ていただくことによって、ごみを減らしましょう。ごみを減らしたら、ごみ処理費用
が減るんです。ごみ処理費用
が減ったら、ひょっとすると伊達博物館の赤字の分、カバーすること
ができるやもしれません。 1割ごみ
が減ったら、どれぐらいのお金
が浮くでしょうか、古谷
市民環境部長。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 古谷
市民環境部長。
◎
市民環境部長(古谷輝生君) 申し訳ございません。そこの数値は、今持っ
ておりません。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 武田元介君。
◆12番議員(武田元介君) ぜひ、その数字を、今度3月議会ででもお示しをし
ていただきたいと思います。事前に数字
がいただけますので、Facebook等で、ごみを1割、みんなで減らしたら、これだけのお金
が浮きますよというふうな数字を御紹介したいと思います。 次です。 当時、ごみの分別の袋の種類は、燃やすごみと燃やさないごみ、それとリサイクルごみで
ありました。リサイクルごみは、御覧のとおり、今でもやっ
ておりますね。瓶、アルミ缶、スチール缶というふうな分別を求める、そういうごみ袋で
あります。 今回御質問させ
ていただくのは、燃やすごみ、燃やさないごみという袋から、燃えるごみ、燃えないごみに宇和島は
あるときから変えたんです。それにはどんな意思
が働いたのか、どういうお考えによるのかという点をお尋ねいたします、古谷
市民環境部長。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 古谷
市民環境部長。
◎
市民環境部長(古谷輝生君) 議員御質問のこの内容につきまし
ては、合併前に実施されたものでございまし
て、現在、正確な記録
が残っ
ておりません。したがいまし
て、回答
ができかねますので、御理解を賜りたいと思います。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 武田元介君。
◆12番議員(武田元介君) いつのときか、誰か
がというようなことなので、事情を拝察しなければならないと思いますけれども、今もこういう意思でごみの収集をし
ており、今後も続けられるおつもりなのか。燃やすか燃やさないで
あるべきで
あって、燃えるか燃えないかではない。燃えるごみは、全部入れ
ていいんでしょうか。燃えないごみは、燃えないごみの袋に全部入れ
ていいんでしょうか。 宇和島市
が施設の事情に応じた、あるいはリサイクル等の資源再生の観点などから、どこまで分別を求めるかという考え、思想によって、この燃える燃えないでなく
て、燃やすか燃やさないごみで
あってほしいと思うんです。 そういう環境に対する意思
があってこそ、私は海の環境の浄化も一歩ずつ進む、そして山の環境浄化も一歩ずつ進む、そういうことになるんではないかとお伝えし
て、次に進みます。 まだまだごみの減量は進められます。松山市は、日本全国の中で最も1人当たりのごみ排出量
が少ないまちで
あります。ひょっとすると過去形かもしれません
が、何年もそういうまちで
ありました、現在も
あるかもしれませんけれども。 せめて愛媛県内で宇和島も、松山の数字を目標にするかどうかは別にし
て、その程度の削減努力を、市民の皆さんあるいは事業者の皆さんに求め
てはいかがと思います
が、さらに工夫をし
てほしいということは、どういうふうに減量を進められるかという点をまず、お尋ねをいたします。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 古谷
市民環境部長。
◎
市民環境部長(古谷輝生君) ごみの減量化には、市民の皆様、それから事業所の皆様の御理解、御協力
が必要不可欠で
あります。議員から御指摘いただいたとおり、ごみ袋自体に工夫を凝らすなど、市民の皆様に日々の生活の中で発生するごみに対して関心を持っ
ていただけるような取組と、一方では処理コストの面からの精査も必要かと考えます。 現状分析を行いながら、今後のごみ減量化を推進し
てまいりたいと考え
ているところでございます。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 武田元介君。
◆12番議員(武田元介君) 私
が古谷部長といろいろと雑談をする中で、子供たちの環境保全あるいは環境保護、ごみ減量の標語を集め
て、その標語を掲載し
てはどうかと、あるいは先ほどお尋ねしたごみを1割減らしたら、宇和島市の支出はどれだけ減りますというような数字を、ごみ袋に入れ
てします。そうしたら、1割減らしたらこんなこと
ができるんだ。 実は先ほどの半透明ごみ袋の有料化の事業のときに、この半透明ごみ袋を作るのは30円とか40円かからないんです。10円以下でできる。そうすると、売買差益
が1袋当たり三十数円できる。そうすると、どれだけ売上げ予測
があれば、売上げ枚数の予測
があれば、どれだけの収入
が宇和島市に
あるというところまで、試算を満たし
ております。 その試算に基づい
て、それだけのお金で、どんな事業
が可能だろうかというのを、当時の生活環境課の方と私たちは話をさせ
ていただい
ております。そのあたりのことも、ぜひ、いま一度、歴史を繰っ
ていただい
て、財政改善につながりますので、市の動きというのをダイナミックに展開お願いをし
て、次に移ります。 冒頭、電気代の高騰というお話をしました
が、とても手っ取り早い節電効果として、照明のLED化
が現在各地で進んでおります。宇和島市の施設でも進んで
いると思います
が、この市施設の照明のLED化の進捗について、お尋ねをしたいと思います。 これは、古谷
市民環境部長。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 古谷
市民環境部長。
◎
市民環境部長(古谷輝生君) お答えいたします。 施設照明のLED化に関する定期的な調査は行っ
ておりませんので、現状の把握はでき
ておりません。 宇和島市第3次地球温暖化対策実行計画の改定作業の中で、地球温暖化対策への取組状況の調査をいたしましたので、御報告させ
ていただきます。 令和2年8月現在でございます
が、LED照明への切替え状況は、49%となっ
ております。直近の実績では、昨年度は本庁舎高層棟、スポーツ交流センターの体育館や丸山公園陸上競技場、南予文化会館ホールで全面的な切替え
が終了し、新庁舎の建設など、さらにLED化は進んでいくものと考え
ているところでございます。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 武田元介君。
◆12番議員(武田元介君) あまり意地悪言っ
ても駄目なんですけれども、目標数値
がないところに、現実的、具体的、効果的な達成はないというふうにお願いをしたいと思います。 ぜひ、お調べいただい
て、いつまでにこうしようというふうな目標数字を持っ
ていただきたいと思います。 では、今ほど要らんことを言いましたけれども、LED化について、市の方針というのは明確に
あるのか、そして具体的方策、一部今ほど触れ
ていただきました
が、どういうふうに今後進めるというふうなお考えをお持ちか、これも古谷
市民環境部長。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 古谷
市民環境部長。
◎
市民環境部長(古谷輝生君) お答えいたします。 LED化についての市の方針といたしまし
ては、宇和島市第3次地球温暖化対策実行計画において、ハード的取組施策の中で、省エネルギー機器への更新や新規導入を進めることといたし
ております。 LED照明につきまし
ては、施設の新築、改築、改修の
タイミングに合わせ
て、導入をすることといたし
ております。 具体的な方策は、こちらも特に定めたものはございません
が、事例といたしまし
ては、既設の建物で大規模改修を予定し
ていない施設でも、本年度は吉田ふれあい運動公園、宇和島市総合体育館で、全部あるいは一部の取替えを実施したところでございます。 以上でございます。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 武田元介君。
◆12番議員(武田元介君) ありがとうございます。 そちらについても、ぜひ目標数値も含め
て、方針を決定し
て、LED化だけのことを捉えるのもおかしいかと思います
が、ますます省エネ、節電することによって、電気代として市から外へ出
ていっ
てしまうお金を減らし
ていただきたいと思います。四国電力さんとか、ほかの外部電力会社さんの売上げ、収入になっ
てしまいますので、電力料金などはなるべく少ないほう
がよく
て、宇和島市で浮いたお金を予算組みすることによって、有効に活用できるという考えで提案をし
てみました。 それに続い
て、お金を外に出さないという意味で、種々の地元調達、これは物品の購入や様々なコンサルなども含め
て、建設土木工事なども含め
て、とにかく地元にこだわることによって、宇和島市
が使うお金の経済効果を最大化し
てほしいんだと、この地元でもろもろのものを調達する上で、抑制的に働い
てしまう、そういった事由
があるのか、あるいはその事由の法的な根拠というのは何なのかということをお尋ねしたいと思います。 これは西本部長でよろしいですか。
西本総務企画部長。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君)
西本総務企画部長。
◎
総務企画部長(西本能尚君) お答えいたします。 地方公共団体の契約につきまし
ては、特段の公平性及び厳正性
が要求されるとともに、発注者にとっての経済性
が求められます。この趣旨から、契約の締結に当たっては、地方自治法の定めるところにより、入札によること
が原則となっ
ているところでございます。 したがいまし
て、物品、工事ともに、できるだけ多くの業者において対応
が可能なものを参考として提示をし、同等以上のもので
ある確認
ができれば、それによる入札または工事の施工をいただい
ているところでございます。 なお、原則入札の例外といたしまし
て、随意契約できる場合について、地方自治法施行令第167条の2第1項に定められ
ているところでございます。 以上でございます。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 武田元介君。
◆12番議員(武田元介君) 単純な入札だと、そうですね。だけれども、今いろいろな自治体
が、地元経済
が沈滞し
て大変だからということで、地元を優遇する発注方針というのをつくっ
ておられます。その中に、もちろん公平性や公正性、あるいは極端に高いものなんか駄目ですよと、幾ら地元でもという経済性、そういうことを加味した上で、例えば総合評価の中で価格評価と技術評価で、その技術評価の中に、地元で
あるかないかというような部分の加点をし
ていくことによって、地元発注を増やし
ていく、それで調達できない場合には、本店、本社のない支店、支社の
ある会社に広げる、あるいはそういうものもないところに広げるというふうな方針
が、各地で示され
ております。 私
が見たのは、徳島市、徳島県、あるいは佐久市などの政策を見たんですけれども、そういうこだわり
が実際可能なんですよ。今までずっと入札に入っ
ていたけれども、本社
がほかへ移転したから、あなたは入札に入れませんよということをやったときに、これ、判例で、そんな業者の排除は許されませんという判例
が確定したの
がありますから、軽々に今までの入札評価、あるいは購入先の評価、発注先の評価という点で、制度を変えるのは難しい点も
あるかもしれませんけれども、実際には各地
が取り組んでおられるというようなことを、御承知おきいただきたいと思います。 ぜひに宇和島も、先ほど申し上げました、人口
が半分になっ
てしまっ
て、次の代にこの仕事を続けさせるかどうかということで迷われ
ている事業者さん
が多いかと思いますので、そこらに手を差し伸べられる宇和島で
あってほしいと思います。 次にいきます。 市議会政治倫理条例の第3条(3)に、市及び市
が関係する団体
が締結する売買、貸借、請負その他の契約に関し、特定の業者を推薦し、または紹介する等有利な取り計らいをしないことという制度
がございます。ですから、私
がここで2番の設問のLED灯体の地元調達はできないかというようなことを突き詰め
て御質問すると、特定の事業者さんをこちらで推薦をするというふうに取られるといけませんので、少し質問の形を変えたいと思います。 今ほど公平、公正、経済性というような理屈でもっ
て、それをクリアすれば、地元にこだわることというのは、総合評価方式で地元加点などをすることによって可能だというお話を私はしたつもりです。もろもろの物品調達なども含め
て、地元調達をさらに進めようというふうなお考えはお持ちになることはできませんでしょうか、岡原市長。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 岡原市長。
◎市長(岡原文彰君) このLEDに限らず、先ほどいろいろ質問し
ていただい
ている地元調達ということ、これは工事においては地元の建設会社、建築会社をなるべくならという考えに、私も全く異論
がないところで、むしろそうやっ
ていくべきだと思っ
ております。 一方で、先ほどから御指摘いただい
ている公正、公平というものを、どのように担保するのか、先ほど徳島市、そして佐久市のそういった事例
があるということもお聞きをし
ているところでございますので、私としては、まずそこらの部分、どうやったらできるのかなというの
が、正直なところでございますので、これは調査研究をまずやらせ
ていただきたいと思っ
ているところでございます。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 武田元介君。
◆12番議員(武田元介君) 前向きな御答弁と取りまし
て、ぜひ御検討を進め
ていただくよう、お願いをしたいと思います。 次にまいります。 運動部活等の地域移行に当たって、宇和島には受け皿は
ありますかという点をお尋ねいたします。金瀬教育長。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 金瀬教育長。
◎教育長(金瀬聡君) 当市では、これまで事前の準備会を開い
て検討し
ているところでは
あります
が、受け皿の確保なども含めまし
て、地域移行の具体的な方法については、今のところ結論は決まっ
ていないというの
が、正直な実情でございます。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 武田元介君。
◆12番議員(武田元介君) それでは、部活
がやりたい、それで教員になったという方
が、休みの日も僕らはやると。それで、教員は働き方改革も
あるから、君はオーケーで、あなたは日曜日、土日休みですよという区分はできない、だから兼業になるよとかいうふうな話
が出
ております。そういった場合、宇和島はどういうふうに捉えられますか、金瀬教育長。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 金瀬教育長。
◎教育長(金瀬聡君) 先月、11月16日に、国のほうからガイドラインの案
が示されまし
て、今意見聴取され
ているところですけれども、私ども、まだ十分に示されたガイドラインの中身を研究し尽くせ
ていないような状況ですけれども、兼業についても一定の記述
がありましたので、そしてまた先月22日には、県教委による第1回の公立中学校の文化部活動の改革に係る愛媛県推進計画策定委員会
が開かれ
ております。そこでは、各市町
が推進計画を策定できるように、県としての推進計画をというようなことでも
ありますし、また運動部活動につきまし
ても、10月から地域移行に向けた議論
が県のほうでも開始され
ているというふうに聞い
ております。 私どもとしましては、そういった国ないしは県の方向性も参考にしながら、今後考え
て検討し
てまいりたいと思います。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 武田元介君。
◆12番議員(武田元介君) これは6月でも9月でもお尋ねし
てやり取りをし
ていますので、同じ一致した意見を持っ
ていると承知し
て質問をさせ
ていただい
ております。 地域性
があって、宇和島のような市域
が広い、そして分散し
ている、スポーツクラブ、私のスポーツクラブも含め
て、公設のものはもちろんスポーツクラブは
ありませんし、そういう受け皿に欠け
ているところ
があるわけで
あります。もちろん指導者育成、養成のための予算はつくし、移動のための保護者の方の御負担とかというのも援助するような方針
が示され
ておりますので、幾分かはその不安というのは取り除かれるというふうに思うんです
が、これは被害者ですか、体育系のスポーツの組織で、体罰あるいは暴言などの被害を受けた方の割合などを示され
ています。部活
があるのは大体中学、高校で、分別の
ある大学、だんだん少なくなっ
ています。中学、高校で下手なことをしたら、先生は首になっちゃ
います。どんなに意欲
があっても、残念ながら職を辞めなければならないということ
がありますから、中学、高校は少ないんです。 小学校のスポーツ
がどういうふうに行われ
ているかというと、地域の方
が善意で、それも指導者として、とても御経験
があったり優秀で
あったりする方
が指導に当たられ
ていること
が多いと、私はこの表を見たんです。 ですから、受け皿をどう選んでいくか、この方なら適当ですよ、あるいはこの組織なら適当ですよ、でも、この組織の中のこの方は問題
ありますよというような分別
が必要になるかと思うんです。 2番です。 受け皿として適当かどうかの判断は、どこ
が、どう行うのか、宇和島の場合、どういうふうにお考えかお尋ねをします、金瀬教育長。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 金瀬教育長。
◎教育長(金瀬聡君) 先ほども申し上げましたように、受け皿はどういうふうな形で見いだし、ないしはつくっ
ていくのかと、この辺の議論もまだだということも
ありまし
て、基本的には教育の関連でいきますと、学校ないしは教育委員会で判断し
ていくんだろうというふうには考え
ておりますけれども、国、県のほうも、これは特定の市町だけの問題ではないと思いますので、そこで示されるような方向性も踏まえながら、検討し
てまいりたいと思います。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 武田元介君。
◆12番議員(武田元介君) これは学校の指導要領の中で、まだ部活というのは教育の一環だというような表現
がある。これ
が有効なの
が令和9年の3月までということで、それ以降は、部活というのは学校教育活動の一環だという表現
が外れるというふうに、指針
が示され
ているんですよ。ですから、慌てることはないんですけれども、やはり特殊な地域事情
がございますので、ぜひに部活に対するモチベーション
が、先生も参加者も落ちないように、指針を早めに示し
ていただくようにお願いをし
て、次にまいりたいと思います。 7番、1校1プールをやめ
て、ほかへ資金投入を、これ、つまり1校1プールというのは無駄遣いだと私は考え
ている。要らないでしょう。経費にも、御質問も今までさせ
ていただきました。 プールを持つことによって、どれだけ管理費
がかかるか、水道代も含め
て、どれだけかかるかというお話もし
てまいりました。だけれども宇和島は、平成30年7月豪雨
があったにもかかわらず、岩松小学校と城南中学校のプールは、1年遅れで同規模で整備をされました。私にはとても違和感
がございました。いや、今、時代はそんな時代じゃ
ありませんよというふうに、資料を示し
てお伝えをしたつもりで
あります。 当時は先進的な自治体
が、学校プールの集約あるいは今の公設のプールの利用というような方針を示し
て、あくまでもこれは先進事例だというふうな捉え方
が正しかったのかもしれません。だけれども、この7月に全国の1,738市区町村教育委員会にアンケートを取った結果を見ますと、3割
が拠点校あるいは民間施設を利用しようというふうな回答をなさっ
ているんです。 宇和島市は、度重ね
て何度も私も、私よりずっと泳ぐの
が速い田中議員も、御提案なさいました。指導力としても、学校の先生方に無理をお願いするよりも、スイミングのコーチのほう
が、子供たち
が泳げるようになるのは手っ取り早いし、上手に教えられますよというお話も、重ね
てし
てまいったつもりでございます。 宇和島市の考えは、いまだに変わってないか確認をさせ
てください、金瀬教育長。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 金瀬教育長。
◎教育長(金瀬聡君) 当市の学校プールの施設につきまし
ては、小・中学校34校のうち、16校
が昭和50年代以前に建築されたもので
あります。多く
が老朽化し
ておりますことから、必要に応じ
てプール本体の塗装修繕や循環系統の配管等の修繕を実施し
ている状況でございます。 また、配管等の老朽化により、特に漏水
が著しい状況
がありました先ほど御指摘の
ありました岩松小学校、城南中学校の2校につきまし
ては、それぞれ令和2年度に全面改築を実施し
ております。 御指摘のとおりイニシャルコスト、ランニングコストともに相応の財政的負担はございます。そのような中ではございます
が、1校1プールという考え方につきまし
ては、これまで議会でも説明し
ておりますとおり、プールは授業だけではなく、防火水槽も兼ねるものも
あり、災害時の活用でも必要な施設で
あるという認識は
あります。 一方、全小・中学校一律に敷地外のプールを利用し授業を確保するということは、なかなか困難だというふうにも考えます
が、学校の立地条件や学校の統廃合、施設側の利用状況によっては、敷地外のプールの利用も視野に入れながら、今後は建設
が必要となった時期に、個別の状況を見極めながら検討したいというふうに考え
ております。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 武田元介君。
◆12番議員(武田元介君) 建設
が必要になった時期ではなく
て、もう既に始まっ
ていてほしかったです。そして、もし始まっ
ていないのなら、すぐに始め
てください。 吉田小学校はプール
ができます。吉田中学校もプール
ができます。一山越したら、すばらしい指導者の
いる温水プール
があるんですよ。県レベルではトップレベルの選手を輩出するぐらいの指定管理者
が運営し
ていただい
ています。冬でも泳げるんですよ、温水プールは。2こま取れば、泳ぐのを教えることに長けたコーチ
が、泳げるようにし
て戻し
てくれますよ。 先生も泳げない人
が水泳の授業というのは、大変なんですよ。そして屋外プールですよ。色焼きたくない。昔は、私たち
が若い頃は、色
が黒いの
が何か格好いいような時代も
あったんですけれども、今どきあの紫外線
が強いので、皮膚がんのもとになるんですよ。環境の武田ですからね。 だから、そういうことを考えると、やはり特に女性教員の御負担をなくすためにも、温水プールの活用というのを進め
ていただきたいと思います。 改めて、全国の3割の自治体、つまり内訳は10.8%の自治体は、一部の学校を拠点校として、プールの建て替えは長寿命化改修を実施し周辺の複数校
が利用する、拠点校以外のプールは廃止するという考え、そして17.1%の自治体は、学校のプールは基本的に廃止し、水泳の授業は自治体の所有するプールや民間事業者のプールを使っ
て実施すると回答し
ております。合計で3割はちょっと切れます
が、拠点校、公設プール、民間プールを使おうという回答をし
ております。 改めて早期にプールの集約あるいは外部プールの活用の御検討をいただきたいということをお願いしたいんです
が、お答えいただけませんでしょうか。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 金瀬教育長。
◎教育長(金瀬聡君) 現時点で、まだ決定、いつまでに方針を出しますというようなことは、ここではお約束できません
が、今後の検討の中で、選択肢の一つで
あるというふうには考え
ております。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 武田元介君。
◆12番議員(武田元介君) 選択肢の一つで
あるとはおっしゃらずに、宇和島のように無駄遣いをなるべく抑え
ていかなければならない自治体でございますので、ぜひに1校1プールにこだわること
が無駄遣いなんだ、既存施設の運用、あるいは民間施設の運用、利用でお金を有効に使えるという意識を持っ
ていただきたいと思います。 早々に審議会等の立ち上げをお願いいたしまし
て、本日の質問にいたします。 ありがとうございました。(拍手)
○副議長(中平政志君) 以上で、武田元介君の質問を終わります。 次に、上田富久君の質問を許します。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 上田富久君。
◆4番議員(上田富久君)
市民クラブみずほの上田富久でございます。 通告に従い、一問一答方式にて質問をいたします。 市長並びに
関係理事者におかれまし
ては、簡潔で分かりやすい答弁を、よろしくお願いをいたします。 それでは早速、質問に移らせ
ていただきます。 今年の9月9日のテレビ報道、翌10日の新聞報道で、2020年から2060年、40年間の愛媛県の人口推計
が発表されました。愛媛県全体で133万5,000人の人口
が78万4,000人と41.3%減少、宇和島市におきましても7万1,000人
が2万6,000人、63.8%減少すると推定され
ております。 先日、東京で国交省の課長と話す機会
がございました。膝を突き合わせ
て、人口減少対策、またコンパクトシティ、そしてスマートシティ等、今後、各自治体で取り組まなければならない問題をいろいろと話をさせ
ていただきました。 そこで、これまでも何度か質問をし
ております
が、宇和島市の舵取り役の岡原市長は、将来の宇和島市をどのようなまちにしようと考え
ておられるのか、人口減少の進む20年後、30年後を視野に入れ
ての具体的なビジョンをお示し願えたらというふうに思います。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 岡原市長。
◎市長(岡原文彰君) お答えをします。 私もこの9月の県の発表を聞きまし
て、従来の予想よりもさらに加速化したその状況というものに、大きな危機感というものを感じました。また、11月に施行されました愛媛県知事選挙におきましても、中村知事のほう
が、人口減少問題にしっかりと対応するということを公約に挙げられながら選挙に向かわれたことも、記憶をし
ているところでございます。 このような中で、市としてどのように対応し
ていくこと
ができるか、もともと人口減少の度合いはさらに厳しいもので
ありましたけれども、出生率もなかなか低い中で、少子高齢化
が進むこの宇和島市におきましては、やはりこの地域
が注目されるようなまちでなければならないということで、選ばれるまちということを一つのキーワードに、様々な施策を今打とうとし
ているところでございます。 その結果というものは、まだ十分、成果というものにつながっ
ていないことと、さらにはこの地域の担い手をどのように築い
ていくこと
ができるか、これは移住等々で賄えるものではない、やはりこの地域に暮らす人方々
が、一番の候補生で
あるということを常に頭に置きながら、今後とも様々な施策というものを打っ
ていきたいと思います。 それと、このまちなかのまちづくりにつきまし
ては、都市再生整備事業、関連事業を積極的に活用いたしまし
て、第1期は図書館を中心といたしましたパフィオうわじま、そして水辺の整備、そして今2期目を迎え
ておりますけれども、これについては、市立宇和島病院、最後のとりでと言われ
ている病院でございますので、これらにつけるエネルギー棟等をしっかりと整備をし
ていく、そして、伊達博物館につきまし
ては、活性化そして歴史を保存とするものでございまし
て、これらの趣旨というものは、やはりこの中心の中で、より便利に、そして安全等々をしっかりと確保し
ていこうという目標の中でやっ
ているところでございます。 こういったコンパクトにまとめ
ていこうとし
ている一方で、地域には、この自分の住み慣れた地域で暮らしたいという方々
がいらっしゃるところでございますので、公共交通機関で
あるバス等の路線
が廃止されたところにおきましては、コミバス等を配置しながら、コンパクトシティ、プラスネットワークという考え方で、今後とも整備を進め
ていきたい、そのように考え
ている次第でございます。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 上田富久君。
◆4番議員(上田富久君) どうもありがとうございました。 それでは、順を追って質問をさせ
ていただきます。 広報うわじま9月号に、令和3年度宇和島市の財政状況
が詳しく載っ
ておりました。普通会計ベースで、歳入541億7,000万円、そのうち市税を含む自主財源は138億5,000万円で、歳入全体の26%足らずしかなく、国の仕送りで
ある地方交付税等への依存
がいまだ大きいの
が現状でございます。 歳出におきましても、509億3,000万円のうち人件費等、義務的経費
が218億円、歳出全体の43%を占め
ており、石橋市政で行った財政再建で健全財政をある程度取り戻したものの、依然厳しい状況に変わりはない状況だというふうに思っ
ております。 そこで、現在の財政状況、財政運営に対し、どのような御所見をお持ちなのか、中川財政課長にお伺いをしたいと思います。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 中川財政課長。
◎財政課長(中川耕治君) これまで財政健全化指標の報告や決算審査の折などに御説明をし
てまいりましたけれども、まず、公債費に関連するもの、これは具体的には実質公債比率や将来負担比率ということになりますけれども、これらにつきまし
ては、市町村合併以降、順次、改善をし
てまいっ
ております。 令和3年度決算におきましては、30年災害に係る影響
がありますので、数値
が若干悪化をし
ておりますけれども、おおむね堅調に推移をし
ているというふうに認識をし
ております。 一方で、議員御指摘のところでも
ありますけれども、令和3年度の財政力指数0.34ですけれども、これ
が示しますとおり、本市の歳入
が国から交付される地方交付税の割合
が高いという状況は、基本的に変わっ
ておりません。財政力そのもの
が向上し
ているわけではないということに留意をし
ていく必要
があるというふうに考え
ております。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 上田富久君。
◆4番議員(上田富久君) 今るる説明をし
ていただきました
が、少しでも気を抜くと、合併前の厳しい財政状況に逆戻りするおそれさえ否めません。しっかりとした財政運営をお願いし
ておきたいと思います。 次に、今後大きな問題となるの
が、人口減少問題だと考えます。先ほども言いました
が、愛媛県
が公表した2020年から2060年の人口推移を見
ても、宇和島市の人口は7万1,000人から2万6,000人に減少すると予想され
ており、人口
が減ることによって起こる問題として、税収の減による財政悪化、働き手不足による産業の衰退等々
が挙げられるというふうに思います。全庁挙げ
て真剣に考え、取り組まなければならない問題だというふうに思います。 先日、政務活動費を利用し
て、姉妹都市で
ある当別町を訪問させ
ていただきました。当別町では、「今、当別町は移住促進のチャンスを迎え
ている!」を合い言葉に、教育、福祉、産業等を総合的に考え、町を挙げ
ての人口減少対策を展開し
ております。 その取組を少し御紹介させ
ていただきたいと思います。 その一つの取組
が、小中一貫とうべつ学園開校による学力向上で
あります。平成29年4月1日、併設型の小中一貫教育を開始、そして、今年度の4月1日より一体型小中一貫校で
あるとうべつ学園を開校。ここで出し
てもらえますか、資料。平成27年度全国学力・学習テストの結果、見
て分かるとおり、全国平均を大幅に下回っ
ており、北海道内でも下位でした
が、次の3年度をお願いします。今では全国平均を上回り、北海道内でも上位になっ
ており、学力向上に成果
が、もう既に上がっ
ております。 また、道の駅オープンやふるさと納税等による町の認知度の向上。これは、ふるさと納税でございます
が、令和3年度寄附実績といたしまし
て、22万1,561件、そして金額
が27億2,755万円というふうになっ
ております。これを見まし
ても、最低でも22万1,561人の方
が、このサイトを見
ている、当別町に興味を持っ
ているということなんですよね。 ということで、宇和島市も、今日はここは詰めません
が、宇和島市におきましても、このふるさと納税等々、頑張っ
ていただきたいなというふうに思っ
ております。 また、JRの廃線
が相次ぐ北海道で、20年ぶりの在来線での新駅ロイズタウン駅の開業、これに合わせ
ての新たなまちづくりを展開、担当部署の枠を超え、町を挙げ
て人口減少対策、移住定住促進の取組を行っ
ておられます。 そのほか、移住促進の取組として、移住相談ワンストップ窓口の設置、首都圏を中心に、官民一体でのPR、住んでみたい当別推進協議会の設置、新築住宅購入資金支援制度の導入、これは財源
がふるさと納税ということでございます。など、多くの施策の展開をし
ており、その施策
が成果につながり、町内における新築住宅建築確認件数
が、令和元年度27件、令和2年度44件、そして令和3年度80件と増加に転じ、人口の変化も、転入から転出を差し引いた数、令和元年度マイナス116人、令和2年度マイナス81人、そして令和3年度9人と、22年ぶりに転入
が転出を上回り、このチャンスを逃がさない思い切った施策
が必要とハッパをかけ、新たな施策の展開を行うよう町を挙げ
て取り組んでおられます。 また、私たち
が当別町を訪問する少し前、岡原市長、そして市長公室の職員も当別町を訪問し、私たちとほぼ同じ行程で視察をしたとお聞きしました
が、ただ施設を見るだけで、とうべつ学園で自らの肌で感じたことさえ、担当の教育委員会のほうには報告もないそうでございます。自分たちは市長公室の職員で、教育は関係ないと言わんばかりに、担当の枠を越えられないことに愕然といたしました。 今回、当別町道の駅の5周年で当別町を訪問しただけと言われ
ておられました
が、せっかく訪問し、施設見学をしたので
あれば、肌で感じたことを担当部署に伝える、写真を撮っ
て見せるくらいはし
てもらいたい。私たち議員は、政務活動費を使用し
て視察をする場合、詳細な報告書、1円単位での決算書を提出
が義務づけられ
ております。 そこで質問です
が、現在行っ
ている人口減少対策及び他の部署との連携は、どのようになっ
ているのか、梶原
市長公室長にお伺いをいたします。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 梶原
市長公室長。
◎
市長公室長(梶原祥敬君) お答えします。 現在、本市では、第2期宇和島市総合戦略や、その総合戦略と整合性を図る形で策定された第2期宇和島ブランド魅力化計画に基づく各種施策等を推進しながら、人口減少の克服と将来にわたって活力
ある地域社会の実現等を目指し
ているところです。 主な施策としましては、総務企画部におきましては、若者の地元定着事業やふるさと小包便の発送のほか、若者定住奨励金や移住定住支援金、さらには住むなら宇和島応援金制度創設による移住者や子育て世代等に向けた支援などを行っ
ております。 また、保健福祉部においては、結婚推進事業や子ども医療費助成事業のほか、子育て応援給付金や特定不妊治療費助成事業などを、産業経済部におきましては、農林業や漁業への就業支援事業などを、また、教育委員会におきましては、給食費補助や奨学金返済支援事業などを、各部署で連携を図りながら実施し
ているところでございます。 今後におきましても、本市を取り巻く社会環境の変化をうまく捉えつつ、先進自治体の取組も参考にしながら、より一層各部署で連携を図りながら、引き続き人口減少対策に取り組んでいく必要
があると考え
ております。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 上田富久君。
◆4番議員(上田富久君) 梶原室長はそう言われました
が、連携
が取れ
ていないから、私は、こういう言い方をし
ております。 しっかりと本当に連携を取っ
て臨んでいただければというふうに思います。 当別町のように人口1万5,000人という規模の小回りの利く自治体だから、このような取組
ができることは
あるかもしれません
が、全庁挙げ
ての取組にしなければ、よい成果は絶対に得られないことは間違い
ありません。そのところは肝に銘じ
て取り組むように申し添え
ておきたいと思います。 次に、公共施設の建設計画についてお伺いをいたします。 まず、新規に行う建設費は、年間どれぐらいで推移し
ているでしょうか、中川財政課長にお伺いをいたします。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 中川財政課長。
◎財政課長(中川耕治君) 平成29年度から令和3年度、過去5年間の普通建設事業費の決算値の平均ですけれども、約55億1,500万円、このうち建物の新築、改築に関する整備費の平均は、約20億5,000万円となっ
ております。率にしますと、37.2%となっ
ております。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 上田富久君。
◆4番議員(上田富久君) ここのところ箱物行政
が復活した感
が否めませんので、私なりに現在進行中及び今後予定され
ている公共施設の建設を表にまとめ
てみました。 これを見ますと、現在進行中の建設工事の総事業費256億1,000万円、実質的な市の負担額は80億1,000万円となります。今後予定をされ
ている建設事業も合わせると、総額事業費、ここに書い
ておりますように、城東そして城北中学校のプール、これは城南中学校のプールを参考にし
ております。また、吉田そして津島認定こども園、これは三間認定こども園の建設事業費を参考にし
ております。畑枝川のポケットパーク3期、これはなかなか比べること
ができませんので、金額は入れ
ておりません。また、消防署に関しましては、数年前、私
が広域事務組合の議員をし
ていた折に聞いた話では、50億円から60億円はかかるだろうというような話をされ
ておりましたので、その数字をそこに50億円、60億円という数字を入れますと、全て合わせると380億円程度の建設事業になっ
てまいります。 今回予定され
ている事業、津島やすらぎの里の予定され
ていた事業費
が20億円だったもの
が、29億円に跳ね上がった。また、吉田統合小学校も1割、不落札になり、約1割プラスになったということ、それはここに含まれ
ておりません
が、それを加味しますと、400億円は楽に超えるような数字になっ
てくるというふうに思います。 また、現在計画され
ている公共施設を建設すると、これから30年、40年はもち、この頃には人口
が半減し、その人口で施設の維持管理を行わなければならない、どのように建設計画を立て
ているのか、本当に財政
が耐え得るのか、私は疑問を感じ
ております。中川課長に御所見をお伺いしたいと思います。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 中川財政課長。
◎財政課長(中川耕治君) 現在実施あるいは今後予定をし
ております各種建設事業につきまし
ては、その財源として国庫補助金の活用はもちろんですけれども、過疎債や合併特例債などのいわゆる有利な起債等を活用することで、負担の抑制に努めることとし
ております。 なお、有利とは言いまし
ても、その償還には一定の負担
がもちろん生じます。過疎債、合併特例債ともに、30%
がその負担割りとなりますけれども、それは先ほど合併以降順次低下をし
てきたというふうに御説明申し上げました実質公債費比率等の指標に反映されることになります。 今後の国の地方対策の動向も踏まえ、過度な上昇にならないように、その推移につきまし
ては十分注意をしたいと考え
ております。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 上田富久君。
◆4番議員(上田富久君) この場でなかなか言えないことは分かっ
ております
が、中川課長には、胸を張っ
て財政は大丈夫と答え
てほしかったのです
が、今後、中川課長の手腕を注視したいというふうに思っ
ております。 ここからは、私の頭の隅にずっと引っかかり、気持ち
が晴れないことを教え
ていただきたいと思い、質問をいたします。 宇和島市の施策として、子ども医療費の無償化を行っ
ております
が、この制度を導入する際、給食費の100円補助を廃止、それに使用し
ていた7,000万円を充てるとされ
ておりました。 これに対し、全国には子ども医療費
が膨れ上がっ
ている自治体
があるが、宇和島市で子供医療費
が1億円、2億円に膨れ上がった場合、大丈夫かとの問いに、財政当局からは、5年は大丈夫です
が、その先は不透明ですとの回答をいただい
ております。 そこでお伺いをいたします
が、ソフト面での予算は1億円、2億円
がこれは難しく、公共施設建設等のハード面の10億円、20億円
が大丈夫な根拠を、中川財政課長にお伺いをしたいと思います。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 中川財政課長。
◎財政課長(中川耕治君) まず、現在計画をし
ております各建設事業につきまし
ては、統廃合や老朽化などの事情を踏まえまし
て実施しようとし
ているものです。これらは、まずハードの整備に関しましては、必要となる事業費に対しまして、できる限り有利な財源を確保いたします。なお、後年度に発生する起債の償還、過疎、合併特例等で
ありますと、12年ということになりますけれども、これを把握し、財政計画に落とし込みをし
て、それ
が過大な負担とならないよう留意し
ております。 一方、補助金などのいわゆるソフト系の事業につきまし
ては、その時々の状況やニーズ
が、やはり常に変化をいたします。一時的な事業か、あるいは継続的、あるいは恒久的な事業になるのかにもよりますけれども、地域の現状や財政状況を踏まえた上で、適宜、総合的な判断、決定をし
ていく必要
があるものというふうに考え
ております。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 上田富久君。
◆4番議員(上田富久君) 数年前でございます
が、NHKの報道番組で、函館市の現状を紹介し
ておりました。函館市も子ども医療費の無償化を検討され
ていたようです
が、インバウンド対策で優先的に函館港の整備に力を入れるため、子ども医療費の無償化を断念をされたようでございます。今はどのようになっ
ているのか、ちょっと調べ
ておりません
が、それ
が要因となり、子育て世帯
が子ども医療費の無償化を行っ
ている隣の市の北斗市に流出したとの報道
がなされ
ておりました。 函館市のような大きな市
が、函館港の整備か、子ども医療費の無償化のどちらかの施策を選択しなければならない状況で
あるにもかかわらず、この宇和島市は、岡原市長
がやりたい施策は何でもやる感
が強いのです
が、どのように政策決定
がされ
ているのか、本当に財政は大丈夫なのか、私は不安を感じ
ております。 明確でしっかりとした将来ビジョンを描き、それによる施策の展開をお願いし
ておきたいと思います。 次に、令和3年度宇和島市一般会計及び特別会計決算審査特別委員会の委員長報告で、財政指標に大きな変化はなく、堅実な財政運営
がなされ
ているが、今後、地方交付税交付金や人口減少などによる市税の縮減も危惧されるので、経済対策と財政運営のバランスを取り、さらなる財政基盤の強化をと述べられました
が、私も同様の考えを持っ
ております。 しかし、長期で考えると、先ほどから言っ
ておりますように、愛媛県
が公表した人口推移を見
ても、宇和島市の人口は、40年後には7万1,000人から2万6,000人に減少すると推測され
ている以上、人口減少を見据え、将来にお荷物を残すことなく、コンパクトなまちづくり、コンパクトな財政運営をしなければならないと考えます
が、先ほど、現在の財政状況を中川財政課長にお伺いいたしました
が、岡原市長に今後の財政運営の見通しをお伺いしたいと思います。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 岡原市長。
◎市長(岡原文彰君) お答えします。 人口減少の進展で
あるとか、また、国の債務残高の状況から見ると、今後の財政状況は、より厳しくなるんだろうとは、それは感じ
ているところでございます。 また、昨今の災害で
あるとか、また、来たるべき大震災等々を考えたときに、やはりそれらに対する準備というものをし
ておかなければならない、そういった考えで、今基金等々も積み上げ
ていることも事実で
あります。 そういった点で申し上げますと、この財政力につきまし
ては、堅実な運営というものをし
ていかなければならないことは、これは認識し
ているところでございます。 一方で、このまちを維持発展し
ていく、そのためにかかる費用というものは、もちろん
あるわけでございますし、下支えで
あるとか、また活性化のためにかかる費用、さらにはどうしても更新
が必要な施設というものもでき
てくるのも事実でございますので、こういった諸課題に丁寧に対応し
ていく、そのためには、やはり、
ある意味、一定は積極的な財政支出というものも必要だろうと考え
ております。 要は、この状況を見据えながら、調和というものを図っ
ていく必要性というもの
があると、そのように認識し
ております。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 上田富久君。
◆4番議員(上田富久君) 岡原市長もいろいろ言っ
ていただきました
が、現在の状況を見まし
ても、学校の統廃合で学校数
が減っ
ているだけで、市の他の公共施設は増える傾向に
あります。増えた施設には職員を張りつけなければならず、人件費も増え
てまいります。 将来に向け、今後は施設の集約化、複合化、立地の適正化を図り、3万人の人口で耐え得るまちづくり、財政運営に努め
ていただくよう申し添え
ておきたいと思います。 次に、入札制度及び発注方法についてお伺いをしたいと思います。 私は正直言いまし
て、入札制度について全くの素人で、ほとんどといっ
ていいほど無知なので、的外れな質問をするかもしれません
が、答弁を求めるというより、易しく教え
ていただきたい、そういうふうに思っ
て質問をさせ
ていただきます。 現在の建築事業についての入札制度の概要及びJVを組まなければならない基準を、中川財政課長にお伺いをいたします。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 中川財政課長。
◎財政課長(中川耕治君) まず、工事の入札に当たりましては、その発注先というのは原則市内業者とし
ております。その工事の設計金額によりまして、あらかじめ行っ
ております格付の区分を指定いたします。 建築工事を例に取りますと、この格付区分というのは、AからDまで4等級
ありまし
て、区分に応じ
て入札できる工事の範囲
が制限をされ
ております。A等級では、全工事に入札
が可能ですけれども、B等級になりますと6,000万円未満、C等級ですと3,000万円未満、Dでは1,500万円未満というふうになっ
ております。 また、建物の新増改築の場合には、業者の過去の施工実績を要件とし
ております。なお、これらのほかにも、建設業法上の資格など、工事を確実に施工し得るための基本的な要件
があり、これらの条件を満たす場合に入札に参加いただけるということになっ
ております。 次に、JV等をする場合の要件ですけれども、建築工事を例に取りますと、設計額からですけれども、予定価格
が10億円を超える場合に、JVを基本的に組んでいくというふうにし
ております。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 上田富久君。
◆4番議員(上田富久君) 今回、吉田統合小学校の建築工事について、入札不調により、再度入札
がやり直されることになりました。その理由として、金額
が安過ぎること、地元業者の技術者不足
が原因だというふうにされ
ております。 ここに、愛媛県
が開示をし
ている経営規模等評価結果通知書を抜粋したもの
がございます。これによりますと、宇和島市のA級の建築業者7社
あります。A、B、C、D、E、F、Gのうち、A、B、上の2社は10億近い売上げ、10億以上、それに近い単年度の売上げ
がございます
が、C社からG社の5社の単年度の売上高は1億数千万円から3億円弱までで、技術者の数も、一級建築士は2人から4人となっ
ております。 私は、これを見るまで、年間売上げ、技術職員数等、これ、大変失礼な言い方になるんです
が、市内の建築業者の脆弱さを正直全く知りませんでした。これらA級業者は、市の工事だけでなく、県、民間の工事も受注し、そちらにも技術者を張りつけ
ている以上、一度に多くの公共事業を発注すると、技術者
が不足するのは当たり前ではないでしょうか。 また、この7社のうち、数社は既に当市の公共事業を請け負っ
ており、これだけ少ない技術者数では、その業者
が入札に参加できるのかも疑問になっ
ております。 今回、吉田統合小学校の落札不調を受け、入札参加条件を市内に本社を有する業者から市内に営業所を有する業者に裾野を広げました
が、各業者の官民含め
て、ちょっと民のほうは把握するの
が難しいかもしれません
が、その工事の受注状況、各業者の技術者の数等を把握し
ておれば、市内の業者
が入札に参加できるかどうか、事前にある程度予測できるのではないかと、私は思っ
ております。 今回、条件を緩和し裾野を広げました
が、市外の業者同士
がJVを組むようなこと
があれば、市内業者の育成どころの話ではなくなります。基本は基本として、もう少し入札制度を、そのときの状況に合った制度にし
てみたらどうでしょうか、これも中川課長でよろしいでしょうか、お願いします。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 中川財政課長。
◎財政課長(中川耕治君) 先ほどJVのことについて少し御説明をしましたけれども、ちょっと重ね
てになりますけれども、そこのまず説明をさせ
ていただきたいと思います。 市
が発注する工事に関しまして、地元業者を優先するという原則は、先ほど申し上げたとおりです。しかしながら、技術的に難易度
が高いもので
ありますとか、大規模なものになりますと、地元業者のみでは対応
が困難ということ
がありますし、あるいは競争
が成り立たないということ
が出
てまいります。その際に、市外業者まで入札の範囲を拡大するなどの対応をいたしますけれども、それは単純に市外へ拡大するのではなく
て、地元業者への技術力の移転、また円滑な施工を図るという観点から、共同企業体による採用ということで、JVという方向を取っ
ております。金額につきまし
ては、先ほど申し上げましたとおり、建築本体工事では10億円ということにし
ております。 吉田統合小学校の建築本体工事につきまし
ては、御承知のとおり入札不調だったということですけれども、1つは価格面のところと、もう一つは御指摘の人手不足ということです。 これについては、積算単価の更新と併せ
てJVの資格要件を一定緩和したということです。 あらかじめ地元の業者の状況を調べられないのかということですけれども、基本的に公共工事の施工状況につきまし
ては、こちらで把握をし
ておりまし
て、一定、どれぐらい混み合っ
ているというのか、どういう工事をどこの業者
がというのは把握をし
ておりますけれども、なかなか民間のところまでは把握し切れないという現状
があります。そこら辺は、今後、検討の余地
があるというふうに思っ
ております。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 上田富久君。
◆4番議員(上田富久君) 私も今回、この資料を、インターネットにこういうの
がありますよということで調べ
てみました。これで初めて私も知ったような状況で、本当に詳しく出
ているんですね。各建築業者の売上高、そして2年平均、3年平均、いいほうを選べるそうで、そういうこと、そして借金の金額とか、それまで全て出
ている、そういうような資料で、これは公開をされ
ておりますので、本来でしたら名前を出し
てもいいところなんです
が、名前だけは隠させ
ていただきました。 そういうことで、ぜひ、宇和島の業者の育成にも関わっ
てまいりますので、宇和島の業者
ができるだけ取れるような体制を取っ
ていただければというふうに思います。 現在の受注状況を数件の建築業者から話をお聞きいたしました。これだけ多い発注はこれまでになかった。一度にこれだけの事業を発注されると、技術者不足に拍車
がかかり、入札にさえ参加できない。時期をずらすこと
ができる事業
があれば、ずらし
てほしいなど、いろいろな意見を聞かせ
ていただきました。また、設計業者の積算のこと、事業
が多過ぎ
て担当部署の手
が回らない等の理由で、的確な判断
ができないこと、これも大きな要因として挙げられるというふうに私は思っ
ております。 今後の入札、工事発注の考え方はどうなのか、市内業者の育成をどのように考え
ているのか、これも中川課長でよろしいでしょうか。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 中川財政課長。
◎財政課長(中川耕治君) 繰り返しになりますけれども、市
が発注するものに関しまして、地元業者を優先することは、地域経済の活性化、あるいは雇用の場の確保、コミュニティーや地域防災力を維持するといった観点から、必要なことだというふうに考え
ております。 工事資材の高騰など、今後も大変不透明な状況
が続くというふうに懸念をいたしますけれども、状況を見極めながら、できるだけ、とにかく地元に配慮した発注に努め
てまいりたいというふうに考え
ております。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 上田富久君。
◆4番議員(上田富久君) 事業は、何度も言います
が、公共事業だけではなく、民のほうの事業も
ありますので、そこのところはなかなか把握しづらいのは、私自身、私も、素人の私でさえ、それは分かっ
ております。ぜひ今後、この入札制度、また発注の仕方というのは考え
ていただい
て、計画的に数個ずつ出すとか、宇和島市の業者
がある程度余裕を持っ
て取れるような体制にし
ていただくよう、よろしくお願いをし
ておきたいと思います。 次に、教育行政について質問をいたします。 11月24日の議案説明会の折に、吉田統合小学校開設の2つの案
が私どもに示されました。その夜、統合準備協議会を開催するとのことでした
が、どのような意見
が出されたのか、今後のスケジュールと併せ
て、これは、金瀬教育長にお伺いいたします。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 金瀬教育長。
◎教育長(金瀬聡君) まず、今後のスケジュールにつきまし
ては、先般の入札の不調を受けまし
て、当初計画からは変更となっ
ております
が、現在、統合小学校の校舎建設工事に関して、建築工事と電気・衛生工事の2つに分け
て、契約担当部署から公告を行っ
ているところです。 なお、今回の入札
が成立し、契約後、工事
が順調に進めば、令和6年7月までには両施設ともに本市への引渡し
が行われる見通しとなっ
ております。 次に、施設整備以外の様々な事項につきまし
ては、統合準備協議会と協議会の下部組織で
ある教育検討部会や跡地利用検討部会のほか、小・中学校長や地元の関係者と協議を重ね
ております
が、決定事項も
あれば検討中のものも、まだございます。今後も継続し
て保護者等の御理解を得ながら、進め
てまいりたいと考え
ております。 先般
ありました準備協議会では、5校区からそれぞれに意見をいただきました。先ほど議員
が触れられ
ておりました案1、案2に関しては、案1を、その協議会の場では、案1を推す者、案2を推す学校、決めかねるという学校、様々
がございました。そういったことも
あって、これから各校区ごとに再度説明に入りまし
て、1月中旬ぐらいまでに結論を出せればなという、今そういった運び方をし
てございます。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 上田富久君。
◆4番議員(上田富久君) 入札
が不調に終わり、数か月遅れでの開校となるというふうに発表されました。再度行われる入札もどうなるか分からないぎりぎりの状況だというふうに聞き及んでおります。一番は児童への影響
が最小限に抑えられるか、そこのところは、教育委員会できっちりと話し合っ
ていただい
て、最大限の努力をし
ていただくよう、よろしくお願いし
ておきたいと思います。 次に、吉田統合小学校と中学校等の話をしたかったんです
が、ちょっと時間もないようなので、この件に関しましては、質問というより、私たちは当別町の小中一貫のとうべつ学園の視察をし
てまいりました。本当にすばらしい学校でした。そして、先ほども資料で示したように、早くも小中一貫校ということで成果
が出
てき
ております。そして、子供を持っ
ている親世代
が当別町に引っ越し
てき
ている、それで人口
が増え
ているというところも
あります。ですから、学力もよくなっ
ている、そして町全体の人口も増え、活力
が出
てき
ているという、そのいろいろないいところ、正直できたところなので、悪いところはなかなか言いづらいところも
あるんです
が、いいところばかりですので、ぜひ、今後、統廃合
が始まっ
てまいります
が、小中連携だけではなく、小中一貫というのも選択肢の一つに入れ
ておい
ていただければというふうに思います。 この件は、これで終わりたいと思います。 次に、市内小学校の統廃合計画についてお伺いをいたします。 これまでも同様な質問をし
てまいりました
が、令和3年12月定例会の一般質問の答弁で、金瀬教育長
が、豪雨災害で足踏みしGIGAスクール構想で手いっぱいで作業
が遅れ
ており、スケジュールは今の段階では示せないという答弁をされ
ております。 次の議会で
あります令和4年3月定例会のこれ、代表質問になります
が、代表質問では、片山教育部長から、コロナ対応、教育振興基本計画の策定、大規模事業の進捗等に取り組んで
いることから、スピーディーな検討
ができ
ていない
が、年内明けにはスピーディーに展開し
ていきたい。また、スケジュールは年内には何とかまとめ
てお示しをしたいというふうに言われ
ております。 そして、令和4年9月定例会一般質問で、金瀬教育長
が、保護者
が入れ替わっ
ておりゼロからのスタートと考え
ており、計画案
がまとまった段階で保護者を中心に丁寧に説明した上、方針を決定し
ていくと答弁をされ
ております。私、この答弁で、正直言いまし
て、保護者
が入れ替わっ
ておりというふうに言われ
ております
が、毎年保護者は入替え
が変わっ
ております。6年生は卒業し、新たに1年生は入っ
てき
ております。これ
がゼロからのスタートというのは、私はどうなのかなっ
て、何度もこれも言わせ
ていただい
ております。 今年も1か月を切りました
が、統廃合計画はどのようになっ
ているのか、また、対象地域において丁寧に説明すると述べられ
ておられます
が、その場でどのような意見
が出され、教育委員会としてどのように考え
ておられるのか、これも金瀬教育長にお伺いをしたいと思います。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 金瀬教育長。
◎教育長(金瀬聡君) 計画案の策定に向け
て、まずは議論のたたき台となる計画案を年内に作成する予定で
あることを、9月の議会でもお答えし
ております。 児童数や生徒数などの将来推計をはじめ、学校施設の状況や文科省の方針など、現計画を見直すために必要な各種資料の準備などを進め、現在は教育委員会の関係各課と協議し、教育委員会としての方針の案を検討し
ている状況です。 これは、大変ちょっと苦しいところなんですけれども、吉田統合小学校の開校準備と学校再編の検討を行っ
ている中で、吉田中学校の屋内運動場の屋根
が飛散したり、そしてまた、このたびの入札不調に伴いまし
て、統合の年月日の協議
が、先ほど申し上げました地域の説明も入るというような事態も起こりまし
て、学校再編に向けた協議の進み具合に影響
が出
ていることは現状でございます。議会への御説明も差し上げながら、次のステップで
あるPTA関係者や学校長などへの協議に、早期に移れるよう努め
てまいります。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 上田富久君。
◆4番議員(上田富久君) 前回も、私、全て言い訳にしか聞こえないということを、金瀬教育長にも言わさせ
ていただきました
が、そのときに金瀬教育長は、言い訳ではないと、実際こうなんだとかというようなことを、私にこの場で言われました。私は、今回も言い訳にしか聞こえません。 本当に人数
が足りないんで
あれば、足りないと市長のほうに話をし
て、増員等々も図っ
てもらえるような体制づくりというのも、私は必要ではないかなと。悪いです
が、今の教育委員会で、本当に何もかも抱え込んで
いるというイメージしかないんですよね。これで本当に前を向い
て進むのかなというところ
が、本当、私自身、不安で仕方
がございません。しっかりとやっ
ていただきたい。 今後のスケジュール、先ほど金瀬教育長
が少し言われました
が、今後のスケジュール、片山部長、お願いします。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 片山教育部長。
◎教育部長(片山治彦君) 今ほど教育長のほうからお答えした部分と重なる部分
がございますけれども、現在、諸要件を整理は、ある程度は担当のほうではでき
ているところ、ただ、いわゆる皆さんにお示しできるような統合案、この形については、まだ今日現在で取りまとまった状態にはなっ
ていないという状況
が、正直なところでございます。 今後につきまし
ては、従来、年内と申し上げ
てきましたけれども、そこからは少し遅れることは否定できないかなというふうに思っ
ております
が、できるだけ早く案を取りまとめ
て、お示し
ができるように努め
てまいりたいというふうに考え
ております。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 上田富久君。
◆4番議員(上田富久君) できるだけ早く案を示したいというような話でした
が、これ、遅れれば遅れるほど、地域また児童・生徒に影響
が出
てくるんですよ。私は、地域はひとつ置い
ておい
て、児童・生徒に影響
が出
てくるというの
が、一番心配で仕方
ありません。そこのところは、ぜひ肝に銘じ
て、きっちりとした形でスピーディーに行っ
ていただきたい、そういうふうにお願いをし
ておきたいと思います。 よろしくお願いをいたします。 次に、戸島小学校についてお伺いをいたします。 私
が諦め
が悪い性格で、しつこい性格なのは、理事者の皆さんもよく分かっ
ているというふうに思います
が、再質問をさせ
ていただきます。 戸島小学校の現状と問題点を金瀬教育長にお伺いをしたいと思います。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 金瀬教育長。
◎教育長(金瀬聡君) 戸島小学校は、今5年生のみ児童
がいる状態です。したがいまし
て、来年6年生に進み、その後、新しいお子さん
が入っ
てこなければ、休校という状況になるような状況でございます。 そこ
が1つ問題点。そうした中で、これは県の基準と申しましょうか、教員
が今現在、1名の配置になっ
ているということでございます。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 上田富久君。
◆4番議員(上田富久君) 質問の答えになっ
ているような、なっ
ていないような、私はちょっと納得
ができないんです
が、私は今年の6月定例会で、戸島小学校に常駐の教員
が1名しか
いないこと、令和5年度で戸島小学校には児童
がいなくなり休校扱いになる、実質は廃校に近い形になることを指摘し、お別れ行事等についての御所見を金瀬教育長に問いただしました
が、それ以降、金瀬教育長は、戸島小学校を訪れ
て、児童の姿を見たり、保護者や地域の方々と話し合ったことは
ありますか、そこのところをお尋ねしたいと思います。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 金瀬教育長。
◎教育長(金瀬聡君) ちょっと今、何月何日という日付はちょっと記憶にないんですけれども、夏前だったと思います
が、学校運営協議会
があった折に、学校教育課長と戸島のほうに伺いまし
て、あそこで地域の方々との若干の意見交換をいたしました。 PTA会長さん、その他の学校運営協議会の会員の方からは、教員の数を増やし
てもらえないかという御要望をいただきました。私のほうからは、これは本当に繰り返しの説明になるんですけれども、基本的にはクラスの数に応じた教員の数なんだということをお伝えしつつ、できることはやっ
ていきます
が、約束はできないかもしれませんと、そういうような説明をさせ
ていただきました。 そういった状況で
あったということでございます。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 上田富久君。
◆4番議員(上田富久君) 先ほど戸島小学校の現状と問題点を私、金瀬教育長にお伺いしました。そのとき、なぜ、今のような話をし
ていただけないのか、ちょっと私は、行ったこと
があるかというところに、そういうところの話をすると。早くも問題点をそこで分かっ
ているじゃないですか。学校運営協議会の中で、保護者とそうやっ
て膝を突き合わせ
て話をし
て、そういう問題点
が出
てきたということ、それを今、金瀬教育長は真摯に受け止め
ているということなので、私も安心をいたしました
が、ただ、現実になるかならないか、まだ分からないみたいな話ではなく、これは必死で頑張っ
てもらわないと、私はいけないと思うんですよ。そこのところは、よろしくお願いし
ておきたいと思います。 そして、片山部長は、戸島小学校の運動会を見学されたというふうに聞き及んでおります
が、戸島小学校での児童、教職員及び地域の方々、その印象はどうでしたか。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 片山教育部長。
◎教育部長(片山治彦君) 私も運動会一日、一日というか半日ですね、終わりまでおらせ
ていただきました。その際に感じたことは、まず、子供たち
が5年生6名、とても男子女子関係なく仲よしだなと。さらに、その地域性も
あるのかもしれません
が、地域の方
が本当に大事に思っ
て、いろいろなところで御尽力をいただい
ている、子供たちのためやけんというの
がキーワードになっ
ていて、すごくアットホームな雰囲気で運営をされ
ている。これは多分、運動会だけではなく
て、日々そうなんだろうなというふうに受け止めました。 地域の方
がもちろん来られ
ていまし
て、いろいろな話もさせ
ていただきましたけれども、やはり何とも学校
がなくなると、なかなか地域の中心
がどうしても学校なので、そこは寂しいし、あるいは廃れ
ていくことにつながっ
ていくのではないかというような御心配の声もお聞かせをいただきました。これにつきまし
ては、何分にも子供
がいないということは、なかなか学校を残すというところに直結はしない問題でございまし
て、いかんともし難いところは
ありますけれども、やはり何とか子供さん、つまりは新しい家族あるいは移住ということにもつながっ
ていくのかもしれません
が、継続
ができるように、特に離島でございますので、そこは地域のコミュニティの衰退にもつながりかねません。どうにかという思いだけは持っ
て帰ったことを記憶し
ております。 以上です。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 上田富久君。
◆4番議員(上田富久君) それでは、戸島小学校の児童、また教職員及び地域の方々から、どのような意見、要望
が出され、そして、それをどのようにし
てこれから具現化し
ていくのかというところ、これは金瀬教育長にお伺いしたいと思います。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 金瀬教育長。
◎教育長(金瀬聡君) 御質問、一応確認したいんですけれども、教員の数をという、その点…… 〔「いえ、全てです。全体的です」と呼ぶ者あり〕
◎教育長(金瀬聡君) そのほかの御要望と申しましょうか、島の方々からいただい
ている御要望としましては、休校時に学校として何か実施する予定は
あるのかと、こういうような問合せ
が学校に
ありました。そして、学校のほうから市教委のほうに、そういう声
があったんだけれどもということで、相談
がございました。 お答えといたしまし
ては、閉校時におきましては、設置者としての教育委員会として、閉校記念式典、過去の例を見ますと、市長はじめ正副議長、正副委員長も来賓として来
ていただくような閉校記念式典を実施するところです
が、休校時ということになりますと、これはこれまでもそういった教育委員会主催の行事等は実施し
ていないということから、実施する予定は
ありませんというお答えを、学校のほうにはし
ております。 これは、将来、島内での出生や移住というようなことも考えられますし、また、このような場合、学校施設をすぐには整備できないということから、離島におきましては、いつでも再開できるよう、児童
がいなくなったとしても、閉校ではなく休校の取扱いをし
ており、建物の維持管理についても行っ
ているところでございますので、この点については、御理解いただきたいと思います。 なお、休校時に何かしないのかという部分につきまし
ては、現在、学校と地元
が相談をし
ているというふうに聞い
ておりますので、できること、できないことは
あるかもしれませんけれども、地域の方の思いをできるだけかなえられるように、私どもとしても協力、対応し
てまいりたいと考え
ております。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 上田富久君。
◆4番議員(上田富久君) 教育長に言っ
ても、らち
が明かないんですよね。これは、市長にお尋ねをしたいんです
が、教育委員会としては何もやらないということなので、それはそれでいいでしょう。もし、戸島の小学校の児童、そして保護者、地域の方々
が、最後のどっちにし
ても休校といっ
ても、実質廃校なので、お別れ会をしたいというようなこと
があれば、市として予算面、予算といっ
ても大したことはないと思うんです
が、予算面、いろいろな面で協力はし
ていただけるでしょうか。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 岡原市長。
◎市長(岡原文彰君) やはり、この学校の問題でございますので、こちらから何か手を突っ込むようなことは、なかなかしにくいことだろうと思いますし、しかるべき判断の中には、予算措置をするということは、もちろん準備として
ありますけれども、やはり島の方々の思いというものは、学校
がなくなっ
て、そうやっ
て記念式典をやりたいという一方で、誰か来たら、また学校を開くという中での休校という位置づけですので、何かピリオドを打つような何か、そういったものを今やるかどうかというのは、また様々な話合いの中で十分に説明をし
ていく必要
があると認識し
ているところでございます。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 上田富久君。
◆4番議員(上田富久君) もう既に地域からは、そのような意見
が出
ておるんですよね。それでも金瀬教育長は、やれるものとやれないもの
があるから、教育委員会としてはと、今まで例
がないからというような話で、お断りをされました
が、そこのところは、ぜひ前向きで考え
ていただきたいというふうに思います。 そして、時間
がありません
が、これは私
がずっと言っ
ていること、教員今1人体制でございます。教員1人体制でございます。これは、どうにかし
て2人体制にし
てもらいたいということで、金瀬教育長は、宇和島市教育委員会として県教委にお願いをした
が、聞き入れ
てもらえなかったと答弁をここでされ
ておられます。また、来年度は教員の増員を県教委に訴え
ていき、増員に向け
て努力する旨の約束を、この場でし
ていただきました。努力をするということで、現実にどうなるか分からないから努力すると、約束をし
てくれました。 また、6月定例会、岡原市長からも、金瀬さんと連携し
て取り組んでいきたいというふうに述べられ
ております
が、来年度に向け
て、予算査定、人事も始まっ
ております
が、県教委への働きかけ、岡原市長との連携等、どのようになっ
ているのか、金瀬教育長にお伺いしたいと思います。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 金瀬教育長。
◎教育長(金瀬聡君) 来年の人事につては、作業
が始まっ
てございます。その中で、お願いはするわけなんですけれども、一方において、今、愛媛県全体でも教員の数
が、定数に対して足りないというような状況もございます。そしてまた、講師のほうも本当に枯渇し
ているような状況
がありますので、繰り返しになるんですけれども、努力はし
てまいります
が、結果については、なかなかお約束できるような状況にはないということは、御理解いただきたいと思います。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○副議長(中平政志君) 上田富久君。
◆4番議員(上田富久君) これも前回述べさせ
ていただきました
が、ただ県教委に伝えただけなら、誰でもできるんです。諦めず、首を縦に振っ
てもらい、実行し
てもらうまで、何度も何度も言い続けること
が、私は大事だ、重要だと思っ
ております。 今日も戸島小学校、遠足に行っ
ております。1人の先生で6人の児童を見るのは大変なのでということで、遊子小学校の校長もつい
ていっ
ていただい
ている、そしてもう1人、ボランティアで行っ
てくれ
ている方もおられます。そういうようなことで、下手をすれば、遊子小学校の校長も、そういうふうにし
て、普通の先生を派遣するわけにはいかないといっ
て、自分で行ったら、また遊子小学校に穴を空ける可能性も出
てくるんですよね。そこのところは、ぜひ考え
ていただい
て、市長とタッグを組んで、県教委のほうにはしっかりと要望を伝え
ていただきたい。そして、実行し
ていただきたい。そこのところは、2人の手腕にかかっ
ておりますので、そこのところをお願いし
て、私の質問を終わります。(拍手)
○副議長(中平政志君) 以上で、上田富久君の質問を終わります。 これをもちまして、本日の一般質問を終わります。残りの質問につきまし
ては、明日8日に引き続き行います。 本日はこれにて散会いたします。 午後3時03分 散会----------------------------------- 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。 宇和島市議会 議長 石崎大樹 副議長 中平政志 議員 川口晴代 議員 椙山三也...